JPH0666382U - キツチンユニツト - Google Patents
キツチンユニツトInfo
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- JPH0666382U JPH0666382U JP1403393U JP1403393U JPH0666382U JP H0666382 U JPH0666382 U JP H0666382U JP 1403393 U JP1403393 U JP 1403393U JP 1403393 U JP1403393 U JP 1403393U JP H0666382 U JPH0666382 U JP H0666382U
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- Japan
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- auxiliary table
- cooking
- counter
- slit
- auxiliary
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Abstract
(57)【要約】
【目的】限られた大きさ・面積の調理台を広く、且つ便
利に使えるキツチンユニツト(厨房家具)を提供する。 【構成】調理台(A)のカウンター幕板(21)に水平
な補助テーブル受け入れスリツト(30)を開口形成す
る一方、そのスリツト(30)へ前方から抜き差し自在
に差し込み設置される補助テーブル(27)を、上記調
理台(A)のシンク(17)に跨がる大きさの四角い平
盤形態に作成すると共に、その下面に調理用まな板(3
5)を付属一体化させて、上記スリツト(30)から抜
き出した補助テーブル(27)を、その上下反転状態に
裏返して使うこともできるように定めた。
利に使えるキツチンユニツト(厨房家具)を提供する。 【構成】調理台(A)のカウンター幕板(21)に水平
な補助テーブル受け入れスリツト(30)を開口形成す
る一方、そのスリツト(30)へ前方から抜き差し自在
に差し込み設置される補助テーブル(27)を、上記調
理台(A)のシンク(17)に跨がる大きさの四角い平
盤形態に作成すると共に、その下面に調理用まな板(3
5)を付属一体化させて、上記スリツト(30)から抜
き出した補助テーブル(27)を、その上下反転状態に
裏返して使うこともできるように定めた。
Description
【0001】
本考案はキツチンユニツトの改良に関する。
【0002】
一般に、賃貸用マンシヨンやアパートなどの室内には、実開平2−82932 号考案に見られるようなミニキツチンと称するキツチンユニツト(厨房家具)が 、備え付けられている。
【0003】 又、上記公知考案を例に挙げて言えば、そのコンロ設置部(3)と冷蔵庫(1 4)の収納室との隣り合う上下相互間に、引き出し式の補助テーブルを嵌め付け たキツチンユニツトも、既に提案されている。
【0004】
ところが、このような引き出し式の補助テーブルは、コンロ(5)の直下位置 へ押し込まれるようになっているため、その防火上これをアルミニウムや特殊合 板などの不燃材から作成する必要があり、製造コスト高を余儀なくされる。
【0005】 又、上記補助テーブルはその文字通りの機能しか果さぬ構成であり、更に引き 出し式として前後方向へスライド操作されるに過ぎないため、その使用個所とし ても上記コンロ(5)の直下位置に予じめ規定されてしまい、未だ自由自在に且 つ便利良く使うことができない。
【0006】 例えば、調理用テーブルトツプ(1)を前方へ部分的に延長させる如く、その 直前位置へ補助テーブルを取付け使用したり、或いはその補助テーブルを取りは ずして、調理用まな板として使ったりすることは、全く不可能である。
【0007】
【課題を解決するための手段】 本考案はこのような課題の解決を企図しており、そのための構成上調理台の上 面にカウンターテーブルとそのテーブルから陥没する流し用シンクを、同じく調 理台の前面にシンクと離隔するカウンター幕板を、各々設置して成るキツチンユ ニツトにおいて、上記カウンター幕板に水平な補助テーブル受け入れスリツトを 開口形成する一方、そのスリツトへ前方から抜き差し自在に差し込み設置される 補助テーブルを、上記シンクに跨がる大きさの四角い平盤形態に作成すると共に 、その下面に調理用まな板を付属一体化させて、上記スリツトから抜き出した補 助テーブルを、その上下反転状態に裏返し使用できるように定めたことを特徴と するものである。
【0008】
本考案の上記構成によれば、調理台のカウンター幕板に開口する水平な補助テ ーブル受け入れスリツトへ、前方から補助テーブルを差し込み設置使用すること により、その補助テーブルに調理用具や食器などを載置させることができ、調理 台における限られた大きさ・面積のカウンターテーブルを広く使える便利さがあ る。
【0009】 殊更、上記スリツトを補助テーブルの幅寸法よりも大きく、カウンター幕板の 幅全体に亘る開口長さとして列設するならば、これをスライドガイド溝レールと して機能させつつ、上記補助テーブルを調理台の左右方向へスライド操作するこ とにより、その設置使用個所を自由自在に変えることもできるため、ますます便 利であり、調理作業上の邪魔になるような憂いもない。
【0010】 又、上記補助テーブルは調理台のシンクに跨がる大きさの四角い平盤形態に作 成されており、その下面には調理用まな板が付属一体化されていると共に、上記 スリツトから前方へ抜き出すこともできるようになっているため、その補助テー ブルをスリツトから抜き出した後、上下反転状態に裏返し使用して、シンクへの 横断状態に載置セツトすることにより、調理上のまな板としても兼用できるので あり、著しく合理的なものと言える。
【0011】
以下、図面に基いて本考案の具体的構成を詳述すると、図1、2はその本考案 の適用一例に係るキツチンユニツトの概略全体を示しており、(11a)(11 b)は調理台(A)の囲い枠を形作る左右一対のサイドパネル、(12)は同じ くバツクパネル、(13)はこれらの上面を施蓋する状態に組付け固定された天 井パネル、(14)はその天井パネル(13)の前面に付属垂下する天幕板であ り、その背後には照明器具(15)が取付けられている。尚、上記天井パネル( 13)の上面には、換気扇が接続配管されることもあるが、その換気扇は図示省 略してある。
【0012】 調理台(A)は上記のような囲い枠の下部位置に据付け一体化されており、そ の上面がステンレス鋼板のカウンターテーブル(16)から成る。(17)はそ のカウンターテーブル(16)から連続的に陥没する流し用シンク、(18)は 同じくカウンターテーブル(16)に設置されたガスコンロや電熱ヒーターなど の調理用加熱器であり、上記シンク(17)との左右一対として並列している。
【0013】 (19)は上記シンク(17)の背後に設置された給水混合型の給水栓、(2 0)はその給水栓(19)の直上位置に臨む食器棚又は水切り棚であり、図1の ように左側サイドパネル(11a)と天井パネル(13)並びにバツクパネル( 12)の角隅部に固定支架されている。
【0014】 上記調理台(A)の前面は、そのカウンターテーブル(16)の直下位置に延 在する一定幅のカウンター幕板(21)によって化粧されているが、そのカウン ター幕板(21)と上記シンク(17)との前後相互間には、一定の間隙(D) が保たれており、ここに後述する補助テーブルが逃げ入ることとなる。
【0015】 又、上記加熱器(18)と対応するカウンター幕板(21)の右側位置には、 その加熱器(18)の操作スイツチ(22)と、上記照明器具(15)や換気扇 の操作スイツチ(23)が並列設置されている。尚、カウンター幕板(21)に は炊飯器や電気ポツトなどの使用上、便利なコンセント(図示省略)が設置され ることもある。
【0016】 更に、(24)は上記調理台(A)の左側位置に枢着された両開き式の前面開 閉扉であり、その背後空間が調理上必要な各種用具などの収納室(S)として確 保されている。(25)はその開閉扉(24)の把手、(26)は各種用具収納 室(S)の右側位置に区画された冷蔵庫収納スペースであるが、ここにも前面開 閉扉を取付けることにより、その冷蔵庫以外の物品を収納できる収納室として密 閉しても良い。
【0017】 本考案では上記のようなキツチンユニツトの調理台(A)へ、その前方から別 個独立の補助テーブル(27)を差し込み付属させて、これを調理用具や食器な どの載置台として便利に、又限られた大きさ・面積の上記カウンターテーブル( 16)を広く使えるように構成してある。
【0018】 即ち、(28)は上記ステンレス鋼板から成るカウンターテーブル(16)の 前縁部に沿う水平な延在状態として、そのカウンターテーブル(16)へ図3、 4のように裏当て一体化された補強骨であり、ステンレス鋼管やその他の金属丸 パイプ材から成る。その補強骨(28)の円弧面と、カウンターテーブル(16 )の上面との接触部分が、スポツト溶接されることによって、そのカウンターテ ーブル(16)の歪み変形することを防止しているのである。
【0019】 その場合、補強骨(28)としては両図から明白なように、カウンター幕板( 21)の前面から後方へ行く程、その下面が徐々に上方へ逃げる如く弯曲する円 弧誘導面(29)を備える限り、上記金属丸パイプ材に代る硬質な合成樹脂材や 木質材などを採用しても良い。何れにしても、その円弧誘導面(29)が次に述 べる補助テーブル受け入れスリツト(30)の開口上端面を形作るようになって いるのである。
【0020】 その補助テーブル受け入れスリツト(30)はやはり図3、4から明白なよう に、調理台(A)のカウンターテーブル(16)とカウンター幕板(21)との 隣り合う上下相互間に開口形成されており、ここに前方から補助テーブル(27 )が抜き差し自在として差し込み設置されるようになっている。
【0021】 この点、図1〜4の基本実施例では上記スリツト(30)を、カウンター幕板 (21)の幅全体に亘る開口長さとして列設しており、これを水平なスライドガ イド溝レールとして、上記補助テーブル(27)を調理台(A)の左右方向へス ライド操作することにより、その設置個所を使用者の希望通りに変えることもで きるように定めている。
【0022】 (31)は上記カウンターテーブル(16)における補強骨(28)の円弧誘 導面(29)と相俟って、補助テーブル受け入れスリツト(30)のフラツトな 開口下端面を形作る化粧縁であり、上記カウンター幕板(21)の水平な上面に 沿って被着一体化されている。その化粧縁(31)としては、弾力性のある塩化 ビニール樹脂やその他の合成樹脂製シートを採用することが好ましい。(32) はその化粧縁(31)の取付け用楔凸条である。
【0023】 他方、上記スリツト(30)に差し込み使用される補助テーブル(27)は、 図5〜10に抽出する通り、成型合板から調理台(A)のシンク(17)に横断 状態として跨がる大きさの四角い平盤形態に作成されている。
【0024】 つまり、補助テーブル(27)はシンク(17)の開口幅よりも若干大きな前 後一対の長辺(27a)と、同じくシンク(17)の開口奥行よりも小さな左右 一対の短辺(27b)とを備えた長方形であり、しかもその後端部が上記スリツ ト(30)に進入しやすく、その進入後には抜け難い円弧状の抜け止め片(33 )として、上向き(表向き)に張り出し弯曲されている。
【0025】 又、その抜け止め片(33)の左右両端部には一対の切欠(34)が付与され ることにより、補助テーブル(27)における後側長辺(27a)の幅寸法(W )が、シンク(17)の開口幅よりも若干狭小化されてもいる。
【0026】 そのため、上記補助テーブル(27)を図1に併記する通り、上下反転状態に 裏返した後、シンク(17)への部分的な施蓋状態に載置セツトすることができ 、その際円弧状の抜け止め片(33)が下向き(裏向き)として、シンク(17 )の開口縁部へ沈下状態に係止することとなり、その結果後述の調理用まな板と して振れ動くおそれなく、安定・確固な状態のもとに使用できるのである。
【0027】 更に、(35)は上記補助テーブル(27)の円弧状抜け止め片(33)を除 く平盤面へ、その下方(裏側)から貼り合わせ一体化された調理用まな板であり 、刃物に耐える硬質な合成樹脂から成る。但し、補助テーブル(27)とその下 面(裏面)に付属するまな板(35)とを、硬質な合成樹脂から一体成形しても 、勿論良い。
【0028】 何れにしても、上記まな板(35)は図5〜10から明白なように、補助テー ブル(27)よりも小さな長方形を呈しており、その補助テーブル(27)との 段差をなす後端部が位置決めストツパー(36)として機能し、補助テーブル( 27)の後端部を上記スリツト(30)へ前方から差し込んだ時に、そのストツ パー(36)がカウンター幕板(21)の前面へ係止するようになっている。シ ンク(17)と衝突するまでの奥深く進入せず、且つ補助テーブル(27)の差 し込み設置状態を水平として、安定良く保つことができるように設定されている わけである。
【0029】 (37)は補助テーブル(27)の前端部に貫通形成された左右一対の吊り掛 け孔であり、図1、2のようなキツチンユニツトの左側サイドパネル(11a) から内向きに張り出し設置された係止フツク(38)へ、係脱自在に係止させる ことができるようになっている。その補助テーブル(27)を不使用時には、上 記フツク(38)へ吊り掛け保管できるようになっているのである。
【0030】 上記補助テーブル(27)としては、図5〜10と対応する図11〜17の部 分変形実施例から示唆される通り、その内部へ金属板などの補強芯(39)を埋 設一体化することができる。そうすれば、不正に反り曲がることが防止され、上 記調理用具や食器などの支持強度に富むほか、調理用まな板(35)としても一 層効果的に使えるからである。
【0031】 次に、図18は本考案の第1変形実施例を示しており、これでは調理台(A) のカウンターテーブル(16)とカウンター幕板(21)との隣り合う上下相互 間へ、補助テーブル(27)の幅寸法と対応する開口長さのスリツト(30)を 形成し、これに補助テーブル(27)を左右方向へのスライド不能として、前方 からの抜き差し操作のみを行なえるように定めている。
【0032】 このような構成を採用するも、補助テーブル(27)における後側長辺(27 a)の幅寸法(W)は、やはり切欠(34)の付与により狭小化されているため 、上記のようにシンク(17)へ安定良く載置セツトできるばかりでなく、その スリツト(30)に対しても円滑に抜き差し操作することができる。
【0033】 尚、その図18では上記スリツト(30)を調理台(A)の中央位置に開口さ せているが、その左側又は右側へ偏倚した位置に開口させても、勿論良い。
【0034】 又、図19は本考案の第2変形実施例に係り、これでは上記カウンターテーブ ル(16)に対する金属丸パイプ製補強骨(28)の設置を省略して、その分だ け背高く拡大したカウンター幕板(21)の中途高さ位置へ、上記補助テーブル 受け入れスリツト(30)をその補助テーブル(27)の幅寸法と対応する開口 長さか、又はカウンター幕板(21)の幅全体に及ぶ開口長さとして、開口形成 している。
【0035】 尚、図11〜19の各種変形実施例におけるその他の構成は、図1〜10の基 本実施例と実質上同一であるため、その図11〜19に図1〜10との対応符号 を記入するにとどめて、その詳細な説明を省略する。何れにしても、本考案を適 用できるキツチンユニツトは、図示の形態のみに限らない。
【0036】 そして、図1〜10の上記基本実施例に基き、本考案の使用法を説明すると、 その調理台(A)の前面をなすカウンター幕板(21)には、補助テーブル受け 入れスリツト(30)が開口形成されているため、その前方から別個独立の補助 テーブル(27)を差し込み操作することにより、図1〜4のような補助テーブ ル(27)の水平設置状態において、これに調理用具や食器などを便利良く載置 させることができ、調理台(A)における限られた大きさ・面積のカウンターテ ーブル(16)を広く使えるのである。
【0037】 特に、上記補助テーブル受け入れスリツト(30)はカウンター幕板(21) の幅全体に亘る開口長さとして列設されているため、これをスライドガイド溝レ ールとして、上記補助テーブル(27)を調理台(A)の左右方向へスライド操 作することにより、その設置使用個所を自由自在に変えることもできるため、調 理作業上の邪魔になるようなことがなく、ますます便利である。
【0038】 又、上記補助テーブル(27)の設置使用状態では、その下面に裏当て付属さ れた調理用まな板(35)の後端部が位置決めストツパー(36)として、カウ ンター幕板(21)の前面に係止しており、しかも補助テーブル(27)の後端 部は円弧状の抜け止め片(33)として、その補助テーブル(27)の前端部を 持ち上げ傾斜させない限り、上記スリツト(30)から抜け出ないようになって いるため、その安定・確固な水平状態に保つことができる。
【0039】 更に、上記補助テーブル(27)は調理台(A)のシンク(17)に跨がる大 きさの四角い平盤形態に作成されており、その下面(裏面)には調理用まな板( 35)が付属一体化されているので、これを上記スリツト(30)から抜き出し た上、上下反転状態に裏返して、図1のようにシンク(17)を部分的に施蓋す る如く、そのシンク(17)へ載置セツトすることにより、その調理用まな板( 35)としても使うことができるのである。
【0040】 そして、その補助テーブル(27)には吊り掛け孔(37)も設けられており 、これと対応する係止フツク(38)が、キツチンユニツトにおけるサイドパネ ル(11a)の中途高さ位置から一体的に張り出されているため、図1に併記す る通り、その係止フツク(38)に不使用中の補助テーブル(27)を吊り掛け 保管することができ、その意味からも限られた大きさのカウンターテーブル(1 6)を広く使え、著しく便利である。
【0041】
以上のように、本考案では調理台(A)の上面にカウンターテーブル(16) とそのテーブル(16)から陥没する流し用シンク(17)を、同じく調理台( A)の前面にシンク(17)と離隔するカウンター幕板(21)を、各々設置し て成るキツチンユニツトにおいて、上記カウンター幕板(21)に水平な補助テ ーブル受け入れスリツト(30)を開口形成する一方、そのスリツト(30)へ 前方から抜き差し自在に差し込み設置される補助テーブル(27)を、上記シン ク(17)に跨がる大きさの四角い平盤形態に作成すると共に、その下面に調理 用まな板(35)を付属一体化させて、上記スリツト(30)から抜き出した補 助テーブル(27)を、その上下反転状態に裏返し使用できるように定めてある ため、冒頭に述べた従来技術の課題を容易に完全解決できる効果がある。
【0042】 即ち、本考案の補助テーブル(27)は調理台(A)のカウンター幕板(21 )に開口する水平な補助テーブル受け入れスリツト(30)へ、前方から抜き差 し自在に差し込み設置されるようになっているため、その差し込み設置状態にお いて、これに調理用具や食器などを便利良く載置させることができ、この種キツ チンユニツトの限られたカウンターテーブル(16)を、極力広く使えることに なる。
【0043】 その場合、特に請求項2の構成を採用するならば、補助テーブル受け入れスリ ツト(30)を水平なスライドガイド溝レールとして、これに沿い補助テーブル (27)を調理台(A)の左右方向へスライドさせることができ、その操作によ り補助テーブル(27)の設置使用個所を変えることもできるため、これが調理 作業上の邪魔になるようなこともなく、上記利便性をますます昂め得る効果があ る。
【0044】 又、本考案の補助テーブル(27)は上記調理用具や食器などの載置台として 機能するばかりでなく、これが調理台(A)のシンク(17)に跨がる大きさの 四角い平盤形態をなし、その下面には調理用まな板(35)が付属一体化されて いるため、上記スリツト(30)から抜き出した補助テーブル(27)を上下反 転状態に裏返し使用して、調理台(A)のシンク(17)へ横断状態に載置セツ トすることにより、その調理上のまな板(35)としても兼用できる効果がある 。
【0045】 更に、請求項3の構成を採用するならば、金属丸パイプ材の補強骨(28)に よって、調理台(A)のカウンターテーブル(16)を歪み変形のおそれなく支 持できるほか、その円弧面によって化粧縁(31)のフラツト面とも相俟ち、補 助テーブル受け入れスリツト(30)を後方へ行く程、徐々に上方へ逃げ広がる 開口形状として区成することができる。
【0046】 そのため、補助テーブル(27)の後端部を円弧状の抜け止め片(33)とし て、上記スリツト(30)との対応形状に造形するだけの簡素な構成のもとで、 そのスリツト(30)へ補助テーブル(27)を円滑に差し込むことができるに も拘らず、その一旦差し込んだ後には、不慮に抜け出るおそれがない確固な設置 使用状態に保てるのである。
【0047】 その場合、請求項4の構成を採用するならば、平盤形態の補助テーブル(27 )と、その下面に付属一体化された調理用まな板(35)との段差を利用して、 そのまな板(35)の後端部を上記補助テーブル(27)の差し込み操作時に、 カウンター幕板(21)の前面と係止する位置決めストツパー(36)として機 能させることができ、その補助テーブル(27)を安定・確固な水平状態に保て る効果もある。
【0048】 又、請求項5の構成を採用するならば、上記補助テーブル(27)を不使用時 において、キツチンユニツトのサイドパネル(11a)へ吊り掛け保管すること ができ、その意味からもますます利便性に富み、著しく合理的な設計であると言 える。
【図1】本考案に係るキツチンユニツトの概略全体を示
す斜面図である。
す斜面図である。
【図2】図1の中央縦断側面図である。
【図3】図1の3−3線に沿う部分拡大断面図である。
【図4】図1の4−4線に沿う部分拡大断面図である。
【図5】補助テーブルを抽出して示す正面図である。
【図6】図5の背面図である。
【図7】図5の平面図である。
【図8】図5の底面図である。
【図9】図5の側面図である。
【図10】図7の10−10線断面図である。
【図11】図5に対応する補助テーブルの部分変形実施
例を示す正面図である。
例を示す正面図である。
【図12】図11の背面図である。
【図13】図11の平面図である。
【図14】図11の底面図である。
【図15】図11の側面図である。
【図16】図13の16−16線断面図である。
【図17】図13の17−17線断面図である。
【図18】図1に対応する本考案の第1変形実施例を示
す全体概略斜面図である。
す全体概略斜面図である。
【図19】図3に対応する本考案の第2変形実施例を示
す部分拡大断面図である。
す部分拡大断面図である。
(11a)・サイドパネル (11b)・サイドパネル (16)・カウンターテーブル (17)・シンク (21)・カウンター幕板 (27)・補助テーブル (28)・補強骨 (30)・スリツト (31)・化粧縁 (33)・抜け止め片 (35)・まな板 (36)・位置決めストツパー (37)・吊り掛け孔 (38)・係止フツク (A)・・調理台
Claims (5)
- 【請求項1】調理台(A)の上面にカウンターテーブル
(16)とそのテーブル(16)から陥没する流し用シ
ンク(17)を、同じく調理台(A)の前面にシンク
(17)と離隔するカウンター幕板(21)を、各々設
置して成るキツチンユニツトにおいて、 上記カウンター幕板(21)に水平な補助テーブル受け
入れスリツト(30)を開口形成する一方、 そのスリツト(30)へ前方から抜き差し自在に差し込
み設置される補助テーブル(27)を、上記シンク(1
7)に跨がる大きさの四角い平盤形態に作成すると共
に、その下面に調理用まな板(35)を付属一体化させ
て、 上記スリツト(30)から抜き出した補助テーブル(2
7)を、その上下反転状態に裏返し使用できるように定
めたことを特徴とするキツチンユニツト。 - 【請求項2】補助テーブル受け入れスリツト(30)を
カウンター幕板(21)の幅全体に亘る開口長さとして
列設することにより、 そのスリツト(30)をスライドガイド溝レールとし
て、補助テーブル(27)を調理台(A)の左右方向へ
スライド操作できるように定めたことを特徴とする請求
項1記載のキツチンユニツト。 - 【請求項3】補助テーブル受け入れスリツト(30)を
カウンターテーブル(16)に裏当て一体化された金属
丸パイプ製補強骨(28)の円弧面と、その補強骨(2
8)と向かい合うカウンター幕板(21)の上面に被着
一体化されたフラツトな化粧縁(31)との上下相互間
に、その後方へ行く程徐々に上方へ逃げ広がる開口形状
として区成する一方、 上記スリツト(30)へ前方から差し込み設置される補
助テーブル(27)の後端部を、そのスリツト(30)
の開口形状と対応する円弧状の抜け止め片(33)とし
て上向きに張り出し弯曲させることにより、 上記補助テーブル(27)をその前端部から持ち上げ傾
斜させない限り、上記スリツト(30)から抜き出せぬ
ように定めたことを特徴とする請求項1記載のキツチン
ユニツト。 - 【請求項4】調理用まな板(35)を補助テーブル(2
7)よりも小さな四角形として、その補助テーブル(2
7)の下面へ貼り合わせ状態に付属一体化させることに
より、 上記補助テーブル(27)との段差をなすまな板(3
5)の後端部を、カウンター幕板(21)の前面に係止
する位置決めストツパー(36)として、その補助テー
ブル受け入れスリツト(30)に対する補助テーブル
(27)の差し込み設置状態を水平に保てるように定め
たことを特徴とする請求項1記載のキツチンユニツト。 - 【請求項5】調理台(A)の囲い枠をなすサイドパネル
(11a)の中途高さ位置から内向きに、係止フツク
(38)を張り出し設置する一方、 その係止フツク(38)へ係脱自在に係止される吊り掛
け孔(37)を、補助テーブル(27)の前端部に貫通
形成したことを特徴とする請求項1記載のキツチンユニ
ツト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1403393U JPH0666382U (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | キツチンユニツト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1403393U JPH0666382U (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | キツチンユニツト |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0666382U true JPH0666382U (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=11849841
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1403393U Pending JPH0666382U (ja) | 1993-03-01 | 1993-03-01 | キツチンユニツト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0666382U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04285505A (ja) * | 1991-03-14 | 1992-10-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨房装置 |
-
1993
- 1993-03-01 JP JP1403393U patent/JPH0666382U/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04285505A (ja) * | 1991-03-14 | 1992-10-09 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 厨房装置 |
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