JPH07136227A - マッサージ機 - Google Patents
マッサージ機Info
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- JPH07136227A JPH07136227A JP28373593A JP28373593A JPH07136227A JP H07136227 A JPH07136227 A JP H07136227A JP 28373593 A JP28373593 A JP 28373593A JP 28373593 A JP28373593 A JP 28373593A JP H07136227 A JPH07136227 A JP H07136227A
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- treatment
- back contact
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- therapeutic
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- A61H7/007—Kneading
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- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
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- A61H15/0078—Massage by means of rollers, balls, e.g. inflatable, chains, or roller chains power-driven
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- A61H—PHYSICAL THERAPY APPARATUS, e.g. DEVICES FOR LOCATING OR STIMULATING REFLEX POINTS IN THE BODY; ARTIFICIAL RESPIRATION; MASSAGE; BATHING DEVICES FOR SPECIAL THERAPEUTIC OR HYGIENIC PURPOSES OR SPECIFIC PARTS OF THE BODY
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- A61H2205/08—Trunk
- A61H2205/081—Back
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- Veterinary Medicine (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 カバー部材による加療部位の支え機能を犠牲
にすることなく、自動マッサージの基準となる使用者の
肩位置を誤りなく検出することができ、この検出結果に
基づく効果的な施療が行われるようにする。 【構成】 背当たり部2に沿って移動する施療ユニット
3に、背当たり部2の前側に張設されたカバー部材24を
介して突出する一対の施療子4,4を備え、これらの施
療子4,4の動作と施療ユニット3の移動とにより、背
当たり部2の略全域に亘る加療部位への施療を行う構成
とする。カバー部材24を、背当たり部2の先端側の所定
の範囲を覆う上部カバー 24aと、他の範囲を覆う下部カ
バー 24bとに分割し、肩位置検出における施療子4,4
の移動範囲を覆う上部カバー 24aの張りを下部カバー 2
4bのそれよりも緩くする。
にすることなく、自動マッサージの基準となる使用者の
肩位置を誤りなく検出することができ、この検出結果に
基づく効果的な施療が行われるようにする。 【構成】 背当たり部2に沿って移動する施療ユニット
3に、背当たり部2の前側に張設されたカバー部材24を
介して突出する一対の施療子4,4を備え、これらの施
療子4,4の動作と施療ユニット3の移動とにより、背
当たり部2の略全域に亘る加療部位への施療を行う構成
とする。カバー部材24を、背当たり部2の先端側の所定
の範囲を覆う上部カバー 24aと、他の範囲を覆う下部カ
バー 24bとに分割し、肩位置検出における施療子4,4
の移動範囲を覆う上部カバー 24aの張りを下部カバー 2
4bのそれよりも緩くする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、背当たり部に沿う施療
ユニットの移動と、これに突設された施療子の動作とに
より、背当たり部に押し当てられた加療部位の略全域に
亘る施療を行う構成としたマッサージ機に関する。
ユニットの移動と、これに突設された施療子の動作とに
より、背当たり部に押し当てられた加療部位の略全域に
亘る施療を行う構成としたマッサージ機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年における健康指向の高まりにより、
家庭内での使用に供されるマッサージ機が注目を浴びて
いる。特に、椅子の背当たり部に沿って移動する施療ユ
ニットと、これの前側(背当たり部の正面側)に突出す
る一対の施療子とを備え、施療ユニットの移動と施療子
の所定の動作とにより、背当たり部に押し当てられた加
療部位に、揉み、叩き、指圧等の種々の施療を行う構成
とした椅子式のマッサージ機は、着座姿勢を変えること
なく首すじから腰にかけての広範囲の施療が可能であ
り、優れた施療効果が得られるマッサージ機として広く
用いられている。
家庭内での使用に供されるマッサージ機が注目を浴びて
いる。特に、椅子の背当たり部に沿って移動する施療ユ
ニットと、これの前側(背当たり部の正面側)に突出す
る一対の施療子とを備え、施療ユニットの移動と施療子
の所定の動作とにより、背当たり部に押し当てられた加
療部位に、揉み、叩き、指圧等の種々の施療を行う構成
とした椅子式のマッサージ機は、着座姿勢を変えること
なく首すじから腰にかけての広範囲の施療が可能であ
り、優れた施療効果が得られるマッサージ機として広く
用いられている。
【0003】前記施療子は、施療ユニットの内部に横架
された共通の支軸に夫々の中途を支持された各別の支持
アームの先端に取り付けてあり、支軸に沿う支持アーム
の摺動により相互に接近又は離反する左右動作と、支軸
の回りに同位相にて生じる支持アームの揺動により背当
たり部からの突出長さを増減する前後動作と、支軸の回
りに位相をずらせて生じる支持アームの揺動により交互
に上下する上下動作とを行う構成となっており、本願出
願人は、既に、前記各動作に夫々対応する複数の駆動用
モータを備え、これらのモータと施療ユニットの上下動
用モータとを各別に駆動し得る構成としたマッサージ機
を提案している。
された共通の支軸に夫々の中途を支持された各別の支持
アームの先端に取り付けてあり、支軸に沿う支持アーム
の摺動により相互に接近又は離反する左右動作と、支軸
の回りに同位相にて生じる支持アームの揺動により背当
たり部からの突出長さを増減する前後動作と、支軸の回
りに位相をずらせて生じる支持アームの揺動により交互
に上下する上下動作とを行う構成となっており、本願出
願人は、既に、前記各動作に夫々対応する複数の駆動用
モータを備え、これらのモータと施療ユニットの上下動
用モータとを各別に駆動し得る構成としたマッサージ機
を提案している。
【0004】このマッサージ機においては、施療子の前
後動作により背当たり部に押し当てられた加療部位に押
圧刺激を加える指圧施療と、施療子の上下動作により前
記加療部位に叩き刺激を加える叩き施療とに加え、施療
子の前後動作と左右動作との組み合わせにより加療部位
を揉みほぐす揉み施療、施療子の前後動作と施療ユニッ
トの移動との組み合わせにより加療部位をローリング刺
激するローリング施療等、施療子の動作と施療ユニット
の移動とを適宜に複合した複雑な形態での施療が可能で
あり、更には、施療子の各動作に対応する駆動用モー
タ、及び施療ユニットの上下動用モータを所定のプログ
ラムに従って順次組み合わせて駆動し、前述した種々の
施療動作を、所定の順序に従って自動的に実行する自動
マッサージが可能となっており、使用者による複雑な操
作を要することなく、快適な使用感と十分な施療効果と
が得られるようにしている。
後動作により背当たり部に押し当てられた加療部位に押
圧刺激を加える指圧施療と、施療子の上下動作により前
記加療部位に叩き刺激を加える叩き施療とに加え、施療
子の前後動作と左右動作との組み合わせにより加療部位
を揉みほぐす揉み施療、施療子の前後動作と施療ユニッ
トの移動との組み合わせにより加療部位をローリング刺
激するローリング施療等、施療子の動作と施療ユニット
の移動とを適宜に複合した複雑な形態での施療が可能で
あり、更には、施療子の各動作に対応する駆動用モー
タ、及び施療ユニットの上下動用モータを所定のプログ
ラムに従って順次組み合わせて駆動し、前述した種々の
施療動作を、所定の順序に従って自動的に実行する自動
マッサージが可能となっており、使用者による複雑な操
作を要することなく、快適な使用感と十分な施療効果と
が得られるようにしている。
【0005】ところが、マッサージ機の使用者の体型は
多岐に亘り、前述した自動マッサージを一様に実行した
場合、前記プログラムに合った標準的な体型を有する使
用者に対しては効果的な施療が行われる反面、一部の使
用者に対しては、頸部、肩部及び腰部等の主要な加療部
位への施療が誤った位置にて行われ、快適性が損なわれ
ると共に、所定の施療効果が得られなくなるという問題
がある。
多岐に亘り、前述した自動マッサージを一様に実行した
場合、前記プログラムに合った標準的な体型を有する使
用者に対しては効果的な施療が行われる反面、一部の使
用者に対しては、頸部、肩部及び腰部等の主要な加療部
位への施療が誤った位置にて行われ、快適性が損なわれ
ると共に、所定の施療効果が得られなくなるという問題
がある。
【0006】そこで従来から、まず使用者の肩位置を検
出し、この検出結果に基づいて使用者の体型を推定し
て、この推定結果に基づいて自動マッサージを行うよう
にしたマッサージ機がある。肩位置の検出は、例えば、
特開昭63−257567号公報等に開示されている如く、背当
たり部の先端側(上側)に施療ユニットを移動させ、一
対の施療子を、相互間の間隔を広げて前方に突出せし
め、使用者の頭部の両側に位置させた後、背当たり部の
他側に向けて施療ユニットを徐々に移動させ、この間、
前記施療子への作用荷重を検出する荷重センサの出力を
監視して、この出力が、肩部への施療子の当接に伴って
変化することを利用して行われている。
出し、この検出結果に基づいて使用者の体型を推定し
て、この推定結果に基づいて自動マッサージを行うよう
にしたマッサージ機がある。肩位置の検出は、例えば、
特開昭63−257567号公報等に開示されている如く、背当
たり部の先端側(上側)に施療ユニットを移動させ、一
対の施療子を、相互間の間隔を広げて前方に突出せし
め、使用者の頭部の両側に位置させた後、背当たり部の
他側に向けて施療ユニットを徐々に移動させ、この間、
前記施療子への作用荷重を検出する荷重センサの出力を
監視して、この出力が、肩部への施療子の当接に伴って
変化することを利用して行われている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上の如き
マッサージ機の背当たり部は、加療部位となる使用者の
背中を支える本来の機能に加えて、前記施療子の前側へ
の突出を許容するため、幅方向両側に背中の支え部を残
し、これらの間に所定幅の切欠き部を設けた構成となっ
ており、施療ユニットに突設された施療子は、前記切欠
き部を覆うカバー部材を介して背当たり部の前側に突出
せしめられ、前記切欠き部の幅及び長さの範囲内にて前
述した各動作を行うようになしてある。
マッサージ機の背当たり部は、加療部位となる使用者の
背中を支える本来の機能に加えて、前記施療子の前側へ
の突出を許容するため、幅方向両側に背中の支え部を残
し、これらの間に所定幅の切欠き部を設けた構成となっ
ており、施療ユニットに突設された施療子は、前記切欠
き部を覆うカバー部材を介して背当たり部の前側に突出
せしめられ、前記切欠き部の幅及び長さの範囲内にて前
述した各動作を行うようになしてある。
【0008】そして前記カバー部材は、背当たり部に沿
って移動する施療ユニットの前面を覆い、前部からの視
認を遮る文字通りの作用に加えて、両側の支え部により
支えられる使用者の背中の中央部を補助的に支え、背当
たり部に沿って移動する施療ユニットとの直接的な接触
を阻止する作用をなすべく、伸縮性を有する布を適宜の
張力下にて張設した構成となっている。
って移動する施療ユニットの前面を覆い、前部からの視
認を遮る文字通りの作用に加えて、両側の支え部により
支えられる使用者の背中の中央部を補助的に支え、背当
たり部に沿って移動する施療ユニットとの直接的な接触
を阻止する作用をなすべく、伸縮性を有する布を適宜の
張力下にて張設した構成となっている。
【0009】而して、以上の如きカバー部材を備えたマ
ッサージ機において前述した肩位置の検出を実行した場
合、前記施療子は、カバー部材の張りに抗して前方に突
出せしめられ、この状態のまま施療ユニットの移動に伴
って下降することになり、該施療子の作用荷重を検出す
る荷重センサは、背当たり部の先端側での最初の突出段
階においてカバー部材の張りに応じた出力を発し、更
に、この後の施療ユニットの移動に伴う前記荷重センサ
の出力が、カバー部材の張りの影響を受けて不安定に変
化することになり、肩位置への施療子の当接により生じ
る出力の変化を確実に捉えることが難しく、誤った肩位
置の検出がなされる虞があった。
ッサージ機において前述した肩位置の検出を実行した場
合、前記施療子は、カバー部材の張りに抗して前方に突
出せしめられ、この状態のまま施療ユニットの移動に伴
って下降することになり、該施療子の作用荷重を検出す
る荷重センサは、背当たり部の先端側での最初の突出段
階においてカバー部材の張りに応じた出力を発し、更
に、この後の施療ユニットの移動に伴う前記荷重センサ
の出力が、カバー部材の張りの影響を受けて不安定に変
化することになり、肩位置への施療子の当接により生じ
る出力の変化を確実に捉えることが難しく、誤った肩位
置の検出がなされる虞があった。
【0010】この問題は、カバー部材の張りを緩め、荷
重センサの出力におけるカバー部材の張りの影響を排除
することにより解消できるが、このようにした場合、カ
バー部材による補助的な支えがなされないことから、加
療部位となる使用者の背中を安定して支えることができ
ず、施療動作中の加療部位が背当たり部中央の切欠き部
内に沈み込み、施療ユニットとの直接的な接触が生じる
等、使用感の悪化を招来する不都合が生じる。
重センサの出力におけるカバー部材の張りの影響を排除
することにより解消できるが、このようにした場合、カ
バー部材による補助的な支えがなされないことから、加
療部位となる使用者の背中を安定して支えることができ
ず、施療動作中の加療部位が背当たり部中央の切欠き部
内に沈み込み、施療ユニットとの直接的な接触が生じる
等、使用感の悪化を招来する不都合が生じる。
【0011】本発明は斯かる事情に鑑みてなされたもの
であり、カバー部材による加療部位の支え機能を犠牲に
することなく、使用者の肩位置を誤りなく検出すること
ができ、この検出結果に基づく効果的な自動マッサージ
を可能とするマッサージ機を提供することを目的とす
る。
であり、カバー部材による加療部位の支え機能を犠牲に
することなく、使用者の肩位置を誤りなく検出すること
ができ、この検出結果に基づく効果的な自動マッサージ
を可能とするマッサージ機を提供することを目的とす
る。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明に係るマッサージ
機は、背当たり部に沿って移動する施療ユニットに、該
背当たり部の前側に張設されたカバー部材を介して突出
する一対の施療子を備え、該施療子の動作と前記施療ユ
ニットの移動とにより、前記背当たり部の略全域に亘る
加療部位への施療を行うようにしたマッサージ機におい
て、前記カバー部材を、前記背当たり部の先端側の所定
の範囲を覆う上部カバーと、他の範囲を覆う下部カバー
とに分割構成し、上部カバーの張りを下部カバーのそれ
よりも緩くしてあることを特徴とする。
機は、背当たり部に沿って移動する施療ユニットに、該
背当たり部の前側に張設されたカバー部材を介して突出
する一対の施療子を備え、該施療子の動作と前記施療ユ
ニットの移動とにより、前記背当たり部の略全域に亘る
加療部位への施療を行うようにしたマッサージ機におい
て、前記カバー部材を、前記背当たり部の先端側の所定
の範囲を覆う上部カバーと、他の範囲を覆う下部カバー
とに分割構成し、上部カバーの張りを下部カバーのそれ
よりも緩くしてあることを特徴とする。
【0013】
【作用】本発明においては、背当たり部の前側に張設さ
れるカバー部材を、自動マッサージの基準となる肩位置
の検出に際して施療ユニットが移動せしめられる部分、
即ち、背当たり部の先端側を含み、検出対象となる肩が
位置すると考えられる位置までの所定の範囲を覆う上部
カバーと、これ以外の範囲を覆う下部カバーとに分割構
成し、上部カバーの張りを緩くして、肩位置の検出に際
して張りの影響を排除する一方、下部カバーの張りを強
くして、加療部位となる背中を安定して支え得るように
する。
れるカバー部材を、自動マッサージの基準となる肩位置
の検出に際して施療ユニットが移動せしめられる部分、
即ち、背当たり部の先端側を含み、検出対象となる肩が
位置すると考えられる位置までの所定の範囲を覆う上部
カバーと、これ以外の範囲を覆う下部カバーとに分割構
成し、上部カバーの張りを緩くして、肩位置の検出に際
して張りの影響を排除する一方、下部カバーの張りを強
くして、加療部位となる背中を安定して支え得るように
する。
【0014】
【実施例】以下本発明をその実施例を示す図面に基づい
て詳述する。図1は本発明に係るマッサージ機の外観斜
視図、図2はそのフレーム構造を示す側断面図である。
て詳述する。図1は本発明に係るマッサージ機の外観斜
視図、図2はそのフレーム構造を示す側断面図である。
【0015】図1に示すマッサージ機は、幅方向両側に
肘掛け部1a,1aを有する座部1と、該座部1の後縁から
立ち上がる背当たり部2とを備え、肘掛け椅子の外観を
なす椅子式のマッサージ機である。図2に示す如く座部
1は、脚フレーム10上に装架された座板11上に着座パッ
ド12を被せてなり、また背当たり部2は、その下端を脚
フレーム10に揺動自在に枢支された縦フレーム20を左右
両側(片側のみ図示)を備え、両縦フレーム20の適宜位
置に前方に向けて突設された複数のブラケット22,22…
上に支え板21を固定して、この支え板21に、座部1に着
座した使用者の背中を支える背当てパッド23を被せた構
成となっている。
肘掛け部1a,1aを有する座部1と、該座部1の後縁から
立ち上がる背当たり部2とを備え、肘掛け椅子の外観を
なす椅子式のマッサージ機である。図2に示す如く座部
1は、脚フレーム10上に装架された座板11上に着座パッ
ド12を被せてなり、また背当たり部2は、その下端を脚
フレーム10に揺動自在に枢支された縦フレーム20を左右
両側(片側のみ図示)を備え、両縦フレーム20の適宜位
置に前方に向けて突設された複数のブラケット22,22…
上に支え板21を固定して、この支え板21に、座部1に着
座した使用者の背中を支える背当てパッド23を被せた構
成となっている。
【0016】左右の縦フレーム20,20間には、これらを
ガイド部材として上下動する施療ユニット3が支持さ
れ、これの前側には、幅方向に一対の施療子4,4が突
設されている。縦フレーム20,20に支えられた前記背当
てパッド23の幅方向中央には、適宜幅の切欠き部が略全
長に亘って形成されており、施療ユニット3に突設され
た施療子4,4は、この切欠き部を経て背当たり部2の
前側に突出せしめられ、施療ユニット3に内蔵された各
別の駆動機構の動作により、後述の如く、揉み施療のた
めの左右動作と、叩き施療のための上下動作と、指圧施
療のための前後動作とを夫々行うようになしてある。
ガイド部材として上下動する施療ユニット3が支持さ
れ、これの前側には、幅方向に一対の施療子4,4が突
設されている。縦フレーム20,20に支えられた前記背当
てパッド23の幅方向中央には、適宜幅の切欠き部が略全
長に亘って形成されており、施療ユニット3に突設され
た施療子4,4は、この切欠き部を経て背当たり部2の
前側に突出せしめられ、施療ユニット3に内蔵された各
別の駆動機構の動作により、後述の如く、揉み施療のた
めの左右動作と、叩き施療のための上下動作と、指圧施
療のための前後動作とを夫々行うようになしてある。
【0017】背当てパッド23に形成された前記切欠き部
は、該切欠き部を介しての前記施療ユニット3の視認を
妨げると共に、背当てパッド23により支えられる使用者
の背中の補助的な支えとなすべく、伸縮性を有する布製
のカバー部材24が張設されている。本発明に係るマッサ
ージ機において前記カバー部材24は、図1に示す如く、
背当たり部2の先端側(上側)の所定の範囲を覆う上部
カバー 24aと、その他の範囲を覆う下部カバー 24bとに
分割構成されており、上部カバー 24aの張設は十分低い
張力下にて行われ、上部カバー 24aの張りが下部カバー
24bのそれよりも緩くしてある。
は、該切欠き部を介しての前記施療ユニット3の視認を
妨げると共に、背当てパッド23により支えられる使用者
の背中の補助的な支えとなすべく、伸縮性を有する布製
のカバー部材24が張設されている。本発明に係るマッサ
ージ機において前記カバー部材24は、図1に示す如く、
背当たり部2の先端側(上側)の所定の範囲を覆う上部
カバー 24aと、その他の範囲を覆う下部カバー 24bとに
分割構成されており、上部カバー 24aの張設は十分低い
張力下にて行われ、上部カバー 24aの張りが下部カバー
24bのそれよりも緩くしてある。
【0018】背当たり部2の縦フレーム20は、加療部位
となる背中から首筋の曲がりに沿わせるべく、図2に示
す如き屈曲形状を有しており、該縦フレーム20の後側に
は、下部の駆動スプロケット13と上部の従動スプロケッ
ト14との間に張架された駆動チェーン15が沿わせてあ
る。駆動スプロケット13には、座部1の後下側に設置さ
れた上下駆動モータM4 の駆動力が減速機16を介して伝
達されており、この伝動に応じた駆動スプロケット13の
回転により、前記駆動チェーン15が上下に作動するよう
になしてある。
となる背中から首筋の曲がりに沿わせるべく、図2に示
す如き屈曲形状を有しており、該縦フレーム20の後側に
は、下部の駆動スプロケット13と上部の従動スプロケッ
ト14との間に張架された駆動チェーン15が沿わせてあ
る。駆動スプロケット13には、座部1の後下側に設置さ
れた上下駆動モータM4 の駆動力が減速機16を介して伝
達されており、この伝動に応じた駆動スプロケット13の
回転により、前記駆動チェーン15が上下に作動するよう
になしてある。
【0019】施療ユニット3は、縦フレーム20の前面に
転接する上下一対の主ローラ3a,3aと、同じく後面に転
接する副ローラ3bとを備え、これらにより、幅方向両側
にて夫々3点支持されており、また、副ローラ3bの後下
側に固定された連結部材3cを介して前記駆動チェーン15
の中途部に連結してある。而して施療ユニット3は、上
下駆動モータM4 からの伝動による駆動チェーン15の作
動に応じて、主ローラ3a,3a及び副ローラ3bが転接する
縦フレーム20の前後面を案内面として、背当たり部2に
沿って移動する。
転接する上下一対の主ローラ3a,3aと、同じく後面に転
接する副ローラ3bとを備え、これらにより、幅方向両側
にて夫々3点支持されており、また、副ローラ3bの後下
側に固定された連結部材3cを介して前記駆動チェーン15
の中途部に連結してある。而して施療ユニット3は、上
下駆動モータM4 からの伝動による駆動チェーン15の作
動に応じて、主ローラ3a,3a及び副ローラ3bが転接する
縦フレーム20の前後面を案内面として、背当たり部2に
沿って移動する。
【0020】図3は、背当たり部2側から見た施療ユニ
ット3の正面図である。施療ユニット3の内部には、こ
れの全幅に亘って支軸30が横架され、この支軸30と夫々
平行をなして、揉み駆動軸31、叩き駆動軸32、及び指圧
駆動軸33が横架されている。揉み駆動軸31は、施療ユニ
ット3の幅方向中心の一側に右ねじを、他側に左ねじを
夫々形成してなる送りねじ軸であり、施療ユニット3内
部の一側に固設された揉み駆動モータM1 からの伝動に
より軸心回りに回転駆動されるようになしてある。
ット3の正面図である。施療ユニット3の内部には、こ
れの全幅に亘って支軸30が横架され、この支軸30と夫々
平行をなして、揉み駆動軸31、叩き駆動軸32、及び指圧
駆動軸33が横架されている。揉み駆動軸31は、施療ユニ
ット3の幅方向中心の一側に右ねじを、他側に左ねじを
夫々形成してなる送りねじ軸であり、施療ユニット3内
部の一側に固設された揉み駆動モータM1 からの伝動に
より軸心回りに回転駆動されるようになしてある。
【0021】また指圧駆動軸33は、施療ユニット3の幅
方向中心の両側に略同寸の長さを有しており、施療ユニ
ット3内部の他側に固設された指圧駆動モータM3 の出
力端にベルト及び減速機からなる伝動機構を介して連結
され、該指圧駆動モータM3からの伝動により、軸心回
りに所定の回転角度範囲内にて低速度にて回転駆動され
るようになしてある。
方向中心の両側に略同寸の長さを有しており、施療ユニ
ット3内部の他側に固設された指圧駆動モータM3 の出
力端にベルト及び減速機からなる伝動機構を介して連結
され、該指圧駆動モータM3からの伝動により、軸心回
りに所定の回転角度範囲内にて低速度にて回転駆動され
るようになしてある。
【0022】指圧駆動軸33の中央部には、揺動アーム34
の基端部が固定されており、前記叩き駆動軸32は、前記
揺動アーム34の先端部に回動自在に枢支されている。揺
動アーム34は、指圧駆動軸33の両側にも固定され、叩き
駆動軸32は、軸長方向3か所を揺動アーム34により枢支
され、指圧駆動軸33と平行をなして保持されている。叩
き駆動軸32は、図示の如く、中央の揺動アーム34との枢
支位置の両側に、位相をずらせた一対のクランク 32a,3
2bを備えてなるクランク軸であり、揉み駆動モータM1
と同側に固設された叩き駆動モータM2 からの伝動によ
り軸心回りに回転駆動されるようになしてある。
の基端部が固定されており、前記叩き駆動軸32は、前記
揺動アーム34の先端部に回動自在に枢支されている。揺
動アーム34は、指圧駆動軸33の両側にも固定され、叩き
駆動軸32は、軸長方向3か所を揺動アーム34により枢支
され、指圧駆動軸33と平行をなして保持されている。叩
き駆動軸32は、図示の如く、中央の揺動アーム34との枢
支位置の両側に、位相をずらせた一対のクランク 32a,3
2bを備えてなるクランク軸であり、揉み駆動モータM1
と同側に固設された叩き駆動モータM2 からの伝動によ
り軸心回りに回転駆動されるようになしてある。
【0023】叩き駆動モータM2 の出力は、指圧駆動軸
33の一側を支持する伝動ボックス35の指圧駆動軸33と同
軸をなす出力端に取り出され、伝動ベルト36を介して叩
き駆動軸32に伝達されている。而して叩き駆動軸32は、
指圧駆動モータM3 からの伝動による指圧駆動軸33の回
転に応じて、揺動アーム34と共に指圧駆動軸33の軸心回
りに位置を変え、また、叩き駆動モータM2 からの伝動
により軸心回りに回転駆動されることになり、この回転
駆動は、前述した如き伝動系の構成により、揺動アーム
34の揺動と同時に行わせ得る。
33の一側を支持する伝動ボックス35の指圧駆動軸33と同
軸をなす出力端に取り出され、伝動ベルト36を介して叩
き駆動軸32に伝達されている。而して叩き駆動軸32は、
指圧駆動モータM3 からの伝動による指圧駆動軸33の回
転に応じて、揺動アーム34と共に指圧駆動軸33の軸心回
りに位置を変え、また、叩き駆動モータM2 からの伝動
により軸心回りに回転駆動されることになり、この回転
駆動は、前述した如き伝動系の構成により、揺動アーム
34の揺動と同時に行わせ得る。
【0024】図3に示す如く、支軸30と揉み駆動軸31と
の間には、移動ブロック40,40が架設してある。この架
設は、移動ブロック40,40の一側を、軸長方向への摺動
自在に支軸30に嵌合せしめ、また移動ブロック40,40の
他側を、揉み駆動軸31の左ねじ部及び右ねじ部に夫々螺
合せしめてなされており、移動ブロック40,40は、揉み
駆動モータM1 からの伝動による揉み駆動軸31の正逆転
に応じて、支軸30に沿って摺動し、互いに接近又は離反
する左右動作をなす。
の間には、移動ブロック40,40が架設してある。この架
設は、移動ブロック40,40の一側を、軸長方向への摺動
自在に支軸30に嵌合せしめ、また移動ブロック40,40の
他側を、揉み駆動軸31の左ねじ部及び右ねじ部に夫々螺
合せしめてなされており、移動ブロック40,40は、揉み
駆動モータM1 からの伝動による揉み駆動軸31の正逆転
に応じて、支軸30に沿って摺動し、互いに接近又は離反
する左右動作をなす。
【0025】支軸30への移動ブロック40,40の嵌合部位
には、夫々との対向面に、支軸30と同軸上での回動が可
能にアームホルダ41,41が取り付けてあり、前記施療子
4,4は、アームホルダ41,41の一側に突設された支持
アーム42,42の先端に夫々取り付けてある。図4は、施
療子4,4の支持構造を示す側断面図であり、図示の如
く、支持アーム42,42はアームホルダ41,41の他側にも
突設され、この突設端は、前記叩き駆動軸32の両側のク
ランク 32a,32bに各別の連結リンク43,44を介して連結
されている。
には、夫々との対向面に、支軸30と同軸上での回動が可
能にアームホルダ41,41が取り付けてあり、前記施療子
4,4は、アームホルダ41,41の一側に突設された支持
アーム42,42の先端に夫々取り付けてある。図4は、施
療子4,4の支持構造を示す側断面図であり、図示の如
く、支持アーム42,42はアームホルダ41,41の他側にも
突設され、この突設端は、前記叩き駆動軸32の両側のク
ランク 32a,32bに各別の連結リンク43,44を介して連結
されている。
【0026】而して、支持アーム42,42の基端は、指圧
駆動モータM3 からの伝動により指圧駆動軸33が駆動さ
れた場合、揺動アーム34,34の揺動に伴って前述の如く
生じる叩き駆動軸32の移動により、連結リンク43,44を
介して一括して押し上げ又は引き下げられる一方、叩き
駆動モータM2 からの伝動により叩き駆動軸32が回転駆
動された場合、これに伴うクランク 32a,32bの偏心回転
により、夫々の連結リンク43,44を介して各別に押し上
げ又は引き下げられる。
駆動モータM3 からの伝動により指圧駆動軸33が駆動さ
れた場合、揺動アーム34,34の揺動に伴って前述の如く
生じる叩き駆動軸32の移動により、連結リンク43,44を
介して一括して押し上げ又は引き下げられる一方、叩き
駆動モータM2 からの伝動により叩き駆動軸32が回転駆
動された場合、これに伴うクランク 32a,32bの偏心回転
により、夫々の連結リンク43,44を介して各別に押し上
げ又は引き下げられる。
【0027】以上の如く生じる押し上げ又は引き下げに
より、支持アーム42,42は、各別の移動ブロック40,40
に対するアームホルダ41,41の回動を伴って支軸30の軸
心回りに揺動する。指圧駆動軸33の回転は所定の角度範
囲内にて生じる低速度での両方向回転であり、この回転
に応じた支持アーム42,42の揺動は、同位相にて緩やか
に生じる。一方、叩き駆動軸32の回転は高速度での一方
向回転であり、この回転に応じた支持アーム42,42の揺
動は、クランク 32a,32b相互間の位相のずれを伴って交
互に生じる。従って、支持アーム42,42先端の施療子
4,4は、指圧駆動軸33の回転に応じて、互いに同期し
て前方に突出又は後方に退避する前後動作をなし、また
叩き駆動軸32の回転に応じて、短周期にて交互に上下す
る上下動作をなす。
より、支持アーム42,42は、各別の移動ブロック40,40
に対するアームホルダ41,41の回動を伴って支軸30の軸
心回りに揺動する。指圧駆動軸33の回転は所定の角度範
囲内にて生じる低速度での両方向回転であり、この回転
に応じた支持アーム42,42の揺動は、同位相にて緩やか
に生じる。一方、叩き駆動軸32の回転は高速度での一方
向回転であり、この回転に応じた支持アーム42,42の揺
動は、クランク 32a,32b相互間の位相のずれを伴って交
互に生じる。従って、支持アーム42,42先端の施療子
4,4は、指圧駆動軸33の回転に応じて、互いに同期し
て前方に突出又は後方に退避する前後動作をなし、また
叩き駆動軸32の回転に応じて、短周期にて交互に上下す
る上下動作をなす。
【0028】更に、揉み駆動モータM1 からの伝動によ
り揉み駆動軸31が回転駆動された場合、施療子4,4
は、前述の如く生じる移動ブロック40,40の摺動に応じ
て相互に接近又は離反する左右動作をなす。叩き駆動軸
32のクランク 32a,32bは、中央の揺動アーム34の両側に
適宜の長さを有し、これらへの連結リンク43,44の連結
は、軸心回りの揺動及び軸長方向への摺動が可能になさ
れており、施療子4,4の左右動作は、前記クランク 3
2a,32bに沿う連結リンク43,44の摺動により許容され
る。
り揉み駆動軸31が回転駆動された場合、施療子4,4
は、前述の如く生じる移動ブロック40,40の摺動に応じ
て相互に接近又は離反する左右動作をなす。叩き駆動軸
32のクランク 32a,32bは、中央の揺動アーム34の両側に
適宜の長さを有し、これらへの連結リンク43,44の連結
は、軸心回りの揺動及び軸長方向への摺動が可能になさ
れており、施療子4,4の左右動作は、前記クランク 3
2a,32bに沿う連結リンク43,44の摺動により許容され
る。
【0029】以上の如く構成されたマッサージ機は、座
部1に着座した使用者が、加療部位となる背中を背当た
り部2に当て、操作部5(図1参照)の操作により所望
の施療パターンを選択して用いられる。
部1に着座した使用者が、加療部位となる背中を背当た
り部2に当て、操作部5(図1参照)の操作により所望
の施療パターンを選択して用いられる。
【0030】施療ユニット3に内蔵された揉み駆動モー
タM1 、叩き駆動モータM2 及び指圧駆動モータM
3 と、座部1の下側に設置された上下駆動モータM4 と
は、操作部5での選択パターンに従って駆動され、背当
たり部2に押し当てられた加療部位には、叩き駆動モー
タM2 の駆動による施療子4,4の上下動作により叩き
施療が、また指圧駆動モータM3 の駆動による施療子
4,4の前後動作により指圧施療が夫々行われ、更に、
揉み駆動モータM1 の駆動による施療子4,4の左右動
作と上下駆動モータM4 の駆動による施療ユニット3の
移動との組み合わせにより揉み施療が、また指圧駆動モ
ータM3 の駆動による施療子4,4の前後動作と上下駆
動モータM4 の駆動による施療ユニット3の移動との組
み合わせによりローリング施療が夫々行われる。
タM1 、叩き駆動モータM2 及び指圧駆動モータM
3 と、座部1の下側に設置された上下駆動モータM4 と
は、操作部5での選択パターンに従って駆動され、背当
たり部2に押し当てられた加療部位には、叩き駆動モー
タM2 の駆動による施療子4,4の上下動作により叩き
施療が、また指圧駆動モータM3 の駆動による施療子
4,4の前後動作により指圧施療が夫々行われ、更に、
揉み駆動モータM1 の駆動による施療子4,4の左右動
作と上下駆動モータM4 の駆動による施療ユニット3の
移動との組み合わせにより揉み施療が、また指圧駆動モ
ータM3 の駆動による施療子4,4の前後動作と上下駆
動モータM4 の駆動による施療ユニット3の移動との組
み合わせによりローリング施療が夫々行われる。
【0031】図3及び図4に示す如く、施療子4,4を
支持する支持アーム42,42の中途には荷重センサ6,6
が夫々付設されており、前述した施療動作は、加療部位
への押し当てに伴って施療子4,4に作用する反力荷重
を前記荷重センサ6,6により検出し、この検出荷重に
基づいて揉み駆動モータM1 、叩き駆動モータM2 及び
指圧駆動モータM3 の出力を制御し、加療部位への施療
子4,4の押し当て力を自動調節しつつ行われている。
支持する支持アーム42,42の中途には荷重センサ6,6
が夫々付設されており、前述した施療動作は、加療部位
への押し当てに伴って施療子4,4に作用する反力荷重
を前記荷重センサ6,6により検出し、この検出荷重に
基づいて揉み駆動モータM1 、叩き駆動モータM2 及び
指圧駆動モータM3 の出力を制御し、加療部位への施療
子4,4の押し当て力を自動調節しつつ行われている。
【0032】図5は、本発明に係るマッサージ機の制御
系の構成を示すブロック図である。使用者の操作による
前記操作部5の設定内容は、マイクロプロセッサを用い
てなる制御部7に与えられている。該制御部7の入力側
には、前記荷重センサ6が接続され、同じく出力側に
は、前記揉み駆動モータM1 、叩き駆動モータM2 、指
圧駆動モータM3 及び上下駆動モータM4 が各別の駆動
回路を介して接続されている。
系の構成を示すブロック図である。使用者の操作による
前記操作部5の設定内容は、マイクロプロセッサを用い
てなる制御部7に与えられている。該制御部7の入力側
には、前記荷重センサ6が接続され、同じく出力側に
は、前記揉み駆動モータM1 、叩き駆動モータM2 、指
圧駆動モータM3 及び上下駆動モータM4 が各別の駆動
回路を介して接続されている。
【0033】制御部7は、操作部5に設定された施療パ
ターンに従って、出力側の揉み駆動モータM1 、叩き駆
動モータM2 、指圧駆動モータM3 及び上下駆動モータ
M4の夫々に駆動指令を発する動作をなし、この動作に
より施療子4,4は、揉み、叩き及び指圧の各施療動
作、更には、これらを適宜に組み合わせた施療動作を、
施療ユニット3の上下動を伴って行い、背当たり部2に
押し当てられた加療部位の略全域に亘る施療が行われ
る。
ターンに従って、出力側の揉み駆動モータM1 、叩き駆
動モータM2 、指圧駆動モータM3 及び上下駆動モータ
M4の夫々に駆動指令を発する動作をなし、この動作に
より施療子4,4は、揉み、叩き及び指圧の各施療動
作、更には、これらを適宜に組み合わせた施療動作を、
施療ユニット3の上下動を伴って行い、背当たり部2に
押し当てられた加療部位の略全域に亘る施療が行われ
る。
【0034】操作部5においては、自動マッサージの設
定も可能であり、この設定がなされた場合、制御部7
は、前記各モータへの駆動指令を所定のプログラムに沿
って発する制御動作をなし、これにより使用者は、背当
たり部2に押し当てた加療部位の全域に亘る一連の施療
を受けることができる。この自動マッサージの実施前に
制御部7は、入力側に接続された荷重センサ6の出力に
基づいて使用者の肩位置を検出する準備動作をなし、自
動マッサージ実行中の制御部7の制御動作は、前記準備
動作において得られる体型データに基づいて行われる。
定も可能であり、この設定がなされた場合、制御部7
は、前記各モータへの駆動指令を所定のプログラムに沿
って発する制御動作をなし、これにより使用者は、背当
たり部2に押し当てた加療部位の全域に亘る一連の施療
を受けることができる。この自動マッサージの実施前に
制御部7は、入力側に接続された荷重センサ6の出力に
基づいて使用者の肩位置を検出する準備動作をなし、自
動マッサージ実行中の制御部7の制御動作は、前記準備
動作において得られる体型データに基づいて行われる。
【0035】前記荷重センサ6は、支持アーム42,42に
貼着された歪ゲージであり、加療部位への施療子4,4
の押し当て荷重は、この押し当てに応じて支持アーム4
2,42に生じる歪による抵抗値変化を媒介として検出さ
れる。図5に示す如く荷重センサ6は、他の3つの固定
抵抗R1 〜R3 とにより構成されたブリッジ回路に組み
込まれており、荷重センサ6の抵抗値変化は、これと抵
抗R3 との間の電圧V1と、これらと並列接続された2
つの抵抗R1 ,R2 間の基準電圧V2 との差として取り
出され、差動増幅器G1により電圧V3 に増幅されて差
動増幅器G2に与えられている。
貼着された歪ゲージであり、加療部位への施療子4,4
の押し当て荷重は、この押し当てに応じて支持アーム4
2,42に生じる歪による抵抗値変化を媒介として検出さ
れる。図5に示す如く荷重センサ6は、他の3つの固定
抵抗R1 〜R3 とにより構成されたブリッジ回路に組み
込まれており、荷重センサ6の抵抗値変化は、これと抵
抗R3 との間の電圧V1と、これらと並列接続された2
つの抵抗R1 ,R2 間の基準電圧V2 との差として取り
出され、差動増幅器G1により電圧V3 に増幅されて差
動増幅器G2に与えられている。
【0036】差動増幅器G2にはまた、初期調整器VR
に設定された調整電圧V4 が与えられており、これと電
圧V3 との電圧差に所定の増幅を加えて得られる差動増
幅器G2の出力電圧V5 が制御部7に入力されるように
なしてある。なお前記出力電圧V5 は、電圧制限ダイオ
ードD1により、初期調整器VRの電源電圧Vcc以下に
制限されている。
に設定された調整電圧V4 が与えられており、これと電
圧V3 との電圧差に所定の増幅を加えて得られる差動増
幅器G2の出力電圧V5 が制御部7に入力されるように
なしてある。なお前記出力電圧V5 は、電圧制限ダイオ
ードD1により、初期調整器VRの電源電圧Vcc以下に
制限されている。
【0037】差動増幅器G1の出力電圧V3 は、荷重セ
ンサ6の抵抗値変化に対応するものであるが、これの絶
対値は、荷重センサ6たる歪ゲージの取り付け状態に応
じて異なる。初期調整器VRは、外部からの調整により
抵抗値を変え、電源電圧Vccを適宜に降圧した調整電圧
V4 を出力する可変抵抗器であり、制御部7へ入力され
る差動増幅器G2の出力電圧V5 を監視しつつ調整電圧
V4 を設定することにより、差動増幅器G1の出力電圧
V3 における取り付け状態の影響を排除し、制御部7へ
の入力を絶対的なものとする機能を果たす。
ンサ6の抵抗値変化に対応するものであるが、これの絶
対値は、荷重センサ6たる歪ゲージの取り付け状態に応
じて異なる。初期調整器VRは、外部からの調整により
抵抗値を変え、電源電圧Vccを適宜に降圧した調整電圧
V4 を出力する可変抵抗器であり、制御部7へ入力され
る差動増幅器G2の出力電圧V5 を監視しつつ調整電圧
V4 を設定することにより、差動増幅器G1の出力電圧
V3 における取り付け状態の影響を排除し、制御部7へ
の入力を絶対的なものとする機能を果たす。
【0038】図6は、肩位置検出のための準備動作の手
順を示すフローチャートである。前述の如くこの準備動
作は、操作部5における自動マッサージの設定に応じて
開始され、制御部7は、まず上下駆動モータM4 を一方
向(背当たり部2の上方向)に連続駆動して、施療ユニ
ット3を最上部に移動させ(ステップ1)、次いで、揉
み駆動モータM1 の駆動により施療子4,4を離反動作
させて、両者の間隔を最大とすると共に、指圧駆動モー
タM3 の駆動により、施療子4,4を最前部に突出させ
る(ステップ2)。
順を示すフローチャートである。前述の如くこの準備動
作は、操作部5における自動マッサージの設定に応じて
開始され、制御部7は、まず上下駆動モータM4 を一方
向(背当たり部2の上方向)に連続駆動して、施療ユニ
ット3を最上部に移動させ(ステップ1)、次いで、揉
み駆動モータM1 の駆動により施療子4,4を離反動作
させて、両者の間隔を最大とすると共に、指圧駆動モー
タM3 の駆動により、施療子4,4を最前部に突出させ
る(ステップ2)。
【0039】その後制御部7は、上下駆動モータM4 に
他方向(背当たり部2の上方向)への駆動指令を発し、
施療ユニット3を除々に下動せしめ(ステップ3)、こ
の間に荷重センサ6から与えられる荷重検出値を所定の
判定値と逐次比較する(ステップ4)。
他方向(背当たり部2の上方向)への駆動指令を発し、
施療ユニット3を除々に下動せしめ(ステップ3)、こ
の間に荷重センサ6から与えられる荷重検出値を所定の
判定値と逐次比較する(ステップ4)。
【0040】図7は、この間の施療子4,4(片側のみ
図示)の動作説明図、図8は、この間における荷重検出
値の変化を示す図である。ステップ2までの実行によ
り、施療子4,4は、図7(a)に示すA位置、即ち、
座部1に着座した使用者の頭部の両側に突出した状態と
なり、この状態で施療ユニット3を下動せしめた場合、
施療子4,4は、図7(b)に示すB位置にて使用者の
肩部に当接し、この当接に伴って支持アーム42,42に歪
が生じ、荷重センサ6による荷重検出値は増加する。
図示)の動作説明図、図8は、この間における荷重検出
値の変化を示す図である。ステップ2までの実行によ
り、施療子4,4は、図7(a)に示すA位置、即ち、
座部1に着座した使用者の頭部の両側に突出した状態と
なり、この状態で施療ユニット3を下動せしめた場合、
施療子4,4は、図7(b)に示すB位置にて使用者の
肩部に当接し、この当接に伴って支持アーム42,42に歪
が生じ、荷重センサ6による荷重検出値は増加する。
【0041】ステップ4での比較に用いる判定値は、図
8に示す如く、高低両レベルの中間的な値に設定してあ
り、前記比較の結果、荷重値が判定値を上回った場合、
制御部7は、上下駆動モータM4 に停止指令を発して施
療ユニット3の下動を停止させる(ステップ5)と共
に、このときの施療ユニット3の上下位置(図7及び図
8におけるB位置)が肩の高さ位置であると判定し、こ
の位置を使用者の肩位置として記憶する(ステップ
6)。
8に示す如く、高低両レベルの中間的な値に設定してあ
り、前記比較の結果、荷重値が判定値を上回った場合、
制御部7は、上下駆動モータM4 に停止指令を発して施
療ユニット3の下動を停止させる(ステップ5)と共
に、このときの施療ユニット3の上下位置(図7及び図
8におけるB位置)が肩の高さ位置であると判定し、こ
の位置を使用者の肩位置として記憶する(ステップ
6)。
【0042】前述した如く本発明に係るマッサージ機に
おいては、背当たり部2の上側の所定範囲(図7中にL
として示す範囲)は、張りを緩くした上部カバー 24aに
より覆われており、この張設範囲は、一般的な使用者の
肩位置がこの範囲内に含まれるように設定してある。従
って、前記A位置での施療子4,4の突出及びこの後の
B位置までの下降は、図7に示す如く、上部カバー 24a
を介して行われることになる一方、該カバー 24aの張り
は十分に緩いことから、上部カバー 24aの押し出しによ
り荷重センサ6に作用する荷重は十分に低く、図8中に
実戦により示す如く、A位置からB位置に至る間の荷重
検出値は略0に保たれ、B位置での肩への当接の前後に
急増することになり、前記判定値との比較が確実に行わ
れ、B位置が肩位置であるとの正しい判定がなされる。
おいては、背当たり部2の上側の所定範囲(図7中にL
として示す範囲)は、張りを緩くした上部カバー 24aに
より覆われており、この張設範囲は、一般的な使用者の
肩位置がこの範囲内に含まれるように設定してある。従
って、前記A位置での施療子4,4の突出及びこの後の
B位置までの下降は、図7に示す如く、上部カバー 24a
を介して行われることになる一方、該カバー 24aの張り
は十分に緩いことから、上部カバー 24aの押し出しによ
り荷重センサ6に作用する荷重は十分に低く、図8中に
実戦により示す如く、A位置からB位置に至る間の荷重
検出値は略0に保たれ、B位置での肩への当接の前後に
急増することになり、前記判定値との比較が確実に行わ
れ、B位置が肩位置であるとの正しい判定がなされる。
【0043】図8中の破線は、従来のマッサージ機にお
ける同様の荷重変化を示している。この場合、荷重セン
サ6による荷重検出値は、A位置での施療子4,4の突
出時点においてカバー部材からの反力の作用により所定
のレベルを有しており、更にB位置への接近に伴って緩
やかに増加することから、前記判定値との比較は困難で
あり、またB位置への到達前に前記判定値を超え、図8
中のB′位置に肩位置があるとの誤った判定がなされ
る。
ける同様の荷重変化を示している。この場合、荷重セン
サ6による荷重検出値は、A位置での施療子4,4の突
出時点においてカバー部材からの反力の作用により所定
のレベルを有しており、更にB位置への接近に伴って緩
やかに増加することから、前記判定値との比較は困難で
あり、またB位置への到達前に前記判定値を超え、図8
中のB′位置に肩位置があるとの誤った判定がなされ
る。
【0044】以上の如き肩位置検出の後、制御部7は、
予め記憶させてある標準的な体格演算式にこの検出結果
を適用し、主要な加療部位の位置、例えば、首位置及び
腰位置等を演算し(ステップ7)、肩位置検出動作を終
了する。後続する自動マッサージにおいては、これらの
各位置に対応させた施療が行われるから、快適な使用感
と、満足すべき施療効果とが、使用者の体型の如何に拘
わらず得られるようになる。
予め記憶させてある標準的な体格演算式にこの検出結果
を適用し、主要な加療部位の位置、例えば、首位置及び
腰位置等を演算し(ステップ7)、肩位置検出動作を終
了する。後続する自動マッサージにおいては、これらの
各位置に対応させた施療が行われるから、快適な使用感
と、満足すべき施療効果とが、使用者の体型の如何に拘
わらず得られるようになる。
【0045】一方本発明に係るマッサージ機において、
背当たり部2の下側を覆う下部カバー 24bは、所定の張
力を有して張設されているから、背当たり部2に押し当
てられる使用者の背中を安定して支持でき、前述の如く
行われる施療動作中に、加療部位が背当たり部2中央の
切欠き部内に沈み込み、施療ユニット3との直接的な接
触による使用感の悪化を招来する虞はない。
背当たり部2の下側を覆う下部カバー 24bは、所定の張
力を有して張設されているから、背当たり部2に押し当
てられる使用者の背中を安定して支持でき、前述の如く
行われる施療動作中に、加療部位が背当たり部2中央の
切欠き部内に沈み込み、施療ユニット3との直接的な接
触による使用感の悪化を招来する虞はない。
【0046】なお、本実施例においては、椅子式のマッ
サージ機への適用例について述べたが、本発明の適用
は、ベッドの背当たり部に施療ユニットを組み込んでな
るベッド式のマッサージ機においても可能である。
サージ機への適用例について述べたが、本発明の適用
は、ベッドの背当たり部に施療ユニットを組み込んでな
るベッド式のマッサージ機においても可能である。
【0047】
【発明の効果】以上詳述した如く本発明に係るマッサー
ジ機においては、背当たり部の前側に張設されるカバー
部材を、背当たり部の先端側の所定範囲を覆う上部カバ
ーと、他の範囲を覆う下部カバーとに分割し、上部カバ
ーの張りを下部カバーのそれよりも緩くしてあるから、
自動マッサージの基準となる使用者の肩位置検出に際
し、カバー部材の張りの影響を受けずに肩位置を誤りな
く検出でき、この検出結果に基づく効果的な施療が可能
となると共に、施療中に背当たり部に押し当てられる使
用者の背中は、下部カバーの張りにより安定して支えら
れるから、背当たり部の後側において移動する施療ユニ
ットとの接触による使用感の悪化を未然に防止できる
等、本発明は優れた効果を奏する。
ジ機においては、背当たり部の前側に張設されるカバー
部材を、背当たり部の先端側の所定範囲を覆う上部カバ
ーと、他の範囲を覆う下部カバーとに分割し、上部カバ
ーの張りを下部カバーのそれよりも緩くしてあるから、
自動マッサージの基準となる使用者の肩位置検出に際
し、カバー部材の張りの影響を受けずに肩位置を誤りな
く検出でき、この検出結果に基づく効果的な施療が可能
となると共に、施療中に背当たり部に押し当てられる使
用者の背中は、下部カバーの張りにより安定して支えら
れるから、背当たり部の後側において移動する施療ユニ
ットとの接触による使用感の悪化を未然に防止できる
等、本発明は優れた効果を奏する。
【図1】本発明に係るマッサージ機の外観斜視図であ
る。
る。
【図2】本発明に係るマッサージ機のフレーム構造を示
す側断面図である。
す側断面図である。
【図3】施療ユニットの正面図である。
【図4】施療子の支持構造を示す側断面図である。
【図5】本発明に係るマッサージ機の制御系の構成を示
すブロック図である。
すブロック図である。
【図6】使用者の肩位置検出の手順を示すフローチャー
トである。
トである。
【図7】肩位置検出における施療子の動作説明図である
【図8】肩位置検出動作中における荷重検出値の変化を
示す図である。
示す図である。
2 背当たり部 3 施療ユニット 4 施療子 5 操作部 6 荷重センサ 7 制御部 23 背当てパッド 24 カバー部材 24a 上部カバー 24b 下部カバー M1 揉み駆動モータ M2 叩き駆動モータ M3 指圧駆動モータ M4 上下駆動モータ
Claims (1)
- 【請求項1】 背当たり部に沿って移動する施療ユニッ
トに、該背当たり部の前側に張設されたカバー部材を介
して突出する一対の施療子を備え、該施療子の動作と前
記施療ユニットの移動とにより、前記背当たり部の略全
域に亘る加療部位への施療を行うようにしたマッサージ
機において、前記カバー部材を、前記背当たり部の先端
側の所定の範囲を覆う上部カバーと、他の範囲を覆う下
部カバーとに分割構成し、上部カバーの張りを下部カバ
ーのそれよりも緩くしてあることを特徴とするマッサー
ジ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28373593A JPH07136227A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28373593A JPH07136227A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | マッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07136227A true JPH07136227A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=17669430
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28373593A Pending JPH07136227A (ja) | 1993-11-12 | 1993-11-12 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07136227A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998048763A1 (fr) * | 1997-04-30 | 1998-11-05 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Appareil de massage |
JP2006239400A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-09-14 | Sanyo Electric Co Ltd | マッサージ機 |
CN112006903A (zh) * | 2020-09-08 | 2020-12-01 | 上海荣泰健康科技股份有限公司 | 按摩椅肩部位置检测与校正方法、装置、设备、按摩椅 |
-
1993
- 1993-11-12 JP JP28373593A patent/JPH07136227A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998048763A1 (fr) * | 1997-04-30 | 1998-11-05 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Appareil de massage |
US6056708A (en) * | 1997-04-30 | 2000-05-02 | Matsushita Electric Works, Ltd. | Massaging apparatus having frame with opening and a cover stretched over frame |
JP2006239400A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-09-14 | Sanyo Electric Co Ltd | マッサージ機 |
CN112006903A (zh) * | 2020-09-08 | 2020-12-01 | 上海荣泰健康科技股份有限公司 | 按摩椅肩部位置检测与校正方法、装置、设备、按摩椅 |
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