JPH07112113B2 - 多層回路板のバイアホール加工方法 - Google Patents
多層回路板のバイアホール加工方法Info
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- JPH07112113B2 JPH07112113B2 JP3008146A JP814691A JPH07112113B2 JP H07112113 B2 JPH07112113 B2 JP H07112113B2 JP 3008146 A JP3008146 A JP 3008146A JP 814691 A JP814691 A JP 814691A JP H07112113 B2 JPH07112113 B2 JP H07112113B2
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Landscapes
- Drilling And Boring (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、多層回路板にドリル加
工で未貫通のバイアホールを形成する方法に関するもの
である。
工で未貫通のバイアホールを形成する方法に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】多層回路板1は外層回路2と内層回路3
を具備して形成されるが、外層回路2と内層回路3の接
続は、多層回路板1の表裏に貫通するスルーホールや貫
通バイアホールによっておこなわれる他、外層回路2か
ら内層回路3に至るブラインドバイアホール(BVH)
と称される未貫通のバイアホール4によってもおこなわ
れることがある。
を具備して形成されるが、外層回路2と内層回路3の接
続は、多層回路板1の表裏に貫通するスルーホールや貫
通バイアホールによっておこなわれる他、外層回路2か
ら内層回路3に至るブラインドバイアホール(BVH)
と称される未貫通のバイアホール4によってもおこなわ
れることがある。
【0003】すなわち、ドリルマシンを用いてドリルビ
ットを多層回路板1にその表面から内層回路3を貫通す
るまで送ってドリル加工することによって、図2のよう
に多層回路板1を貫通しないバイアホール4を穴明け加
工し、そしてこのバイアホール4内にメッキ層7を設け
て、メッキ層7によって外層回路2と内層回路3とを電
気的に接続させるのである。
ットを多層回路板1にその表面から内層回路3を貫通す
るまで送ってドリル加工することによって、図2のよう
に多層回路板1を貫通しないバイアホール4を穴明け加
工し、そしてこのバイアホール4内にメッキ層7を設け
て、メッキ層7によって外層回路2と内層回路3とを電
気的に接続させるのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし上記のようにド
リル加工で未貫通のバイアホール4を形成するにあたっ
て、内層回路3はその厚み分の面積でのみバイアホール
4の内周に露出しているだけであり、銅箔等で作成され
る内層回路3の厚みは薄いために内層回路3のバイアホ
ール4の内周に露出する面積は非常に小さく、バイアホ
ール4内に設けるメッキ層7と内層回路3との接触面積
は非常に小さくなる。従ってメッキ層7と内層回路3と
の間の導通信頼性に問題を有するものであった。
リル加工で未貫通のバイアホール4を形成するにあたっ
て、内層回路3はその厚み分の面積でのみバイアホール
4の内周に露出しているだけであり、銅箔等で作成され
る内層回路3の厚みは薄いために内層回路3のバイアホ
ール4の内周に露出する面積は非常に小さく、バイアホ
ール4内に設けるメッキ層7と内層回路3との接触面積
は非常に小さくなる。従ってメッキ層7と内層回路3と
の間の導通信頼性に問題を有するものであった。
【0005】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、バイアホール内のメッキ層と内層回路との導通信
頼性を向上させることができる多層回路板のバイアホー
ル加工方法を提供することを目的とするものである。
あり、バイアホール内のメッキ層と内層回路との導通信
頼性を向上させることができる多層回路板のバイアホー
ル加工方法を提供することを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る多層回路板
のバイアホール加工方法は、多層回路板1にその表面か
ら内層回路3に至る未貫通のバイアホール4をドリル加
工するにあたって、刃先が断面三角形に尖るドリルビッ
ト5を用いると共に刃先6が内層回路3を突き抜けない
ようにドリルビット5を送ってバイアホール4を穴明け
し、バイアホール4内にメッキ層7を設けることを特徴
とするものである。
のバイアホール加工方法は、多層回路板1にその表面か
ら内層回路3に至る未貫通のバイアホール4をドリル加
工するにあたって、刃先が断面三角形に尖るドリルビッ
ト5を用いると共に刃先6が内層回路3を突き抜けない
ようにドリルビット5を送ってバイアホール4を穴明け
し、バイアホール4内にメッキ層7を設けることを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】刃先が断面三角形に尖るドリルビット5を用い
ると共に刃先6が内層回路3を突き抜けないようにドリ
ルビット5を送ってバイアホール4を穴明けするように
しているために、内層回路3はバイアホール4の底面に
テーパ面として広い面積で露出することになり、バイア
ホール4内に設けるメッキ層7と内層回路3の接触面積
を大きくすることができる。
ると共に刃先6が内層回路3を突き抜けないようにドリ
ルビット5を送ってバイアホール4を穴明けするように
しているために、内層回路3はバイアホール4の底面に
テーパ面として広い面積で露出することになり、バイア
ホール4内に設けるメッキ層7と内層回路3の接触面積
を大きくすることができる。
【0008】
【実施例】以下本発明を実施例によって詳述する。多層
回路板1は多層プリント配線板等で形成されるものであ
り、内層に銅箔のエッチング加工等で作成した内層回路
3が設けてある。また多層回路板1の外面には銅箔等の
金属箔11が積層してある。そしてこの多層回路板1に
未貫通のバイアホール4を加工するにあたっては、図1
(a)に示すように刃先6が断面三角形状に尖るドリル
ビット5を設けたドリルマシンを用い、ドリルビット5
を多層回路板1の表面から内層回路3へと送って穴明け
することによっておこなうことができる。このときドリ
ルマシンはZ軸制御機構を設けたものを使用するもので
あり、ドリルビット5のZ軸方向(多層回路板1の厚み
方向)への送り寸法を精密に制御し、図1(a)に示す
ようにドリルビット5の刃先6が内層回路3に達して内
層回路3を突き抜けないように、ドリルビット5を送る
ようにしている。従って、内層回路3はドリルビット5
の刃先6でテーパ状に切削されることになり、図1
(a)に示すように内層回路3はバイアホール4の底面
にテーパ面として露出することになる。
回路板1は多層プリント配線板等で形成されるものであ
り、内層に銅箔のエッチング加工等で作成した内層回路
3が設けてある。また多層回路板1の外面には銅箔等の
金属箔11が積層してある。そしてこの多層回路板1に
未貫通のバイアホール4を加工するにあたっては、図1
(a)に示すように刃先6が断面三角形状に尖るドリル
ビット5を設けたドリルマシンを用い、ドリルビット5
を多層回路板1の表面から内層回路3へと送って穴明け
することによっておこなうことができる。このときドリ
ルマシンはZ軸制御機構を設けたものを使用するもので
あり、ドリルビット5のZ軸方向(多層回路板1の厚み
方向)への送り寸法を精密に制御し、図1(a)に示す
ようにドリルビット5の刃先6が内層回路3に達して内
層回路3を突き抜けないように、ドリルビット5を送る
ようにしている。従って、内層回路3はドリルビット5
の刃先6でテーパ状に切削されることになり、図1
(a)に示すように内層回路3はバイアホール4の底面
にテーパ面として露出することになる。
【0009】このように多層回路板1の表面から内層回
路3にまで達する未貫通のバイアホール4をドリル加工
して設けた後に、銅メッキ等のスルーホールメッキを施
してバイアホール4の内周面から底面に至るメッキ層7
を設けると共に外層の金属箔11をエッチング加工で回
路形成して外層回路2を設け、メッキ層7によって外層
回路2と内層回路3とを電気的に接続させるものであ
る。ここで、上記のように内層回路3はバイアホール4
の底面にテーパ面として露出しており、広い面積で露出
することになる。従ってバイアホール4内に設けるメッ
キ層7と内層回路3の接触面積を大きく確保することが
でき、メッキ層7と内層回路3との接触信頼性を高めて
メッキ層7による外層回路2と内層回路3との導通信頼
性を向上させることができるものである。
路3にまで達する未貫通のバイアホール4をドリル加工
して設けた後に、銅メッキ等のスルーホールメッキを施
してバイアホール4の内周面から底面に至るメッキ層7
を設けると共に外層の金属箔11をエッチング加工で回
路形成して外層回路2を設け、メッキ層7によって外層
回路2と内層回路3とを電気的に接続させるものであ
る。ここで、上記のように内層回路3はバイアホール4
の底面にテーパ面として露出しており、広い面積で露出
することになる。従ってバイアホール4内に設けるメッ
キ層7と内層回路3の接触面積を大きく確保することが
でき、メッキ層7と内層回路3との接触信頼性を高めて
メッキ層7による外層回路2と内層回路3との導通信頼
性を向上させることができるものである。
【0010】
【発明の効果】上記のように本発明は、多層回路板にそ
の表面から内層回路に至る未貫通のバイアホールをドリ
ル加工するにあたって、刃先が断面三角形に尖るドリル
ビットを用いると共に刃先が内層回路を付き抜けないよ
うにドリルビットを送ってバイアホールを穴明けし、バ
イアホール内にメッキ層を設けるようにしたので、内層
回路はドリルビットの刃先でテーパ状に切削されてバイ
アホールの底面にテーパ面として広い面積で露出するこ
とになり、バイアホール内に設けるメッキ層と内層回路
の接触面積を大きく確保して導通信頼性を向上させるこ
とができるものである。
の表面から内層回路に至る未貫通のバイアホールをドリ
ル加工するにあたって、刃先が断面三角形に尖るドリル
ビットを用いると共に刃先が内層回路を付き抜けないよ
うにドリルビットを送ってバイアホールを穴明けし、バ
イアホール内にメッキ層を設けるようにしたので、内層
回路はドリルビットの刃先でテーパ状に切削されてバイ
アホールの底面にテーパ面として広い面積で露出するこ
とになり、バイアホール内に設けるメッキ層と内層回路
の接触面積を大きく確保して導通信頼性を向上させるこ
とができるものである。
【図1】本発明の一実施例を示すものであり、(a)は
バイアホールの穴明け加工の状態の一部の断面図、
(b)はバイアホールへのメッキ層の形成状態の一部の
断面図である。
バイアホールの穴明け加工の状態の一部の断面図、
(b)はバイアホールへのメッキ層の形成状態の一部の
断面図である。
【図2】従来例の一部の断面図である。
1 多層回路板 2 外層回路 3 内層回路 4 バイアホール 5 ドリルビット 6 刃先 7 メッキ層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−198193(JP,A) 特開 平2−153594(JP,A) 特開 昭63−245995(JP,A) 特開 昭61−192408(JP,A) 実開 平2−114966(JP,U)
Claims (1)
- 【請求項1】 多層回路板にその表面から内層回路に至
る未貫通のバイアホールをドリル加工するにあたって、
刃先が断面三角形に尖るドリルビットを用いると共に刃
先が内層回路を付き抜けないようにドリルビットを送っ
てバイアホールを穴明けし、バイアホール内にメッキ層
を設けることを特徴とする多層回路板のバイアホール加
工方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008146A JPH07112113B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 多層回路板のバイアホール加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3008146A JPH07112113B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 多層回路板のバイアホール加工方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04250695A JPH04250695A (ja) | 1992-09-07 |
JPH07112113B2 true JPH07112113B2 (ja) | 1995-11-29 |
Family
ID=11685171
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3008146A Expired - Lifetime JPH07112113B2 (ja) | 1991-01-28 | 1991-01-28 | 多層回路板のバイアホール加工方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07112113B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5909011A (en) * | 1996-08-01 | 1999-06-01 | International Business Machines Corporation | Method and apparatus for modifying circuit having ball grid array interconnections |
JP3395621B2 (ja) * | 1997-02-03 | 2003-04-14 | イビデン株式会社 | プリント配線板及びその製造方法 |
US6005198A (en) * | 1997-10-07 | 1999-12-21 | Dimensional Circuits Corporation | Wiring board constructions and methods of making same |
JP5753628B2 (ja) * | 2012-04-24 | 2015-07-22 | 三共化成株式会社 | スルーホールのめっき構造 |
JP5859678B1 (ja) * | 2014-05-30 | 2016-02-10 | 株式会社メイコー | プリント配線基板の製造方法 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS61192408A (ja) * | 1985-02-22 | 1986-08-27 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 多層板の基準孔明け方法 |
JPS63245995A (ja) * | 1987-04-01 | 1988-10-13 | 株式会社 イ−スタン | 多層プリント配線板の中間層端子の形成方法 |
JPH02153594A (ja) * | 1988-12-05 | 1990-06-13 | Ibiden Co Ltd | 多層プリント配線板の製造方法 |
JPH02198193A (ja) * | 1989-01-27 | 1990-08-06 | Hitachi Seiko Ltd | プリント基板の穴明け方法 |
JPH02114966U (ja) * | 1989-03-02 | 1990-09-14 |
-
1991
- 1991-01-28 JP JP3008146A patent/JPH07112113B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH04250695A (ja) | 1992-09-07 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 19960730 |