JPH0627527B2 - クラッチ位置学習制御装置 - Google Patents
クラッチ位置学習制御装置Info
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- JPH0627527B2 JPH0627527B2 JP61160606A JP16060686A JPH0627527B2 JP H0627527 B2 JPH0627527 B2 JP H0627527B2 JP 61160606 A JP61160606 A JP 61160606A JP 16060686 A JP16060686 A JP 16060686A JP H0627527 B2 JPH0627527 B2 JP H0627527B2
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- clutch
- learning
- control device
- stroke
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- Control Of Driving Devices And Active Controlling Of Vehicle (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、クラッチ位置の学習を制御するクラッチ位置
学習制御装置に関する。
学習制御装置に関する。
〈従来の技術〉 エンジンとの間にクラッチ、例えば乾式単板クラッチを
有する電子制御式歯車変速機では、発進及び変速時のク
ラッチ接制御の基準として、変速機ニュートラルにてク
ラッチアクチュエータによりクラッチ断状態から接方向
にクラッチディスクがプレッシャプレートに押圧されて
移動し始め、変速機のインプットシャフト回転数がエン
ジン回転数の1/2(注;経験値)となるクラッチ位置
を、半クラッチ学習値として学習するようにしている。
有する電子制御式歯車変速機では、発進及び変速時のク
ラッチ接制御の基準として、変速機ニュートラルにてク
ラッチアクチュエータによりクラッチ断状態から接方向
にクラッチディスクがプレッシャプレートに押圧されて
移動し始め、変速機のインプットシャフト回転数がエン
ジン回転数の1/2(注;経験値)となるクラッチ位置
を、半クラッチ学習値として学習するようにしている。
ところがクラッチは、製造上のバラツキや使用による摩
耗その他の要因によって半クラッチ位置及び完接クラッ
チ位置が変動する。そして、半クラッチ位置及び完接ク
ラッチ位置は種々の操作における基準位置となるため、
それらの値は、学習されて常に更新されるのが望まし
い。このような学習値の更新(継ぎ始め点、完接点の学
習)については特開昭60−34525号公報に提案さ
れている。
耗その他の要因によって半クラッチ位置及び完接クラッ
チ位置が変動する。そして、半クラッチ位置及び完接ク
ラッチ位置は種々の操作における基準位置となるため、
それらの値は、学習されて常に更新されるのが望まし
い。このような学習値の更新(継ぎ始め点、完接点の学
習)については特開昭60−34525号公報に提案さ
れている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、前述の公報における学習は、完接点及び
継ぎ始め点における学習であるが、クラッチ学習におけ
る操作上のすべてのサイクルに対して行なわれるため、
例えば車両が停止する以前にセレクトレバーをニュート
ラルとして惰行状態で停止する場合には、車速検出手段
は車速が設定速度以下となったとき車速ゼロと判定して
しまい、実際には車両が停止していない不安定な状態で
半クラッチ学習を行なってしまう。これにより半クラッ
チ学習値として異常な値を学習してしまうと共に、学習
値自体を一回の学習で大幅に変更するため、異常値によ
る影響が大きい。
継ぎ始め点における学習であるが、クラッチ学習におけ
る操作上のすべてのサイクルに対して行なわれるため、
例えば車両が停止する以前にセレクトレバーをニュート
ラルとして惰行状態で停止する場合には、車速検出手段
は車速が設定速度以下となったとき車速ゼロと判定して
しまい、実際には車両が停止していない不安定な状態で
半クラッチ学習を行なってしまう。これにより半クラッ
チ学習値として異常な値を学習してしまうと共に、学習
値自体を一回の学習で大幅に変更するため、異常値によ
る影響が大きい。
したがって、本発明の目的は、異常な値を学習すること
を防止して制御精度を向上すると共に、学習値の安定化
を図って運転フィーリングの悪化を防ぐことができるク
ラッチ位置学習制御装置を提供することにある。
を防止して制御精度を向上すると共に、学習値の安定化
を図って運転フィーリングの悪化を防ぐことができるク
ラッチ位置学習制御装置を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 上述の目的を達成するために、本発明によれば、エンジ
ンと歯車変速機との間に設置されるクラッチと、該クラ
ッチを断接するクラッチアクチュエータと、該アクチュ
エータを駆動するバルブと、前記クラッチのストローク
を検出するクラッチストロークセンサと、該センサによ
り検出したストローク信号に基づき前記バルブを制御し
て前記クラッチの断接制御を行なう電子制御装置を備
え、該電子制御装置はクラッチ完接点及び半クラッチ点
のクラッチストロークを読込んで学習操作をするクラッ
チ位置学習制御装置において、前記電子制御装置がセレ
クトレバー位置、車速、エンジン回転数、変速機インプ
ットシャフト回転数、クラッチストローク及び現ギヤ段
の検出値を読込む手段と、該手段によりセレクトレバー
がニュートラル、現ギヤ位置がニュートラル、且つ車速
がゼロ以外を検出したとき前記学習操作を禁止する手段
を有することを特徴とするクラッチ位置学習制御装置が
提供される。
ンと歯車変速機との間に設置されるクラッチと、該クラ
ッチを断接するクラッチアクチュエータと、該アクチュ
エータを駆動するバルブと、前記クラッチのストローク
を検出するクラッチストロークセンサと、該センサによ
り検出したストローク信号に基づき前記バルブを制御し
て前記クラッチの断接制御を行なう電子制御装置を備
え、該電子制御装置はクラッチ完接点及び半クラッチ点
のクラッチストロークを読込んで学習操作をするクラッ
チ位置学習制御装置において、前記電子制御装置がセレ
クトレバー位置、車速、エンジン回転数、変速機インプ
ットシャフト回転数、クラッチストローク及び現ギヤ段
の検出値を読込む手段と、該手段によりセレクトレバー
がニュートラル、現ギヤ位置がニュートラル、且つ車速
がゼロ以外を検出したとき前記学習操作を禁止する手段
を有することを特徴とするクラッチ位置学習制御装置が
提供される。
〈作用〉 走行中からセレクトレバーがニュートラルで且つ現ギヤ
位置がニュートラルであり、車速がゼロ以外を示してそ
のまま惰行して停止した場合には、クラッチ学習操作
(半クラッチ学習操作を含む)をせず、車両停止状態
で、エンジン回転中、セレクトレバーがニュートラルと
なった場合のみクラッチ学習操作(半クラッチ学習操作
を含む)を行なう。
位置がニュートラルであり、車速がゼロ以外を示してそ
のまま惰行して停止した場合には、クラッチ学習操作
(半クラッチ学習操作を含む)をせず、車両停止状態
で、エンジン回転中、セレクトレバーがニュートラルと
なった場合のみクラッチ学習操作(半クラッチ学習操作
を含む)を行なう。
〈実施例〉 次に図面を参照して、本発明の一実施例を説明する。
第1図は、本発明のクラッチ位置学習制御装置を含む自
動変速装置の概略構成図、第2図はクラッチ学習時のク
ラッチ位置とフェイズ(PHASE)との関係を示す
図、第3図は、本発明の制御のフローチャートである。
動変速装置の概略構成図、第2図はクラッチ学習時のク
ラッチ位置とフェイズ(PHASE)との関係を示す
図、第3図は、本発明の制御のフローチャートである。
第1図において、11はエンジン、12はフライホイー
ル、13はクラッチで、この例では乾式単板クラッチを
示している。14は油圧によるクラッチアクチュエー
タ、15はピストンロッド、16はレリーズレバー、1
7はエンジン11の回転数を検出するエンジン回転セン
サ、である。また、18は油圧機構、19は歯車変速機
のインプットシャフト、19aはインプットシャフトの
回転数を検出するインプットシャフト回転センサ、20
は歯車変速機、21aは該変速機のアクチュエータ、2
1bはギヤ位置を検出するセンサ、22はアウトプット
シャフト、23は車速信号を発する車速センサ、24は
ドライバ操作用のセレクトレバー、25はセレクトレバ
ーの位置を検出するセレクト位置センサ、26はアクセ
ルペダル、27はアクセルペダルの踏み込み量を検出す
るアクセルペダルセンサ、28はキャブレター、29は
スロットルバルブ(以下単にスロットルという)、30
はスロットル駆動用のステップモータ(スロットルアク
チュエータ)、31は電子制御装置であり、マイコン構
成になっている。即ち、該電子制御装置31は読取り専
用のメモリ31aと、演算結果、入力データなどを記憶
する読み/書き可能なデータメモリ31bと、入出力イ
ンタフェース31cと、プロセッサ31dを有してい
る。メモリ31aには(イ)自動変速制御のための制御
プログラムや(ロ)自動変速パターンなどが記憶されて
いるほか、(ハ)各ギヤ位置毎に、変速時におけるスロ
ットル位置とエンジン回転数との対応関係が記憶されて
いる。
ル、13はクラッチで、この例では乾式単板クラッチを
示している。14は油圧によるクラッチアクチュエー
タ、15はピストンロッド、16はレリーズレバー、1
7はエンジン11の回転数を検出するエンジン回転セン
サ、である。また、18は油圧機構、19は歯車変速機
のインプットシャフト、19aはインプットシャフトの
回転数を検出するインプットシャフト回転センサ、20
は歯車変速機、21aは該変速機のアクチュエータ、2
1bはギヤ位置を検出するセンサ、22はアウトプット
シャフト、23は車速信号を発する車速センサ、24は
ドライバ操作用のセレクトレバー、25はセレクトレバ
ーの位置を検出するセレクト位置センサ、26はアクセ
ルペダル、27はアクセルペダルの踏み込み量を検出す
るアクセルペダルセンサ、28はキャブレター、29は
スロットルバルブ(以下単にスロットルという)、30
はスロットル駆動用のステップモータ(スロットルアク
チュエータ)、31は電子制御装置であり、マイコン構
成になっている。即ち、該電子制御装置31は読取り専
用のメモリ31aと、演算結果、入力データなどを記憶
する読み/書き可能なデータメモリ31bと、入出力イ
ンタフェース31cと、プロセッサ31dを有してい
る。メモリ31aには(イ)自動変速制御のための制御
プログラムや(ロ)自動変速パターンなどが記憶されて
いるほか、(ハ)各ギヤ位置毎に、変速時におけるスロ
ットル位置とエンジン回転数との対応関係が記憶されて
いる。
前記電子制御装置31は前記構成により、後述する如き
第3図に示す一連の制御を行なう手段を有し、該手段に
は、セレクトレバー位置、車速、エンジン回転数、変速
機インプットシャフト回転数、クラッチストローク及び
現ギヤ段の検出値を読込む手段(第3図中のステップS
1〜S6)と、該手段によりセレクトレバーがニュート
ラル、現ギヤ位置がニュートラル、且つ車速がゼロ以外
を検出したとき前記学習操作を禁止する手段(第3図中
のステップS7、S11〜S13)を含んでいる。ま
た、32は、クラッチ完断から完接までのストロークを
検出するクラッチストロークセンサである。
第3図に示す一連の制御を行なう手段を有し、該手段に
は、セレクトレバー位置、車速、エンジン回転数、変速
機インプットシャフト回転数、クラッチストローク及び
現ギヤ段の検出値を読込む手段(第3図中のステップS
1〜S6)と、該手段によりセレクトレバーがニュート
ラル、現ギヤ位置がニュートラル、且つ車速がゼロ以外
を検出したとき前記学習操作を禁止する手段(第3図中
のステップS7、S11〜S13)を含んでいる。ま
た、32は、クラッチ完断から完接までのストロークを
検出するクラッチストロークセンサである。
第2図は、クラッチ学習時のクラッチ位置とフェイズ
(PHASE)との関係を示している。これらのパラメ
ータフェイズは、連続して行なわれる一連の操作を行な
うために設定されたものであり、現在行なっている制御
を表わすと共に、次に行なうべき制御を決定するのに用
いられる。
(PHASE)との関係を示している。これらのパラメ
ータフェイズは、連続して行なわれる一連の操作を行な
うために設定されたものであり、現在行なっている制御
を表わすと共に、次に行なうべき制御を決定するのに用
いられる。
そして、フェイズ¥12は、完接点学習値がない場合の
初回完接クラッチ位置学習を行なうためものであり、フ
ェイズ¥14はクラッチ最速断制御、フェイズ¥16は
クラッチ微速断制御、フェイズ¥18は微速接制御、フ
ェイズ¥1Aはクラッチ最速接制御をそれぞれ行なう。
初回完接クラッチ位置学習を行なうためものであり、フ
ェイズ¥14はクラッチ最速断制御、フェイズ¥16は
クラッチ微速断制御、フェイズ¥18は微速接制御、フ
ェイズ¥1Aはクラッチ最速接制御をそれぞれ行なう。
次に、第3図を参照して、本発明の制御の一実施例を説
明する。
明する。
フローチャートの説明に入る前に、フローチャートにし
たがって行なっている制御を概略説明する。
たがって行なっている制御を概略説明する。
クラッチ学習禁止フラグ(半クラッチ学習禁止フラグ、
完接クラッチ学習禁止フラグの両者を含む)を設け、フ
ラグがセットされている場合には、クラッチ学習を行な
わない。フラグがリセットされている場合にはクラッチ
学習(半クラッチ学習、完接学習)を行なう。
完接クラッチ学習禁止フラグの両者を含む)を設け、フ
ラグがセットされている場合には、クラッチ学習を行な
わない。フラグがリセットされている場合にはクラッチ
学習(半クラッチ学習、完接学習)を行なう。
学習禁止フラグのセット条件: (1)セレクトレバーがニュートラル且つギヤがニュート
ラルで、車速が0(零)でない場合。
ラルで、車速が0(零)でない場合。
または、 (2)半クラッチ学習の終了後、引き続き完接学習を終了
した場合。
した場合。
学習禁止フラグのリセット条件: (1)セレクトレバーガニュートラル以外となった場合。
または、 (2)現ギヤ段がニュートラル以外とった場合。
なお、上記の場合は、クラッチ学習条件でないため、学
習禁止を解除しても学習は行なわない。
習禁止を解除しても学習は行なわない。
次に、第2図を参照して、本発明の制御のフローチャー
トを説明する。
トを説明する。
最初に、前記電子制御装置31は前記各センサ25、2
3、17、19a、32及び21bからのセレクトレバ
ー信号、車速信号、エンジン回転数信号、インプットシ
ャフト回転信号、クラッチストローク信号を読込み、現
ギヤ段を検出して読込む(ステップS1〜S6〕。
3、17、19a、32及び21bからのセレクトレバ
ー信号、車速信号、エンジン回転数信号、インプットシ
ャフト回転信号、クラッチストローク信号を読込み、現
ギヤ段を検出して読込む(ステップS1〜S6〕。
セレクトレバー信号がN(ニュートラル)か否か判断す
る(ステップS7)。
る(ステップS7)。
N(ニュートラル)でないとき、学習値禁止フラグリセ
ットを行ない(ステップS8)、通常のギヤ操作、通常
のクラッチ操作を行なう(ステップS9、S10)。
ットを行ない(ステップS8)、通常のギヤ操作、通常
のクラッチ操作を行なう(ステップS9、S10)。
ステップS7において、セレクトレバー24がN(ニュ
ートラル)のとき、現ギヤ段がニュートラルは否か(ス
テップS11)、車速が0か否か(ステップS12)が
判断される。そして、現ギヤ段がニュートラルでないと
き、前述のステップS8に進み、車速が0以外のとき
は、学習禁止フラグセットが行なわれ(ステップS1
3)、クラッチ最速接が行なわれる(ステップS1
4)。車速が0のとき、学習禁止フラグがセットかリセ
ットか判断され(ステップS15)、リセットのときエ
ンジン回転が回転中か、停止中かが判断され(ステップ
S16)、停止中の場合、次の始動のためクラッチ断が
行なわれる(ステップS17)。なお、学習禁止フラグ
がセットのときは、ステップS14に進む。
ートラル)のとき、現ギヤ段がニュートラルは否か(ス
テップS11)、車速が0か否か(ステップS12)が
判断される。そして、現ギヤ段がニュートラルでないと
き、前述のステップS8に進み、車速が0以外のとき
は、学習禁止フラグセットが行なわれ(ステップS1
3)、クラッチ最速接が行なわれる(ステップS1
4)。車速が0のとき、学習禁止フラグがセットかリセ
ットか判断され(ステップS15)、リセットのときエ
ンジン回転が回転中か、停止中かが判断され(ステップ
S16)、停止中の場合、次の始動のためクラッチ断が
行なわれる(ステップS17)。なお、学習禁止フラグ
がセットのときは、ステップS14に進む。
ステップ16において、エンジン回転が回転中のとき
は、クラッチ学習操作に入る。すなわち、完接学習値が
無か有かが判断される(ステップS18)。無のとき、
¥12がフェイズに書込まれ(ステップS19)、クラ
ッチ最速接がおこなわれる(ステップS20)。そして
最速接時間が設定値より大きいか否かが判断され(ステ
ップS21)、設定時間以上のとき、クラッチストロー
クが読込まれ、その値が完接学習値に書込まれる(ステ
ップS22)。その後¥14がフェイズに書込まれる
(ステップS27)。
は、クラッチ学習操作に入る。すなわち、完接学習値が
無か有かが判断される(ステップS18)。無のとき、
¥12がフェイズに書込まれ(ステップS19)、クラ
ッチ最速接がおこなわれる(ステップS20)。そして
最速接時間が設定値より大きいか否かが判断され(ステ
ップS21)、設定時間以上のとき、クラッチストロー
クが読込まれ、その値が完接学習値に書込まれる(ステ
ップS22)。その後¥14がフェイズに書込まれる
(ステップS27)。
ステップS18において、完接学習値が有のとき、また
は、ステップS23において、¥14がフェイズに書込
まれたとき、半クラッチ位置の学習操作に入る。すなわ
ち、フェイズY14、¥16、¥18、¥1Aのいずれ
かであるか否かが判断され(ステップS24〜S2
7)、いずれでもないとき、フェイズに、¥14が書込
まれる(ステップS28)。そして、これらの判断結果
にしたがって、第3図の下部に示す如く、各フェイズに
進む。以下順に追って説明する。
は、ステップS23において、¥14がフェイズに書込
まれたとき、半クラッチ位置の学習操作に入る。すなわ
ち、フェイズY14、¥16、¥18、¥1Aのいずれ
かであるか否かが判断され(ステップS24〜S2
7)、いずれでもないとき、フェイズに、¥14が書込
まれる(ステップS28)。そして、これらの判断結果
にしたがって、第3図の下部に示す如く、各フェイズに
進む。以下順に追って説明する。
フェイズが¥14であると判断されたとき、クラッチス
トロークが設定値よりも接側か断側かが判断される(ス
テップS29)。接側のとき、クラッチ最速断が行われ
る(ステップS30)。
トロークが設定値よりも接側か断側かが判断される(ス
テップS29)。接側のとき、クラッチ最速断が行われ
る(ステップS30)。
フェイズが¥16であると判断されたとき、または、ス
テップS29において、設定値より断側と判断されたと
きには、フェイズに¥16が書込まれ(ステップS3
1)、インプットシャフトが停止か否かが判断され(ス
テップS32)、停止でない場合、クラッチ微速断が行
われる(ステップS33)。停止である場合には、イン
プットシャフトが停止から設定時間未満であるか否かが
判断され(ステップS34)、未満の場合クラッチが停
止させられる(ステップS35)。
テップS29において、設定値より断側と判断されたと
きには、フェイズに¥16が書込まれ(ステップS3
1)、インプットシャフトが停止か否かが判断され(ス
テップS32)、停止でない場合、クラッチ微速断が行
われる(ステップS33)。停止である場合には、イン
プットシャフトが停止から設定時間未満であるか否かが
判断され(ステップS34)、未満の場合クラッチが停
止させられる(ステップS35)。
フェイズが¥18であると判断されたとき、または、ス
テップS34において、停止が設定時間以上である場合
には、フェイズに¥18が書込まれ(ステップS3
6)、インプットシャフトの回転数がエンジン回転数の
半分か否かが判断され(ステップS37)、半分より小
さいとき、クラッチ微速接が行われる(ステップS3
8)。半分以上のときには、インプットシャフトの回転
数がエンジン回転数の半分となってから設定時間未満で
あるか否かが判断され(ステップS39)、未満の場合
クラッチ停止が行われる(ステップS40)。
テップS34において、停止が設定時間以上である場合
には、フェイズに¥18が書込まれ(ステップS3
6)、インプットシャフトの回転数がエンジン回転数の
半分か否かが判断され(ステップS37)、半分より小
さいとき、クラッチ微速接が行われる(ステップS3
8)。半分以上のときには、インプットシャフトの回転
数がエンジン回転数の半分となってから設定時間未満で
あるか否かが判断され(ステップS39)、未満の場合
クラッチ停止が行われる(ステップS40)。
また、ステップS39において、未満でないと判断され
たとき、クラッチストロークが読込まれ、その値が半ク
ラッチ学習値に書込まれる(ステップS41)。その
後、フェイズに¥1Aが書込まれる(ステップS4
2)。
たとき、クラッチストロークが読込まれ、その値が半ク
ラッチ学習値に書込まれる(ステップS41)。その
後、フェイズに¥1Aが書込まれる(ステップS4
2)。
前述のようにフェイズに¥1Aが書込まれたとき、また
はフェイズ¥1Aのとき、クラッチ最速接が行われ(ス
テップS43)、最速接時間が設定時間以上か否かが判
断され(ステップS44)、最速接時間が設定時間以上
の場合、クラッチストロークが読込まれ、その値が完接
学習値に書込まれ(ステップS45)、学習禁止フラグ
セットが行われる(ステップS46)。
はフェイズ¥1Aのとき、クラッチ最速接が行われ(ス
テップS43)、最速接時間が設定時間以上か否かが判
断され(ステップS44)、最速接時間が設定時間以上
の場合、クラッチストロークが読込まれ、その値が完接
学習値に書込まれ(ステップS45)、学習禁止フラグ
セットが行われる(ステップS46)。
〈発明の効果〉 本発明クラッチ位置学習制御装置は、エンジンと歯車変
速機との間に設置されるクラッチと、該クラッチを断接
するクラッチアクチュエータと、該アクチュエータを駆
動するバルブと、前記クラッチのストロークを検出する
クラッチストロークセンサと、該センサにより検出した
ストローク信号に基づき前記バルブを制御して前記クラ
ッチの断接制御を行なう電子制御装置を備え、該電子制
御装置はクラッチ完接点及び半クラッチ点のクラッチス
トロークを読込んで学習操作をするクラッチ位置学習制
御装置において、前記電子制御装置がセレクトレバー位
置、車速、エンジン数、変速機インプットシャフト数、
クラッチストローク及び現ギヤ段の検出値を読込む手段
と、該手段によりセレクトレバーがニュートラル、現ギ
ヤ位置がニュートラル、且つ車速がゼロ以外を検出した
とき前記学習操作を禁止する手段を有することを特徴と
するので、異常な値を学習することを防止して制御精度
を向上すると共に、学習値の安定化を図って運転フィー
リングの悪化を防ぐことができるクラツチ位置学習制御
装置を提供することができる効果がある。
速機との間に設置されるクラッチと、該クラッチを断接
するクラッチアクチュエータと、該アクチュエータを駆
動するバルブと、前記クラッチのストロークを検出する
クラッチストロークセンサと、該センサにより検出した
ストローク信号に基づき前記バルブを制御して前記クラ
ッチの断接制御を行なう電子制御装置を備え、該電子制
御装置はクラッチ完接点及び半クラッチ点のクラッチス
トロークを読込んで学習操作をするクラッチ位置学習制
御装置において、前記電子制御装置がセレクトレバー位
置、車速、エンジン数、変速機インプットシャフト数、
クラッチストローク及び現ギヤ段の検出値を読込む手段
と、該手段によりセレクトレバーがニュートラル、現ギ
ヤ位置がニュートラル、且つ車速がゼロ以外を検出した
とき前記学習操作を禁止する手段を有することを特徴と
するので、異常な値を学習することを防止して制御精度
を向上すると共に、学習値の安定化を図って運転フィー
リングの悪化を防ぐことができるクラツチ位置学習制御
装置を提供することができる効果がある。
第1図は、本発明のクラッチ位置学習制御装置を含む自
動変速装置の概略構成図、第2図は、クラッチ学習時の
クラッチ位置とフェイズとの関係を示す図、第3図は、
本発明の制御のフローチャートである。 11……エンジン、13……クラッチ、17……エンジ
ン回転センサ、19……インプットシャフト、19a…
…インプットシャフト回転センサ、20……歯車変速
機、21a……変速機アクチュエータ、21b……ギヤ
位置センサ、22……アウトプットシャフト、23……
車速センサ、24……セレクトレバー、25……セレク
ト位置センサ、26……アクセルペダル、27……アク
セルペダルセンサ、31……電子制御装置、32……ク
ラッチストロークセンサ。
動変速装置の概略構成図、第2図は、クラッチ学習時の
クラッチ位置とフェイズとの関係を示す図、第3図は、
本発明の制御のフローチャートである。 11……エンジン、13……クラッチ、17……エンジ
ン回転センサ、19……インプットシャフト、19a…
…インプットシャフト回転センサ、20……歯車変速
機、21a……変速機アクチュエータ、21b……ギヤ
位置センサ、22……アウトプットシャフト、23……
車速センサ、24……セレクトレバー、25……セレク
ト位置センサ、26……アクセルペダル、27……アク
セルペダルセンサ、31……電子制御装置、32……ク
ラッチストロークセンサ。
Claims (1)
- 【請求項1】エンジンと歯車変速機との間に設置される
クラッチと、該クラッチを断接するクラッチアクチュエ
ータと、該アクチュエータを駆動するバルブと、前記ク
ラッチのストロークを検出するクラッチストロークセン
サと、該センサにより検出したストローク信号に基づき
前記バルブを制御して前記クラッチの断接制御を行なう
電子制御装置を備え、該電子制御装置はクラッチ完接点
及び半クラッチ点のクラッチストロークを読込んで学習
操作をするクラッチ位置学習制御装置において、前記電
子制御装置がセレクトレバー位置、車速、エンジン回転
数、変速機インプットシャフト回転数、クラッチストロ
ーク及び現ギヤ段の検出値を読込む手段と、該手段によ
りセレクトレバーがニュートラル、現ギヤ位置がニュー
トラル、且つ車速がゼロ以外を検出したとき前記学習操
作を禁止する手段を有することを特徴とするクラッチ位
置学習制御装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61160606A JPH0627527B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | クラッチ位置学習制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61160606A JPH0627527B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | クラッチ位置学習制御装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6319426A JPS6319426A (ja) | 1988-01-27 |
JPH0627527B2 true JPH0627527B2 (ja) | 1994-04-13 |
Family
ID=15718576
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61160606A Expired - Fee Related JPH0627527B2 (ja) | 1986-07-08 | 1986-07-08 | クラッチ位置学習制御装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0627527B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5635408A (en) * | 1994-04-28 | 1997-06-03 | Canon Kabushiki Kaisha | Method of producing a semiconductor device |
JP4229176B2 (ja) * | 2006-11-22 | 2009-02-25 | いすゞ自動車株式会社 | 湿式多板クラッチの半クラッチ点学習装置 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5839306A (ja) * | 1981-09-02 | 1983-03-08 | Toyota Motor Corp | 電子制御機関の学習制御の方法 |
JPS601445A (ja) * | 1983-06-15 | 1985-01-07 | Toyota Motor Corp | クラツチ駆動制御装置 |
JPS6034525A (ja) * | 1983-08-05 | 1985-02-22 | Fujitsu Ltd | クラツチ制御装置 |
-
1986
- 1986-07-08 JP JP61160606A patent/JPH0627527B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6319426A (ja) | 1988-01-27 |
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