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JPH0640354B2 - タクシー運行データ収集処理システム - Google Patents

タクシー運行データ収集処理システム

Info

Publication number
JPH0640354B2
JPH0640354B2 JP30793086A JP30793086A JPH0640354B2 JP H0640354 B2 JPH0640354 B2 JP H0640354B2 JP 30793086 A JP30793086 A JP 30793086A JP 30793086 A JP30793086 A JP 30793086A JP H0640354 B2 JPH0640354 B2 JP H0640354B2
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JP
Japan
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data
time
business
taxi
determination
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP30793086A
Other languages
English (en)
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JPS63163590A (ja
Inventor
敏 守分
忠 加藤
正行 関
博敏 福田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP30793086A priority Critical patent/JPH0640354B2/ja
Publication of JPS63163590A publication Critical patent/JPS63163590A/ja
Publication of JPH0640354B2 publication Critical patent/JPH0640354B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Devices For Checking Fares Or Tickets At Control Points (AREA)
  • Time Recorders, Dirve Recorders, Access Control (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タクシーの運行情況に関するデータを収集し
処理するタクシー運行データ収集処理システムに関する
ものである。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする問題点〕
タクシーには、基本料金と一定走行距離毎のじ後料金と
を加算した運賃を計数し表示するタクシーメータが設置
されることになっている。このタクシーメータには、上
述のような基本機能の他に、タクシー会社による運転
者、車両などの管理のための種々の付加機能が付与され
ている。この付加機能は、運転者が一回の営業毎に記録
する乗務日報の集計を行うのに利用するメータ指数デー
タを作成するものである。
運転者が作成する乗務日報には、乗客を乗せる毎に、発
時刻、発地、着地、人員、運賃(現金、未収)、運行種
別(無線、呼止など)が記録される。メータ指数データ
は、営業回数の累計、じ後回数の累計、営業距離の累
計、全走行距離の累計、加算料金などからなり、これら
データを格納しているメモリから選択的に読み出し、表
示器に表示させることができるようになっている。そし
て、運転者は1日の運行の始めと終りにこれらのデータ
を読み取り乗務日報に記録し、その差により1日の運行
の集計を簡単に行えるようになっている。
なお、メータ指数データの記録を運転者に任せ切りにす
ると不正などの発生の原因になりかねないので、運行の
始めと終りの記録と実際のメータ指数データの指示値と
の照合を運転者とは別個の人によって行うようにしてい
る。このような照合作業はタクシー1台毎に行わなけれ
ばならず、車両数が多くなると、専属の要員を確保しな
ければならなくなる。
以上のように、運行データを収集するのに運転者の多く
の労力が必要で、かつ多くの人手を要するなどの欠点が
あった。
そこで、タクシーメータから各営業の終了毎にメータ指
数データを出力するようにし、該データのうちの運賃デ
ータのみを記憶、蓄積しておき、一日の運行の終了時
に、該蓄積している運賃データとメータ指数データとを
処理して集計しその結果をプリントアウトすることによ
り、運転者の労力を軽減すると共に人手による照合作業
を不用にした装置が例えば特開昭58−200385号
公報において提案されている。この提案の装置は、各営
業毎の運賃データを記憶、蓄積しているだけであるため
それ以上の各営業毎の情報は得られない。
しかし、最近、運転者の指導、管理をより徹底するため
各運転者の各営業毎の運行の状況をより詳細に知りたい
という要求が高まってきている。
そこで本願出願人は、各営業に要した時間を含むタクシ
ーの各営業の内容をより詳細に示す運行データを時系列
的に収集することのできるタクシー運行データ収集装置
を先に提案した。
しかし、該提案の提案の装置により収集されるデータは
所要時間を表すデータであるため、このデータからは各
営業が行われた時刻を知ることができない。
そこで本発明は、収集する運行データの基準となる実時
間を運行データと共に収集できるようになしたタクシー
運行データ収集処理システムを提供しようとするもので
ある。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
上述した問題点を解決するため本発明により成されたタ
クシー運行データ収集処理システムは、タクシーに搭載
され、前回の営業の終了から当該営業の終了までの期間
の所要時間を表すデータからなる営業時系列データを発
生して蓄積するタクシー運行データ発生蓄積装置Aと、
タクシー運行データを収集処理する場所に設置されたタ
クシー運行データ収集処理装置Bとを具備し、前記タク
シー運行データ収集処理装置Bが、タクシーの基準時刻
データを発生する時刻データ発生手段6eを有するデー
タ収集蓄積手段6を備え、該データ収集蓄積手段6が、
タクシーに搭載された前記タクシー運行データ発生蓄積
装置Aからのデータの入力時に、前記時刻データ発生手
段6eから時刻データを読込み、該読込んだ時刻データ
と前記タクシー運行データ発生蓄積装置Aから入力した
データとを収集し蓄積することを特徴としている。
以上の構成において、タクシーが入庫してタクシー運行
データ発生蓄積装置Aからタクシー運行データ収集処理
装置Bにデータが入力された時、このデータと一緒に基
準時刻データ発生手段6eが発生している基準時刻デー
タをタクシー運行データ収集処理装置B内のデータ収集
蓄積手段6が収集して蓄積するようになっているため、
各営業の所要時間を表すデータからなる各営業の時系列
データの基準時刻として上記基準時刻データを使用して
逆算処理することによって、各営業の時刻を知ることが
できるようになる。
〔実施例〕
以下、本発明によるタクシー運行データ収集処理システ
ムの実施例を図に基づいて説明する。
第2図は本発明によるタクシー運行データ収集処理シス
テムの全体構成、特にタクシー運行データ発生蓄積装置
の構成を詳細に示すブロック図である。同図において、
タクシー運行データ発生蓄積装置は、運行データ発生部
1と運行データ収集部2とを有し、タクシーに搭載され
る。
既存の電子式タクシーメータからなる運行データ発生部
1は、予め定められたプログラムに従って動作して信号
処理などを行う中央処理ユニット(CPU)1a、タク
シーのタリフ状態を切換えるタリフ切換部1b、料金を
表示する料金表示器1c、メータ指数データなどを記憶
するCMOSランダムアクセスメモリ(RAM)からな
るメモリ1d、タリフ状態を表示するウインドサイン3
を駆動するウインドサインドライバ1eなどの他、図示
しない、プログラムや定数などを記憶するリードオンリ
ーメモリ(ROM)、メータ指数データを表示する指数
表示器、該指数表示器に表示する指数データを選択する
選択手段などを有する。
タリフ切換部1bはタリフを迎車、割増、賃走、空車、
支払などの状態に切換える複数のタリフスイッチからな
り、該タリフ切換部1bにより切換えられたタリフ状態
はCPU1aに入力される。CPU1aには、タクシー
の一定距離の走行毎に1個の距離パルスを発生する走行
センサ4が接続されている。
CPU1aは走行センサ4からの距離パルスをタリフ切
換部1bからのタリフ状態信号や予め定められた運賃制
とにより処理して各営業毎の料金を算出して料金表示器
1cに料金を表示させると共に、ウインドサインドライ
バ1eを動作してウインドサイン3にタリフ状態を表示
させる。
CPU1aはまた、各営業の料金を加算した累計、営業
時間の累計、営業走行時間の累計、走行時間の累計、迎
車回数/空転距離の累計、走行距離の累計、営業走行距
離の累計、じ後回数(基本料を越えた度数)の累計、営
業回数の累計などのメータ指数データを作成してメモリ
1dの所定の領域に格納し、これらのメータ指数データ
をタリフ切換部1bの空車タリフ状態への切換えに応じ
て予め定めたフォーマットでシリアルに出力する他、選
択手段によって指数表示器に選択的にその内容を1つづ
つ表示させる。
なお、CPU1aは上記シリアルデータの出力に先立ち
ストローブ信号を立上げ、これからシリアルデータを出
力することをシリアルデータの受手であるデータ収集部
2に知らせ、また、このシリアルデータの出力は空車タ
リフ状態への切換えがなくても外部からのデータ要求に
応じても行うことができるようになっている。電子式タ
クシーメータ自身は周知であるのでこれ以上の説明は省
略するが、運行データ発生部1からデータ収集部2に伝
送されるメータ指数データのフレーム構成を第3図に示
す。第3図において、メータ指数データは、タクシーメ
ータが搭載されている車両のコード、各営業毎の料金、
当該車両の営業時間、営業走行時間、走行時間、迎車回
数/空転距離、全走行距離、営業走行距離、じ後回数、
営業回数などからなる。
データ収集部2は、運行データ発生部1が発生する第3
図のデータと、独立に計測して作成するデータとにより
各営業毎のタクシーの運行状況を表わす第4図に示すよ
うな営業時系列データを作成し、これを収集すると共
に、データ要求に応じて該収集した時系列データを出力
する。このために、データ収集部2は予め定めたプログ
ラムに従って動作するCPU2a、時系列データを格納
するCMOS RAMからなるメモリ2b、CPU2a
及びメモリ2bの動作をバックアップするバックアップ
電源2cなどを有する。
データ収集部2はまた未収スイッチeを有する。未収ス
イッチ2eは当該営業が未収であったか否かをデータと
して収集するためのもので、該スイッチのオンにより、
当該時系列データの特殊ブラグ中の未収ビットに1がセ
ットされる。尚未収スイッチの操作はACCがオンで未
収ランプ2fが点灯している場合に限られる。そして、
スイッチ入力が受け付けられると、未収ランプ2fが消
灯する。すなわち、未収ランプ2fが点灯中は未収スイ
ッチ2eの受付けが可能であることを示し、消灯中は未
収スイッチ2eの受付けが不可であることを示す。そし
て、一度未収スイッチ2eが受付けられると未収ランプ
2fが消灯し、次の営業が開始されるまで、点灯されな
い。
第4図において、営業時系列データは、運行データ発生
部1からのメータ指数データの他に、各営業の所要時
間、空車停止時間、各タリフ時間、空車停止回数、空車
走行及び停止時間の明細、実車/空車の最高速度、実車
/空車の速度オーバ時間及び回数、並びに特殊フラグな
どからなる。
CPU2aは、タリフ状態を表わすウインドサイン信
号、走行センサ4からの距離パルス、電子式タクシーメ
ータからなる運行データ発生部1からのストローブ信号
及びシリアルデータを入力し、これらの入力を予め定め
たプログラムに従って信号処理などを行って第4図の営
業時系列データを作成し、この営業時系列データをメモ
リ2bに格納すると共に、出力手段であるプラグ2dを
ターミナル5に挿入したとき発生されるデータ要求信号
に応じてメモリ2bに格納している時系列データをプラ
グ2dを通じてターミナル5に出力する。また、データ
収集部2は、車庫からの出庫時及び出庫への入車時にプ
ラグ2dを通じて入力される要求信号を運行データ発生
部1に送って運行データ発生部1からメータ指数データ
を読み取り、これに基づいて第5図に示すフレーム構成
の出入庫データを作成し、これをメモリ2bに格納す
る。
第5図において出入庫データは、所要時間、入力フラグ
がある他は、第3図のメータ指数データとほぼ同一であ
る。
以上により、外部からの要求により記憶部2bから読み
出されプラグ2dを通じてターミナル5送出される時系
列データは第6図に示すようなフレーム構成となってい
る。すなわち、ターミナル5に伝送される時系列データ
は、データの先頭を表わすヘッダに続く出庫データ及び
入車データ、営業の順に並んだ営業時系列データ1〜
n、水平パリティ、そしてデータの終端を表わすエンド
マークからなる。
ターミナル5に伝送された時系列データは、図示しない
他のターミナルからのものと一緒に中継器6に一時的に
集められ、事務所内に設けられる図示しない例えば、オ
フィスコンピュータなどによるデータ処理にかけられ、
このことによりタキシー会社の全車両についての一日の
運行状況を把握することが可能となる。
データ収集部2のCPU2aは、予め定めたプログラム
に従って動作し、指数データ読出し機能、時系列データ
書込み機能、時系列データプラグ出力機能、所要時間計
測機能、空車停止時間計測機能、空車停止明細の計測機
能、空車停止回数計測機能、実車/空車最高速度の計測
機能、実車/空車スピードオーバー時間の計測機能、実
車/空車スピードオーバー回数の計測機能、タリフ時間
計測機能、未収スイッチ処理機能を有するようになって
いる。
以上の機能を以下順に説明する。
(指数データ読出し機能) 指数データの読出しは、タクシーメータのタリフが空車
タリフ状態になった時点で運行データ発生部1が指数デ
ータの出力に先立ちストローブ信号を発生するので、デ
ータ要求を出力することなくストローブ信号の入力に応
じて行うが、空車時にプラグ2dがターミナル5のジャ
ック5aに挿入されたときには、データ要求を出力して
運行データ発生部1に指数データを発生させて読出す。
また、読出したデータにエラーがあった場合には、所定
回数まで再読出しを行う。
(時系列データ書込み機能) 時系列データは、第6図について上述したように、出庫
データ、入庫データ、及び各営業毎に作られる営業時系
列データからなる。出庫データは、前回の入庫データと
同一内容で、プラグイン後の最初の営業開始時に作られ
る。入庫データはプラグイン時に作られ、その時点のメ
ータ指数データ及び所要時間などで構成されている。営
業時系列データは、各営業の終了時に作られ、メータ指
数、所要時間、空車停止時間などで構成される。
メモリ2bは例えば記憶可能最大データ数例えば営業1
00回分の容量を有する。
(時系列データプラグ出力機能) タクシーのイグニッションキーのACCオン状態で空車
時のときプラグ2dがターミナル5のジャック5aに挿
入されると、それまでメモリ2bに格納されていたデー
タが入庫データと共にプラグ(2)dを通じてターミナル
5に伝送される。なお、プラグ(2)dが差込まれている
間データは繰返し送出される。
(所要時間計測機能) 第7図に示すように、入庫データでの所要時間は、最終
営業の終りからプラグインまでの時間とする。初回の営
業時系列データでの所要時間は、最終プラグインから初
回営業の終りまでの時間とする。その他の営業時系列デ
ータでの所要時間は、前回営業の終りから今回営業の終
りまでの時間とする。なお、最終プラグインの判断は初
回営業開始の時点で行う。
時間計測は、1秒クロックを基本クロックとしたソフト
ウエアカウンタにより行う。ソフトウエアカウンタは、
例えば60秒カウンタ(前段)とBCDカウンタ(後段
−最大9999分)で構成され、計測時間が9999分
を越えた場合は0分から継続カウントする。データ読出
しは分単位のデータのみとし、秒単位のデータは切り捨
てられる。
実際の所要時間の算出は前回BCDカウンタメモリを使
用し、今回カウンタ値と前回カウンタ値の差を求めるこ
とにより行う。これは前回の営業での切り捨て分を蓄積
しないためである。前回カウンタ値は営業終了時の算出
処理後及びプラグイン処理後今回カウント値で更新され
る。ソフトウエアカウンタのクリアは、初回営業終了時
点で行われる。以上により、営業毎に−1〜+1分の誤
差を生じるが、1運行でのトータル誤差も−1〜+1分
の範囲内におさめることができる。
(空車停止時間計測機能) 空車停止時間を以下のように定義する。
1運行における初回の営業時系列データの場合(出庫デ
ータ)、出庫時に行う最終プラグインから初回の営業終
了までの間の空車での停止時間の総和とする。
1運行における最終営業終了からプラグインまでの場合
(入庫データ)、最終営業終了からプラグインまでの間
の空車での停止時間の総和とする。
プラグインからプラグインまでの場合、すなわちプラグ
インが複数間続くときは、プラグインからプラグインま
での間の空車での停止時間の総和とする。
その他の営業時系列データの場合、前回の営業終了から
今回営業終了までの間の空間での停止時間の総和とす
る。
なお、1運行とは出庫から入庫までのことを云い、本例
では前運行の最終プラグインから最終営業直後のプラグ
インまでとなる。また、停止は停止判定基準時間以上の
連続停止を意味する。
停止判定基準時間は、例えば0,1,2,3,5,1
0,15,20,25,30,35,40,45,5
0,55,60分の計16種類の設定が可能である。
時間計測は空車での単純停止であることを条件として6
0秒カウンタ(1秒クロックのソフトウエアによるカウ
ンタ)とBCDカウンタ(BCD4桁−最大9999
分)により行う。1秒間に走行センサ4から1個以上の
距離パルスの入力があれば、次の1秒間を走行すること
から、単純停止とは1秒間に走行センサ4からのパルス
がない状態をいう。計測時間が9999分を越えたとき
には、0分から継続カウントする。
空車停止時間の当該営業時系列データへのセットは、各
営業の終了時点で行われ、その際分単位でカウントされ
たBCDカウント値をそのまま記録する。従って、秒単
位のデータは無視されることになる。また、記録後BC
Dカウンタはクリアされるが、60秒カウンタはクリア
されない。
なお、初回営業終了時には、60秒カウンタもクリアさ
れ、このことにより初回営業終了時が次の計測の基準と
なる。
基準に達しない空車での停止の場合、60秒カウンタを
クリアするが、基準以上の場合は、秒単位データをメモ
リしておき、次の基準以上の空車での停止の発生時にこ
れをプラスするようにしている。
(空車停止明細の計測機能) 1データ内に空車時におけるタクシーの連続した停止時
間のうち大きい順に3回分のデータを発生順に記憶す
る。この明細作成に当っては、停止判定基準時間は設け
ず、必ず上位3つのデータを記憶する。
(空車停止回数計測機能) 1データ内の空車時のタクシーの連続した一定時間以上
の停止回数をカウントする。停止判定基準時間設定は、
空車停止基準時間と同じであり、設定が0分0秒のとき
は、回数カウントは行わない。
(空車/空車最高速度の計測機能) 走行センサからのパルス数を1秒毎にカウントし、計測
範囲時間内の最大値を記憶しておく。そして営業時系列
データの記録時に、その最大値を速度に換算して記録す
る。
(実車/空車スピードオーバー時間の計測機能) 1秒毎のパルス数のカウント時に、そのパルス数が設定
値以上であれば、オーバー時間カウンタを+1する。ス
ピード設定は、例えば60,70,80,90km/hの計
4種類とする。計測時間は最大9999分として分以下
は30秒以上は切上げ、30秒未満は切捨てる。
(実車/空車スピードオーバー回数の計測機能) 1データ内の実車/空車毎スペーススピードオーバー回
数を計測する。1秒後の速度判断タイミングにおいてス
ピード設定値以上のスピードのとき+1カウントする。
計測は最大9999回とする。
(タリフ時間計測機能) 1営業毎に、賃走、2割増、支払、迎車別に要した時間
を計測し、営業時系列データの一部として記録する。時
間計測は、1秒クロックをCPUが検出し、各タリフに
対応したタリフカウンタをカウントアップすることによ
り行う。タリフカウンタは、60秒カウンタ及びBCD
カウンタ(4桁−最大9999分)で構成される。
記録は、各営業の終了時に行われるが、その際60秒カ
ウンタ値を29捨30入した上で、BCDカウンタ値を
そのまま、当該営業時系列データに格納する。各タリフ
カウンタは、上記格納を終えると、全てクリアされる。
BCDカウンタが9999を越えると0から継続カウン
トする。
上述した機能を有するデータ収集部2のCPU2aの動
作を第8図に示すフローチャートに従って以下説明す
る。
CPU2aは電源の接続により動作を開始し、その最初
のステップS1において、イグニッションキーのACC
がオンか否かを判定する。このステップS1の判定がY
ESのときは、ステップS2に進み、ここで電源オンフ
ラグをセットした後、ステップS3においてプラグ2d
がターミナル5のジャック7に挿入されているプラグイ
ン状態にあるか否かが判定される。プラグインでなく、
判定がNOのときは、次にステップS4に進み、ここで
営業中か否かが判定される。この判定は、タリフサイン
信号が空車以外であるか否かにより行われ、空車でない
場合には、判定がYESとなりステップS5に進む。
ステップS5では電源オンフラグをクリアし、その後ス
テップS6においてプラグインフラグが有るか否かを判
定する。フラグが有り判定がYESのときは最初の営業
と判断しステップS7に進み、ここでプラグインフラグ
をクリアし、その後ステップS8に進み、RAM2bに
記憶してある営業時系列データを全てクリアし、続くス
テップS9でデータ要求を運行データ発生部1に送出し
て運行指数データを読み出し、これに基づいて出庫デー
タを作成してステップS10に進む。上記ステップS4
の判定がNOのときは、すなわち2回目以降の営業のと
きにはステップS7〜S9を飛ばしてステップS10に
進む。
ステップS10では、運行データ発生部1から指数デー
タを受信したとして指数データ受信フラグをクリアし、
その後のステップS11で時系列データを作成したとし
て時系列データ作成フラグをクリアすると共に、続くス
テップS2において所要時間クリアフラグをクリアす
る。その後、ステップS13に進み、ここで未収受付ラ
ンプ2fが点灯しているか否かを判定し、判定がYES
のときにはステップS14に進みここで未収スイッチ2
eがオンされたか否かを判定する。
ステップS14の判定がYESのときには、続くステッ
プS15で今回営業時系列データの特殊フラグの未収ビ
ッドを1にセットし、続くステップS16で未収受付ラ
ンプ2fを消灯し、ステップS17に進む。なお、上記
ステップS13又はS14の判定がNOのときにはステ
ップS15及びS16を飛ばしてステップS17に進
む。
ステップS17においては、未収ビットのセットが行わ
れたか否かを判定し、判定がNOのときにはステップS
18において未収受付ランプ2fを点灯した後、判定が
YESのときにはステップS18を飛してステップS1
9に進む。
ステップS19では営業が賃走であるか否かを判定し、
判定がYESのときはステップS20に進み、賃走時間
を計測する。その後、ステップS21において所要時間
の計測、ステップS22において実車高速速度の計測、
ステップS23において実車速度オーバー時間の計測、
ステップS24において実車速度オーバー回数のカウン
トをそれぞれ行ってステップS3に戻る。
上記ステップS1の判定がYES、ステップS2の判定
がNO、そしてステップS3の判定がYESであり、か
つ賃走状態である限り、上記ステップS1〜S5、S1
0〜S24が繰返し実行される。そして、ステップS4
の判定がNO、すなわち空車になった時点で、ステップ
S25に進み、ここで電源オンフラグが有るか否かを判
定する。このステップの判定は、上記ステップS5にお
いてフラグがクリアされているのでNOであり、この結
果ステップS26に進む。ステップS26では運行デー
タを発生部1からの指数データを受信したか否かを指数
データ受信フラグが有るか否かにより判定する。指数デ
ータを受信し判定がYESのときにはステップ指数デー
タ受信フラグは上記ステップS10においてクリアされ
ているので、今回のステップS26の判定はNOであ
り、このことによって次にステップS27に進む。
ステップS27では、タリフ切換が空車に切換えられる
ことにより運行データ発生部1が発生する指数データを
受信し、その後ステップS28において指数データ受信
フラグをセットする。ステップS28の後はステップS
29に進み、ここで営業時系列データ作成フラグが有る
か否かを判定する。このステップS29の判定がNOの
ときはステップS30に進み、ここで営業時系列データ
を作成する。その後、ステップS31に進み、ここで今
回未収フラグをクリアした後、ステップS32において
営業時系列データ作成フラグをセットし、ステップS3
3に進む。なお、上記ステップS29の判定がYESの
ときには、ステップS30〜S32を飛ばしてステップ
S33に進む。
ステップS33では、所要時間クリアフラグが有るか否
かを判定し、判定がNOのときには、ステップS34に
進み、ここで所要時間をクリアする。ステップS34の
後はステップS35に進み、ここで所要時間クリアフラ
グをセットし、ステップS36に進む。上記ステップS
33の判定がYESのときは、ステップS34〜S35
を飛ばしてステップS36に進む。
ステップS26においては、未収受付ランプ2fがオン
か否かを判定し、判定がYESのときにはステップS3
7に進み、ここで未収スイッチ2eがオンしたか否かを
判定する。ステップS37の判定がYESのときは、ス
テップS38に進み、ここで前回営業時間系列データの
未収ビットに1をセットし、その後続くステップS39
において、未収受付ランプ2fをオフし、ステップS4
0に進む。なお、上記ステップS36又はS37の判定
がNOのときには、ステップS38〜S39を飛ばして
ステップS40に進む。
ステップS40では空車走行時間の明細を計測し、その
後ステップS41で空車停止時間の明細計測、ステップ
S42で空車再考速度の計測、ステップS43で空車速
度オーバー時間の計測、ステップS44で空車速度オー
バー回数のカウント、ステップS45で所要時間の計
測、ステップS46で空車停止時間の計測そして、ステ
ップS47で空車停止回数のカウントをそれぞれ行った
後ステップS3に戻る。
なお、上述の説明では、賃走から直接空車になっている
が、実際にはこのようなことはなく、賃走の終りには支
払になるので、ステップS19の判定がNOになり、2
割増か否かの判定を行うステップS48を通じてステッ
プS49に進み、ここで支払か否かの判定が行われる。
この判定がYESの場合はステップS50で支払時間の
計測を行った後ステップS21に進む。
また、2割増の場合にはステップS48の判定がYES
で、ステップS51に進み2割増時間の計測を行った後
ステップS21に進む。賃走、2割増、支払のいずれで
もない場合にはステップS52に進み、ここで迎車か否
かを判定し、判定がYESのときにステップS53で迎
車時間の計測を行った後ステップS21に進む。
上記ステップS1の判定がNOのとき、すなわちACC
がオフのときには、ステップS46に進む。また、上記
ステップS3の判定がYESのとき、すなわちプラグイ
ンのときには、ステップS54に進み、ここで営業中で
あるか否かを判定する。ステップS54の判定がYES
のときはスタートに戻り、NOのときはステップS55
に進む。
ステップS55においては、データ要求を運行データ発
生部1に送って指数データを読出し、その後ステップS
56において営業時系列データを作成し、続くステップ
S57において入庫データを作成する。そして、ステッ
プS58においてプラグインフラグをセットし、続くス
テップS59において所要時間をクリアする。次に、ス
テップS60に進み、ここで出・入庫データ及び時系列
データをプラグ2dを通じてターミナル5に送出する。
このデータの送出は続くステップS61においてプラグ
インがなくなったことが判定されるまで繰返し行われ
る。プラグ2dがターミナル5のジャック5aから抜か
れると、スタートに戻る。
以上の説明から明らかなように、運行データ発生部1及
び運行データ収集部2は、タクシーに搭載され、前回の
営業の終了から当該営業の終了までの期間の所要時間を
表すデータからなる営業時系列データを発生して蓄積す
るタクシー運行データ発生蓄積装置Aを構成している。
第2図には、ターミナル5及び中継器6はそれぞれ単一
のブロックとして示されているが、各々はマイクロプロ
セッサを有し、種々の機能を備えている。また、処理部
7はプリンタ、キーボード、CRTなどを備えたパーソ
ナルコンピュータにより構成されうる。上記ターミナル
5、中継器6及び処理部7は、タクシー運行データを収
集処理する場所に設置されたタクシー運行データ収集処
理装置Bを構成する。
ターミナル5は、第9図に示すように、CPU5b、運
行データ収集部2のプラグ2dが挿入されるジャック5
aを有する入力部5c、中継器6との間の送受信を行う
送受信部5d、ジャーナルプリンタ5e、表示器5f、
インジケータ5g及び完了スイッチ5hなどを有し、こ
れはタクシー会社の車庫の適当な場所に設置される。
なお、ジャック5aにはプラグ2dの挿入に先立って各
乗務室が携帯する乗務員コードを記憶したラムペンが挿
入され、これからプラグ2dを通じて伝送するデータが
どの乗務員の運行データであるかが判るようにしてい
る。
ターミナル5は以下のような機能を有する。
プラグ2dがジャック5aに挿入されたことを検出し、
これに応じて自からはスタンバイ状態になると共にデー
タ要求信号を出力する。該データ要求信号に続いてプラ
グ2d、ジャック5aを通じて伝送されてくるデータを
受信する。該受信したデータが正常であるか否かを判別
しその結果をインジケータ5gにより指示する。受信デ
ータが異常の場合には再度データを受信する。受信デー
タが正常であることをインジケータ5gの点灯より知り
完了スイッチ5hを操作すると、これを中継器6に伝送
する。
中継器6へのデータ伝送タイミングが他のターミナルと
合致した場合、或いは中継器6が処理部7へデータ伝送
中の場合には、一時待機してこのことを表示器5fの特
殊表示により指示する。
中継器6に伝送されたデータは中継器6で処理されて返
送されてくる。該返送データには、売上金額、未収金
額、入庫指数、出庫指数、差引指数、日付などが含まれ
ており、これらの内売上金額及び未収金額については表
示器5fに表示し、残りのものはジャーナルプリンタ5
eによりプリントアウトする。
上記ジャック5aへのプラグ2dの検出は、第10図
(a)に示すように、プラグ2d自身がジャック5a内の
発光ダイオード5a−1とフィトトランジスタ5a−2
の間に通っている光軸を遮断することにより行われ、プ
ラグ挿入が検出されると、ターミナル5のCPU5bは
プラグ2dからのデータ受信スタンバイとなる。プラグ
挿入が検出された後、プラグ2dが第10図(b)に示す
ようにジャック5a内に更に入ってくると、ジャック5
a内の磁石5a−3によってプラグ2d内のリードリレ
ー2d−1がオンするようになる。このリードリレー2
d−1のオンが運行データ収集部2のCPU2aへのデ
ータ要求信号となり、CPU2aはこの要求信号に応じ
て所定時間後にデータ送出を開始する。
ターミナル5のCPU5bがデータ受信スタンバイとな
った後にリードリレー2d−1がオンし、続いてプラグ
2dの先端の発光ダイオード2d−2がデータが光信号
の形で送られてくると、ジャック5a内のフォトトラン
ジスタ5a−4がこれを受信し、CPU5bに入力す
る。CPU5bは1フレーム分データを読み込む。ここ
でCPU5bがスタンバイとなってから3秒以内にデー
タが送られてこない場合やデータ受信中に3秒以上のデ
ータ途切れがあるとエラーとなる。
1フレーム分のデータの読み込みが終了すると、データ
のチェックを行い、エラーの有る場合には、所定回数再
度データの受信を行い、それでもエラーがある場合に
は、NGをインジケータ5gにより指示すると共にエラ
ーメッセージをプリンタ5eによりプリントアウトす
る。
乗務員コード、時系列データが正常に入力されると、表
示器5gに乗務員コードを表示すると共にOKをインジ
ケータ5gにより指示され、その後中継器6との伝達に
入る。伝送の開始は完了スイッチ5hによって行われ
る。ターミナル5から中継器6に送出されるデータのフ
ォーマットは第11図に示すようになっている。このデ
ータに基づいて中継器6において売上金額などの算出が
行われ、ターミナル5上に必要データが返送されてく
る。このデータのフォーマットは後述する。中継器6か
らターミナル5にデータが返送されると、表示器5gに
売上金額、未収金額を表示し、プリンタ5eにて必要事
項をプリントアウトする。なお、中継器6からの返送デ
ータにエリアオーバーフロー情報が入っている場合に
は、ターミナルは表示器5fの全桁に6表示して乗務員
に知らせる。この表示は30秒間行われ、その間にプラ
グ2dの挿入があれば、その時点で表示はなくなる。
中継器6は、第12図に示すように、CPU6aと、タ
ーミナルとの間でデータの送受信を行うターミナル側送
受信部6b、処理部7との間でデータの送受信を行う処
理部側送受信部6c、RAM6d及び時計6eなどを有
し、処理部7と共にタクシー会社の事務所内に設置され
る。上記中継器6は、タクシーの基準時刻データを発生
する時刻データ発生手段としての時計6eを有し、タク
シーに搭載された上記タクシー運行データ発生蓄積装置
Aからのデータの入力時に、時計6eから時刻データを
読込み、該読込んだ時刻データと上記タクシー運行デー
タ発生蓄積装置Aから入力したデータとを収集し蓄積す
るデータ収集蓄積手段として働く。
中継器6は以下のような機能を有する。
処理部7から料金基礎データを受信し、これを記憶す
る。
ターミナル5からデータを受信すると、入出車指数デー
タに基づいて当日売上金額の算出を行う。この処理の終
了後、第13図に示すようなフォーマットの必要なデー
タをターミナル5に返送する。
ターミナルから受信した第11図の当日データと上記処
理データは、処理部7からの伝送要求があるまでRAM
6aに保持し、要求に応じてデータを送出した後にRA
M6dをクリアする。このデータ送出後、データに入庫
済であることを示すフラグを記入する。
中継器6での処理は、ターミナル5からのデータ入力、
その処理及びターミナル5への返送が最優先に行われ、
処理部7へのデータ出力は空き時間を利用して行う。た
だし、処理部7へのデータ伝送がスタートしている場合
には、1車両分の伝送期間中はターミナル5からの要求
は受け付けない。
中継器6は、時計6eを内臓し、プラクイン毎にターミ
ナル5から入力されるデータに時刻データを付加する。
この時刻データは所要時間を表すデータからなる時系列
データを処理部7において実時間データに変換する際の
基準時間として利用されうる。
中継器6は複数のターミナルを以下の如く制御する。通
常、各々ターミナル5からのSRQn信号と処理部7か
らのポーリング(ENQ2)信号を繰返し監視し、それ
らの信号源のうち早く検出されたものから処理を行う。
複数ターミナルから同時に送信要求が発生した場合に
は、ターミナルNOの小さい順に処理を行い、それらの
ターミナル全ての処理が終了するまでは、他の送信要求
は受け付けない。ただし、1つのターミナル処理が終了
毎に処理部7からのENQ信号に対するNAK信号の返
送を行う。
中継器6はまた、処理部7からのセレクティングコード
(ENQ1)信号を受け取ると、処理部7からの料金フ
ァイルデータの受信に専念し、他の処理は一切行わな
い。よって、処理部7からのデータ受信が完了するまで
は、ターミナル5からのSRQ信号を受け付けない。
ターミナル5と中継器6間伝送をより詳細に説明する
と、ターミナル5において完了ボタン5bが操作される
と、これに応じてターミナル5から中継器6内に送信要
求(SRQ)信号が出力される。その後、ターミナル5
は中継器6からの送信許可(RQ)信号を持って、まず
出入庫指数を中継器6に出力する。1フレーム分の出入
庫指数の伝送が終了すると、ターミナル5は中継器6か
らのRQ信号を監視し,一定時間内にRQ信号のオンを
検出した場合には、再度中継器6にデータを出力する。
RQ信号のオンが一定時間内に検出されない場合には、
データが正常に送られたものとみなし、SRQ信号をオ
フにした後、中継器6からの返送を待つ。中継器6から
1フレーム分の返送データの受信が終了すると、各種チ
ェックを行い、データに異常があればSRQ信号をオン
し、再度返送データの受信を行う。
以上をタイミングチャートで示すと、第14図に示すよ
うになる。
図において、tはターミナルでのSRQ信号のオン及
びデータ伝送(RV)信号スタンバイ時点である。t
は中継器6におけるSRQ信号の検出によるRQ信号の
オン時点である。tはターミナル5におけるRQ信号
検出による初送データ送出開始時点である。tは中継
器6における初送データの第1ワード読込み後のRQ信
号オフ時点、tはターミナルにおける初送データ終了
時点、tは中継器6におけるエラー検出によるRQ信
号のオン時点、tはターミナル5における再送データ
送出開始時点、tは中継器6における再送データの第
1ワード読込み後のRQ信号オフ時点、tはターミナ
ルにおける再送データ送出完了時点、t10は中継器6
におけるエラーチェック終了後のデータ伝送(SD)信
号スタンバイ時点、t11はターミナル5における一定
時間内にRQ信号が検出されず、SRQ信号及びRV信
号が共にオフになる時点、t12/t14は中継器6に
おけるSRQ信号検出後の返送データ送出開始時点、返
送データ送出完了時点、一点時間内にSRQ信号検出さ
れない場合のSD信号オフ時点であり、Tは中継器6
におけるデータ処理時間である。
なお、第15図は中継器6において必要なデータが付加
されて処理部7に伝送されるテキストデータである。
上述したターミナル5及び中継器6のCPU5b及び6
aのそれぞれの動作を第16図及び第17図のフローチ
ャートに従って以下説明する。
まず、ターミナル5のCPU5bは電源の接続により動
作を開始し、その最初のステップS101において、ラ
ムペンが挿入されたか否かを判定する。このステップS
101はラムペンが挿入されるまで繰返される。ラムペ
ンが挿入され、ステップS101の判定がYESとなる
と、ステップS102に進み、ここでラムペンから乗務
員データを読み込む。読み込まれたデータはチェックさ
れ、エラー有るか否かが次のステップS103において
判定される。
エラーがなくステップS103の判定がNOのときには
ステップS104に進み、ここで表示器5fに乗務員コ
ードを表示する。その後ステップS105でプラグ2d
が挿入されたか否かを判定し、プラグ2dが挿入される
までこのステップS105を繰返し実行する。ステップ
S105の判定がYESとなると、すなわちプラグ2d
が挿入されると、ステップS106に進み、ここで運行
データ収集部2のRAM2bに格納している時系列デー
タを読み込み、読み込んだデータをチェックして図示し
ないメモリに一時蓄積する。
その後ステップS107に進み、ここで上記チェックの
結果エラーがあったか否かを判定し、判定がYESの場
合にはステップS108でNGをインジケータ5gによ
って指示してステップS101に戻る。
上記ステップS103の判定がYESで、ラムペンエラ
ーがある場合には、ステップS109に進み、ここでラ
ムペンエラーをインジケータ5gにより指示した後、ス
テップS110でラムペンの挿入を確認し、続くステッ
プS111でラムプンからのデータを読み込む。その
後、ステップS102に戻り、上述の判定を再度行う。
上記ステップS107の判定がNOのとき、すなわちプ
ラグ2dを通じて読み込んだデータにエラーがない場合
には、ステップS112に進んでOKをインジケータ5
gにより指示すると共に、続くステップS113におい
て中継器6に送信する第11図に示すようなフォーマッ
トのデータを作成する。その後、ステップS114で完
了スイッチ5hがオンされたか否かを判定し、完了スイ
ッチ5hがオンされたところで、ステップS115に進
み、ここで処理中であることをインジケータ5gにより
指示すると共に、続くステップS116において中継器
6へのデータの送信を行う。
その後、ステップS117において、中継器6にデータ
にエラーが有るか否かが判定され、判定がYESでエラ
ーがあればステップS101に戻る。判定がNOでエラ
ーがない場合には、ステップS118に進んで中継器6
からの返送データを受信する。該受信した返送データは
チェックされ、その結果エラーが有るか否かをステップ
S119において判定する。
ステップS119の判定がNOの場合には、すなわちエ
ラーがなければステップS120に進み、ここで返送デ
ータ中の総合収、未収金額、乗務員コードを表示器5f
に表示すると共に、続くステップS121において必要
なデータをプリンタ5eによりプリントアウトする。
上記ステップS119の判定がYESである場合、すな
わちエラーが有る場合には、そのエラーが中継器6のR
AMのエリアオーバーによるか否かをステップS122
において判定し、判定がNOのときはステップS123
においてエラー印字してステップS1に戻る。判定がY
ESのときは、すなわちエリアオーバーのときはステッ
プS124において8を点滅表示する。この表示はラム
ペンが挿入されない限りステップS125において30
秒間待ってステップS101に戻る。
次に、中継器6のCPU6aは電源の接続により動作を
開始し、その最初のステップS201において、ターミ
ナル5から送信要求があるか否かが判定される。ステッ
プS201の判定がNOのとき、ステップS202に進
み、処理部7からの受信があるか否かを判定する。ステ
ップS201及びS202の判定がいずれもNOのとき
は、いずれか一方の判定がYESとなるまでステップS
201及びS202を繰返し実行する。
上記ステップS201の判定がYESのときは、ステッ
プS203に進み、送信要求がどのターミナルからのも
のかを算出し、その後ステップS204において時計6
eから時計データを読み込む。続いて、ステップS20
5においてターミナルからデータを受信し、受信したデ
ータにエラーが有るか否かをステップS206において
判定する、エラーがなく判定がNOのときは、次にステ
ップS207においてRAM6dの格納エリアに空きが
有るか否かを判定し、判定がYESであれば、ステップ
S208において総営収、未収金額などを算出し、該算
出結果と必要データを続くステップS209においてタ
ーミナルに返送する。
上記ステップS206の判定がYES、すなわちエラー
がある場合、及びステップS207の判定がNO、すな
わちエリアに空きがない場合には、ステップS210で
エラー処理してからステップS209に進み、ターミナ
ルにデータを返送する。データの返送後、ステップS2
11において返送データにエラーが有るか否かを判定
し、判定がNOのときにはステップS212で処理部7
に送るためのデータを作成してRAM6dに格納する。
その後、ステップS213で次のターミナルを指定して
からステップS214で未処理のターミナル5送信要求
が有るか否かを判定する。判定がYESのときはステッ
プS215で処理部7にNAK信号を送信してからステ
ップS203に戻る。
上記ステップS211の判定がYESのときは、ステッ
プS212〜213を飛ばしてステップS214に進
む。また、ステップS214の判定がNOのときはステ
ップS201に戻る。
上記ステップS202の判定がYESのときは、ステッ
プS216に進み、ここで送信要求であるか否かを判定
する。判定がNOのときはステップS217で受信要求
であるか否かを判定し、このステップS217の判定が
NOのときはステップS201に戻る。
上記ステップS216の判定がYESのときは、ステッ
プS218で処理部7からデータを受信し、ステップS
219でエラーが有るか否かを判定する。判定がYES
のときはステップS201に戻り、NOのときはステッ
プS220に進み、ここで受信データをRAM6aに格
納してからステップS201に戻る。
ステップS217の判定がYESのときは、処理部7へ
送信するデータが有るか否かをステップS221で判定
し、YESのときはステップS222でデータを送信
し、NOのときはステップS223でEOT信号を送信
してからステップS201に戻る。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、タクシーが入庫し
て時系列データの収集が行われるとき、このデータと一
緒に基準時刻データも収集されて蓄積されるようになっ
ているため、各営業の所要時間を表すデータからなる各
営業の時系列データの基準時刻として上記基準時刻デー
タを使用して逆算処理することによって、各営業の時刻
を知ることができるようになる。
特に本発明では、収集する時系列データが各営業の所要
時間を表すデータからなり、また基準時刻データを発生
する時刻データ発生手段がデータを収集処理するタクシ
ー運行データ収集処理装置側に設けられていて、各タク
シーに搭載されるタクシー運行データ発生蓄積装置側に
設けられていないので、時刻を正確に保持するための管
理が数の少ない時刻データ発生手段についてのみ行えば
よく、誤った時刻データに基づいて運行データを処理す
ることを実質的になくすることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるタクシー運行データ収集システム
の基本構成を示すブロック図、第2図は本発明の一実施
例を示すブロック図、第3図は指数データのフレーム構
成を示す説明図、第4図は営業時系列データのフレーム
構成を示す説明図、第5図は出入庫データのフレーム構
成を示す説明図、第6図は時系列データの構成を示す説
明図、第7図は所要時間の計測の仕方を示す説明図、第
8図はデータ収集部のCPUの行う仕事を示すフローチ
ャート図、第9図はターミナルの構成を示すブロック
図、第10図はプラグとジャックの関係を示す断面図、
第11図はターミナルから中継器へのデータのフォーマ
ットを示す図、第12図は中継器の構成を示すブロック
図、第13図は中継器からターミナルへの返送データの
フォーマットを示す図、第14図はターミナル及び中継
器内の伝送タイミングチャートを示す図、第15図は中
継器から処理部へのデータのフォーマットを示す図、第
16図はターミナルのCPUの仕事を示すフローチャー
ト図、及び第17図は中継器のCPUの仕事を示すフロ
ーチャート図である。 A……タクシー運行データ発生蓄積装置、B……タクシ
ー運行データ収集処理装置、6……データ収集蓄積手段
(中継器)、6e……時刻データ発生手段(時計)。
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭58−200385(JP,A) 特開 昭58−71410(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】タクシーに搭載され、前回の営業の終了か
    ら当該営業の終了までの期間の所要時間を表すデータか
    らなる営業時系列データを発生して蓄積するタクシー運
    行データ発生蓄積装置Aと、 タクシー運行データを収集処理する場所に設置されたタ
    クシー運行データ収集処理装置Bとを具備し、 前記タクシー運行データ収集処理装置Bが、タクシーの
    基準時刻データを発生する時刻データ発生手段6eを有
    するデータ収集蓄積手段6を備え、 該データ収集蓄積手段6が、タクシーに搭載された前記
    タクシー運行データ発生蓄積装置Aからのデータの入力
    時に、前記時刻データ発生手段6eから時刻データを読
    込み、該読込んだ時刻データと前記タクシー運行データ
    発生蓄積装置Aから入力したデータとを収集し蓄積する ことを特徴とするタクシー運行データ収集処理システ
    ム。
JP30793086A 1986-12-25 1986-12-25 タクシー運行データ収集処理システム Expired - Lifetime JPH0640354B2 (ja)

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JPS63163590A JPS63163590A (ja) 1988-07-07
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