JPH0643691Y2 - 光学式エンコーダ - Google Patents
光学式エンコーダInfo
- Publication number
- JPH0643691Y2 JPH0643691Y2 JP121989U JP121989U JPH0643691Y2 JP H0643691 Y2 JPH0643691 Y2 JP H0643691Y2 JP 121989 U JP121989 U JP 121989U JP 121989 U JP121989 U JP 121989U JP H0643691 Y2 JPH0643691 Y2 JP H0643691Y2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lens barrel
- light
- lens
- encoder
- light emitting
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、鏡筒部とレンズ部とを有する発光素子を用い
た光学式エンコーダに関する。
た光学式エンコーダに関する。
従来光学式エンコーダに於て、発光ダイオード(以下LE
Dと言う)を発光素子として用いたものの構造は、一般
に、第3図に示すとおり、図示しない多数の透光部等の
光学的スリットからなるディスクパターンを設けたエン
コーダディスク5を回転軸10に固定し、エンコーダディ
スク5の一側に、LEDの発光素子11と回路部品12等を固
定した発光側回路基板13を配置し、他側に受光素子6を
固定した受光側回路基板7を配置していた。上記光学式
エンコーダに一般のLED発光素子を用いた時、LED発光素
子の斜光を防ぐため第4図のようにレンズ14付のLED発
光素子15を複数個ホルダー16に入れアセンブリーにする
必要があった。
Dと言う)を発光素子として用いたものの構造は、一般
に、第3図に示すとおり、図示しない多数の透光部等の
光学的スリットからなるディスクパターンを設けたエン
コーダディスク5を回転軸10に固定し、エンコーダディ
スク5の一側に、LEDの発光素子11と回路部品12等を固
定した発光側回路基板13を配置し、他側に受光素子6を
固定した受光側回路基板7を配置していた。上記光学式
エンコーダに一般のLED発光素子を用いた時、LED発光素
子の斜光を防ぐため第4図のようにレンズ14付のLED発
光素子15を複数個ホルダー16に入れアセンブリーにする
必要があった。
しかし、上記レンズ付きLED発光素子15の欠点はコスト
高と、斜光が防ぎ切れない点にある。
高と、斜光が防ぎ切れない点にある。
他に一般的方法として第5図、第6図の鏡筒部17と非球
面レンズ18とを組み合わせたLED発光素子3を用いる方
法がある。
面レンズ18とを組み合わせたLED発光素子3を用いる方
法がある。
上記鏡筒部17と非球面レンズ18を組み合わせたときは、
LED発光素子3の発光素子チップ3aから出た光は、非球
面レンズ18を通過して受光素子6に到達する平行光a、
b、cと、鏡筒部17を通過して受光素子6に到達する乱
射光d、d′、e、e′等があり、乱射光d、d′、
e、e′等で本来の平行光a、b、cから作られるエン
コーダ出力信号に悪影響を及ぼし、周辺部から発する乱
射光が、エンコーダ特性に悪影響を及ぼす欠点がある。
LED発光素子3の発光素子チップ3aから出た光は、非球
面レンズ18を通過して受光素子6に到達する平行光a、
b、cと、鏡筒部17を通過して受光素子6に到達する乱
射光d、d′、e、e′等があり、乱射光d、d′、
e、e′等で本来の平行光a、b、cから作られるエン
コーダ出力信号に悪影響を及ぼし、周辺部から発する乱
射光が、エンコーダ特性に悪影響を及ぼす欠点がある。
又、従来上記乱射光を遮断する為、鏡筒部17に塗装や、
カバー等を付けていた。
カバー等を付けていた。
本考案は上記欠点に鑑み、非球面レンズを備えたLED発
光素子において、非球面レンズを保持した鏡筒部形状を
変更し、エンコーダの受光素子に乱射光が照射されにく
い構造とし、不要な光照射による悪影響を除去し、エン
コーダの出力信号の特性向上を実現した光学式エンコー
ダを提案することである。
光素子において、非球面レンズを保持した鏡筒部形状を
変更し、エンコーダの受光素子に乱射光が照射されにく
い構造とし、不要な光照射による悪影響を除去し、エン
コーダの出力信号の特性向上を実現した光学式エンコー
ダを提案することである。
本考案は、鏡筒部とレンズ部とを透光材料により一体に
形成した発光素子と受光素子の間に、光学的スリットを
設けたエンコーダディスクを配設してなる光学式エンコ
ーダに於て、上記レンズ部を囲む上記鏡筒部先端の内周
側に斜面部を設けたことにある。
形成した発光素子と受光素子の間に、光学的スリットを
設けたエンコーダディスクを配設してなる光学式エンコ
ーダに於て、上記レンズ部を囲む上記鏡筒部先端の内周
側に斜面部を設けたことにある。
以下、図示の実施例で本考案を説明する。本考案の光学
式エンコーダに用いる発光素子3は、第1図のように、
ガラスや合成樹脂のレンズ素材で鏡筒部1と非球面のレ
ンズ部2が形成されている。鏡筒部1内にLED発光素子
のチップ3aが設けられて蓋4が取り付けられている。レ
ンズ部2と対向する位置に図示しない光学的スリット
(透光スリット)を設けたエンコーダディスク5を挟ん
で受光素子6が設けられた回路基板7が配置されて光学
式エンコーダが構成されている。
式エンコーダに用いる発光素子3は、第1図のように、
ガラスや合成樹脂のレンズ素材で鏡筒部1と非球面のレ
ンズ部2が形成されている。鏡筒部1内にLED発光素子
のチップ3aが設けられて蓋4が取り付けられている。レ
ンズ部2と対向する位置に図示しない光学的スリット
(透光スリット)を設けたエンコーダディスク5を挟ん
で受光素子6が設けられた回路基板7が配置されて光学
式エンコーダが構成されている。
鏡筒部1はレンズ部2を保持すると共にレンズ部2を保
護している。
護している。
上記エンコーダディスク5は図示しない回転軸に固定さ
れて回転される。
れて回転される。
上記鏡筒部1の上記レンズ部2を囲む内周側に末広がり
の斜面部8が形成されている。
の斜面部8が形成されている。
上記のように鏡筒部1の形状を工夫することにより、LE
D発光素子内のチップ3aを発して非球面のレンズ部2を
通過して受光素子6に到達する光は、平行光a、b、c
のみとなり、鏡筒部1で反射した光d、d′等は斜面部
8で再度反射されて鏡筒部1の周辺に出て、鏡筒部1を
通過する光は受光素子6に極めて達し難くなる。
D発光素子内のチップ3aを発して非球面のレンズ部2を
通過して受光素子6に到達する光は、平行光a、b、c
のみとなり、鏡筒部1で反射した光d、d′等は斜面部
8で再度反射されて鏡筒部1の周辺に出て、鏡筒部1を
通過する光は受光素子6に極めて達し難くなる。
光学式エンコーダの発光素子が上記のように斜面部8を
有するように構成されると、鏡筒部1で反射した光d、
d′等は斜面部8で再度反射されて鏡筒部1の周辺に出
て、鏡筒部1を通過する光d、d′等は受光素子6に極
めて達し難くなり、受光素子6に到達する光は、非球面
のレンズ部2を通過した平行光a、b、cとなり、エン
コーダ出力特性が著しく向上する。
有するように構成されると、鏡筒部1で反射した光d、
d′等は斜面部8で再度反射されて鏡筒部1の周辺に出
て、鏡筒部1を通過する光d、d′等は受光素子6に極
めて達し難くなり、受光素子6に到達する光は、非球面
のレンズ部2を通過した平行光a、b、cとなり、エン
コーダ出力特性が著しく向上する。
又、鏡筒部1に乱射光を遮断する為の塗装や、カバー等
を付ける必要がなくなる。
を付ける必要がなくなる。
第2図は他の実施例である。鏡筒部1には斜面部8と端
面にフラット部9が形成されている。
面にフラット部9が形成されている。
勿論フラット部9は光が出ても受光素子6に照射されな
いようにフラット部9が形成される。
いようにフラット部9が形成される。
上記のように鏡筒部1の先端部は必ずしもエツヂにする
必要はなく、受光素子6に悪影響を及ぼさない範囲のみ
カット形状にする事でよく、斜面部8は曲面でもよい。
必要はなく、受光素子6に悪影響を及ぼさない範囲のみ
カット形状にする事でよく、斜面部8は曲面でもよい。
光学式エンコーダが第2図のように構成されると、鏡筒
部1とエンコーダディスク5の間隔を短くすることが出
来る。
部1とエンコーダディスク5の間隔を短くすることが出
来る。
本考案は、前述のように構成されたから、鏡筒部で反射
した光等は斜面部で再度反射されて鏡筒部の周辺に出
て、鏡筒部を通過する光等を受光素子に極めて達し難く
なるので、平行光によって作られるエンコーダ出力特性
が著しく向上される等実用上優れた効果を奏する光学式
エンコーダを提供することが出来る。
した光等は斜面部で再度反射されて鏡筒部の周辺に出
て、鏡筒部を通過する光等を受光素子に極めて達し難く
なるので、平行光によって作られるエンコーダ出力特性
が著しく向上される等実用上優れた効果を奏する光学式
エンコーダを提供することが出来る。
図面は本考案の実施例が示され、第1図は光学式エンコ
ーダの要部断面側面図、第2図は光学式エンコーダの他
の実施例要部断面側面図、第3図は従来の光学式エンコ
ーダの構成説明側面図、第4図、第5図は従来の発光素
子の構成説明側面図、第6図は従来の光学式エンコーダ
の要部断面側面図である。 1…鏡筒部、2…レンズ部、3…LED発光素子、5…エ
ンコーダディスク、6…受光素子、8…斜面部。
ーダの要部断面側面図、第2図は光学式エンコーダの他
の実施例要部断面側面図、第3図は従来の光学式エンコ
ーダの構成説明側面図、第4図、第5図は従来の発光素
子の構成説明側面図、第6図は従来の光学式エンコーダ
の要部断面側面図である。 1…鏡筒部、2…レンズ部、3…LED発光素子、5…エ
ンコーダディスク、6…受光素子、8…斜面部。
Claims (1)
- 【請求項1】鏡筒部とレンズ部とを透光材料により一体
に形成した発光素子と受光素子の間に、光学的スリット
を設けたエンコーダディスクを配設してなる光学式エン
コーダに於て、上記レンズ部を囲む上記鏡筒部先端の内
周側に斜面部を設けたことを特徴とする光学式エンコー
ダ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP121989U JPH0643691Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 光学式エンコーダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP121989U JPH0643691Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 光学式エンコーダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293715U JPH0293715U (ja) | 1990-07-25 |
JPH0643691Y2 true JPH0643691Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31200921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP121989U Expired - Lifetime JPH0643691Y2 (ja) | 1989-01-11 | 1989-01-11 | 光学式エンコーダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643691Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007327822A (ja) * | 2006-06-07 | 2007-12-20 | Sharp Corp | 光学式エンコーダおよびそれを用いた電子機器 |
JP4843556B2 (ja) * | 2006-08-29 | 2011-12-21 | シャープ株式会社 | 光学式エンコーダ |
-
1989
- 1989-01-11 JP JP121989U patent/JPH0643691Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0293715U (ja) | 1990-07-25 |
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