[go: up one dir, main page]

JPH069031Y2 - 粗紡機の清掃装置 - Google Patents

粗紡機の清掃装置

Info

Publication number
JPH069031Y2
JPH069031Y2 JP1988038871U JP3887188U JPH069031Y2 JP H069031 Y2 JPH069031 Y2 JP H069031Y2 JP 1988038871 U JP1988038871 U JP 1988038871U JP 3887188 U JP3887188 U JP 3887188U JP H069031 Y2 JPH069031 Y2 JP H069031Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
cotton
belt conveyor
roller
flyer rail
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988038871U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH01142474U (ja
Inventor
雅師 大村
万寿男 早川
Original Assignee
株式会社豊田自動織機製作所
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社豊田自動織機製作所 filed Critical 株式会社豊田自動織機製作所
Priority to JP1988038871U priority Critical patent/JPH069031Y2/ja
Publication of JPH01142474U publication Critical patent/JPH01142474U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH069031Y2 publication Critical patent/JPH069031Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Spinning Or Twisting Of Yarns (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は粗紡機の清掃装置に係り、詳しくはフライヤレ
ール上及びローラビーム上の風綿を除去する清掃装置に
関するものである。
(従来の技術) 従来この種の清掃装置としては例えば実公昭58−29
183号公報に開示され第5図に示すように、ローラビ
ーム41の後方に機台長手方向に沿って吸引ダクト42
を延設し、フライヤレール43の前端部に吹気管44を
配設するとともにドラフト装置45の後方に前記吸引ダ
クト42に連通する吸気管46を設け、吹気管44から
吹き出される吹き出し気流及び吸気管46の吸引気流の
作用により、風綿あるいはクリヤラクロス47から掻き
落された屑綿等を吸引ダクト42で吸引除去する装置が
提案され又実施されている。そして、一般に吸引ダクト
42は第6図に示すようにその一端にフィルタボックス
48が接続され、フィルタ49により区画された部屋に
設けられたファン50の回転駆動により吸引ダクト42
内にフィルタボックス48へ向かう吸引気流が発生し、
吸引ダクト42内に吸い込まれた風綿等がフィルタボッ
クス48内に集められるようになっている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、前記吸引ダクト42を用いた装置では、ファ
ン50を機台運転中常に駆動する必要があり、しかもそ
の消費電力がほぼ3KWと非常に多く、粗紡機機台の本
体用メインモータの消費電力が9〜11KWであるのと
比べてその比率が大きいという問題がある。
本考案の目的はフライヤレール及びローラビーム上面の
風綿等を確実に除去できかつ消費電力の少ない粗紡機の
清掃装置を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 前記の目的を達成するため本考案においては、ローラビ
ームの後側に機台長手方向に沿ってベルトコンベアを延
設し、フライヤレールの前端部にはフライヤレール及び
ローラビーム上面を前記ベルトコンベア側へ向かって流
動する空気流を吹き出す吹気管を設けるとともに前記ベ
ルトコンベアを挟んで前記吹気管と反対側に風綿の通過
防止用のカバーを配設し、機台端部には前記ベルトコン
ベア上に堆積した風綿等を除去する除去装置を設けた。
(作用) 本考案の装置では、フライヤレールの前端部に設けられ
た吹気管から吹き出される空気流がフライヤレール及び
ローラビーム上面をベルトコンベア側へ向って流動し、
フライヤレール上あるいはローラビーム上に堆積しよう
とする風綿が前記空気流によってベルトコンベア上へと
運ばれてベルトコンベア上に堆積する。又、クリヤラク
ロスから連続的に掻き取られてローラビーム上に落下し
た屑綿も前記空気流の作用によりベルトコンベア上に運
ばれる。前記空気流により吹き飛ばされる風綿等の一部
はベルトコンベア上を通過しようとするが、この風綿等
はカバーにより受け止められ、ベルトコンベア上に確実
に載置される。そして、ベルトコンベア上に堆積した風
綿等はベルトコンベアの移動により機台端部まで搬送さ
れ、機台端部に設けられた除去装置によりベルトコンベ
ア上から除去される。
(実施例1) 以下本考案を具体化した第1の実施例を第1,2図に従
って説明する。ドラフト装置1が設置されたローラビー
ム2の後方には、該ローラビーム2に固定された支持ブ
ラケット3を介してベルトコンベア4が機台長手方向全
長に亘って延設されている。ベルトコンベア4のベルト
5は機台のアウトエンド側に配設された駆動ローラ6、
ギアエンド側に配設された被動ローラ(図示せず)間に
巻掛けられるとともに、両ローラ間に配設された複数の
ガイドローラ7(1個のみ図示)によりその上面がロー
ラビーム2の上面とほぼ同一高さ位置において移行する
ようになっている。駆動ローラ6の回転軸8の一端には
チェーンホイール9が一体回転可能に嵌着固定され、該
チェーンホイール9とモータ10の出力軸10aに嵌着
固定されたチェーンホイール11間にチェーン12が巻
掛けられている。
一方、フライヤレール14の前端上部にはパイプ15を
介して吹気ダクト(図示せず)に連通された吹気管16
がフライヤレール14全長に亘って配設され、該吸気管
16にはフライヤレール14及びローラビーム2の上面
を前記ベルトコンベア4側へ向って流動する空気流を吹
き出す吹気ノズル16aが多数(1個のみ図示)設けら
れている。又、支持ブラケット3には前記吹気管16か
ら吹き出される空気流の作用により運ばれる風綿等がベ
ルトコンベア4を通り過ぎるのを防止するため、カバー
13がベルトコンベア4に沿って固定されている。
第2図に示すように支持ブラケット3の一端駆動ローラ
6と対応する位置には上下方向に延びるガイド溝17a
を有する一対のスランド17(一方のみ図示)が立設さ
れ、該スランド17には外周面に繊維等が付着し易いク
ロスが巻かれた巻取りローラ18がその両端に突設され
た支軸18aを介してガイド溝17aに沿って移動可能に
支承されている。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。粗
紡機の運転中にはドラフト装置1のローラパートあるい
はローラパートからフライヤトップ19につながる粗糸
から発生する風綿等がフライヤレール14の上面に落下
する。又、ドラフト装置1に設けられたローラパート清
掃手段としてのクリヤラクロス20から掻き落された屑
綿等がローラビーム2上に落下する。フライヤレール1
4の前端部に設けられた吹気管16の吹気ノズル16a
からは常にフライヤレール14及びローラビーム2の上
面をベルトコンベア4側へ向って流動する空気流が生じ
るように空気が吹き出されている。従って、フライヤレ
ール14及びローラビーム2の上面に落下した風綿、屑
綿等は前記空気流の作用によりベルトコンベア4のベル
ト5上へと運ばれる。空気流の強さが強い場合には風綿
等はベルト5上を通り過ぎるおそれがあるが、この実施
例ではカバー13がベルトコンベア4の全長に亘って設
けられているため、空気流によって運ばれた風綿等は確
実にベルト5上に堆積する。
ベルト5はモータ10により一定の低速度で駆動され、
ベルト5上に堆積した風綿等は徐々に巻取りローラ18
と対応する位置に移動する。巻取りローラ18はベルト
5との摩擦力によりベルト5の回転に伴い回転され、ベ
ルト5上の風綿等をベルト5から剥ぎ取りながらローラ
の周囲に巻取る。従って、ベルト5の移動により巻取り
ローラ18と対応する位置まで運ばれた風綿等は巻取り
ローラ18に巻取られてベルト5上から除去される。巻
取りローラ18に巻取られた風綿等の量が増すに従い巻
取りローラ18はガイド溝17aに沿って徐々に上方に
移動する。巻取りローラ18にある程度風綿等が巻取ら
れた後、巻取られた風綿等が作業者により回収される。
ベルト5の移動速度は極めて低速のためモータ10の使
用電力は40W程度でよく、従来装置の吸引ダクトに吸
引気流を発生するためのファン駆動用に使用される電力
3KWに比較して極めて少なくなる。
(実施例2) 次に第2の実施例を第3,4図に従って説明する。この
実施例においてはベルト5上に堆積した風綿等を除去す
る除去装置として、巻取りローラ18に代えて掻き取り
用のコームを設けるとともに、掻き取られた風綿等を紡
機機台に沿って移動するトラベリングクリーナを利用し
て自動的に回収するようにした点が前記実施例の装置と
大きく異なっている。尚、本第2の実施例においても前
記第1の実施例と同様に、空気流の作用により運ばれる
風綿等がベルト5上を通り過ぎるのを防止するため、ベ
ルト5に沿ってカバー(図示略)が固定されている。ト
ラベリングクリーナ21は機台長手方向に沿って往復移
動し、紡機機台のボビンレール等に堆積する風綿を吹き
飛ばすとともに床面に堆積した風綿等を吸引除去し、機
台端に設けられた集綿ボックス22の吸引ノズル23と
対応する位置で停止して一往復した間に集めた風綿等を
集綿ボックス22に受け渡すようになっている。
支持ブラケット3の端部寄り下面には一対のブラケット
24(一方のみ図示)がベルトコンベア4の長手方向に
沿って平行に固定され、該ブラケット24に形成された
長孔24aに沿って移動可能に支軸25が支承されてい
る。支軸25には一端にコーム26が他端にウエイト2
7が固定された一対のレバー28(一方のみ図示)が、
ウエイト27の作用によりコーム26の先端が常にベル
ト5に押圧付勢される状態で回動可能に支持されてい
る。支軸25のほぼ中央部には一端にモータ10の出力
軸10aに一体回転可能に固定された偏心カム29と係
合するカムフォロア30を備えた駆動レバー31の他端
が回動可能に連結されている。ブラケット24の外側に
はコーム26によりベルト5から掻き落された風綿等を
集めるシュータ32が設けられている。シュータ32は
一方が前記駆動レバー28及び駆動レバー31の移動を
許容するため開放され、下部に設けられた排出口33に
は前記トラベリングクリーナ21が集綿ボックス22の
吸引ノズル23と対応する位置で停止する際にトラベリ
ングクリーナ21に設けられた吸引ノズル21aに接続
される排出口34が一端に配設されたフレキシブルチュ
ーブ35の他端が連結されている。トラベリングクリー
ナ21のノズル21aはフレキシブルチューブ35の排
出口34が連結された時点で集綿ボックス22の吸引作
用がフレキシブルチューブ35に作用するようになって
いる。
次に前記のように構成された装置の作用を説明する。モ
ータ10の駆動によりベルト5が第3図に矢印方向へ移
動されるとともに偏心カム29が回転されて駆動レバー
31が往復移動され、支軸25に支承されたレバー28
が駆動レバー31と同期して往復動される。レバー28
の往復動によりその先端に取付けられたコーム26がベ
ルト5に圧接された状態で往復動される。一方、前記実
施例の装置と同様に吹気ノズル16aから吹き出される
空気流の作用によりベルト5上に運ばれてベルト5に付
着堆積した風綿等はベルト5の移動に伴い機台端へと移
動し、コーム26と対応する位置まで移動した時点でコ
ーム26により掻き落されてシュータ32に集められ
る。ベルト5上に付着堆積した風綿等はベルト5が駆動
ローラ6と対応する周回部を過ぎてもベルト5に付着し
た状態でコーム26と対応する位置まで移動される。一
方、トラベリングクリーナ21は紡機機台に沿って往復
移動し、集綿ボックス22の吸引ノズル23と対応する
位置に到達した時点で一時停止する。この時ノズル21
aにフレキシブルチューブ35の排出口34が接続さ
れ、集綿ボックス22の吸引ノズル23の吸引作業がフ
レキシブルチューブ35にも作用し、シュータ32内に
集められていた風綿等がフレキシブルチューブ35を通
って集綿ボックス22へと自動的に回収される。すなわ
ち、この実施例の装置においては、ベルト5上から除去
された風綿等がトラベリングクリーナ21を介して自動
的に回収される。
なお、本考案は前記両実施例に限定されるものではな
く、例えば、ベルトコンベア4のベルト5を常に一定速
度で駆動する代わりに所定時間毎に間欠的に駆動した
り、第2実施例の装置においてコーム26により掻き取
られた風綿等をシュータ32の下方に設けた集綿ボック
スに回収するようにしてもよい。
(考案の効果) 以上詳述したように本考案によれば、フライヤレール及
びローラビーム上面の風綿等を確実に除去できかつ従来
の吸引ダクトを使用した装置に比べ消費電力を大幅に削
減することができるという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1,2図は本考案を具体化した第1の実施例を示すも
のであって、第1図は側断面図、第2図は要部正断面
図、第3,4図は第2の実施例を示すものであって第3
図は要部正断面図、第4図はトラベリングクリーナとの
位置関係を示す一部省略平面図、第5図は従来装置の側
断面図、第6図は吸引ダクトの概略平面図である。 ローラビーム2、ベルトコンベア4、ベルト5、モータ
10、カバー13、フライヤレール14、吹気管16、
除去装置としての巻取りローラ18、同じくコーム2
6。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ローラビームの後側に機台長手方向に沿っ
    てベルトコンベアを延設し、フライヤレールの前端部に
    はフライヤレール及びローラビーム上面を前記ベルトコ
    ンベア側へ向かって流動する空気流を吹き出す吹気管を
    設けるとともに前記ベルトコンベアを挟んで前記吹気管
    と反対側に風綿の通過防止用のカバーを配設し、機台端
    部には前記ベルトコンベア上に堆積した風綿等を除去す
    る除去装置を設けた粗紡機の清掃装置。
JP1988038871U 1988-03-24 1988-03-24 粗紡機の清掃装置 Expired - Lifetime JPH069031Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988038871U JPH069031Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24 粗紡機の清掃装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1988038871U JPH069031Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24 粗紡機の清掃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH01142474U JPH01142474U (ja) 1989-09-29
JPH069031Y2 true JPH069031Y2 (ja) 1994-03-09

Family

ID=31265408

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988038871U Expired - Lifetime JPH069031Y2 (ja) 1988-03-24 1988-03-24 粗紡機の清掃装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH069031Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105442117A (zh) * 2016-01-06 2016-03-30 无锡宏源机电科技股份有限公司 一种粗纱机集中除棉装置

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5813727A (ja) * 1981-07-16 1983-01-26 Toyobo Co Ltd 粗紡機の掃除装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH01142474U (ja) 1989-09-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3045274A (en) Traveling suction cleaner for textile mills
CN106835395B (zh) 一种基于巡回清洁技术的双端后除棉系统
CN217247531U (zh) 一种具有自动除尘功能的口罩生产装置
US4622713A (en) Fly removing system in textile machine
JPH069031Y2 (ja) 粗紡機の清掃装置
JPS6262936A (ja) 紡機における清掃装置
CN207811976U (zh) 一种细纱机吹吸清洗装置
CN1169947A (zh) 自动绕线机的清扫装置
US6874196B2 (en) Reed cleaning apparatus for air-jet loom
JPH0756096B2 (ja) 紡機における清掃装置
KR960003469Y1 (ko) 자동왕복 분진제거기
JP2650368B2 (ja) 粗紡機におけるトップクリヤラクロスの清掃装置
JP2517157B2 (ja) 紡機における清掃装置及び清掃方法
JPS6262935A (ja) 精紡機における清掃装置
US3198663A (en) Method of cleaning surfaces in textile mills
JPH059821A (ja) 繊維機械のブロアボツクス
JPH0437915Y2 (ja)
JP2550170B2 (ja) 紡機における清掃装置
JPS5932613Y2 (ja) トツプクリヤラ−の清掃装置
WO1990005205A1 (en) Cleaner for spinning machine
JPS6253429A (ja) 紡機におけるロ−ラパ−ト清掃装置
JPH0714372Y2 (ja) 紡機における清掃装置
JP2519777Y2 (ja) 紡機の清掃装置
JPS6138925Y2 (ja)
JPH0318515Y2 (ja)