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JPH0645982A - 携帯型無線電話機 - Google Patents

携帯型無線電話機

Info

Publication number
JPH0645982A
JPH0645982A JP4216443A JP21644392A JPH0645982A JP H0645982 A JPH0645982 A JP H0645982A JP 4216443 A JP4216443 A JP 4216443A JP 21644392 A JP21644392 A JP 21644392A JP H0645982 A JPH0645982 A JP H0645982A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
speaker
telephone
unit
housing
speaker housing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4216443A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Enokido
一浩 榎戸
Akio Suzuki
章雄 鈴木
Shigeru Iwasaki
繁 岩崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP4216443A priority Critical patent/JPH0645982A/ja
Priority to EP93305407A priority patent/EP0580334A3/en
Priority to US08/092,213 priority patent/US5461672A/en
Publication of JPH0645982A publication Critical patent/JPH0645982A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/03Constructional features of telephone transmitters or receivers, e.g. telephone hand-sets
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/06Receivers
    • H04B1/08Constructional details, e.g. cabinet
    • H04B1/086Portable receivers
    • H04B1/088Portable receivers with parts of the receiver detachable or collapsible
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04MTELEPHONIC COMMUNICATION
    • H04M1/00Substation equipment, e.g. for use by subscribers
    • H04M1/02Constructional features of telephone sets
    • H04M1/0202Portable telephone sets, e.g. cordless phones, mobile phones or bar type handsets
    • H04M1/0206Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings
    • H04M1/0208Portable telephones comprising a plurality of mechanically joined movable body parts, e.g. hinged housings characterized by the relative motions of the body parts
    • H04M1/0235Slidable or telescopic telephones, i.e. with a relative translation movement of the body parts; Telephones using a combination of translation and other relative motions of the body parts
    • H04M1/0237Sliding mechanism with one degree of freedom

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Telephone Set Structure (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 強度が保証され、誤操作を防止し、確実な操
作モードの選択を可能として、スピーカユニットとマイ
クロホンユニット間の距離を可変可能となす。 【構成】 スピーカハウジング4を電話機本体1に対す
スライド操作することによって、スピーカユニット3と
電話機本体1内のマイクロホンユニット6間の距離が可
変され、スピーカハウジング4の電話機本体1に対する
スライド操作により、スピーカユニット3と電話機本体
1間の電気的な接離が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マイクロホンユニット
とスピーカユニット間の距離を可変可能とした携帯型無
線電話機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、音声情報信号を電話交換局に無線
により送信するとともに、電話交換局から無線により送
信される音声情報信号を受信し、この受信信号を音声出
力として出力する携帯型の無線電話機が用いられてい
る。
【0003】この携帯型の無線電話機は、音声の集音を
行うマイクロホンユニットと、このマイクロホンユニッ
トにより集音された音声信号を送受信アンテナを介して
電話交換局に送信する送信部と、電話交換局から送信さ
れ送受信アンテナを介して受信された音声信号を処理す
る受信部と、この受信部により受信された音声信号を音
声に変換するスピーカユニットとを主たる構成要素とし
て構成されている。
【0004】そして、上記無線電話機は、携帯を可能と
なすようにマイクロホンユニットを含む送信部及びスピ
ーカユニットを含む受信部を一体のハウジングに収納し
て構成した電話機本体を備えている。この電話機本体に
収納されるマイクロホンユニットは、上記電話機本体の
一端側に収納配置したスピーカユニットの放音面をこの
無線電話機の使用者の耳介近傍に位置させたとき、集音
面が上記使用者の口許の近傍に位置するように配置され
ている。すなわち、スピーカユニットとマイクロホンユ
ニットは、人の耳介と口許間の略距離分を離間させて電
話機本体に配置されている。このようにスピーカユニッ
トとマイクロホンユニットを配置するのは、送受信時に
スピーカユニットから放音される受信音声を聞きながら
使用者が話す言葉をマイクロホンユニットにより確実に
集音するためである。
【0005】このようにマイクロホンユニットとスピー
カユニットを一体のハウジングに収納配置した電話機本
体にあっては、人の耳介と口許間の距離に制約を受ける
ため、送信部及び受信部を構成する電子回路の小型化を
図ったとしても、十分に小型のものとなすことができな
い。
【0006】そこで、このような問題点の解消を図るた
め、例えば特開平2ー44843号公報に記載されるよ
うな携帯型の無線電話機が提案されている。この公報に
おいて提案される無線電話機は、スピーカユニットを含
む受信部やマイクロホンユニットで集音した音声信号を
送信する送信部等の電子回路部を収納するとともにダイ
ヤルキーを構成するキーパッド等を配置した電話機本体
の一端側にマイクロホンユニットを収納配置したマイク
ロホンハウジングを回動支軸を有する回動ヒンジ部を介
して回動可能に取付け、この回動ヒンジ部を介してマイ
クロホンハウジングを回動操作することにより、上記マ
イクロホンユニットを電話機本体側に重ねるように折り
畳み可能としたものである。
【0007】このように回動ヒンジ部を介してマイクロ
ホンハウジングを電話機本体に取付けた無線電話機にあ
っては、送受信を行う場合に限ってマイクロホンハウジ
ングを電話機本体から開くことにより、スピーカユニッ
トとマイクロホンユニット間の距離を人の耳介と口許間
の距離に対応する大きさになすことができる。従って、
送受信を行わない場合には、マイクロホンハウジングを
電話機本体側に折り畳んでおくことにより、無線電話機
の大きさを人の耳介と口許間の距離に制約されることな
く小型化することが可能である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】回動ヒンジ部を介して
マイクロホンハウジングを電話機本体に取付けた携帯型
の無線電話機は、電話機本体の小型化を実現するために
は、有効な構成を備えてなるものである。しかし、送受
信を行う使用時に電話機本体から開かれるマイクロホン
ハウジングは、回動ヒンジ部を介して電話機本体から延
在されるため、外部負荷を受け易い状態に置かれる。そ
して、マイクロホンハウジングに外部負荷が与えられた
時に十分な機械的強度を補償することが困難である。す
なわち、マイクロホンハウジングは、回動ヒンジ部を介
して電話機本体に連結されているだけであるので、外部
負荷が上記回動ヒンジ部に集中して容易にこの回動ヒン
ジ部を損傷させてしまうためである。
【0009】また、電話機本体側に配設される送信部等
を構成する電子回路部とマイクロホンハウジング内に収
納されるマイクロホンユニット間の電気的接続を図るた
めの構成が複雑となってしまう。すなわち、回動操作さ
れる部分に電気的な接離を図る接点部を配置する必要が
あるため、この接点部の構成が複雑となるためである。
【0010】さらに、マイクロホンハウジングを回動ヒ
ンジ部を介して電話機本体に折り畳み可能に連結した無
線電話機にあっては、電話機本体側に配設される送信部
等を構成する電子回路部とマイクロホンハウジング内に
収納されるマイクロホンユニット間を可撓性を有するフ
レキシブルプリント回路基板により電気的に接続するも
のも提案されている。しかし、回動ヒンジ部を用いたも
のにあっては、フレキシブルプリント回路基板を回動ヒ
ンジ部に挿通させるため、マイクロホンハウジングの回
動操作を繰り返すことにより、フレキシブルプリント回
路基板の劣下を招き耐久性を十分に保証することができ
ない。
【0011】そこで、本発明は、回動ヒンジ部を用いる
ことなくスピーカユニットとマイクロホンユニット間の
距離を可変可能となし、送受信を行わない非使用時に電
話機本体の小型化を実現可能となす携帯型無線電話機を
提供することを目的とする。
【0012】さらに、本発明は、スピーカユニットを収
納したスピーカハウジングの電話機本体に対する取付け
強度を十分に保証し、耐久性を有する携帯型無線電話機
を提供することを目的とする。
【0013】さらにまた、本発明は、スピーカハウジン
グのスライド操作に応じて、スピーカユニットと電話機
本体側の電子回路との確実な接離を実現するとともに、
十分に耐久性を保証し得るスイッチ手段を備えた携帯型
無線電話機を提供することを目的とする。
【0014】さらにまた、本発明は、誤動作を防止する
とともに電源の不用な消耗を防止することを可能となす
携帯型無線電話機を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を達成するための手段】本発明に係る携帯型無線
電話機は、上述したような目的を達成するため、マイク
ロホンユニットを内蔵した電話機本体と、スピーカユニ
ットを内蔵するとともに上記マイクロホンユニットと上
記スピーカユニット間の距離を可変可能に上記電話機本
体にスライド可能に取付けられたスピーカハウジング
と、上記電話機本体とスピーカハウジング間にこのスピ
ーカハウジングのスライド操作に応じて接離されるスイ
ッチ手段を配設したものである。
【0016】また、本発明に係る携帯型無線電話機は、
上記スイッチ手段を、スピーカハウジングが電話機本体
に対しスライド操作され、電話機本体内のマイクロホン
ユニットとスピーカハウジング内のスピーカユニットと
の間の距離が大きくなされたとき接触されて上記スピー
カユニットの電話機本体への電気的接続を図るように構
成したものである。
【0017】さらに、本発明に係る携帯型無線電話機
は、電話機本体に配設された制御スイッチを切換え操作
するスイッチ切換え手段をスピーカハウジングに設けて
なるものである。
【0018】
【作用】本発明に係る携帯型無線電話機は、スピーカハ
ウジングを電話機本体に対しスライド操作することによ
って、スピーカハウジングに収納配置されたスピーカユ
ニットと電話機本体に収納配置されたマイクロホンユニ
ット間の距離が可変され、上記スピーカハウジングの電
話機本体に対するスライド操作により、スピーカユニッ
トと電話機本体間の電気的接続を図るスイッチ手段の接
離が図られる。
【0019】また、電話機本体内のマイクロホンユニッ
トとスピーカハウジング内のスピーカユニットとの間の
距離が大きくなるようにスピーカハウジングがスライド
されたとき、上記スピーカユニットと電話機本体間の電
気的接続が実現される。
【0020】さらに、スピーカハウジングが電話機本体
に対しスライド操作されると、この無線電話機の動作モ
ードを制御する制御する制御スイッチが操作され、送受
信不可の状態、あるいは待機操作モード等の操作モード
が選択される。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
しながら説明する。本発明に係る携帯型無線電話機は、
図1に示すように、電話機本体1と、電話機本体1に電
源の供給を行う電池若しくは充電可能な電池を収納し、
上記電話機本体1に着脱自在に取付けられる電池パック
2と、スピーカユニット3を収納配置し、上記電話機本
体1にスライド可能に取付けられたスピーカハウジング
4とから構成されてなる。
【0022】上記携帯型無線電話機を構成する電話機本
体1は、合成樹脂を成形して形成された一対の上下ハー
フ1a,1bを突合せ結合して形成されてなり、人の手
で把持可能な大きさに形成されてなる。本実施例の電話
機本体1は、図1に示すように、幅Wを略40mmとな
し、高さHを略150mmとなすとともに、背面側に電
池パック2を取付けたときの厚さDを略33.5mmと
なす大きさを有する幅狭な長尺な方形状に形成されてな
る。
【0023】この電話機本体1内には、この電話機本体
1に収納配置されたマイクロホンユニット6によって集
音された音声信号を電話交換局に送信する送信部及び電
話交換局から送信された音声信号を受信する受信部を構
成する電子回路が構成されたプリント回路基板や、この
無線電話機の操作モードを制御を制御回路を構成するプ
リント回路基板が収納配置されている。
【0024】また、上記電話機本体1の上端面側には、
マイクロホンユニット6によって集音された音声信号を
送信し、送信された音声信号の受信を行う送受信アンテ
ナ7が配設されている。この送受信アンテナ7は、複数
の連結扞7aを伸縮可能に連結されたロッドアンテナが
用いられ、基端部を電話機本体1内に固定し、伸縮可能
な連結扞7aを電話機本体1の上端面から突出させて上
記電話機本体1に取付けられている。
【0025】そして、マイクロホンユニット6は、送受
信アンテナ7が配設される電話機本体1の上端側と対向
する下端側に位置して配置されてなるものであって、図
1に示すように、電話機本体1の正面側の下端側の一側
に偏位した位置に配置されている。また、電話機本体1
のマイクロホンユニット6と対向する位置には、このマ
イクロホンユニット6による集音を確実となすように集
音孔8が穿設されている。この集音孔8は、電話機本体
1に透孔を穿設することによって構成されてなる。な
お、マイクロホンユニット6は、集音面を集音孔8に対
向させて電話機本体1内に配置されてなるものである。
【0026】上述のようにマイクロホンユニット6を収
納配置した電話機本体1の正面側には、図1に示すよう
に、キーパッド部5が配設されている。このキーパッド
部5は、1から0のダイヤルキー9、例えば短縮ダイヤ
ル操作を選択する機能選択キー10、短縮ダイヤル操作
を行うプログラムキー11、送信操作(センド)キー1
2、送受信終了キー13及び電源の供給を制御するパワ
ーキー14が配列されている。また、電話機本体1の正
面側には、送受信のダイヤル番号や操作モードを表示す
る表示部15が設けられている。
【0027】さらに、電話機本体1の上端側の一側面側
には、図1に示すように、スピーカユニット3及び電話
機本体1内に配設された呼び出し音声発生器の音量を調
整する音量増加ボタン16及び音量減少ボタン17が並
列配置されている。
【0028】さらにまた、電話機本体1のダイヤルキー
9等の各種のキーが配列された正面側と対向する背面側
には、電池若しくは充電可能な電池を収納した電池パッ
ク2が着脱自在に取付けられてなる。この電池パック2
は、例えば電話機本体1の背面側に設けられた係合部に
係合爪を相対係合させるとともに、電話機本体1側に設
けられたロック部に被ロック部をロックさせて上記電話
機本体1に取付けられ、この電話機本体1の背面側に設
けられたロック解除釦18を押圧操作して被ロック部の
ロック部に対するロックを解除することによって上記電
話機本体1からの離脱を図ることができる。
【0029】このように電池パック2を電話機本体1に
着脱自在に取付けることにより、常に十分な電源を備え
た電池パック2を利用することが可能となり、安定した
無線電話機の利用を可能となす。
【0030】上述のように構成された電話機本体1の正
面側であって、送受信アンテナ7が配設された上端側に
位置してスピーカユニット3を収納配設したスピーカハ
ウジング4がスライド可能に取付けられている。すなわ
ち、上記スピーカハウジング4は、電話機本体1の長手
方向である図1中矢印A方向及びB方向にスライド可能
であって、図1中矢印A方向にスライドされたとき、図
2及び図3に示すように、一端側が電話機本体1から突
出するようになり、図1中矢印B方向にスライドされる
と図1に示すように電話機本体1に重ね合わされるよう
に埋没される。
【0031】このように電話機本体1にスライド可能に
取付けられるスピーカハウジング4は、図4に示すよう
に、スピーカユニット3が収納配設されるスピーカユニ
ット収納体21と、このスピーカユニット収納体21内
に収納配設されたスピーカユニット3の上記スピーカユ
ニット収納体21からの脱落を防止するように押圧支持
するスピーカユニット押え板22とから構成されてな
る。
【0032】上記スピーカハウジング4を構成するスピ
ーカユニット収納体21は、図4に示すように、方形を
なす主面部23の上端縁側及びこの上端縁に直交する相
対向する両側にそれぞれ立上り周壁24及び25,26
を立上り形成し、上端縁側と対向する下端縁側を開放し
た方形の凹湾形状をなすように形成されてなる。
【0033】そして、上記スピーカユニット収納体21
の主面部23には、このスピーカユニット収納体21に
収納配置されるスピーカユニット3から放音される音声
を無線電話機の外方に放音させるための複数の放音孔2
7が穿設されている。そして、上記主面部23の内側面
側には、上記複数の放音孔27を囲むようにリング状を
なすスピーカユニット支持突起28が立上り形成されて
いる。そして、スピーカユニット3は、放音面側を放音
孔27に対向させて、外周側に形成したフランジ部3a
をスピーカユニット支持突起28に支持させてスピーカ
ユニット収納体21内に収納配置されてなる。また、ス
ピーカユニット支持突起28の周囲には、フランジ部3
aの外周囲を支持してスピーカユニット3のスピーカユ
ニット収納体21に対する配設位置を規制する複数の位
置規制突起29が立設されている。
【0034】また、スピーカユニット3のフランジ部3
aとスピーカユニット支持突起28間には、ゴム等の弾
性部材により形成されたリング状をなすスペーサ30が
介在される。このスペーサ30は、一端側に突設した係
合片30aを主面部23の内側面に植立した係合突起3
1に係合させることにより、位置規制突起29上に位置
するように取付け位置が規制されてなる。
【0035】このようにフランジ部3aとスピーカユニ
ット支持突起28間に弾性を有するスペーサ29を介在
させることにより、スピーカユニット3は、スピーカユ
ニット支持突起28とスピーカユニット押え板22間に
上記スペーサ29の弾性力を受けて挾持されることによ
り、固定のビス等を用いることなく確実にスピーカハウ
ジング4内に収納配置されてなる。
【0036】なお、放音孔27が穿設された主面部23
の内側面側には、上記放音孔27を介してスピーカハウ
ジング4内に塵芥等の侵入することを防止するようにな
すため、不織布等からなる防塵用ネットト32が配設さ
れてなる。
【0037】そして、スピーカユニット収納体21内に
配設されたスピーカユニット3を押圧支持するスピーカ
ユニット押え板22は、上記スピーカユニット3を覆う
とともに、スピーカハウジング3を図3に示すように電
話機本体1に対し突出するようにスライドさせたとき電
話機本体1から突出するスピーカユニット収納体21の
内側面側を覆うに足る大きさを有する平板状に形成され
てなる。このスピーカユニット押え板22は、スピーカ
ユニット収納体21の主面部23と対向する一側面側に
弾性偏位可能な一対の係合爪33,33が植立され、こ
れら一対の被係合爪33,33をスピーカユニット収納
体21の主面部23の内側面に植立した一対の係合爪3
4,34に相対係合させることによって上記スライドユ
ニット収納体21に取付けられ、スピーカユニット支持
突起28上にフランジ部3aを載置させたスピーカユニ
ット3を押圧支持する。
【0038】また、スピーカユニット押え板22には、
この押え板22によって覆われて押圧支持されるスピー
カユニット3からの背面側から放射される音声をスピー
カハウジング4の外方に逃がすための放音孔35が穿設
されている。この放音孔35は、スピーカハウジング3
を図2に示すように電話機本体1に対し突出するように
スライドさせたとき電話機本体1の外方に臨む位置に設
けられてなる。なお、比較的大きな長孔として穿設され
た放音孔35を遮蔽するため、この放音孔35に対向し
て所定間隔離間させて遮蔽板36が設けられている。
【0039】上述のようにスピーカユニット収納体21
内に収納配設されたスピーカユニット3をスピーカユニ
ット押え板22により押圧支持して取付けたスピーカハ
ウジング4は、スピーカユニット収納体21の相対向す
る立上り周壁25,26の内側面に突設したスライドガ
イド突片37,38を電話機本体1の相対向する両側壁
39,40に形成したスライドガイド溝41,42に係
合させて上記電話機本体1にスライド可能に取付けられ
る。
【0040】スピーカハウジング4をスライドガイドす
るスライドガイド溝41,42は、電話機本体1の上端
縁側に開口端を有して両側壁39,40の中途部に亘っ
て形成されている。このようにスライドガイド溝41,
42を形成することにより、スピーカユニット収納体2
1はスライドガイド突片37,30を電話機本体1の上
端縁側からスライドガイド溝41,42に挿入係合させ
ることにより電話機本体1に取付けられる。従って、ス
ピーカハウジング4は、図1に示すように、スピーカユ
ニット収納体21により電話機本体1の上端側の正面側
部分を覆うようにして配置される。
【0041】また、電話機本体1とスピーカハウジング
4間には、このスピーカハウジング4が図1に示すよう
に電話機本体1に重ね合わせられるように引き込まれた
位置及び上記電話機本体1から図2に示すように突出さ
れた位置で上記スピーカハウジング4を保持する保持機
構43が配設されている。この保持機構43は、電話機
本体1側に配設されたコイルバネ44により押圧付勢さ
れたスチールボール45と、このスチールボール45が
係合するスピーカハウジング4側に形成された第1及び
第2の係合溝46,47とから構成されてなる。
【0042】上記コイルバネ44とスチールボール45
は、図5に示すように、電話機本体1の側壁39,40
の内側面側にそれぞれ形成された収納凹部48に収納さ
れて配置されている。この収納凹部48にコイルバネ4
4に押圧付勢されて配設されたスチールボール45は、
側壁39,40に穿設した透孔49,50からその一部
が上記側壁39,40の外方に突出されている。
【0043】また、スピーカハウジング4側に形成され
た第1及び第2の係合溝46,47は、スピーカユニッ
ト収納体21の相対向する立上り周壁25,26の内側
面に突設したスライドガイド突片37,38の一部をV
字状に切欠くようにして形成され、各スライドガイド突
片37,38に一対ずつ設けられている。そして、第1
の係合溝46は、スピーカハウジング4が図1及び図
に示すように電話機本体1に対し引き込まれた位置にあ
るとき、図5に示すように、コイルバネ44により付勢
されたスチールボール45が係合する位置に形成され、
第2の係合溝47は、スピーカハウジング4が図2及び
図3に示すように電話機本体1から突出された位置にス
ライドされたときに、図6に示すように、上記スチール
ボール45が係合する位置に形成されてなる。
【0044】上述のようにスチールボール45を電話機
本体1側に配設し、スピーカハウジング4側に第1及び
第2の係合溝46,47を設けることにより、上記スピ
ーカハウジング4は電話機本体1に対し引き込まれた位
置及び突出された位置で、図5及び図6に示すように、
上記スチールボール45が第1又は第2の係合溝46,
47に係合することにより電話機本体1に対し自由な移
動が規制されるように保持される。
【0045】また、スピーカハウジング4には、電話機
本体1からの抜け止めを図る一対の抜け止め防止片4
8,48が設けられている。これら抜け止め防止片4
8,48は、図5及び図7に示すように、スピーカユニ
ット押え板22の背面側に基端側をビス49により固定
されて取付けられている。これら抜け止め防止片48,
48の先端部48a,48a側は、電話機本体1内に突
出するように折曲され、スピーカハウジング4が、図8
に示すように電話機本体1から突出する方向にスライド
されたとき、上記電話機本体1の正面壁50の一部を切
り欠いて形成した開口部51の一側縁に形成した係合凹
部52,52に係合当接することによって上記スピーカ
ハウジング4の電話機本体1からの抜け止めを図ってい
る。
【0046】さらに、スピーカハウジング4と電話機本
体1間には、スピーカハウジング4のスライド操作に応
じて電話機本体4側の受信部とスピーカユニット3間の
電気的な接離を図るスイッチ機構55が設けられてい
る。このスイッチ機構55は、図5及び図9に示すよう
に、スピーカハウジング4側に配設されこのスピーカハ
ウジング4と一体に移動する一対のプローブピン56,
56と、電話機本体4側に配設される上記受信部等の電
子回路が構成されるプリント回路基板57に取付けられ
た一対の接続端子板58,58とから構成されてなる。
【0047】上記スイッチ機構を構成するプローブピン
56は、図10に示すように、接触子56aを収納した
収納体56bの基端側一側に接続端子56cを突設して
形成されている。上記接触子56aは、収納体56b内
に配設されたコイルバネ56dにより先端側が上記収納
体56b先端の突出孔56eを介して突出する方向に付
勢されている。このように構成された一対のプローブピ
ン56,56は、図4に示すように、スピーカハウジン
グ4を構成するスピーカユニット押え板22の基端側両
側に突設した支持突片59,59に穿設した嵌合溝6
0,60に嵌合して配設されている。このとき、上記プ
ローブピン56は、図9に示すように、コイルバネ56
dにより付勢された接触子56aをスピーカハウジング
4の電話機本体1から突出する方向の先端側に向かうよ
うにして上記先端側に支持突片59,59にそれぞれ取
付けられている。そして、上記プローブピン56,56
の接続端子56c,56cには、スピーカユニット3か
らのリード線61,61が接続されている。
【0048】また、接続端子板58は、導電性を有し、
弾性を有するリン青銅等の金属板を打ち抜き折曲して形
成されてなるものであって、基端側にプリント回路基板
57に形成した接続パターンに半田等により電気的に接
続される接続板部58aを有し、この接続板部58aの
一端側にプローブピン56の接触子56aが接触する端
子板部58bを立上り形成してなる。この端子板部58
bの基端側中途部には、凹湾状の折曲部58cが形成さ
れ、上記端子板部58bの確実な弾性偏位を保証するよ
うにしている。また、上記接続板部58aの両側には、
上記プリント回路基板57に穿設した嵌合孔62に嵌合
する一対の嵌合片58dが折曲形成されている。
【0049】そして、上記接続端子板58は、端子板部
58bを図9に示すようにプローブピン56の接触子5
6aに対向させ、一対の嵌合片58dをプリント回路基
板57の嵌合孔62に嵌合し、接続板部58aをプリン
ト回路基板57の接続パターンに半田により接続して取
付けられることにより、上記プリント回路基板57上に
構成される受信部等の所定の電気回路に電気的に接続さ
れてなる。
【0050】また、一対の接続端子板58は、スピーカ
ハウジング4が電話機本体1に対し引き込まれた図9に
示す位置にあるとき、プローブピン56,56から離間
され、上記スピーカハウジング4が電話機本体1から図
11に示すように突出された位置にスライドされたとき
上記プローブピン56,56により押圧付勢されながら
接触される位置においてプリント回路基板57に取付け
られてなる。
【0051】また、スピーカハウジング4を構成するス
ピーカユニット押え板22には、図12に示すように、
上記プリント回路基板57上に配設されたこの無線電話
機の動作モードを制御する制御スイッチ63を操作する
制御スイッチ操作部64が設けられている。この制御ス
イッチ操作部64は、スピーカユニット押え板22の基
端側の背面側に突条部を突設することによって形成され
てなる。この制御スイッチ操作部64は、スピーカハウ
ジング4が電話機本体1に対しスライド操作されること
により、上記制御スイッチ63のスイッチ操作子63a
を回動操作してこの無線電話機を所定の動作モードに切
換え操作するものである。
【0052】上述のように構成された無線電話機は、図
1に示すようにスピーカハウジング4が電話機本体1に
重ね合わせられた引き込み状態にあるとき、上記スピー
カハウジング4を把持して図1中矢印A方向にスライド
操作させると、スピーカハウジング4の保持機構を構成
するスチールボール45が第1の係合溝46の傾斜面に
押圧されながら収納凹部48内に没入され、上記スチー
ルボール45と第1の係合溝46との相対係合が解除さ
れ、上記スピーカハウジング4は図2に示すように電話
機本体1から突出された状態となる。そして、電話機本
体1に配設したマイクロホンユニット6と上記スピーカ
ハウジング4に収納配設したスピーカユニット3との間
の距離Lが拡大され、人の耳介と口許との間の距離に対
応するものとなされる。
【0053】そして、上記スピーカハウジング4は、電
話機本体1に対し突出された状態となされたとき、図6
に示すように、スチールボール45が第2の係合溝47
に係合し、電話機本体1から突出された位置に保持され
る。
【0054】また、スピーカハウジング4を電話機本体
1から突出する方向にスライドさせると、図11に示す
ように、プローブピン56,56の接触子56aが一対
の接続端子板58,58の端子板部58b,58bに接
触する。このとき、プローブピン56の接触子56a
は、前述したようにコイルバネ56dにより収納体56
bから突出する方向に付勢されてなるので、弾性を有す
る接続端子板58の端子板部58bと上記接触子56a
は互いに弾発した状態で接触する。従って、プローブピ
ン56の接触子56aと接続端子板58の端子板部58
b間の確実な接触が達成され、スピーカユニット3と電
話機本体1内の電気回路間の確実な導通が実現される。
【0055】また、スピーカハウジング4が電話機本体
1から突出され送受信可能な状態になされると、上記ス
ピーカハウジング4の背面側に設けた放音孔35が図3
に示すように外方に臨むようになる。従って、送受信状
態でスピーカユニット3が駆動された場合に、このスピ
ーカユニット3の背面側からの放音をスピーカハウジン
グ4の外方に逃がすことができ、良好な音声の再生を実
現できる。
【0056】次に上述のように構成された本発明に係る
無線電話機の使用状態について説明する。この無線電話
機は、図13に示す通りの構成を備えた送受信回路部1
00を電話機本体1に内蔵している。この図13に示す
送受信回路部100は、図14に示すフローチャートに
従って操作モードが制御される。
【0057】上記無線電話機は、接続子Aの状態におい
て、電源オフの状態でステップS10に進む。ステップ
S10ではスピーカハウジング4を電話機本体1側に下
降させたかどうかの判別を行っている。
【0058】下降させた(Yesの)場合、ステップS
11に進んで、スピーカハウジング4を上昇させる。上
昇させた後ステップS12に進む。また、下降させてい
ない(Noの)場合、直ぐにステップS12に進む。
【0059】ステップS12では例えばキーパッド部5
のパワーキー14を1秒以上押圧操作する。この操作に
より、ディジタルインターフェース(DSP)71を介
してマイクロコンピュータ72内の状態検出機能部72
aに電源オン状態を示す信号が供給される。
【0060】ステップS13では上記電源オン状態を示
す信号の供給によって状態検出機能部72aが電源オン
状態を検出し、検出信号を状態制御機能部72bに送
る。この状態制御機能部72bは、電源オンに応じた制
御信号を液晶表示部(LCD)73に供給して電源オン
状態を表示する。また、ディジタルインターフェース部
71を介してキーパッド部5のパワーキー14を例えば
点灯表示させ、キーパッド部5の各キーをキー入力状態
にする。また、電源オン状態に応じて状態制御機能部7
2bはシンセサイザ73aに通話状態で使用する周波数
を出力するように設定する。
【0061】また、スピーカハウジング4を電話機本体
1に対し突出させた上昇位置にスライドさせると、前述
したように、プローブピン56と接続端子部58とが接
触し、スピーカユニット3に対し受信信号の供給が可能
な状態となる。
【0062】ステップS14ではキーパッド部5からダ
イヤルキー9、すなわち電話番号が入力され、送信操作
キー12によって送信される。この送信される電話番号
は例えばディジタルインターフェース部71を介して変
調器74で変調された電話番号の信号がミキサ75に供
給される。ミキサ75にはシンセサイザ73aから通話
状態用のIF周波数が供給され、周波数をアップコンバ
ータするように上記電話番号を変調した信号と混合して
いる。ミキサ75は、この混合した信号をパワーアンプ
76に供給する。このパワーアンプ76はバイアスコン
トロール部77によりバイアスコントロールを受けてい
る。バイアスコントロールを受けた電話番号はパワーア
ンプ76からアンテナフィルタ78を介してアンテナ7
から送信される。
【0063】ステップS15で電話番号の相手と通話状
態になったとき、送受信アンテナ7を介して受信した信
号は後段において詳述するようにアンテナフィルタ7
8、フロントエンド部73、IFアンプ79、アナログ
インターフェース(ASP)部80を介して呼び出し音
声発生器81から呼び出し音声が放射されスピーカユニ
ット3により受信信号の再生が行われる。
【0064】また、送話する場合、マイクロホンユニッ
ト6、アナログインターフェース部80を介して前述し
た変調器74、ミキサ75、パワーアンプ76、アンテ
ナフィルタ78を介して送受信アンテナ7から送信され
る。
【0065】ステップS16で通話を止めるかどうか判
別している。通話を止めない(Noの)場合、ステップ
S15に戻る。一方、終話する(Yesの)場合、ステ
ップS17に進む。
【0066】ステップS17ではスピーカハウジング4
が電話機本体1側に下降しているかどうかの判別を行っ
ている。電話機本体1側に下降していない(Noの)場
合、ステップS18に進み、キーパッド部5の送受信終
了キー13を押圧操作する。この後、ステップS19で
終話を完了してステップS22に進む。
【0067】また、スピーカハウジング4が電話機本体
1側に下降している(Yesの)場合、ステップS20
で終話完了にしてステップS21に進む。このとき、互
いに接触していたスピーカハウジング4側のプローブピ
ン56と電話機本体1側の接続端子部58とが離間さ
れ、スピーカユニット3への受信信号の供給が遮断され
る。さらに、スピーカハウジング4が電話機本体1側に
下降される際、電話機本体1側に配設した制御スイッチ
63が上記スピーカハウジング4に設けた制御スイッチ
操作部64により切換え操作される。この制御スイッチ
63が制御されることにより、ステップS21ではキー
パッド部70の各キーに対してキープロテクトを施して
ステップS22に進む。
【0068】ステップS22でマイクロコンピュータ7
2は、上記スピーカハウジング4や送受信終了キー13
の押圧操作によってディジタルインターフェース部71
を介して状態検出機能部72aで検出した状態に応じて
状態制御機能部72bから各部に対して待受状態を示す
信号を供給する。
【0069】ステップS23では、パワーキー14が押
されてパワーオフの状態かどうかの判別を行っている。
電源オン状態(Noの)場合、接続子Bを介して他の動
作に移行する。一方、パワーキー14が押圧操作されて
電源オフになった(Yesの)とき、ステップS24に
移行する。
【0070】ステップS24ではスピーカハウジング4
が電話機本体1側に下降状態にあるかどうかの判別を行
っている。スピーカハウジング4が電話機本体1側に下
降状態にない(Noの)場合、ステップS26に進む。
また、スピーカハウジング4が下降状態にある(Yes
の)場合、ステップS25に進んでスピーカハウジング
4を上昇させる。この後、ステップS26に進む。
【0071】ステップS26ではキーパッド部5内のパ
ワーキー14を1秒以上押圧操作してステップS27に
進む。
【0072】ステップS27では、前述したようにマイ
クロコンピュータ72にディジタルインターフェース部
71を介して電源オフ状態を示す信号が供給される。マ
イクロコンピュータ72は状態検出機能部72a、状態
制御機能部72bを介して電源をオフにする。この後、
接続子Aを介してステップS10以降の操作を繰り返
す。
【0073】また、前述した接続子Bを介してステップ
S28では待受状態になっている。この待受状態におい
て、例えばマイクロコンピュータ72はシンセサイザ7
3aのIF周波数を受信時の状態に設定する。
【0074】ステップS29では着信処理を行う。例え
ば送受信アンテナ7に入力された受信信号は、アンテナ
フィルタ78を介してフロントエンド部73に供給され
る。このフロントエンド部73はシンセサイザ72a、
ミキサ72b、ローノイズアンプ72cで構成してい
る。受信信号はローノイズアンプ72cを介してアンプ
されミキサ72aに供給される。また、ミキサ72aに
は入力信号の周波数変換を行うダウンコバート用のIF
周波数が供給されている。ミキサ72aは、このダウン
コンバータ処理が施された信号をIFアンプ79に出力
する。IFアンプ79は供給された信号をアンプしてア
ナログインターフェース部80を介してスピーカユニッ
ト3や呼び出し音声発生器81に信号が出力される。ア
ナログインタフェース部80はこの着信状態を示す信号
をマイクロコンピュータ72内の状態検出機能部72a
に供給し、検出された状態の信号を状態制御機能部72
bに供給し、各部の制御を行っている。
【0075】この着信状態に応じた着信処理を行った後
にステップS30に進む。
【0076】ステップS30ではスピーカハウジング4
が電話機本体1に対し上昇状態にあるかどうかの判別を
行っている。スピーカハウジング4が上昇状態にある
(Yesの)場合、ステップS31に進んで、キーパッ
ド部5内のパワーキー14以外のキーを押圧操作する。
また、スピーカハウジング4が電話機本体1に対し上昇
状態にない(Noの)場合、ステップS32に進んでス
ピーカハウジング4を上昇させる。ステップS31、ス
テップS32を終えたならば、ステップS33に進ん
で、通話に入り、ステップS15に移行して各手順を繰
り返す。
【0077】
【発明の効果】上述したように本発明に係る携帯型無線
電話機は、スピーカハウジングを電話機本体に対すスラ
イド操作することによって、スピーカハウジングに収納
配置されたスピーカユニットと電話機本体に収納配置さ
れたマイクロホンユニット間の距離を可変するように構
成してなるので、スピーカハウジングの電話機本体に対
する取付け強度を保証して小型化を実現することができ
る。
【0078】また、スピーカハウジングの電話機本体に
対するスライド操作により、スピーカユニットと電話機
本体間の電気的な接離が図られてなり、特にスピーカハ
ウジングが電話機本体に対し下降された状態では、確実
にスピーカユニットと電話機本体間の電気的な遮断が実
現されてなるので、誤操作による電源の消耗を防止する
ものとなすことができる。
【0079】さらに、スピーカハウジングが電話機本体
に対しスライド操作されることにより無線電話機の動作
モードを制御する制御スイッチの操作を行うように構成
してなるので、スピーカハウジングの電話機本体に対す
る位置に応じて所望の操作モードを確実に選択可能とな
し、操作性の良好な携帯型無線電話機を構成することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る携帯型無線電話機を示す斜視図で
ある。
【図2】スピーカハウジングを電話機本体から突出させ
た状態の斜視図である。
【図3】スピーカハウジングを電話機本体から突出させ
た状態の背面側の斜視図である。
【図4】電話機本体にスライド可能に取付けられるスピ
ーカハウジングの分解斜視図である。
【図5】スピーカハウジングを電話機本体側に下降させ
た状態を示す平面断面図である。
【図6】スピーカハウジングを電話機本体から突出させ
た状態を示す平面断面図である。
【図7】スピーカハウジングを電話機本体側に下降させ
た状態を示す側断面図である。
【図8】スピーカハウジングを電話機本体から突出させ
た状態を示す側断面図である。
【図9】スピーカハウジングを電話機本体側に下降させ
た状態におけるスピーカハウジング側のプローブピンと
電話機本体側の接続端子部の関係を示す側断面図であ
る。
【図10】スピーカハウジングに配設されるプローブピ
ンの断面図である。
【図11】スピーカハウジングが電話機本体から突出さ
れ、プローブピンと接続端子部が接触された状態を示す
側断面図である。
【図12】スピーカハウジングと電話機本体の上記スピ
ーカハウジングが取付けられる部分を示す分解斜視図で
ある。
【図13】本発明に係る無線電話機を構成する送受信回
路部を示すブロック回路図である。
【図14】本発明に係る無線電話機の操作手順を示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 電話機本体 3 スピーカユニット 4 スピーカハウジング 5 キーパッド部 6 マイクロホンユニット 7 送受信アンテナ 14 パワーキー 37,38 スライドガイド片 41,42 スライドガイド溝 43 保持機構 44 コイルバネ 45 スチールボール 46 第1の係合溝 47 第2の係合溝 56 プローブピン 57 プリント回路基板 58 接続端子板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マイクロホンユニットを内蔵した電話機
    本体と、 スピーカユニットを内蔵するとともに上記マイクロホン
    ユニットと上記スピーカユニット間の距離を可変可能に
    上記電話機本体にスライド可能に取付けられたスピーカ
    ハウジングと、 上記電話機本体とスピーカハウジング間にこのスピーカ
    ハウジングのスライド操作に応じて接離されるスイッチ
    手段を配設してなる携帯型無線電話機。
  2. 【請求項2】 上記スイッチ手段は、スピーカハウジン
    グが電話機本体に対しスライド操作され、電話機本体内
    のマイクロホンユニットとスピーカハウジング内のスピ
    ーカユニットとの間の距離が大きくなされたとき接触さ
    れて上記スピーカユニットの電話機本体への電気的接続
    を図ってなる請求項1記載の携帯型無線電話機。
  3. 【請求項3】 電話機本体に配設された制御スイッチを
    切換え操作するスイッチ切換え手段をスピーカハウジン
    グに設けてなる請求項1記載の携帯型無線電話機。
JP4216443A 1992-07-22 1992-07-22 携帯型無線電話機 Pending JPH0645982A (ja)

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JP4216443A JPH0645982A (ja) 1992-07-22 1992-07-22 携帯型無線電話機
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