JPH0637794Y2 - 卓上型パルス燃焼式フライヤ - Google Patents
卓上型パルス燃焼式フライヤInfo
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- JPH0637794Y2 JPH0637794Y2 JP1988119573U JP11957388U JPH0637794Y2 JP H0637794 Y2 JPH0637794 Y2 JP H0637794Y2 JP 1988119573 U JP1988119573 U JP 1988119573U JP 11957388 U JP11957388 U JP 11957388U JP H0637794 Y2 JPH0637794 Y2 JP H0637794Y2
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47J—KITCHEN EQUIPMENT; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; APPARATUS FOR MAKING BEVERAGES
- A47J37/00—Baking; Roasting; Grilling; Frying
- A47J37/12—Deep fat fryers, e.g. for frying fish or chips
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Frying-Pans Or Fryers (AREA)
- Fluidized-Bed Combustion And Resonant Combustion (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、油を用いた揚げ物料理等に使用するフライ
ヤ、特にパルス燃焼器を用いた卓上型のパルス燃焼式フ
ライヤに関する。
ヤ、特にパルス燃焼器を用いた卓上型のパルス燃焼式フ
ライヤに関する。
(従来の技術) この種のフライヤには、油槽内にシールした電熱線を通
した電気ヒータ式のものや、油槽内に煙管形の熱交換器
を通したガスバーナ式のものがあり、最近はガスを用い
たパルス燃焼式のものも出現している。此等は床面上に
立設して使用する大型のものが大部分であり、調理場内
の床面積を減少させる目的で冷蔵庫や冷凍庫等の上に置
いて使用する卓上型のものは、電気ヒータ式のものを除
き従来は存在しなかった。
した電気ヒータ式のものや、油槽内に煙管形の熱交換器
を通したガスバーナ式のものがあり、最近はガスを用い
たパルス燃焼式のものも出現している。此等は床面上に
立設して使用する大型のものが大部分であり、調理場内
の床面積を減少させる目的で冷蔵庫や冷凍庫等の上に置
いて使用する卓上型のものは、電気ヒータ式のものを除
き従来は存在しなかった。
(考案が解決しようとする課題) 電気ヒータ式のものは、ガズを用いるものに比して、同
一の加熱能力を得るための運転費用が大となり、また電
熱線の交換もかなり頻繁に行う必要があるので維持費用
も大となる。そこで卓上型フライヤにおいてもガスを燃
料とすることが要望されるが、ガスバーナ式のものは予
定の加熱能力を維持して燃焼室や熱交換器を小型化する
ことができないので卓上型にするには無理がある。これ
に対しパルス燃焼式のものは燃焼室単位容積当りの発熱
量が高く、またテールパイプにおける熱伝達係数も大で
あるので卓上型とする可能性があるが、従来のものは油
槽の下側に給気マフラ、排気マフラ、デカップラ、電装
箱等を配置していたので油槽の位置を下げるのに限度が
あり、そのまゝでは卓上型にすることはできなかった。
本考案は、各構成部品の配置を工夫して油槽の位置を下
げることにより、他の器具上に載せて使用して調理室内
の床面積を減少させることができる卓上型パルス燃焼式
フライヤを提供することを目的とする。
一の加熱能力を得るための運転費用が大となり、また電
熱線の交換もかなり頻繁に行う必要があるので維持費用
も大となる。そこで卓上型フライヤにおいてもガスを燃
料とすることが要望されるが、ガスバーナ式のものは予
定の加熱能力を維持して燃焼室や熱交換器を小型化する
ことができないので卓上型にするには無理がある。これ
に対しパルス燃焼式のものは燃焼室単位容積当りの発熱
量が高く、またテールパイプにおける熱伝達係数も大で
あるので卓上型とする可能性があるが、従来のものは油
槽の下側に給気マフラ、排気マフラ、デカップラ、電装
箱等を配置していたので油槽の位置を下げるのに限度が
あり、そのまゝでは卓上型にすることはできなかった。
本考案は、各構成部品の配置を工夫して油槽の位置を下
げることにより、他の器具上に載せて使用して調理室内
の床面積を減少させることができる卓上型パルス燃焼式
フライヤを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) このために、本考案による卓上型パルス燃焼式フライヤ
は、添付図面に例示する如く、パルス燃焼器30の燃焼室
31及びその出口に基端が接続されたテールパイプ32を、
箱状のケース10に支持されて上側が開放された油槽20内
の下部に設けてなるパルス燃焼式フライヤにおいて、高
さが低い前部11と高く立ち上がった後部12を有する前記
ケース10と、このケースの前記前部11に左右方向一側に
偏って支持されて同ケースの底板13に接近した前半部21
aと同底板から上方に離れた後半部21bよりなる底部21を
有する前記油槽20と、前記ケース10の前記後部12内に収
納された給気マフラ41及び排気マフラ51と、異なる位置
において前記燃焼室31及び給気マフラ41にそれぞれ連通
されたエアチャンバ40と、少なくとも一部分が前記油槽
21の底部21の前記後半部21bと前記ケース10の底板13の
間に設けられ異なる位置において前記テールパイプ32の
末端34aと前記排気マフラ51にそれぞれ連通されたデカ
ップラ50と、前記左右方向一側と反対側において前記油
槽20と前記ケース10の側板14の間に設けられてパルス燃
焼式フライヤの作動に必要な電装品を収納する電装箱60
を備えたことを特徴とするものである。
は、添付図面に例示する如く、パルス燃焼器30の燃焼室
31及びその出口に基端が接続されたテールパイプ32を、
箱状のケース10に支持されて上側が開放された油槽20内
の下部に設けてなるパルス燃焼式フライヤにおいて、高
さが低い前部11と高く立ち上がった後部12を有する前記
ケース10と、このケースの前記前部11に左右方向一側に
偏って支持されて同ケースの底板13に接近した前半部21
aと同底板から上方に離れた後半部21bよりなる底部21を
有する前記油槽20と、前記ケース10の前記後部12内に収
納された給気マフラ41及び排気マフラ51と、異なる位置
において前記燃焼室31及び給気マフラ41にそれぞれ連通
されたエアチャンバ40と、少なくとも一部分が前記油槽
21の底部21の前記後半部21bと前記ケース10の底板13の
間に設けられ異なる位置において前記テールパイプ32の
末端34aと前記排気マフラ51にそれぞれ連通されたデカ
ップラ50と、前記左右方向一側と反対側において前記油
槽20と前記ケース10の側板14の間に設けられてパルス燃
焼式フライヤの作動に必要な電装品を収納する電装箱60
を備えたことを特徴とするものである。
(考案の作用及び効果) 燃焼室内のガスの燃焼に必要な空気は給気マフラからエ
アチャンバを経て供給され、燃焼により生じた高温の燃
焼ガスはテールパイプを通って油槽内の油を加熱した
後、デカップラ及び排気マフラを経て外部に排出され
る。大きな容積を必要とする給気マフラと排気マフラは
高く立ち上がったケース後部内に収納され、デカップラ
は少なくとも一部が油槽底部の後半部とケースの底板の
間に設けられ、また電装箱は油槽とケースの側板の間に
設けられているので、油槽底部の前半部をケースの底板
に接近させることができ、ケースの底面から油槽の上面
までの高さは減少する。これにより調理場内の適当な高
さの器具上に載せて使用しても油槽の上面の位置が高く
なりすぎることがない卓上型パルス燃焼式を得ることが
でき、調理室内の床面積を減少させることができる。
アチャンバを経て供給され、燃焼により生じた高温の燃
焼ガスはテールパイプを通って油槽内の油を加熱した
後、デカップラ及び排気マフラを経て外部に排出され
る。大きな容積を必要とする給気マフラと排気マフラは
高く立ち上がったケース後部内に収納され、デカップラ
は少なくとも一部が油槽底部の後半部とケースの底板の
間に設けられ、また電装箱は油槽とケースの側板の間に
設けられているので、油槽底部の前半部をケースの底板
に接近させることができ、ケースの底面から油槽の上面
までの高さは減少する。これにより調理場内の適当な高
さの器具上に載せて使用しても油槽の上面の位置が高く
なりすぎることがない卓上型パルス燃焼式を得ることが
でき、調理室内の床面積を減少させることができる。
(実施例) 以下に、添付図面に示す実施例により、本考案の説明を
する。
する。
各構成部材を内部に収容するケース10は板金製の箱状
で、主として第1図に示す如く、高さが低い前部11と高
く立ち上がった後部12よりなり、側面から見て全体とし
てL形に形成されている。油槽20等を収容する前部11の
上面には、略コ形平面形状(第3図参照)のカバー18が
着脱自在に設けられ、後部12の上板には左右方向に長く
伸びる開口部15が立設されている。
で、主として第1図に示す如く、高さが低い前部11と高
く立ち上がった後部12よりなり、側面から見て全体とし
てL形に形成されている。油槽20等を収容する前部11の
上面には、略コ形平面形状(第3図参照)のカバー18が
着脱自在に設けられ、後部12の上板には左右方向に長く
伸びる開口部15が立設されている。
第1図及び第2図に示す如く、天ぷら油等を収容する油
槽20は、平面形状が長方形で上側が開放され、その底部
21は低い前半部21aとこれよりも高い後半部21bからな
り、前半部21aの一側(前側から見て左側)には約45度
の傾斜面21cが設けられている。主として第3図に示す
如く、油槽20はケース10の前部11内に、前側から見て左
側にかつ後側に偏って収容され、上縁が前部11から多少
上方に突出するように取付け固定されている。この取付
け状態において、油槽20の底部21の前半部21aはケース1
0の底板13と接近しており、後半部21bは底板13から上方
に離れている。油槽20の前板22の下端部には排油コック
26を設けた排油管25が前下りに設けられ、底部21の各部
分は使用後の油を完全に排出できるように排油管25側に
向かって下り坂となっている。前記カバー18は前部11上
側の油槽20を除く部分を覆い、開口枠19は内縁部が油槽
20の上部内側に挿入され、外縁部は先端が下方に屈折さ
れてカバー18上に当接している。開口枠19は後部12の全
面に沿った立上り部19aを有している。
槽20は、平面形状が長方形で上側が開放され、その底部
21は低い前半部21aとこれよりも高い後半部21bからな
り、前半部21aの一側(前側から見て左側)には約45度
の傾斜面21cが設けられている。主として第3図に示す
如く、油槽20はケース10の前部11内に、前側から見て左
側にかつ後側に偏って収容され、上縁が前部11から多少
上方に突出するように取付け固定されている。この取付
け状態において、油槽20の底部21の前半部21aはケース1
0の底板13と接近しており、後半部21bは底板13から上方
に離れている。油槽20の前板22の下端部には排油コック
26を設けた排油管25が前下りに設けられ、底部21の各部
分は使用後の油を完全に排出できるように排油管25側に
向かって下り坂となっている。前記カバー18は前部11上
側の油槽20を除く部分を覆い、開口枠19は内縁部が油槽
20の上部内側に挿入され、外縁部は先端が下方に屈折さ
れてカバー18上に当接している。開口枠19は後部12の全
面に沿った立上り部19aを有している。
油槽20内の天ぷら油を加熱するパルス燃焼器30は、第1
図〜第3図に示す如く、燃焼室31、テールパイプ31及び
混合室(図示省略)を主要な構成部材とし、燃焼室31と
テールパイプ32は油槽20内の下部に設けられている。燃
焼室31は混合気入口(図示省略)を開口したフランジ部
31aを介して油槽20の前板22に気密にねじ止め固定さ
れ、これにより比較的上方に位置するテールパイプ32は
底部21の後半部21b上に位置し、比較的下方に突出する
燃焼室31は前半部21a上に位置するように配置されてい
る。テールパイプ32は基端が燃焼室31の出口に気密に溶
着固定されて油槽20内に屈曲したループ状に配置され、
末端32aはフランジ部31aに気密に溶着固定され、前板22
の外面に固定した延長パイプ35に連通されている。混合
室は、前板22の全面を気密に覆うエアチャンバ40内に設
けられ、その内部は前記混合気入口を介して燃焼室31の
内部と連通されている。
図〜第3図に示す如く、燃焼室31、テールパイプ31及び
混合室(図示省略)を主要な構成部材とし、燃焼室31と
テールパイプ32は油槽20内の下部に設けられている。燃
焼室31は混合気入口(図示省略)を開口したフランジ部
31aを介して油槽20の前板22に気密にねじ止め固定さ
れ、これにより比較的上方に位置するテールパイプ32は
底部21の後半部21b上に位置し、比較的下方に突出する
燃焼室31は前半部21a上に位置するように配置されてい
る。テールパイプ32は基端が燃焼室31の出口に気密に溶
着固定されて油槽20内に屈曲したループ状に配置され、
末端32aはフランジ部31aに気密に溶着固定され、前板22
の外面に固定した延長パイプ35に連通されている。混合
室は、前板22の全面を気密に覆うエアチャンバ40内に設
けられ、その内部は前記混合気入口を介して燃焼室31の
内部と連通されている。
第1図及び第3図に示す如く、ケース10の後部12内の前
側から見て右半部には縦長の円筒形の給気マフラ41が設
けられ、この給気マフラ41は給気管42によりエアチャン
バ40に連通されている。下方に設けた電動式のシロッコ
ファン43からの空気は連通管44、給気マフラ41及び給気
管42を経てエアチャンバ40内に供給され、混合室内に向
かう流れのみを許容するフラッパバルブ(図示省略)を
経て混合室内に供給される。また、エアチャンバ40内に
はガスチャンバ(図示省略)が設けられ、電磁弁46を備
えたガス供給管45を経てガスチャンバ内に供給されたガ
スは、混合室に向かう流れのみを許容するフラッパバル
ブを経て混合室内に供給される。
側から見て右半部には縦長の円筒形の給気マフラ41が設
けられ、この給気マフラ41は給気管42によりエアチャン
バ40に連通されている。下方に設けた電動式のシロッコ
ファン43からの空気は連通管44、給気マフラ41及び給気
管42を経てエアチャンバ40内に供給され、混合室内に向
かう流れのみを許容するフラッパバルブ(図示省略)を
経て混合室内に供給される。また、エアチャンバ40内に
はガスチャンバ(図示省略)が設けられ、電磁弁46を備
えたガス供給管45を経てガスチャンバ内に供給されたガ
スは、混合室に向かう流れのみを許容するフラッパバル
ブを経て混合室内に供給される。
主として第1図に示す如く、パルス燃焼器30からの燃焼
ガスを消音して外部に排出する消音装置は、互いに直列
接続されたデカップラ50と排気マフラ51を主要な構成部
材としている。デカップラ50は燃焼室31の10倍以上の膨
張室容積を有する平たい箱形に形成され、第1図及び第
2図に示す如く、その前半部は油槽20の底部21の後半部
21bとケース10の底板13の間に位置している。デカップ
ラ30の前端部は油槽20の底部21の傾斜面21cの下端を通
る延長パイプ35を介してパルス燃焼器30のテールパイプ
32の末端32aに連通されている。排気マフラ51は縦長の
箱形で、ケース10の後半部12内の給気マフラ41と反対側
に設けられ、その下端はデカップラ50の後部上に当接さ
れ適当な絞りを介して連通され、上端には開口部15内に
突出する排気筒52が設けられている。
ガスを消音して外部に排出する消音装置は、互いに直列
接続されたデカップラ50と排気マフラ51を主要な構成部
材としている。デカップラ50は燃焼室31の10倍以上の膨
張室容積を有する平たい箱形に形成され、第1図及び第
2図に示す如く、その前半部は油槽20の底部21の後半部
21bとケース10の底板13の間に位置している。デカップ
ラ30の前端部は油槽20の底部21の傾斜面21cの下端を通
る延長パイプ35を介してパルス燃焼器30のテールパイプ
32の末端32aに連通されている。排気マフラ51は縦長の
箱形で、ケース10の後半部12内の給気マフラ41と反対側
に設けられ、その下端はデカップラ50の後部上に当接さ
れ適当な絞りを介して連通され、上端には開口部15内に
突出する排気筒52が設けられている。
第1図〜第3図に示す如く、前側から見て右側には、油
槽20とケース10の側板14の間に前後方向に延びる電装箱
60が設けられ、その内部に空気を送り込む冷却ファン61
が前端部に設けられている。電装箱60内には油槽20内の
油温を一定に保つための電磁弁46の開閉や、シロッコフ
ァン43や点火装置(図示省略)の作動や、各種表示装置
の作動等の制御動作のための各電装品が設けられ、此等
各電装品は電装箱60により油槽20からの輻射熱が遮断さ
れると共に冷却ファン61からの空気により冷却されるよ
うになっている。前記給気管42及びガス供給管45は電装
箱60の下側に設けられている。
槽20とケース10の側板14の間に前後方向に延びる電装箱
60が設けられ、その内部に空気を送り込む冷却ファン61
が前端部に設けられている。電装箱60内には油槽20内の
油温を一定に保つための電磁弁46の開閉や、シロッコフ
ァン43や点火装置(図示省略)の作動や、各種表示装置
の作動等の制御動作のための各電装品が設けられ、此等
各電装品は電装箱60により油槽20からの輻射熱が遮断さ
れると共に冷却ファン61からの空気により冷却されるよ
うになっている。前記給気管42及びガス供給管45は電装
箱60の下側に設けられている。
ガス供給管45からのガスと給気管42からの空気は、各フ
ラッパバルブを通って混合室に入り、混合されて燃焼室
31内に供給され、点火栓により点火されて高温の燃焼ガ
スとなる。この燃焼ガスは、その圧力により各フラッパ
バルブを閉じてガスと空気の流入を停止させると共に、
テールパイプ32内に流入して油槽20内の油を加熱し、延
長パイプ35、デカップラ50及び排気マフラ51を経て大気
中に排出される。排出される燃焼ガスの慣性により燃焼
室31内は負圧となり、各フラッパバルブが開いてガスと
空気は再び吸入され、混合気となって燃焼室31内に供給
される。これと同時に高温の燃焼ガスの相当部分は燃焼
室31とテールパイプ32及び延長パイプ35により構成され
る共鳴系の作用によりテールパイプ32内から燃焼室31内
に逆流し、この燃焼ガスにより燃焼室31内の混合気は着
火されて再び燃焼する。従ってシロッコファン43及び点
火栓はパルス燃焼器30の始動時のみ作動させればよく、
またこの燃焼は前記共鳴系の作用により短かい周波数
(例えば100ヘルツ)で繰り返される。排気マフラ51は
消音性能を高めるために複雑な内部構造を備えている
が、燃焼室31及び両パイプ32,35により構成される共鳴
系と排気マフラ51の間には大きな容積の膨張室を有する
デカップラ50が設けられているので、排気マフラ51の影
響を受けて前記共鳴系の作用が乱されることはなく、安
定したパイプ燃焼が行われる。
ラッパバルブを通って混合室に入り、混合されて燃焼室
31内に供給され、点火栓により点火されて高温の燃焼ガ
スとなる。この燃焼ガスは、その圧力により各フラッパ
バルブを閉じてガスと空気の流入を停止させると共に、
テールパイプ32内に流入して油槽20内の油を加熱し、延
長パイプ35、デカップラ50及び排気マフラ51を経て大気
中に排出される。排出される燃焼ガスの慣性により燃焼
室31内は負圧となり、各フラッパバルブが開いてガスと
空気は再び吸入され、混合気となって燃焼室31内に供給
される。これと同時に高温の燃焼ガスの相当部分は燃焼
室31とテールパイプ32及び延長パイプ35により構成され
る共鳴系の作用によりテールパイプ32内から燃焼室31内
に逆流し、この燃焼ガスにより燃焼室31内の混合気は着
火されて再び燃焼する。従ってシロッコファン43及び点
火栓はパルス燃焼器30の始動時のみ作動させればよく、
またこの燃焼は前記共鳴系の作用により短かい周波数
(例えば100ヘルツ)で繰り返される。排気マフラ51は
消音性能を高めるために複雑な内部構造を備えている
が、燃焼室31及び両パイプ32,35により構成される共鳴
系と排気マフラ51の間には大きな容積の膨張室を有する
デカップラ50が設けられているので、排気マフラ51の影
響を受けて前記共鳴系の作用が乱されることはなく、安
定したパイプ燃焼が行われる。
上記実施例によれば、大きな容積を必要とする給気マフ
ラ41と排気マフラ51はケース10の高く立ち上がった後部
12内に収納され、デカップラ50はその前半部が油槽20の
底部21の後半部21aとケース10の底板13の間に設けら
れ、電装箱60は油槽20とケース10の側板14のか間に設け
られ、また延長パイプ35は油槽20の底部21の傾斜面21c
の下を通り、給気管42及びガス供給管45は電装箱60の下
側を通るように設けられているので油槽20を底部21の前
半部21aがケース10の底板13に接近させるまで低下させ
ることができる。これによりケース10の底面から油槽20
の上面までの高さは減少するので、油槽20の上面までの
高さが低い卓上型パルス燃焼式フライヤを得ることがで
きる。
ラ41と排気マフラ51はケース10の高く立ち上がった後部
12内に収納され、デカップラ50はその前半部が油槽20の
底部21の後半部21aとケース10の底板13の間に設けら
れ、電装箱60は油槽20とケース10の側板14のか間に設け
られ、また延長パイプ35は油槽20の底部21の傾斜面21c
の下を通り、給気管42及びガス供給管45は電装箱60の下
側を通るように設けられているので油槽20を底部21の前
半部21aがケース10の底板13に接近させるまで低下させ
ることができる。これによりケース10の底面から油槽20
の上面までの高さは減少するので、油槽20の上面までの
高さが低い卓上型パルス燃焼式フライヤを得ることがで
きる。
添付図面は本考案による卓上型パルス燃焼式フライヤの
一実施例を示し、第1図は内部構造を示す全体側面図、
第2図は第1図のII-II断面図、第3図は全体平面図で
ある。 符号の説明 10……ケース、11……前部、12……後部、13……底板、
14……側板、20……油槽、21……底部、21a……前半
部、21b……後半部、30……パルス燃焼器、31……燃焼
室、32……テールパイプ、32a……末端、40……エアチ
ャンバ、41……給気マフラ、50……デカップラ、51……
排気マフラ、60……電装箱。
一実施例を示し、第1図は内部構造を示す全体側面図、
第2図は第1図のII-II断面図、第3図は全体平面図で
ある。 符号の説明 10……ケース、11……前部、12……後部、13……底板、
14……側板、20……油槽、21……底部、21a……前半
部、21b……後半部、30……パルス燃焼器、31……燃焼
室、32……テールパイプ、32a……末端、40……エアチ
ャンバ、41……給気マフラ、50……デカップラ、51……
排気マフラ、60……電装箱。
Claims (1)
- 【請求項1】パルス燃焼器の燃焼室及びその出口に基端
が接続されたテールパイプを、箱状のケースに支持され
て上側が開放された油槽内の下部に設けてなるパルス燃
焼式フライヤにおいて、高さが低い前部と高く立ち上が
った後部を有する前記ケースと、このケースの前記前部
に左右方向一側に偏って支持されて同ケースの底板に接
近した前半部と同底板から上方に離れた後半部よりなる
底部を有する前記油槽と、前記ケースの前記後部内に収
納された給気マフラ及び排気マフラと、異なる位置にお
いて前記燃焼室及び給気マフラにそれぞれ連通されたエ
アチャンバと、少なくとも一部分が前記油槽の底部の前
記後半部と前記ケースの底板の間に設けられ異なる位置
において前記テールパイプの末端と前記排気マフラにそ
れぞれ連通されたデカップラと、前記左右方向一側と反
対側において前記油槽と前記ケースの側板の間に設けら
れてパルス燃焼式フライヤの作動に必要な電装品を収納
する電装箱を備えたことを特徴とする卓上型パルス燃焼
式フライヤ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988119573U JPH0637794Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 卓上型パルス燃焼式フライヤ |
US07/404,509 US4947824A (en) | 1988-09-12 | 1989-10-08 | Pulse combustion fat fryer of the table type |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988119573U JPH0637794Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 卓上型パルス燃焼式フライヤ |
Publications (2)
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JPH0240343U JPH0240343U (ja) | 1990-03-19 |
JPH0637794Y2 true JPH0637794Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=14764693
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988119573U Expired - Lifetime JPH0637794Y2 (ja) | 1988-09-12 | 1988-09-12 | 卓上型パルス燃焼式フライヤ |
Country Status (2)
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-
1988
- 1988-09-12 JP JP1988119573U patent/JPH0637794Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-10-08 US US07/404,509 patent/US4947824A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
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JPH0240343U (ja) | 1990-03-19 |
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