JPH07108102B2 - 圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法 - Google Patents
圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法Info
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- JPH07108102B2 JPH07108102B2 JP11566590A JP11566590A JPH07108102B2 JP H07108102 B2 JPH07108102 B2 JP H07108102B2 JP 11566590 A JP11566590 A JP 11566590A JP 11566590 A JP11566590 A JP 11566590A JP H07108102 B2 JPH07108102 B2 JP H07108102B2
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- electrostrictive
- ceramic substrate
- film
- type actuator
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- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- H10N30/704—Piezoelectric or electrostrictive devices based on piezoelectric or electrostrictive films or coatings
- H10N30/706—Piezoelectric or electrostrictive devices based on piezoelectric or electrostrictive films or coatings characterised by the underlying bases, e.g. substrates
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
- H10N30/20—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators
- H10N30/204—Piezoelectric or electrostrictive devices with electrical input and mechanical output, e.g. functioning as actuators or vibrators using bending displacement, e.g. unimorph, bimorph or multimorph cantilever or membrane benders
- H10N30/2041—Beam type
- H10N30/2042—Cantilevers, i.e. having one fixed end
-
- H—ELECTRICITY
- H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N—ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H10N30/00—Piezoelectric or electrostrictive devices
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- H10N30/2041—Beam type
Landscapes
- General Electrical Machinery Utilizing Piezoelectricity, Electrostriction Or Magnetostriction (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 (技術分野) 本発明は、変位制御素子、個体素子モーター、リレー、
スイッチ、シャッター、プリンタヘッド、ポンプ、ファ
ン、マイクロホン、発音体(スピーカー等)、インクジ
ェットプリンタ、各種振動子等に好適に用いられるユニ
モルフ型、バイモルフ型等の屈曲変位を発生させるタイ
プの圧電/電歪型アクチュエータの製造方法に関するも
のである。なお、ここで、アクチュエータとは、電気エ
ネルギーを機械エネルギーに変換、即ち機械的な変位ま
たは応力に変換する素子を意味するものである。
スイッチ、シャッター、プリンタヘッド、ポンプ、ファ
ン、マイクロホン、発音体(スピーカー等)、インクジ
ェットプリンタ、各種振動子等に好適に用いられるユニ
モルフ型、バイモルフ型等の屈曲変位を発生させるタイ
プの圧電/電歪型アクチュエータの製造方法に関するも
のである。なお、ここで、アクチュエータとは、電気エ
ネルギーを機械エネルギーに変換、即ち機械的な変位ま
たは応力に変換する素子を意味するものである。
(背景技術) 近年、光学や精密加工等の分野において、サブミクロン
のオーダーで光路長や位置を調整する変位制御素子が所
望されるようになってきており、これに応えるものとし
て、強誘電体等の圧電/電歪材料に電界を加えたときに
起こる逆圧電効果や電歪効果に基づくところの変位を利
用した素子である圧電/電歪アクチュエータの開発が進
められている。
のオーダーで光路長や位置を調整する変位制御素子が所
望されるようになってきており、これに応えるものとし
て、強誘電体等の圧電/電歪材料に電界を加えたときに
起こる逆圧電効果や電歪効果に基づくところの変位を利
用した素子である圧電/電歪アクチュエータの開発が進
められている。
ところで、かかる圧電/電歪アクチュエータの構造とし
ては、従来から、モノモルフ型、ユニモルフ型、バイモ
ルフ型、及び積層型が知られているが、その中でも、モ
ノモルフ型、ユニモルフ型、バイモルフ型は、電界誘起
歪の横効果を利用して屈曲変位を得るために、比較的大
きな変位が得られるものの、発生力が小さく、また応答
速度が遅く、電気機械変換効率が悪いという問題を内在
するものであった。一方、積層型は、電界誘起歪の縦効
果を利用しているために、それら発生力や応答速度にお
いて優れ、また電気機械変換効率も高いものであるが、
発生変位が小さいという問題を内在していた。
ては、従来から、モノモルフ型、ユニモルフ型、バイモ
ルフ型、及び積層型が知られているが、その中でも、モ
ノモルフ型、ユニモルフ型、バイモルフ型は、電界誘起
歪の横効果を利用して屈曲変位を得るために、比較的大
きな変位が得られるものの、発生力が小さく、また応答
速度が遅く、電気機械変換効率が悪いという問題を内在
するものであった。一方、積層型は、電界誘起歪の縦効
果を利用しているために、それら発生力や応答速度にお
いて優れ、また電気機械変換効率も高いものであるが、
発生変位が小さいという問題を内在していた。
しかも、それら従来のユニモルフ型やバイモルフ型のア
クチュエータにおいては、何れも、圧電/電歪板等の板
状の構成部材を、接着剤等を用いて張り付けてなる構造
を採用するものであるために、アクチュエータとしての
作動の信頼性にも問題があるものであった。
クチュエータにおいては、何れも、圧電/電歪板等の板
状の構成部材を、接着剤等を用いて張り付けてなる構造
を採用するものであるために、アクチュエータとしての
作動の信頼性にも問題があるものであった。
このように、従来の圧電/電歪アクチュエータには、そ
れぞれ、一長一短があり、また解決されるべき幾つかの
問題を内在するものであったのである。
れぞれ、一長一短があり、また解決されるべき幾つかの
問題を内在するものであったのである。
(解決課題) ここにおいて、本発明は、かかる事情を背景にして為さ
れたものであって、その課題とするところは、接着剤等
で張り付けた構造ではなく、相対的に低駆動電圧で大変
位が得られ、応答速度が速く、且つ発生力が大きく、ま
た高集積化が可能である圧電/電歪膜型アクチュエータ
の製造方法を提供するものである。
れたものであって、その課題とするところは、接着剤等
で張り付けた構造ではなく、相対的に低駆動電圧で大変
位が得られ、応答速度が速く、且つ発生力が大きく、ま
た高集積化が可能である圧電/電歪膜型アクチュエータ
の製造方法を提供するものである。
(解決手段) そして、本発明にあっては、そのような課題解決のため
に、第一の電極膜と圧電/電歪膜と第二の電極膜とを順
次層状に積層せしめてなる構造の圧電/電歪駆動部を、
所定のセラミック基板上に形成してなる圧電/電歪膜型
アクチュエータ、若しくは所定の間隔を隔てて配置され
た複数の帯状電極膜とそれらの電極膜間にそれら電極膜
と接するように形成される圧電/電歪膜とからなる圧電
/電歪駆動部を、所定のセラミック基板上に形成してな
る圧電/電歪膜型アクチュエータを製造するに際して、
前記セラミック基板として、酸化アルミニウム、酸化マ
グネシウム、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウム、窒
化珪素のうちの何れか1種以上を主成分とするセラミッ
ク材料よりなる多結晶体を用い、該多結晶体の少なくと
も前記圧電/電歪駆動部の形成部位における少なくとも
結晶粒界に、鉛元素を導入する一方、かかる鉛元素の導
入と同時に若しくはその導入の後に、前記圧電/電歪駆
動部を該セラミック基板上に形成することを特徴とする
圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法を、その要旨
とするものである。
に、第一の電極膜と圧電/電歪膜と第二の電極膜とを順
次層状に積層せしめてなる構造の圧電/電歪駆動部を、
所定のセラミック基板上に形成してなる圧電/電歪膜型
アクチュエータ、若しくは所定の間隔を隔てて配置され
た複数の帯状電極膜とそれらの電極膜間にそれら電極膜
と接するように形成される圧電/電歪膜とからなる圧電
/電歪駆動部を、所定のセラミック基板上に形成してな
る圧電/電歪膜型アクチュエータを製造するに際して、
前記セラミック基板として、酸化アルミニウム、酸化マ
グネシウム、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウム、窒
化珪素のうちの何れか1種以上を主成分とするセラミッ
ク材料よりなる多結晶体を用い、該多結晶体の少なくと
も前記圧電/電歪駆動部の形成部位における少なくとも
結晶粒界に、鉛元素を導入する一方、かかる鉛元素の導
入と同時に若しくはその導入の後に、前記圧電/電歪駆
動部を該セラミック基板上に形成することを特徴とする
圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法を、その要旨
とするものである。
(作用・効果) このような本発明に従って得られる圧電/電歪膜型アク
チュエータ構造によれば、膜状の圧電/電歪体となるも
のであるところから、相対的に低駆動電圧にて大変位が
得られ、また応答速度が速く、且つ発生力も大きく、更
には高集積化が可能となる特徴を発揮するのである。
チュエータ構造によれば、膜状の圧電/電歪体となるも
のであるところから、相対的に低駆動電圧にて大変位が
得られ、また応答速度が速く、且つ発生力も大きく、更
には高集積化が可能となる特徴を発揮するのである。
また、そのようなアクチュエータ構造においては、基板
と電極膜、基板と圧電/電歪膜、または電極膜と圧電/
電歪膜を接合する構成を採用するものであるために、薄
板を接合するような従来のユニモルフ型、バイモルフ型
等のアクチュエータで採用されている如き接着剤等を何
等用いることなく、一体化して、目的とする圧電/電歪
膜型アクチュエータを得ることが出来るところから、長
期使用に対する信頼性も高く、また変位量ドリフトも小
さい特徴を発揮するのである。
と電極膜、基板と圧電/電歪膜、または電極膜と圧電/
電歪膜を接合する構成を採用するものであるために、薄
板を接合するような従来のユニモルフ型、バイモルフ型
等のアクチュエータで採用されている如き接着剤等を何
等用いることなく、一体化して、目的とする圧電/電歪
膜型アクチュエータを得ることが出来るところから、長
期使用に対する信頼性も高く、また変位量ドリフトも小
さい特徴を発揮するのである。
そして、この圧電/電歪膜型アクチュエータの製造に際
し、本発明手法に従って、鉛元素を含む結晶粒界の位置
するセラミック基板部位上に、少なくとも圧電/電歪駆
動部を形成することにより、かかる粒界に生成した鉛元
素を含む低融点材料の効果で、基板と膜とは強固に接着
せしめられ、また基板と圧電/電歪膜を熱処理すれば、
基板と膜のストレスが緩和され、以て緻密な圧電/電歪
膜を得ることが出来、振動板となるセラミック基板への
力の伝達が効率よく行なわれるという特徴を発揮するの
である。
し、本発明手法に従って、鉛元素を含む結晶粒界の位置
するセラミック基板部位上に、少なくとも圧電/電歪駆
動部を形成することにより、かかる粒界に生成した鉛元
素を含む低融点材料の効果で、基板と膜とは強固に接着
せしめられ、また基板と圧電/電歪膜を熱処理すれば、
基板と膜のストレスが緩和され、以て緻密な圧電/電歪
膜を得ることが出来、振動板となるセラミック基板への
力の伝達が効率よく行なわれるという特徴を発揮するの
である。
また、このような本発明に従うところの圧電/電歪膜型
アクチュエータの製造方法においては、鉛元素は、多結
晶体であるセラミック基板の結晶粒界中において、酸化
物の如き化合物等の形態で存在しており、そしてその鉛
元素が、その粒界中に、一般に粒界物質の全重量に対し
て40重量%以上、好ましくは50重量%以上、更に好まし
くは60重量%以上において含まれてなるセラミック基板
を用いて、その上に、目的とする圧電/電歪駆動部を形
成することが望ましい。
アクチュエータの製造方法においては、鉛元素は、多結
晶体であるセラミック基板の結晶粒界中において、酸化
物の如き化合物等の形態で存在しており、そしてその鉛
元素が、その粒界中に、一般に粒界物質の全重量に対し
て40重量%以上、好ましくは50重量%以上、更に好まし
くは60重量%以上において含まれてなるセラミック基板
を用いて、その上に、目的とする圧電/電歪駆動部を形
成することが望ましい。
さらに、本発明に従う圧電/電歪膜型アクチュエータの
製造方法では、圧電/電歪駆動部が膜状に形成されるた
めに、同一基板面上に多数個の素子を形成することが容
易に出来、かかる圧電/電歪駆動部の高集積化が可能と
なる特徴も有しているのである。
製造方法では、圧電/電歪駆動部が膜状に形成されるた
めに、同一基板面上に多数個の素子を形成することが容
易に出来、かかる圧電/電歪駆動部の高集積化が可能と
なる特徴も有しているのである。
なお、本発明に従って得られる圧電/電歪膜型アクチュ
エータは、低電圧駆動が可能で、しかも大きい屈曲変位
・発生力を得るために、有利には、その厚さは、300μ
m以下、好ましくは150μm以下とされることが望まし
く、またセラミック基板の板厚としては、100μm以
下、好ましくは50μm以下とされることとなる。
エータは、低電圧駆動が可能で、しかも大きい屈曲変位
・発生力を得るために、有利には、その厚さは、300μ
m以下、好ましくは150μm以下とされることが望まし
く、またセラミック基板の板厚としては、100μm以
下、好ましくは50μm以下とされることとなる。
(具体的構成・実施例) 以下に、本発明に従って製造される圧電/電歪膜型アク
チュエータの具体的構造を示す図面を参照しつつ、本発
明を、更に具体的に明らかにすることとする。なお、理
解を容易にするために、各図面を通して、同様の構造を
有するものは、同一の符号を付すものとする。
チュエータの具体的構造を示す図面を参照しつつ、本発
明を、更に具体的に明らかにすることとする。なお、理
解を容易にするために、各図面を通して、同様の構造を
有するものは、同一の符号を付すものとする。
先ず、第1図は、本発明にて用いられるセラミック基板
の断面形態を概略的に示すものである。従来のセラミッ
ク基板においては、多結晶体であるセラミック基板を構
成する主成分のセラミック粒子(結晶粒)の粒界(結晶
粒界)には、石英ガラス等の介在物が存在するのはであ
るが、本発明において用いられるセラミック基板は、そ
の粒界に、鉛元素を酸化物等の化合物形態において拡散
させること等によって形成される低融点材料を含有する
ものである。なお、図面中、24は、セラミック粒子(結
晶粒)であり、26は粒界を示している。
の断面形態を概略的に示すものである。従来のセラミッ
ク基板においては、多結晶体であるセラミック基板を構
成する主成分のセラミック粒子(結晶粒)の粒界(結晶
粒界)には、石英ガラス等の介在物が存在するのはであ
るが、本発明において用いられるセラミック基板は、そ
の粒界に、鉛元素を酸化物等の化合物形態において拡散
させること等によって形成される低融点材料を含有する
ものである。なお、図面中、24は、セラミック粒子(結
晶粒)であり、26は粒界を示している。
そして、圧電/電歪膜駆動部を形成する基板として、鉛
元素が、酸化物等の化合物形態において、有利には40重
量%以上の割合において粒界に含有されているセラミッ
ク基板を用いることにより、緻密な膜で且つ基板との接
合性が良好な圧電/電歪膜駆動部が得られ、これによ
り、優れたアクチュエータ特性を示す圧電/電歪膜型ア
クチュエータが実現されるのである。
元素が、酸化物等の化合物形態において、有利には40重
量%以上の割合において粒界に含有されているセラミッ
ク基板を用いることにより、緻密な膜で且つ基板との接
合性が良好な圧電/電歪膜駆動部が得られ、これによ
り、優れたアクチュエータ特性を示す圧電/電歪膜型ア
クチュエータが実現されるのである。
また、鉛元素は、酸化物の如き化合物等の形態におい
て、少なくとも圧電/電歪駆動部が形成されているセラ
ミック基板部位の板厚方向全域の粒界に含まれているこ
とが好ましく、より望ましくは、セラミック基板全体の
粒界に均一に含有されていることが好ましい。
て、少なくとも圧電/電歪駆動部が形成されているセラ
ミック基板部位の板厚方向全域の粒界に含まれているこ
とが好ましく、より望ましくは、セラミック基板全体の
粒界に均一に含有されていることが好ましい。
以下に、本発明手法に従って、上記如き構造を有するセ
ラミック基板を用いて作製された圧電/電歪膜型アクチ
ュエータの幾つかの具体例を説明することとする。
ラミック基板を用いて作製された圧電/電歪膜型アクチ
ュエータの幾つかの具体例を説明することとする。
先ず、第2図に示される圧電/電歪膜型アクチュエータ
は、セラミック基板2の面上に、第一の電極膜4、圧電
/電歪膜6及び第二の電極膜8が順次積層されて、多層
に形成された一体構造とされている。なお、第一及び第
二の電極膜4、8は、それぞれ、圧電/電歪膜6の端部
より延び出させられて、リード部4a、8aを形成してお
り、それらリード部4a、8aを通じて、それぞれの電極膜
4、8に電圧印加が行なわれるようになっている。かか
る構造の圧電/電歪膜型アクチュエータにおいては、そ
の圧電/電歪膜6に電界が作用せしめられると、電界誘
起歪の横効果により、セラミック基板2の板面に垂直な
方向の屈曲変位乃至は発生力が発現せしめられるのであ
る。
は、セラミック基板2の面上に、第一の電極膜4、圧電
/電歪膜6及び第二の電極膜8が順次積層されて、多層
に形成された一体構造とされている。なお、第一及び第
二の電極膜4、8は、それぞれ、圧電/電歪膜6の端部
より延び出させられて、リード部4a、8aを形成してお
り、それらリード部4a、8aを通じて、それぞれの電極膜
4、8に電圧印加が行なわれるようになっている。かか
る構造の圧電/電歪膜型アクチュエータにおいては、そ
の圧電/電歪膜6に電界が作用せしめられると、電界誘
起歪の横効果により、セラミック基板2の板面に垂直な
方向の屈曲変位乃至は発生力が発現せしめられるのであ
る。
また、第3図は、セラミック基板2の面上に、複数の帯
状電極16とそれらを接続する電極接続部10とからなる櫛
形の電極膜18a及びそれと同形状の電極膜18bが図示の如
き配置形態においてそれぞれ設けられると共に、更にそ
れらの電極膜18a、18b間に、それら電極膜18a、18bと接
するように、圧電/電歪膜6が形成され、一体構造とさ
れている例を示している。かかる構造の圧電/電歪膜型
アクチュエータにおいては、その圧電/電歪膜6に電界
が作用せしめられると、電気誘起歪の縦効果により、セ
ラミック基板2の板面に垂直な方向の屈曲変位乃至は発
生力が発現せしめられるのである。
状電極16とそれらを接続する電極接続部10とからなる櫛
形の電極膜18a及びそれと同形状の電極膜18bが図示の如
き配置形態においてそれぞれ設けられると共に、更にそ
れらの電極膜18a、18b間に、それら電極膜18a、18bと接
するように、圧電/電歪膜6が形成され、一体構造とさ
れている例を示している。かかる構造の圧電/電歪膜型
アクチュエータにおいては、その圧電/電歪膜6に電界
が作用せしめられると、電気誘起歪の縦効果により、セ
ラミック基板2の板面に垂直な方向の屈曲変位乃至は発
生力が発現せしめられるのである。
さらに、第4図は、第一の電極膜4と圧電/電歪膜6と
第二の電極膜8とからなる圧電/電歪駆動部の複数が、
別個に、セラミック基板2上に設けられてなる例を示す
ものであり、膜状のアクチュエータが好適に用いられる
高集積化構造を実現したものである。
第二の電極膜8とからなる圧電/電歪駆動部の複数が、
別個に、セラミック基板2上に設けられてなる例を示す
ものであり、膜状のアクチュエータが好適に用いられる
高集積化構造を実現したものである。
更にまた、第5図は、セラミック基板2の一方の面上に
複数の帯状電極膜16が配列され、圧電/電歪膜6にて埋
め込まれた状態で、圧電/電歪駆動部が形成された例で
あり、該圧電/電歪駆動部上には、電極層22、圧電/電
歪層28及び電極層22が順次積層一体化せしめられた構造
とされている。
複数の帯状電極膜16が配列され、圧電/電歪膜6にて埋
め込まれた状態で、圧電/電歪駆動部が形成された例で
あり、該圧電/電歪駆動部上には、電極層22、圧電/電
歪層28及び電極層22が順次積層一体化せしめられた構造
とされている。
また、第6図に示される圧電/電歪膜型アクチュエータ
は、セラミック基板2の形状が円形形状とされた例であ
り、該セラミック基板2の形状に対応して、その一方の
面上に形成される圧電/電歪膜6及び帯状電極16からな
る圧電/電歪駆動部も、円形形状において設けられてい
るのである。
は、セラミック基板2の形状が円形形状とされた例であ
り、該セラミック基板2の形状に対応して、その一方の
面上に形成される圧電/電歪膜6及び帯状電極16からな
る圧電/電歪駆動部も、円形形状において設けられてい
るのである。
さらに、第7図〜第9図に示されるアクチュエータは、
それぞれ、複数の圧電/電歪駆動部(4、6、8)が、
セラミック基板2上に並設形態において設けられた例で
あり、特に第7図及び第8図に示されるアクチュエータ
においては、それら複数の圧電/電歪駆動部(4、6、
8)の間に位置するセラミック基板2にスリット20が入
れられて、それぞれの圧電/電歪駆動部が互いに独立し
た形態とされている。なお、第7図において、14は、圧
電/電歪膜6の背部で、第一、第二の電極膜4、8を電
気的に絶縁する絶縁膜である。また、第9図のアクチュ
エータにおいては、セラミックス基板2は、長手の矩形
孔12が設けられて梯子状とされており、そして該矩形孔
12、12に挟まれた接続部2a上に、圧電/電歪駆動部
(4、6、8)がそれぞれ形成された構造とされてい
る。
それぞれ、複数の圧電/電歪駆動部(4、6、8)が、
セラミック基板2上に並設形態において設けられた例で
あり、特に第7図及び第8図に示されるアクチュエータ
においては、それら複数の圧電/電歪駆動部(4、6、
8)の間に位置するセラミック基板2にスリット20が入
れられて、それぞれの圧電/電歪駆動部が互いに独立し
た形態とされている。なお、第7図において、14は、圧
電/電歪膜6の背部で、第一、第二の電極膜4、8を電
気的に絶縁する絶縁膜である。また、第9図のアクチュ
エータにおいては、セラミックス基板2は、長手の矩形
孔12が設けられて梯子状とされており、そして該矩形孔
12、12に挟まれた接続部2a上に、圧電/電歪駆動部
(4、6、8)がそれぞれ形成された構造とされてい
る。
ところで、本発明に従って製造される圧電/電歪膜型ア
クチュエータは、上記のように、圧電/電歪駆動部を構
成する電極、圧電/電歪体が膜形成により作製されてお
り、そして熱処理によってセラミック基板と圧電/電歪
駆動部とが一体構造とされ、接着剤は何等用いられてい
ない特徴を有するものであるが、そのような圧電/電歪
膜型アクチュエータは、例えば、次のようにして作製さ
れることとなる。
クチュエータは、上記のように、圧電/電歪駆動部を構
成する電極、圧電/電歪体が膜形成により作製されてお
り、そして熱処理によってセラミック基板と圧電/電歪
駆動部とが一体構造とされ、接着剤は何等用いられてい
ない特徴を有するものであるが、そのような圧電/電歪
膜型アクチュエータは、例えば、次のようにして作製さ
れることとなる。
先ず、圧電/電歪駆動部を形成するセラミック基板
(2)に関して、基板材料としては、機械的強度が大き
く、後述するように、800〜1500℃程度の熱処理が可能
な絶縁体若しくは誘電体であれば、酸化物系であって
も、非酸化物系であっても良いが、本発明にあっては、
酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、窒化アルミニウム、窒化珪素のうちの何れかの1種
以上の主成分とした材料が採用される。なお、ここで、
主成分とは、全体の50重量%以上の割合において含有さ
れているものとする。本発明では、それら材料を用いて
成形した基板の粒界に、鉛元素が、酸化物の如き化合物
等の形態において、導入されることとなるので、特に、
酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムを主成分とし
た基板が、板厚が薄くても優れたアクチュエータ用基板
特性が得られるものであるところから、有利に用いられ
ることとなり、更に、酸化アルミニウムを主成分とした
基板が好ましく用いられる。
(2)に関して、基板材料としては、機械的強度が大き
く、後述するように、800〜1500℃程度の熱処理が可能
な絶縁体若しくは誘電体であれば、酸化物系であって
も、非酸化物系であっても良いが、本発明にあっては、
酸化アルミニウム、酸化マグネシウム、酸化ジルコニウ
ム、窒化アルミニウム、窒化珪素のうちの何れかの1種
以上の主成分とした材料が採用される。なお、ここで、
主成分とは、全体の50重量%以上の割合において含有さ
れているものとする。本発明では、それら材料を用いて
成形した基板の粒界に、鉛元素が、酸化物の如き化合物
等の形態において、導入されることとなるので、特に、
酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムを主成分とし
た基板が、板厚が薄くても優れたアクチュエータ用基板
特性が得られるものであるところから、有利に用いられ
ることとなり、更に、酸化アルミニウムを主成分とした
基板が好ましく用いられる。
なお、そのようなセラミック基板材料中には、酸化珪素
(SiO、SiO2)が有利に含有せしめられる。この酸化珪
素の含有量は、0.5重量%以上、5重量%以下が好まし
く、特に1重量%以上、3重量%以下とすることが望ま
しい。このような割合の酸化珪素の含有は、後述する圧
電/電歪材料との熱処理中の過剰な反応を避け、良好な
アクチュエータ特性を得る上において重要なことである
一方、鉛元素を酸化物等の形態において粒界に均一に含
有せしめて、適度な低融点材料を形成するためにも重要
なこととなるのである。
(SiO、SiO2)が有利に含有せしめられる。この酸化珪
素の含有量は、0.5重量%以上、5重量%以下が好まし
く、特に1重量%以上、3重量%以下とすることが望ま
しい。このような割合の酸化珪素の含有は、後述する圧
電/電歪材料との熱処理中の過剰な反応を避け、良好な
アクチュエータ特性を得る上において重要なことである
一方、鉛元素を酸化物等の形態において粒界に均一に含
有せしめて、適度な低融点材料を形成するためにも重要
なこととなるのである。
ところで、セラミック基板の粒界に鉛元素を酸化物等の
形態において含有せしめる方法としては、例えば、鉛元
素を単体形態或いは化合物形態で含有する雰囲気中で、
セラミック粒子の粒界に鉛元素が酸化物等の形態におい
て均一に拡散出来る700℃以上の温度条件において、セ
ラミック基板を熱処理する方法が好ましい。また、鉛単
体や、酸化物、酸素酸塩の如き鉛元素を含む化合物を、
セラミック基板のグリーンシート中に混入して、或いは
グリーンシートの表面に塗布した後、焼成することによ
り、鉛元素を粒界中に導入することも可能である。更
に、セラミック基板の鉛元素を含有せしめるべき所定の
部位に、鉛単体や鉛元素を含む化合物を載置したり、そ
れらを含むペーストを塗布したりして、前記の熱処理を
施すことによっても、セラミック基板の目的とする部位
の粒界中に鉛元素を導入することが可能である。
形態において含有せしめる方法としては、例えば、鉛元
素を単体形態或いは化合物形態で含有する雰囲気中で、
セラミック粒子の粒界に鉛元素が酸化物等の形態におい
て均一に拡散出来る700℃以上の温度条件において、セ
ラミック基板を熱処理する方法が好ましい。また、鉛単
体や、酸化物、酸素酸塩の如き鉛元素を含む化合物を、
セラミック基板のグリーンシート中に混入して、或いは
グリーンシートの表面に塗布した後、焼成することによ
り、鉛元素を粒界中に導入することも可能である。更
に、セラミック基板の鉛元素を含有せしめるべき所定の
部位に、鉛単体や鉛元素を含む化合物を載置したり、そ
れらを含むペーストを塗布したりして、前記の熱処理を
施すことによっても、セラミック基板の目的とする部位
の粒界中に鉛元素を導入することが可能である。
なお、上記の熱処理による鉛元素の導入は、後述する圧
電/電歪駆動部の形成に先立って行なわれるものの他、
かかる圧電/電歪駆動部の形成時における熱処理、即ち
電極膜や圧電/電歪膜の焼成と同時に実施することも出
来、その場合にはその焼成雰囲気中に鉛元素が単体状態
若しくは化合物形態で存在せしめられることとなる。
電/電歪駆動部の形成に先立って行なわれるものの他、
かかる圧電/電歪駆動部の形成時における熱処理、即ち
電極膜や圧電/電歪膜の焼成と同時に実施することも出
来、その場合にはその焼成雰囲気中に鉛元素が単体状態
若しくは化合物形態で存在せしめられることとなる。
また、本発明に従って得られる圧電/電歪膜型アクチュ
エータにおいて、その高速応答性と大きな屈曲変位を得
る為には、本発明にて用いられるセラミック基板の厚さ
は、一般に100μm以下、好ましくは50μm以下、更に
好ましくは30μm以下とすることが望ましい。また、そ
の曲げ強度としては、500kgf/cm2以上が好ましく、特に
1000kgf/cm2以上であることが望ましい。
エータにおいて、その高速応答性と大きな屈曲変位を得
る為には、本発明にて用いられるセラミック基板の厚さ
は、一般に100μm以下、好ましくは50μm以下、更に
好ましくは30μm以下とすることが望ましい。また、そ
の曲げ強度としては、500kgf/cm2以上が好ましく、特に
1000kgf/cm2以上であることが望ましい。
なお、かかるセラミック基板としては、予め焼成した基
板を用いてもよく、また基板材料のグリーンシートを用
い、後記の膜形成を行なった後に焼結させてもよいが、
中でも、予め焼成した基板が、素子の反りを小さくする
ことが出来ると共に、パターン寸法精度が得られること
から、有利に用いられることとなる。
板を用いてもよく、また基板材料のグリーンシートを用
い、後記の膜形成を行なった後に焼結させてもよいが、
中でも、予め焼成した基板が、素子の反りを小さくする
ことが出来ると共に、パターン寸法精度が得られること
から、有利に用いられることとなる。
また、このようなセラミック基板の形成としては、何等
限定されくものではなく、用途に応じて如何なる形状で
あっても採用可能であり、例えば三角形、四角形等の多
角形、円、楕円、円環等の円形、櫛状、格子状またはこ
れらを組み合わせた特殊形状であっても、何等差支えな
い。
限定されくものではなく、用途に応じて如何なる形状で
あっても採用可能であり、例えば三角形、四角形等の多
角形、円、楕円、円環等の円形、櫛状、格子状またはこ
れらを組み合わせた特殊形状であっても、何等差支えな
い。
そして、これら基板上への圧電/電歪駆動部の形成は、
以下のようにして、行なわれることとなる。先ず、各材
料からなる電極膜(4、8)及び圧電/電歪膜(6)を
セラミック基板(2)上に形成するには、公知の各種の
膜形成法、例えばスクリーン印刷の如き厚膜法やディッ
ピング等の塗布法、スパッタリング、真空蒸着、メッキ
等の薄膜法等が適宜採用され得るが、それらに何等限定
されるものではない。なお、圧電/電歪膜(6)を形成
するには、好ましくはスクリーン印刷、ディッピング、
塗布等による手法が好適に採用される。これらの手法
は、平均粒径0.1〜5μm、好ましくは0.1〜2μmの圧
電/電歪セラミック粒子を主成分とするペーストやスラ
リーを用いて、基板上に膜形成することが出来、良好な
アクチュエータ特性が得られるからである。また、その
ような膜の形状としては、スクリーン印刷法、フォトリ
ソグラフィ法等を用いてパターン形成する他、レーザー
加工法やスライシング、超音波加工等の機械加工法を用
い、不必要な部分を除去して形成しても良く、特に、レ
ーザー加工法や機械加工法を用いて基板と膜を同時に加
工し、圧電/電歪駆動部の集積度を向上させることが好
ましい。
以下のようにして、行なわれることとなる。先ず、各材
料からなる電極膜(4、8)及び圧電/電歪膜(6)を
セラミック基板(2)上に形成するには、公知の各種の
膜形成法、例えばスクリーン印刷の如き厚膜法やディッ
ピング等の塗布法、スパッタリング、真空蒸着、メッキ
等の薄膜法等が適宜採用され得るが、それらに何等限定
されるものではない。なお、圧電/電歪膜(6)を形成
するには、好ましくはスクリーン印刷、ディッピング、
塗布等による手法が好適に採用される。これらの手法
は、平均粒径0.1〜5μm、好ましくは0.1〜2μmの圧
電/電歪セラミック粒子を主成分とするペーストやスラ
リーを用いて、基板上に膜形成することが出来、良好な
アクチュエータ特性が得られるからである。また、その
ような膜の形状としては、スクリーン印刷法、フォトリ
ソグラフィ法等を用いてパターン形成する他、レーザー
加工法やスライシング、超音波加工等の機械加工法を用
い、不必要な部分を除去して形成しても良く、特に、レ
ーザー加工法や機械加工法を用いて基板と膜を同時に加
工し、圧電/電歪駆動部の集積度を向上させることが好
ましい。
また、作製されるアクチュエータの構造や電極膜の形状
は、何等限定されるものではなく、用途に応じて如何な
る形状でも採用可能であり、例えば三角形、四角形等の
多角形、円、楕円、円環等の円形、櫛状、格子状または
これらを組み合わせた特殊形状であっても、何等差支え
ない。
は、何等限定されるものではなく、用途に応じて如何な
る形状でも採用可能であり、例えば三角形、四角形等の
多角形、円、楕円、円環等の円形、櫛状、格子状または
これらを組み合わせた特殊形状であっても、何等差支え
ない。
そして、このようにしてセラミック基板(2)上に形成
されたそれぞれの電極膜(4或いは16)及び圧電/電歪
膜(6)は、それらの膜の形成の都度、熱処理されて、
基板と一体構造となるようにされても良く、また、例え
ば電極膜(4或いは16)及び圧電/電歪膜(6)を形成
した後、同時に熱処理して、各膜が同時に基板に一体的
に結合せしめられるようにしても良い。なお、かかる形
成された膜と基板とを一体化するための熱処理温度とし
ては、800℃/1500℃程度の温度が採用され、好ましくは
1000℃〜1400℃の範囲の温度が有利に選択される。ま
た、圧電/電歪膜(6)を熱処理する場合には、高温時
に圧電/電歪膜の組成が不安定とならないように、その
ような圧電/電歪材料の蒸発源の配置と共に、雰囲気制
御を行ないながら、熱処理することが好ましい。
されたそれぞれの電極膜(4或いは16)及び圧電/電歪
膜(6)は、それらの膜の形成の都度、熱処理されて、
基板と一体構造となるようにされても良く、また、例え
ば電極膜(4或いは16)及び圧電/電歪膜(6)を形成
した後、同時に熱処理して、各膜が同時に基板に一体的
に結合せしめられるようにしても良い。なお、かかる形
成された膜と基板とを一体化するための熱処理温度とし
ては、800℃/1500℃程度の温度が採用され、好ましくは
1000℃〜1400℃の範囲の温度が有利に選択される。ま
た、圧電/電歪膜(6)を熱処理する場合には、高温時
に圧電/電歪膜の組成が不安定とならないように、その
ような圧電/電歪材料の蒸発源の配置と共に、雰囲気制
御を行ないながら、熱処理することが好ましい。
なお、上記の方法にて作製される圧電/電歪駆動部を構
成する電極膜(4或いは16)の材料としては、前記熱処
理温度程度の高温酸化雰囲気に耐えられる導体であれば
特に規定されるものではなく、例えば金属単体であって
も、合金であっても採用可能であり、また絶縁性セラミ
ックス等の添加物が配合された金属や合金と絶縁セラミ
ックスとの混合物であっても、更には導電性セラミック
スであっても、何等差支えない。より好ましくは、白
金、パラジウム、ロジウム等の高融点貴金属類、銀−パ
ラジウム、銀−白金、白金−パラジウム等の合金の少な
くとも1種以上を主成分とする電極材料が好適に用いら
れることとなる。特に、白金或いは白金を含む合金を主
成分とする電極材料が好ましく用いられる。なお、この
場合の主成分とは、50体積%以上の割合において含まれ
ていることを意味するものである。
成する電極膜(4或いは16)の材料としては、前記熱処
理温度程度の高温酸化雰囲気に耐えられる導体であれば
特に規定されるものではなく、例えば金属単体であって
も、合金であっても採用可能であり、また絶縁性セラミ
ックス等の添加物が配合された金属や合金と絶縁セラミ
ックスとの混合物であっても、更には導電性セラミック
スであっても、何等差支えない。より好ましくは、白
金、パラジウム、ロジウム等の高融点貴金属類、銀−パ
ラジウム、銀−白金、白金−パラジウム等の合金の少な
くとも1種以上を主成分とする電極材料が好適に用いら
れることとなる。特に、白金或いは白金を含む合金を主
成分とする電極材料が好ましく用いられる。なお、この
場合の主成分とは、50体積%以上の割合において含まれ
ていることを意味するものである。
また、上記混合物において、金属や合金に添加せしめら
れるセラミックスとしては、前記基板材料或いは後述す
る圧電/電歪材料と同様な材料の中から選択して用いる
ことが望ましく、その添加量としては、セラミック基板
と同じ材料の使用の場合においては5〜30体積%、また
圧電/電歪材料と同じ材料においては5〜20体積%程度
が好ましい。特に、それら基板材料と圧電/電歪材料を
共に上記金属や合金に混在せしめてなる混合物が、目的
とする電極膜の形成に有利に用いられる。
れるセラミックスとしては、前記基板材料或いは後述す
る圧電/電歪材料と同様な材料の中から選択して用いる
ことが望ましく、その添加量としては、セラミック基板
と同じ材料の使用の場合においては5〜30体積%、また
圧電/電歪材料と同じ材料においては5〜20体積%程度
が好ましい。特に、それら基板材料と圧電/電歪材料を
共に上記金属や合金に混在せしめてなる混合物が、目的
とする電極膜の形成に有利に用いられる。
そして、このような材料を用いて形成される電極膜は、
用途に応じて適宜の厚さとされることとなるが、例えば
第2図に示される電界誘起歪の横効果を用いるタイプの
第一の電極(4)においては、15μm以下、好ましくは
5μm以下の厚さにおいて形成されることとなる。一
方、第3図に示される電界誘起歪の縦効果を用いるタイ
プの電極(16)においては、3μm以上、好ましくは10
μm以上、更に好ましくは20μm以上の厚さにおいて形
成されることとなる。
用途に応じて適宜の厚さとされることとなるが、例えば
第2図に示される電界誘起歪の横効果を用いるタイプの
第一の電極(4)においては、15μm以下、好ましくは
5μm以下の厚さにおいて形成されることとなる。一
方、第3図に示される電界誘起歪の縦効果を用いるタイ
プの電極(16)においては、3μm以上、好ましくは10
μm以上、更に好ましくは20μm以上の厚さにおいて形
成されることとなる。
また、圧電/電歪駆動部を構成する圧電/電歪膜(6)
は、アクチュエータとして好適な材料、即ち圧電或いは
電歪効果等の大きな電界誘起歪を示す材料であれば、何
れの材料を用いても形成され得るものであり、例えば半
導体材料であっても、誘電体セラミックス材料や強誘電
体セラミックス材料であっても、何等差支えなく、更に
は分極処理が必要な材料であっても、またそれが不必要
な材料であっても良いのである。
は、アクチュエータとして好適な材料、即ち圧電或いは
電歪効果等の大きな電界誘起歪を示す材料であれば、何
れの材料を用いても形成され得るものであり、例えば半
導体材料であっても、誘電体セラミックス材料や強誘電
体セラミックス材料であっても、何等差支えなく、更に
は分極処理が必要な材料であっても、またそれが不必要
な材料であっても良いのである。
尤も、本発明に用いられる圧電/電歪膜材料としては、
鉛元素を含む酸化物が好ましく、特にジルコン酸チタン
酸鉛(PZT系)を主成分とする材料、マグネシウムニオ
ブ酸鉛(PMN系)を主成分とする材料、ニッケルニオブ
酸鉛(PNN系)を主成分とする材料、亜鉛ニオブ酸鉛を
主成分とする材料、マンガンニオブ酸鉛を主成分とする
材料、アンチモンスズ酸鉛を主成分とする材料、チタン
酸鉛を主成分とする材料、更にはこれらの複合材料等が
用いられる。なお、PZT系を主成分とする材料に、ラン
タン、バリウム、ニオブ、亜鉛、ニッケル、マンガン等
の酸化物やそれらの他の化合物を添加物として含んだ材
料、例えばPLZT系となるように、前記材料に所定の添加
物を適宜に加えても何等差支えない。
鉛元素を含む酸化物が好ましく、特にジルコン酸チタン
酸鉛(PZT系)を主成分とする材料、マグネシウムニオ
ブ酸鉛(PMN系)を主成分とする材料、ニッケルニオブ
酸鉛(PNN系)を主成分とする材料、亜鉛ニオブ酸鉛を
主成分とする材料、マンガンニオブ酸鉛を主成分とする
材料、アンチモンスズ酸鉛を主成分とする材料、チタン
酸鉛を主成分とする材料、更にはこれらの複合材料等が
用いられる。なお、PZT系を主成分とする材料に、ラン
タン、バリウム、ニオブ、亜鉛、ニッケル、マンガン等
の酸化物やそれらの他の化合物を添加物として含んだ材
料、例えばPLZT系となるように、前記材料に所定の添加
物を適宜に加えても何等差支えない。
そして、この本発明手法に従って製造されるアクチュエ
ータにあっては、圧電/電歪膜(6)は、アクチュエー
タ特性の点から、圧電定数で|d31|が50×10-12〔C/N〕
以上、若しくは|d33|が100×10-12である膜が、特に|d
31|が100×10-12〔C/N〕以上、若しくは|d33|が200×
10-12〔C/N〕以上である膜が、より好ましい。
ータにあっては、圧電/電歪膜(6)は、アクチュエー
タ特性の点から、圧電定数で|d31|が50×10-12〔C/N〕
以上、若しくは|d33|が100×10-12である膜が、特に|d
31|が100×10-12〔C/N〕以上、若しくは|d33|が200×
10-12〔C/N〕以上である膜が、より好ましい。
以下に、本発明に従い、第2図に示される如き電界誘起
歪の横効果を用いるタイプの圧電/電歪膜型アクチュエ
ータを種々作製して、セラミック基板中の粒界に含有さ
れる鉛元素の量と圧電定数との関係を調べた結果を示
す。
歪の横効果を用いるタイプの圧電/電歪膜型アクチュエ
ータを種々作製して、セラミック基板中の粒界に含有さ
れる鉛元素の量と圧電定数との関係を調べた結果を示
す。
ここで、アクチュエータは、次のようにして作製した。
即ち、酸化アルミニウムを主成分とする材料を用いて作
製されたセラミック基板2(板厚:50μm)上に、スク
リーン印刷法により膜形成された、白金を主成分とする
材料(白金85体積%、圧電/電歪材料10体積%、酸化ジ
ルコニウム5体積%)を用いた第一の電極膜4と、マグ
ネシウムニオブ酸鉛を主成分とする材料(チタン酸鉛37
モル%、ジルコン酸鉛24モル%、マグネシウムニオブ酸
鉛39モル%)を用いた圧電/電歪膜6とを順次積層し、
各種酸化鉛濃度の焼成雰囲気中において焼成して、一体
的に形成した後、更に該圧電/電歪膜6上に、金を用い
てスパッタリング法により、第二の電極膜8を形成する
ことにより、第2図に示される如きアクチュエータとし
た。かかる第一の電極4及び圧電/電歪膜6の膜厚は、
それぞれ、5μm及び30μmに調整し、また第二の電極
膜8の膜厚は0.3μmとした。
即ち、酸化アルミニウムを主成分とする材料を用いて作
製されたセラミック基板2(板厚:50μm)上に、スク
リーン印刷法により膜形成された、白金を主成分とする
材料(白金85体積%、圧電/電歪材料10体積%、酸化ジ
ルコニウム5体積%)を用いた第一の電極膜4と、マグ
ネシウムニオブ酸鉛を主成分とする材料(チタン酸鉛37
モル%、ジルコン酸鉛24モル%、マグネシウムニオブ酸
鉛39モル%)を用いた圧電/電歪膜6とを順次積層し、
各種酸化鉛濃度の焼成雰囲気中において焼成して、一体
的に形成した後、更に該圧電/電歪膜6上に、金を用い
てスパッタリング法により、第二の電極膜8を形成する
ことにより、第2図に示される如きアクチュエータとし
た。かかる第一の電極4及び圧電/電歪膜6の膜厚は、
それぞれ、5μm及び30μmに調整し、また第二の電極
膜8の膜厚は0.3μmとした。
なお、第一の電極膜4は1200℃の温度で焼成し、また圧
電/電歪膜6は1250℃の温度で焼成すると共に、セラミ
ック基板2の粒界中に含有される鉛元素の量が下記第1
表に示される各値となるように、それぞれの焼成雰囲気
中の酸化鉛含有量や焼成時間を適宜調整して、各種のセ
ラミック基板2からなる各種アクチュエータとした。
電/電歪膜6は1250℃の温度で焼成すると共に、セラミ
ック基板2の粒界中に含有される鉛元素の量が下記第1
表に示される各値となるように、それぞれの焼成雰囲気
中の酸化鉛含有量や焼成時間を適宜調整して、各種のセ
ラミック基板2からなる各種アクチュエータとした。
かくして得られた各種のアクチュエータにおいて、それ
ぞれのセラミック基板の粒界中の酸化鉛として存在する
鉛元素の含有量を測定すると共に、それぞれの圧電定数
(|d31|)の値を測定し、それらの結果を、下記第1表
に示した。
ぞれのセラミック基板の粒界中の酸化鉛として存在する
鉛元素の含有量を測定すると共に、それぞれの圧電定数
(|d31|)の値を測定し、それらの結果を、下記第1表
に示した。
なお、第1表の中で、鉛元素の含有量が0wt%のアクチ
ュエータの一部では、膜の剥離が発生した。
ュエータの一部では、膜の剥離が発生した。
かかる第1表の結果から明らかなように、セラミック基
板2の粒界中に鉛元素が酸化物形態において40重量%以
上含有されているアクチュエータでは、その圧電定数が
大きくなり、更に50重量%以上含有すると、急激に大き
くなっていることが認められる。
板2の粒界中に鉛元素が酸化物形態において40重量%以
上含有されているアクチュエータでは、その圧電定数が
大きくなり、更に50重量%以上含有すると、急激に大き
くなっていることが認められる。
第1図は、本発明において用いられるセラミック基板の
一例を示す部分断面拡大図であり、第2〜9図は、それ
ぞれ、本発明に従って得られる圧電/電歪膜型アクチュ
エータの異なる例を示す斜視部分説明図である。 2:セラミック基板、4:第一の電極膜 6:圧電/電歪膜、8:第二の電極膜 16:帯状電極膜、24:セラミック粒子 26:粒界
一例を示す部分断面拡大図であり、第2〜9図は、それ
ぞれ、本発明に従って得られる圧電/電歪膜型アクチュ
エータの異なる例を示す斜視部分説明図である。 2:セラミック基板、4:第一の電極膜 6:圧電/電歪膜、8:第二の電極膜 16:帯状電極膜、24:セラミック粒子 26:粒界
Claims (6)
- 【請求項1】第一の電極膜と圧電/電歪膜と第二の電極
膜とを順次層状に積層せしめてなる構造の圧電/電歪駆
動部を、所定のセラミック基板上に形成してなる圧電/
電歪膜型アクチュエータ、若しくは所定の間隔を隔てて
配置された複数の帯状電極膜とそれらの電極膜間にそれ
ら電極膜と接するように形成される圧電/電歪膜とから
なる圧電/電歪駆動部を、所定のセラミック基板上に形
成してなる圧電/電歪膜型アクチュエータを製造するに
際して、 前記セラミック基板として、酸化アルミニウム、酸化マ
グネシウム、酸化ジルコニウム、窒化アルミニウム、窒
化珪素のうちの何れか1種以上を主成分とするセラミッ
ク材料よりなる多結晶体を用い、該多結晶体の少なくと
も前記圧電/電歪駆動部の形成部位における少なくとも
結晶粒界に、鉛元素を導入する一方、かかる鉛元素の導
入と同時に若しくはその導入の後に、前記圧電/電歪駆
動部を該セラミック基板上に形成することを特徴とする
圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法。 - 【請求項2】前記鉛元素が、セラミック基板を構成する
多結晶体の結晶粒界中に、40重量%以上の割合において
含有せしめられる請求項(1)記載の圧電/電歪膜型ア
クチュエータの製造方法。 - 【請求項3】前記セラミック基板が、0.5重量%以上、
5重量%以下の範囲の酸化珪素を含んでいる請求項
(1)または(2)記載の圧電/電歪膜型アクチュエー
タの製造方法。 - 【請求項4】前記セラミック基板上に、二つ以上の圧電
/電歪駆動部が、積層形態において若しくは並設形態に
おいて、設けられる請求項(1)記載の圧電/電歪膜型
アクチュエータの製造方法。 - 【請求項5】前記セラミック基板の板厚が、100μm以
下である請求項(1)乃至(4)の何れかに記載の圧電
/電歪膜型アクチュエータの製造方法。 - 【請求項6】少なくとも前記第一の電極膜或いは少なく
とも前記帯状電極膜が、白金、パラジウム、ロジウムか
らなる高融点貴金属及び銀−パラジウム、銀−白金、白
金−パラジウムからなる合金のうちの少なくとも1種以
上を主成分とする材料から構成されていることを特徴と
する請求項(1)または(2)記載の圧電/電歪膜型ア
クチュエータの製造方法。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11566590A JPH07108102B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法 |
US07/672,330 US5126615A (en) | 1990-05-01 | 1991-03-20 | Piezoelectric/electrostrictive actuator having at least one piezoelectric/electrostrictive film |
DE69106431T DE69106431T2 (de) | 1990-05-01 | 1991-03-27 | Piezoelektrischer/elektrostriktiver Antrieb mit mindestens einer piezoelektrischen/elektrostriktiven Schicht. |
EP91302660A EP0455342B1 (en) | 1990-05-01 | 1991-03-27 | Piezoelectric/electrostrictive actuator having at least one piezoelectric/electrostrictive film |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP11566590A JPH07108102B2 (ja) | 1990-05-01 | 1990-05-01 | 圧電/電歪膜型アクチュエータの製造方法 |
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