[go: up one dir, main page]

JPH06287200A - 17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの製造方法 - Google Patents

17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの製造方法

Info

Publication number
JPH06287200A
JPH06287200A JP4001727A JP172792A JPH06287200A JP H06287200 A JPH06287200 A JP H06287200A JP 4001727 A JP4001727 A JP 4001727A JP 172792 A JP172792 A JP 172792A JP H06287200 A JPH06287200 A JP H06287200A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
group
carbon atoms
alkyl
alkoxy
substituted
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP4001727A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0699470B2 (ja
Inventor
Leusen Albert M Van
マテェオス ファン レエオセン アルベルト
Leusen Adriaan M Van
マリヌス ファン レエオセン アドリアーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanofi Aventis France
Original Assignee
Roussel Uclaf SA
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roussel Uclaf SA filed Critical Roussel Uclaf SA
Publication of JPH06287200A publication Critical patent/JPH06287200A/ja
Publication of JPH0699470B2 publication Critical patent/JPH0699470B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J5/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen, substituted in position 17 beta by a chain of two carbon atoms, e.g. pregnane and substituted in position 21 by only one singly bound oxygen atom, i.e. only one oxygen bound to position 21 by a single bond
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J53/00Steroids in which the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton has been modified by condensation with a carbocyclic rings or by formation of an additional ring by means of a direct link between two ring carbon atoms, including carboxyclic rings fused to the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton are included in this class
    • C07J53/002Carbocyclic rings fused
    • C07J53/0043 membered carbocyclic rings
    • C07J53/0053 membered carbocyclic rings in position 12
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J13/00Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen having a carbon-to-carbon double bond from or to position 17
    • C07J13/005Normal steroids containing carbon, hydrogen, halogen or oxygen having a carbon-to-carbon double bond from or to position 17 with double bond in position 16 (17)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J33/00Normal steroids having a sulfur-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton
    • C07J33/005Normal steroids having a sulfur-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton spiro-condensed
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J33/00Normal steroids having a sulfur-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton
    • C07J33/005Normal steroids having a sulfur-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton spiro-condensed
    • C07J33/007Cyclic thioketals
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07JSTEROIDS
    • C07J43/00Normal steroids having a nitrogen-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton
    • C07J43/003Normal steroids having a nitrogen-containing hetero ring spiro-condensed or not condensed with the cyclopenta(a)hydrophenanthrene skeleton not condensed

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Steroid Compounds (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 17−(イソシアノ−スルホニル−メチレ
ン)−ステロイドとアルデヒド及びアルコールとを反応
させることを特徴とする17−(2−アルコキシ−3−
オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの製
造方法。 【効果】 コルチコイドの製造に使用される21−ヒド
ロキシ−20−ケト−デルタ16−ステロイドの中間体で
ある17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−
イル)デルタ16−ステロイド、及びその製造方法を提供
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は17−(2−アルコキシ
−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイ
ド及びその製造方法に関する。更に詳細には本発明は1
7−(イソシアノ−スルホニルメチレン)−ステロイド
とアルデヒド及びアルコールとの反応による17−(2
−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ
16−ステロイドの製造方法に関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題及び課題を解決するため
の手段】17−(イソシアノ−スルホニルメチレン)−
ステロイドの製造は同時出願の“17−(イソシアノ−
スルホニルメチレン)−ステロイド及びそれらの製造方
法”の名称を有する出願明細書中に開示されていてその
技術内容は本明細書にも引用されるようにしてある。本
件出願においては17−オキソステロイドへの17−
(イソシアノスルホニルメチレン)−基の導入方法が記
載される。
【0003】本発明方法は上記の17−(イソシアノ−
スルホニルメチレン)−ステロイド(I)とアルデヒド
及びアルコールとの反応による17−(2−アルコキシ
−3−オキサゾリン−4−イル)デルタ16−ステロイド
(II)の製造を指向する。本発明の17−(2−アルコ
キシ−3−オキサゾリン−4−イル)デルタ16−ステロ
イドから製造される21−ヒドロキシ−20−ケト−デ
ルタ16−ステロイド(III)は当業界公知の方法による製
薬学的活性化合物、特にコルチコイド、の製造のために
使用され得る。
【0004】
【化4】
【0005】
【化5】
【0006】
【化6】
【0007】従って本発明の方法は17−(イソシアノ
−スルホニルメチレン)−ステロイドとアルデヒド及び
アルコールとの反応を特徴とする。本発明方法で適切な
17−(イソシアノ−スルホニルメチレン)ステロイド
は下記一般式
【0008】
【化7】
【0009】(但し式中R1 は水素原子又は炭素数1〜
4のアルキル基好ましくはメチル基を表し、或はC10
1 ,C5 又はC9 との間に二重結合が存在する場合に
はR1は存在せず、R2 は水素原子又は炭素数1〜4の
アルキル基好ましくはメチル基を表し、R3 は炭素原子
数1〜10のアルキル基、又は1以上のハロゲン原子、
炭素原子数1〜4のアルキル基もしくは炭素原子数1〜
4のアルコキシ基によって置換されていてもよいフェニ
ル基又はナフチル基を表し、環A、B、C及びDは任意
に1個又は複数個の二重結合を有していて1個又は複数
個のヒドロキシ基、アミノ基、酸素原子、ハロゲン原子
或はアルキル、アルキレン、アルコキシもしくはアルコ
キシアルコキシ基で置換され又は置換されず、そして1
個或は複数個のエポキシ基、メチレン基、アルキレンジ
オキシ、アルキレンジチオもしくはアルキレンエポキシ
チオ基でジ置換され又はジ置換されない)を有する。
【0010】R3 がアルキル基を表すときに適切なアル
キル基は直鎖又は分枝鎖状の炭素原子数1〜10のアル
キル基である。R3 がアリール基を表すときに適切なア
リール基はハロゲン原子、1個又は複数個のアルキル基
或はアルコキシ基で置換され又は置換されないフェニル
及びナフチル基であり、好ましくはフェニル、p−メト
キシフェニル又はp−メチルフェニル基である。
【0011】環A、B、C及びDは1個又は複数個の二
重結合を有し、該二重結合は好ましくはC1 及びC
2 間、C3 及びC4 間、C4 及びC5 間、C5 及びC6
間、C6及びC7 間、C9 及びC10間、C9 及びC11
及び(又は)C11及びC12間に存在する。更に好ましく
は二重結合はC4 及びC5 間及び(又は)C9 及びC11
間に存在する。
【0012】2個或はそれ以上の数の二重結合が存在す
る場合には下記の系が特に好適である:C3 −C4 及び
5 −C6 、C4 −C5 及びC6 −C7 、C1 −C2
びC 4 −C5 、C1 −C2 、C3 −C4 及びC5 −C10
並びにC1 −C2 、C4 −C 5 及びC6 −C7 。好まし
くはC9 −C11間にも又二重結合が存在する。環A、
B、C及びDがヒドロキシ基で置換されるときに適切な
基は3−、9−、11−、12−或は14−ヒドロキシ
基であって好ましくは3−又は9−ヒドロキシ基であ
る。
【0013】環A、B、C及びDがアミノ基で置換され
るときに適切なアミノ基は3−アルキルアミノ基、好ま
しくは炭素原子数1〜4の該3−アルキルアミノ基、3
−ジアルキルアミノ基(但しアルキル基は同じか又は異
り、各アルキル基は好ましくは炭素原子数1〜4を有す
る)、又はアミノ基(但し窒素原子とアルキル基とは共
に好ましくは環原子数1〜8の複素環を形成し、該環は
酸素原子を有してもよい)である。特に好適なものはジ
メチルアミノ、ジエチルアミノ、ピロリジン及びモルホ
リンである。
【0014】環A、B、C及びDが酸素原子で置換され
るときに該酸素原子がC3 、C11又はC12に存在するこ
とが好適である。環A、B、C及びDがハロゲン原子で
置換されるときに適当なハロゲン原子は6−、9−、又
は11−フッ素、塩素又は臭素原子であって6−又は9
−フッ素或は塩素が好適である。
【0015】環A、B、C及びDがアルキル基で置換さ
れるときに適切なアルキル基は1−、2−、6−、7−
又は16−メチル基であって好ましくは1−或は6−メ
チルである。環A、B、C及びDがアルコキシ基で置換
されるときに適切なアルコキシ基は炭素原子数1〜4の
3−、9−、11−又は12−アルコキシ、好ましくは
3−、9−或は11−メトキシもしくはエトキシ基であ
る。
【0016】環A、B、C及びDがアルコキシアルコキ
シ基で置換されるときに適切な基は3−又は11−メト
キシメトキシ、メトキシエトキシ或はテトラヒドロピラ
ニルオキシである。環A、B、C及びDがジ置換される
ときに適切な置換基はC1 及びC2 又はC 9 及びC11
おけるエポキシ基或はC1 及びC2 に付着するメチレン
基もしくは3,3−アルキレンジオキシ、3,3−アル
キレンジチオ又は3,3−アルキレンオキシチオ基であ
る。このアルキレン基は炭素原子数2又は3の該基であ
ることが好ましい。
【0017】更に詳細には本発明はR1 とR2 とがメチ
ル基を表すか又はR1 が存在しない化合物に関連してお
り、該化合物はC9 においてハロゲン、特にフッ素、又
はヒドロキシで置換されC11においてヒドロキシ又はケ
ト基で置換され、或は二重結合としての官能基を有する
か又はC9 及びC11間にエポキシ基を有し、該基は当業
界公知の方法により既述の基へ転化され得るものであ
り、該化合物はC3 においてケト基を有し、C1 及びC
2 間に、及び(又は)C4 及びC5 間に二重結合を有
し、或はケト基へ転化可能の官能基と既述の二重結合と
を有する。
【0018】本発明は上式IIの中間体17−(2−アル
コキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ス
テロイド及び該化合物の製法即ち17−(イソシアノ−
スルホニルメチレン)−ステロイドとアルデヒド及びア
ルコールとの反応による製法に関する。この製法の工程
後に17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−
イル)−デルタ16−ステロイドが単離されて加水分解さ
れて21−ヒドロキシ−20−ケト−デルタ16−ステロ
イドが製造される。けれども上記の両反応を“1個の反
応容器による反応”に合併することが好適であることに
注目される。
【0019】17−(イソシアノ−スルホニルメチレ
ン)−ステロイドとアルデヒド及びアルコールとの反応
は塩基性条件下に遂行される。塩基が添加された不活性
有機溶剤中で上記反応を行う。適切な有機溶剤は塩化メ
チレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、ベン
ゼン、トルエン、クロロベンゼン、ジオキサン、ビス−
(2−メトキシエチル)−エーテル、1,2−ジメトキ
シエタン、テトラヒドロフラン又はそれらの混合物であ
る。この反応の第一工程と第二工程とを一容器中の反応
において遂行するので同一溶剤中で加水分解が行われる
ための同一溶剤の使用が好ましい。
【0020】使用可能の適切な塩基は金属水酸化物及び
第4級アンモニウム並びに水酸化ホスホニウムであり、
好ましくは水酸化アルカリ例えば水酸化カリ、第4級水
酸化アンモニウム例えばトリエチルベンジルアンモニウ
ムヒドロキシドである。アルカリアルコレートとして例
えばカリウムブトキシドを使用し得る。反応を0〜10
0℃、好ましくは0〜30℃の温度で行う。屡々第4級
アンモニウム塩又はホスホニウム塩の形の触媒、例えば
トリメチルベンジルアンモニウムハロゲニド、トリエチ
ルベンジルアンモニウムハロゲニド、テトラブチルアン
モニウムハロゲニド及びアルキルトリアリールホスホニ
ウムハロゲニドの反応混合物への添加が必要である。1
5−クラウン−5又は18−クラウン−6としてクラウ
ンエーテルも又使用され得る。
【0021】適切な反応条件は又相転移条件であって即
ち有機層と水層との二相系であり、この系に対し相転移
触媒の塩の或量が添加される。反応は0〜100℃、好
ましくは0〜30℃の温度下に行われる。相転移反応の
一般的概説のための文献(E. V. Dehmlov and S. S. De
hmlov, Phase Transfer Catalysis, Weinheim Chemie,
1980)を参照されたい。
【0022】有機層形成のための適切な有機溶剤は塩化
メチレン、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、ベ
ンゼン、トルエン、クロロベンゼン及びジクロロベンゼ
ンである。一般に水とは混合されず関連化合物を溶かす
すべての有機溶剤を使用し得る。適切な水相はアルカリ
金属水酸化物の水溶液、例えば水酸化リチウム、水酸化
ナトリウム又は水酸化カリウムの5〜50%溶液であ
る。適切な相転移触媒は第4級アンモニウム塩及びホス
ホニウム塩並びにクラウンエーテル例えばトリメチルベ
ンジルアンモニウムハロゲニド、トリエチルベンジルア
ンモニウムハロゲニド、テトラブチルアンモニウムハロ
ゲニド、アルキルトリアリールホスホニウムハロゲニ
ド、15−クラウン−5及び18−クラウン−6であ
る。
【0023】本法の反応に用いられ得るアルデヒドの例
はアリールアルデヒド、アルキルアルデヒド及びホルム
アルデヒドである。適切なアルデヒドは1個又は複数個
のハロゲン原子又はアルキル或はアルコキシ基で任意に
置換されたフェニル基を有するフェニルアルデヒド、ア
ルキルアルデヒド(但しアルキル基は1〜4個の炭素原
子を有し、1個又は複数個のハロゲン原子或はアルコキ
シ基で任意に置換されている)である。好適なアルデヒ
ドはベンズアルデヒド、アセトアルデヒド及びホルムア
ルデヒドであって更に好ましくはホルムアルデヒドであ
る。ホルムアルデヒドをホルマリン(水溶液)として、
パラホルムアルデヒドとして又はトリオキサンとして使
用する。
【0024】適切なアルコールはアルキルアルコール及
びアリールアルキルアルコールである。好適なアルキル
アルコールはC1 〜C6 アルコール例えばメタノール、
エタノール及びアリルアルコールである。アルコキシア
ルキルアルコール例えばメトキシメタノールも又使用さ
れ得る。好ましいアリールアルキルアルコールはベンジ
ルアルコールである。一般に反応を妨害しないすべての
アルコールが使用可能である。好ましくはメタノール又
はエタノールを使用する。
【0025】オキサゾリニル化合物の21−ヒドロキシ
−20−ケト−デルタ16−ステロイドへの加水分解は有
機溶剤中で酸性水溶液使用下に遂行され得る。適切な有
機溶剤は例えばジエチルエーテル、メタノール及びテト
ラヒドロフランである。適切な酸は強酸例えば塩酸、硫
酸及びリン酸の希釈物である。酢酸及び義酸も又使用可
能である。
【0026】オキサゾリニル基のみならず、ステロイド
骨格に結合する他の基も又加水分解されることが屡々観
察されている。これらの基は保護基の作用を有するもの
であり得る〔同時出願の“17−(イソシアノ−スルホ
ニルメチレン)−ステロイド及びそれらの製造方法”の
出願明細書記載の保護基を参照されたい〕。
【0027】
【実施例】下記の諸例によって本発明を説明する。下文
中においてTHF=テトラヒドロフラン、トライトン
(Triton) B=ベンジルトリメチルアンモニウムヒドロ
キシド(メタノール中40%溶液)である。
【0028】例1a 3−メトキシ−17−(2−メトキシ−3−オキサゾリ
ン−4−イル)アンドロスタ−3,5,16−トリエン
の製造 3−メトキシ−17−(イソシアノ−p−メチルフェニ
ルスルホニル−メチレン)アンドロスタ−3,5−ジエ
ン(239mg,0.5mmol)を10mlのベンゼンにとか
した。この溶液に対しホルマリン(40%水溶液の0.
2ml)、メタノール(0.2ml)、ベンジルトリエチル
アンモニウムクロリド(15mg)及び50%NaOH水溶液
(4ml)を加えた。この混合物を20℃に1時間激しく
攪拌した。ベンゼンによる抽出、 Al2O3(活性度II−II
I ;2cmの層)による濾過、次いで塩化メチレンによる
洗浄及び真空蒸発の結果メトキシオキサゾリン(170
mg,90%)を与えた。 IR (neat) 1655 ,1630cm-1
1H NMR :(CDCl3) delta0.8-2.7 (m), 1.0 (s, 6H),
3.27 (s, 3H), 3.49 (s, 3H), 4.62 (m, 2H), 5.08, 5.
18 (m, 2H), 6.2 (m, 1H), 6.45 (m, 1H)。
【0029】ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド
の代りにテトラブチルアンモニウムテトラフルオロボレ
ート、テトラエチルアンモニウムヒドロキシド、18−
クラウン−6及びベンジルトリエチルアンモニウムヒド
ロキシドを使用して上記の操作を繰返した。収率は夫々
93%、83%、53%及び91%であった。
【0030】例1b 21−ヒドロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,2
0−ジオンの製造 前項で得られたメトキシオキサゾリン(170mg,0.
45mmol)を8%H2SO 4 (2.5ml)及び10mlTHF
の混合物中に溶かした。周囲温度に18時間放置した後
に水(10ml)を加えた。20℃で真空蒸発してTHF
を除去し、その後に沈殿固体を集め水洗し乾燥した。収
量149mg(90%;イソシアニドにもとづく計算)、
m.p. 215−220℃・(分解;アセトン/石油エー
テル40−60℃);(alpha)20+145° (c 1.0, CHCl
3); IR (Nujol) 3350 (OH), 1665(C=O), 1620 (C=C)
1H NMR (CDCl3): delta 0.8-2.7 (m), 1.0 (s, 3
H), 1.2 (s, 3H), 3.68 (s, 1H), 4.4 (s, 2H), 5.65
(s, 1H), 6.68 (m, 1H) ;Mass : M+ 328 (計算値3
28);(文献: Allen and Bernstein ,J. Amer. Ch
em. Soc.77,1028(1975), m.p. 227−
232℃)。
【0031】例1c 3−メトキシ−17−(2−メトキシ−3−オキサゾリ
ン−4−イル)アンドロスタ−3,5,16−トリエン
の製造 3−メトキシ−17−(イソシアノ−p−メチルフェニ
ルスルホニルメチレン)アンドロスタ−3,5−ジエン
(240mg)のTHF溶液に対しN2 気中でホルマリン
(0.2ml)及びトライトンB(0.6ml)を加えた。
15分間の攪拌の後に水を加え、この混合物を塩化メチ
レンで抽出した。酸化アルミ層上で乾燥し真空蒸発する
と表記化合物が得られた(139mg,83%)。この化
合物は例1a記載のものと同じであった。トライトンB
の代りにテトラエチルアンモニウムヒドロキシド(水中
0.6ml)及びメタノール(1ml)を用いて本例の操作
を繰返した。収率:92%。KOH(粉末状,2g)を
塩基として使用しこの操作を繰返した。触媒としてテト
ラブチルアンモニウムテトラフルオロボレートを用い
た。収率:92%。溶剤としてベンゼン(10ml)、塩
基としてKOH(粉末状0.65g)、及びメタノール
を使用してこの操作を繰返した。収率(1時間攪拌
後):90%。メタノールの代りにエタノールを用いて
も同じ結果が得られる。
【0032】例1d 21−ヒドロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,2
0−ジオンの製造 3−メトキシ−17−(イソシアノ−p−メチルフェニ
ルスルホニルメチレン)アンドロスタ−3,5−ジエン
(239mg)をチッ素気流中で10mlのTHFにとかし
た。ホルマリン(36%,0.2ml)、メタノール
(0.2ml)及び粉末状KOH(0.8g)を加えた。
15分間攪拌の後にこの溶液を濾過した。硫酸(4N,
1.5ml)を加えてから20時間攪拌した。水(10m
l)を加えTHFを真空蒸発した。残留物を濾過して白
色固体を乾燥した。表記化合物の収量は123mg(75
%)であった。メタノール(0.2ml)の代りにエタノ
ール(0.2ml)を使用して同じ反応操作を繰返した。
収量:146mg(89%)。
【0033】例2 3−メトキシ−21−ヒドロキシ−19−ノル−プレグ
ナ−1,3,5(10),16−テトラエン−20−オ
ンの製造 3−メトキシ−17−(イソシアノ−p−メチルフェニ
ルスルホニルメチレン)エストラ−1,3,5(10)
−トリエン(461mg,1mmol)のベンゼン(20ml)
中の溶液に対しパラホルムアルデヒド(300mg,1
0.0mmol)、メタノール(0.4ml)、ベンジルトリ
エチル−アンモニウムクロリド(23mg,0.1mmol)
及び50%NaOH水溶液(8ml)を加えた。この混合物を
1時間激しく攪拌してから有機溶剤相を水相から分別
し、5mlのベンゼンで1回水相を抽出した。双方のベン
ゼンフラクションを合併し Al2O3(活性度II−III )上
で濾過してから塩化メチレン(100ml)で洗った。溶
剤蒸発後に3−メトキシ−17−(2−メトキシ−3−
オキサゾリン−4−イル)−19−ノル−エストラ−
1,3,5(10),16−テトラエンが油状物として
得られた。これ以上操作を加えることなく、このオキサ
ゾリニル化合物を15mlのTHF及び5mlの8%H2SO4
にとかすことによって加水分解した。室温に18時間貯
蔵した後にTHFを20℃で真空蒸発した。残留固形物
を集め水洗し乾燥した。収量300mg(92%)、 m.
p. 120−142℃。エーテル/石油エーテル(1:
4)から40〜60℃で二回再結した後の製品の融点は
144−146℃であった。(alpha)20+81 (c 1.00 C
HCl3) ; IR (Nujol) 3550 (OH), 1670(C=O), 1620(C=
C), 1590 (Ar)cm-1 1H NMR (CDCl3): delta 0.9-3.
6 (m), 0.95 (s) ,3.71 (s, 3H), 4.42 (s, 2H), 6.53,
6.65, 6.71, 7.02, 7.12, (m, 4H) ;分析:計算値:C
21H26O3 (326.44) として: C 77.27, H 8.03; 実
験値: C 77.1, H 8.1。
【0034】例321−ヒドロキシプレグナ−1,4,
16−トリエン−3,20−ジオンの製造例2記載のよ
うにして(但し第一反応工程の際にベンゼン溶液を半時
間攪拌した点が相違する)17−(イソシアノ−p−メ
チルフェニルスルホニルメチレン)−アンドロスタ−
1,4−ジエン−3−オン(461mg,1.0mmole)を
ヒドロキシアセチル化合物へ転化させた。収率83%、
m.p. 155−168℃。エーテルから2回再結後の製
品の融点は162−174℃であった。(alpha)20+92.
5 (c 1.00, CHCl3) ; IR (Nujol) :3500 (OH), 1665
(C=O), 1630, 1610, 1590 (C=C) cm-1 1H NMR(CDC
l3): 0.8-2.7 (m), 1.00 (s) , 1.25 (s), 3.25 (br,
1H), 4.40(s, 2H), 5.95-6.10 (m, 2H), 6.21, 6.23
(d, 1H), 6.6-6.7 (m, 1H) ;分析:計算値:〔 C21H26
O3 (326.439) として〕: C 77.27, H 8.03;実験
値: C 76.7, H 8.1%。
【0035】相転移反応(第一反応工程)の攪拌時間以
外には条件を同じくしてこの反応操作を繰返した。攪拌
1時間の場合には収率70%、攪拌2時間の場合には収
率52%という結果であった。
【0036】例4 21−ヒドロキシプレグナ−4,9(11),16−ト
リエン−3,20−ジオンの製造 例2記載と同様にして3−メトキシ−17−(イソシア
ノ−p−メチルフェニルスルホニル−メチレン)−アン
ドロスタ−3,5,9(11)−トリエン(475mg,
1.0mmol)をヒドロキシアセチル化合物へ転化させ
た。収率300mg,93%, m.p. 180−193℃。
塩化メチレン/エーテル(2:7)から2回再結した後
の製品の融点は205−208℃であった。(alpha)20
+204°(c 1.00 CHCl3).IR (Nujol): 3510 (OH), 16
75(C=O), 1620, 1595 (C=C), 1100cm-1.1H NMR(CDCl3)
delta 0.7-3.3 (m), 0.90 (s) , 1.37 (s), 3.06
(s), 4.38(s, 2H), 5.30-5.60 (m, 2H), 5.27 (s), 6.5
5-5.80 (m, 1H).(文献: J. Amer. Chem. Soc.77,
1028(1955); m.p. 204−209及び m.
p. 215−218,(alpha)20+194°(c 1.0, CHC
l3))。
【0037】例5 11−ベータ−21−ジヒドロキシプレグナ−4,16
−ジエン−3,20−ジオンの製造 例2記載のようにして(但し第一反応工程での攪拌時間
が3/4時間であった点が相違する)3−メトキシ−1
7−(イソシアノ−p−メチルフェニルスルホニル−メ
チレン)−11−ベータ−ヒドロキシアンドロスタ−
3,5−ジエン(493mg,1.0mmol) をヒドロキシ
アセチル化合物へ転化させた。粗製品収量233mg(6
8%)。アセトン−エーテル(1:3)からの結晶化の
後の m.p.148°−153℃,(alpha)20+198°(c 1.
0, CHCl3); IR (Nujol) 3500 (OH), 1690(C=O), 1655
(br, C=C+C=O)cm-11H NMR(CDCl3) delta 0.75-2.9
(m), 1.25 (s), 1.46 (s), 3.0-3.7(m, 2H), 4.37 (b
r. s, 3H), 5.57 (s, 1H), 6.48-6.72 (m, 1H);〔文献
J. Amer. Chem. Soc.77,1028(1955);
m.p. 154−156℃,(alpha)20+200°(c 0.47, C
HCl3)〕。
【0038】CH2Cl2を用いる洗浄を更に行えば収量を改
善することが観察された。中間体3−メトキシ−11−
ベータ−ヒドロキシ−17−(2−メトキシ−3−オキ
サゾリン−4−イル)アンドロスタ−3,5,16−ト
リエンの1H NMR:(CDCl3):delta 0.7-2.9 (m), 1.23
(s, 3H), 1.28 (s, 3H), 3.27 (s, 3H), 3.48 (s,3H),
4.25 (s, 1H), 4.61 (m, 2H), 5.00 (m, 2H), 6.13
(m, 1H), 6.40 (m, 1H)。
【0039】例6 9−アルフア−フルオロ−11−ベータ−21−ジヒド
ロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,20−ジオン
の製造 例2の記載のようにして3−メトキシ−9−アルフア−
フルオロ−11−ベータ−ヒドロキシ−17−(イソシ
アノ−p−メチルフェニルスルホニルメチレン)アンド
ロスタ−3,5−ジエンをヒドロキシアセチル化合物へ
転化させた。収率71%。40〜60℃においてCH2Cl2
−石油エーテル(1:1)から結晶化させた後の m.p.
175−186℃,(alpha)20+165℃(c 0.9, CHCl3);
IR (Nujol) 3500 (OH), 1670cm-1(br, C=O) ; 1H NM
R (CDCl3) delta 0.7-3.7 (m), 1.23 (s), 1.57
(s), 4.17 (br. s, 1H), 4.40 (s, 2H), 5.70 (s, 1H),
6.55-6.80 (m, 1H) ;文献 US 2,963,496 (この
化合物を開示するが物理常数の記載はない)。
【0040】例7 21−ヒドロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,1
1,20−トリオンの製造 例2記載の通りにして(但し第一工程での攪拌時間が1
5分間であった点が相違する)3−メトキシ−17−
(イソシアノ−p−メチルフェニルスルホニル−メチレ
ン)アンドロスタ−3,5−ジエン−11−オン(49
1mg,1.0mmol) をヒドロキシアセチル化合物へ転化
させた。収量250mg(73%),CH2Cl2/エーテルか
ら再結した後の m.p. 213−218℃,(alpha)20+2
35°(c 1.00, CHCl3) ; IR (Nujol), 3420 (OH), 171
0, 1675 (C=O), 1625(C=C) cm -1 1H NMR(CDCl3) de
lta 0.8-3.5 (m), 0.91 (s), 1.40 (s), 4.41, 4.48
(d. 2H), 5.68 (s, 1H), 6.64-6.83 (m, 1H) ;文献 J.
Amer. Chem. Soc.77,1028,(1955) m.p.
223−228℃.,(alpha)24+236°(c 1, CHCl3)
【0041】例8a 1−アルフア,2−アルフア−メチレン−6−クロロ−
17−(2′−メトキシ−3−オキサゾリン−4−イ
ル)アンドロスタ−4,6,16−トリエン−3−オン
の製造 1−アルフア,2−アルフア−6−クロロ−17−(イ
ソシアノ−p−メチルフェニルスルホニルメチレン)ア
ンドロスタ−4,6−ジエン−3−オン(218mg,
0.43mmol)を8.6mlのベンゼンにとかした。この
ベンゼン溶液に対し順次に0.17mlの40%ホルマリ
ン、0.17mlのメタノール、0.03mlのトライトン
B及び3.44mlのNaOH水溶液(50%)を加えた。こ
の混合物を室温で半時間だけ攪拌してから二層を分別し
水層を5mlのベンゼンで2回洗った。ベンゼン層(複
数)を合併し Al2O3上で濾過してから塩化メチレンで洗
った。トルエン及びアセトンの増量を用いるクロマトグ
ラフィにより更に精製した後に94mgのメトキシ−オキ
サゾリン化合物を得た。
【0042】m.p. 164−167℃; IR 1655 (C(3)=
O), 1630(C=N), 1060 (COC)cm-11H NMR(CDCl3) del
ta 0.7-1.0 (m, シクロプロピル), 1.096 (s, 3H),
1.261 (s, 3H), 3.31 (s, 3H), 4.65 (m, 2H), 6.15
(m, 2H), 6.22 (m, 1H) 。
【0043】例8b 1−アルフア,2−アルフア−メチレン−6−クロロ−
21−ヒドロキシ−プレグナ−4,6,16−トリエン
−3,20−ジオンの製造 例8aに従って製造されたメトキシオキサゾリニル化合
物を8mlのTHFにとかしてから3mlの2 NH2SO4 を加
えた。この混合物を室温下に16時間貯蔵した。 NaHCO
3 (540mg,6mmol)及び或量の水の添加後にTHF
を蒸発し除去した。残留固形物を集め水洗し乾燥した。
かようにして57mgのヒドロキシアセチル化合物を得
た。
【0044】m.p. 175−178℃; IR (CHCl3) 164
8, 1665 (C3=O, C20=O), 1588, 1608(C=C) cm-1 1H N
MR (CDCl3) delta 1.030 (s, 3H), 1.258 (s, 3H),
3.1 (s, br, 1H), 4.47 (s, 2H), 6.18 (m, 2H), 6.77
(m, 1H)。
【0045】例9a 3,3−エチレンジチオ−17−(2−メトキシ−3−
オキサゾリン−4−イル)−アンドロスタ−4,16−
ジエンの製造 3,3−エチレンジチオ−17−(イソシアノ−p−メ
チルフェニルスルホニルメチレン)アンドロスタ−4−
エン(540mg;1mmol)を20mlのベンゼンにとか
し、次に0.4mlのホルマリン(40%)、0.4mlの
メタノール、0.4mlのトライトンB及び8mlの50%
NaOH溶液を順次に加えた。この混合物を室温で20分間
攪拌した。水で希釈してからベンゼン層を分別した。水
層を10mlのベンゼンで一回抽出した。ベンゼン溶液を
集めてこれを Al2O3(活性度II−III )上で濾過しCH2C
l2で洗った。溶剤蒸発後に0.5gのオキサゾリニル化
合物を得た。 1H NMR (CDCl3): delta 1.01 (s, 3
H), 1.07 (s, 3H), 3.33 (m,7H), 4.3-4.9 (m, 2H), 5.
53 (s, 1H), 6.30 (s, 1H), 6.59 (t, 1H)。
【0046】例9b 3,3−エチレンジチオ−21−ヒドロキシプレグナ−
4,16−ジエン−20−オンの製造 例9aの操作に従って製造されたオキサゾリニル化合物
(500mg)を10mlのTHF及び2.5mlのH2SO
4 (8%)中にとかした。この混合物を22時間室温下
に貯蔵してから水(10ml)を加えTHFを減圧下に蒸
発して除いた。280mgのヒドロキシアセチル化合物を
得た。m.p.206−210℃(褐変):IR (CHCl3): 3
475(OH), 1665 (C=O), 1586(delta16 )cm-1 1H NM
R (CDCl 3): delta 0.95 (s, 3H), 1.06 (s, 3H), 3.
32 (s, 4H), 4.46 (s, 2H), 5.50(s, 1H), 6.76 (t, 1
H)。
【0047】例10a 3,3−エチレンジオキシ−17−(2′−メトキシ−
3−オキサゾリン−4−イル)−アンドロスタ−5,1
6−ジエンの製造 3,3−エチレンジオキシ−17−(イソシアノ−p−
メチルフェニル−スルホニルメチレン)アンドロスタ−
5−エン(507mg,1mmol)を20mlのベンゼンにと
かし、次いで0.4mlのホルマリン(40%)、0.4
mlのメタノール、0.06mlのトライトンB及び8mlの
50%NaOH水溶液を加えた。この反応混合物を室温で半
時間攪拌した。次に水層を分けベンゼンで2回洗った。
ベンゼン層を合併し Al2O3(活性度II−III 、層厚3.
5cm)上で濾過しCH2Cl2で洗った。溶剤を蒸発すると2
96mg(72%)のオキサゾリニル化合物(白色固体)
が得られた。m.p.154−157℃.IR (CHCl3) 1623
(C=N), 1093(C-O-C) cm -1, 1H NMR(CDCl3) delta
1.017 (s, 3H) 1.077 (s, 3H), 3.29, 3.39 (2 ×s,
6H),3.92 (s, 4H), 4.66 (m, 2H), 5.35 (m, 1H), 6.27
(m, 1H), 6.54 (t, 1H)。
【0048】例10b 21−ヒドロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,2
0−ジオンの製造 例10aの操作で製造されたオキサゾリニル化合物(2
22mg)を15mlのTHFにとかしてから4.5mlの2
N H2SO4 を加え、この溶液を16時間室温に保存した。
THFを蒸発して残留固体を水洗した。減圧下に乾燥す
ると178mgの物質が得られた。しかし加水分解は不充
分であった。そこでTHF中で4N H2SO 4 を用いる反応
を続行して純ヒドロキシアセチル化合物(162mg,9
2%)が得られた。IR及びNMRの値は例1bで得ら
れた値と同じであった。
【0049】例11a 3−ベータ−(2′−テトラヒドロピラニルオキシ)−
17−(2−メトキシ−3−オキサゾリン−4−イル)
アンドロスタ−5,16−ジエンの製造 3−(2′−ベータ−テトラヒドロピラニルオキシ)−
17−(イソシアノ−p−メチルフェニルスルホニルメ
チレン)アンドロスタ−5−エン(570mg,1.04
mmol)を21mlのベンゼンにとかしてからホルマリン
(0.42ml)、メタノール(0.42ml)、トライト
ンB(0.062ml)及びNaOH水溶液(50%;8.3
ml)を加えた。この反応混合物を25分間室温で攪拌し
た。ベンゼン層を分け水層を5mlずつのベンゼンで2回
洗った。ベンゼン溶液を合併し Al2O3(活性度II−III
)上で濾過し100mlのCH2Cl2で洗った。溶剤蒸発後
にオキサゾリニル化合物が得られた(330mg)。 IR
(CHCl3), 1623(C=N), 1055, 1025 (C-O-C) ; 1H NMR
(CDCl3) delta 1.017 (s, 3H), 5.30 (m, 1H), 6.22
(m, 1H), 6.48 (m, 1H)。
【0050】例11b 3−ベータ−21−ジヒドロキシプレグナ−5,16−
ジエン−20−オンの製造 例11aに従って製造されたオキサゾリニル化合物(1
52mg,0.27mmol)を12mlのTHFにとかしてか
ら3.5mlの4N H2SO4 を加えた。室温に20時間貯蔵
した後に NaHCO3 (1.359g,16mmol)と水(2
5ml)とを加えた。THFを蒸発し残留固体を集めて水
洗し乾燥した。トルエン−アセトン(9:1)を用いる
コラム純化法により64mgの純粋なヒドロキシアセチル
化合物が得られた。m.p.194−197℃(褐変温度1
87℃); IR (CHCl3) 3610, 3470 (OH),1666 (C20=
O), 1585 (C=C)cm -1 1H NMR (CDCl3) delta 0.9
6 (s, 3H),1.03 (s, 3H), 3.18 (s, 1H), 3.35 (m, 1
H), 4.33 (m, 2H), 5.24 (m, 1H), 6.74 (C16H) 。
【0051】例12a 3−メトキシ−11−アルフア−ヒドロキシ−17−
(2′−メトキシ−3−オキサゾリン−4−イル)アン
ドロスタ−3,5,16−トリエンの製造 トルエン(20ml)中の3−メトキシ−11−アルフア
−ヒドロキシ−17−(イソシアノ−p−メチルフェニ
ルスルホニルメチレン)アンドロスタ−3,5−ジエン
(496mg,1mmol)の溶液に対しパラホルムアルデヒ
ド(300mg,10mmol)、メタノール(0.8ml)、
ベンジルトリエチルアンモニウムクロリド(25mg)及
び50%NaOH水溶液(8ml)を加えた。この混合物を2
5分間激しく攪拌した。トルエン抽出、 Al2O3(活性度
II−III )上の濾過、次に塩化メチレン洗浄及び真空蒸
発を施してオキサゾリン(196mg)を得た。 IR (CHC
l3) 1653, 1623 (C=C, C=N) cm-1 1H NMR (CDCl3)
delta 1.048 (s, 3H), 1.174 (s, 3H), 3.35 (s, 3H),
3.57 (s, 3H), 4.20 (m, 1H), 4.70 (m, 2H), 5.14
(s, 1H), 5.76 (m, 1H), 6.32 (tr, 1H), 6.57 (m, 1
H)。
【0052】例12b 11−アルフア−21−ジヒドロキシプレグナ−4,1
6−ジエン−3,20−ジオンの製造 例12aに従って製造されたオキサゾリニル化合物(9
8mg)を5mlのTHFにとかしてから1.25mlの4 N
H2SO4を加えた。室温に20時間貯蔵した後に5mlの水
を加えた。THFを蒸発し残留物を集めた。収量69m
g。 IR (CHCl3),3598 (OH), 3470 (OH), 1660 (C=O), 1
615, 1589 (C=C) cm-1 1H NMR (CDCl 3) delta 0.9
96 (s, 3H), 1.271 (s, 3H), 4.20 (m, 1H), 4.48 (s,
2H), 5.77 (s, 1H), 6.80 (tr, 1H)。
【0053】例13a 3−メトキシ−6−クロロ−17−(2−メトキシ−3
−オキサゾリン−4−イル)アンドロスタ−3,5,1
6−トリエンの製造 トルエン(50ml)中の3−メトキシ−6−クロロ−1
7−(イソシアノ−p−メチルフェニルスルホニルメチ
レン)アンドロスタ−3,5−ジエン(1g)の溶液に
対し1mlのメタノール、1mlのホルマリン(40%)、
75mgのベンジルトリエチルアンモニウムクロリド及び
20mlのNaOH水溶液(50%)を加えた。この混合物を
1.5時間周囲温度下に激しく攪拌した。トルエン抽
出、 Al2O3(活性度II−III )上の濾過、それに続く塩
化メチレン洗浄及び蒸発を施してオキサゾリンを得た。
収量0.49g。 IR (CHCl3) : 1643, 1619 (C=C+N=
C) cm -1 1H NMR (CDCl3) delta 1.047 (s, 6H),
3.36 (s, 3H), 3.65 (s, 3H),4.71 (m, 2H), 5.67 (s,
1H), 6.32 (tr, 1H), 6.58 (tr, 1H)。
【0054】例13b 3−メトキシ−6−クロロ−21−ヒドロキシプレグナ
−3,5,16−トリエン−20−オンの製造 例13aに従って製造されたオキサゾリニル化合物(4
00mg)を20mlのTHFにとかしてから更に5mlのT
HFを加えた。周囲温度に18時間貯蔵した後に20ml
の水を加えた。THFを蒸発させて得られた物質を塩化
メチレンで抽出した。有機層を乾燥し濃縮した。トルエ
ンを用いるコラム純化法により120mgの純粋なヒドロ
キシアセチル化合物を得た。m.p.158−160℃; I
R (CHCl3) 3471 (OH), 1670 (C=O) 1645, 1620,158
8 (C=C)cm-1; NMR (CDCl3) delta 0.983 (s, 3H),
1.044 (s, 3H), 3.65(s, 3H), 4.48 (s, 2H), 5.66 (s,
1H), 6.78 (tr, 1H) 。
【0055】例14a 3−ベータ−メトキシメトキシ−17−(2′−メトキ
シ−3−オキサゾリン−4−イル)アンドロスタ−5,
16−ジエンの製造 3−ベータ−メトキシメトキシ−17−(イソシアノ−
p−メチルフェニルスルホニル−メチレン)アンドロス
タ−5,16−ジエン(509mg,1mmol)を例13a
記載のようにして(但し混合物を35分間攪拌した点が
異る)オキサゾリニル化合物へ転化させた。収量193
mg。1H NMR(CDCl3) delta 0.99 (s, 3H), 1.04 (s,
3H), 3.33 (s, 7H), 4.65 (m, 4H), 5.35 (m, 1H), 6.3
5 (m, 1H), 6.53 (m, 1H) 。
【0056】例14b 3−ベータ−メトキシメトキシ−21−ヒドロキシプレ
グナ−5,16−ジエン−20−オンの製造 例14aに従って製造されたオキサゾリニル化合物(1
03mg)を6mlのTHFにとかしてからこれに対し1.
5mlの2N H2SO4 を加えた。室温下48時間の貯蔵の後
に15mlの水を加えた。真空蒸発によりTHFを除いた
後に沈殿固体を集め水洗し乾燥した。収量37mg。1H N
MR(CDCl3) delta 0.95 (s, 3H), 1.05 (s, 3H), 3.3
4 (s, 4H), 4.42 (s, 2H), 4.64 (s, 2H), 5.35 (m, 1
H), 6.71(m, 1H) 。
【0057】例15a 17−(2′−メトキシ−3−オキサゾリン−4−イ
ル)アンドロスタ−4,16−ジエン−3−オンの製造 例1a記載のようにして(但し混合物を20分間攪拌し
た点が異る)17−(イソシアノ−p−メチルフェニル
スルホニルメチレン)アンドロスト−4−エン−3−オ
ン(200mg)をメトキシオキサゾリニル化合物へ転化
させた。収量120mg。1H NMR(CDCl3) delta 0.99
(s, 3H), 1.18 (s, 3H), 3.28 (s, 3H), 4.64 (m, 2H),
5.68 (s, 1H), 6.23 (m, 1H), 6.49 (m, 1H) 。
【0058】例15b 21−ヒドロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,2
0−ジオンの製造 例15aに従って製造されたオキサゾリニル化合物(1
20mg)を例14b記載のようにしてヒドロキシアセチ
ル化合物へ転化させた。収量37mg。IR及びNMRの
値は例1b及び10bで得られた製品の該値と同じであ
った。
【0059】例16 21−ヒドロキシ−19−ノルプレグナ−4,16−ジ
エン−3,20−ジオンの製造 トルエン(15ml)中の3−メトキシ−17−(イソシ
アノ−p−メチルフェニルスルホニルメチレン)−19
−ノルアンドロスタ−3,5−ジエン(351mg)の溶
液に対し0.3mlのホルマリン(40%)、0.3mlの
メタノール、22mgのベンジルトリエチルアンモニウム
クロリド及び6mlのNaOH水溶液(50%)を加えた。こ
の混合物を周囲温度下で65分間激しく攪拌した。トル
エン抽出、 Al2O3(活性度II−III )上の濾過、次に塩
化メチレン洗浄及び真空蒸発を行い112mgの3−メト
キシ−17−(2−メトキシ−3−オキサゾリン−4′
−イル)−19−ノルアンドロスタ−3,5,16−ト
リエンを得た。このオキサゾリニル化合物にこれ以上の
手を加えることなくこれを8mlのTHFと2mlのH2SO4
とにとかすことによって加水分解した。室温で17時間
攪拌した後に20mlの水を加えた。真空下でTHFを蒸
発除去してから沈殿固体を集め水洗し乾燥した。収量5
8mg。 IR : (CHCl3) 3475 (OH), 1666 (C=O), 1619,
1588 (C=C)cm-1.1H NMR (CDCl3): delta 1.02 (s, 3
H), 3.24 (s, 1H), 4.48 (s, 2H), 5.87 (s, 1H), 6.78
(tr, 1H)。
【0060】例17 1−アルフア−メチル−3−メトキシ−17−(2−メ
トキシ−3−オキサゾリン−4−イル)アンドロスタ−
3,5,16−トリエンの製造 1−アルフア−メチル−3−メトキシ−17−(イソシ
アノ−p−メチルフェニルスルホニルメチレン)−アン
ドロスタ−3,5−ジエン(982mg,2mmol)を出発
原料とし、例9a記載の通りにオキサゾリニル化合物を
製造した。収量653mg(83%)。 IR (CHCl3) 16
28 (C=N), 1057 (COC) ; 1H NMR (CDCl3) delta 0.
78 (d, 3H), 1.03 (s, 3H), 1.07 (s, 3H), 3.30 (s, 3
H), 3.52(s, 3H), 4.65 (m, 2H), 5.06 (m, 1H), 5.29
(m, 1H), 6.25 (m, 1H), 6.52 (m, 1H)。
【0061】例9b記載と同じ方法により表記化合物を
1−アルフア−メチル−21−ヒドロキシプレグナ−
4,16−ジエン−3,20−ジオンへ加水分解し得
る。
【0062】例18 3−メトキシ−17−(2′−メトキシ−3−オキサゾ
リン−4−イル)アンドロスタ−3,5,16−トリエ
ンの製造 スルホニル基に種々の基が付着されている数種の3−メ
トキシ−17−(イソシアノ−スルホニルメチレン)ア
ンドロスタ−3,5−ジエン化合物から例2記載の方法
に従って表記化合物を製造した。下記の結果を得た。
【0063】 R = -C6H4CH3 収率 = 92% -C6H4-OCH3 82% -C6H4-p-Cl 97% -n-(CH)9CH3 86% -t-C4H9 6% -CH3 90%
【0064】例19 3−メトキシ−17−(2′−アリルオキシ−3−オキ
サゾリン−4−イル)アンドロスタ−3,5,16−ト
リエンの製造 アルフア,ベータ−不飽和−イソシアニド(477mg)
を原料としメタノールの代りにアリルアルコール(7mm
ol)(0.5ml)を使用し例2記載の方法に従って表記
化合物を製造した。収量350mg(86%)。 IR (Nu
jol) 1655, 1630; 1H NMR (CDCl3) delta 0.8-2.8
(m), 1.0 (s, 6H), 3.5 (s, 3H), 3.98,4.18, (d, 2H),
4.5-4.7 (m, 2H), 3.9-4.4 (m, 4H), 4.5-6.05 (m, 1
H), 6.05-6.3 (m, 1H), 6.3-6 (m, 1H) 。
【0065】同様にして3−メトキシ−17−(2′−
ベンジルオキシ−3−オキサゾリン−4−イル)アンド
ロスタ−3,5,16−トリエンを製造したが但しアリ
ルアルコールの代りにベンジルアルコール(1ml,10
mmol)を用いた。収率:52%, m.p. 115−125
℃; IR (Nujol) 1630 (N=C); 1H NMR(CDCl3) delt
a 0.8-2.8 (m), 1.06 (s), 3.58 (s, 3H), 4.55-4.9
(m, 4H), 4.65 (s), 5.1-5.4 (m, 2H), 6.15-6.45 (m,
1H), 7.34 (s, 5H) 。Exact mass 459.276 (計算値4
59.277)。
【0066】例20 3−メトキシ−17(2′−メトキシメトキシ−3−オ
キサゾリン−4−イル)アンドロスタ−3,5,16−
トリエンの製造 3−メトキシ−17−(イソシアノ−p−メチルフェニ
ルスルホニルメチレン)アンドロスタ−3,5−ジエン
(239mg,0.5mmol)をベンゼン(7.5ml)にと
かした。水酸化ナトリウム(2.5mmol,100mg)、
15−クラウン−5(0.10ml,0.5mmol)、パラ
ホルムアルデヒド(150mg,5mmol)及びメタノール
(0.2ml)を加えた。3.5時間の攪拌の後に常法に
従い反応混合物から表記化合物を単離した。収率96
%。 IR (Nujol) 1625cm-1 1H NMR (CDCl3) delta
0.9-2.8 (m),1.82 (s, 3H), 3.42 (s, 3H), 3.55 (s,
3H), 4.6-5.05 (m, 4H), 5.1-5.4 (m,2H), 6.2-6.4
(m, 1H), 6.6-6.9 (m, 1H). m.p. 145-165 ℃ (CH2Cl2
/MeOH);
【0067】注:1分子のホルムアルデヒドと1分子の
メタノールとの反応により恐らくメトキシメタノールが
生成するであろう。
【0068】例21a 3−イソブトキシ−17−(2−メトキシ−3−オキサ
ゾリン−4−イル)アンドロスタ−3,5−トリエンの
製造 例13a記載のようにして(但し相転移触媒としてテト
ラブチルアンモニウムテトラフルオロボレートを使用し
た点が異る)3−イソブトキシ−17−(イソシアノ−
p−メチルフェニルスルホニルメチレン)アンドロスタ
−3,5−ジエン(520mg,1mmol)をメトキシ−オ
キサゾリニル化合物へ転化させた。収量240mg。
【0069】1H NMR (CDCl3), delta 0.95 ppm (d, 6
H), 1.046 (s, 6H), 3.34 (s, 3H), 3.47(d, 2H), 4.70
(m, 2H), 5.12 (s, 1H), 5.18 (tr, 1H), 6.30 (tr, 1
H), 6.57 (tr, 1H)。
【0070】例21b 21−ヒドロキシプレグナ−4,16−ジエン−3,2
0−ジオンの製造 例21に従って製造されたオキサゾリニル化合物(19
2mg)を例1b記載の通りにしてヒドロキシアセチル化
合物へ転化させた。収量119mg(73%)。IR値は
例1bで得られた製品のIRと同値であった。
【0071】例22a 3−メトキシ−9−アルフア−ヒドロキシ−17−(2
−メトキシ−3−オキサゾリン−4−イル)アンドロス
タ−3,5,16−トリエンの製造 3−メトキシ−9−アルフア−ヒドロキシ−17−(イ
ソシアノ−p−メチルフェニルスルホニルメチレン)ア
ンドロスタ−3,5−ジエン(494mg,1mmol)を例
13a記載のようにしてメトキシオキサゾリニル化合物
へ転化させた。収量170mg。 1H NMR (CDCl3), delta
1.045 ppm (s 3H), 1.146 (s, 3H), 3.36 (s, 3H), 3.
58 (s, 3H), 4.70 (m, 2H), 5.17 (s, 1H), 5.31 (tr,
1H), 6.30 (tr, 1H), 6.57 (d, 1H)。
【0072】例22b 9−アルフア−21−ジヒドロキシプレグナ−4,16
−ジエン−3,20−ジオンの製造 例22aに従って製造されたオキサゾリニル化合物(9
7mg)を6mlのTHF及び1.5mlの2N H2SO4 にとか
した。この混合物を室温に22時間保存してから水(1
0ml)を加え、減圧蒸発してTHFを除いた。34mgの
ヒドロキシアセチル化合物を得た。 IR (KBr) 3400 (O
H) 1664 (C=O, 2x) 1612 1579 (C=C);1H NMR (CDCl3),
0.992 (s, 3H), 1.369 (s, 3H), 2.95(br, s, OH), 3.
58 (br, s, OH), 4.40-4.54 (AB, 2H), 5.81 (s, 1H),
6.81 (tr, 1H) 。
【0073】例23 21−ヒドロキシ−プレグナ−4,16−ジエン−3,
20−ジオンの製造 乾燥テトラヒドロフラン(25ml)にカリウム−t−ブ
トキシド(840mg,7.5mmol)を加えてからこの懸
濁物を−70℃に冷却した。THF(10ml)中にとか
された TosMIC(1.17g,6mmol)をこの懸濁物
に加え、−70℃で攪拌10分間後に、15mlのTHF
にとかされた3−メトキシアンドロスタ−3,5−ジエ
ン−17オン(1.5g,5mmol)を加えた。この混合
物を−40/−30℃で2時間攪拌してからリン酸
(0.64g,7.5mmol)を−35℃において加え
た。10分間攪拌の後に、−35℃でトリエチルアミン
(7.5ml,54mmol)とオキシ三塩化リン(1ml,1
1mmol)とを加えた。この反応混合物を1時間0℃で攪
拌しホルマリン(2ml,36%)、メタノール(2ml)
及びKOH(粉末、7g)を加えた。20分間攪拌した
後に反応混合物を濾過した。硫酸(20ml,4N)を加
えてから10mlのTHFを加えた。20時間の攪拌の後
にTHFを真空蒸発した。結晶を吸引処理して乾燥し、
水洗し乾燥した。表記化合物の収量1.22g(74
%)。このものは例16で製造された化合物と同一であ
った。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年4月6日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の名称
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の名称】17−(2−アルコキシ−3−オキサゾ
リン−4−イル)−デルタ 16−ステロイドの製造方法
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【化1】 を有しており、又は17−(2−アルコキシ−3−オキ
サゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドが一般
式:
【化2】 (但しR1 は水素原子又はメチル基を表し、或はC10
びC1 、C5 或はC9 の間に二重結合が存在する場合に
は存在せず、R2 は水素原子又はメチル基を表し、R3
は炭素原子数1〜10のアルキル基、又は1以上のハロ
ゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基もしくは炭素
原子数1〜4のアルコキシ基によって置換されていても
よいフェニル基又はナフチル基を表し、R4 は水素原子
又は炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表
し、R5 は炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数
2〜6のアルケニル基、アルキル基が炭素原子1〜2個
からなるフェニルアルキル基又は各アルキル基が炭素原
子1〜4個からなるアルコキシアルキル基を表し、環
A、B、C及びDは1個又は複数個の二重結合を任意に
有していて1個或は複数個のヒドロキシ基、アミノ基、
酸素原子、ハロゲン原子或はアルキル、アルキレン、ア
ルコキシもしくはアルコキシアルコキシ基で置換され又
は置換されておらず、1個又は複数個のエポキシ基、メ
チレン基、アルキレンジオキシ、アルキレンジチオ或は
アルキレンオキシチオ基でジ置換され又はジ置換されて
いない)を有している請求項1から請求項9のいずれか
1項記載の方法。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は17−(2−アルコキシ
−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイ
ドの製造方法に関する。更に詳細には本発明は17−
(イソシアノ−スルホニルメチレン)−ステロイドとア
ルデヒド及びアルコールとの反応による17−(2−ア
ルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16
ステロイドの製造方法に関する。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0063
【補正方法】変更
【補正内容】
【0063】 R3 = -C6H4CH3 収率 = 92% -C6H4-OCH3 82% -C6H4-p-Cl 97% -n-(CH)9CH3 86% -t-C4H9 6% -CH3 90%
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C07J 41/00 9051−4C

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 17−(イソシアノ−スルホニル−メチ
    レン)−ステロイドとアルデヒド及びアルコールとを反
    応させることを特徴とする17−(2−アルコキシ−3
    −オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの
    製造方法。
  2. 【請求項2】 イソシアノ化合物とアルデヒド及びアル
    コールとの反応を塩基性条件下で行うことを特徴とする
    請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 塩基として金属水酸化物、金属アルコレ
    ート又は第4級アンモニウム又は水酸化ホスホニウムを
    用い不活性有機溶媒中で反応を行う請求項2記載の方
    法。
  4. 【請求項4】 第4級アンモニウム又はホスホニウム塩
    或はクラウンエーテルの形で触媒を反応混合物へ添加す
    る請求項3記載の方法。
  5. 【請求項5】 相転移条件下で反応を行う請求項2記載
    の方法。
  6. 【請求項6】 アルデヒドが1個又は複数個のハロゲン
    原子又はアルキル或はアルコキシ基で任意に置換された
    フェニル基をもつフェニルアルデヒド、炭素原子数1〜
    4のアルキル基であって1個又は複数個のハロゲン原子
    或はアルコキシ基で任意に置換されている該アルキル基
    をもつアルキルアルデヒドであり、好ましくはベンズア
    ルデヒド、アセトアルデヒドである請求項1から請求項
    5のいずれか1項記載の方法。
  7. 【請求項7】 アルデヒドがホルムアルデヒドである請
    求項1から請求項6のいずれか1項記載の方法。
  8. 【請求項8】 アルコールがアルキルアルコール又はア
    リールアルキルアルコールであって好ましくはC1 〜C
    6 アルキルアルコールである請求項1から請求項7のい
    ずれか1項記載の方法。
  9. 【請求項9】 アルコールがメタノール又はエタノール
    である請求項1から請求項8のいずれか1項記載の方
    法。
  10. 【請求項10】 17−(イソシアノスルホニルメチレ
    ン)−ステロイドが一般式: 【化1】 を有しており、又は17−(2−アルコキシ−3−オキ
    サゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドが一般
    式: 【化2】 (但しR1 は水素原子又はメチル基を表し、或はC10
    びC1 、C5 或はC9 の間に二重結合が存在する場合に
    は存在せず、R2 は水素原子又はメチル基を表し、R3
    は炭素原子数1〜10のアルキル基、又は1以上のハロ
    ゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基もしくは炭素
    原子数1〜4のアルコキシ基によって置換されていても
    よいフェニル基又はナフチル基を表し、R4 は水素原子
    又は炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表
    し、R5 は炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数
    2〜6のアルケニル基、アルキル基が炭素原子1〜2個
    からなるフェニルアルキル基又は各アルキル基が炭素原
    子1〜4個からなるアルコキシアルキル基を表し、環
    A、B、C及びDは1個又は複数個の二重結合を任意に
    有していて1個或は複数個のヒドロキシ基、アミノ基、
    酸素原子、ハロゲン原子或はアルキル、アルキレン、ア
    ルコキシもしくはアルコキシアルコキシ基で置換され又
    は置換されておらず、1個又は複数個のエポキシ基、メ
    チレン基、アルキレンジオキシ、アルキレンジチオ或は
    アルキレンオキシチオ基でジ置換され又はジ置換されて
    いない)を有している請求項1から請求項9のいずれか
    1項記載の方法。
  11. 【請求項11】 R4 が水素原子を表し、R5 がメチル
    基を表す請求項10記載の方法。
  12. 【請求項12】 環A、B、C、及びDが1個又は複数
    個の二重結合を有し、これらの二重結合がC1 及び
    2 、C3 及びC4 、C4 及びC5 、C5 及びC 6 、C
    6 及びC7 、C9 及びC11及び(又は)C11及びC12
    間に存在する請求項10または請求項11に項記載の方
    法。
  13. 【請求項13】 環A、B、C、及びDが1個又は複数
    個の3−,9−,11−,12−又は14−ヒドロキシ
    基により、及び(又は)C3 、C11或はC12における酸
    素原子により、及び(又は)1個又は複数個の6−,9
    −,或は11−フッ素、塩素もしくは臭素原子により、
    及び(又は)1−或は6−メチル基により、及び(又
    は)炭素原子数1〜4の3−,9−或は11−アルコキ
    シ基により、及び(又は)3−或は11−アルコキシア
    ルコキシ基により置換されている請求項10から請求項
    12のいずれか1項記載の方法。
  14. 【請求項14】 環A、B、C、及びDがC1 及びC2
    又はC9 及びC11におけるエポキシ基により、及び(又
    は)C1 及びC2 へ付着するメチレン基により、及び
    (又は)3,3−アルキレンジオキシ、3,3−アルキ
    レンジチオ或は3,3−アルキレンオキシチオ基により
    ジ置換されている請求項10から請求項13のいずれか
    1項記載の方法。
  15. 【請求項15】 一般式: 【化3】 (但しR1 は水素原子又はメチル基を表し、或はC10
    びC1 、C5 或はC9 の間に二重結合が存在する場合に
    は存在せず、R2 は水素原子又はメチル基を表し、R3
    は炭素原子数1〜10のアルキル基、又は1以上のハロ
    ゲン原子、炭素原子数1〜4のアルキル基もしくは炭素
    原子数1〜4のアルコキシ基によって置換されていても
    よいフェニル基又はナフチル基を表し、R4 は水素原子
    又は炭素原子数1〜6のアルキル基又はフェニル基を表
    し、R5 は炭素原子数1〜6のアルキル基、炭素原子数
    2〜6のアルケニル基、アルキル基が炭素原子1〜2個
    からなるフェニルアルキル基又は各アルキル基が炭素原
    子1〜4個からなるアルコキシアルキル基を表し、環
    A、B、C及びDは1個又は複数個の二重結合を任意に
    有していて1個或は複数個のヒドロキシ基、アミノ基、
    酸素原子、ハロゲン原子或はアルキル、アルキレン、ア
    ルコキシもしくはアルコキシアルコキシ基で置換され又
    は置換されておらず、1個又は複数個のエポキシ基、メ
    チレン基、アルキレンジオキシ、アルキレンジチオ或は
    アルキレンオキシチオ基でジ置換され又はジ置換されて
    いない)を有する17−(2−アルコキシ−3−オキサ
    ゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイド。
JP4001727A 1983-04-29 1992-01-08 17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの製造方法 Expired - Lifetime JPH0699470B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
NL832006183 1983-04-29
EP83200618A EP0123736A1 (en) 1983-04-29 1983-04-29 New process for the preparation of 21-hydroxy-20-keto-delta 16-steroids and new intermediate compounds formed in this process

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59086020A Division JPS59206400A (ja) 1983-04-29 1984-04-27 21―ヒドロキシ―20―ケト―デルタ16―ステロイドの新規製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH06287200A true JPH06287200A (ja) 1994-10-11
JPH0699470B2 JPH0699470B2 (ja) 1994-12-07

Family

ID=8190951

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59086020A Granted JPS59206400A (ja) 1983-04-29 1984-04-27 21―ヒドロキシ―20―ケト―デルタ16―ステロイドの新規製造方法
JP4001727A Expired - Lifetime JPH0699470B2 (ja) 1983-04-29 1992-01-08 17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの製造方法

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59086020A Granted JPS59206400A (ja) 1983-04-29 1984-04-27 21―ヒドロキシ―20―ケト―デルタ16―ステロイドの新規製造方法

Country Status (18)

Country Link
US (1) US4548749A (ja)
EP (2) EP0123736A1 (ja)
JP (2) JPS59206400A (ja)
KR (1) KR860001470B1 (ja)
AT (1) ATE71108T1 (ja)
AU (1) AU567934B2 (ja)
CA (1) CA1302401C (ja)
DE (1) DE3485399D1 (ja)
DK (2) DK166544B1 (ja)
ES (2) ES8608536A1 (ja)
FI (1) FI82059C (ja)
GR (1) GR81987B (ja)
HU (2) HU203767B (ja)
IE (1) IE57392B1 (ja)
IL (1) IL71659A (ja)
NO (1) NO167512C (ja)
NZ (1) NZ207986A (ja)
PT (1) PT78504B (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0123735A1 (en) * 1983-04-29 1984-11-07 Gist-Brocades N.V. New process for the preparation of 20-keto-delta-16-steroids and new intermediate compounds formed in this process
FR2677028B1 (fr) * 1991-05-23 1994-01-21 Roussel Uclaf Nouveaux derives sterouides du pregna-4,9(11),17(20)-trien-3-one.
FR2677029B1 (fr) * 1991-05-23 1994-01-21 Roussel Uclaf Nouveaux derives sterouides de l'andostra-4,9(11),16-trien-3-one.
FR2676740B1 (fr) * 1991-05-23 1993-11-05 Roussel Uclaf Nouveaux derives sterouides du pregna-4,9(11),17(20)-trie-3-one, leur preparation, leur application a la preparation de composes sterouides de type pregna-4,9(11),16-triene-3,20-dione et nouveaux intermediaires.
WO2001005364A1 (en) * 1999-07-15 2001-01-25 The Procter & Gamble Company Nitrogen-containing steroid compounds and their use to regulate hair growth
US8569275B2 (en) 2002-08-28 2013-10-29 Harbor Therapeutics, Inc. Steroids having 7-oxgen and 17-heteroaryl substitution

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE927029C (de) * 1952-02-12 1955-04-28 Hoechst Ag Verfahren zur Herstellung von 16, 17-Oxydo-20, 21-ketolen der Pregnanreihe
US2963496A (en) * 1957-06-05 1960-12-06 Olin Mathieson 9 alpha-halo-16-dehydro steroids of the pregnane series
US3056730A (en) * 1961-06-14 1962-10-02 Olin Mathieson 21-hydroxylation of steroids
US3281415A (en) * 1963-08-30 1966-10-25 Upjohn Co Steroidal delta16-20 (alpha and beta)-hydroperoxides
NL6801762A (ja) * 1967-02-20 1968-08-21
US3493563A (en) * 1968-02-23 1970-02-03 Squibb & Sons Inc Process for the production of intermediates for triamcinolone and related compounds
FR2462445A1 (fr) * 1979-07-31 1981-02-13 Roussel Uclaf Nouveaux derives 17-/(hydroxymethyl) (formamido) methylene/steroides, leur procede de preparation et leur application a l'introduction de la chaine laterale hydroxyacetyle
FR2493324B1 (ja) * 1980-11-05 1983-01-21 Roussel Uclaf
FR2498607A1 (fr) * 1981-01-29 1982-07-30 Roussel Uclaf Nouveau procede de preparation de 17a-hydroxy 17b-hydroxyacetyle steroides, produits intermediaires correspondants et produits finals obtenus
US4460509A (en) * 1981-08-19 1984-07-17 Beth Israel Medical Center Chemical synthesis

Also Published As

Publication number Publication date
ATE71108T1 (de) 1992-01-15
DK22292D0 (da) 1992-02-21
IL71659A (en) 1988-11-15
ES532031A0 (es) 1986-07-16
DK212384A (da) 1984-10-30
FI841680L (fi) 1984-10-30
JPH053479B2 (ja) 1993-01-14
DK167443B1 (da) 1993-11-01
ES8608536A1 (es) 1986-07-16
HUT34217A (en) 1985-02-28
IE841039L (en) 1984-10-29
PT78504B (en) 1986-05-20
GR81987B (ja) 1984-12-12
FI82059B (fi) 1990-09-28
FI82059C (fi) 1991-01-10
HU194906B (en) 1988-03-28
ES553608A0 (es) 1987-11-01
NO841701L (no) 1984-10-30
DE3485399D1 (de) 1992-02-13
JPH0699470B2 (ja) 1994-12-07
AU567934B2 (en) 1987-12-10
ES8800262A1 (es) 1987-11-01
AU2713584A (en) 1984-11-01
DK212384D0 (da) 1984-04-27
KR840008462A (ko) 1984-12-15
NO167512C (no) 1991-11-13
US4548749A (en) 1985-10-22
KR860001470B1 (ko) 1986-09-26
DK22292A (da) 1992-02-21
HU203767B (en) 1991-09-30
EP0123736A1 (en) 1984-11-07
EP0127216A1 (en) 1984-12-05
NZ207986A (en) 1986-11-12
JPS59206400A (ja) 1984-11-22
IL71659A0 (en) 1984-07-31
IE57392B1 (en) 1992-08-26
DK166544B1 (da) 1993-06-07
FI841680A0 (fi) 1984-04-27
EP0127216B1 (en) 1992-01-02
CA1302401C (en) 1992-06-02
NO167512B (no) 1991-08-05
PT78504A (en) 1984-05-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1334844C (en) 9-alpha-hydroxysteroids, process for their preparation, process for the preparation of the corresponding 9(11)-dehydro-derivatives and pharmaceutical preparations containing said steroids
WO2007033348A2 (en) Process for the synthesis of rocuronium bromide
EP0336521A1 (en) 9-Alpha-hydroxy-17-methylene steroids, process for their preparation and their use in the preparation of corticosteroids
JPH0559097A (ja) 17−(ホルムアミド−スルホニルメチレン)−ステロイド及びその製造方法
EP0776904A2 (en) Method for the preparation of steroid derivative ketal
JPH06287200A (ja) 17−(2−アルコキシ−3−オキサゾリン−4−イル)−デルタ16−ステロイドの製造方法
US6768014B2 (en) PROCESS FOR PREPARING 17α-ACETOXY-11β-[4-N,N(DIMETHYLAMINO)PHENYL]-21-METHOXY-19-NORPREGNA-4,9-DIENE-3,20-DIONE, INTERMEDIATES USEFUL IN THE PROCESS , AND PROCESSES FOR PREPARING SUCH INTERMEDIATES
US3682983A (en) Preparation of {66 {11 {11 -17 ethinyl steroids
NZ299964A (en) Preparation of 2-beta,16-beta-diamino,3-alpha,17-beta-diacyloxy 5-alpha-androstanes, neuromuscular blocking agents with a steroidal structure.
JPH0320399B2 (ja)
US4551278A (en) Preparation of 20-keto-Δ16 -steroids
JP3492717B2 (ja) プレグナンの20−オキソ−17α,21−ジヒドロキシル化誘導体の新製造法及び新規中間体
EP0071178B1 (en) Acyloxysteroids and process for producing same
FR2594830A1 (fr) Nouveaux 13 epi ou d-homo steroides substitues en position 10b par un radical comportant une double ou triple liaison, leur procede de preparation, leur application comme medicaments, les compositions pharmaceutiques les renfermant