JP3307233B2 - 船外機のエンジン - Google Patents
船外機のエンジンInfo
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- JP3307233B2 JP3307233B2 JP19493996A JP19493996A JP3307233B2 JP 3307233 B2 JP3307233 B2 JP 3307233B2 JP 19493996 A JP19493996 A JP 19493996A JP 19493996 A JP19493996 A JP 19493996A JP 3307233 B2 JP3307233 B2 JP 3307233B2
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- engine
- fuel pump
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- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 description 2
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 2
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- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000006735 deficit Effects 0.000 description 1
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- 239000002828 fuel tank Substances 0.000 description 1
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 1
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- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B61/00—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
- F02B61/04—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
- F02B61/045—Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines
Landscapes
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Fuel-Injection Apparatus (AREA)
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進用に用い
られる船外機のエンジンに関するものである。
られる船外機のエンジンに関するものである。
【0002】
【従来の技術】多くの船外機のエンジンは、そのクラン
ク軸が鉛直方向を向くように縦置きに船外機に搭載され
ており、クランク軸の回転は下方に長く延びるドライブ
軸を介して船外機の最下部に設けられた推進用のプロペ
ラに伝達されるようになっている。
ク軸が鉛直方向を向くように縦置きに船外機に搭載され
ており、クランク軸の回転は下方に長く延びるドライブ
軸を介して船外機の最下部に設けられた推進用のプロペ
ラに伝達されるようになっている。
【0003】ところで、エンジンが4サイクルエンジン
である場合、エンジン内部には動弁装置駆動用のカム軸
が軸支されている。そして、このカム軸によって燃料ポ
ンプやオイルポンプ等のポンプ類が駆動される場合が多
い。例えば、特公平3−3904号公報に記載の船外機
は、カム軸の下端付近に設けた偏心カムによって燃料ポ
ンプが駆動されるようになっている。
である場合、エンジン内部には動弁装置駆動用のカム軸
が軸支されている。そして、このカム軸によって燃料ポ
ンプやオイルポンプ等のポンプ類が駆動される場合が多
い。例えば、特公平3−3904号公報に記載の船外機
は、カム軸の下端付近に設けた偏心カムによって燃料ポ
ンプが駆動されるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報のようにカム軸の下端付近に設けた偏心カムにより燃
料ポンプを駆動する構成とすると、燃料ポンプの着脱性
が悪くなってエンジンの組立性とメンテナンス性が劣化
するという問題点がある。
報のようにカム軸の下端付近に設けた偏心カムにより燃
料ポンプを駆動する構成とすると、燃料ポンプの着脱性
が悪くなってエンジンの組立性とメンテナンス性が劣化
するという問題点がある。
【0005】
【0006】本発明に係る船外機のエンジンは、このよ
うな問題点を解決するために発明されたもので、その目
的は、燃料ポンプをエンジンケースに着脱し易くし、エ
ンジンの組立性とメンテナンス性の向上を図ることにあ
る。
うな問題点を解決するために発明されたもので、その目
的は、燃料ポンプをエンジンケースに着脱し易くし、エ
ンジンの組立性とメンテナンス性の向上を図ることにあ
る。
【0007】
【0008】
【0009】
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明に係る船外機のエンジンは、特許請求の範囲
に記載したように、クランク軸が鉛直方向を向きピスト
ンがシリンダボア内を水平方向に往復運動するように縦
置きに搭載され、上記クランク軸により上記ピストンの
往復運動を回転運動に変換してドライブ軸を介しプロペ
ラ軸に伝達しプロペラを回転させ、アッパーカバーとロ
アーカバーとを備えてなるエンジンカバーで覆われて上
記ロアーカバー上に固定され、燃料供給装置と燃料ポン
プが上記エンジンカバー内に面してエンジンケースに設
置された船外機のエンジンにおいて、上記燃料ポンプ
を、水平に延びる被動ロッドを進退させることにより燃
料を吐出するプランジャ式とし、この燃料ポンプを上記
エンジンケースの船舶側に面する部分、かつ上記シリン
ダボアの水平中心線がエンジンケースを横切る高さに設
置したことを特徴とする。
め、本発明に係る船外機のエンジンは、特許請求の範囲
に記載したように、クランク軸が鉛直方向を向きピスト
ンがシリンダボア内を水平方向に往復運動するように縦
置きに搭載され、上記クランク軸により上記ピストンの
往復運動を回転運動に変換してドライブ軸を介しプロペ
ラ軸に伝達しプロペラを回転させ、アッパーカバーとロ
アーカバーとを備えてなるエンジンカバーで覆われて上
記ロアーカバー上に固定され、燃料供給装置と燃料ポン
プが上記エンジンカバー内に面してエンジンケースに設
置された船外機のエンジンにおいて、上記燃料ポンプ
を、水平に延びる被動ロッドを進退させることにより燃
料を吐出するプランジャ式とし、この燃料ポンプを上記
エンジンケースの船舶側に面する部分、かつ上記シリン
ダボアの水平中心線がエンジンケースを横切る高さに設
置したことを特徴とする。
【0011】上記のようにして燃料ポンプを設置すれ
ば、燃料ポンプをエンジンケースに着脱し易くなり、エ
ンジンの組立性とメンテナンス性の向上を図ることがで
きる。
ば、燃料ポンプをエンジンケースに着脱し易くなり、エ
ンジンの組立性とメンテナンス性の向上を図ることがで
きる。
【0012】
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
船外機の一例を示す右側面図である。また、図2は船外
機のエンジン部分の縦断面図であり、図3は図2のIII-
III 線に沿う横断面図である。また、図4は図3の IV-
IV線に沿う縦断面図で本発明の一実施形態を示してい
る。
て図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る
船外機の一例を示す右側面図である。また、図2は船外
機のエンジン部分の縦断面図であり、図3は図2のIII-
III 線に沿う横断面図である。また、図4は図3の IV-
IV線に沿う縦断面図で本発明の一実施形態を示してい
る。
【0018】この船外機1は、最上部に箱状のエンジン
カバー2を有しており、その内部にエンジン3が納めら
れている。エンジンカバー2の前面からはステアリング
ハンドル4が前方に延びており、その先端にエンジン3
の出力調整用のスロットルグリップ5が設けられてい
る。エンジン3は、そのクランク軸6が鉛直方向を向く
よう縦置きに搭載されている。
カバー2を有しており、その内部にエンジン3が納めら
れている。エンジンカバー2の前面からはステアリング
ハンドル4が前方に延びており、その先端にエンジン3
の出力調整用のスロットルグリップ5が設けられてい
る。エンジン3は、そのクランク軸6が鉛直方向を向く
よう縦置きに搭載されている。
【0019】エンジンカバー2の下部にはドライブハウ
ジング7が繋がり、ドライブハウジング7の下部にギヤ
ハウジング8が設けられている。ギヤハウジング8の内
部にはプロペラ軸10が軸支され、このプロペラ軸10の後
端にプロペラ11が設けられている。
ジング7が繋がり、ドライブハウジング7の下部にギヤ
ハウジング8が設けられている。ギヤハウジング8の内
部にはプロペラ軸10が軸支され、このプロペラ軸10の後
端にプロペラ11が設けられている。
【0020】一方、ドライブハウジング7内にはエンジ
ン3のクランク軸6下端から鉛直下に延びるドライブ軸
12が軸支されており、このドライブ軸12の下端がベベル
ギヤ等で構成された前後進切換装置13を介しプロペラ軸
10に連携している。
ン3のクランク軸6下端から鉛直下に延びるドライブ軸
12が軸支されており、このドライブ軸12の下端がベベル
ギヤ等で構成された前後進切換装置13を介しプロペラ軸
10に連携している。
【0021】エンジン3の出力はドライブ軸12および前
後進切換装置13を経てプロペラ軸10に伝達され、前後進
切換装置13の切換操作によってプロペラ軸10およびプロ
ペラ11の回転方向を切り換えたりニュートラルにシフト
することができる。
後進切換装置13を経てプロペラ軸10に伝達され、前後進
切換装置13の切換操作によってプロペラ軸10およびプロ
ペラ11の回転方向を切り換えたりニュートラルにシフト
することができる。
【0022】ドライブハウジング7の上部はクランプブ
ラケット15の回転支持部16に回転自在に軸支されてお
り、このクランプブラケット15が船舶17のトランサム
(船尾部)18に固定される。したがって、船外機1は船
体17に対し 360゜回転可能に設けられ、ステアリングハ
ンドル4を回動することにより船外機1全体の向きを変
えて船体17の操舵を行うことができる。
ラケット15の回転支持部16に回転自在に軸支されてお
り、このクランプブラケット15が船舶17のトランサム
(船尾部)18に固定される。したがって、船外機1は船
体17に対し 360゜回転可能に設けられ、ステアリングハ
ンドル4を回動することにより船外機1全体の向きを変
えて船体17の操舵を行うことができる。
【0023】ところで、エンジンカバー2は、例えば金
属製のロアーカバー2aの上にシール部材19を挟んで合
成樹脂製のアッパーカバー2bが着脱可能に被装された
構造となっており、ロアーカバー2aの上にエンジン3
が固定されている。なお、ステアリングハンドル4はロ
アーカバー2aに一体的に設けられており、アッパーカ
バー2bの後上部には空気取入口20と引き起こしハンド
ルを兼ねた防水カバー21が設けられている。
属製のロアーカバー2aの上にシール部材19を挟んで合
成樹脂製のアッパーカバー2bが着脱可能に被装された
構造となっており、ロアーカバー2aの上にエンジン3
が固定されている。なお、ステアリングハンドル4はロ
アーカバー2aに一体的に設けられており、アッパーカ
バー2bの後上部には空気取入口20と引き起こしハンド
ルを兼ねた防水カバー21が設けられている。
【0024】エンジン3は、例えば4サイクルOHV形
式の単気筒エンジンであり、以下のように構成されてい
る。
式の単気筒エンジンであり、以下のように構成されてい
る。
【0025】まず、エンジンカバー2のロアーカバー2
a上にエンジンケース23が固定されている。このエンジ
ンケース23は、下側のクランクケース23aと上側のシリ
ンダブロック23bとが接合されて構成されている。シリ
ンダブロック23bには後方に向かって水平に延びる筒状
のシリンダスリーブ24が一体に形成されており、このシ
リンダスリーブ24の後端にシリンダヘッド25およびヘッ
ドカバー26が固定される。
a上にエンジンケース23が固定されている。このエンジ
ンケース23は、下側のクランクケース23aと上側のシリ
ンダブロック23bとが接合されて構成されている。シリ
ンダブロック23bには後方に向かって水平に延びる筒状
のシリンダスリーブ24が一体に形成されており、このシ
リンダスリーブ24の後端にシリンダヘッド25およびヘッ
ドカバー26が固定される。
【0026】シリンダスリーブ24の内側にはシリンダボ
ア27が形成され、シリンダヘッド25にはシリンダボア27
に整合する燃焼室28が形成されている。また、シリンダ
ヘッド25内には燃焼室28に繋がる吸気ポート29と排気ポ
ート30が形成されるとともに、これら2つのポート29,3
0 を開閉する吸気バルブ31および排気バルブ32がセット
され、さらに各バルブ31,32 を開閉させる動弁装置33が
組み込まれている。なお、燃焼室28には点火プラグ34が
設けられている。
ア27が形成され、シリンダヘッド25にはシリンダボア27
に整合する燃焼室28が形成されている。また、シリンダ
ヘッド25内には燃焼室28に繋がる吸気ポート29と排気ポ
ート30が形成されるとともに、これら2つのポート29,3
0 を開閉する吸気バルブ31および排気バルブ32がセット
され、さらに各バルブ31,32 を開閉させる動弁装置33が
組み込まれている。なお、燃焼室28には点火プラグ34が
設けられている。
【0027】一方、クランク軸6は、クランクケース23
a側に設けられたメタル軸受35と、シリンダブロック23
b側に設けられたベアリング36とによって回転自在に軸
支されている。クランク軸6の中間部には上下一対のク
ランクウェブ6a,6bが形成され、その間にクランク
ピン6cが偏心して設けられている。
a側に設けられたメタル軸受35と、シリンダブロック23
b側に設けられたベアリング36とによって回転自在に軸
支されている。クランク軸6の中間部には上下一対のク
ランクウェブ6a,6bが形成され、その間にクランク
ピン6cが偏心して設けられている。
【0028】シリンダボア27にはピストン37が摺動自在
に挿入されており、このピストン37に設けられたピスト
ンピン37aと、クランク軸6のクランクピン6cとの間
がコンロッド38で連結され、これによってシリンダボア
27内におけるピストン37の往復運動がクランク軸6の回
転運動に変換される。クランク軸6の下端にはドライブ
軸12の上端がスプライン嵌合等により回転一体に連結さ
れているため、クランク軸6の回転がそのままドライブ
軸12に伝達される。
に挿入されており、このピストン37に設けられたピスト
ンピン37aと、クランク軸6のクランクピン6cとの間
がコンロッド38で連結され、これによってシリンダボア
27内におけるピストン37の往復運動がクランク軸6の回
転運動に変換される。クランク軸6の下端にはドライブ
軸12の上端がスプライン嵌合等により回転一体に連結さ
れているため、クランク軸6の回転がそのままドライブ
軸12に伝達される。
【0029】ところで、図3および図4に示すように、
エンジンケース23内にはクランク軸6に平行してバラン
サ軸40とカム軸41が軸支されている。この2本の軸40,4
1 は、その下端がクランクケース23a側に軸支され、上
端がシリンダブロック23b側に軸支されている。
エンジンケース23内にはクランク軸6に平行してバラン
サ軸40とカム軸41が軸支されている。この2本の軸40,4
1 は、その下端がクランクケース23a側に軸支され、上
端がシリンダブロック23b側に軸支されている。
【0030】バランサ軸40は、ピストン37の往復運動に
伴う慣性力およびクランクウェブ6a,6bの回転運動
に伴う遠心力に起因して発生するエンジン振動を緩和す
るための回転軸である。一方、カム軸41は、シリンダヘ
ッド25に組み込まれた動弁装置33を駆動するための回転
軸である。例えば、バランサ軸40はクランク軸6の左側
に配置され、カム軸41はバランサ軸40の反対側、即ちク
ランク軸6の右側に配置されている。
伴う慣性力およびクランクウェブ6a,6bの回転運動
に伴う遠心力に起因して発生するエンジン振動を緩和す
るための回転軸である。一方、カム軸41は、シリンダヘ
ッド25に組み込まれた動弁装置33を駆動するための回転
軸である。例えば、バランサ軸40はクランク軸6の左側
に配置され、カム軸41はバランサ軸40の反対側、即ちク
ランク軸6の右側に配置されている。
【0031】クランク軸6の上側のクランクウェブ6a
の上方にはバランサドライブギヤ42が固定されており、
このバランサドライブギヤ42はバランサ軸40に設けられ
たバランサドリブンギヤ43に噛み合っている。また、ク
ランク軸6の下側のクランクウェブ6bの下方にはカム
ドライブギヤ44が固定されており、このカムドライブギ
ヤ44はカム軸41に設けられたカムドリブンギヤ45に噛み
合っている。
の上方にはバランサドライブギヤ42が固定されており、
このバランサドライブギヤ42はバランサ軸40に設けられ
たバランサドリブンギヤ43に噛み合っている。また、ク
ランク軸6の下側のクランクウェブ6bの下方にはカム
ドライブギヤ44が固定されており、このカムドライブギ
ヤ44はカム軸41に設けられたカムドリブンギヤ45に噛み
合っている。
【0032】バランサドライブギヤ42とバランサドリブ
ンギヤ43の歯数は同一であり、カムドライブギヤ44の歯
数はカムドリブンギヤ45の歯数の2分の1である。した
がって、クランク軸6が回転すると、バランサ軸40は等
速で逆方向に回転駆動され、カム軸41は2分の1の速度
で同じく逆方向に回転駆動される。なお、バランサ軸40
の下端にはエンジン3潤滑用のオイルポンプ46が設けら
れており、このオイルポンプ46がバランサ軸40の回転に
よって駆動されるようになっている。
ンギヤ43の歯数は同一であり、カムドライブギヤ44の歯
数はカムドリブンギヤ45の歯数の2分の1である。した
がって、クランク軸6が回転すると、バランサ軸40は等
速で逆方向に回転駆動され、カム軸41は2分の1の速度
で同じく逆方向に回転駆動される。なお、バランサ軸40
の下端にはエンジン3潤滑用のオイルポンプ46が設けら
れており、このオイルポンプ46がバランサ軸40の回転に
よって駆動されるようになっている。
【0033】カム軸41には吸気カム41aと排気カム41b
が形成されており、カム軸41の回転に伴う吸気カム41a
および排気カム41bの動きが2個のタペット48および2
本のプッシュロッド49を介して動弁装置33に伝達され、
動弁装置33が駆動される。
が形成されており、カム軸41の回転に伴う吸気カム41a
および排気カム41bの動きが2個のタペット48および2
本のプッシュロッド49を介して動弁装置33に伝達され、
動弁装置33が駆動される。
【0034】一方、バランサ軸40には上下2つのバラン
スウェイト40a,40bが一体に形成されている。これら
のバランスウェイト40a,40bはシリンダボア27の水平
中心線C(図4に表示)を挟む形で上下均等に配置され
ており、この上下のバランスウェイト40a,40bの間に
偏心カム40cが形成されている。また、2つのバランス
ウェイト40a,40bの偏心方向と偏心カム40cの偏心方
向は同一方向とされている。
スウェイト40a,40bが一体に形成されている。これら
のバランスウェイト40a,40bはシリンダボア27の水平
中心線C(図4に表示)を挟む形で上下均等に配置され
ており、この上下のバランスウェイト40a,40bの間に
偏心カム40cが形成されている。また、2つのバランス
ウェイト40a,40bの偏心方向と偏心カム40cの偏心方
向は同一方向とされている。
【0035】そして、エンジンカバー2内に面してエン
ジンケース23に設けられた燃料ポンプ50がバランサ
軸40の偏心カム40cによって駆動されるようになっ
ている。この燃料ポンプ50は、その水平に延びた被動
ロッド50aを進退させることにより燃料が吐出される
プランジャ式である。
ジンケース23に設けられた燃料ポンプ50がバランサ
軸40の偏心カム40cによって駆動されるようになっ
ている。この燃料ポンプ50は、その水平に延びた被動
ロッド50aを進退させることにより燃料が吐出される
プランジャ式である。
【0036】燃料ポンプ50の設置位置は、エンジンケ
ース23の船舶17側に面する部分、具体的にはバラン
サ軸40の近傍となるシリンダブロック23bの前面に
設置されており、燃料ポンプ50の設置高さはシリンダ
ボア27の水平中心線Cがエンジンケースを横切る高さ
に合致している。したがって、燃料ポンプ50の被動ロ
ッド50aの高さとバランサ軸40に設けられた偏心カ
ム40cの高さは一致している。
ース23の船舶17側に面する部分、具体的にはバラン
サ軸40の近傍となるシリンダブロック23bの前面に
設置されており、燃料ポンプ50の設置高さはシリンダ
ボア27の水平中心線Cがエンジンケースを横切る高さ
に合致している。したがって、燃料ポンプ50の被動ロ
ッド50aの高さとバランサ軸40に設けられた偏心カ
ム40cの高さは一致している。
【0037】図4に示すように、燃料ポンプ50には吸入
側ユニオン50bと吐出側ユニオン50cが設けられてお
り、吸入側ユニオン50bに接続される燃料ホースの他端
が燃料タンク(非図示)に接続され、吐出側ユニオン50
cに接続される燃料ホースの他端がキャブレタ等の燃料
供給装置(非図示)に接続される。
側ユニオン50bと吐出側ユニオン50cが設けられてお
り、吸入側ユニオン50bに接続される燃料ホースの他端
が燃料タンク(非図示)に接続され、吐出側ユニオン50
cに接続される燃料ホースの他端がキャブレタ等の燃料
供給装置(非図示)に接続される。
【0038】エンジン3は以上のように構成されてい
る。なお、エンジン3の上部には発電用のフライホイー
ルマグネト装置51とロープリコイル式の始動装置52が設
けられている。
る。なお、エンジン3の上部には発電用のフライホイー
ルマグネト装置51とロープリコイル式の始動装置52が設
けられている。
【0039】このエンジン3が始動すると、クランク軸
6の回転によってバランサ軸40が回転駆動され、バラン
サ軸40に設けられた2つのバランスウェイト40a,40b
の遠心力により、ピストン37の慣性力およびクランクウ
ェブ6a,6bの遠心力に起因するエンジン振動が打ち
消される。このため、エンジン3の静粛性が大きく向上
する。
6の回転によってバランサ軸40が回転駆動され、バラン
サ軸40に設けられた2つのバランスウェイト40a,40b
の遠心力により、ピストン37の慣性力およびクランクウ
ェブ6a,6bの遠心力に起因するエンジン振動が打ち
消される。このため、エンジン3の静粛性が大きく向上
する。
【0040】同時に、バランサ軸40の偏心カム40cが回
転することにより燃料ポンプ50の被動ロッド50aが周期
的に押圧されて燃料の吐出が行われ、キャブレタ等の燃
料供給装置に燃料が供給される。
転することにより燃料ポンプ50の被動ロッド50aが周期
的に押圧されて燃料の吐出が行われ、キャブレタ等の燃
料供給装置に燃料が供給される。
【0041】このエンジン3のように、クランク軸6と
等速で回転するバランサ軸40に偏心カム40cを形成し、
この偏心カム40cで燃料ポンプ50を駆動するように構成
すれば、燃料ポンプ50をクランク軸6と同じ駆動回転速
度で速く駆動することができる。
等速で回転するバランサ軸40に偏心カム40cを形成し、
この偏心カム40cで燃料ポンプ50を駆動するように構成
すれば、燃料ポンプ50をクランク軸6と同じ駆動回転速
度で速く駆動することができる。
【0042】このため、クランク軸6の半分の回転速度
で回転するカム軸41で燃料ポンプ50を駆動した場合に比
較し、燃料ポンプ50の容量が小さくても充分な燃料吐出
量を得ることができ、燃料ポンプ50およびエンジン3自
体の小形化を図ることができる。
で回転するカム軸41で燃料ポンプ50を駆動した場合に比
較し、燃料ポンプ50の容量が小さくても充分な燃料吐出
量を得ることができ、燃料ポンプ50およびエンジン3自
体の小形化を図ることができる。
【0043】また、燃料ポンプ50の設置高さをシリンダ
ボア27の水平中心線Cの高さに合わせたので、燃料ポン
プ50をエンジンケース23に着脱し易く、これによってエ
ンジン3の組立性とメンテナンス性の大幅な向上を図る
ことができる。
ボア27の水平中心線Cの高さに合わせたので、燃料ポン
プ50をエンジンケース23に着脱し易く、これによってエ
ンジン3の組立性とメンテナンス性の大幅な向上を図る
ことができる。
【0044】さらに、バランサ軸40のバランスウェイト
40a,40bをシリンダボア27の水平中心線Cを挟む形で
上下均等に配置し、この上下のバランスウェイト40a,
40bの間に偏心カム40cを形成したため、バランスウェ
イト40a,40bが偶力を発生することがなく、バランサ
軸40による防振効果を損わずにバランサ軸40で燃料ポン
プ50を駆動することができる。
40a,40bをシリンダボア27の水平中心線Cを挟む形で
上下均等に配置し、この上下のバランスウェイト40a,
40bの間に偏心カム40cを形成したため、バランスウェ
イト40a,40bが偶力を発生することがなく、バランサ
軸40による防振効果を損わずにバランサ軸40で燃料ポン
プ50を駆動することができる。
【0045】しかも、バランサ軸40のバランスウェイト
40a,40bの偏心方向と偏心カム40cの偏心方向を同一
方向としたため、偏心カム40cの遠心力がバランスウェ
イト40a,40bの遠心力を打ち消すことがなく、この点
でもバランサ軸40による防振効果を損なうことなくバラ
ンサ軸40で燃料ポンプ50を駆動することができる。
40a,40bの偏心方向と偏心カム40cの偏心方向を同一
方向としたため、偏心カム40cの遠心力がバランスウェ
イト40a,40bの遠心力を打ち消すことがなく、この点
でもバランサ軸40による防振効果を損なうことなくバラ
ンサ軸40で燃料ポンプ50を駆動することができる。
【0046】また、このエンジン3は、クランク軸6の
一側にバランサ軸40を、他側にカム軸41を配置したた
め、平面視でエンジンケース23の一側(本実施形態では
右側)にカム軸41が突出し、他側(左側)にバランサ軸
40が突出するのでエンジン3の両側のスペースが有効に
活用され、船外機1のエンジンルーム内(エンジンカバ
ー2の内部空間)におけるスペース効率を向上させるこ
とができる。
一側にバランサ軸40を、他側にカム軸41を配置したた
め、平面視でエンジンケース23の一側(本実施形態では
右側)にカム軸41が突出し、他側(左側)にバランサ軸
40が突出するのでエンジン3の両側のスペースが有効に
活用され、船外機1のエンジンルーム内(エンジンカバ
ー2の内部空間)におけるスペース効率を向上させるこ
とができる。
【0047】なお、本実施形態ではエンジン3が4サイ
クルOHV形式の単気筒エンジンとされているが、クラ
ンク軸と等速で回転するバランサ軸を備えたエンジンで
あれば、例えば多気筒の4サイクルエンジンや、OHC
形式のエンジン、あるいは2サイクルエンジン等にも本
発明に係る構成を適用することができる。また、船外機
以外に用いられているエンジンにも本発明に係る構成を
適用することができる。
クルOHV形式の単気筒エンジンとされているが、クラ
ンク軸と等速で回転するバランサ軸を備えたエンジンで
あれば、例えば多気筒の4サイクルエンジンや、OHC
形式のエンジン、あるいは2サイクルエンジン等にも本
発明に係る構成を適用することができる。また、船外機
以外に用いられているエンジンにも本発明に係る構成を
適用することができる。
【0048】さらに、本発明の応用例として、バランサ
軸以外の回転軸で、クランク軸の回転が等速伝達される
回転軸に偏心カムを形成し、この回転軸で燃料ポンプを
駆動することも考えられる。
軸以外の回転軸で、クランク軸の回転が等速伝達される
回転軸に偏心カムを形成し、この回転軸で燃料ポンプを
駆動することも考えられる。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機のエンジンは、クランク軸が鉛直方向を向きピストン
がシリンダボア内を水平方向に往復運動するように縦置
きに搭載され、上記クランク軸により上記ピストンの往
復運動を回転運動に変換してドライブ軸を介しプロペラ
軸に伝達しプロペラを回転させ、アッパーカバーとロア
ーカバーとを備えてなるエンジンカバーで覆われて上記
ロアーカバー上に固定され、燃料供給装置と燃料ポンプ
が上記エンジンカバー内に面してエンジンケースに設置
された船外機のエンジンにおいて、上記燃料ポンプを、
水平に延びる被動ロッドを進退させることにより燃料を
吐出するプランジャ式とし、この燃料ポンプを上記エン
ジンケースの船舶側に面する部分、かつ上記シリンダボ
アの水平中心線がエンジンケースを横切る高さに設置し
たことを特徴とするため、燃料ポンプをエンジンケース
に着脱し易くなり、エンジンの組立性とメンテナンス性
の向上を図ることができる。
機のエンジンは、クランク軸が鉛直方向を向きピストン
がシリンダボア内を水平方向に往復運動するように縦置
きに搭載され、上記クランク軸により上記ピストンの往
復運動を回転運動に変換してドライブ軸を介しプロペラ
軸に伝達しプロペラを回転させ、アッパーカバーとロア
ーカバーとを備えてなるエンジンカバーで覆われて上記
ロアーカバー上に固定され、燃料供給装置と燃料ポンプ
が上記エンジンカバー内に面してエンジンケースに設置
された船外機のエンジンにおいて、上記燃料ポンプを、
水平に延びる被動ロッドを進退させることにより燃料を
吐出するプランジャ式とし、この燃料ポンプを上記エン
ジンケースの船舶側に面する部分、かつ上記シリンダボ
アの水平中心線がエンジンケースを横切る高さに設置し
たことを特徴とするため、燃料ポンプをエンジンケース
に着脱し易くなり、エンジンの組立性とメンテナンス性
の向上を図ることができる。
【0050】
【0051】
【0052】
【0053】
【0054】
【0055】
【図1】本発明に係る船外機の一例を示す右側面図。
【図2】船外機のエンジン部分の縦断面図。
【図3】図2のIII-III 線に沿う横断面図。
【図4】図3の IV-IV線に沿う縦断面図によって本発明
の一実施形態を示す図。
の一実施形態を示す図。
1 船外機 3 エンジン 6 クランク軸 23 エンジンケース 27 シリンダボア 50 燃料ポンプ C シリンダボアの水平中心線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F02B 67/00 F02B 77/00 B63H 20/00 F02M 37/04 F02M 37/06 F16F 15/26
Claims (1)
- 【請求項1】 クランク軸が鉛直方向を向きピストンが
シリンダボア内を水平方向に往復運動するように縦置き
に搭載され、上記クランク軸により上記ピストンの往復
運動を回転運動に変換してドライブ軸を介しプロペラ軸
に伝達しプロペラを回転させ、アッパーカバーとロアー
カバーとを備えてなるエンジンカバーで覆われて上記ロ
アーカバー上に固定され、燃料供給装置と燃料ポンプが
上記エンジンカバー内に面してエンジンケースに設置さ
れた船外機のエンジンにおいて、上記燃料ポンプを、水
平に延びる被動ロッドを進退させることにより燃料を吐
出するプランジャ式とし、この燃料ポンプを上記エンジ
ンケースの船舶側に面する部分、かつ上記シリンダボア
の水平中心線がエンジンケースを横切る高さに設置した
ことを特徴とする船外機のエンジン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19493996A JP3307233B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 船外機のエンジン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP19493996A JP3307233B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 船外機のエンジン |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001283552A Division JP2002155821A (ja) | 2001-09-18 | 2001-09-18 | 船外機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1037757A JPH1037757A (ja) | 1998-02-10 |
JP3307233B2 true JP3307233B2 (ja) | 2002-07-24 |
Family
ID=16332858
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP19493996A Expired - Fee Related JP3307233B2 (ja) | 1996-07-24 | 1996-07-24 | 船外機のエンジン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3307233B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3343000A1 (en) * | 2016-12-28 | 2018-07-04 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Outboard motor |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE19928416A1 (de) * | 1999-12-15 | 2001-07-05 | Audi Ag | Ausgleichswelle für Verbrennungsmotoren |
JP4161202B2 (ja) * | 2003-06-20 | 2008-10-08 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジンにおけるバランサハウジングの取付構造 |
JP4736512B2 (ja) * | 2005-04-07 | 2011-07-27 | スズキ株式会社 | 船外機の燃料噴射システム |
JP2014009632A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Mazda Motor Corp | エンジンの高圧燃料ポンプ装置 |
JP2014009633A (ja) * | 2012-06-29 | 2014-01-20 | Mazda Motor Corp | エンジンの高圧燃料供給装置 |
JP6761205B2 (ja) * | 2016-07-12 | 2020-09-23 | 三菱自動車工業株式会社 | エンジン |
-
1996
- 1996-07-24 JP JP19493996A patent/JP3307233B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP3343000A1 (en) * | 2016-12-28 | 2018-07-04 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Outboard motor |
US10293907B2 (en) | 2016-12-28 | 2019-05-21 | Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha | Outboard motor |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH1037757A (ja) | 1998-02-10 |
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