JPH0642132Y2 - 自動変速機の変速制御装置 - Google Patents
自動変速機の変速制御装置Info
- Publication number
- JPH0642132Y2 JPH0642132Y2 JP1987111854U JP11185487U JPH0642132Y2 JP H0642132 Y2 JPH0642132 Y2 JP H0642132Y2 JP 1987111854 U JP1987111854 U JP 1987111854U JP 11185487 U JP11185487 U JP 11185487U JP H0642132 Y2 JPH0642132 Y2 JP H0642132Y2
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- Japan
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- shift mode
- range
- manual
- automatic
- vehicle
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- Control Of Transmission Device (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、手動による変速モードの切り換えにより手動
変速も可能な自動変速機の変速制御装置、特にそのうち
の変速モード切換部に関するものである。
変速も可能な自動変速機の変速制御装置、特にそのうち
の変速モード切換部に関するものである。
(従来の技術) 無段変速機か有段変速機かを問わず自動変速機は変速比
を自動的に決定するため操作性に優れるが、一方で変速
比が走行条件毎に固定のため、運転者の技量や好みに合
わない場合がある。
を自動的に決定するため操作性に優れるが、一方で変速
比が走行条件毎に固定のため、運転者の技量や好みに合
わない場合がある。
そこで従来、トヨタ自動車(株)製ECT-S型自動変速機
やマツダ(株)製EC-AT型自動変速機に見られる如く、
変速モード選択スイッチを手動変速モードにしておくこ
とで変速比を運転者が手動選択できるようにしたものが
開発されている。
やマツダ(株)製EC-AT型自動変速機に見られる如く、
変速モード選択スイッチを手動変速モードにしておくこ
とで変速比を運転者が手動選択できるようにしたものが
開発されている。
(考案が解決しようとする課題) しかし、従来の技術はいずれも手動変速モードを一旦選
択すると、この状態を保持し続けるものであったため、
一旦下車し、次に車両を運転する時、走行条件が変わっ
て自動変速モードにしなければならないところながら、
変速モード選択スイッチを手動変速モードから手動変速
モードに戻すのを忘れたり、この状態のまま運転者が交
替すると、手動変速モードのまま走行することとなり、
運転性を大幅に損なう。
択すると、この状態を保持し続けるものであったため、
一旦下車し、次に車両を運転する時、走行条件が変わっ
て自動変速モードにしなければならないところながら、
変速モード選択スイッチを手動変速モードから手動変速
モードに戻すのを忘れたり、この状態のまま運転者が交
替すると、手動変速モードのまま走行することとなり、
運転性を大幅に損なう。
なお、従来、特開昭62-106161号公報に記載のように、
変速段保持モード(手動変速モード)にした状態で一
旦、エンジンスロットル開度を0にし且つ車速を微少設
定値以下にして停車させると、この停車を検知して、変
速段を停車前の変速段より低速段へ変速させ、これによ
り発進不能になることのないようにする技術も先に提案
された。
変速段保持モード(手動変速モード)にした状態で一
旦、エンジンスロットル開度を0にし且つ車速を微少設
定値以下にして停車させると、この停車を検知して、変
速段を停車前の変速段より低速段へ変速させ、これによ
り発進不能になることのないようにする技術も先に提案
された。
しかしこの技術では、停車時に低速段への変速を行わせ
るも、モードの切り換えがなされる訳ではなく、以後も
相変わらず手動変速モードでの走行が継続され、問題解
決とならない。又停車を、スロットル開度が0で且つ車
速が微少設定値以下であることをもって検出するため、
この検出により変速モードを手動変速モードから自動変
速モードに切り換える構成を採用する場合、レンジを非
走行レンジに切り換えないまま停車する、例えば信号待
ちの度に上記変速モードの切り換えが不必要になされる
こととなって、はなはだ煩わしい。
るも、モードの切り換えがなされる訳ではなく、以後も
相変わらず手動変速モードでの走行が継続され、問題解
決とならない。又停車を、スロットル開度が0で且つ車
速が微少設定値以下であることをもって検出するため、
この検出により変速モードを手動変速モードから自動変
速モードに切り換える構成を採用する場合、レンジを非
走行レンジに切り換えないまま停車する、例えば信号待
ちの度に上記変速モードの切り換えが不必要になされる
こととなって、はなはだ煩わしい。
本考案は、このような煩わしさを生ずることなく、的確
に変速モードを切り換えて、前記変速モードの切り換え
忘れに関する問題を解消し得るようにした自動変速機の
変装制御装置を提供することを目的とする。
に変速モードを切り換えて、前記変速モードの切り換え
忘れに関する問題を解消し得るようにした自動変速機の
変装制御装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) この目的のため本考案の変速制御装置は第1図に示す如
く、 手動により自動変速モードと手動変速モードを切り換え
ることができ、自動変速モードが選択された前進走行レ
ンジで変速比を自動変化させることができ、手動変速モ
ードを選択することで手動による変速比の変更ができ、
非走行レンジである中立レンジおよび駐車レンジで車両
を駐停車させ得るようにした自動変速機において、 前記非走行レンジの選択を検出する非走行レンジ検出手
段と、 該手段からの非走行レンジの選択を示す信号に応答し
て、前記手動変速モードから自動変速モードへの切換え
を行う変速モード切換手段とを設けたものである。
く、 手動により自動変速モードと手動変速モードを切り換え
ることができ、自動変速モードが選択された前進走行レ
ンジで変速比を自動変化させることができ、手動変速モ
ードを選択することで手動による変速比の変更ができ、
非走行レンジである中立レンジおよび駐車レンジで車両
を駐停車させ得るようにした自動変速機において、 前記非走行レンジの選択を検出する非走行レンジ検出手
段と、 該手段からの非走行レンジの選択を示す信号に応答し
て、前記手動変速モードから自動変速モードへの切換え
を行う変速モード切換手段とを設けたものである。
(作用) 自動変速モードの選択中自動変速機は、前進走行レンジ
にしておくと、変速比を走行条件に応じて自動変化さ
せ、車両を好適変速比で走行させることができる。ここ
で運転者が上記変速比の変更を希望して手動変速モード
を選択すると、自動変速機は手動による変速比の変速を
行って、車両を運転者が希望する変速比で走行させるこ
とができる。
にしておくと、変速比を走行条件に応じて自動変化さ
せ、車両を好適変速比で走行させることができる。ここ
で運転者が上記変速比の変更を希望して手動変速モード
を選択すると、自動変速機は手動による変速比の変速を
行って、車両を運転者が希望する変速比で走行させるこ
とができる。
ところで自動変速機を、一旦下車するため非走行レンジ
にすると、非走行レンジ検出手段がこれを検出し、該手
段からの信号により変速モード切換手段は自動変速機を
手動変速モードから自動変速モードに切換える。従っ
て、運転者が上記の下車時に手動変速モードから自動変
速モードに戻すのを忘れたり、この状態のまま運転者が
交替しても、次の走行に際し乗車して自動変速機を前進
走行レンジにした時は、必ず自動変速モードにされてい
ることとなり、当該次の走行では走行条件が変わってい
るのにもかかわらず、手動変速モードのまま走行し続け
て運転性や燃費を悪化させるといった問題をなくすこと
ができる。
にすると、非走行レンジ検出手段がこれを検出し、該手
段からの信号により変速モード切換手段は自動変速機を
手動変速モードから自動変速モードに切換える。従っ
て、運転者が上記の下車時に手動変速モードから自動変
速モードに戻すのを忘れたり、この状態のまま運転者が
交替しても、次の走行に際し乗車して自動変速機を前進
走行レンジにした時は、必ず自動変速モードにされてい
ることとなり、当該次の走行では走行条件が変わってい
るのにもかかわらず、手動変速モードのまま走行し続け
て運転性や燃費を悪化させるといった問題をなくすこと
ができる。
又、上記のモード切り換えを単純に停車の検知により行
うのでなく、下車時における非走行レンジへの切り換え
を検知して行うから、信号待ち等で停車する度に不必要
に自動変速モードへの切り換えがなされる煩わしさを生
ずることもない。
うのでなく、下車時における非走行レンジへの切り換え
を検知して行うから、信号待ち等で停車する度に不必要
に自動変速モードへの切り換えがなされる煩わしさを生
ずることもない。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。
第2図は本考案一実施の態様で、図中1はエンジンを示
す。エンジン1のクランクシャフト1aは流体継手2、前
後進切換ユニット3を介して無段変速機4の入力軸5に
駆動結合し、無段変速機4の出力軸6をファイナルドラ
イブユニット7を介して駆動車輪8,9の車軸8a,9aに駆動
結合する。
す。エンジン1のクランクシャフト1aは流体継手2、前
後進切換ユニット3を介して無段変速機4の入力軸5に
駆動結合し、無段変速機4の出力軸6をファイナルドラ
イブユニット7を介して駆動車輪8,9の車軸8a,9aに駆動
結合する。
エンジン1は運転者が開度制御するスロットルバルブ10
に応じて出力を加減され、この出力を流体継手2を経て
前後進切換ユニット3に入力する。このユニット3はダ
ブルピニオン型プラネタリギヤ組3aと、前進クラッチ3b
と、後進ブレーキ3cとで構成し、クラッチ3bの作動時ク
ランクシャフト1aからのエンジン動力をそのまま変速機
入力軸5に伝達して車両の前進を可能ならしめ、ブレー
キ3cの作動時エンジン動力を逆転して変速機入力軸5に
伝達し、車両の後退を可能ならしめるものとする。
に応じて出力を加減され、この出力を流体継手2を経て
前後進切換ユニット3に入力する。このユニット3はダ
ブルピニオン型プラネタリギヤ組3aと、前進クラッチ3b
と、後進ブレーキ3cとで構成し、クラッチ3bの作動時ク
ランクシャフト1aからのエンジン動力をそのまま変速機
入力軸5に伝達して車両の前進を可能ならしめ、ブレー
キ3cの作動時エンジン動力を逆転して変速機入力軸5に
伝達し、車両の後退を可能ならしめるものとする。
変速機4は入出力軸5,6に夫々駆動結合したプーリ13,14
と、これらプーリ間に掛け渡したVベルト15とよりなる
Vベルト式無段変速機とし、両プーリ13,14の可動フラ
ンジ13a,14aを夫々2点鎖線で示す如く軸線方向へ変位
させてVベルトの巻掛け円弧径を変えることにより、入
力軸5への可逆転動力を出力軸6へ可変変速比で伝達し
得るものとする。なお、かかる変速比の変更、つまり可
動フランジ13a,14aの変位は変速制御ユニット16により
これを行うものとする。
と、これらプーリ間に掛け渡したVベルト15とよりなる
Vベルト式無段変速機とし、両プーリ13,14の可動フラ
ンジ13a,14aを夫々2点鎖線で示す如く軸線方向へ変位
させてVベルトの巻掛け円弧径を変えることにより、入
力軸5への可逆転動力を出力軸6へ可変変速比で伝達し
得るものとする。なお、かかる変速比の変更、つまり可
動フランジ13a,14aの変位は変速制御ユニット16により
これを行うものとする。
無段変速機4は更に、便宜上これから分離して図示した
セレクトレバー11及び手動変速機構としての手動変速レ
バー12を具え、これらを運転者が操作するものとする。
セレクトレバー11のD位置において無段変速機4は車両
の前進自動変速走行を可能にし、セレクトレバー11のN,
P位置(非走行レンジ)において無段変速機4は車両の
駐停車を可能にし、セレクトレバー11のR位置において
無段変速機4は車両の後退走行を可能にする。又手動変
速レバー12はH位置とL位置との間の任意位置に操作さ
れ、セレクトレバー11のD位置において手動変速を行う
ものである。しかして、手動変速レバー12のH位置にお
いて変速比は自動変速による変速比にされ、L位置へ向
かうにつれ変速比が大減速比となるよう変更されるもの
とする。
セレクトレバー11及び手動変速機構としての手動変速レ
バー12を具え、これらを運転者が操作するものとする。
セレクトレバー11のD位置において無段変速機4は車両
の前進自動変速走行を可能にし、セレクトレバー11のN,
P位置(非走行レンジ)において無段変速機4は車両の
駐停車を可能にし、セレクトレバー11のR位置において
無段変速機4は車両の後退走行を可能にする。又手動変
速レバー12はH位置とL位置との間の任意位置に操作さ
れ、セレクトレバー11のD位置において手動変速を行う
ものである。しかして、手動変速レバー12のH位置にお
いて変速比は自動変速による変速比にされ、L位置へ向
かうにつれ変速比が大減速比となるよう変更されるもの
とする。
ファイナルドライブユニット7は変速機出力軸6からの
動力を減速するリダクションギヤ組17と、これからの減
速動力をディファレンシャルギヤ19に伝えるファイナル
ドライブギヤ組18とよりなり、ディファレンシャルギヤ
19はファイナルドライブギヤ組18からの動力を両駆動車
輪8,9に分配出力して車両の走行を可能にする。
動力を減速するリダクションギヤ組17と、これからの減
速動力をディファレンシャルギヤ19に伝えるファイナル
ドライブギヤ組18とよりなり、ディファレンシャルギヤ
19はファイナルドライブギヤ組18からの動力を両駆動車
輪8,9に分配出力して車両の走行を可能にする。
前進クラッチ3b及び後退ブレーキ3c並びに変速制御ユニ
ット16の作動(変速比)をコントロールユニット20によ
り制御し、このコントロールユニットにはスロットルバ
ルブ10の開度θを検出するスロットル開度センサ21から
の信号と、セレクトレバー11の位置(レンジ)を検出す
るレンジセンサ22からの信号Lと、手動変速レバー12の
操作位置(H位置からのストローク量)を検出する手動
変速位置検出手段としてのストロークセンサ23が発する
信号Sと、車速Vを検出する車速センサ24からの信号
と、運転者により操作されるモーメンタリスイッチ25か
らの信号Mとを入力する。なお、モーメンタリスイッチ
25は運転者が変速モードの変更を希望して押す瞬時のみ
ONされ、通常はOFF状態を保つものとし、ONを示すM信
号により自動変速モードから手動変速モードへの、又は
逆への変速モード切換えがなされる。
ット16の作動(変速比)をコントロールユニット20によ
り制御し、このコントロールユニットにはスロットルバ
ルブ10の開度θを検出するスロットル開度センサ21から
の信号と、セレクトレバー11の位置(レンジ)を検出す
るレンジセンサ22からの信号Lと、手動変速レバー12の
操作位置(H位置からのストローク量)を検出する手動
変速位置検出手段としてのストロークセンサ23が発する
信号Sと、車速Vを検出する車速センサ24からの信号
と、運転者により操作されるモーメンタリスイッチ25か
らの信号Mとを入力する。なお、モーメンタリスイッチ
25は運転者が変速モードの変更を希望して押す瞬時のみ
ONされ、通常はOFF状態を保つものとし、ONを示すM信
号により自動変速モードから手動変速モードへの、又は
逆への変速モード切換えがなされる。
コントロールユニット20はマイクロコンピュータを可と
し、各種入力情報を基に第3図の制御プログラムをエン
ジン運転中繰返し実行して本考案が目的とする変速制御
を以下の如くに行う。
し、各種入力情報を基に第3図の制御プログラムをエン
ジン運転中繰返し実行して本考案が目的とする変速制御
を以下の如くに行う。
先ず、ステップ30において入力情報θ,L,S,V,Mを読込
み、ステップ31で信号Lからセレクトレバー11がDレン
ジ位置か否かを判別し、Dレンジ以外ならステップ32で
Rレンジか否かを判別し、Rレンジでもなければ、非走
行レンジ検出手段に相当するステップ33でPレンジかN
レンジかを判別する。
み、ステップ31で信号Lからセレクトレバー11がDレン
ジ位置か否かを判別し、Dレンジ以外ならステップ32で
Rレンジか否かを判別し、Rレンジでもなければ、非走
行レンジ検出手段に相当するステップ33でPレンジかN
レンジかを判別する。
Dレンジならステップ34でクラッチ3bを作動、ブレーキ
3cを非作動にして前述した処から明らかなように前進可
能状態とする。そしてステップ35でスロットル開度θ及
び車速Vから判断可能な運転状態に対応した自動変速用
の目標エンジン回転数NEを求める。この目標エンジン回
転数は例えば第4図にスロットル開度θ=0/8の場合を
実線aで、スロットル開度全開θ=8/8の場合を1点鎖
線bで示すようなものとする。
3cを非作動にして前述した処から明らかなように前進可
能状態とする。そしてステップ35でスロットル開度θ及
び車速Vから判断可能な運転状態に対応した自動変速用
の目標エンジン回転数NEを求める。この目標エンジン回
転数は例えば第4図にスロットル開度θ=0/8の場合を
実線aで、スロットル開度全開θ=8/8の場合を1点鎖
線bで示すようなものとする。
次のステップ36で手動変速モードフラッグMFLGが1か否
かをチェックするが、このフラッグは後述する処から明
らかなように手動変速モード選択中1にされ、自動変速
モード選択中0にされるものとする。自動変速モード選
択中ならステップ37で信号Mからモーメンタリスイッチ
25のON(変速モード切換指令)が有ったか否かを判別
し、有ればステップ38で手動変速モードフラッグMFLGを
1にし、なければステップ39で手動変速モードフラッグ
MFLGを0にする。ステップ36で手動変速モード選択中で
あると判別する場合、ステップ0で信号Mからモーメン
タリスイッチ25のON(変速モード切換指令)が有ったか
否かを判別し、有ればステップ39を、又無ければステッ
プ38を夫々選択する。
かをチェックするが、このフラッグは後述する処から明
らかなように手動変速モード選択中1にされ、自動変速
モード選択中0にされるものとする。自動変速モード選
択中ならステップ37で信号Mからモーメンタリスイッチ
25のON(変速モード切換指令)が有ったか否かを判別
し、有ればステップ38で手動変速モードフラッグMFLGを
1にし、なければステップ39で手動変速モードフラッグ
MFLGを0にする。ステップ36で手動変速モード選択中で
あると判別する場合、ステップ0で信号Mからモーメン
タリスイッチ25のON(変速モード切換指令)が有ったか
否かを判別し、有ればステップ39を、又無ければステッ
プ38を夫々選択する。
ステップ39に制御が進む場合、自動変速モード希望中で
あるからステップ41で、ステップ35における目標エンジ
ン回転数NEに対応した変速比iをi=NE/V×k(但しk
はファイナルドライブユニット7のギヤ比及び流体継手
2のスリップを考慮した定数)により求め、ステップ42
でこの変速比iに関する信号を変速制御ユニット16に出
力して無段変速機4を当該変速比となす。
あるからステップ41で、ステップ35における目標エンジ
ン回転数NEに対応した変速比iをi=NE/V×k(但しk
はファイナルドライブユニット7のギヤ比及び流体継手
2のスリップを考慮した定数)により求め、ステップ42
でこの変速比iに関する信号を変速制御ユニット16に出
力して無段変速機4を当該変速比となす。
ステップ38に制御が進んだ場合、手動変速モード希望中
であるから以下の如くにして手動変速を行う。即ち、先
ずステップ43において第5図に示すデータから手動変速
レバー12のストローク量S及び車速Vを基に目標エンジ
ン回転変化量ΔNEを求め、次のステップ44でこの変化量
ΔNEをステップ35における目標エンジン回転数NEに加算
して手動変速用の目標エンジン回転数NEを求める。次い
でステップ41において手動変速用の目標エンジン回転数
に対応した変速比iを求め、これをステップ42において
変速制御ユニット16に出力することでレバー12による手
動変速が可能である。
であるから以下の如くにして手動変速を行う。即ち、先
ずステップ43において第5図に示すデータから手動変速
レバー12のストローク量S及び車速Vを基に目標エンジ
ン回転変化量ΔNEを求め、次のステップ44でこの変化量
ΔNEをステップ35における目標エンジン回転数NEに加算
して手動変速用の目標エンジン回転数NEを求める。次い
でステップ41において手動変速用の目標エンジン回転数
に対応した変速比iを求め、これをステップ42において
変速制御ユニット16に出力することでレバー12による手
動変速が可能である。
ステップ32でRレンジと判別する場合、ステップ45にお
いてブレーキ3cを作動、クラッチ3bを非作動にすること
により後退可能状態とする。その後ステップ46で変速比
iを後退用の低速固定変速比iRとし、これをステップ42
で変速制御ユニット16に出力して変速機4の変速比をiR
に保つ。
いてブレーキ3cを作動、クラッチ3bを非作動にすること
により後退可能状態とする。その後ステップ46で変速比
iを後退用の低速固定変速比iRとし、これをステップ42
で変速制御ユニット16に出力して変速機4の変速比をiR
に保つ。
ステップ33でPレンジと判別する場合、変速モード切換
手段に相当するステップ47で手動変速モードフラッグMF
LGを0にリセットした後、ステップ48でクラッチ3b及び
ブレーキ3cを非作動にし、エンジンクランクシャフト1a
からの動力で変速機入力軸5へ伝達されないようにして
駐車を可能とする。しかしてそのまま制御を終了し、当
該Pレンジでは変速を実行しない。
手段に相当するステップ47で手動変速モードフラッグMF
LGを0にリセットした後、ステップ48でクラッチ3b及び
ブレーキ3cを非作動にし、エンジンクランクシャフト1a
からの動力で変速機入力軸5へ伝達されないようにして
駐車を可能とする。しかしてそのまま制御を終了し、当
該Pレンジでは変速を実行しない。
又ステップ33でNレンジと判別する場合は、ステップ48
の選択によりPレンジと同様にして停車を可能にすると
共に、変速を実行しない。
の選択によりPレンジと同様にして停車を可能にすると
共に、変速を実行しない。
ところで、Pレンジの選択時ステップ47で手動変速モー
ドフラッグMFLGをリセットするから、この時変速モード
が手動変速モード選択中(MFLG=1)であっても、自動
変速モードに戻されることとなる。従って運転者が手動
変速モードから自動変速モードに戻すのを忘れたり(モ
ーメンタリスイッチ25を押忘れたり)、この状態のまま
運転者が交替しても、手動変速モードのまま走行するこ
とはなくなり、運転性や燃費の悪化を防止することがで
きる。
ドフラッグMFLGをリセットするから、この時変速モード
が手動変速モード選択中(MFLG=1)であっても、自動
変速モードに戻されることとなる。従って運転者が手動
変速モードから自動変速モードに戻すのを忘れたり(モ
ーメンタリスイッチ25を押忘れたり)、この状態のまま
運転者が交替しても、手動変速モードのまま走行するこ
とはなくなり、運転性や燃費の悪化を防止することがで
きる。
なお、上述の例では無段変速機に対する本考案の適用例
を述べたが、有段式自動変速機の場合も同様に適用し得
ることは言うまでもない。
を述べたが、有段式自動変速機の場合も同様に適用し得
ることは言うまでもない。
また上述した実施例ではステップ33を設けたが、ステッ
プ33を設けず、非走行レンジである、P,Nレンジで自動
変速モードに戻すようにしてもよい。
プ33を設けず、非走行レンジである、P,Nレンジで自動
変速モードに戻すようにしてもよい。
(考案の効果) かくして本考案装置は上述の如く、非走行レンジで変速
モードを手動変速モードから自動変速モードに切換える
構成としたから、運転者が非走行レンジにして下車する
時に、この切換えを忘れても、非走行レンジへの切り換
え時自動的に当該変速モードの切り換えがなされ、次の
乗車時や、別の運転者の乗車時に、走行条件が変わって
いるにもかかわらず、手動変速モードのまま走行し続け
るトラブルをなくすことができる。
モードを手動変速モードから自動変速モードに切換える
構成としたから、運転者が非走行レンジにして下車する
時に、この切換えを忘れても、非走行レンジへの切り換
え時自動的に当該変速モードの切り換えがなされ、次の
乗車時や、別の運転者の乗車時に、走行条件が変わって
いるにもかかわらず、手動変速モードのまま走行し続け
るトラブルをなくすことができる。
又、かように非走行レンジへの切り換えに応答して自動
変速モードに戻す構成によれば、このモード切り換え
が、信号待ち等の一時停止時に不必要に行われる煩わし
さをなくし、一旦下車する時に初めて当該モード切り換
えを生起させることができる。
変速モードに戻す構成によれば、このモード切り換え
が、信号待ち等の一時停止時に不必要に行われる煩わし
さをなくし、一旦下車する時に初めて当該モード切り換
えを生起させることができる。
第1図は本考案変速制御装置を示す概念図、 第2図は本考案の一実施例を示すシステム図、 第3図は同例のコントロールユニットが実行する制御プ
ログラムのフローチャート、 第4図は自動的な変速制御で達成すべき目標エンジン回
転数の変化特性図、 第5図は手動変速により達成すべきエンジン回転変化量
の変化特性図である。 1……エンジン、2……流体継手 3……前後進切換ユニット 4……無段変速機 7……ファイナルドライブユニット 8,9……駆動車輪 10……スロットルバルブ 11……セレクトレバー 12……手動変速レバー 16……変速制御ユニット 20……コントロールユニット 21……スロットル開度センサ 22……レンジセンサ、23……ストロークセンサ 24……車速センサ 25……モーメンタリスイッチ
ログラムのフローチャート、 第4図は自動的な変速制御で達成すべき目標エンジン回
転数の変化特性図、 第5図は手動変速により達成すべきエンジン回転変化量
の変化特性図である。 1……エンジン、2……流体継手 3……前後進切換ユニット 4……無段変速機 7……ファイナルドライブユニット 8,9……駆動車輪 10……スロットルバルブ 11……セレクトレバー 12……手動変速レバー 16……変速制御ユニット 20……コントロールユニット 21……スロットル開度センサ 22……レンジセンサ、23……ストロークセンサ 24……車速センサ 25……モーメンタリスイッチ
Claims (1)
- 【請求項1】手動により自動変速モードと手動変速モー
ドを切り換えることができ、自動変速モードが選択され
た前進走行レンジで変速比を自動変化させることがで
き、手動変速モードを選択することで手動による変速比
の変更ができ、非走行レンジである中立レンジおよび駐
車レンジで車両を駐停車させ得るようにした自動変速機
において、 前記非走行レンジの選択を検出する非走行レンジ検出手
段と、 該手段からの非走行レンジの選択を示す信号に応答し
て、前記手動変速モードから自動変速モードへの切換え
を行う変速モード切換手段とを具備してなることを特徴
とする自動変速機の変速制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987111854U JPH0642132Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 自動変速機の変速制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1987111854U JPH0642132Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 自動変速機の変速制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6418664U JPS6418664U (ja) | 1989-01-30 |
JPH0642132Y2 true JPH0642132Y2 (ja) | 1994-11-02 |
Family
ID=31350273
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1987111854U Expired - Lifetime JPH0642132Y2 (ja) | 1987-07-23 | 1987-07-23 | 自動変速機の変速制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0642132Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4535521B2 (ja) * | 1998-09-28 | 2010-09-01 | 富士重工業株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
JP4737148B2 (ja) | 2007-05-29 | 2011-07-27 | トヨタ自動車株式会社 | 車両用駆動装置の制御装置 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0658134B2 (ja) * | 1985-10-31 | 1994-08-03 | マツダ株式会社 | 自動変速機の制御装置 |
-
1987
- 1987-07-23 JP JP1987111854U patent/JPH0642132Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6418664U (ja) | 1989-01-30 |
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