JPH0714689Y2 - 操作レバーの支持構造 - Google Patents
操作レバーの支持構造Info
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- JPH0714689Y2 JPH0714689Y2 JP2374088U JP2374088U JPH0714689Y2 JP H0714689 Y2 JPH0714689 Y2 JP H0714689Y2 JP 2374088 U JP2374088 U JP 2374088U JP 2374088 U JP2374088 U JP 2374088U JP H0714689 Y2 JPH0714689 Y2 JP H0714689Y2
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- Japan
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- shaft
- case
- double
- holder
- arm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Harvester Elements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は農用トラクタ等の移動農機に適用できる操作レ
バーの支持構造に関し、詳しくは操作レバーに連結され
る内軸および外軸とよりなる2重軸構造の回動軸を、ホ
ルダーを介してミツシヨンケース側方に支持するように
した操作レバーの支持構造に関するものである。
バーの支持構造に関し、詳しくは操作レバーに連結され
る内軸および外軸とよりなる2重軸構造の回動軸を、ホ
ルダーを介してミツシヨンケース側方に支持するように
した操作レバーの支持構造に関するものである。
この種、ミツシヨンケースの側方に固定したホルダー
に、外側回動軸、および内側回動軸よりなる2重軸構造
の回動軸を回動自在に支架させ、この2重回動軸のホル
ダーより外側に突出する部位には各操作レバーを設け、
また2重回動軸のケース内に突出する部位には各インナ
ーアームを固定し、このインナーアームを連結ロツドを
介して各フオークに連結するようにした操作レバーの支
持構造は、例えば、実開昭57−34022号公報により提案
されている。
に、外側回動軸、および内側回動軸よりなる2重軸構造
の回動軸を回動自在に支架させ、この2重回動軸のホル
ダーより外側に突出する部位には各操作レバーを設け、
また2重回動軸のケース内に突出する部位には各インナ
ーアームを固定し、このインナーアームを連結ロツドを
介して各フオークに連結するようにした操作レバーの支
持構造は、例えば、実開昭57−34022号公報により提案
されている。
ところで、操作レバーの操作に伴つて2重回動軸が撓む
のを防止し、2重回動軸の剛性を保持するため、ホルダ
ーによる2重回動軸の支持長さを長くする必要がある。
のを防止し、2重回動軸の剛性を保持するため、ホルダ
ーによる2重回動軸の支持長さを長くする必要がある。
しかし、2重回動軸の軸長Lをミツシヨンケース2の幅
員H(内幅)よりも長くした場合、従来では、2重回動
軸を組み込んだホルダーを、外側からケースの側壁に取
付けた後、2重回動軸の外側軸端に変速レバーを組立る
と共に、ケース内に突出する2重回動軸の軸端側には、
ケース内部において別体とした各インナーアームの固定
と、この各インナーアームに各ロツドの連結とを行つて
いたので、これらのケース内での組立に時間を要すると
共に、ケース内での組立では部品がケース内に落下した
場合の取出しが面倒であるという問題があつた。
員H(内幅)よりも長くした場合、従来では、2重回動
軸を組み込んだホルダーを、外側からケースの側壁に取
付けた後、2重回動軸の外側軸端に変速レバーを組立る
と共に、ケース内に突出する2重回動軸の軸端側には、
ケース内部において別体とした各インナーアームの固定
と、この各インナーアームに各ロツドの連結とを行つて
いたので、これらのケース内での組立に時間を要すると
共に、ケース内での組立では部品がケース内に落下した
場合の取出しが面倒であるという問題があつた。
そこで、本考案は上述した従来の実情に鑑み、その問題
点を解消すべく創案されたもので、2重回動軸をケース
内から外側に向けて挿入することにより、ケース内での
組立を少なくして組立時間の短縮ができる操作レバーの
支持構造を提供することを目的として実施するものであ
る。
点を解消すべく創案されたもので、2重回動軸をケース
内から外側に向けて挿入することにより、ケース内での
組立を少なくして組立時間の短縮ができる操作レバーの
支持構造を提供することを目的として実施するものであ
る。
上記目的を達成する本考案は、ミツシヨンケースの側方
に、該ケースに設けた挿入孔に外側から嵌合するホルダ
ーを固定し、該ホルダーに回動自在に支持され上記ケー
スの幅員よりも長い軸長に形成された2重軸構造の回動
軸を、一方は上記ホルダーよりも外側に位置する同軸上
の操作レバーに連繋すると共に、他方はケース内の軸端
側に固定の各インナーアームに連結されたロッドを介し
てシフトフォークに連繋し、上記挿入孔を回動軸がケー
ス開口部から斜め方向に挿入可能な孔径としてなるもの
である。
に、該ケースに設けた挿入孔に外側から嵌合するホルダ
ーを固定し、該ホルダーに回動自在に支持され上記ケー
スの幅員よりも長い軸長に形成された2重軸構造の回動
軸を、一方は上記ホルダーよりも外側に位置する同軸上
の操作レバーに連繋すると共に、他方はケース内の軸端
側に固定の各インナーアームに連結されたロッドを介し
てシフトフォークに連繋し、上記挿入孔を回動軸がケー
ス開口部から斜め方向に挿入可能な孔径としてなるもの
である。
本考案は上記のように構成され、ホルダーをミッション
ケースに設けた挿入孔に外側から嵌合するように構成
し、その挿入孔を2重軸構造の回動軸がケース開口部か
ら斜め方向に挿入可能にしたので、軸長がミッションケ
ースの幅員よりも長く構成されていても、予めインナー
アームを介してロッドを連結した2重軸構造の回動軸
を、挿入孔にケース内側から外側に向かう斜め方向にし
て挿入して取付けることができる。そのため、ミッショ
ンケース内でインナーアームとロッドとを回動軸に取付
ける組み込み作業を不要にして組立時間の短縮を大幅に
図ることができる。
ケースに設けた挿入孔に外側から嵌合するように構成
し、その挿入孔を2重軸構造の回動軸がケース開口部か
ら斜め方向に挿入可能にしたので、軸長がミッションケ
ースの幅員よりも長く構成されていても、予めインナー
アームを介してロッドを連結した2重軸構造の回動軸
を、挿入孔にケース内側から外側に向かう斜め方向にし
て挿入して取付けることができる。そのため、ミッショ
ンケース内でインナーアームとロッドとを回動軸に取付
ける組み込み作業を不要にして組立時間の短縮を大幅に
図ることができる。
以下、本考案を一実施例として示す図面について説明す
る。
る。
第2図において、農用トラクタ1のミツシヨンケース2
内には、例えば前方から後方にわたり副変速機構3、後
輪4を駆動する差動機構5、およびPTO軸6を変速する
ためのPTO軸変速機構7がその順序に配設されており、
このPTO軸変速機構7には、図示しない変速歯車を摺動
するためのシフトフオーク9、10がシフトレール11上に
摺動自在に設けられ、この両シフトフオーク9、10は中
立位置を中心とする前後の変速位置に変速自在に設けら
れている。
内には、例えば前方から後方にわたり副変速機構3、後
輪4を駆動する差動機構5、およびPTO軸6を変速する
ためのPTO軸変速機構7がその順序に配設されており、
このPTO軸変速機構7には、図示しない変速歯車を摺動
するためのシフトフオーク9、10がシフトレール11上に
摺動自在に設けられ、この両シフトフオーク9、10は中
立位置を中心とする前後の変速位置に変速自在に設けら
れている。
この両シフトフオーク9、10は、前方に延びる2重ロツ
ド構造の連結ロツド外側ロツド12と内側ロツド13を介し
て運転座席32下方の2重軸構造の回転軸を中心にして揺
動するケース2側方の操作レバー14に各別に連結されて
いる。つまり、前方のシフトフオーク9は外側ロツド12
の一端に連結され、また後方のシフトフオーク10は上記
外側ロツド12の内側に軸方向に沿って形成された内側孔
部に嵌合する内側ロツド13の一端に連結されており、こ
の両ロツド12、13の他端は、ケース2に横方向に軸支さ
れた2重軸構造の回動軸に固定されたインナーアーム1
7、19に各別に枢支連結されている。2重軸構造の回動
軸は筒状の外側回動軸15とこの外側回動軸15に回動自在
に嵌合する内側回動軸16とから構成され、ケース2内に
おいて、外側回動軸15の軸端側にはインナーアーム17が
固定され、内側回動軸16の軸端にはインナーアーム19が
固定されている。
ド構造の連結ロツド外側ロツド12と内側ロツド13を介し
て運転座席32下方の2重軸構造の回転軸を中心にして揺
動するケース2側方の操作レバー14に各別に連結されて
いる。つまり、前方のシフトフオーク9は外側ロツド12
の一端に連結され、また後方のシフトフオーク10は上記
外側ロツド12の内側に軸方向に沿って形成された内側孔
部に嵌合する内側ロツド13の一端に連結されており、こ
の両ロツド12、13の他端は、ケース2に横方向に軸支さ
れた2重軸構造の回動軸に固定されたインナーアーム1
7、19に各別に枢支連結されている。2重軸構造の回動
軸は筒状の外側回動軸15とこの外側回動軸15に回動自在
に嵌合する内側回動軸16とから構成され、ケース2内に
おいて、外側回動軸15の軸端側にはインナーアーム17が
固定され、内側回動軸16の軸端にはインナーアーム19が
固定されている。
上記内側回動軸16上に軸受21を介して回動自在に嵌合さ
れた回動ボス20に、操作レバー14の基端部に設けた逆U
の字状の回動支持部22を、ボルト23により連結すること
によつて、操作レバー14は、上記ボルト23を中心として
回動軸15の軸芯に沿う方向に揺動自在に構成されるが、
回動ボス20と回動支持部22間に取付ボルト23とともに取
付けられたつる巻きバネ24の附勢力により、常に回動軸
16の軸芯方向と直交する中立N位置に保持される。な
お、上記取付ボルト23の軸端にはダブルナツト23aが螺
入される。
れた回動ボス20に、操作レバー14の基端部に設けた逆U
の字状の回動支持部22を、ボルト23により連結すること
によつて、操作レバー14は、上記ボルト23を中心として
回動軸15の軸芯に沿う方向に揺動自在に構成されるが、
回動ボス20と回動支持部22間に取付ボルト23とともに取
付けられたつる巻きバネ24の附勢力により、常に回動軸
16の軸芯方向と直交する中立N位置に保持される。な
お、上記取付ボルト23の軸端にはダブルナツト23aが螺
入される。
また、外側回動軸15の外側軸端に設けたスプライン部に
は、そのボス部25aがスプライン嵌合され先端に操作レ
バー14に係合する係合溝25bを有する内係合アーム25が
設けられ、また内側回転軸16の回動ボス20よりも外側に
はスプリングピン26aにより固定アーム26が固定され、
この固定アーム26には外係合アーム27が位置調節固定自
在に重合される。つまり、内側回動軸16の回動方向に延
びる長孔29が設けられた外係合アーム27は、取付ボルト
29aを長孔29を介して固定アーム26に設けたネジ孔26bに
螺入することにより固定アーム26に重合固定されるが、
この重合状態では下方に設けた孔27aが内側回動軸16の
軸端に嵌合しているので、この内側回動軸16の軸芯周り
に長孔29の範囲内で移動調節ができる。この外係合アー
ム27には、先端に操作レバー14に係合する係合溝27bが
設けられている。また外側回動軸15の内係合アーム25側
には内側回動軸16を支持するブツシユ15aが圧入されて
いる。
は、そのボス部25aがスプライン嵌合され先端に操作レ
バー14に係合する係合溝25bを有する内係合アーム25が
設けられ、また内側回転軸16の回動ボス20よりも外側に
はスプリングピン26aにより固定アーム26が固定され、
この固定アーム26には外係合アーム27が位置調節固定自
在に重合される。つまり、内側回動軸16の回動方向に延
びる長孔29が設けられた外係合アーム27は、取付ボルト
29aを長孔29を介して固定アーム26に設けたネジ孔26bに
螺入することにより固定アーム26に重合固定されるが、
この重合状態では下方に設けた孔27aが内側回動軸16の
軸端に嵌合しているので、この内側回動軸16の軸芯周り
に長孔29の範囲内で移動調節ができる。この外係合アー
ム27には、先端に操作レバー14に係合する係合溝27bが
設けられている。また外側回動軸15の内係合アーム25側
には内側回動軸16を支持するブツシユ15aが圧入されて
いる。
そして、外側回動軸15はケース側壁2aの挿入孔31に位置
決めされるホルダー30の内側孔部に回動自在に支持され
るが、このホルダー30はインナーアーム17と、内係合ア
ーム25のボス部25aとの間に位置する長さに構成され、
その取付座30aが取付ボルト30bによりケース側壁2aに固
定される。
決めされるホルダー30の内側孔部に回動自在に支持され
るが、このホルダー30はインナーアーム17と、内係合ア
ーム25のボス部25aとの間に位置する長さに構成され、
その取付座30aが取付ボルト30bによりケース側壁2aに固
定される。
また、操作レバー14は運転座席32下方のカバー33に設け
た穴34から斜め前方に向けて突出され、この穴34はカバ
ー33に取付けられる案内ガイド35により閉塞されるが、
操作レバー14は案内ガイド35に設けたH型の案内孔35a
に沿つて操作できる。この操作レバー14の先端には握り
14aが取付られる。
た穴34から斜め前方に向けて突出され、この穴34はカバ
ー33に取付けられる案内ガイド35により閉塞されるが、
操作レバー14は案内ガイド35に設けたH型の案内孔35a
に沿つて操作できる。この操作レバー14の先端には握り
14aが取付られる。
上記のような構成において、本考案は、2重軸構造の外
側回動軸15と内側回動軸16とからなる回動軸の軸長Lが
ミッションケース2の幅員Hよりも長く構成されている
が、ケース側壁2aに設けた挿入孔31を2重軸構造の回動
軸がケース開口部2bから斜め方向に挿入可能な孔径Dと
なるように構成されている。そのため、この2重軸構造
の回動軸をケース2に組み込む際、第5図のように、ケ
ース2内側の軸端側に2重構造の外側及び内側ロッド1
2、13を有する2重軸構造の回動軸を外側及び内側ロッ
ド12、13側が上方となるように斜めに傾斜させ、ケース
開口部2bから下方に向く内側回動軸16の先端16aを挿入
孔31に挿入した後、矢印C方向に挿入することで、2点
鎖線で図示したように幅員Hが軸長Lよりも狭いケース
2内に内側から挿入できる。
側回動軸15と内側回動軸16とからなる回動軸の軸長Lが
ミッションケース2の幅員Hよりも長く構成されている
が、ケース側壁2aに設けた挿入孔31を2重軸構造の回動
軸がケース開口部2bから斜め方向に挿入可能な孔径Dと
なるように構成されている。そのため、この2重軸構造
の回動軸をケース2に組み込む際、第5図のように、ケ
ース2内側の軸端側に2重構造の外側及び内側ロッド1
2、13を有する2重軸構造の回動軸を外側及び内側ロッ
ド12、13側が上方となるように斜めに傾斜させ、ケース
開口部2bから下方に向く内側回動軸16の先端16aを挿入
孔31に挿入した後、矢印C方向に挿入することで、2点
鎖線で図示したように幅員Hが軸長Lよりも狭いケース
2内に内側から挿入できる。
このように外側回動軸15と内側回動軸16とからなる2重
軸構造の回動軸をケース2内から外側に向けて取付ける
ことによって、外側回動軸15と内側回動軸16のケース2
側となる軸端側に、インナーアーム17、19を予め固定し
ておくことができる上、さらにインナーアーム17、19に
内側ロッド13と外側ロッド12の一端をそれぞれ連結して
おくことができる。
軸構造の回動軸をケース2内から外側に向けて取付ける
ことによって、外側回動軸15と内側回動軸16のケース2
側となる軸端側に、インナーアーム17、19を予め固定し
ておくことができる上、さらにインナーアーム17、19に
内側ロッド13と外側ロッド12の一端をそれぞれ連結して
おくことができる。
そして、2重軸構造の回動軸がケース開口部2bから斜め
方向に挿入できる孔径Dに構成された挿入孔31は、ホル
ダー30に設けた挿入部36をケース2外側から嵌入するこ
とで閉塞されるが、このホルダー30は、その内側孔部を
ケース2より外側に突出する外側回動軸15の外周部に安
定させながら外側から挿入できる。このホルダー30を取
付座30aを介してケース側壁2aに取付ボルト30bで固定し
た後、外側回動軸15の外側軸端側に内係合アーム25を挿
入し、次いで内側回動軸16に回動ボス20、固定アーム26
を挿入し、スプリングピン26aにより固定して固定アー
ム26に外係合アーム27を取付けることで、2重軸構造の
外側回動軸15と中側回動軸16との外側軸端側に、操作レ
バー14とこの操作レバー14が係合する内外係合アーム2
5、27とをケース2の外側において組み立てることがで
きる。
方向に挿入できる孔径Dに構成された挿入孔31は、ホル
ダー30に設けた挿入部36をケース2外側から嵌入するこ
とで閉塞されるが、このホルダー30は、その内側孔部を
ケース2より外側に突出する外側回動軸15の外周部に安
定させながら外側から挿入できる。このホルダー30を取
付座30aを介してケース側壁2aに取付ボルト30bで固定し
た後、外側回動軸15の外側軸端側に内係合アーム25を挿
入し、次いで内側回動軸16に回動ボス20、固定アーム26
を挿入し、スプリングピン26aにより固定して固定アー
ム26に外係合アーム27を取付けることで、2重軸構造の
外側回動軸15と中側回動軸16との外側軸端側に、操作レ
バー14とこの操作レバー14が係合する内外係合アーム2
5、27とをケース2の外側において組み立てることがで
きる。
上記の操作は操作レバー14を、ボルト23を支点として矢
印A方向に傾動させ、係合溝27bとの係合は外し係合溝2
5bにのみ係合させた後、外側可動軸15の軸芯周りに上方
または下方に移動させることで、操作レバー14の操作ト
ルクは外側回動軸15→インナーアーム17→内側ロツド13
に伝達され、シフトフオーク10を前方または後方に変速
移動できる。また、操作レバー14を矢印B方向に傾動さ
せ、係合溝25bとの係合は外し係合溝27bにのみ係合させ
た後、内側回動軸16の軸芯周りに上方または下方に移動
させることで、操作レバー14の操作トルクは内側回動軸
16→インナーアーム19→外側ロツド12に伝達され、シフ
トフオーク9を前方または後方に変速移動できる。
印A方向に傾動させ、係合溝27bとの係合は外し係合溝2
5bにのみ係合させた後、外側可動軸15の軸芯周りに上方
または下方に移動させることで、操作レバー14の操作ト
ルクは外側回動軸15→インナーアーム17→内側ロツド13
に伝達され、シフトフオーク10を前方または後方に変速
移動できる。また、操作レバー14を矢印B方向に傾動さ
せ、係合溝25bとの係合は外し係合溝27bにのみ係合させ
た後、内側回動軸16の軸芯周りに上方または下方に移動
させることで、操作レバー14の操作トルクは内側回動軸
16→インナーアーム19→外側ロツド12に伝達され、シフ
トフオーク9を前方または後方に変速移動できる。
また、ホルダー30の内側孔部において長さ方向中央部に
径大部37を設けることにより、ホルダー30の両端に外側
回動軸15の両側を支持する支持面を形成できる。このホ
ルダー30に設けた両側の支持面は両係合アーム25、27お
よび両インナーアーム17、19に近接しているので、変速
操作時に発生する両回動軸15、16の撓みを防止して回動
を円滑にできる。
径大部37を設けることにより、ホルダー30の両端に外側
回動軸15の両側を支持する支持面を形成できる。このホ
ルダー30に設けた両側の支持面は両係合アーム25、27お
よび両インナーアーム17、19に近接しているので、変速
操作時に発生する両回動軸15、16の撓みを防止して回動
を円滑にできる。
また、内側回動軸16のケース2内側軸端に固定したイン
ナーアーム19と、外側回動軸15のケース2内側軸端側に
固定したインナーアーム17とを、第4図に示す2重軸構
造のロツド12、13を介してシフトフオーク9、10に連結
することにより、その内側ロツド13の直径を細くしても
操作時における内側ロツド13の撓みを外側ロツド12によ
り防止できるので、この小スペースとなる直線状の2重
ロツド構造により他の部材との干渉を避けシフトフオー
ク9、10に連結できる利点があるが、外側ロツド12の取
付距離E、または内側ロツド13の取付距離Fに制作誤差
が発生したり、または内係合アーム25、固定アーム26等
の取付角度に制作誤差が発生しても、これらの誤差は、
外係合アーム27を長孔29を介して固定アーム26に対し内
側回動軸16周りに移動調節することにより吸収できる。
ナーアーム19と、外側回動軸15のケース2内側軸端側に
固定したインナーアーム17とを、第4図に示す2重軸構
造のロツド12、13を介してシフトフオーク9、10に連結
することにより、その内側ロツド13の直径を細くしても
操作時における内側ロツド13の撓みを外側ロツド12によ
り防止できるので、この小スペースとなる直線状の2重
ロツド構造により他の部材との干渉を避けシフトフオー
ク9、10に連結できる利点があるが、外側ロツド12の取
付距離E、または内側ロツド13の取付距離Fに制作誤差
が発生したり、または内係合アーム25、固定アーム26等
の取付角度に制作誤差が発生しても、これらの誤差は、
外係合アーム27を長孔29を介して固定アーム26に対し内
側回動軸16周りに移動調節することにより吸収できる。
以上は、外側回動軸15と内側回動軸16を両係合アーム2
5、27を介して単一の操作レバー14に連結した例につい
て説明したが、本考案は外側回動軸15と内側回動軸16を
両係合アーム25、27を介することなく各別の操作レバー
に連結した構造にも適用できる。
5、27を介して単一の操作レバー14に連結した例につい
て説明したが、本考案は外側回動軸15と内側回動軸16を
両係合アーム25、27を介することなく各別の操作レバー
に連結した構造にも適用できる。
以上に説明してきたように本考案は、ミツシヨンケース
の側方に、該ケースに設けた挿入孔に外側から嵌合する
ホルダーを固定し、該ホルダーに回動自在に支持され上
記ケースの幅員よりも長い軸長に形成された2重軸構造
の回動軸を、一方は上記ホルダーよりも外側に位置する
同軸上の操作レバーに連繋すると共に、他方はケース内
の軸端側に固定の各インナーアームに連結されたロッド
を介してシフトフォークに連繋し、上記挿入孔を回動軸
がケース開口部から斜め方向に挿入可能な孔径としてな
るが故に、軸長がミツシヨンケースの幅員よりも長く構
成されている2重回動軸を、この2重軸構造の回動軸が
ケース開口部から斜め方向に挿入可能な孔径とした挿入
孔に、ケース内より外側に向う斜め方向で挿入すること
で、ケース内側から挿入できる。
の側方に、該ケースに設けた挿入孔に外側から嵌合する
ホルダーを固定し、該ホルダーに回動自在に支持され上
記ケースの幅員よりも長い軸長に形成された2重軸構造
の回動軸を、一方は上記ホルダーよりも外側に位置する
同軸上の操作レバーに連繋すると共に、他方はケース内
の軸端側に固定の各インナーアームに連結されたロッド
を介してシフトフォークに連繋し、上記挿入孔を回動軸
がケース開口部から斜め方向に挿入可能な孔径としてな
るが故に、軸長がミツシヨンケースの幅員よりも長く構
成されている2重回動軸を、この2重軸構造の回動軸が
ケース開口部から斜め方向に挿入可能な孔径とした挿入
孔に、ケース内より外側に向う斜め方向で挿入すること
で、ケース内側から挿入できる。
このため、ケース内軸端側に固定されたインナーアーム
にロツドを連結したままの2重軸構造の回動軸を、ケー
ス内から外側に向けて組み込み得るので、ケース内での
組立を最小限とすることができる。
にロツドを連結したままの2重軸構造の回動軸を、ケー
ス内から外側に向けて組み込み得るので、ケース内での
組立を最小限とすることができる。
したがつて、組立時間を大幅に短縮できる。
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は要部の縦断側
面図、第2図は要部のみを破断して示す農用トラクタの
概略側面図、第3図は分解斜視図、第4図は2重軸構造
の回動軸にインナーアームを介して連結した外側ロッド
と内側ロッドの斜視図、第5図は作用説明図である。 2…ミッションケース、2b…ケース開口部、9,10…シフ
トフォーク、12…外側ロッド、13…内側ロッド、14…操
作レバー、15…外側回動軸(2重軸構造の回動軸)、16
…内側回動軸(2重軸構造の回動軸)、17,19…インナ
ーアーム、30…ホルダー、31…挿入孔、D…孔径、H…
幅員、L…軸長。
面図、第2図は要部のみを破断して示す農用トラクタの
概略側面図、第3図は分解斜視図、第4図は2重軸構造
の回動軸にインナーアームを介して連結した外側ロッド
と内側ロッドの斜視図、第5図は作用説明図である。 2…ミッションケース、2b…ケース開口部、9,10…シフ
トフォーク、12…外側ロッド、13…内側ロッド、14…操
作レバー、15…外側回動軸(2重軸構造の回動軸)、16
…内側回動軸(2重軸構造の回動軸)、17,19…インナ
ーアーム、30…ホルダー、31…挿入孔、D…孔径、H…
幅員、L…軸長。
Claims (1)
- 【請求項1】ミッションケースの側方に、該ケースに設
けた挿入孔に外側から嵌合するホルダーを固定し、該ホ
ルダーに回動自在に支持され上記ケースの幅員よりも長
い軸長に形成された2重軸構造の回動軸を、一方は上記
ホルダーよりも外側に位置する同軸上の操作レバーに連
繋すると共に、他方はケース内の軸端側に固定の各イン
ナーアームに連結されたロッドを介してシフトフォーク
に連繋し、上記挿入孔を回動軸がケース開口部から斜め
方向に挿入可能な孔径としてなる操作レバーの支持構
造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2374088U JPH0714689Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 操作レバーの支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2374088U JPH0714689Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 操作レバーの支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01133617U JPH01133617U (ja) | 1989-09-12 |
JPH0714689Y2 true JPH0714689Y2 (ja) | 1995-04-10 |
Family
ID=31242982
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2374088U Expired - Lifetime JPH0714689Y2 (ja) | 1988-02-26 | 1988-02-26 | 操作レバーの支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0714689Y2 (ja) |
-
1988
- 1988-02-26 JP JP2374088U patent/JPH0714689Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH01133617U (ja) | 1989-09-12 |
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