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JPH07136975A - 複数ロボットシステム - Google Patents

複数ロボットシステム

Info

Publication number
JPH07136975A
JPH07136975A JP28229393A JP28229393A JPH07136975A JP H07136975 A JPH07136975 A JP H07136975A JP 28229393 A JP28229393 A JP 28229393A JP 28229393 A JP28229393 A JP 28229393A JP H07136975 A JPH07136975 A JP H07136975A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
work
robot
robots
evacuation
control means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP28229393A
Other languages
English (en)
Inventor
Toru Takeuma
徹 竹馬
Youichi Sugitomo
庸一 杉友
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP28229393A priority Critical patent/JPH07136975A/ja
Publication of JPH07136975A publication Critical patent/JPH07136975A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 複数ロボットのデッドロック回避に関するオ
ペレータの負担を軽減することと、ロボット同士のデッ
ドロックを完全に解消することを目的とする。 【構成】 複数のロボットを制御する制御装置は、各ロ
ボットの作業プログラムを格納し、逐次実行してゆく作
業実行手段11と、各ロボットが作業中か否かという作
業状態を格納し、非作業中のロボットを安全位置へ退避
させるかどうかの判断を行う退避判断手段12と、各ロ
ボットの軌跡計算と干渉チェックを行い、干渉が発生す
る場合にはロボットを安全位置へ退避させる軌跡制御手
段13と、各ロボットのモータ駆動信号を生成する位置
制御手段14より構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数ロボットとその
制御装置から構成される複数ロボットシステムに関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】近年、産業用ロボットの利用において、
作業タクトの短縮や協調作業を目的として、それぞれの
ロボットの動作領域の一部が重複するように配置された
複数ロボットシステムが稼働している。このようなシス
テムにおいては、動作領域の重複部においてロボット同
士の干渉が発生するという問題があり、また、各ロボッ
トが実行している作業には、お互いの作業の順序関係が
定められている場合とそうでない場合があるため、制御
方法が複雑になる。各ロボットの作業の順序関係が定め
られている場合のいちばん簡単な方法は、あるロボット
の作業が終了したら一但安全位置へ退避させ、それから
次の作業のロボットを起動する方法である。しかしこの
方法ではロボットの待ち時間が多くなり、全体の作業タ
クトが長くなるという問題を有するので、ロボット同士
の干渉を回避させながら作業を同時に進行させる方法が
いろいろ考案されている。
【0003】特開昭64−36307号公報には、ロボ
ットコントローラに接続されたコンピュータによって、
ロボット相互に衝突する領域を管理、制御する方法が記
載されている。
【0004】特開平2−190291号公報には、各ロ
ボットが干渉領域に入る事と出る事を宣言する手段を持
ち、一方のロボットが干渉領域内にある時は他方ロボッ
トを干渉領域外で待機させる方法が記載されている。
【0005】特開平2−83196号公報には、各ロボ
ットのコントローラに衝突回避手段を備え、自己腕と他
腕との幾何学的な位置関係から衝突の危険性の有無を検
出し、危険性のある時に互いの動作状態から優先権を決
定し、優先権がないときに衝突回避パスを生成する方法
が記載されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
の干渉回避方法によってロボット同士の干渉を回避でき
ても、新たに、以下に述べるようなロボット同士のデッ
ドロックを回避することができないという問題が発生す
る。
【0007】一つめの例は、2台のロボットA、Bが、
それぞれ相手の作業との順序関係がない作業を非同期に
実行してゆく場合において、ロボットAは作業場所へ移
動したいが、ロボットBがその付近で停止しているため
動けず、一方ロボットBは作業を終了した区切りで次の
指令を待っている、というようなデッドロックである。
【0008】二つめの例は、2台のロボットA、Bが、
相手の作業との順序関係が定められた作業を実行してゆ
く場合において、ロボットAは作業場所へ移動したい
が、ロボットBがその付近で停止しているため動けず、
ロボットBはロボットAの作業が終了しないため、作業
を続行しても良いという許可がもらえない、というよう
なデッドロックである。
【0009】このようなデッドロックを回避するため
に、前者の場合は、ロボットBの作業終了後に、干渉が
発生しない位置へ退避するという動作のプログラミング
が必要となる。また後者の場合は、ロボットAの作業が
終了するまでロボットBが作業場所付近へ行かないよう
に、インタロックの記述をプログラミングしておく必要
がある。
【0010】しかし、教示段階で上記のようなデッドロ
ック発生のケースを全て考慮に入れて対策しておくこと
は困難であり、オペレータの負担も大である。
【0011】本発明は上記従来の問題点を解決するもの
で、複数ロボットのデッドロック回避に関するオペレー
タの負担を軽減することと、ロボット同士のデッドロッ
クを完全に解消することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明の請求項1記載の複数ロボットシステムは複
数のロボットとそれらを制御する1つの制御装置から構
成され、この制御装置は、各ロボットの作業プログラム
を格納し、前記作業プログラムを逐次実行してゆく作業
実行手段と、各ロボットが作業中か非作業中かという作
業状態を格納し、前記作業実行手段と通信することによ
り前記作業状態を更新し、前記作業状態を基に非作業中
のロボットを安全位置へ退避させるかどうかの判断を行
う退避判断手段と、前記作業実行手段と通信して各ロボ
ットの軌跡計算と干渉チェックを行い、干渉が発生する
場合には前記退避判断手段と通信を行うことによりロボ
ットを安全位置へ退避させる軌跡制御手段と、前記軌跡
制御手段と通信して各ロボットのモータ駆動信号を生成
する位置制御手段より構成されるロボット退避回路を有
することを特徴としている。
【0013】また、本発明の請求項2記載の複数ロボッ
トシステムは複数のロボットとそれらを制御する1つの
制御装置から構成され、この制御装置は、各ロボットが
実行する作業の順序関係を示す作業順序データを設定す
る作業順序設定手段と、前記作業順序設定手段によって
設定された前記作業順序データを格納しておく作業順序
格納手段と、各ロボットの作業プログラムを格納し、そ
のプログラムを逐次実行してゆく作業実行手段と、各ロ
ボットの作業進捗状態を格納し、前記作業実行手段と通
信することにより前記作業進捗状態を更新し、前記作業
順序データと前記作業進捗状態を基に作業順序待ちのロ
ボットを安全位置へ退避させるかどうかの判断を行い、
退避させると判断した場合には、ロボットが元の位置に
復帰するのを待って前記作業進捗状態を基に作業続行の
可否を判断する退避判断手段と、前記作業実行手段と通
信して各ロボットの軌跡計算と干渉チェックを行い、干
渉が発生する場合には前記退避判断手段と通信を行うこ
とにより、ロボットの現在位置を復帰位置として保存し
てからロボットを安全位置へ退避させ、退避させたロボ
ットを前記復帰位置に復帰させる軌跡制御手段と、前記
軌跡制御手段と通信して各ロボットのモータ駆動信号を
生成する位置制御手段より構成される復帰動作付きロボ
ット退避回路を有することを特徴としている。
【0014】また、本発明の請求項3記載の複数ロボッ
トシステムは複数ロボットとそれらを制御する1つの制
御装置から構成され、この制御装置は、各ロボットが実
行する作業の順序関係を示す作業順序データを設定する
作業順序設定手段と、前記作業順序設定手段によって設
定された前記作業順序データを格納しておく作業順序格
納手段と、各ロボットの作業プログラムを格納し、その
プログラムを逐次実行してゆく作業実行手段と、各ロボ
ットの作業状態と作業進捗状態を格納し、前記作業実行
手段と通信することにより前記作業状態と前記作業進捗
状態を更新し、前記作業状態と前記作業順序データと前
記作業進捗状態を基に非作業中のロボットや作業順序待
ちのロボットを安全位置へ退避させるかどうかの判断を
行い、作業順序待ちのロボットを退避させると判断した
場合にはロボットが元の位置に復帰するのを待って前記
作業進捗状態を基に作業続行の可否を判断する退避判断
手段と、前記作業実行手段と通信して各ロボットの軌跡
計算と干渉チェックを行い、干渉が発生する場合には前
記退避判断手段と通信を行うことにより、ロボットの現
在位置を復帰位置として保存してからロボットを安全位
置へ退避させ、作業順序待ちのロボットを退避させた場
合には前記復帰位置に復帰させる軌跡制御手段と、前記
軌跡制御手段と通信して各ロボットのモータ駆動信号を
生成する位置制御手段より構成される復帰動作付きロボ
ット退避回路を有することを特徴としている。
【0015】
【作用】ロボットの作業状態を管理する退避判断手段と
ロボットの干渉チェックを行う軌跡制御手段が通信する
ことにより、複数ロボット同士のデッドロックを解消す
ることができる。
【0016】
【実施例】本発明による複数ロボットシステムの一実施
例について、図面を参照しながら説明する。
【0017】図1は本発明の第1の実施例における複数
ロボットシステムの制御装置の説明図である。同図にお
いて、11は作業実行手段、12は退避判断手段、13
は軌跡制御手段、14は位置制御手段である。以下、各
手段の処理内容を具体的に説明する。
【0018】作業実行手段11は、各ロボットの作業の
詳細なシーケンスを専用のコマンドで記述した作業プロ
グラムを複数個格納し、別手段からの指令により指定さ
れた作業プログラムを逐次実行する。各ロボットに割り
当てられた作業プログラムを並行して実行してゆくこと
が可能であり、それによって複数のロボットの作業が同
時に進む。1つの作業プログラムの実行開始時および終
了時には退避判断手段12にその旨を送信し、作業の実
行状態を知らせる。また、作業プログラム中に記述され
たコマンドがロボットの動作コマンドの場合は、軌跡制
御手段13にロボット動作指令メッセージを送信するこ
とにより、ロボットに所定の動作を行わせる。
【0019】軌跡制御手段13は、作業実行手段11か
らロボット動作指令メッセージを受信した時点で当該ロ
ボットの軌跡計算と干渉チェックを行い、干渉が発生し
ない場合に限って位置制御手段14に動作パルスを送信
する。干渉が発生する場合は、干渉発生の原因となって
いるロボットを退避させるため退避判断手段12に退避
要求メッセージを送信し、退避判断手段12からの退避
許可メッセージを待つ。退避許可メッセージを受信した
ら干渉原因のロボットを安全位置まで退避させるが、も
し退避許可メッセージの受信前に、作業実行手段11か
ら干渉発生の原因となっているロボットに対する動作指
令メッセージを受信した場合は、退避判断手段12に退
避要求取消メッセージを送信し、干渉原因のロボットを
動作させる。
【0020】退避判断手段12は、軌跡制御手段13か
ら退避要求メッセージを受信した時点で当該ロボットが
作業中か非作業中かという作業状態に基づいて退避の可
否を判断し、退避可能なら軌跡制御手段13に退避許可
メッセージを送信する。退避不可と判断した場合は退避
要求を受信した事実を退避要求有無として保存してお
き、前記ロボットの作業状態が変化して退避可の状況に
なった時点で軌跡制御手段13に退避許可メッセージを
送信する。なお、軌跡制御手段13から退避要求取消メ
ッセージを受信した場合は、前記退避要求有無をクリア
しておく。
【0021】位置制御手段14は、軌跡制御手段13か
ら各ロボットの動作パルスを受信してモータ駆動信号を
生成し、各軸のモータに出力することによってロボット
を動作させる。
【0022】以上のように、ロボットの作業状態を管理
する退避判断手段12とロボットの干渉チェックを行う
軌跡制御手段13が通信することにより、複数ロボット
同士のデッドロックを解消することができる。
【0023】なお、上記第1の実施例では複数ロボット
の作業プログラムを1つの作業実行手段11で実行して
いるが、ロボットの数と同数の作業実行手段を設け、そ
れぞれ1台のロボットの作業プログラムを担当させ、そ
れぞれが退避判断手段および軌跡制御手段と通信するよ
うにしてもよい。位置制御手段14についても同様であ
り、ロボットと同数の位置制御手段を設けてそれぞれが
1台のロボットを担当するようにしてもよい。
【0024】次に本発明の第2の実施例を図2を用いて
説明する。本実施例は、2台のロボットA、Bが順序関
係の定められた作業を執行してゆく状況を想定したもの
であり、作業内容はロボットが周囲に配置された部品供
給装置から部品を把持し、動作領域の重複部に設けられ
た治具上でワーク組立を行う、というような種類のもの
である。図2は本発明の第2の実施例における複数ロボ
ットシステムの制御装置の説明図である。
【0025】図2において、21は作業順序設定手段、
22は作業順序格納手段、23は作業実行手段A、24
は作業実行手段B、25は退避判断手段、26は軌跡制
御手段、27は位置制御手段A、28は位置制御手段B
である。作業実行手段および位置制御手段をロボットと
同数の2個ずつ設け、A、Bの記号で担当するロボット
を表している。以下、図2の各手段の処理内容について
具体的に説明する。
【0026】作業順序設定手段21は、ロボットA、B
が実行する作業プログラムの順序関係を示す作業順序デ
ータを設定する手段である。
【0027】作業順序格納手段22は、作業順序設定手
段21で設定した作業順序データを格納しておくための
データメモリである。
【0028】作業実行手段23、24は、第1の実施例
で説明した機能を全て持つ。その他の機能として、作業
プログラム中に記述されたコマンドが作業続行確認コマ
ンドの場合は、退避判断手段25に作業続行確認メッセ
ージを送信し、退避判断手段25から作業続行許可メッ
セージを受信してからプログラムの続行を続ける。作業
続行確認コマンドは、ロボットが部品を供給装置から把
持したり、治具上に組み付けたりする直前に記述されて
いるものとする。
【0029】軌跡制御手段26の機能を、作業実行手段
A23からロボット動作指令メッセージを受信した場合
を例に取って説明する。作業実行手段A23からロボッ
ト動作指令メッセージを受信した時点でロボットAの軌
跡計算と干渉チェックを行い、干渉が発生しない場合に
限って位置制御手段A27に動作パルスを送信する。干
渉が発生する場合は、ロボットBを退避させるため退避
判断手段25に退避要求メッセージを送信し、退避判断
手段25からの復帰付き退避許可メッセージを持つ。復
帰付き退避許可メッセージを受信したらロボットBを安
全位置まで退避させる。この時、ロボットBが退避前に
停止していた位置を復帰位置として格納しておき、ロボ
ットAの動作が終了した後、ロボットBを前記復帰位置
に移動させる。もし前記復帰付き退避許可メッセージを
受信する前に、作業実行手段B24からロボットBの動
作指令メッセージを受信した場合は、第1の実施例の場
合と同じように退避判断手段25に退避要求取消メッセ
ージを送信し、ロボットBを動作させる。
【0030】退避判断手段25は、作業実行手段23、
24からプログラム実行の開始、終了報告を受けて作業
進捗状態を管理する。そして、例えば作業実行手段B2
4から作業続行確認コマンドを受信した場合、作業順序
格納手段22に格納されている作業順序データと前記作
業進捗状態を基に、ロボットBの作業を続行させるべき
かどうかを判断する。続行可と判断した場合は作業実行
手段B24に作業続行許可メッセージを送信して作業を
続けさせるが、続行不可と判断した場合はメッセージを
送信せずに待たせておく。軌跡制御手段26から退避要
求メッセージを受信した場合は、対象となるロボットが
作業続行待ち中か否かに基づいて退避の可否を判断す
る。すなわち作業続行待ち中なら、軌跡制御手段26に
復帰付き退避許可メッセージを送信してロボットを退避
させ、そうでない場合は退避要求を受信した事実を退避
要求有無として保存しておき、その後対象ロボットが待
ちになった時点で軌跡制御手段26に復帰付き退避許可
メッセージを送信する。また、軌跡制御手段26から退
避させていたロボットの復帰報告メッセージを受信した
時点で、再度作業続行の可否を検討し、続行可なら作業
実行手段B24に作業続行許可メッセージを送信する。
なお、軌跡制御手段26から退避要求取消メッセージを
受信した場合は、実施例1と同じく前記退避要求有無を
クリアする。
【0031】位置制御手段A27、位置制御手段B28
は、軌跡制御手段26から各ロボットの動作パルスを受
信してモータ駆動信号を生成し、各軸のモータに出力す
る。
【0032】以上のように、ロボットが作業続行待ち中
かどうかを管理する退避判断手段とロボットの干渉チェ
ックを行う軌跡制御手段とが通信を行い、干渉発生原因
のロボットを退避させ、また元の位置へ復帰させること
により、複数ロボット同士のデッドロックを解消するこ
とができ、しかも作業を定められた順序通りに遂行させ
ることができる。
【0033】なお、上記第2の実施例では2台のロボッ
トによって作業が行われる場合を説明したが、3台以上
の場合についても、作業順序データが正しく設定されて
いれば問題はなく、作業実行手段および位置制御手段を
ロボットと同数設けることにより実現可能である。
【0034】次に本発明の第3の実施例を説明する。本
実施例は、第2の実施例で説明した退避判断手段25と
軌跡制御手段26が、共に第1の実施例で説明した機能
も備えている場合であり、第2の実施例との相違点を簡
単にまとめると次のようになる。
【0035】退避判断手段25は、軌跡制御手段26か
らの退避要求メッセージに対して、各ロボットの作業状
態と作業進捗状態の2つの情報を基に退避の可否を判断
し、作業中でないなら退避許可メッセージを、作業続行
待ち中なら復帰付き退避許可メッセージを、軌跡制御手
段26に送信する。
【0036】軌跡制御手段26は、ロボット同士の干渉
が発生する場合、退避判断手段25に干渉原因ロボット
の退避許可メッセージを送信し、退避許可メッセージを
受信した場合は退避動作のみを行わせ、復帰付き退避許
可メッセージを受信した場合は退避動作と復帰動作を行
わせる。
【0037】退避判断手段25、軌跡制御手段26が上
記の機能を持つことにより、非作業中のロボットや作業
順序待ちのロボットが干渉原因となっている時、退避さ
せ、作業待ちの時は元の位置に復帰させて作業を続行さ
せることが可能となる。
【0038】また、第2、第3の実施例においてロボッ
ト同士のデッドロックを回避するために、オペレータは
各ロボットの行う作業の順序関係を作業順序データとし
て設定するだけでよく、前後の作業関係などを考慮して
インタロックや退避動作をプログラミングする負担から
開放される。
【0039】
【発明の効果】以上述べてきたように、本発明によって
複数ロボットのデッドロック回避に関するオペレータの
負担を軽減でき、ロボット同士のデッドロックを完全に
解消できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の複数ロボットシステム
における制御装置の説明図
【図2】本発明の第2の実施例の複数ロボットシステム
における制御装置の説明図
【符号の説明】
11 作業実行手段 12 退避判断手段 13 軌跡制御手段 14 位置制御手段 21 作業順序設定手段 22 作業順序格納手段 23 作業実行手段A 24 作業実行手段B 25 退避判断手段 26 軌跡制御手段 27 位置制御手段A 28 位置制御手段B

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のロボットとそれらを制御する1つ
    の制御装置から構成されるシステムであって、前記制御
    装置は、前記各ロボットの作業プログラムを格納し、前
    記作業プログラムを逐次実行してゆく作業実行手段と、
    前記各ロボットが作業中か非作業中かという作業状態を
    格納し、前記作業実行手段と通信することにより前記作
    業状態を更新し、前記作業状態を基に非作業中のロボッ
    トを安全位置に退避させるかどうかの判断を行う退避判
    断手段と、前記作業実行手段と通信して前記各ロボット
    の軌跡計算と干渉チェックを行い、干渉が発生する場合
    には前記退避判断手段と通信を行うことによりロボット
    を安全位置へ退避させる軌跡制御手段と、前記軌跡制御
    手段と通信して各ロボットのモータ駆動信号を生成する
    位置制御手段とより構成されるロボット退避回路を有す
    ることを特徴とする、複数ロボットシステム。
  2. 【請求項2】 複数のロボットとそれらを制御する1つ
    の制御装置から構成されるシステムであって、前記制御
    装置は、前記各ロボットが実行する作業の順序関係を示
    す作業順序データを設定する作業順序設定手段と、前記
    作業順序設定手段によって設定された前記作業順序デー
    タを格納しておく作業順序格納手段と、前記各ロボット
    の作業プログラムを格納し、そのプログラムを逐次実行
    してゆく作業実行手段と、前記各ロボットの作業進捗状
    態を格納し、前記作業実行手段と通信することにより前
    記作業進捗状態を更新し、前記作業順序データと前記作
    業進捗状態を基に作業順序待ちのロボットを安全位置へ
    退避させるかどうかの判断を行い、退避させると判断し
    た場合には、ロボットが元の位置に復帰するのを待って
    前記作業進捗状態を基に作業続行の可否を判断する退避
    判断手段と、前記作業実行手段と通信して前記各ロボッ
    トの軌跡計算と干渉チェックを行い、干渉が発生する場
    合には前記退避判断手段と通信を行うことにより、ロボ
    ットの現在位置を復帰位置として保存してからロボット
    を安全位置へ退避させ、前記退避させたロボットを前記
    復帰位置に復帰させる軌跡制御手段と、前記軌跡制御手
    段と通信して前記各ロボットのモータ駆動信号を生成す
    る位置制御手段とより構成される復帰動作付きロボット
    退避回路を有することを特徴とする、複数ロボットシス
    テム。
  3. 【請求項3】 複数のロボットとそれらを制御する1つ
    の制御装置から構成されるシステムであって、前記制御
    装置は、前記各ロボットが実行する作業の順序関係を示
    す作業順序データを設定する作業順序設定手段と、前記
    作業順序設定手段によって設定された前記作業順序デー
    タを格納しておく作業順序格納手段と、前記各ロボット
    の作業プログラムを格納し、そのプログラムを逐次実行
    してゆく作業実行手段と、前記各ロボットの作業状態と
    作業進捗状態を格納し、前記作業実行手段と通信するこ
    とにより前記作業状態と前記作業進捗状態を更新し、前
    記作業状態と前記作業順序データと前記作業進捗状態を
    基に非作業中のロボットや作業順序待ちのロボットを安
    全位置へ退避させるかどうかの判断を行い、作業順序待
    ちのロボットを退避させると判断した場合にはロボット
    が元の位置に復帰するのを待って前記作業進捗状態を基
    に作業続行の可否を判断する退避判断手段と、前記作業
    実行手段と通信して各ロボットの軌跡計算と干渉チェッ
    クを行い、干渉が発生する場合には前記退避判断手段と
    通信を行うことにより、ロボットの現在位置を復帰位置
    として保存してからロボットを安全位置へ退避させ、作
    業順序待ちのロボットを退避させた場合には前記復帰位
    置に復帰させる軌跡制御手段と、前記軌跡制御手段と通
    信して前記各ロボットのモータ駆動信号を生成する位置
    制御手段とより構成される復帰動作付きロボット退避回
    路を有することを特徴とする、複数ロボットシステム。
JP28229393A 1993-11-11 1993-11-11 複数ロボットシステム Pending JPH07136975A (ja)

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JP28229393A JPH07136975A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 複数ロボットシステム

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ID=17650544

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JP28229393A Pending JPH07136975A (ja) 1993-11-11 1993-11-11 複数ロボットシステム

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JP (1) JPH07136975A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2004024401A1 (ja) * 2002-09-13 2004-03-25 Tokyo Electron Limited ティーチング方法及び処理システム
JP2009279748A (ja) * 2008-05-21 2009-12-03 Fanuc Robotics America Inc 三次元自動領域によるマルチアームロボットシステムの干渉検査
JP2014061560A (ja) * 2012-09-20 2014-04-10 Yaskawa Electric Corp ロボットシステムおよびワークの搬送方法

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