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JPH0670177A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

Info

Publication number
JPH0670177A
JPH0670177A JP4220345A JP22034592A JPH0670177A JP H0670177 A JPH0670177 A JP H0670177A JP 4220345 A JP4220345 A JP 4220345A JP 22034592 A JP22034592 A JP 22034592A JP H0670177 A JPH0670177 A JP H0670177A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
image
memory
encoded
image data
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4220345A
Other languages
English (en)
Inventor
Yasuyuki Shinada
康之 品田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP4220345A priority Critical patent/JPH0670177A/ja
Publication of JPH0670177A publication Critical patent/JPH0670177A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Facsimile Transmission Control (AREA)
  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 従来の逐次符号化方式に比べて圧縮率の高い
伝送を可能とするとともに、従来の装置との交信も行え
るファクシミリ装置の提供を目的とする。 【構成】 MH,MR,MMR等の逐次符号化方式によ
り符号化する逐次的符号化処理部8と、JBIG方式等
の階層符号化方式により符号化する階層的符号化処理部
7を設け、これらの処理部7又は8により符号化た画像
データを送信するようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】これまで、2値画像の標準符号化方式と
してはMH,MR,MMR方式があり、ファクシミリ用
に広く利用されてきている。
【0003】一方、近年では階層的伝送方法を用いた符
号化方式が考えられJBIGによって標準化されようと
している。
【0004】このとき、両者の間には互換性がないた
め、装置がどちらか一方の方式の処理手段しか持たない
場合、その方式の処理手段を持つ相手としか交信できな
い。
【0005】
【発明が解決しようとしている課題】JBIG方式はM
MRよりも圧縮効率が高く、必要な階層のみ伝送できる
等の利点があるため、今後のファクシミリの符号化方式
としてMH,MR,MMRのG3方式に置き換わること
が考えられる。しかしながらG3の普及度とファクシミ
リの交信性を考えれば、その置換の段階においてG3と
の交信性を保ったうえで、階層的伝送方法の通信も行え
る装置が望ましい。
【0006】また、両方の伝送方法が可能な装置であっ
ても、ファクシミリ通信においては、通信相手と回線を
接続し、手順信号のやり取りを行った後でなければ通信
相手がどのような機能(符号化方式)を持つものである
か分からないため、原稿を読み取った画像情報をどちら
か一方の方式で符号化して記憶した場合、手順信号の後
に相手が記憶した方式を持たない場合には、もう一方の
方式に変換しながら送信しなければならず、送信の際に
余計な処理時間がかかってしまう。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明では、画像データ
を逐次符号化する逐次符号化手段と、階層的に符号化す
る階層符号化手段を設け、上記2つの符号化手段により
符号化されたデータの送信を行なえるようにしたもので
ある。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳細
に説明する。
【0009】図1に本実施例のファクシミリ装置のブロ
ック図を示す。
【0010】1はCPUであり装置の各部を制御する。
2は入力装置及び表示装置からなる操作部である。3は
原稿を光学的手段によって読み取り白黒2値の電気的デ
ータに変換する読み取り部である。4は2値の電気的デ
ータをプリントアウトするための記録部である。5は画
像情報を記憶するための画像メモリである。6はCPU
を動作させるための命令や制御のための数値等のシステ
ムデータと、電話番号等のユーザデータ等を記憶するた
めのデータメモリである。7は階層的符号化処理を行う
処理部であり、8は逐次的符号化を行うための処理部で
ある。9はモデムで、符号化されたデータを変調して1
0のNCUを介して通信回線に送出するか、通信回線か
らNCUを介して受信したデータを復調する。
【0011】又、図2,図3,図4,図5はCPU1の
制御動作を示したフローチャートである。
【0012】以下、本実施例におけるファクシミリ装置
の動作について説明する。
【0013】まず通常の送信の場合は、図2のフローに
示されている様に、操作部より入力された電話番号へ発
呼し(S1)、通信相手との回線を設定した後、手順信
号のやり取りを行い(S2)、通信の方式等を決定し
(S3)、原稿を読み取ってデータを決められた方式に
よって符号化し(S4)、符号化した画像データを送出
する(S5)。受信側では受信したデータを同じ方式に
よって復号化して記録部にそのデータを送って記録を行
う。画像データの送出がすべて終了した後手順信号をや
り取りしてエラーがなければ回線を閉じて通信を終了す
る(S6)。このとき、初めの手順信号(前手順)によ
って相手側の装置がどのような通信方式が可能であるか
の情報を得て、通信方式を決定する。すなわち相手側の
装置がMH,MR,MMR等の従来の標準化されたライ
ン毎に逐次符号化する逐次的符号化方式(以下G3方式
とする)のみ通信可能であれば、読取部3によって得ら
れたデータを逐次的符号化処理部8によって符号化して
送出する。またもし相手側の装置がデータを階層的に符
号化する階層的符号化方式(以下JBIG方式とする)
のみ、もしくは両方の方式によって通信が可能な装置で
あれば、3によって得られたデータを7によって符号化
して送出する。
【0014】また受信の場合も同様に前手順によって通
信の方式を決定し、もしG3方式が選択された場合はモ
デムによって復調されたデータを8によって復号化し、
JBIG方式が選択された場合は復調されたデータを7
によって復号化してそのデータを記録部に送って記録す
るかまたはメモリに記憶する。
【0015】次に、図3,図4のフローに従ってメモリ
送信について説明する。メモリ送信は、原稿をすべて読
み取り画像情報を画像メモリ5に記憶した後にあらかじ
め定められた相手先に発呼を行い、画像メモリ5から画
像情報を読み出して変調して送信を行う。このとき相手
先の装置が可能な通信方式は発呼した後の前手順によっ
て分かる。そのため読取部3によって読み取ったデータ
を両方の方式によって符号化し、画像メモリ5に記憶す
る。すなわち読取部3からのデータは処理部7及び8の
両方に入力され、それによって符号化されたデータは両
方とも画像メモリ5に記憶される。その後発呼し、前手
順によって通信方式が決定した後選択された方式によっ
て符号化されたデータを画像メモリ5から読み出してモ
デム9に送出して送信する。この際、もう一方の方式に
よって記憶されたデータは速やかにメモリから消去す
る。こうすることによって相手先がどちらの方式で受信
可能な装置でも、速やかに送信できる。また、メモリ送
信によって複数の相手に同一の情報を送信する場合(同
報送信)、同様にして、まず原稿を読み取ったデータを
両方の方式によって記憶する。その後設定された電話番
号の相手先に順次発呼し、各通信ごとに前手順によって
通信方式を決定し選択された方式によって符号化された
データを画像メモリから読み出してモデムに送出して送
信する。このとき設定されたすべての送信が終わるまで
は両方のデータを記憶しておく。こうすることによって
同報の相手先がどちらの方式で受信可能なものであって
も速やかに送信できる。
【0016】図3のフローのステップS11にて、同報
送信か否かを判定し、同報送信の場合には図4のステッ
プS26に進み、他方、同報送信でなければステップS
12に進む。ステップS12では、これから送信する相
手先の通信方式が登録されているか否かを判定する。相
手先の通信方式が登録されていないとステップS13に
て、読取部3により原稿を読み取り、ステップS14に
て読み取った画像データを階層符号化処理部7と逐次的
符号化処理部8の両方で符号化し、両方式で符号化した
画像データの夫々を画像メモリ5に格納する。こうし
て、全ての原稿の読取及び符号化が終了すると、ステッ
プS15にて発呼を行い、ステップS16にて上述した
様な前手順を実行する。そして、ステップS17にて前
手順により相手先から受信した情報に基づいて、相手先
の装置が処理可能な通信方式を判別し、これから実行す
る符号化方式を含む通信方式を決定する。ステップS1
8では、決定した符号化方式のデータに対応する画像デ
ータを画像メモリ5より読み出してモデム9、NCU1
0を介して送信する。この時、画像メモリ5の他の方式
の画像データは消去する。尚、逐次的符号化方式のデー
タを選択し、画像メモリ5にはMMR符号のデータが格
納されており、相手先がMR又はMH符号化方式の機能
しか有していない場合には、MMR符号化方式のデータ
をMR又はMH符号化方式のデータに順次変換して送信
する。これらのデータ変換は、ハードウエア等の構成を
用いて高速に実行でき、画像データの送信に支障をきた
すことはない。画像データの送出が終了すると、ステッ
プS19にて上述した後手順を実行し、通信を終了す
る。
【0017】又、ステップS12にて、相手先の通信方
式の情報が登録されている場合には、ステップS20に
て原稿を読み取り、ステップS21にて登録されている
通信方式の情報に従って、符号化方式を選択し、選択し
た符号化方式の処理部により読み取った画像データを符
号化し、符号化した画像データを画像メモリ5に格納す
る。こうして、原稿の読取及び符号化が終了すると、ス
テップS22〜ステップS25にて、相手先に発呼し、
前手順を経て画像メモリ5の画像データを送信し、送信
が完了すると後手順を行って通信を終了させる。
【0018】又、同報送信でステップS11からステッ
プS26に進むと、読取部3により原稿を読み取り、ス
テップS27にて、ステップS14と同様に両方の符号
化方式で読み取った画像データを符号化し、夫々の符号
化した画像データを画像メモリ5に格納する。
【0019】そして、ステップS28にて、同報宛先に
対して発呼し、ステップS29にて発呼した宛先の通信
方式の情報が登録されているか否かを判定する。発呼し
た宛先の通信方式の情報が登録されていないと、ステッ
プS30にて前手順を実行し、ステップS31にて前手
順で受信した情報に従って通信方式を決定し、ステップ
S32にて決定した通信方式に対応する符号化方式の画
像データを画像メモリ5より読み出して相手先に送信す
る。そして、その宛先への送信が終了すると、ステップ
S33にて後手順を実行し、ステップS37にて全ての
同報宛先への送信が終了したか否かを判定し、未送信の
宛先が残っている場合には、ステップS28に戻って次
の同報宛先への送信処理を行う。
【0020】又、ステップS29にて発呼した宛先の通
信方式の情報が登録されていると、ステップS34にて
前手順を実行した後、ステップS35で登録された通信
方式に対応する符号化方式の画像データを画像メモリ5
より読み出して送信する。そして、送信が終了するとス
テップS36にて、後手順を実行し、ステップS37に
進む。
【0021】次にユーザによってあらかじめ電話番号や
通信方式のデータを登録する処理について説明する。操
作部2に設けられた入力手段によって、ユーザはたとえ
ば相手先の電話番号と通信方式等を登録する。入力され
たデータはデータメモリ6に格納され、その後の通信に
おいて登録されている電話番号が選択された場合はデー
タメモリよりその通信方式を判断し、その方式によって
のみ読み取ったデータの処理を行うようにする。こうす
ることによって前手順を完了する前に原稿読み取り及び
符号化を行うことができる。特にメモリ送信の場合は登
録されたデータの方式によって符号化されたデータのみ
画像メモリに記憶することによって画像メモリを節約す
ることができる。もし、登録されていない相手先との通
信が選択された場合は通常の処理によって通信を行うこ
とになるが、その際に決定された通信方式を相手先の電
話番号とともにデータメモリに記憶しておく。そして再
びその電話番号の相手先が選択された場合は、登録され
ている場合と同じ様に処理を行う様にする。
【0022】次に中継送信時の処理について、図5のフ
ローに従って説明する。
【0023】他の装置から送信されたデータを指定され
た相手先に送信する中継送信の場合、たとえば本装置を
装置Bとすると、Bはまず他の装置Aからデータを受信
する。この場合Aの装置によって通信方式が決定され、
決定された方式によって符号化されたデータをBは一旦
画像メモリに記憶する。その後Bはそのデータを他の装
置Cに送信するが、このときCの電話番号を装置Aから
データとして送信する方法と、あらかじめ装置Bに登録
しておく方法が考えられる。前者の場合はCのデータと
して電話番号以外に通信方式のデータが付加されている
ときとそうでないとき、また後者の場合も登録されたデ
ータに通信方式のデータがあるときとそうでないときが
ある。Cの通信データがAから送信されたか登録されて
いる場合、もしAから送信されたデータの通信方式がC
のものと一致すれば、Bは画像メモリに記憶したデータ
をそのままCに送信することができる。またもしCの方
式と一致しない場合は画像データを一旦画像メモリから
読み出して他の方式に変換して再び画像メモリに記憶す
る。この時もとの画像データは画像メモリから消去す
る。更にCの通信方式のデータAから送信されない場合
及びBに登録されていない場合は、画像データを一旦画
像メモリから読み出して他の方式によって変換して画像
メモリに記憶する。この場合は両方の方式で符号化され
たデータを両方とも画像メモリに残しておく。その後C
に発呼を行い、すでに述べた方法に従って画像データを
送信する。このようにすることでA及びCの通信方式が
異なったものであっても中継送信が行える。なお、中継
の相手先は一か所に限ったものではなく複数の場合はす
でに述べた同報送信と同様な手順によって送信を行うこ
とになる。
【0024】図5のフローのステップS40にて、中継
依頼元Aから中継送信する画像データを受信し画像メモ
リ5に格納する。全ての画像データの受信が終了する
と、後手順を実行し回線を開放する。そして、ステップ
S42以降、受信した画像データの送信処理を行う。
【0025】ステップS42では、これから送信する相
手先Cの通信方式の情報が登録されているか否かを判定
する。通信方式の情報が登録されていなければ、ステッ
プS43に進み、画像メモリ5より画像データを読み出
し、他の符号化方式(受信画像データが逐次的符号化方
式の場合には階層的符号化方式、又受信画像データが階
層的符号化方式の場合には逐次的符号化方式)に変換
し、両方の符号化方式の画像データを画像メモリ5に格
納する、尚、符号化方式の変換は、まず、処理部7又は
8により生の画像データに戻した後、他の処理部により
符号化処理を行うことで実行する。
【0026】そして、ステップS44〜ステップS48
では、図3のステップS15〜ステップS19と同様の
処理により送信を行う。
【0027】又、ステップS42にて、通信方式の情報
が登録がされていると、ステップS49にて、中継依頼
元Aの通信方式と登録されている送信先Cの通信方式が
一致しているか否かを判定する。両通信方式が一致して
いると、ステップS51〜ステップS54にて、図3の
ステップS22〜ステップS25と同様の処理にて画像
データを送信する。又、両通信方式が不一致のときは、
ステップS49からステップS50に進んで、ステップ
S43で説明した変換処理により画像メモリ5の画像デ
ータを他の符号化方式のデータに変換し、画像メモリ5
に格納し直す。この場合、画像メモリ5には変換した画
像データだけが格納される。こうして、画像データの変
換が終了するとステップS51〜ステップS54に進ん
で送信を行う。
【0028】以上述べた方法において画像メモリ5に両
方の方式のデータを記憶する場合は相当量のメモリ領域
を必要とする。そのため記憶すべきデータの量がメモリ
残量を越えてしまうことが考えられる。そこでもし両方
の方式によって符号化したデータの総量がメモリ残量を
越えることがわかった場合はどちらか一方のデータのみ
画像メモリに残すようにする。
【0029】また、どちらかの方式で符号化してもデー
タ量がそれほど変わらない場合がある。このとき、どち
らの方式によって通信を行っても通信時間はほとんど同
じである。そこで符号化された両方のデータ量を比較し
てその差があらかじめ定められた量以下であればどちら
か一方のデータのみ画像メモリ5に残すことによってメ
モリの節約を図る。
【0030】前記二つの方法においてその後の通信の手
順において相手の装置が両方の方式によって通信が可能
なものであれば画像メモリ5に記憶した方式によって通
信を行うものとする。また、相手の装置が可能な通信方
式が記憶した方式と同じものであればそのまま通信を行
える。もし相手の装置が可能な通信方式が記憶した方式
と異なっていた場合は画像メモリ5からデータを読み出
して、他の方式に変換しながら送信を行うことになる。
【0031】どちらか一方のデータのみメモリに残す場
合、当然ながら記憶した方式と通信する方式が一致する
ことが望ましい。そこでその可能性を高めるため以下の
ようにする。すなわち、通信を行うごとにその通信がど
ちらの方式で行われたかを記憶し方式ごとの回数を記憶
しておく。そして画像データを記憶する場合に両者の回
数を比較して回数の多い方法のデータを画像メモリ5に
残すようにする。
【0032】次に、図6、図7に基づいて階層的符号化
処理部7の構成について説明する。
【0033】まず図6は、処理部7の符号化処理の構成
例を示したものである。
【0034】12,14,16はフレームメモリ、1
3,15は縮小回路、17,18,19は符号器を表わ
している。まず、読取部3から出力される階層的に符号
化したい原画データが、フレームメモリ12に記憶され
る。フレームメモリ12に記憶された原画データは、縮
小回路13において縦横1/2サイズの画像に縮小され
フレームメモリ14に記憶される。この時の縮小方式
は、例えば縦・横ともに1/n(ここではnは2)にサ
ブサンプリングするというような方式でもよいし、ロー
パスフィルタ・ハイパスフィルタあるいは再帰型フィル
タなどによるフィルタリングを行い、得られた値をしき
い値処理した後にサブサンプリングするといった方法で
もよく、これらに限らない。同様に、フレームメモリ1
4に記憶された1/2サイズの画像データは、縮小回路
15において縦横1/2サイズの画像に縮小されフレー
ムメモリ16に記憶される。従ってフレームメモリ16
にはフレームメモリ12に記憶されている画像の縦横1
/4サイズの画像が記憶されている。
【0035】符号器17では例えば算術符号の手法を用
いてフレームメモリ16に記憶された画像データのエン
トロピ符号化が行われ、第1段階の符号化データ101
が出力される。また、符号器18では、フレームメモリ
16に記憶された画像を参照しながらフレームメモリ1
4に記憶された画像がエントロピ符号化され、第2段階
の符号化データ102が出力される。同様に、符号器1
9では、フレームメモリ14に記憶された画像を参照し
ながらフレームメモリ12に記憶された画像がエントロ
ピ符号化され、第3段階の符号化データ103が出力さ
れる。このように階層的に符号化された画像データは、
低解像度のものから順次画像メモリ5に格納される。
【0036】ここでは、符号化方法としてエントロピ符
号化を例に取ったが、それ以外の符号化でも構わない。
また階層的に符号化された画像データをデータベースに
蓄積するだけではなく、通信回線を通して他のシステム
に伝送することも可能である。
【0037】図7に処理部7の復号処理の構成例を示
す。20,21,22は復号器、23,24,25はフ
レームメモリである。まずデータベースに階層的に符号
化されて記憶されている符号化データ(階層的符号化さ
れた信号)のうち第1段階(低解像)の符号化データ2
01は復号器20に入力され、ここで復号されてその結
果がフレームメモリ23に格納され、第1段階の復号さ
れた画像データ301を出力する。尚、一覧表示のため
の縮小画像を生成するときは、復号処理をこの段階で終
了し、画像データ301を出力用フレームメモリ10も
所定の位置に書き込む。
【0038】原画像を生成する場合には、次の処理を行
う。画像メモリ5から読み出された符号化データ(階層
的符号化された信号)のうち第2段階の符号化データ2
02は復号器21に入力される。復号器21において
は、先の第1段階の復号時にフレームメモリ23に記憶
された画像データを参照しながら符号化データ202が
復号され、その結果がフレームメモリ24に格納され、
第2段階の復号された画像データ302を出力する。さ
らに読み出された符号化データ(階層的符号化された信
号)のうち第3段階の符号化データ203は復号器22
に入力される。復号器22においては、フレームメモリ
24に記憶された画像データを参照しながら符号化デー
タ203が復号され、その結果がフレームメモリ25に
格納され、第3段階の画像データ303として出力され
る。このときフレームメモリ25に記憶されている画像
データは、符号化される前の原画を表すものになってい
る。
【0039】尚、受信画像一覧表示に用いる縮小画像と
して、ここでは階層画像の第1段階のものを使ったが、
これに限らず他の階層の画像でもよい。また本実施例で
は、階層画像は3段階であるとして説明をしたが、これ
に限らず、何段階でも同じことがいえる。
【0040】(他の実施例)以上述べてきた事の組み合
わせにより、以下のようなシーケンスも可能である。
【0041】すなわち、同報送信において全ての相手先
の通信方式があらかじめ登録、記憶されている場合、も
し全ての相手先の通信方式が同じであればその方式のデ
ータのみ記憶すれば良いのは明らかである。
【0042】次に相手先の通信方式が両方ある場合、ま
ず両方の方式によって画像データを記憶する。次にその
通信方式によって、相手先を二つの組に分ける。そして
まず一方の組の全ての相手先にのみ順次送信する。その
組の全ての相手先に送信を終えたらその方式によって記
憶した画像データをメモリ5から削除する。その後もう
一方の組の相手先に順次送信し、全ての送信が終了した
らメモリ5の画像データを消去する。こうする事によっ
て、初めの組の送信が終えた時点でメモリの一部が使用
可能となるのでメモリを有効に使うことができる。な
お、先に送る組はどちらでも良いが、本実施例の効果か
ら考えると、メモリの使用領域の多い方すなわち画像デ
ータの多い方を先の組とするか、もしくは相手先の数が
少ない方の組を先の組とする方法がより有効であろう。
【0043】さらに相手先の通信方式が両方ある場合、
まず前述のように相手先を二つの組に分ける。このとき
画像データはどちらか一方の方式のみ画像メモリ5に記
憶する。そしてまず記憶した方式の組の全ての相手に順
次送信する。その組の全ての相手先に送信を終えたら画
像メモリのデータをもう一方の方式に変換し変換後のデ
ータを画像メモリ5に保存して先のデータは消去する。
そうして残りの組の相手先に順次送信する。こうする事
によって、メモリの使用量を節約することができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、逐次的符号化方式
と階層的符号化方式の両方の処理手段を持つことによっ
て相手を限定することなく通信を行える。
【0045】又、メモリ送信の際に両方の方式で符号化
したデータを記憶し送信時に選択して送出する事で、相
手がどちらの方式の装置であっても送信時にあらためて
符号化処理をし直すことなく送信出来る。
【0046】又、相手先の通信方式があらかじめ分かっ
ている場合にその方式によってのみ画像データを処理、
記憶することによって、処理及びメモリの節約が出来
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例のファクシミリ装置の構成を示したブ
ロック図である。
【図2】送信動作を示したフローチャートである。
【図3】メモリ送信時のフローチャートである。
【図4】同報送信時のフローチャートである。
【図5】中継送信時のフローチャートである。
【図6】階層的符号化処理部7の符号化処理の構成を示
した図である。
【図7】階層的符号化処理部7の復号処理の構成を示し
た図である。
【符号の説明】
1 CPU 2 操作部 3 読取部 4 記録部 5 画像メモリ 6 データメモリ 7 階層的符号化処理部 8 逐次的符号化処理部 9 モデム 10 NCU

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像データを逐次符号化する逐次符号化
    手段と、 画像データを階層的に符号化する階層符号化手段と、 上記逐次符号化手段により符号化されたデータ又は上記
    階層符号化手段により符号化されたデータの送信を行な
    う通信手段を有することを特徴とするファクシミリ装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、相手先の装置に応じ
    て上記2つの符号化データの一方を選択して送信するこ
    とを特徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1において、画像データを上記逐
    次符号化手段により符号化し、かつ、上記階層符号化手
    段により符号化し、夫々の符号化データを画像メモリに
    格納することを特徴とするファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】 請求項3において、相手先に応じて上記
    画像メモリ内の一方の符号化データを送信し、他方の符
    号化データを上記画像メモリ内から消去することを特徴
    とするファクシミリ装置。
  5. 【請求項5】 請求項3において、同報送信時に、同報
    送信先に応じて上記画像メモリの2つの符号化データの
    内の一方を選択して読み出し送信することを特徴とする
    ファクシミリ装置。
  6. 【請求項6】 請求項2において、予め相手先の機能を
    示す情報を登録するためのデータメモリを有し、 送信時、上記データメモリの情報に従って上記2つの符
    号化データの内の一方を選択して送信することを特徴と
    するファクシミリ装置。
  7. 【請求項7】 請求項6において、上記データメモリに
    登録されていない相手先に送信する場合、通信手順に基
    づいて符号化データを選択することを特徴とするファク
    シミリ装置。
  8. 【請求項8】 請求項1において、画像を読み取る読取
    手段と、 符号化された画像データを格納する画像メモリと、 相手先の機能を示す情報を登録するためのデータメモリ
    と、 送信相手先の機能情報が上記データメモリに登録されて
    いるか否かを判定し、その判定結果に従って上記逐次符
    号化手段又は上記階層符号化手段の符号化データを上記
    画像メモリに格納させる制御手段を有することを特徴と
    するファクシミリ装置。
  9. 【請求項9】 請求項1において、 画像データの送信時に、画像データを相手先の機能に応
    じた符号化データに変換する手段を有することを特徴と
    するファクシミリ装置。
  10. 【請求項10】 請求項9において、画像データを受信
    する受信手段と、受信した画像データを送信する手段を
    有し、 受信した画像データを送信する場合に、上記変換手段に
    より画像データを変換することを特徴とするファクシミ
    リ装置。
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