JPH06510436A - 好ましい形状を有する座具クッション - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 好ましい形状を有する座具クッション 本発明は、全体的にはクッションに係り、特に座るために使用されるクッション に係る。

長時間に亘り座面に座っていなければならない人は、座面に押付けられた皮膚領 域に一般に床擦れとして知られている褥癒を生じる虞れがある。この問題は骨盤 の凸部、即ち座骨が座面へ向けて突出する部分に於て特に顕著であるる。勿論褥 癒が発生する虞れは、ベンチや吊り下げ型の車椅子の座席の如き比較的硬質の面 に座る場合よりもクッションの如き柔軟な面に座る場合の方が小さい。そうでは あるが、発泡ポリマーにて形成されたクッションの如き従来のクッションにも改 善されるべき点が多数あり、かかるクッションも長時間に亘り座った姿勢を維持 しなければならない人を良好に受けるものではない。セル式クッションが開発さ れたことにより、動くことができない人が長時間に亘り褥癒を生じることなく座 ることを可能にすることに関し多大の改善がなされた。ＲＯＨＯなる商品名にて 販売されているこれらのクッションは、共通のベースより上方へ突出し互いに分 離された多数の可撓性を有する空気セルを有している。しかし各空気セルの内部 はベースを経て互いに連通しており、従って全てのセルの内部は個々のセルがど れほど変形されるかに拘らず等圧の状態にある。勿論人がかかるクッション上に 座ると、セルは変形してその人の体の形状に一致する。幾つかのセルは他のセル よりも太きく変形し、骨の凸部の下方のセルは他のセルよりも大きく変形する。

しかしセルの回復力、即ちセルにより及ぼされる支持力はクッションと接触する 皮膚領域全体に分散され、その力は単位面積について見ると実質的に一様である 。換言すれば、クッションは体の支持される領域（通常臀部）全体に均一な圧力 を及ぼす。

セル式クッションは褥癒を生じる虞れを低減することができるが、かかるクッシ ョンに座る人は幾分か不安定な感じを受ける。

米国特許第４，００５，２３６号、同第４，５４１．１３６号、同４，６９８， ８６４号には、座る目的に適しており、座る目的で使用されると褥癒の発生の虞 れを低減するセル式クッションが記載されている。

本発明は、高さの異なる複数個のセルが座る人の臀部の形状に一層適切になじみ しかも腿を軽く拘束する支持面を郭定するよう配列された高さの異なる複数個の セルを有するセル式クッションである。従って本発明のクッションは改善された 安定性を与え、より高い快適性を与え、しかも床擦れが発生する虞れを更に一層 低減する。

図１は本発明に従って構成され本発明を具現化するセル式座具クッションをその セルが膨らまされた状態にて示す斜視図である。

図２はセルが萎まされた状態を示すクッションの角部の斜視図である。

図３は二つの萎まされたセルを示す立面図である。

図４は幾つかの萎まされたセルを示す平面図である。

図５は図４の線５−５に沿う二つの萎まされたセルを示す断面図である。

図６は図１の線６−６に沿うクッションの断面図である。

図７は図１の線７−７に沿うクッションの断面図である。

図８は図１の線８−８に沿うクッションの断面図である。

図９はクッションの各領域及び部分を示すクッションの解図的平面図である。

添付の図に於て、セル式クッションＡ（図１）は、特に折畳み式の車椅子の吊下 げ型の座や典型的な椅子の硬い座の如き比較的柔軟性に乏しい支持面上に座る場 合に適している。このクッションは基本的には支持面上にこれに当接した状態に て配置され実質的に支持面の形状に一致する可撓性を有するベース２と、ベース ２より上方へ突出する短いセル４、中間長さのセル６、及び長いセル８とを含ん でいる。これらのセルの内部には空気が充填されているが、何れのセル４．６． ８も完全に孤立している訳ではない。

セル４．６．８は二つの空気圧領域、即ち外側の領域Ｘ及び内側の領域ｙ（図１ 及び図９参照）に分割された状態にて設けられている。各領域Ｘ及びｙのセル４ ．６．８の内部は互いに連通しているが、他方の領域のセルの内部とは連通して いない。セル４．６．８の端部は使用者が座るための実質的に連続的な座面を郭 定するようになっている。

可撓性を有するベース２は実質的に矩形をなし、従って前縁１０と後縁１２と互 いに平行な側縁１４とを有し、側゛　縁１４は前縁１０と後縁１２との間に延在 している（図１参照）。更にベース２は上層１６と下層１８と（図３及び図５参 照）を有するラミネートであり、上層及び下層はシート状をなし、好ましくはネ オブレンの如きエラストマにて形成される。下層１８は実質的に連続的であるが 、上層１６はそれと一体的に形成されたセル４．６．８により非連続的な状態に されている。セル４．６．８の内部は上層１６を貫通して下向きに開口している 。上層１６及び下層１８は適当な接着剤により互いに接合されており、かくして 形成されたシール部は四つの縁１０．１２．１４に沿って連続的に延在している 。また上層１６及び下層１８はセル４．６．８の中空の内部の間の領域に於ても 互いに接合されているが、これらの接続部は互いに隣接するセル４．６．８の内 部が互いに連通するようその大部分の領域に於て非連続的に形成されている。こ のことは二つの層の間に延在する薄いストリップ２０（図４及び図５参照）によ り達成されており、ストリップ２０はセル４．６．８と整合され且これらのセル の内部空間に露呈されている。上層１６と下層１８との間に間断状態にて接合部 を形成することにより、ストリップ２０は通路を郭定しており、該通路を経て互 いに隣接するセル４．６．８の間に空気が流れ得るようになっている。しかしス トリップ２０は領域Ｘと領域ｙとの間には延在していない。これに対応して上層 １６及び下層１８は領域Ｘと領域ｙとの間の境界に於ける連続的なシール部に沿 って互いに接合されている。ベース２の各角部には金属製のグロメット２２が設 けられている。セル４．６．８はそれらの高さが互いに異なっている点を除き実 質的に同一である。各セルはベース２の上層１６と共に浸漬工程にて形成される ことが好ましい。各セルはエラストマにて形成されているので非常に柔軟性に優 れており、ベース２の上層１６を貫通して下向きに開口する中空の内部空間を有 している。各セル４．６．８は非常に柔軟であるので、それらの上端は回転方向 に加えて６自由度、即ち上下方向、左右方向、前後方向の自由度を有している。

各セル４．６．８はそれが萎まされると四つのフィン３０を呈し、フィン３０は ベース２より全てのフィンに共通の天井３２まで突出する（図２乃至図５参照） 。フィン３０は天井３２まで上方へ向けて先細状をなし、ベース２と天井３２と の間に四つの滑らかに湾曲した縁部３４を有する。各フィン３０は一対の側壁３ ６を有し、これらの側壁は互いに平行な状態にて互いに近接した状態に隔置され 、フィン３０の湾曲した縁部３４により互いに接続されている。互いに隣接する フィン３０の側壁３６は凹状の接続壁３８まで延在している。側壁３６及び接続 壁３８の何れもベース２の上層１６までは延在しておらず、傾斜壁４０に繋って おり、傾斜壁４０はフィン３０の間に位置し、接続璧３８の下端へ向けてフィン ３００周縁より上方へ傾斜して延在している。四つの傾斜壁４０は萎んだ状態の セル４．６．８に実質的に正方形の形状を与え、またベース２の上層１６内に正 方形の空間４２を郭定するピラミッド形の下端部を与える。

セル４．６．８が膨らまされると、それらのフィン３０の側壁３６、凹状の接続 壁３８、傾斜壁４０はその下端に位置する正方形の空間４２を幾分か越えて外方 へ拡がり、セル４．６．８に幾分か膨出した外観を与える。その場合にもセル４ ．６．８は実質的に長方形の形態を維持し、その角部はフィン３０の穏やかに湾 曲した縁部３４により形成される。膨張は互いに隣接するセル４．６．８の側面 を互いに接触させるに十分な程度に行われる。更に天井３２はフィン３０及び凹 状の接続壁３８より追加の表面積を獲得することによって表面積を増大する。全 ての列のセル４．６．８の天井３２は人体の臀部の如き不規則な形状の体の外形 に一致しこれを支持することのできる実質的に連続的な面を形成する。米国特許 第４，５４１，１３６号にはかかるセル４．６．８が詳細に記載されている。

四つのフィンを有し他の点については上述し図示した構造を有するセル４．６． ８がおそらくはクッションＡに最も適しているが、正方形、六角形、円形の如き 他の断面形状を有するセルや四つ以外の数のフィンを有するセルも同様に適して いる。

セル４．６．８はベース２の側縁１４に平行に延在する前後列ｒと、前縁１０及 び後縁１２に平行に延在する横方向列Ｓに沿って配列されている（図９参照）。

車椅子のための典型的なりッションＡは１０本の前後列「と９本の横方向列Ｓと を有している。ベース２の二つの側縁１４に沿って延在する前後列ｒは長いセル ８のみを有している。ことことは二つの外側の列ｒよりすぐ内側の列ｒ１即ち側 縁１４より内側へ二つ目の列「についても同様である。かくして長いセル８より なる二つの前後列「はベース２の側縁１４に沿って高い側部ｅを郭定している。

次の列ｒ１即ち側縁１４より内側へ三つの目の列ｒは中間長さのセル６のみを有 している。側縁１４より内側へ四つ目の二つの列ｒは中間長さのセル６及び短い セル４の両方のセルを有し、前者は前縁１０に近い側に位置し後者は後縁１２に 近い側に位置している。典型的には側縁１４より内側へ四つ目の列は４個の中間 長さのセル６と５個の短いセル４とを有し、中間長さのセル６は前縁１０に近い 側に位置し、短いセル４は列ｒの残りの領域に互いに隣接して設けられている。

側縁１４より内側へ五つ目の二つの列ｒ（実際には二つの最も中央側の列ｒであ り、従って互いに隣接している）は何れも３種類の長さのセル４．６．８を有し 、長いセルは前縁１０の側に集中して存在し、短いセル４は後縁１２の側に集中 して存在し、中間長さのセル６はこれらの間に存在している（図８）。典型的に は二つの最も中央側の列ｒはそれぞれ３個の長いセル８と１個の中間長さのセル ６と５個の短いセル４とを有し、これらのセルは前縁１０より後縁１２まで上述 の順序にて配列されている。かくしてクッションＡはその二つの側縁１４に沿っ て最も大きい高さを有しているが、二つの側縁の間の領域に於てはクッションＡ は前縁１０より後縁１２まで段階的に下った状態になっている。

前後列ｒを構成するセル４．６．８は横方向列Ｓをも構成している（図９参照） 。最後の横方向列Ｓ１即ち後縁１２に最も近い位置にてこれに沿って延在する横 方向列Ｓは各側部に設けられた２個の長いセル８と、各組の２個の長いセル８よ りすぐ内側に配置された１個の中間長さのセル６と、これら二つの中間長さのセ ル６の間の空間に配置された４個の短いセル４とを有している（図７参照）。次 の四つの横方向列Ｓもこれと同様である。次の横方向列Ｓは長いセル８の間に中 間長さのセル６を有している。従って窪みｆが郭定されており、窪みの底は複数 個の短いセル４により形成されている。窪みｆの一方の側はただ単にベースの後 縁１２に於て後向きに開いているが、残りの三つの側部は中間長さのセル６によ り画定されている。窪みｆの二つの側部に沿う中間長さのセル６は、短いセル４ より二つの側部ｅの長いセル８までの滑らかな遷移部を郭定している。前縁１０ に於ける横方向列Ｓは各側部ｅに設けられた２個の長いセル（これらは二つの側 部ｅの一部をなしている）と、中央に設けられた２個の長いセル８と、この中央 に設けられた２個の長いセル８と側部ｅに設けられた長いセル８との間に位置す る中間長さのセル６とを有している（図６参照）。次の二つの列、即ち最前部の 横方向列Ｓよりすぐ内側に位置する二つの列Ｓも同様である。二つの高い側部ｅ の間に存在する幾つかの長いセル８は、窪みｆより前側にてクッションＡの前方 部分に隆起した拘束部ｇを郭定している。中間に位置する中間長さのセル６（即 ち拘束部ｇと二つの側部ｅとの間に位置するセル６）は、窪みｆより前方へ延在 しベース２の前縁１０の上方にてクッションＡ外に開く二つの谷りの底を郭定し ている。

外側の領域Ｘは全ての長いセル８及び第一の横方向列Ｓの中間長さのセル６、即 ち谷りの最も前側の部分に位置するセル６を含んでいる（図１及び図９参照）。

かくして領域Ｘは二つの側縁１４に沿って存在し、高い側部ｅを郭定しており、 また前縁１０に沿って延在し、更に隆起した拘束部ｇを含んでいる。要するに外 側の領域ＸはクッションＡの周縁の大部分に沿って延在している。内側の領域ｙ はクッションＡの残りの部分を占めており、その大部分は外側の領域Ｘより内側 に存在している。また内側の領域ｙは全ての短いセル４と大部分の中間長さのセ ル６とを含んでいる。領域ｙの短いセル４はクッションＡの後方部分に窪みｆを 郭定しているが、中間長さのセル６の幾つかは窪みｆの両側の部分及び前方部分 に沿って配列されており、側部ｅ及び拘束部ｇの長いセル８より窪みｆの短いセ ル４までの滑らかな遷移部を郭定している。中間長さのセル６の多くは拘束部ｇ を郭定する長いセル８の両側に存在しており、これらのセル６は二つの谷りを郭 定している。

ベース２の前側の角部の一方に位置する長いセル８には管４２が設けられており 、抜管には弁が取付けられている（図１参照）。管４２の弁が開かれると、外側 の領域Ｘを構成するセル４及び８内に空気を供給することができる。

これと同一の位置には他の一つの管４４が設けられており、この管は外側の領域 Ｘの長いセル８の間にて内側の領域ｙの最も近い中間長さのセル６まで延在して いる。管４４も弁を有している。この弁が開かれると、内側の領域ｙのセル４及 び６内へ管４４を経て空気を供給し、これによりセル４及び６を膨らますことが できる。外側の領域Ｘのセル６及び８は内側の領域ｙのセル４及び６よりも長い ので、セル６及び８はそれらが膨らまされるとセル４及び６よりも高くなる。か くしてセル４．６．８の天井３２により郭定される支持座面は着座するのに非常 に適した形状になる。

即ちこの支持座面はその前方部分の中央に拘束部ｇを有し、拘束部ｇと二つの高 い側部ｅとの間に谷りを有し、拘束部ｇのすぐ後方側にて二つの側部ｅの間に窪 みｆを有する。

領域Ｘ及びｙのための管４２及び４４は他のセルに設けられてもよい。

クッションＡを座る目的で使用する場合には、まず二つの領域のセル４．６．８ を快適に座るに必要な圧力よりも幾分か高い圧力にまで膨らませ、次いでクッシ ョンＡをそのベース２の前縁１０が支持面の前縁に沿うよう椅子の座の如き水平 の支持面上に配置する。かくしてクッションが配置されると、弁を有する管４２ 及び４４はそれらの弁を容易に操作することができる前側の領域に位置する。次 いで使用者はセル４．６．８の上端の天井３２により形成される面上に着座し又 は配置される。臀部の骨の凸部は内側の領域ｙの短いセル４によりクッションＡ の後方部分に形成された窪みｆ内に収まる。外側の領域Ｘに於て側部ｅを郭定す る長いセル８は、内側の領域ｙの窪みｆを郭定する短いセル４上に使用者の臀部 を安定的に支持する受台を形成する。クッションＡの中央に位置する拘束部ｇの 長いセル８は使用者の腿を幾分か拡げるが、二つの側部ｅの長いセル８は腿が過 剰に拡がることを防止する。要するに前縁近傍の長いセル８は谷りを郭定する中 間長さのセル６上に使用者の脚を安定的に受ける。

使用者がクッションＡに安定的に着座すると、使用者は二つの管４２及び４４の 弁を開き、セル４．６．８より空気を排出させる。すると使用者は更にクッショ ンＡに沈み込み、これにより使用者の重量が臀部のより一層大きい面積に分散さ れる。このことは人体組織の生存能力を改善するたけでなく、快適性を向上させ る。しかし領域Ｘ及びｙのセル４．６．８の天井３２をベース２の上方に維持す るに十分な空気が各領域Ｘ及びｙ内に維持されなければならない。換言すれば、 何れのセル４．６．８もベース２に当接する状態になってはならない。

使用者は主として内側の領域ｙのセル４及び６、特にり１ツシヨンＡの後方部分 に窪みｆを郭定するセル４及び６により支持された状態になる。これらのセルは 互いに連通接続されているので、これらのセルの全ては同一の内圧状態にあり、 従って内側の領域ｙに接触する皮膚の単位面積当りの支持力が均一になる。この ことにより人体組織の生存能力が高められ、これにより長時間に亘りクッション Ａに着座した状態にいなければないならない人に床擦れが生じる虞れが低減され る。外側の領域Ｘの長いセル８は、内側の領域ｙの短いセル４上に使用者の臀部 を安定的に受け、また腿を僅かに拘束された状態に位置決めし、しかも腿が過剰 に拡がることを防止する。使用者は領域Ｘと領域ｙとの間にて支持力をある程度 移すことができる。例えば骨の凸部の領域の皮膚が受ける力が小さくなるよう、 使用者が支持力の多くを腿に集中させたい場合には、外側の領域Ｘのセル６及び ８が内側の領域ｙのセル４及び６よりも大きく膨らまされる。

二つの空気圧領域Ｘ及びｙによれば使用者はその体に対し主要な支持力が与えら れる領域をある程度制御することができるという点に於て二つの空気圧領域Ｘ及 びｙが設けられることが有用であるが、クッションＡは全て互いに連通し一つの 空気圧領域にまとめられたセル４．６．８を有していてもよい。かくして配列さ れたセル４．６．８により郭定される形状によれば、クッション上に安定的に体 を支持するために必要なりッションへの沈み込み量が少なくなる。またセル４． ６．８が過剰に膨らまされる場合にも安定性をかなり向上させることができる。

逆に二つの以上の空気圧領域が使用されてもよい。例えば二つの側部ｅがそれぞ れ互いに独立する空気圧領域に属し、拘束部ｇが他の一つの空気圧領域に属し、 窪みｆが更に他の一つの空気圧領域に属していてもよい。また他の修正も可能で ある。

セル４．６．８はそれらが萎まされると四つのフィン３０を呈するが、米国特許 第４，００５，２３６号に記載されている如く各セルには四つ以上のフィンが形 成されてもよい。また各セルは実質的に円筒形をなし、フィンを全く有していな くてもよい。

本発明は開示の目的で選定された本発明の上述の例について本発明の範囲内にて 行われる全ての変更や修正を含むものである。

補正書の写しく翻訳文）提出書 （特許法第１８４条の８） １、特許出願の表示 ＰＣＴ／ＵＳ９１１０７０９８ ２、発明の名称 好ましい形状を有する座興クッション ３、特許出願人 住　所　アメリカ合衆国　６２２２２　イリノイ州、ベルヴイル、ピー・オー・ ボックス　６５８名　称　グレーベ、ロバート・エイチ 国　籍　アメリカ合衆国 ４、代理人 居　所　〒１０４東京都中央区新川１丁目５番１９号茅場町長岡ビル３階　電話 ３５５１−４１７１１９９３年８月２４日 （３）可撓性を有する材料にて形成され前縁と側縁と後縁とを有する矩形のベー スと、前記側縁に沿って前記ベースより上方へ突出し側部に配列された可撓性を 有する長い空気セルであって、各側部は使用者の腿が過剰に拡がることを防止す べく前記前縁より前記後縁まで延在する少くとも一つの前後列の長い空気セルを 有する長い空気セルと、前記側部の間に配置され前記前縁より前記後縁の前側ま で後方へ延在し前記使用者の腿が互いに近付く方向へ回転することを防止する拘 束部を郭定する少くとも二つの前後列に配列された他の長い空気セルと、前記側 部の長い空気セルの間にて前記拘束部の前記長い空気セルの背後に配置され前記 使用者の臀部を安定的に受ける窪み部を前記後縁に沿って郭定する可撓性を有す る短い空気セルと、前記短い空気セルよりも長く且前記長い空気セルよりも短い 中間長ささの空気セルであって、前記拘束部の前記長い空気セルと各側部の前記 長い空気セルとの間に位置するよう前記拘束部の両側にて後方へ延在する少くと も一つの列に配列され、これにより前記窪み部まで後方へ延在し前記使用者の脚 を安定的に受ける谷を郭定する中間長さの空気セルとを含み、前記側部の前記長 い空気セル及び前記拘束部の前記長い空気セルは一つの領域として相互に空気流 通可能に連通し、前記窪み部の前記短い空気セル及び前記釜の前記中間長さの空 気セルの少くとも幾つかは他の一つの領域として相互に空気流通可能に連通して おり、前記二つの領域は互いに空気流通不可能に隔離されていることを特徴とす るクッション。

（４）請求項３のクック・ヨンに於て、他の中間長さの空気セルが前記側部と前 記窪み部との間に遷移領域を郭定するよう各側部の前記長い空気セルと前記窪み 部の前記短い空気セルとの間にて一つの前後列に配列されており、前記前後列の 前記中間長さの空気セルは前記長い空気セルの領域と空気流通可能に連通してい ることを特徴とするクッション。

（５）請求項４のクッションに於て、更に他の中間長さの空気セルが前記拘束部 と前記窪み部との間に遷移領域を郭定するよう前記拘束部の前記長い空気セルと 前記窪み部の前記短い空気セルとの間にて横方向列に配列されており、前記横方 向列の前記中間長さの空気セルは前記短い空気セルの領域と空気流通可能に連通 していることを特徴とするクッション。

国際調査報告

Claims (5)

【特許請求の範囲】
1. （１）クッションにして、前縁と後縁と側縁とを有するベースと、前記ベースよ り前記側縁に沿って上方へ突出し使用者の腿が過剰に拡がることを防止する二つ の互いに隔置された側部を郭定する長いセルと、前記前縁の近傍に於て前記側部 の間の前記側部より隔置された位置にて前記ベースより上方へ突出し前記使用者 の腿が互いに近付く方向へ回転することを防止する拘束部を郭定する長いセルと 、前記拘束部の背後にて前記二つの側部の間に配置された短いセルであって前記 後縁まで延在し前記使用者の臀部を安定的に受ける窪みを郭足する短いセルと、 前記拘束部と前記二つの側部との間にて前記ベースより上方へ突出する中間長さ のセルであって前記拘束部と前記側部との間に谷を郭定するよう前記長いセルよ りも短く且前記短いセルよりも長い中間長さのセルとを含み、これにより前記ク ッションは座るのに非常に好適な形状を有し、前記谷は前記使用者の脚を安定的 に受け、前記窪みの前記短いセル及び前記拘束部に隣接する前記谷の前記中間長 さのセルの少くとも幾つかは前記ベースを経て空気流通可能に互いに連通し且前 記長いセル及び他の前記中間長さのセルより空気流通不可能に隔離されており、 これにより前記長いセルの領域及び前記短いセルの領域を相互に独立して膨らま せ、これにより前記側部及び前記拘束部の領域に所望の安定性を与え、前記窪み 及び前記谷の領域に所望のクッション作用を与えることができるよう構成されて いることを特徴とするクッション。
2. （２）請求項１のクッションに於て、更に他の中間長さのセルが前記窪みの前記 短いセルと前記側部及び前記拘束部の長いセルとの間にて前記ベースより上方へ 突出し、これにより前記窪みと前記側部及び前記拘束部との間に遷移領域を郭定 していることを特徴とするクッション。
3. （３）可撓性を有する材料にて形成され前縁と側縁と後縁とを有する矩形のベー スと、前記側縁に沿って前記ベースより上方へ突出し側部に配列された可撓性を 有する長い空気セルであって、各側部は使用者の腿が過剰に拡がることを防止す べく前記前縁より前記後縁まで延在する少くとも一つの前後列の長い空気セルを 有する長い空気セルと、前記側部の間に配置され前記前縁より前記後縁の前側ま で後方へ延在し前記使用者の腿が互いに近付く方向へ回転することを防止する拘 束部を郭定する少くとも二つの前後列に配列された他の長い空気セルと、前記側 部の長い空気セルの間にて前記拘束部の前記長い空気セルの背後に配置され前記 使用者の臀部を安定的に受ける窪み部を前記後縁に沿って郭定する可撓性を有す る短い空気セルと、前記短い空気セルよりも長く且前記長い空気セルよりも短い 中間長ささの空気セルであって、前記拘束部の前記長い空気セルと各側部の前記 長い空気セルとの間に位置するよう前記拘束部の両側にて後方へ延在する少くと も一つの列に配列され、これにより前記窪み部まで後方へ延在し前記使用者の脚 を安定的に受ける谷を郭定する中間長さの空気セルとを含み、前記側部の前記長 い空気セル及び前記拘束部の前記長い空気セルは一つの領域として相互に空気流 通可能に連通し、前記窪み部の前記短い空気セル及び前記谷の前記中間長さの空 気セルの少くとも幾つかは他の一つの領域として相互に空気流通可能に連通して おり、前記二つの領域は互いに空気流通不可能に隔離されていることを特徴とす るクッション。
4. （４）請求項２４のクッションに於て、他の中間長さの空気セルが前記側部と前 記窪み部との間に遷移領域を郭定するよう各側部の前記長い空気セルと前記窪み 部の前記短い空気セルとの間にて一つの前後列に配列されており、前記前後列の 前記中間長さの空気セルは前記長い空気セルの領域と空気流通可能に連通してい ることを特徴とするクッション。
5. （５）請求項２５のクッションに於て、更に他の中間長さの空気セルが前記拘束 部と前記窪み部との間に遷移領域を郭定するよう前記拘束部の前記長い空気セル と前記窪み部の前記短い空気セルとの間にて横方向列に配列されており、前記横 方向列の前記中間長さの空気セルは前記短い空気セルの領域と空気流通可能に連 通していることを特徴とするクッション。