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JPH0673174B2 - 磁気記録媒体 - Google Patents

磁気記録媒体

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Publication number
JPH0673174B2
JPH0673174B2 JP60135800A JP13580085A JPH0673174B2 JP H0673174 B2 JPH0673174 B2 JP H0673174B2 JP 60135800 A JP60135800 A JP 60135800A JP 13580085 A JP13580085 A JP 13580085A JP H0673174 B2 JPH0673174 B2 JP H0673174B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fatty acid
acid ester
melting point
recording medium
magnetic recording
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP60135800A
Other languages
English (en)
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JPS61294637A (ja
Inventor
明 三宅
仁志 永谷
嗣裕 土井
邦夫 水島
章人 酒本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Maxell Ltd
Original Assignee
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Family has litigation
First worldwide family litigation filed litigation Critical https://patents.darts-ip.com/?family=15160112&utm_source=google_patent&utm_medium=platform_link&utm_campaign=public_patent_search&patent=JPH0673174(B2) "Global patent litigation dataset” by Darts-ip is licensed under a Creative Commons Attribution 4.0 International License.
Application filed by Hitachi Maxell Ltd filed Critical Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP60135800A priority Critical patent/JPH0673174B2/ja
Priority to KR1019860003873A priority patent/KR940003386B1/ko
Priority to US06/875,581 priority patent/US4828925A/en
Priority to EP86108319A priority patent/EP0206244B1/en
Priority to DE8686108319T priority patent/DE3681510D1/de
Publication of JPS61294637A publication Critical patent/JPS61294637A/ja
Publication of JPH0673174B2 publication Critical patent/JPH0673174B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/72Protective coatings, e.g. anti-static or antifriction
    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/62Record carriers characterised by the selection of the material
    • G11B5/68Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent
    • G11B5/70Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer
    • G11B5/71Record carriers characterised by the selection of the material comprising one or more layers of magnetisable material homogeneously mixed with a bonding agent on a base layer characterised by the lubricant
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S428/00Stock material or miscellaneous articles
    • Y10S428/90Magnetic feature

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  • Paints Or Removers (AREA)
  • Magnetic Record Carriers (AREA)
  • Lubricants (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、非磁性支持体上に強磁性微粉末と結合剤を主
体とした磁性塗膜より成る磁性層を設けた磁気記録媒体
の改良に係り、さらに詳しくはかかる磁性層そのものの
強度を弱めることなくその潤滑性能を高める技術に係わ
るものである。
〔従来の技術〕
オーデイオテープ、ビデオテープにおいても磁性塗膜表
面と磁気ヘッドとの摺接による摩擦を減少させるため従
来より液状の潤滑剤を混入させることが多く行なわれて
きた。特にビデオテープ等では磁性塗膜の同一の部分を
何度も繰り返して磁気ヘッドと摺接させるいわゆるスチ
ール特性との関係で磁性層の潤滑性と強度をともに満足
させるため液状の潤滑剤のうちでも潤滑性能のすぐれた
脂肪酸エステルを磁性塗膜中に混入することが行なわれ
てきた。
例えば、特公昭43−23899号、特公昭47−12950号、特公
昭47−14648号、特公昭47−26882号、特公昭48−13042
号、特公昭48−15002号、特公昭58−2414号、特公昭59
−23008号、特開昭55−117735号、特開昭55−117739
号、特開昭55−17383号等が挙げられる。
これらの脂肪酸エステルを磁性塗膜中に混入させること
によって、ビデオテープ、オーディオテープ及び当時の
フロッピーディスク等の磁性塗膜の潤滑性、強度耐久性
等は一応満足したものが得られるようになった。
〔発明が解決しようとする問題点及び手段〕
しかしながら、近年特に、磁気記録媒体のうちのフロッ
ピーディスクの分野で、磁性塗膜の潤滑性及び磁性層の
耐久性、強度が強く要求されるに至った。
これは、次のような理由からである。即ちフロッピー
ディスクにおいては記録再生のための周辺機器の発達に
ともなってデータのサーチ転送時間の短縮化が行なわ
れ、これにともない従来よりも高速でフロッピーディス
クを回転させることが必要となってきたこと、しかも
フロッピーディスクは通常表裏両面から記録再生装置の
磁気ヘッドあるいは支持部材で挾まれた状態で摺接力を
うけること、線記録密度を向上させるためには、強磁
性塗膜厚さをより薄くする必要があること、また特に
強磁性微粉末として金属鉄粉末などを用いたいわゆるメ
タルフロッピーディスクにおいては、酸化物を磁性粉末
として用いたものよりも塗膜が柔らかく、磁気ヘッドと
の摺接における摩擦係数がより高くなること、等により
潤滑性能が従来のビデオテープやフロッピーディスクに
比して極めて厳しく、かつ異質の要求がなされるに至っ
たのである。
そして、このために磁気ヘッドと磁性塗膜表面との相対
摺接速度が大となる結果、両者の接触部分でいわゆる摺
動発熱現象が生起し、このため強磁性微粉末と相互に結
びつけて磁性塗膜を構成している結合剤樹脂が熱による
劣化を受け、これにまた摺接力が加わるため、磁性塗膜
の劣化もはなはだしいものとなるのである。
このような状況のもとで本発明者らは、磁性塗膜の潤滑
性と強度すなわち耐久性とを同時に満足しうる新規の磁
気録媒体を提供せんとして種々検討した結果磁性塗膜
の潤滑性を向上させようとする場合、液状の潤滑剤を多
量に用いることが特に効果が大きいが、液状のものは一
般に磁性塗膜を構成している結合剤樹脂との相溶性が良
好で、このため磁性層中に多量にとけこみ潤滑性の優れ
たものが得られるのであるが、その反面結合剤樹脂は多
くの潤滑剤分子を抱え込むことでいわゆる膨じゅん状態
となり、本来の強磁性微粉末の結合力が弱まり磁性層の
劣化がはなだしかった。
従って潤滑剤の量を増加せしめても結合剤樹脂中に多
量に含有させることは、磁性層の耐久性の劣化をもたら
す故潤滑剤は磁性塗膜中に均一に存在させるのではな
く、できる限り磁気ヘッドとの摺接を受ける磁性塗膜表
面部に局在させるようにするのが好ましいことを見い出
した。
そしてかかる知見にもとづきさらに検討を加えたとこ
ろ、脂肪酸エステルでも固体状のものを用いることとし
た場合には、磁性塗料中にこれを均一に分散させた場合
においても、もともと結合剤樹脂への相溶性が液状のも
のよりも乏しいこと及び自重の関係から、この磁性塗料
を基体上に塗布した場合に固体状の脂肪酸エステルは選
択的に磁性塗膜表面近傍に浮上してくるという事実をつ
きとめた。
そこでこの事実をもとに、固体状の脂肪酸エステルを
潤滑剤として用いた磁気ディスクを製作し、検討したと
ころ良好な潤滑性と耐久性を示すものが得られた。
しかるにかかる磁気デイスクを長期間保存した後に再
度潤滑性、耐久性を調査したところ、意外にも耐久性を
検討する以前に、従来にもまして潤滑性能が低下してい
ることが判明したのである。
この原因を究明するため該磁気デイスクの表面をつぶ
さに観察したところ磁性塗膜表面に白色の粉末がが付着
しているのが認められた。
そして白色粉末を分析したところ塗膜表面に局在してい
た固体状の脂肪酸エステルの析出物であった。
そこで本発明者らはこの点につき再度考究し、潤滑剤
としての固体状脂肪酸エステルが磁性層表面に局在した
まま、時間とともに自粉化する析出現象を未然に防止す
ることを種々検討した。
その結果、たんに結合剤樹脂と、磁性塗膜の表面部に
局在する固体の脂肪酸エステルだけでなく両者を常に安
定して結合させるために別途の安定化材料を混入すべき
であろうとの結論に達した。
かかる安定化剤として種々のものを検討した結果、磁
性塗膜中の結合剤樹脂との相溶性の良好な液状の潤滑剤
が結合剤樹脂と安定して親和すること、及び塗膜表面部
に局在する固体状の脂肪酸エステルとの化学的親和力の
点に鑑みて、かかる安定化剤として液状の脂肪酸エステ
ルを併用すると磁性塗膜の潤滑性及び強度耐久性にも優
れた磁気記録媒体を提供しうることを見い出したのであ
る。
しかして本発明は、磁性塗膜、特に近年のフロッピーデ
ィスクの如き、苛酷な条件下で磁気ヘッド等と摺接する
磁性塗膜に強度劣化を伴なわずに、従来に無い優れた潤
滑性を与えることを目的とするものである。
本発明における液体状の脂肪酸エステルとは、融点が10
℃以下の低融点脂肪酸エステル(A)を意味し、また固
体状の脂肪酸エステルとは融点が15℃〜60℃の高融点脂
肪酸エステル(B)を意味する。
低融点脂肪酸エステル(A)は、前記の安定化剤の役目
を果すもので具体的にはn−ブチルオレート、ヘキシル
オレート、n−オクチルオレート、2−エチルヘキシル
オレート、オレイルオレート、n−ブチルラウレート、
ヘプチルラウレート、n−ブチルミリステート、n−ブ
トキシエチルオレート、トリメチロールプロパントリオ
レートなどが挙げられ、特に2−エチルヘキシルオレー
トが好ましい。高融点脂肪酸エステル(B)は、磁性塗
膜の強度を劣化させることなく潤滑性を発揮させるもの
で具体的には、ステアリルラウレート、セチルラウレー
ト、ミリスチルラウレート、ステアリルミリステート、
セチルミリステート、ミリスチルミリステート、ステア
リルパルミテート、セチルパルミテート、ミリスチルパ
ルミテート、ラウリルパルミテート、セチルステアレー
ト、ミリスチルステアレート、ラウリルステアレート、
n−ブチルステレート、ラウリルミリステート、ラウリ
ルラウレート、n−ブトキシエチルステアレート、n−
ブトキシプロピルステアレート、n−ペンタオキシエチ
ルステアレートなどが挙げられるが、とくにはn−ブト
キシエチルステアレートが好適である。
前記の如き低融点脂肪族エステル(A)が磁性塗膜の表
面部分に局在する高融点脂肪酸エステル(B)との相互
の結合を図る相手方となる結合剤樹脂としては、ポリ塩
化ビニル系共重合体、繊維素系樹脂、ポリウレタン樹
脂、ポリアセタール樹脂、ポリエステル系樹脂、イソシ
アネート化合物等従来公知のものを広く使用することが
でき、分子量は5,000〜50,000程度が望ましい。イソシ
アネート化合物は、これより低分子量のものでもさしつ
かえない。
また種類しては上述のもののうち特に、ポリウレタン樹
脂、中でも主鎖および分子鎖の末端に一級水酸基が導入
された分枝ポリウレタン樹脂を用いるのが好適である。
安定化剤としての役目を果す低融点脂肪族エステル
(A)と磁性塗膜の潤滑性を主に発揮する高融点脂肪酸
エステル(B)とは、合計量で前記結合剤樹脂に対して
重量で10〜100%含有されれば良く少なければ所期の効
果が得られにくくなり、多すぎると白粉析出による湿潤
性能の低下、及びこれに基づく記録再生時のヘッド汚れ
を招来し、あるいは磁性塗膜の劣化による磁性層への傷
付きの問題が生起しやすくなる。
また低融点脂肪族エステル(A)と高融点脂肪酸エステ
ル(B)との相互の配合割合は、重量比で(A):
(B)が(10):(1)〜(1):(10)とするのが望
ましい。
もしも低融点脂肪族エステル(A)の方が多すぎると塗
膜の劣化が起こり易くなり、逆に高融点脂肪酸エステル
(B)の方が多すぎると前記の白粉析出現象が生じやす
くなる。
また使用する強磁性微粉末は、一般に粒径0.2μ〜0.5
μ、軸比6〜10の針状磁性粉が好ましい。BET法による
比表面積では15m2/g〜60m2/g程度のものが高記録密度の
ものを得るためには好適であるが、板状あるいは六方晶
系のものも用いることができる。
かかる性状を有する強磁性微粉末としてはγ−Fe2O3、F
e3O4あるいはこれら二者の中間酸化物、これらにさらに
Coを含有させたもの、CrO2などの金属酸化物、Fe、Ni、
Coなどの磁性金属あるいはこれら金属と他の元素の金属
等との合金あるいはFeXNで表わされる窒化物、または板
状、六方晶系のものとしてはバリウムフェライト、スト
ロンチウムフェライトなどが採用することができる。
これらの磁性粉末の保磁力、飽和磁化量等は出力特性と
の観点で適宜設定することが、特に飽和磁化の高いもの
を得ようとした場合には金属磁性粉末を使用することが
行なわれる。このような金属磁性粉末は、一般に酸化物
系あるいは窒化物系磁性粉末に比してモース硬度が低
く、柔らかいので、磁性塗膜にした場合に磁気ヘッドと
の摩擦係数が増大し、また塗膜強度の低下をひきおこす
ものであるため、本発明の適用による効果の確認が最も
容易になしうる。これらの強磁性粉末の配合量は、前記
の低融点脂肪酸エステル(A)、高融点脂肪酸エステル
(B)、結合剤樹脂との全体合計量に対し、重量で10%
〜100%とするのが好ましい。少なすぎると記録信号の
出力が劣化し、多すぎると粉おち等の現象が生ずる。
また、磁性塗膜中にはさらに公知の研摩剤、界面活性
剤、帯電防止剤等を添加できるようことは言うまでもな
い。
研摩剤としては、粒子径0.2〜1μm程度のBET比表面積
10m2/g以下のアルミナ粉末などが特に好適である。また
界面活性剤としては脂肪酸等公知のものが使用できる
が、研摩剤等の表面に予め被着させて磁性塗料中に混入
させても良い。
帯電防止剤としては、液状のもの、固体状のものいずれ
も使用できるが、例えばカーボンブラックなどが好適で
ある。
これらは、従来公知の適当量を設定して磁性塗料中に混
入せしめることができる。
かかる磁性塗料を作製するには、ニーダー、ボールミ
ル、サンドミル、ペブルミル等に前述の組成材料の全部
もしくは一部を投入し、分散せしめることが一般に行な
われる。この場合にトルエン、MEK、MIBK、シクロヘキ
サノン等の適宜の溶剤を用いる。
〔実施例〕
次に本発明を実施例とともに詳述する。以下の実施例お
よび比較例において「部」はすべて「重量部」を示す。
実施例1 金属鉄粉末 100部 (BET比表面積50m2/g、保磁力1530Oe、粒径0.3μ、軸比
8、飽和磁化125emu/g) 塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアルコール 11部 共重合体(分子量40,000米国UCC社製 商品名「VAG
H」) ポリウレタン樹脂(分子量10,000 7部 主鎖および分
子量の末端に一級水酸基が導入された分枝型ポリウレタ
ン) α−Al2O3粉末(粒子径0.7μ) 10部 2−エチル−ヘキシルオレート(低融点 3部 脂肪酸
エステル(A)) n−ブトキシエチルステアレート(高融点 4 脂肪酸
エステル(B)) カーボンブラック(粒子径75mμ、BET比 15部 表面積25m2/g米国キャボット社製商品名「Stering」 トルエン 150部 シクロヘキサノン 150部 上記の組成物をボールミル中で72時間混練分散させ、次
いでイソシアネート化合物を4部加えて、さらに1時間
混練することにより磁性塗料を調整した。
この磁性塗料を厚さ32μmのポリエチレンテレフタレー
トフイルムからなる非磁性支持体の両面にグラビアコー
タで、乾燥後の厚みが表裏それぞれ4.0μmとなるよう
に塗布乾燥後、カレンダリング処理を施し、さらに直径
47mmの円板状に打抜き加工処理して磁気ディスクを得
た。試料1とする。
実施例2 実施例1における金属鉄粉末の代わりに、BET比表面積2
0m2/g、粒径0.4μm、軸比8の保磁力650エルステッド
飽和磁化79emu/gのCo−含有 γ−Fe2O3粉末を同量用
いた以外は全て実施例1と同様にして磁気ディスクを得
た。試料2とする。
実施例3 実施例1における低融点脂肪酸エステル(A)及び高融
点脂肪酸エステル(B)をそれぞれ実施例1と同量を、
表1のように種類を変えて磁気ディスクを得た。(A)
(B)を異ならしめた以外は全て実施例1と同様とし
た。(試料3−7) 実施例1における低融点脂肪酸エステル(A)と高融点
脂肪酸エステル(B)のそれぞれの配合量を異ならしめ
た以外は全て実施例1と同様として磁気ディスクを得
た。配合量を表2に示す。(試料8〜12) 実施例5 実施例1における塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コールを省き、ポリウレタン樹脂を7部から18部に増加
した以外は全て実施例1と同様にして磁気ディスクを得
た。試料13とする。
実施例6 実施例2における塩化ビニル−酢酸ビニル−ビニルアル
コール共重合体の代わりにニトロセルロース(H1/2秒)
を同量用いた以外は全て実施例1と同様にして磁気ディ
スクを得た。試料14とする。
比較例1〜5 実施例における低融点脂肪酸エステル(A)と高融点脂
肪酸エステルの代わりに下記表3に示す潤滑剤物質及び
重量部の配合に変えた以外は全て実施例1と同様にして
磁気ディスクを得た。(試料A〜E) 上記実施例及び比較例で得られた各試料ディスクを、80
℃60%相対湿度のもとで16時間放置したのち3600RPMの
回転速度でMn−Znフエライトヘッドと摺接させ、1時間
おきに目視でヘッド汚れ、ディスクの塗膜面の傷付きを
観察した。また各試料につき5℃で1000時間放置後の摺
接直前での磁性塗膜上の白粉析出の有無を観察した。表
4には、各ディスクにつき白粉析出の有無及び塗膜面の
傷付きが初めて生じたときの当初からの摺接時間(1時
間単位)をそれぞれ示した。
〔発明の効果〕
以上の結果により本発明における試料1〜14の磁気ディ
スクは長時間保存後においても白粉の析出がなく、また
長時間の摺接によってもヘッド汚れや塗膜の傷が生じに
くいことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 酒本 章人 大阪府茨木市丑寅1丁目1番88号 日立マ クセル株式会社内 審査官 岡本 利郎

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非磁性支持体上に強磁性微粉末と結合剤樹
    脂を主体とした磁性層を設けた磁気記録媒体において、
    前記磁性層中に融点が10℃以下の低融点脂肪酸エステル
    (A)と、融点が、15℃〜60℃の高融点脂肪酸エステル
    (B)とを含有することを特徴とする磁気記録媒体。
  2. 【請求項2】前記低融点脂肪酸エステル(A)がn−ブ
    チルオレート、ヘキシルオレート、n−オクチルオレー
    ト、2−エチルヘキシルオレート、オレイルオケート、
    n−ブチルラウレート、ヘプチルラウレート、n−ブチ
    ルミリステロール、n−ブトキシエチルオレート、トリ
    メチルロールプロパントリオレートより構成される群よ
    り選択される少なくとも一種であることを特徴とする特
    許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒体。
  3. 【請求項3】前記低融点脂肪酸エステル(A)が2エチ
    ルヘキシルオレートであることを特徴とする特許請求の
    範囲第(2)項記載の磁気記録媒体。
  4. 【請求項4】前記高融点脂肪酸エステル(B)がステア
    リルラウレート、セチルラウレート、ミリスチルラウレ
    ート、ステアリルミリステレート、セチルミリステレー
    ト、ミリスチルミリステート、ステアリルパルミテー
    ト、セチルパルミテート、ミリスチルパルミテート、ラ
    ウリルパルミテート、セチルステアレート、ミリスチル
    ステアレート、ラウリルステアレート、n−ブチルステ
    アレート、ラウリルミリステート、ラウリルラウレー
    ト、n−ブトキシエチルステアレート、n−ブトキシプ
    ロピルステアレート、n−ペンタオキシステアレートよ
    り構成される群より選択される少なくとも一種であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁気記
    録媒体。
  5. 【請求項5】前記高融点脂肪酸エステル(B)がn−ブ
    トキシエチルステアレートであることを特徴とする特許
    請求の範囲第(4)項記載の磁気記録媒体。
  6. 【請求項6】前記低融点脂肪酸エステル(A)と前記高
    融点脂肪酸エステル(B)との合計量が前記結合剤樹脂
    に対し、重量で10%〜100%含有することを特徴とする
    特許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒体。
  7. 【請求項7】前記低融点脂肪酸エステル(A)と前記高
    融点脂肪酸エステル(B)配合割合が重量比で(A):
    (B)が(10):(1)〜(1):(10)であることを
    特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録媒
    体。
  8. 【請求項8】前記強磁性微粉末が金属鉄粉末であること
    を特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁気記録
    媒体。
  9. 【請求項9】前記結合剤樹脂がポリウレタン樹脂を含む
    ことを特徴とする特許請求の範囲第(1)項記載の磁気
    記録媒体。
JP60135800A 1985-06-20 1985-06-20 磁気記録媒体 Expired - Lifetime JPH0673174B2 (ja)

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JP60135800A JPH0673174B2 (ja) 1985-06-20 1985-06-20 磁気記録媒体
KR1019860003873A KR940003386B1 (ko) 1985-06-20 1986-05-19 자기 디스크
US06/875,581 US4828925A (en) 1985-06-20 1986-06-18 Magnetic disc
EP86108319A EP0206244B1 (en) 1985-06-20 1986-06-19 Magnetic disc
DE8686108319T DE3681510D1 (de) 1985-06-20 1986-06-19 Magnetplatte.

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