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JPH06334278A - リジッドフレックスプリント配線板 - Google Patents

リジッドフレックスプリント配線板

Info

Publication number
JPH06334278A
JPH06334278A JP11726593A JP11726593A JPH06334278A JP H06334278 A JPH06334278 A JP H06334278A JP 11726593 A JP11726593 A JP 11726593A JP 11726593 A JP11726593 A JP 11726593A JP H06334278 A JPH06334278 A JP H06334278A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rigid
wiring board
printed wiring
flexible
prepreg
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP11726593A
Other languages
English (en)
Inventor
Heijiro Yanagi
平次郎 柳
Masahiro Tamura
雅浩 田村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsui Toatsu Chemicals Inc filed Critical Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Priority to JP11726593A priority Critical patent/JPH06334278A/ja
Publication of JPH06334278A publication Critical patent/JPH06334278A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H05ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • H05KPRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
    • H05K3/00Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
    • H05K3/46Manufacturing multilayer circuits
    • H05K3/4688Composite multilayer circuits, i.e. comprising insulating layers having different properties
    • H05K3/4691Rigid-flexible multilayer circuits comprising rigid and flexible layers, e.g. having in the bending regions only flexible layers

Landscapes

  • Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
  • Structure Of Printed Boards (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 フレキ部とリジッド部の接着に樹脂フロ−
が8〜16%のプリプレグを使用することからなるリジ
ッドフレックスプリント配線板。 【効果】 積層の為のレイアップ作業性の優れた、寸
法安定性、位置精度の優れたリジッドフレックスプリン
ト配線板を提供する事が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フレキシブルプリント
配線板を保護層で覆ったフレキ部とリジッドプリント配
線板からなるリジッド部とを一体化成形し外層加工して
得られるリジッドフレックスプリント配線板及びその製
造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ポリイミド樹脂やポリエステル樹
脂等のベースフィルムに銅箔等の金属導体を張りつけた
ものに回路形成し、これにポリイミドやポリエステル等
のカバーフィルム等の保護層を接着した折り曲げ可能な
フレキシブルプリント配線板は公知である。またガラス
布や紙等の基材に樹脂を含浸させたシートであるプリプ
レグを重ねその外側に銅箔を配置し、加熱加圧処理して
得た積層板を回路形成したリジッドプリント配線板も公
知である。更にフレキシブルプリント配線板を保護層で
覆ったフレキ部と、リジッドプリント配線板からなるリ
ジッド部とを連続して形成し一体化したリジッドフレッ
クスプリント配線板も公知である。
【0003】従来のリジッドフレックスプリント配線板
は、リジッド部とフレキ部の接着においてボンディング
シートを用いるのが通例であった。これにはアクリル
系、エポキシ系等の種類があるが、いずれの場合にもガ
ラス繊維等の心材を含むものでは無く、接着成分がシー
ト状に加工されたものもの(例:デュポン社製パイララ
ックス、ニッカン工業製:ニカフレックス)である。
【0004】しかしながら、この様に構成されるリジッ
ドフレックスプリント配線板においては、ボンディング
シートが、打ち抜き加工作業や積層時のレイアップ作業
等において、変形しやすく極めて作業性が悪くまたその
結果、位置精度が低下し本来接着すべき位置からのずれ
が発生し歩留りが低下する原因となっていた。またガラ
ス繊維の様な心材が入っていない為に積層後のリジッド
部とフレキ部が接着された部分(リジッドフレキ部)に
おいて膨張係数が大きくなり、寸法安定性に問題が発生
する事がしばしばあることを本発明者らは見いだした。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記の如き問
題に鑑みて検討した結果なされたものであり、積層時の
作業性の優れたフレキ部とリジッド部の張り合わせにお
いてずれの問題の発生が無く、また積層後のリジッドフ
レキ部の寸法安定性良好なリジッドフレックスプリント
配線板及びその製造方法を提供する事を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、フ
レキシブルプリント配線板を保護層で覆ったフレキ部
と、リジッドプリント配線板からなるリジッド部とを一
体化成形及び外層加工して得られるリジッドフレックス
プリント配線板において、前記フレキ部とリジッド部の
一体化成形を樹脂フローが8〜16%のプリプレグを用
いて行う事を特徴とするリジッドフレックスプリント配
線板、であり、また、フレキシブルプリント配線板を保
護層で覆ったフレキ部と、リジッドプリント配線板から
なるリジッド部とを一体化成形及び外層加工してなるリ
ジッドフレックスプリント配線板の製造方法において、
フレキシブル銅張積層板に回路形成を行いフレキシブル
プリント配線板を加工する工程と、カバーフィルム等の
保護層で該フレキシブルプリント配線板を覆いフレキ部
を製造する工程と、リジッド銅張積層板に回路形成を行
いリジッドプリント配線板を加工しリジッド部とする工
程と、樹脂フローが8〜16%であるプリプレグを外形
加工し不要部を除去する工程と、前記リジッド部と前記
フレキ部とを前記外形加工し不要部を除去した樹脂フロ
ーが8〜16%のプリプレグを用いて一体化成形する工
程を含むことを戸特徴とするリジッドフレックスプリン
ト配線板の製造方法、であり、好ましくは、これらにお
いて、フレキ部とリジッド部の一体化成形を、オートク
レーブプレスを使用する積層プレスにより行うものであ
る。
【0007】以下、図面を参照しながら、本発明の実施
の一例を説明する。図1は本発明の一実施例の断面図、
図2は従来のリジッドフレックスプリント配線板の断面
図、である。図1及び又は図2において、1はフレキシ
ブルプリント配線板、2はカバーフィルム、カバーコー
ト等の保護層、3はプリプレグ、4はリジッドプリント
配線板、5は金属導体、6はスルーホール、7はボンデ
ィングシートを表す。本発明においては、図1に示すよ
うに、リジッド部とフレキ部の一体化成形には樹脂フロ
ーが8〜16%のプリプレグを使用しており、プリプレ
グとリジッド部の位置精度は良好である。
【0008】一方、従来技術の図2においては、リジッ
ド部とフレキ部の一体化成形においてボンディングシー
トが使用されており、ボンディングシートとリジッド部
との位置精度が低下しずれが発生している事が判る。
【0009】図3〜図10は本発明におけるリジッドフ
レックスプリント配線板製造工程の各段階に於ける材料
の平面図(A)および断面図(B)である。図3はフレ
キシブル銅張積層板、図4はフレキシブル銅張積層板を
回路加工したフレキシブルプリント配線板、図5はカバ
ーフィルム、図6は図4のフレキシブルプリント配線板
に図5のカバーフィルムで保護層を形成したもの、図7
はリジッド銅張積層板に回路加工したリジッドプリント
配線板、図8は樹脂フローが8〜16%のプリプレグ
を、金型等で外形加工したもの、図9は、図6のフレキ
部と図7のリジッド部を、図8のプリプレグを用いて一
体化成形したもの、図10は図9の積層体を、外層加
工、例えばドリル加工、銅めっき、回路形成、ソルダー
レジスト、ソルダーコート、外形加工等の加工を行い作
成したリジッドフレックスプリント配線板である。
【0010】本発明に用いるフレキシブル銅張積層板
は、特に限定するものではないが、絶縁層が全てポリイ
ミドから構成されているもの、例えばMTーネオフレッ
クス(三井東圧化学製)、チッソフレックス(チッソ
製)、エスパネックス(新日鉄化学製)、エッチャーフ
レックス(サウスウオ ール製)等があり、絶縁層がポリ
イミドフィルムとその両面にアクリル系、エポキシ系等
の接着層のついたもの、例えばパイララックス(デュポ
ン製)、ニカフレックス(ニッカン工業製)等がある。
本発明に用いるフレキシブル銅張積層板の絶縁層の厚さ
は、10μ〜100μが一般的であり、銅箔の厚さは上
限が70μ程度で、下限は特に制限は無く、1μ以上程
度が一般的であるが、勿論それより薄くても構わない。
銅箔の種類としては、圧延銅箔、電解銅箔、スパッタ法
による銅極薄膜等がり使い分けする。またポリイミドに
直接アディティブ法でパターンめっきする方法もあり、
従って銅箔厚さの下限は特に無い。
【0011】本発明においてフレキシブルプリント配線
板を覆う保護層は、ドライ状態のカバーフィルムや液状
のカバーコート等が相当するが特に限定するものでは無
い。カバーフィルムとして具体的に上げるならば、MT
ーネオフレックス(三井東圧化学製)、パイララックス
(デュポン製)、ニカフレックス(ニッカン工業製)、
TFAー577(東芝ケミカル製)等があり、カバーコ
ートとしては、SPIー150,SPIー200(新日
鉄化学製)、イメージマスク(日本ポリテック)等があ
る。カバーフィルムは、フレキシブルプリント配線板の
全面にプレス、ラミネーター等を用いて貼り付ける方法
が一般的である。カバーコートはフレキシブルプリント
配線板の全面或いは一部にスクリーン印刷、ロールコー
ター等で塗布し乾燥する。
【0012】本発明において、プリプレグとは、ガラス
布や紙等の基材に樹脂を含浸させたシート状のものであ
る。本発明において、フレキ部とリジッド部の接着に使
用するプリプレグは、樹脂フローが適度な範囲、具体的
には、8〜16%であることが好ましい。樹脂フローが
16%を越えるとホットプレス時にプリプレグ中の樹脂
がフローし過ぎて、フレキ部表面を汚染したり接着部の
樹脂か欠如し接着性能が低下する傾向にある。また樹脂
フローが8%に満たない場合は、積層時の埋め込み製が
不充分と成りやすくボイドの発生、半田耐熱性の低下が
懸念される。
【0013】本発明において規定している樹脂フローと
は、JIS C 6487(多層印刷回路用プリプレ
グ)の7.試験方法の7.6樹脂流れの項目に記述され
た方法により測定し得られるものである。但しこのJI
S C 6487はガラス布基材エポキシ樹脂に関する
ものであり、プレス温度の規定が170℃±3℃である
が、他の樹脂系のプリプレグを使用する場合は、その樹
脂の硬化に適したプレス温度に変更して同様の方法で行
う。
【0014】本発明において使用するプリプレグを構成
する樹脂は、特に限定するものではなく、エポキシ、ポ
リイミド、BTレジン、フェノール等やそれら2つ以上
の配合物、反応生成物等もあるが、プリプレグ化しホッ
トプレスにより、完全硬化させた場合の性能が、JIS
C 6487(多層印刷回路用プリプレグ)の6.性
能の6.6耐燃性、6.7電気的性能の項目を満たすも
のが望ましい。
【0015】本発明において、使用するプリプレグを構
成するガラスクロスは、その種類は特に限定するもので
はなくEーガラス、Cーガラス、Sーガラス等がある。
またその厚さは、特に限定するものではないが、0.0
3mm〜0.3mmが一般的であり特に0.05mm〜
0.2mmが好ましい。本発明において使用するプリプ
レグの樹脂分は40〜75%が一般的である。本発明に
おいてプリプレグはリジッド部とフレキ部の貼り合わせ
部に1枚或いは2枚以上用いる。
【0016】本発明において、リジッドプリント配線板
とは、ガラス布基材エポキシ樹脂、ガラス布基材ポリイ
ミド樹脂、紙基材フェノール樹脂、ガラス布・ガラス不
織布複合基材エポキシ樹脂、ガラス布・紙複合基材エポ
キシ樹脂等からなる銅張積層板をドライフィルム、液状
レジスト等を用いてエッチングレジストを形成する工程
とエッチングして回路形成する工程等から形成される。
銅張積層板の絶縁層の厚さは0.04mm〜1.6mm
が一般的であり、銅箔の厚さは9μ〜70μが一般的で
ある。
【0017】本発明において、プリプレグの外形加工は
金型、NCルーター等を用いて行われる。外形加工する
事により除去した部分は、最終的なリジッドフレックス
プリント配線板においてフレキ部が露出する部分に相当
する。
【0018】本発明において、フレキ部とリジッド部の
接着の為の積層プレスには、オートクレーブプレスを用
いるのが積層物の寸法変化量にばらつきが発生しにく
く、寸法精度の優れた製品を製造する事が出来、その結
果多くの積層物を同時に重ねて積層する事も可能となり
好ましい。
【0019】本発明においてフレキ部とリジッド部をプ
リプレグを用いて一体化する場合は、ピン、ハトメ等を
用いて材料間の位置関係を精度良く保ち、ハイドロプレ
ス、オートクレーブプレス等を用いて熱圧成形すること
が好ましい。必要に応じて紙、合成樹脂製のクッション
材を用い、成形条件は、使用するプリプレグの種類、ク
ッション構成、一段への重ね枚数、プレス方法等に依存
する為いちがいには言えないが、圧力は6〜60Kg/cm
2 ,温度は160〜260℃程度が一般的である。
【0020】
【実施例】以下、実施例により本発明の実施の態様の一
例を説明する。 〔実施例−1〕図1は本発明の一実施例の断面図であ
る。この図1においてカバーフィルム6は、ポリイミド
フィルムにエポキシ系接着剤を付与した構成されてお
り、具体的にはニッカフレックス(ニッカン工業製)を
使用した。使用したカバーフィルムのポリイミドフィル
ムの厚さは25μ、接着剤の厚さは35μである。フレ
キシブル部の絶縁層のベースフィルムは総てポリイミド
から構成されており、具体的にはMTーネオフレックス
の両面銅張積層板(三井東圧化学製)を使用しており、
その絶縁層厚さは25μ、銅箔は18μで圧延銅箔のも
のを使用している。
【0021】フレキシブル両面銅張積層板にドリル加工
し、およそ15μの銅めっきを行い、ドライフィルムを
用いてエッチングレジストを形成しエッチングにより回
路形成した。この回路形成したフレキシブルプリント配
線板に上記のカバーフィルムをオートクレーブプレスを
用いて積層した(温度160℃、圧力15Kg/cm2 ,時
間40分)。リジッド両面銅張積層板として絶縁層厚さ
0.2mm,銅箔厚さ片面18μ片面35μのものを用
い、35μ側にフレキシブルプリント配線板と同様に回
路形成し黒化処理した。プリプレグとしては、エポキシ
プリプレグ Rー1661(松下電工製成形後の厚さ
0.08mm、樹脂フロー15%、樹脂分63%)をヴ
ィクトリア型で外形加工し、層間に1枚ずつ挿入しオー
トクレーブプレスを用いてリジッド部とフレキ部を積層
した(温度170℃、圧力12Kg/cm2 ,時間100
分)。この積層後の基板に、ドリル加工、過マンガン酸
デスミア処理、銅めっき(めっき厚:約25μ)、パタ
ーン形成、ソルダーレジスト皮膜形成、文字印刷、半田
コートを行った後、NCルーターを用いて外形加工しリ
ジッドフレックスプリント配線板を得た。
【0022】この方法によれば、積層時の成形状態は良
好で成形ボイドの発生は皆無であり、積層プレス後にお
いてリジッドフレキ部から露出したフレキ部へのプリプ
レグのはみ出し量は、0.3mmであった。またプリプ
レグ中の樹脂の露出したフレキ部への流れだしもプリプ
レグ端部から0.3mmであった。また層間の整合性、
寸法精度的にも良好であり、基準孔に対する各層のパタ
ーン位置精度は設計値に比較して総て100μ以内であ
った。またプリント配線板完成後にJIS C5012
の9.耐侯性試験の項目に定められた9.3熱衝撃(高
温浸漬)試験を50サイクル実施したが何ら異常は見ら
れなかった。また同じくJIS C5012の9.耐候
性試験の項目に定められた9.5耐湿性(定常状態)試
験の処理を240時間実施した後、260℃の半田に2
0秒間フロート処理したが何ら異常は見られなかった。
【0023】〔実施例−2〕この実施例−2において
は、実施例−1におけるフレキ部とリジッド部の貼り合
わせ用のプリプレグとしてR−1661(松下電工製、
成形後の厚さ0.08mm,樹脂フロー9%、樹脂分6
3%)を使用する以外は実施例−1と同一条件で加工し
リジッドフレックスプリント配線板を得た。作成した基
板の品質評価は実施例−1と同じ項目について行い結果
を実施例−1の結果と合わせ表ー1に記した。
【0024】〔比較例ー1〕この比較例−1において
は、実施例−1におけるフレキ部とリジッド部の貼り合
わせ用のプリプレグとしてR−1661(松下電工製、
成形後の厚さ0.08mm,樹脂フロー40%、樹脂分
63%)を使用する以外は実施例−1と同一条件で加工
しリジッドフレックスプリント配線板を得た。この際最
終外形加工において、不要なリジッド板(フレキを露出
させる部分)の除去が極めて困難であった。作成した基
板の品質評価は、実施例と同じ項目について行い結果を
表−1に記した。
【0025】〔比較例−2〕この比較例−2において
は、実施例−1におけるフレキ部とリジッド部の貼り合
わせ用のプリプレグとしてRー1661(松下電工製、
成形後の厚さ0.08mm,樹脂フロー5%、樹脂分6
3%)を使用する以外は、実施例−1と同一条件で加工
しリジッドフレックスプリント配線板を得た。作成した
基板の品質評価は、実施例と同じ項目について行い結果
を表−1に記した。
【0026】〔比較例ー3〕この比較例−3において
は、実施例−1におけるフレキ部とリジッド部の貼り合
わせにボンディングシート(東芝ケミカル製、TFAー
880B)を使用し、フレキ部とリジッド部の貼り合わ
せにおいてハイドプレスを用いた(温度170℃、圧力
30Kg/cm2 ,時間60分)以外は、実施例ー1と同一
条件で加工しリジッドフレックスプリント配線板を得
た。作成した基板の品質評価は、実施例と同じ項目につ
いて行い結果を表−1に記した。
【0027】表−1に実施例、比較例の結果をまとめた
が、本発明の方法によれば、実施例−1及び実施例−2
に示す様に、成形ボイドの発生が無く、プリプレグ位置
精度が良好であり、樹脂ながれも実用的に問題ない程度
に小さく、熱衝撃試験、耐湿性試験後半田耐熱性、にお
いても異常は見られない。
【0028】一方、比較例−1においては、プリプレグ
の樹脂フローが本発明で規定する範囲を越えており、樹
脂流れが大きく最終的にフレキ部を露出させる為の不要
リジッド部の除去が困難であり、露出するフレキ部がプ
リプレグの樹脂で汚染されてしまう。この結果フレキ部
のフレキシビリティが損なわれるおそれもある。また位
置精度の低下も著しく実用の範囲(150μ以内)を越
えている。また耐湿試験後半田耐熱性においてもデラミ
等の欠陥が発生した。
【0029】比較例−2においては、プリプレグの樹脂
フローが本発明で規定する範囲の下限を下回っており、
成形ボイドの発生が見られ、耐湿試験後半田耐熱性にお
いてもデラミ等の欠陥が発生した。比較例−3において
は、リジッド部とフレキ部の一体化成形においてボンデ
ィングシートの位置ずれが発生しており実用上問題であ
り、また熱衝撃試験においては断線等の発生が見られ
た。以上、実施例、比較例の結果を表1に示す。
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明に従えば、積層の為のレイアップ
作業性の優れた、寸法安定性、位置精度の優れたリジッ
ドフレックスプリント配線板およびその製造方法が提供
されるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】従来のリジッドフレックスプリント配線板の断
面図
【図3】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図4】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図5】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図6】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図7】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図8】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図9】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工状
態を示す図
【図10】本発明の製造方法に含まれる各工程毎の加工
状態を示す図
【符号の説明】
1 フレキシブルプリント配線板 2 保護層(カバーフィルム或いはカバーコート) 3 プリプレグ 4 リジッドプリント配線板 5 金属導体 6 スルーホール 7 ボンディングシート 8 フレキシブル銅張積層板 9 真空容器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレキシブルプリント配線板を保護層で
    覆ったフレキ部と、リジッドプリント配線板からなるリ
    ジッド部とを一体化成形及び外層加工して得られるリジ
    ッドフレックスプリント配線板において、前記フレキ部
    とリジッド部の一体化成形を樹脂フローが8〜16%の
    プリプレグを用いて行う事を特徴とするリジッドフレッ
    クスプリント配線板。
  2. 【請求項2】 フレキシブルプリント配線板を保護層で
    覆ったフレキ部と、リジッドプリント配線板からなるリ
    ジッド部とを一体化成形及び外層加工してなるリジッド
    フレックスプリント配線板の製造方法において、フレキ
    シブル銅張積層板に回路形成を行いフレキシブルプリン
    ト配線板を加工する工程と、カバーフィルム等の保護層
    で該フレキシブルプリント配線板を覆いフレキ部を製造
    する工程と、リジッド銅張積層板に回路形成を行いリジ
    ッドプリント配線板を加工しリジッド部とする工程と、
    樹脂フローが8〜16%であるプリプレグを外形加工し
    不要部を除去する工程と、前記リジッド部と前記フレキ
    部とを前記外形加工し不要部を除去した樹脂フローが8
    〜16%のプリプレグを用いて一体化成形する工程を含
    むことを特徴とするリジッドフレックスプリント配線板
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 フレキ部とリジッド部の一体化成形を、
    オートクレーブプレスを使用する積層プレスにより行う
    請求項1記載のリジッドフレックスプリント配線板。
  4. 【請求項4】 フレキ部とリジッド部の一体化成形を、
    オートクレーブプレスを使用する積層プレスにより行う
    請求項2記載のリジッドフレックスプリント配線板の製
    造方法。
JP11726593A 1993-05-19 1993-05-19 リジッドフレックスプリント配線板 Pending JPH06334278A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11726593A JPH06334278A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 リジッドフレックスプリント配線板

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JPH06334278A true JPH06334278A (ja) 1994-12-02

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ID=14707484

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JP11726593A Pending JPH06334278A (ja) 1993-05-19 1993-05-19 リジッドフレックスプリント配線板

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JP (1) JPH06334278A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006294955A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Cmk Corp リジッドフレックス多層プリント配線板とその製造方法
JP2017011188A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 京セラ株式会社 印刷配線板の中間体および印刷配線板の製造方法

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JP2006294955A (ja) * 2005-04-13 2006-10-26 Cmk Corp リジッドフレックス多層プリント配線板とその製造方法
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