JPH0637515Y2 - 火災報知設備 - Google Patents
火災報知設備Info
- Publication number
- JPH0637515Y2 JPH0637515Y2 JP16527887U JP16527887U JPH0637515Y2 JP H0637515 Y2 JPH0637515 Y2 JP H0637515Y2 JP 16527887 U JP16527887 U JP 16527887U JP 16527887 U JP16527887 U JP 16527887U JP H0637515 Y2 JPH0637515 Y2 JP H0637515Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- line
- sensor body
- socket
- voltage drop
- receiver
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Testing Electric Properties And Detecting Electric Faults (AREA)
- Fire Alarms (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は火災報知設備に関し、特に線路の断線,短絡
の他に感知器のソケットからの脱落あるいは盗難等をも
検出する設備に関する。
の他に感知器のソケットからの脱落あるいは盗難等をも
検出する設備に関する。
[従来例] 一般に用いられる火災報知設備は、各火災監視地区毎に
地区線路が伸び、作動時,低インピーダンスで短絡する
火災感知器が線路間に複数個接続されている。
地区線路が伸び、作動時,低インピーダンスで短絡する
火災感知器が線路間に複数個接続されている。
このような火災報知設備において、感知器本体のソケッ
トからの脱落あるいは盗難を検出するようにしたものと
しては、特公昭59-5955号で示されるように、第2図あ
るいは第3図に示すようなものが知られている。すなわ
ち受信機10から火災監視地区へ伸びた線路lと、線路l
に接続された感知器Dとを有し、感知器Dのソケット2
の接続端子を3個a,b,c備え、一対の線路lの一方はそ
の内の1個の端子aに接続し、他方の線路lは受信機10
側と終端器r側の線をそれぞれ別個c,bに接続し、感知
器本体1とソケット2とを係合する部分に本体1とソケ
ット2との係合によって短終される係合接点4を設けた
ものが知られている。このような構成において通常の監
視時は終端器rのインピーダンスの値によって決まる電
流が線路lに流れている。
トからの脱落あるいは盗難を検出するようにしたものと
しては、特公昭59-5955号で示されるように、第2図あ
るいは第3図に示すようなものが知られている。すなわ
ち受信機10から火災監視地区へ伸びた線路lと、線路l
に接続された感知器Dとを有し、感知器Dのソケット2
の接続端子を3個a,b,c備え、一対の線路lの一方はそ
の内の1個の端子aに接続し、他方の線路lは受信機10
側と終端器r側の線をそれぞれ別個c,bに接続し、感知
器本体1とソケット2とを係合する部分に本体1とソケ
ット2との係合によって短終される係合接点4を設けた
ものが知られている。このような構成において通常の監
視時は終端器rのインピーダンスの値によって決まる電
流が線路lに流れている。
いま、感知器本体1がソケット2から盗難等によって取
り外されると、端子b,c間は係合接点4が外れることに
よって開放され、線路lに流れる電流が零となり、した
がって受信機10においてこの線路lの電流の有無を検出
することで感知器本体1の盗難を感知できる。しかしこ
のような従来のものは、感知器本体1の脱落と、線路l
の断線とが同一の信号となり、識別できず、さらに脱落
した感知器D以降に接続された感知器が動作不能となる
等のことから、第3図に示すように感知器本体1の脱落
によって端子b,c間を周期的に断線させるパルス発生器O
SCを設けたものも知られている。このように感知器本体
1がソケット2から脱落したとき、線路lの一方を断線
させることによって、回路が複雑化するが、当該感知器
D以降に接続された感知器Dも作動可能となり、また線
路lの断線との区別も可能となる。
り外されると、端子b,c間は係合接点4が外れることに
よって開放され、線路lに流れる電流が零となり、した
がって受信機10においてこの線路lの電流の有無を検出
することで感知器本体1の盗難を感知できる。しかしこ
のような従来のものは、感知器本体1の脱落と、線路l
の断線とが同一の信号となり、識別できず、さらに脱落
した感知器D以降に接続された感知器が動作不能となる
等のことから、第3図に示すように感知器本体1の脱落
によって端子b,c間を周期的に断線させるパルス発生器O
SCを設けたものも知られている。このように感知器本体
1がソケット2から脱落したとき、線路lの一方を断線
させることによって、回路が複雑化するが、当該感知器
D以降に接続された感知器Dも作動可能となり、また線
路lの断線との区別も可能となる。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、上記のような従来のもにおいては、断線
と感知器本体の脱落との区別が困難であったり、あるい
は感知器側および受信機側のこれらの識別のための回路
が複雑で高価なものとなる等の欠点を有していた。
と感知器本体の脱落との区別が困難であったり、あるい
は感知器側および受信機側のこれらの識別のための回路
が複雑で高価なものとなる等の欠点を有していた。
[問題点を解決するための手段] この考案は、電圧降下を検出するインピーダンス素子を
介して受信機の電源より伸びる一対の線路の終端に所定
のインピーダンスを有する終端器を接続し、また線路の
少なくとも一方は感知器本体をソケットを介して接続す
ることにより受信機より終端器までの線路が開通するよ
うにして、電圧降下を検出するインピーダンス素子の電
圧降下の変化より、通常の監視、線路の断線あるいは感
知器本体の脱落、線路の短絡あるいは感知器本体の作動
の3つの状態を識別する火災報知設備において、感知器
本体が作動したときに線路間を所定のインピーダンスに
より接続するインピーダンス素子と、感知器本体をソケ
ットから取り外したときに遮断される受信機より終端器
までの線路を所定のインピーダンスにより開通するイン
ピーダンス素子とをソケットに具備させ、電圧降下を検
出するインピーダンス素子の電圧降下の変化より、線路
の断線と感知器本体の脱落の状態を識別し得るようにす
ると共に、線路の短絡と感知器本体の作動の状態を識別
し得るようにして上記問題点を解決したものである。
介して受信機の電源より伸びる一対の線路の終端に所定
のインピーダンスを有する終端器を接続し、また線路の
少なくとも一方は感知器本体をソケットを介して接続す
ることにより受信機より終端器までの線路が開通するよ
うにして、電圧降下を検出するインピーダンス素子の電
圧降下の変化より、通常の監視、線路の断線あるいは感
知器本体の脱落、線路の短絡あるいは感知器本体の作動
の3つの状態を識別する火災報知設備において、感知器
本体が作動したときに線路間を所定のインピーダンスに
より接続するインピーダンス素子と、感知器本体をソケ
ットから取り外したときに遮断される受信機より終端器
までの線路を所定のインピーダンスにより開通するイン
ピーダンス素子とをソケットに具備させ、電圧降下を検
出するインピーダンス素子の電圧降下の変化より、線路
の断線と感知器本体の脱落の状態を識別し得るようにす
ると共に、線路の短絡と感知器本体の作動の状態を識別
し得るようにして上記問題点を解決したものである。
[実施例] 第1図は、この考案の設備の一実施例を示す回路図、第
4図は第1図の動作を説明するための線路電流の状態を
表す図である。なお、第2図と同一部分は同一記号を用
いて表し、その部分の説明も省略する。
4図は第1図の動作を説明するための線路電流の状態を
表す図である。なお、第2図と同一部分は同一記号を用
いて表し、その部分の説明も省略する。
第1図において、ソケット2には端子aと本体1の検出
3との間にランプ5が設けられ、また端子b,c間には抵
抗Rが接続されている以外は、第2図とほぼ同様であ
る。なお、ランプ5および抵抗Rはいずれも一定の電圧
降下を生ずるものであれば良く、抵抗の外に例えばダイ
オード,定電圧ダイオード,発光ダイオードあるいはこ
れらの組合せ等を用いることもでき、これは終端器rに
ついても同様である。
3との間にランプ5が設けられ、また端子b,c間には抵
抗Rが接続されている以外は、第2図とほぼ同様であ
る。なお、ランプ5および抵抗Rはいずれも一定の電圧
降下を生ずるものであれば良く、抵抗の外に例えばダイ
オード,定電圧ダイオード,発光ダイオードあるいはこ
れらの組合せ等を用いることもでき、これは終端器rに
ついても同様である。
このような構成において、通常の監視時においては線路
lにほぼ終端器rの負荷が接続された状態となり、この
ときの監視電流は第4図(ハ)で示すような値となって
いる。
lにほぼ終端器rの負荷が接続された状態となり、この
ときの監視電流は第4図(ハ)で示すような値となって
いる。
感知器Dの本体1が盗難等によってソケット2から取り
外されると係合接点4による端子b,c間の短絡状態が開
放状態となり、端子b,c間には抵抗Rが挿入された状態
となる。したがって線路lにはほぼ抵抗Rと終端器rと
の直列抵抗が負荷として接続されることになり、このと
きの電流は第4図(ニ)のような値となる。
外されると係合接点4による端子b,c間の短絡状態が開
放状態となり、端子b,c間には抵抗Rが挿入された状態
となる。したがって線路lにはほぼ抵抗Rと終端器rと
の直列抵抗が負荷として接続されることになり、このと
きの電流は第4図(ニ)のような値となる。
感知器Dが作動すると、線路lにはランプ5が負荷とし
て接続され、第4図(ロ)に示す電流が流れ、また線路
lが短絡すると第4図(イ)に示すような電流となり、
さらに線路lが断線すると第4図(ホ)に示すように線
路電流は零となる。
て接続され、第4図(ロ)に示す電流が流れ、また線路
lが短絡すると第4図(イ)に示すような電流となり、
さらに線路lが断線すると第4図(ホ)に示すように線
路電流は零となる。
以上のような電流の変化は、例えば第5図に示すように
受信機10の電源と線路lに挿入されたリレー31のような
インピーダンス素子の電圧降下の変化として検出し、こ
れを複数のコンパレータ11〜14によって識別し、表示器
15〜18で表示される。各状態における電圧の設定は、分
圧抵抗19〜23の抵抗値を調整して行えば良く、これらの
電圧比較回路はこの実施例に限定されるものではなく、
他の電子回路を用いて行うこともできる。
受信機10の電源と線路lに挿入されたリレー31のような
インピーダンス素子の電圧降下の変化として検出し、こ
れを複数のコンパレータ11〜14によって識別し、表示器
15〜18で表示される。各状態における電圧の設定は、分
圧抵抗19〜23の抵抗値を調整して行えば良く、これらの
電圧比較回路はこの実施例に限定されるものではなく、
他の電子回路を用いて行うこともできる。
[考案の効果] この考案の火災報知設備は、感知器本体をソケットから
取り外したときに線路に直列に抵抗が挿入される簡単な
回路構成を付加したので、受信機側でその線路電流の変
化を検出することにより、線路の断線と感知器本体の脱
落を識別することができる。また、火災を感知して感知
器本体が作動したときに線路間を抵抗により接続する簡
単な回路構成も付加したので、受信機側でその線路電流
の変化を検出することにより、線路の短絡と感知器本体
の作動を識別することもできる。
取り外したときに線路に直列に抵抗が挿入される簡単な
回路構成を付加したので、受信機側でその線路電流の変
化を検出することにより、線路の断線と感知器本体の脱
落を識別することができる。また、火災を感知して感知
器本体が作動したときに線路間を抵抗により接続する簡
単な回路構成も付加したので、受信機側でその線路電流
の変化を検出することにより、線路の短絡と感知器本体
の作動を識別することもできる。
第1図はこの考案の火災報知設備の回路図、第2図,第
3図は従来例を示す図、第4図は第1図の説明のための
線路電流の状態を示す図、第5図は第1図の受信機の要
部回路図をそれぞれ示す。 1…感知器本体、2…ソケット、D…感知器、l…線
路、10…受信機、11〜14…電圧比較器
3図は従来例を示す図、第4図は第1図の説明のための
線路電流の状態を示す図、第5図は第1図の受信機の要
部回路図をそれぞれ示す。 1…感知器本体、2…ソケット、D…感知器、l…線
路、10…受信機、11〜14…電圧比較器
Claims (1)
- 【請求項1】電圧降下を検出するインピーダンス素子を
介して受信機の電源より伸びる一対の線路の終端に所定
のインピーダンスを有する終端器を接続し、また上記線
路の少なくとも一方は感知器本体をソケットを介して接
続することにより上記受信機より終端器までの線路が開
通するようにして、上記電圧降下を検出するインピーダ
ンス素子の電圧降下の変化より、通常の監視、線路の断
線あるいは感知器本体の脱落、線路の短絡あるいは感知
器本体の作動の3つの状態を識別する火災報知設備にお
いて、 上記感知器本体が作動したときに上記線路間を所定のイ
ンピーダンスにより接続するインピーダンス素子と、 上記感知器本体をソケットから取り外したときに遮断さ
れる上記受信機より終端器までの線路を所定のインピー
ダンスにより開通するインピーダンス素子とを上記ソケ
ットに具備させ、 上記電圧降下を検出するインピーダンス素子の電圧降下
の変化より、線路の断線と感知器本体の脱落の状態を識
別し得るようにすると共に、線路の短絡と感知器本体の
作動の状態を識別し得るようにしたことを特徴とする火
災報知設備。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16527887U JPH0637515Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 火災報知設備 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16527887U JPH0637515Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 火災報知設備 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0172689U JPH0172689U (ja) | 1989-05-16 |
JPH0637515Y2 true JPH0637515Y2 (ja) | 1994-09-28 |
Family
ID=31451617
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16527887U Expired - Lifetime JPH0637515Y2 (ja) | 1987-10-30 | 1987-10-30 | 火災報知設備 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637515Y2 (ja) |
-
1987
- 1987-10-30 JP JP16527887U patent/JPH0637515Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0172689U (ja) | 1989-05-16 |
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