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JPH0630260Y2 - 外圧全濾過型中空糸膜モジュール - Google Patents

外圧全濾過型中空糸膜モジュール

Info

Publication number
JPH0630260Y2
JPH0630260Y2 JP11890190U JP11890190U JPH0630260Y2 JP H0630260 Y2 JPH0630260 Y2 JP H0630260Y2 JP 11890190 U JP11890190 U JP 11890190U JP 11890190 U JP11890190 U JP 11890190U JP H0630260 Y2 JPH0630260 Y2 JP H0630260Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hollow fiber
fiber membrane
module
membrane module
outer cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP11890190U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0478926U (ja
Inventor
高幸 横山
敏明 菊地
Original Assignee
旭化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 旭化成工業株式会社 filed Critical 旭化成工業株式会社
Priority to JP11890190U priority Critical patent/JPH0630260Y2/ja
Publication of JPH0478926U publication Critical patent/JPH0478926U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0630260Y2 publication Critical patent/JPH0630260Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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  • Separation Using Semi-Permeable Membranes (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、原子力発電所等で使用される、スクラビング
洗浄可能な、外圧全濾過型中空糸膜モジュールに関す
る。
(従来の技術) 原子力発電所では、最近復水フィルターとして懸垂型の
中空糸膜モジュールが使用されるようになってきた。こ
れらの中空糸膜モジュールは、全濾過で運転し、目づま
りで濾過差圧が上昇すると、運転を停止して、中空糸膜
モジュールの下部より空気を導入して、中空糸膜に沿っ
て上昇させ、中空糸膜を振動させて、膜に付着した固形
物を振り落すスクラビングという操作を行なう。本発明
者は、先に実開昭63−111901号公報で、中空糸
膜モジュールの下部の接着固定部に空気分配穴を持つ仕
切板を配置し、空気集合用凹部に連通させた中空糸膜モ
ジュールを提案した。しかし、中空糸膜モジュールの径
はせいぜい5インチ程度であり、空気の吹き込み穴は、
中空糸膜を均一に振動させるためには、4ケ所以上が必
要であり、原液供給用の穴は透水量が12m3/Hrのモ
ジュールでは26mmφで16個、20mmφでは27個程
度必要である。ところが、原液供給穴は外筒の中間部に
設けるとエアスクラビングの空気が途中でもれてしま
う。更に、空気が導入された時原液が吸い込まれて、モ
ジュールの上部から空気と水を排出するために、原液供
給口はモジュールの上部と下部に配置する必要がある。
しかるに公知の中空糸膜モジュールでは、モジュール下
部の原液供給口から空気がもれてしまい、原液が入り込
まないために、スクラビングを行っても、エアーリフト
が十分にかからず、スクラビング効果が悪いという問題
点があった。
(考案が解決しようとする課題) 本考案の目的は、上記の問題点を解決するために、エア
ースクラビング時のスクラビング効果の大きいモジュー
ルを提供するにある。
(課題を解決するための手段) 即ち、本考案は、多数の中空糸膜の両端を、接着剤で液
密に外筒に固定し、下部に空気吹込み用のノズルを有す
る外圧全濾過型の中空糸膜モジュールにおいて、該外筒
の上部と下部に原液供給用の穴を設けると共に、外筒下
部の原液供給穴のセンターを、空気吹込み穴のセンター
より15度以上ずらしたことを特徴とする外圧全濾過型
中空糸膜モジュールである。
(実施例) 以下、本考案を図面について説明するが、本考案はこの
範囲に限定されるものではない。本考案のモジュール
は、第1図に示すように、両端が開口された多数の中空
糸膜(1)と集水管(2)を外筒(3)に入れ、上下を
接着部(4)によって固定シールし、モジュールの下端
部には、濾液の集液室(5)がo−リング(6)によっ
て密封して設けられている。集液室(5)の周囲には下
部に開口したスカート状凹部(7)がo−リング(8)
によって外筒(3)に密封して設けられている。スカー
ト状凹部(7)は下部が開口しており、スカート状凹部
(7)に導入された空気がモジュール内に入るように、
外筒の穴(9)、接着部(4)に埋め込まれた仕切板
(10)の空気分配穴(11)と連通している。
また、外筒の上部と下部には原液供給穴(12)および
(13)がそれぞれ開孔しており、第2図に示すよう
に、モジュール下部の原液供給穴(13)のセンターを
示すY−Y′線は、空気分配穴(11)のセンターを示
すX−X′線より15度以上ずれている。
通常の濾過の時は、原液はモジュール外筒の原液供給穴
(12)よりモジュール内に入り、中空糸膜(1)で濾
過されて、中空糸膜内を上下に流れ、下部に流れた濾過
液は集液室(5)から集液管(2)を通って、上部に流
れた濾過液と一緒になって系外に抜き出される。
中空糸膜モジュールの濾過差圧が一定圧以上となると、
中空糸膜に付着した固形分を除去するために、濾過を停
止して、エアースクラビングが行なわれる。モジュール
下部に空気吹込みノズル(図示していない)があり、導
入された空気は、スカート状凹部(7)にたまり、外筒
の穴(9)、仕切板(10)の空気分配穴(11)を通
ってモジュール内に入り、中空糸膜(1)に沿って上昇
し、モジュール上部の外筒の穴(12)よりモジュール
外に排出される。同時に空気の流れにより、モジュール
下部の外筒の穴(13)より原液が吸い込まれて、中空
糸膜より剥離した固形分を押し上げて、気泡と一緒にモ
ジュール上部の外筒の穴(12)よりモジュール外に排
出される。仕切板(10)の空気分配穴(11)のセン
ターとモジュール下部の外筒の穴(13)のセンターの
位置はモジュールの中心に対して15度以上、好ましく
は20度以上ずれていることが必要である。15度未満
の場合は、導入された空気がモジュール下部の外筒の穴
(13)よりもれてしまい、エアリフト効果によるモジ
ュール内の原液の循環量が減少し、スクラビング効果が
小さくなるためである。尚、外筒上部及び下部の穴(1
2)(13)はなるべく接着部(4)の近くに設ける方
が、スクラビング時の糸の振動が大きくなり、スクラビ
ング効果が大きくなる。こうして、固形分が除去された
モジュールは再び濾過に使用される。
(考案の効果) モジュールの接着部に埋め込んだ仕切板の空気分配穴の
センターとモジュール下部の外筒の穴のセンターを15
度以上ずらすことによって、エアースクラビング性の良
い中空糸型モジュールが得られるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の1例を示す断面図、第2図は、第1図
のA−A′線による断面図。 1……中空糸膜、8……O−リング 2……集水管、9……外筒の穴 3……外筒、10……仕切板 4……接着部、11……空気分配穴 5……集液室、12……上部原液供給穴 6……O−リング、13……下部原液供給穴 7……スカート状凹部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の中空糸膜の両端を、接着剤で液密に
    外筒に固定し、下部に空気吹込み用のノズルを有する外
    圧全濾過型の中空糸膜モジュールにおいて、該外筒の上
    部と下部に原液供給用の穴を設けると共に、外筒下部の
    原液供給穴のセンターを、空気吹込みノズルの穴のセン
    ターより15度以上ずらしたことを特徴とする外圧全濾
    過型中空糸膜モジュール。
JP11890190U 1990-11-15 1990-11-15 外圧全濾過型中空糸膜モジュール Expired - Lifetime JPH0630260Y2 (ja)

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JP11890190U JPH0630260Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 外圧全濾過型中空糸膜モジュール

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Publication Number Publication Date
JPH0478926U JPH0478926U (ja) 1992-07-09
JPH0630260Y2 true JPH0630260Y2 (ja) 1994-08-17

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JP11890190U Expired - Lifetime JPH0630260Y2 (ja) 1990-11-15 1990-11-15 外圧全濾過型中空糸膜モジュール

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4642974B2 (ja) * 2000-07-04 2011-03-02 旭化成ケミカルズ株式会社 中空糸膜モジュール
JP6016183B2 (ja) * 2012-02-03 2016-10-26 三菱レイヨン株式会社 中空糸膜モジュールの欠陥検査装置および欠陥検査方法

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Publication number Publication date
JPH0478926U (ja) 1992-07-09

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