JPH067446A - プレフィルドシリンジ - Google Patents
プレフィルドシリンジInfo
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- JPH067446A JPH067446A JP5102914A JP10291493A JPH067446A JP H067446 A JPH067446 A JP H067446A JP 5102914 A JP5102914 A JP 5102914A JP 10291493 A JP10291493 A JP 10291493A JP H067446 A JPH067446 A JP H067446A
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Abstract
液の量を減少させることのできるプレフィルドシリンジ
を提供する。 【構成】 可動シール部材3(あるいはこれに加えてプ
ランジャ2のシール部材2a)の各円形リブ300の間
に、各円形リブ300と略同等の高さを持ち、各円形リ
ブ300間に形成される円環状の空隙Gを複数の小空隙
に仕切る縦リブ301を形成する。
Description
の成分、すなわち粉末、マイクロカプセル、粒剤、錠剤
などの固形あるいは液状の薬剤と、その溶解液または分
散液もしくは他の薬液とが、容器内の個別の室内にそれ
ぞれあらかじめ充填された、いわゆるプレフィルドシリ
ンジに関する。
イプの注射器、いわゆるプレフィルドシリンジのうち、
所定の薬剤と、その溶解液または分散液、あるいは他の
薬液を分離させた状態で充填した2成分型のプレフィル
ドシリンジにおいて、従来、図6に断面図を例示するよ
うに、先端部に注射針の装着部を持つ筒状容器31内の
後端側からロッド付きプランジャ32を挿入するととも
に、容器31内にその軸方向に摺動自在の可動シール部
材33を設けて先端側および後端側の第1室34および
第2室35に分割するとともに、各室内にはそれぞれの
薬剤または溶解液等を収容した構造のものがある(特公
昭49−14465号)。
3よりも先端側の第1室34において、容器31の側壁
に不連続部、通常は外側に突出する注入溝36、を設け
た構造とし、使用時にプランジャ32を押し込むことに
より、図7に示すように第2室35内の液体を介して可
動シール部材33を前進させるとともに、可動シール部
材33が注入溝36に差しかかったときにこの溝36を
介して第2室35内の液体を第1室34内に流入させ
る。そして、第2室35内の液体がほぼ完全に第1室3
4内に流入した時点で、シリンジを振る等によって2成
分を第1室34内で均一に溶解、分散ないし混合させ、
その後はプランジャ32の先端で可動シール部材33を
押圧して第1室34内で溶解あるいは分散もしくは混合
後の液体を先端から押し出すようになっている。
容器31の内径よりも若干大で、通常、摺動時の抵抗を
弱めるために複数の円形リブ33aを持つ構造とし、第
1室34と第2室35間の液密性を保ち、しかも容器3
1内での摺動性が良好となるように考慮されている。こ
れは、プランジャ32のシール部材についても同様であ
り、複数の円形リブ32aが形成されている。
な構造の従来の2成分プレフィルドシリンジでは、プラ
ンジャ32の押圧により第2室35内の液体が、注入溝
36を通過する際にその注入溝36に溜り、図8に示す
ように、可動シール部材33あるいはプランジャ32の
シール部材における各円形リブ33aないしは32a間
に形成されている円環状の凹所Gに入り込み、その分だ
け注射液が投与されずにロスになるという問題がある。
減少させることのできるプレフィルドシリンジを提供す
ることにあり、また、本考案の他の目的は、生体への投
与前に複数の成分を均一に溶解、分散ないし混合させる
操作を確実に行うことのできるプレフィルドシリンジを
提供することにある。
ろは、実施例に対応する図1,図2に示すように、筒状
容器1内で第1室4と第2室5を分割する可動シール部
材3の各円形リブ300の間に、各円形リブ300と略
同等の高さを持ち、各円形リブ300間に形成される円
環状の凹所Gを仕切る複数の縦リブ301を形成したこ
とにある。ここで、略同等の高さとは、縦リブ301が
円形リブ300よりも所定寸法だけ高い場合および低い
場合のほか、全く同等の高さを持つ場合をも含む。
301とを組み合わせたシール構造は、プランジャ2の
シール部材2aについても同様に適用することができる
(図3参照)。なお、可動シール部材3およびプランジ
ャ2のシール部材2aの各円形リブ300間に形成され
る凹所の深さは、シール部材3または2aの摺動性を阻
害しない限りできるだけ浅くすることが好ましい。
に、プランジャ2の押圧によって可動シール部材3の先
端が不連続部6の先端部よりも前方に到達し、かつ、可
動シール部材3の後端面がプランジャ2の先端面と当接
し、しかもプランジャ2のシール部材2aの少なくとも
後半部が不連続部6に入らず筒状容器1の内壁に対して
摺動状態を保持している位置で、当該プランジャ2が一
旦停止するよう、係止機構およびその解除機構を設ける
ことが好ましい。なお、不連続部6の先端部のみあるは
後端部のみを閉鎖する位置に停止させることも勿論可能
である。
ンジでは、先端部分に注射針が装着可能な筒状容器の後
端からプランジャが挿入され、その筒状容器の先端部分
とプランジャの先端との間に可動シール部材が挿入され
るが、本明細書で言う筒状容器の先端部分とは、真に容
器の先端と、容器の先端から少し距離を置いた内部を含
むものであり、以下、これらを含めて単に先端部分と称
する。
割された状態となり、可動シール部材3が注入溝6を通
過する際、そこに溜まっている注射液は各凹所Gにおい
て直接注入溝6に連通する空隙内には入り込むものの、
縦リブ301を越えて他の空隙内には侵入し得ず、従っ
て注射液のロス量はその分だけ減少する。
同様に円形リブ300および縦リブ301を組み合わせ
た構造を採用すると、このシール部材2aの空隙に溜ま
ることによる注射液のロス量をも減少させ得る。
係止機構とその解除機構は、投与前の2成分の混合ない
し分散を確実化させるための動作を容易化する機能を持
つ。すなわち、注射液の実際の投与に当たっては、第1
室4内の薬剤と第2室5内の液体とが均一に分散ないし
混合するように、第2室5内の液体が第1室4内にほぼ
完全に注入され、かつ、容器1の先端から液が流出しな
い状態でシリンジを振らなければならないが、第2室5
内の液体は、可動シール部材3の先端面が不連続部6の
先端部手前で停止した状態で、可動シール部材3の後面
とプランジャ2の前面が当接した時点でほぼ第1室4内
に注入しつくされる。そこで、プランジャ2の押圧によ
り可動シール部材3の少なくとも先端が不連続部6の先
端部よもり前方に到達し、プランジャ2の前面が可動シ
ール部材3の後面に到達し、かつ、プランジャ2の後半
部が不連続部6に入らず筒状容器1の内壁摺動状態を保
っている位置で、このプランジャ2が一旦停止するよう
な係止機構を設けると、可動シール部材3の行き過ぎを
防止でき、上述の投与前の動作を溶解液の流出なく確実
化することができ、また、解除機構によりその係止を解
除することで、生体への投与が可能となる。
の可動シール部材3の外観斜視図である。
容器1の後端側は全面開口して、ロッド2bの先端にシ
ール部材2aを固着または着脱自在に装着してなるロッ
ド付きプランジャ2が挿入されている。この筒状容器1
には、その先端とプランジャ2の先端との間に可動シー
ル部材3が挿入されており、この可動シール部材3によ
って筒状容器1内が第1室4と第2室5に液密に分割さ
れている。そして、第1室4には粉末、マイクロカプセ
ル、粒剤、錠剤などの固定ないし液状の薬剤が、第2室
5には、例えば注射用蒸留水、生理食塩水などの溶解
液、分散液もしくは他の薬液が収容されているととも
に、筒状容器1の第1室4の側壁には、所定の幅で外側
に突出する注入溝6が形成されており、この注入溝6の
筒状容器1の軸方向への長さは、可動シール部材3の厚
さよりも所定量だけ長くなっている。また、可動シール
部材3とプランジャ2のシール部材2aの合計の軸方向
長さは、注入溝6の軸方向長さよりも長くしてある。
は適当な封止部材が装着され、ロッド付きプランジャ2
にも変位規制部材が装着される。以上は従来の構造と同
様であり、また、可動シール部材3にも、筒状容器1内
を摺動するときの抵抗を弱めるために、複数個の円形リ
ブ300が形成されている。
各円形リブ300の間に、これらと略同等の高さを持つ
複数個の縦リブ301が形成されており、この各縦リブ
301によって、各円形リブ300間に形成される円環
状凹所である空隙Gがそれぞれ複数個の小空隙に仕切ら
れている点である。
等分する位置に、各空隙G内にそれぞれ4個の縦リブ3
01が形成されており、これによって各空隙Gはそれぞ
れ4等分されることになる。
同様、ロッド付きプランジャ2を先端側に押圧すること
により、第2室5内の液体を介して可動シール部材3が
前進し、可動シール部材3が注入溝6の形成位置に到達
して第1室4と第2室5とが連通した時点で第2室5内
の液体が第1室4内に流入し、この流入が完了してプラ
ンジャ2の先端が可動シール部材3の後端に当接した後
は直接押圧して可動シール部材3を前進させ、筒状容器
1の先端に装着された注射針を介して溶解、分散または
混合された注射液を射出させる。
または混合後の注射液が可動シール部材3の各円形リブ
300間の空隙のうちいずれかの小空隙に入り込むが、
縦リブ301の存在によって隣接する小空隙には侵入し
得ず、従って、この例においては可動シール部材3の空
隙Gに残存する注射液は従来の約1/4となる。
は、ロッド付きプランジャ2の先端のシール部材2aの
各円形リブ間の空隙にも同様にして注射液が入り込んで
ロスとなる場合がある。この点をも解決するのが図3に
示す実施例である。
ド付きプランジャ2のシール部材2aについても、図2
に示す構造と全く同様の構造が採用され、各円形リブ3
00間に、これらと略同等の高さを持ち、各円形リブ3
00間に形成される円環状の空隙を仕切る複数個の縦リ
ブ301が形成されており、円環状の空隙が複数個の小
空隙に分割されている。
のみならず、ロッド付きプランジャ2のシール部材2a
が注入溝6の形成位置に差しかかったときに、その溝6
に連通する小空隙にのみ注射液が入り込むが、隣接の小
空隙には侵入せず、空隙内に残ってロスとなる注射液の
量を更に減少させることが可能となる。
プランジャ2のシール部材2aの各円形リブ300間の
空隙に設ける縦リブ301の数は4個に限定されず、2
個以上の任意個数とすることができ、個数を増やすほど
注射液のロス量を減少させることができる反面、シール
部材3ないし2aの摺動性がそれに従って低下するか
ら、これらの兼ね合いにより適当な個数とすることが望
ましい。
プランジャ2のシール部材2aの各円形リブ300並び
に縦リブ301については、その軸方向形状を図示のよ
うに筒状容器1の内壁面に沿った直線状とするほか、筒
状容器1との摩擦抵抗をより軽減させるべく、軸方向に
適宜に曲面状の膨らみを持たせた、いわゆるクラウニン
グ形状にすることもできる。
ル部材3およびプランジャ2のシール部材2aの材質
は、いずれもエラストマー、例えば合成ラバーを採用す
ることができる。また、ロッド付きプランジャ2は、そ
のロッドをシール部材2aに対して固着してもよいし、
着脱自在に装着してもよい。
ては、実際の投与に先立ち、第1室4内で2成分が均一
に溶解、分散または混合するように、ロッド付きプラン
ジャ2を押圧して第2室5内の液体が第1室4内にほぼ
完全に流入し、しかも容器1の先端から未だ流出しない
状態で、プランジャ2を一旦停止させ、その状態でシリ
ンジをよく振る必要があることは前述したが、この振動
を与える際に、第1室4内に移動した溶解液ないしは分
散液等が、注入溝6を逆流して、元の第2室5側、すな
わちプランジャ2を越えて筒状容器1の後部へ流出させ
ないためには、このロッド付きプランジャ2を最適な位
置で一旦停止させる操作は、熟練しないと容易ではな
く、誤ってプランジャ2を行き過ぎさせてしまうことも
生じる。
化した実施例を示す。図4に示す例では、筒状容器1の
後端に装着されるフィンガーグリップ100の内周面
に、筒状容器1の内周面よりも内側に円周状に突出する
凸部101を形成するとともに、ロッド付きプランジャ
2のロッド2bには、その軸方向の所定位置の同一円周
上に複数の突起201を形成している。各突起201の
ロッド2bの軸方向への形成位置は、プランジャ2の押
圧により可動シール部材3の先端面が注入溝6の先端部
より前方に到達し、かつ、可動シール部材3の後端面が
プランジャ2の先端面と当接し、更にはプランジャ2の
シール部材2aの少なくとも後半部分が注入溝6に入ら
ず筒状容器1の内壁と摺動状態を保っている状態におい
て、突起201がフィンガーグリップ100の凸部10
1と接するような位置であり、また、ロッド2bの中心
軸と各突起201の先端との距離は、フィンガーグリッ
プ100の凸部101の内径寸法よりも僅かに大として
いる。更に、フィンガーグリップ100の材質は、例え
ば合成樹脂等の可撓性のあるものとしている。
状態からロッド付きプランジャ2を押し込んでいくと、
液が移動する間は可動シール部材3は(B)に示すよう
に注入溝6の先端部付近に止まっているが、更に押し込
むと(C)に示すように突起201が凸部101に当接
することによる抵抗でプランジャ2は一旦停止する。そ
の状態では第2室5内の液体は第1室4内に完全に注入
され、また、可動シール部材3の先端が注入溝6の先端
よりも前方に到達し、かつ、プランジャ2のシール部材
2aの後半部分が注入溝6に入らず容器1の内壁面との
摺動を保持している状態になり、注入溝6の先端と後端
がともに閉鎖される。その状態でシリンジを振って2成
分を均一に溶解、分散ないし混合させる。その後、ロッ
ド付きプランジャ2を強く押し込むことにより、フィン
ガーグリップ100が撓んで突起201が凸部101を
通過し、溶解、分散ないしは混合後の注射液の生体への
投与が可能となる。
端部に装着されるフィンガーグリップ100の内周面
に、同様にして凸部101を形成し、この凸部101
に、同図(B)に軸方向から見た図を示すように、複数
の切り欠き溝102を形成するとともに、ロッド付きプ
ランジャ2のロッド2bには、同数のブレード202を
形成している。ロッド2bの中心から各ブレード202
の先端までの距離は、フィンガーグリップ100の凸部
101の内径寸法よりも大で、かつ、フィンガーグリッ
プ100の中心と各切り欠き溝102の底面との距離よ
りも短くしている。また、各ブレード202の先端側の
端面位置は、プランジャ2の押圧により可動シール部材
3の先端面が注入溝6の先端部よりも前方に到達し、か
つ、可動シール部材3の後端面とプランジャ2の先端面
が当接し、更にはプランジャ2のシール部材2aの後半
部分が注入溝6に入らずに容器1の内壁に対して摺動状
態を保っている状態において、ブレード202がフィン
ガーグリップ100の後端面に接するような位置であ
る。
の状態では、ロッド2bは、(C)に示すように、その
各ブレード202がフィンガーグリップ100の切り欠
き溝102の形成位置と一致しないような状態で筒状容
器1内に挿入しておく。そして、使用に際しては、まず
(C)の状態のままロッド付きプランジャ2を押し込
む。これにより、液が移動を始める。そして、液が移動
している間は(D)に示すように可動シール部材3の先
端は注入溝6の先端部付近に止まっており、この状態で
はブレード202の先端はフィンガーグリップ100に
接していない。この状態からロッド付きプランジャ2を
更に押し込むと、(E)示すように、ブレード202が
フィンガーグリップ100の後端面に接した時点でプラ
ンジャ2が停止する。その状態では第2室5内の液体は
第1室4内に完全に注入され、かつ、注入溝6の先端と
後端が閉鎖されるから、その状態でシリンジを振って2
成分を均一に溶解、分散ないし混合させる。その後、ロ
ッド付きプランジャ2を回転させて各ブレード202を
各切り欠き溝102の形成位置と一致させると、(F)
に示すようにロッド付きプランジャ2の押し込みが可能
となるから、溶解、分散ないしは混合後の注射液の生体
への注入を行うことができる。
た構造を採用することなく、注入溝6の先端部より前方
の所定位置、例えば注入溝6よりも2mm程度前方の位
置の筒状容器1の外周または内周面に、その円周方向に
沿ったライン状のマークを設けるだけでも効果的であ
る。すなわち、可動シール部材3の先端面がそのマーク
を越えないようにプランジャ2を押圧すると、第2室5
内の液体がほぼ完全に第1室4内に注入された状態とな
るから、その状態でシリンジを振ればよい。
可動シール部材に形成された複数個の円形リブ間に生じ
る円環状の空隙内に、複数個の縦リブを形成してこの空
隙を複数個の小空隙に分割したので、投与操作時に複数
成分が溶解、分散または混合されてなる注射液がそのシ
ール部材の各円形リブ間のある小空隙に入り込んでも、
注射液は縦リブを越えて隣接する小空隙には侵入し得
ず、従って注射液の投与ロス量はその分だけ減少する。
にして円形リブ間の空隙を仕切る縦リブを設けることに
より、そのシール部材の円環状空隙に入り込んでロスと
なる注射液の量を減少させることができる。
部材の先端が筒状容器の不連続部の先端部に略到達し、
かつ、可動シール部材の後端面とプランジャの先端面と
が当接し、更にはプランジャのシール部材の後半部分が
不連続部に入らずに容器内壁と摺動状態を保っている位
置で、このプランジャが一旦停止するよう、当該プラン
ジャのロッドと筒状容器との間に係止機構を設けるとと
もに、その解除機構を設けることにより、投与に先立つ
複数成分の均一な溶解、分散ないしは混合に際しての作
業が容易化され、しかもその際に液の逆流を防止でき
る。
示す断面図
おける残存液の説明図
Claims (5)
- 【請求項1】 先端部分に注射針が装着可能な筒状容器
の後端側からプランジャが挿入されているとともに、当
該容器の先端部分と上記プランジャの先端との間に当該
容器の軸方向に摺動自在で、かつ、外周に複数個の円形
リブが形成されてなる可動シール部材が挿入され、この
シール部材により当該容器内部が先端側の第1室と後端
側の第2室に分割されているとともに、第1室には薬剤
が収容され、かつ、第2室には溶解液、分散液または他
の薬液が収容され、上記プランジャの押圧による可動シ
ール部材の摺動変位時に第1室の側壁の不連続部を介し
て上記第2室内の液体が第1室内に流入して薬剤を溶
解、分散または混合させるよう構成し、上記可動シール
部材の各円形リブの間に、各円形リブと略同等の高さを
持ち、各円形リブ間に形成される円環状の凹所を仕切る
複数個の縦リブが形成されていることを特徴とするプレ
フィルドシリンジ。 - 【請求項2】 上記プランジャのシール部材は、外周に
複数個の円形リブが形成されているとともに、その各円
形リブの間に、各円形リブと略同等の高さを持ち、各円
形リブ間に形成される円環状の凹所を仕切る複数個の縦
リブが形成されていることを特徴とする請求項1に記載
のプレフィルドシリンジ。 - 【請求項3】 上記プランジャの押圧により、上記可動
シール部材の先端が上記筒状容器の不連続部の先端部よ
り前方に到達し、かつ、当該可動シール部材の後端面が
上記プランジャの先端面と当接し、しかもプランジャの
シール部材の少なくとも後半部が不連続部に入らず筒状
容器内壁に対して摺動状態を保持している位置で、当該
プランジャが一旦停止するよう、当該プランジャを押す
ロッドと筒状容器との間に係止機構が設けられていると
ともに、その解除機構が設けられていることを特徴とす
る請求項1または2に記載のプレフィルドシリンジ。 - 【請求項4】 上記筒状容器の後端部近傍にフィンガー
グリップが装着され、かつ、このフィンガーグリップに
は上記筒状容器の内周面よりも内側に突出する凸部が形
成されているとともに、上記プランジャを押すロッドに
は、その軸方向所定位置に突起が形成され、このロッド
の突起と上記凸部とは当該ロッドを押し込むことによっ
て相互に係合してプランジャが一旦停止し、かつ、ロッ
ドを更に押し込むことでその係合が解除されるよう構成
されていることを特徴とする請求項3に記載のプレフィ
ルドシリンジ。 - 【請求項5】 上記筒状容器の後端部近傍にフィンガー
グリップが装着されているとともに、このフィンガーグ
リップには上記筒状容器の内周面よりも内側に突出する
凸部が形成され、かつ、この凸部には半径方向に伸びる
少なくとも1個の切り欠きが形成される一方、上記プラ
ンジャを押すロッドには、上記切り欠きに対応して半径
方向に伸びる少なくとも1個のブレードが形成されてな
り、このブレードと上記凸部とはロッドを押し込むこと
によって相互に係合してプランジャが一旦停止し、か
つ、ロッドを筒状容器に対して回動させて上記ブレード
と切り欠きの位置を合致させた状態では、当該ブレード
は切り欠きを通過して上記係合が解除されるよう構成さ
れていることを特徴とする請求項3に記載のプレフィル
ドシリンジ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5102914A JP2911086B2 (ja) | 1992-04-30 | 1993-04-28 | プレフィルドシリンジ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4-28792 | 1992-04-30 | ||
JP2879292 | 1992-04-30 | ||
JP5102914A JP2911086B2 (ja) | 1992-04-30 | 1993-04-28 | プレフィルドシリンジ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH067446A true JPH067446A (ja) | 1994-01-18 |
JP2911086B2 JP2911086B2 (ja) | 1999-06-23 |
Family
ID=12258278
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP5102914A Expired - Lifetime JP2911086B2 (ja) | 1992-04-30 | 1993-04-28 | プレフィルドシリンジ |
Country Status (2)
Country | Link |
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JP (1) | JP2911086B2 (ja) |
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- 1993-04-28 JP JP5102914A patent/JP2911086B2/ja not_active Expired - Lifetime
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