JPH0651130U - シートパレット加工品装着によるプラスチックダ ンボール箱及び、箱底部のキャスター固定材 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 シートパレットを加工したものを、プラス
チックダンボール箱の内側に装着することにより耐久性
が増し、また、箱上辺部にフレームを被せることによ
り、重量物を入れての重ね積み使用に適応し、また、箱
底部にキャスターを固定する際、接合面にシートパレッ
トの断片を装着することにより強度をもたせることがで
き、シートパレットが目立たない外観を得る。 【構成】プラスチックダンボール及びシートパレットを
箱型に加工し、そのシートパレットをプラスチックダン
ボールの内側に接合する。シートパレット装着済みプラ
スチックダンボール箱の、箱上辺部にフレームを被せる
ことにより、シートパレットとダンボール箱が確実に装
着される。シートパレット装着済みプラスチックダンボ
ール箱の底部にシートパレットの断片を装着しキャスタ
ーをビス止めする。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、食品加工・工業用品・農業用品・産業用資材などあらゆる分野にお いて流通手段に係わるものであり、詳しくはプラスチックダンボール箱への強化 及び、キャスター固定部分の強化に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

従来、この種の流通手段としてプラスチック樹脂コンテナー（図２）及びプラ スチックダンボール箱を利用するものが知られている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

従来、プラスチック樹脂コンテナーは耐久性に優れている反面、生産にあたり 金型を必要とするため、既製品に頼らざるを得ない実状であること、又、ユーザ ーの必要な寸法、（タテ・ヨコ・高さ）に変更しようとした場合、新たに金型を 必要とするため、高額な費用の負担という問題を有していた。

【０００４】 また、プラスチックダンボール箱は金型を必要としない反面、プラスチック樹 脂コンテナーに比較した場合、壊れやすく、耐久性が劣っているという問題を有 していた。

【０００５】 また、プラスチックダンボール箱の底部にキャスターを固定した場合、プラス チックダンボール箱への直接ビス止めでは、キャスター固定部分が破損しやすく 、取れやすいという問題を有していた。

【０００６】 また、プラスチックダンボール箱の上辺部にフレームを被せて積み重ねて使用 した場合、重量物を入れると、破損しやすい問題を有していた。

【０００７】 本考案は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり 、その目的とするところは、シートパレットを加工したものを、金型を必要とし ないプラスチックダンボール箱の内側に装着することにより、プラスチック樹脂 コンテナーに匹敵する耐久性を有し、加えて、箱底部のキャスター接合面にシー トパレットの断片を装着することにより、キャスターの固定部分の強化もでき、 また、上辺部にフレームを被せることにより、重量物を入れて積み重ね使用する ことのできる、プラスチックダンボール箱を提供しようとするものである。

【０００８】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案による強化方法は、シートパレットを加工 したものを、プラスチックダンボール箱の内側に装着してなるものである。

【０００９】 そして、上記のシートパレット装着済みプラスチックダンボール箱は、底部に シートパレットの断片を装着しキャスターを固定することもできる。

【００１０】 また、上記のシートパレット装着済みプラスチックダンボール箱の上辺部にフ レームを被せることもできる。

【００１１】

【作用】

シートパレットの加工品を補強材として、プラスチックダンボール箱の内側に 装着されることにより固定される。

【００１２】 そしてシートパレットは、上辺部にフレームを被せることにより確実にプラス チックダンボール箱と固定される。

【００１３】 そしてシートパレット装着済みプラスチックダンボール箱に、上方から荷重が かかると、内側のシートパレットがプラスチックダンボール箱を補強し破損及び 歪みを防止する。

【００１４】

【実施例】 実施例について、図面を参照して説明する。 図１において、プラスチックダンボールシート（Ａ）は厚さ４ｍｍ〜５ｍｍの もので箱型に加工されている。

【００１５】 シートパレット（Ｂ）は、素材にポリプロピレンを用い、成型加工により、０ ．８ｍｍ程度の肉厚を有する板状に形成されているものを箱型に加工し、それを 上記のプラスチックダンボールの箱型の内側に接合し、上辺部にフレームを被せ ることにより確実に装着させる。

【００１６】 シートパレット装着済みプラスチックダンボール箱の底部に、シートパレッ トの断片を装着しキャスターをビス止めする。

【００１７】

【考案の効果】

本考案は上述のとおり構成されているので、次に記載する効果を奏する。

【００１８】 請求項１のシートパレットを補強材として装着した、プラスチックダンボー ル箱においては、耐久性に優れ、ユーザーの必要とする寸法、（タテ・ヨコ・高 さ）での加工が容易であり、単価も安価におさえられる。また、シートパレット が目立たず、外観的にも優れている。

【００１９】 請求項２の装着済みプラスチックダンボール箱の底部にキャスターを固定す ることにおいて、シートパレットの断片を接合面に装着することにより、直接ビ ス止めと比較した場合キャスター固定部分の強度がより高まる。また、シートパ レットが目立たず、外観的にも優れている。

【００２０】 請求項３の装着済みプラスチックダンボール箱上辺部に、フレームを被せる ことによって、重量物を入れても充分積み重ね使用に適応する。

【図面の簡単な説明】

【図１】フレーム及びキャスター付きシートパレット装
着済み、プラスチックダンボール箱の断面図である。

【図２】プラスチック樹脂コンテナーの斜視図である。

【符号の説明】

１ プラスチックダンボール ２ シートパレット ３ キャスター ４ シートパレットの断片 ５ フレーム

Claims (3)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 プラスチックダンボール箱（１）の内側
   にシートパレットを加工したもの（２）を装着すること
   によりなるもの。
2. 【請求項２】 箱底部にキャスター（３）を固定する
   際、接合面にシートパレットの断片（４）を装着してな
   る請求項１記載のもの。
3. 【請求項３】 箱上辺部にフレーム（５）を被せてなる
   請求項１記載のもの。