JPH0643447Y2 - 2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置 - Google Patents
2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置Info
- Publication number
- JPH0643447Y2 JPH0643447Y2 JP2811089U JP2811089U JPH0643447Y2 JP H0643447 Y2 JPH0643447 Y2 JP H0643447Y2 JP 2811089 U JP2811089 U JP 2811089U JP 2811089 U JP2811089 U JP 2811089U JP H0643447 Y2 JPH0643447 Y2 JP H0643447Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lubricating oil
- cylinder engine
- supply device
- injection nozzle
- cycle multi
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 title claims description 50
- 238000002347 injection Methods 0.000 claims description 24
- 239000007924 injection Substances 0.000 claims description 24
- 239000000446 fuel Substances 0.000 claims description 4
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims description 4
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 10
- 235000014676 Phragmites communis Nutrition 0.000 description 2
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 1
- 230000010349 pulsation Effects 0.000 description 1
- 238000011144 upstream manufacturing Methods 0.000 description 1
Description
【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給
装置に係り、特に潤滑オイルインジェクションノズルの
設置位置を改良したものに関する。
装置に係り、特に潤滑オイルインジェクションノズルの
設置位置を改良したものに関する。
(従来の技術) 船外機では、一般に第2図に示すように、ドライブシャ
フトハウジング1の上部にエンジン2が搭載され、この
エンジン2はエンジンカバー3で覆われる。ドライブシ
ャフトハウジング1の下部にはギアケース4が接続さ
れ、このギアケース4にプロペラシャフト(図示せず)
を介してプロペラ5が固着される。エンジン2の回転力
は、ドライブシャフトハウジング1およびギアケース4
内の動力伝達機構を通じてプロペラシャフトに伝達さ
れ、プロペラ5を駆動して船体を推進させるようになっ
ている。なお、符号6は船外機取付用のクランプブラケ
ットである。
フトハウジング1の上部にエンジン2が搭載され、この
エンジン2はエンジンカバー3で覆われる。ドライブシ
ャフトハウジング1の下部にはギアケース4が接続さ
れ、このギアケース4にプロペラシャフト(図示せず)
を介してプロペラ5が固着される。エンジン2の回転力
は、ドライブシャフトハウジング1およびギアケース4
内の動力伝達機構を通じてプロペラシャフトに伝達さ
れ、プロペラ5を駆動して船体を推進させるようになっ
ている。なお、符号6は船外機取付用のクランプブラケ
ットである。
上記船外機のエンジン2は、第3図に示すように多気筒
エンジンが多く、クランクケース7にシリンダブロック
8がV型に配置されて接合されている。各クランプブラ
ケット8に、ピストン9が内設され、これらのピストン
9はクランクケース7内のクランクシャフト10に連結さ
れて、回転駆動力が発生する。
エンジンが多く、クランクケース7にシリンダブロック
8がV型に配置されて接合されている。各クランプブラ
ケット8に、ピストン9が内設され、これらのピストン
9はクランクケース7内のクランクシャフト10に連結さ
れて、回転駆動力が発生する。
クランクケース7の各気筒毎の吸入管11には、リードバ
ルブ装置12が配置される。吸入管11にはインレットケー
ス13が接合され、このインレットケース13の上流側に図
示しないキャブレタおよびエアクリーナが接続される。
新燃料混合気はキャブレタによって生成され、インレッ
トケース13内の各吸気通路14を通り、リードバルブ装置
12に制御されてクランクシャフト10内に導かれ、このク
ランクシャフト10内から各シリンダブロック8へ供給さ
れる。
ルブ装置12が配置される。吸入管11にはインレットケー
ス13が接合され、このインレットケース13の上流側に図
示しないキャブレタおよびエアクリーナが接続される。
新燃料混合気はキャブレタによって生成され、インレッ
トケース13内の各吸気通路14を通り、リードバルブ装置
12に制御されてクランクシャフト10内に導かれ、このク
ランクシャフト10内から各シリンダブロック8へ供給さ
れる。
クランクケース7の外側にはオイルポンプ15が配置され
る。このオイルポンプ15は、潤滑オイル配管16を経て潤
滑オイルインジェクションノズル17に接続される。潤滑
オイルインジェクションノズル17は第3図にも示すよう
にインレットケース13に設置され、その先端部が吸気通
路14内に突出して構成される。
る。このオイルポンプ15は、潤滑オイル配管16を経て潤
滑オイルインジェクションノズル17に接続される。潤滑
オイルインジェクションノズル17は第3図にも示すよう
にインレットケース13に設置され、その先端部が吸気通
路14内に突出して構成される。
上記オイルポンプ15はクランクシャフト10によって駆動
され、潤滑オイルが潤滑オイルインジェクションノズル
17から噴霧される。この潤滑オイルは、インレットケー
ス13内を流れる新燃料混合気とともに、クランクケース
7内へ導かれ、さらにシリンダブロック8内のピストン
9等のエンジン各部へ供給されて、これらを潤滑する。
され、潤滑オイルが潤滑オイルインジェクションノズル
17から噴霧される。この潤滑オイルは、インレットケー
ス13内を流れる新燃料混合気とともに、クランクケース
7内へ導かれ、さらにシリンダブロック8内のピストン
9等のエンジン各部へ供給されて、これらを潤滑する。
(考案が解決しようとする課題) ところで、上記潤滑オイルインジェクションノズル17
は、インレットケース13の各気筒毎に設けられた吸気通
路14に1つずつ設置される。このため、気筒数が増加す
ると潤滑オイルインジェクションノズル17の数も増え、
潤滑オイル配管16の本数も増加し、さらにオイルポンプ
15の構造や上記潤滑オイル配管16のレイアウトが複雑に
なる。
は、インレットケース13の各気筒毎に設けられた吸気通
路14に1つずつ設置される。このため、気筒数が増加す
ると潤滑オイルインジェクションノズル17の数も増え、
潤滑オイル配管16の本数も増加し、さらにオイルポンプ
15の構造や上記潤滑オイル配管16のレイアウトが複雑に
なる。
この考案は、上記事情を考慮してなされたものであり、
多気筒エンジンであっても潤滑オイルインジェクション
ノズルの本数を減少し、オイルポンプの構造や潤滑オイ
ル配管のレイアウトを単純化して、コストおよび重量を
低減できる2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給
装置を提供することを目的とする。
多気筒エンジンであっても潤滑オイルインジェクション
ノズルの本数を減少し、オイルポンプの構造や潤滑オイ
ル配管のレイアウトを単純化して、コストおよび重量を
低減できる2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給
装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この考案は、2サイクル多気筒エンジンのクランクケー
スに接合されたインレットケース内に潤滑オイルインジ
ェクションノズルが設置されて、燃料混合気とともにエ
ンジン内部へ潤滑オイルを供給する2サイクル多気筒エ
ンジンの潤滑オイル供給装置において、上記インレット
ケースには、上記各気筒の吸気通路を連通するバランス
通路が形成され、このバランス通路内に上記潤滑オイル
インジェクションノズルが設置されたことを特徴とする
ものである。
スに接合されたインレットケース内に潤滑オイルインジ
ェクションノズルが設置されて、燃料混合気とともにエ
ンジン内部へ潤滑オイルを供給する2サイクル多気筒エ
ンジンの潤滑オイル供給装置において、上記インレット
ケースには、上記各気筒の吸気通路を連通するバランス
通路が形成され、このバランス通路内に上記潤滑オイル
インジェクションノズルが設置されたことを特徴とする
ものである。
(作用) したがって、この考案に係る2サイクル多気筒エンジン
の潤滑オイル供給装置によれば、バランス通路内に潤滑
オイルインジェクションノズルが設置されることから、
各吸気通路毎に潤滑オイルインジェクションノズルが設
置された場合に比べ、潤滑オイルインジェクションノズ
ルの本数が減少し、このノズルに接続された潤滑オイル
配管のレイアウトが簡単になり、さらにオイルポンプの
構造も簡単になる。このため、装置が単純化し、コスト
および重量を低減できる。
の潤滑オイル供給装置によれば、バランス通路内に潤滑
オイルインジェクションノズルが設置されることから、
各吸気通路毎に潤滑オイルインジェクションノズルが設
置された場合に比べ、潤滑オイルインジェクションノズ
ルの本数が減少し、このノズルに接続された潤滑オイル
配管のレイアウトが簡単になり、さらにオイルポンプの
構造も簡単になる。このため、装置が単純化し、コスト
および重量を低減できる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図はこの考案に係る2サイクル多気筒エンジンの潤
滑オイル供給装置の一実施例が適用されたインレットケ
ースを示す正面図である。この一実施例において、前記
従来例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
滑オイル供給装置の一実施例が適用されたインレットケ
ースを示す正面図である。この一実施例において、前記
従来例と同様な部分は、同一の符号を付すことにより説
明を省略する。
インレットケース13には、気筒毎に形成された各吸気通
路14間を連通するバランス通路としてのバランス溝18が
形成される。このバランス溝18は、両吸気通路14内を連
通して吸入時における脈動を平滑化し、吸気効率を向上
させるものである。潤滑オイルインジェクションノズル
17は、このバランス溝18内にその先端部が突出して配置
される。
路14間を連通するバランス通路としてのバランス溝18が
形成される。このバランス溝18は、両吸気通路14内を連
通して吸入時における脈動を平滑化し、吸気効率を向上
させるものである。潤滑オイルインジェクションノズル
17は、このバランス溝18内にその先端部が突出して配置
される。
したがって、この潤滑オイルインジェクションノズル17
から噴霧された潤滑オイルは、バランス溝18が連通する
両吸気通路14内へ導かれ、これらの吸気通路14内からク
ランクシャフト10やピストン9等のエンジン各部へ供給
されて、これらを潤滑する。
から噴霧された潤滑オイルは、バランス溝18が連通する
両吸気通路14内へ導かれ、これらの吸気通路14内からク
ランクシャフト10やピストン9等のエンジン各部へ供給
されて、これらを潤滑する。
上述のように、吸気通路14毎に潤滑オイルインジェクシ
ョンノズル17を1本ずつ配置するのではなく、これら吸
気通路14を連通するバランス溝18に1本の潤滑オイルイ
ンジェクションノズル17を配置するので、このノズル17
の本数が減少し、潤滑オイル配管16の本数も減って配管
レイアウトが簡単になる。さらに、オイルポンプ15の構
造も単純化する。これらの結果、オイルポンプ15、潤滑
オイル配管16および潤滑オイルインジェクションノズル
17を有して構成された潤滑オイル供給装置の構成が簡単
になり、コストおよび重量を低減できる。
ョンノズル17を1本ずつ配置するのではなく、これら吸
気通路14を連通するバランス溝18に1本の潤滑オイルイ
ンジェクションノズル17を配置するので、このノズル17
の本数が減少し、潤滑オイル配管16の本数も減って配管
レイアウトが簡単になる。さらに、オイルポンプ15の構
造も単純化する。これらの結果、オイルポンプ15、潤滑
オイル配管16および潤滑オイルインジェクションノズル
17を有して構成された潤滑オイル供給装置の構成が簡単
になり、コストおよび重量を低減できる。
なお、インレットケース13の両吸気通路14が、バランス
溝18の代りにバランスチューブで連結された場合には、
このバランスチューブに潤滑オイルインジェクションノ
ズル17が配置されてもよい。
溝18の代りにバランスチューブで連結された場合には、
このバランスチューブに潤滑オイルインジェクションノ
ズル17が配置されてもよい。
以上のようにこの考案に係る2サイクル多気筒エンジン
の潤滑オイル供給装置によれば、インレットケースには
各気筒の吸気通路に連通するバランス通路が形成され、
このバランス通路内に潤滑オイルインジェクションノズ
ルが設置されたことから、潤滑オイルインジェクション
ノズルの本数が減少し、オイルポンプの構造や潤滑オイ
ル配管のレイアウトが単純化して、装置のコストおよび
重量を低減できる。
の潤滑オイル供給装置によれば、インレットケースには
各気筒の吸気通路に連通するバランス通路が形成され、
このバランス通路内に潤滑オイルインジェクションノズ
ルが設置されたことから、潤滑オイルインジェクション
ノズルの本数が減少し、オイルポンプの構造や潤滑オイ
ル配管のレイアウトが単純化して、装置のコストおよび
重量を低減できる。
第1図はこの考案に係る2サイクル多気筒エンジンの潤
滑オイル供給装置の一実施例が適用されたインレットケ
ースを示す正面図、第2図は従来の2サイクル多気筒エ
ンジンの潤滑オイル供給装置が適用された船外機を示す
側面図、第3図は第2図のエンジンを示す断面図、第4
図は第3図のエンジンにおけるインレットケースを示す
正面図である。 2……エンジン、7……クランクケース、9……ピスト
ン、10……クランクシャフト、13……インレットケー
ス、14……吸気通路、15……オイルポンプ、16……潤滑
オイル配管、17……潤滑オイルインジェクションノズ
ル、18……バランス溝。
滑オイル供給装置の一実施例が適用されたインレットケ
ースを示す正面図、第2図は従来の2サイクル多気筒エ
ンジンの潤滑オイル供給装置が適用された船外機を示す
側面図、第3図は第2図のエンジンを示す断面図、第4
図は第3図のエンジンにおけるインレットケースを示す
正面図である。 2……エンジン、7……クランクケース、9……ピスト
ン、10……クランクシャフト、13……インレットケー
ス、14……吸気通路、15……オイルポンプ、16……潤滑
オイル配管、17……潤滑オイルインジェクションノズ
ル、18……バランス溝。
Claims (1)
- 【請求項1】2サイクル多気筒エンジンのクランクケー
スに接合されたインレットケース内に潤滑オイルインジ
ェクションノズルが設置されて、燃料混合気とともにエ
ンジン内部へ潤滑オイルを供給する2サイクル多気筒エ
ンジンの潤滑オイル供給装置において、上記インレット
ケースには、上記各気筒の吸気通路を連通するバランス
通路が形成され、このバランス通路内に上記潤滑オイル
インジェクションノズルが設置されたことを特徴とする
2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2811089U JPH0643447Y2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2811089U JPH0643447Y2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02119909U JPH02119909U (ja) | 1990-09-27 |
JPH0643447Y2 true JPH0643447Y2 (ja) | 1994-11-14 |
Family
ID=31251198
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2811089U Expired - Lifetime JPH0643447Y2 (ja) | 1989-03-14 | 1989-03-14 | 2サイクル多気筒エンジンの潤滑オイル供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0643447Y2 (ja) |
-
1989
- 1989-03-14 JP JP2811089U patent/JPH0643447Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH02119909U (ja) | 1990-09-27 |
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