JPH06303728A - 電池の過電流保護回路 - Google Patents
電池の過電流保護回路Info
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- JPH06303728A JPH06303728A JP8334293A JP8334293A JPH06303728A JP H06303728 A JPH06303728 A JP H06303728A JP 8334293 A JP8334293 A JP 8334293A JP 8334293 A JP8334293 A JP 8334293A JP H06303728 A JPH06303728 A JP H06303728A
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- 230000001681 protective effect Effects 0.000 title abstract 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 claims abstract description 11
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 description 25
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 8
- HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N Lithium ion Chemical compound [Li+] HBBGRARXTFLTSG-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000020169 heat generation Effects 0.000 description 1
- 229910001416 lithium ion Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
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- Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、突入電流の検出により、不
所望にスイッチが遮断されることなく、適切に電池の過
電流保護を行うことができる。 【構成】 本発明の過電流保護回路は、電池1と直列に
接続されたスイッチ手段3と、電池1に流れる電流を検
出する電流検出手段2と、この電流検出手段2の検出結
果に基づいてスイッチ手段3を制御する制御手段4、7
とを備え、制御手段4、7は、電池1に所定値以上の電
流が所定時間以上流れると、スイッチ手段3を遮断す
る。
所望にスイッチが遮断されることなく、適切に電池の過
電流保護を行うことができる。 【構成】 本発明の過電流保護回路は、電池1と直列に
接続されたスイッチ手段3と、電池1に流れる電流を検
出する電流検出手段2と、この電流検出手段2の検出結
果に基づいてスイッチ手段3を制御する制御手段4、7
とを備え、制御手段4、7は、電池1に所定値以上の電
流が所定時間以上流れると、スイッチ手段3を遮断す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電池の過電流保護回路
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】放電のみ可能な一次電池及び充放電可能
な二次電池においては、所定値以上の電流、即ち過電流
でもって放電される(二次電池にあっては過電流で充電
もされる)と、電池が発熱して電池性能が低下し、ひい
ては電池寿命が著しく劣化する。そこで、電池の過電流
による放電を防止するために、特開昭63−15874
4号公報等に開示されたように、ブレーカやPTC素子
(電流による発熱で、電気抵抗が急増する素子)が用い
られている。
な二次電池においては、所定値以上の電流、即ち過電流
でもって放電される(二次電池にあっては過電流で充電
もされる)と、電池が発熱して電池性能が低下し、ひい
ては電池寿命が著しく劣化する。そこで、電池の過電流
による放電を防止するために、特開昭63−15874
4号公報等に開示されたように、ブレーカやPTC素子
(電流による発熱で、電気抵抗が急増する素子)が用い
られている。
【0003】以上のように、ブレーカあるいはPTC素
子を用いた場合でも、適宜に電池の過電流放電を防止す
ることはできない。例えば、PTC素子を用いた場合、
過電流によりPTC素子の抵抗値が大きくなるまでには
非常に時間がかかるため、その間電池の過電流放電が行
われてしまう。
子を用いた場合でも、適宜に電池の過電流放電を防止す
ることはできない。例えば、PTC素子を用いた場合、
過電流によりPTC素子の抵抗値が大きくなるまでには
非常に時間がかかるため、その間電池の過電流放電が行
われてしまう。
【0004】そこで、電池の過電流を検出すると素早く
放電を遮断するべく、半導体スイッチ等のスイッチを設
けると、電池電流が所定値以上になったことが検出され
て直ちに、スイッチを遮断することができる。
放電を遮断するべく、半導体スイッチ等のスイッチを設
けると、電池電流が所定値以上になったことが検出され
て直ちに、スイッチを遮断することができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上のように、電池電
流が所定値以上になったことが検出されると、素早くス
イッチを遮断すれば、電池の発熱を確実に抑制すること
ができる反面、次のような問題が生じる。即ち、電池を
機器に装着して機器の電源スイッチをオンすると、通常
の機器の動作電流よりも大きな突入電流が微小時間流れ
る。従って、電池電流が所定値以上になったことが検出
されると素早くスイッチを遮断する構成では、この突入
電流によりスイッチが遮断されてしまう。斯る突入電流
でスイッチが遮断されないようにするには、前記所定値
を大きくすればよいが、そうすると電池の過電流保護が
できなくなる。
流が所定値以上になったことが検出されると、素早くス
イッチを遮断すれば、電池の発熱を確実に抑制すること
ができる反面、次のような問題が生じる。即ち、電池を
機器に装着して機器の電源スイッチをオンすると、通常
の機器の動作電流よりも大きな突入電流が微小時間流れ
る。従って、電池電流が所定値以上になったことが検出
されると素早くスイッチを遮断する構成では、この突入
電流によりスイッチが遮断されてしまう。斯る突入電流
でスイッチが遮断されないようにするには、前記所定値
を大きくすればよいが、そうすると電池の過電流保護が
できなくなる。
【0006】そこで、本発明は、突入電流の検出によ
り、不所望にスイッチが遮断されることなく、適切に電
池の過電流保護を行うことを目的とする。
り、不所望にスイッチが遮断されることなく、適切に電
池の過電流保護を行うことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による電池の過電
流保護回路は、電池と直列に接続されたスイッチ手段
と、前記電池に流れる電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段の検出結果に基づいて前記スイッチ手
段を制御する制御手段とを備え、この制御手段は、前記
電池に所定値以上の電流が所定時間以上流れると、前記
スイッチ手段を遮断することを特徴とする。
流保護回路は、電池と直列に接続されたスイッチ手段
と、前記電池に流れる電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段の検出結果に基づいて前記スイッチ手
段を制御する制御手段とを備え、この制御手段は、前記
電池に所定値以上の電流が所定時間以上流れると、前記
スイッチ手段を遮断することを特徴とする。
【0008】更に、前記所定時間は、前記電流検出手段
にて検出された電流値に略反比例することを特徴とす
る。
にて検出された電流値に略反比例することを特徴とす
る。
【0009】
【作用】本発明においては、過電流が所定時間以上流れ
たことが検出された場合のみ、スイッチを遮断する。従
って、微小時間しか流れない突入電流では、スイッチが
遮断されることはない。
たことが検出された場合のみ、スイッチを遮断する。従
って、微小時間しか流れない突入電流では、スイッチが
遮断されることはない。
【0010】
【実施例】図1は本発明の第1実施例を示す回路図であ
る。1は乾電池等の一次電池、または充放電可能な、例
えばリチウムイオン二次電池等の二次電池からなる電
池、2は電池1に直列に接続された低抵抗値(例えば、
100mΩ)の抵抗素子からなり、電池電流を電圧に変
換して検出する電流検出手段、3は電流検出手段2に直
列に接続されたMOSFETからなるスイッチ手段、4
は電流検出手段2に並列に接続された抵抗素子5及びコ
ンデンサ6とからなる遅延回路、7はコンデンサ6の充
電電圧と基準電位E0とを比較して、充電電圧のほうが
大きくなると、スイッチ手段3を遮断するコンパレータ
であり、遅延回路4及びコンパレータ7により、制御手
段が構成されている。
る。1は乾電池等の一次電池、または充放電可能な、例
えばリチウムイオン二次電池等の二次電池からなる電
池、2は電池1に直列に接続された低抵抗値(例えば、
100mΩ)の抵抗素子からなり、電池電流を電圧に変
換して検出する電流検出手段、3は電流検出手段2に直
列に接続されたMOSFETからなるスイッチ手段、4
は電流検出手段2に並列に接続された抵抗素子5及びコ
ンデンサ6とからなる遅延回路、7はコンデンサ6の充
電電圧と基準電位E0とを比較して、充電電圧のほうが
大きくなると、スイッチ手段3を遮断するコンパレータ
であり、遅延回路4及びコンパレータ7により、制御手
段が構成されている。
【0011】斯る構成において、電池1が放電された場
合、放電電流は電流検出手段2及び遅延回路4に流れ
る。通常の放電電流の場合、コンデンサ6は充電される
ものの、その充電電圧は基準電圧E0を越えることはな
い。従って、コンパレータ7の出力はハイレベル信号を
維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
合、放電電流は電流検出手段2及び遅延回路4に流れ
る。通常の放電電流の場合、コンデンサ6は充電される
ものの、その充電電圧は基準電圧E0を越えることはな
い。従って、コンパレータ7の出力はハイレベル信号を
維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
【0012】電池1に過電流が流れると、コンデンサ6
が次第に充電され、所定時間後に基準電圧E0を越え
る。これにより、コンパレータ7の出力はローレベル信
号となり、スイッチ手段3はオフ状態となって電池1の
放電を遮断する。なお、電池1に過電流の流れる時間が
微小時間である場合、基準電圧E0を越える状態までコ
ンデンサ6が充電されない。従って、スイッチ手段3が
遮断されることはない。
が次第に充電され、所定時間後に基準電圧E0を越え
る。これにより、コンパレータ7の出力はローレベル信
号となり、スイッチ手段3はオフ状態となって電池1の
放電を遮断する。なお、電池1に過電流の流れる時間が
微小時間である場合、基準電圧E0を越える状態までコ
ンデンサ6が充電されない。従って、スイッチ手段3が
遮断されることはない。
【0013】図2は本発明の第2実施例を示す回路図で
あり、10は電流検出手段2の検出値と基準電圧E1と
を比較する第1コンパレータ、11及び12は直列接続
された状態で電池1と並列に接続された定電流源及びM
OSFETであり、MOSFET12は第1コンパレー
タ10の出力によりオンオフ制御される。13はMOS
FET12と並列に接続されたコンデンサ、14はコン
デンサ13の充電電圧と基準電圧E2とを比較し、その
結果に基づいてスイッチ手段3をオンオフ制御する第2
コンパレータである。
あり、10は電流検出手段2の検出値と基準電圧E1と
を比較する第1コンパレータ、11及び12は直列接続
された状態で電池1と並列に接続された定電流源及びM
OSFETであり、MOSFET12は第1コンパレー
タ10の出力によりオンオフ制御される。13はMOS
FET12と並列に接続されたコンデンサ、14はコン
デンサ13の充電電圧と基準電圧E2とを比較し、その
結果に基づいてスイッチ手段3をオンオフ制御する第2
コンパレータである。
【0014】斯る構成において、電池1が通常の放電電
流で放電した場合、第1コンパレータ10の出力信号
は、ハイレベル信号であって、MOSFET12はオン
状態にあり、コンデンサ13が充電されることはない。
従って、第2コンパレータ14の出力は、ハイレベル信
号を維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
流で放電した場合、第1コンパレータ10の出力信号
は、ハイレベル信号であって、MOSFET12はオン
状態にあり、コンデンサ13が充電されることはない。
従って、第2コンパレータ14の出力は、ハイレベル信
号を維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
【0015】電池1に過電流が流れると、第1コンパレ
ータ10の出力信号がローレベル信号となり、MOSF
ET12をオフ状態とする。よって、コンデンサ13が
定電流源11により定電流充電され、所定時間が経過す
ると基準電圧E2を越える。この時、第2コンパレータ
14の出力はローレベル信号となり、スイッチ手段3は
オフ状態となり、電池1の放電を遮断する。
ータ10の出力信号がローレベル信号となり、MOSF
ET12をオフ状態とする。よって、コンデンサ13が
定電流源11により定電流充電され、所定時間が経過す
ると基準電圧E2を越える。この時、第2コンパレータ
14の出力はローレベル信号となり、スイッチ手段3は
オフ状態となり、電池1の放電を遮断する。
【0016】なお、電池1に過電流の流れる時間が前記
所定時間を越えない場合、コンデンサ13の充電電圧が
基準電圧E2に達する前に、MOSFET12がオン状
態に代わり、コンデンサ13が放電され、第2コンパレ
ータ14の出力信号は、ローレベル状態に変化せず、ハ
イレベル状態を保つ。従って、スイッチ手段3が遮断さ
れることはない。
所定時間を越えない場合、コンデンサ13の充電電圧が
基準電圧E2に達する前に、MOSFET12がオン状
態に代わり、コンデンサ13が放電され、第2コンパレ
ータ14の出力信号は、ローレベル状態に変化せず、ハ
イレベル状態を保つ。従って、スイッチ手段3が遮断さ
れることはない。
【0017】図3は本発明の第3実施例を示す回路図で
あり、20は電流検出手段2である抵抗の両端電圧を検
出する差動アンプ、21は差動アンプ20の出力に比例
する定電流を発生する電圧制御型定電流源であり、定電
流源11と並列に接続されている。なお、図2に示す第
2実施例と同じ部分には、同一番号を付している。
あり、20は電流検出手段2である抵抗の両端電圧を検
出する差動アンプ、21は差動アンプ20の出力に比例
する定電流を発生する電圧制御型定電流源であり、定電
流源11と並列に接続されている。なお、図2に示す第
2実施例と同じ部分には、同一番号を付している。
【0018】斯る構成において、電池1が通常の放電電
流で放電した場合、第1コンパレータ10の出力信号
は、ハイレベル信号であって、MOSFET12はオン
状態にあり、コンデンサ13が充電されることはない。
従って、第2コンパレータ14の出力は、ハイレベル信
号を維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
流で放電した場合、第1コンパレータ10の出力信号
は、ハイレベル信号であって、MOSFET12はオン
状態にあり、コンデンサ13が充電されることはない。
従って、第2コンパレータ14の出力は、ハイレベル信
号を維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
【0019】電池1に過電流が流れると、第1コンパレ
ータ10の出力信号がローレベル信号となり、MOSF
ET12をオフ状態とする。従って、コンデンサ13が
定電流源11及び電圧制御型定電流源21により定電流
充電される。この時、電圧制御型定電流源21は、差動
アンプ20が出力する電圧、言い換えれば、電池1の電
流が大きいほど、大きい定電流を発生する。従って、コ
ンデンサ13の充電電圧が基準電圧E2を越えるまでの
時間は、電池電流が大きいほど早くなる。
ータ10の出力信号がローレベル信号となり、MOSF
ET12をオフ状態とする。従って、コンデンサ13が
定電流源11及び電圧制御型定電流源21により定電流
充電される。この時、電圧制御型定電流源21は、差動
アンプ20が出力する電圧、言い換えれば、電池1の電
流が大きいほど、大きい定電流を発生する。従って、コ
ンデンサ13の充電電圧が基準電圧E2を越えるまでの
時間は、電池電流が大きいほど早くなる。
【0020】そして、コンデンサ13の充電電圧が基準
電圧E2を越えると、第2コンパレータ14の出力はロ
ーレベル信号となり、スイッチ手段3はオフ状態とな
り、電池1の放電を遮断する。
電圧E2を越えると、第2コンパレータ14の出力はロ
ーレベル信号となり、スイッチ手段3はオフ状態とな
り、電池1の放電を遮断する。
【0021】即ち、本実施例においては、電池1の電池
電流が大きいほど、コンデンサ13の充電速度が早くな
って、スイッチ手段3がオフ状態とされるまでの時間が
短くなる。
電流が大きいほど、コンデンサ13の充電速度が早くな
って、スイッチ手段3がオフ状態とされるまでの時間が
短くなる。
【0022】なお、電池1に過電流が流れてもそれが微
小時間である場合、コンデンサ13の充電電圧が基準電
圧E2に達する前に、MOSFET12がオン状態に代
わってコンデンサ13が放電される。従って、第2コン
パレータ14の出力信号は、ハイレベル状態を保ち、ス
イッチ手段3が遮断されることはない。
小時間である場合、コンデンサ13の充電電圧が基準電
圧E2に達する前に、MOSFET12がオン状態に代
わってコンデンサ13が放電される。従って、第2コン
パレータ14の出力信号は、ハイレベル状態を保ち、ス
イッチ手段3が遮断されることはない。
【0023】図4は本発明の第4実施例を示す回路図で
あり、30は電流検出手段3の検出値と第1基準電圧E
3とを比較する第1コンパレータ、31は電流検出手段
3の検出値と第2基準電圧E4とを比較する第2コンパ
レータ、32、33及び34はこの順に直列接続された
状態で、電池1と並列に接続された第1MOSFET、
第1定電流源及び第2MOSFETである。第1MOS
FET32はノーマルオフ型FETであり、第1コンパ
レー30の出力によりオンオフ制御され、第2MOSF
ET34はノーマルオン型FETであり、第2コンパレ
ータ31の出力によりオンオフ制御される。35は第1
定電流源33及び第2MOSFET34の直列回路に並
列に接続された第2定電流源、36は第1MOSFET
32に並列に接続されたコンデンサ、37はコンデンサ
36の充電電圧と第3基準電圧E5とを比較し、その結
果に基づいてスイッチ手段3をオンオフ制御する第3コ
ンパレータである。
あり、30は電流検出手段3の検出値と第1基準電圧E
3とを比較する第1コンパレータ、31は電流検出手段
3の検出値と第2基準電圧E4とを比較する第2コンパ
レータ、32、33及び34はこの順に直列接続された
状態で、電池1と並列に接続された第1MOSFET、
第1定電流源及び第2MOSFETである。第1MOS
FET32はノーマルオフ型FETであり、第1コンパ
レー30の出力によりオンオフ制御され、第2MOSF
ET34はノーマルオン型FETであり、第2コンパレ
ータ31の出力によりオンオフ制御される。35は第1
定電流源33及び第2MOSFET34の直列回路に並
列に接続された第2定電流源、36は第1MOSFET
32に並列に接続されたコンデンサ、37はコンデンサ
36の充電電圧と第3基準電圧E5とを比較し、その結
果に基づいてスイッチ手段3をオンオフ制御する第3コ
ンパレータである。
【0024】なお、斯る構成において、第1基準電圧E
3と第2基準電圧E4との関係は、E3<E4であり、
以下の説明では、第1コンパレータ30は、5A以上の
電流が流れた時にローレベル信号を出力し、第2コンパ
レータ31は15A以上の電流が流れた時にローレベル
信号を出力する。
3と第2基準電圧E4との関係は、E3<E4であり、
以下の説明では、第1コンパレータ30は、5A以上の
電流が流れた時にローレベル信号を出力し、第2コンパ
レータ31は15A以上の電流が流れた時にローレベル
信号を出力する。
【0025】斯る構成において、電池1が通常の放電電
流(即ち、5A未満の電流)で放電した場合、第1コン
パレータ30及び第2コンパレータ31の出力信号は、
共にハイレベル信号であって、第1MOSFET32は
オン状態にあり(なお、第2MOSFET34はオフ状
態にある)、コンデンサ36が充電されることはない。
従って、第3コンパレータ37の出力は、ハイレベル信
号を維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
流(即ち、5A未満の電流)で放電した場合、第1コン
パレータ30及び第2コンパレータ31の出力信号は、
共にハイレベル信号であって、第1MOSFET32は
オン状態にあり(なお、第2MOSFET34はオフ状
態にある)、コンデンサ36が充電されることはない。
従って、第3コンパレータ37の出力は、ハイレベル信
号を維持し、スイッチ手段3はオン状態を保つ。
【0026】電池1に5A以上15A未満の過電流が流
れると、第1コンパレータ30の出力信号がローレベル
信号となり、第1MOSFET32をオフ状態とする。
一方、第2コンパレータ31の出力はハイレベル信号を
維持し、第2MOSEFT34はオフ状態を保持する。
従って、コンデンサ36が第2定電流源35により定電
流充電され、所定時間が経過すると第3基準電圧E5を
越える。この状態で、第2コンパレータ37の出力はロ
ーレベル信号となり、スイッチ手段3はオフ状態とな
り、電池1の放電を遮断する。
れると、第1コンパレータ30の出力信号がローレベル
信号となり、第1MOSFET32をオフ状態とする。
一方、第2コンパレータ31の出力はハイレベル信号を
維持し、第2MOSEFT34はオフ状態を保持する。
従って、コンデンサ36が第2定電流源35により定電
流充電され、所定時間が経過すると第3基準電圧E5を
越える。この状態で、第2コンパレータ37の出力はロ
ーレベル信号となり、スイッチ手段3はオフ状態とな
り、電池1の放電を遮断する。
【0027】更に、電池1に15A以上の過電流が流れ
ると、第1コンパレータ30及び第2コンパレータ32
の出力信号が共にローレベル信号となり、第1MOSF
ET32はオフ状態に、及び第2MOSEFT34はオ
ン状態になる。従って、コンデンサ36が第1定電流源
33及び第2定電流源35の両者により定電流充電さ
れ、第2定電流源35のみにより充電されるよりも急速
に第3基準電圧E5を越えるように充電される。この状
態で、第2コンパレータ37の出力はローレベル信号と
なり、スイッチ手段3はオフ状態となり、電池1の放電
を遮断する。
ると、第1コンパレータ30及び第2コンパレータ32
の出力信号が共にローレベル信号となり、第1MOSF
ET32はオフ状態に、及び第2MOSEFT34はオ
ン状態になる。従って、コンデンサ36が第1定電流源
33及び第2定電流源35の両者により定電流充電さ
れ、第2定電流源35のみにより充電されるよりも急速
に第3基準電圧E5を越えるように充電される。この状
態で、第2コンパレータ37の出力はローレベル信号と
なり、スイッチ手段3はオフ状態となり、電池1の放電
を遮断する。
【0028】即ち、本実施例においては、電池1の電池
電流に応じて、スイッチ手段3がオフ状態とされるまで
の時間が2段階に設定されている。
電流に応じて、スイッチ手段3がオフ状態とされるまで
の時間が2段階に設定されている。
【0029】なお、本実施例においても、前述の各実施
例と同様、電池1に過電流の流れる時間が所定時間を越
えない場合、コンデンサ36の充電電圧が第3基準電圧
E5に達する前に、第1MOSFET32がオン状態に
代わり、コンデンサ36が放電され、第2コンパレータ
37の出力信号は、ハイレベル状態を保つ。従って、ス
イッチ手段3が遮断されることはない。
例と同様、電池1に過電流の流れる時間が所定時間を越
えない場合、コンデンサ36の充電電圧が第3基準電圧
E5に達する前に、第1MOSFET32がオン状態に
代わり、コンデンサ36が放電され、第2コンパレータ
37の出力信号は、ハイレベル状態を保つ。従って、ス
イッチ手段3が遮断されることはない。
【0030】以上の各実施例にあっては、電池1の電流
を検出するために、電池1と直列に抵抗素子からなる電
流検出手段2を設けたが、MOSFETからなるスイッ
チ手段3の両端電圧を検出することにより、これを電流
検出手段として兼用してもよく、その場合、抵抗素子か
らなる電流検出手段2は不要となる。
を検出するために、電池1と直列に抵抗素子からなる電
流検出手段2を設けたが、MOSFETからなるスイッ
チ手段3の両端電圧を検出することにより、これを電流
検出手段として兼用してもよく、その場合、抵抗素子か
らなる電流検出手段2は不要となる。
【0031】
【発明の効果】本発明によれば、電池と直列に接続され
たスイッチ手段と、前記電池に流れる電流を検出する電
流検出手段と、この電流検出手段の検出結果に基づいて
前記スイッチ手段を制御する制御手段とを備えた電池の
過電流保護回路において、前記制御手段は、前記電池に
所定値以上の電流が所定時間以上流れると、前記スイッ
チ手段を遮断するので、突入電流の検出によって不所望
にスイッチが遮断されることなく、かつ適切に電池の過
電流保護を行うことができる。
たスイッチ手段と、前記電池に流れる電流を検出する電
流検出手段と、この電流検出手段の検出結果に基づいて
前記スイッチ手段を制御する制御手段とを備えた電池の
過電流保護回路において、前記制御手段は、前記電池に
所定値以上の電流が所定時間以上流れると、前記スイッ
チ手段を遮断するので、突入電流の検出によって不所望
にスイッチが遮断されることなく、かつ適切に電池の過
電流保護を行うことができる。
【図1】本発明の第1実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3実施例を示す回路図である。
【図4】本発明の第4実施例を示す回路図である。
1 二次電池 2 電流検出手段 3 スイッチ手段 4 遅延回路 7 コンパレータ
Claims (2)
- 【請求項1】 電池と直列に接続されたスイッチ手段
と、前記電池に流れる電流を検出する電流検出手段と、
この電流検出手段の検出結果に基づいて前記スイッチ手
段を制御する制御手段とを備え、この制御手段は、前記
電池に所定値以上の電流が所定時間以上流れると、前記
スイッチ手段を遮断することを特徴とする電池の過電流
保護回路。 - 【請求項2】 前記所定時間は、前記電流検出手段にて
検出された電流値に略反比例することを特徴とする請求
項1の電池の過電流保護回路。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8334293A JPH06303728A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 電池の過電流保護回路 |
US08/181,410 US5585994A (en) | 1993-01-22 | 1994-01-13 | Battery over-current protection circuit |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8334293A JPH06303728A (ja) | 1993-04-09 | 1993-04-09 | 電池の過電流保護回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JPH06303728A true JPH06303728A (ja) | 1994-10-28 |
Family
ID=13799771
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP8334293A Pending JPH06303728A (ja) | 1993-01-22 | 1993-04-09 | 電池の過電流保護回路 |
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JP (1) | JPH06303728A (ja) |
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