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JPH06269711A - オイル塗布部材 - Google Patents

オイル塗布部材

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Publication number
JPH06269711A
JPH06269711A JP5085376A JP8537693A JPH06269711A JP H06269711 A JPH06269711 A JP H06269711A JP 5085376 A JP5085376 A JP 5085376A JP 8537693 A JP8537693 A JP 8537693A JP H06269711 A JPH06269711 A JP H06269711A
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JP
Japan
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oil
silicone rubber
tissue material
application member
thick porous
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Application number
JP5085376A
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English (en)
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JP3273151B2 (ja
Inventor
Hiroyasu Kikukawa
裕康 菊川
Hiroshi Kato
博 加藤
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Japan Gore Tex Inc
Original Assignee
Japan Gore Tex Inc
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Filing date
Publication date
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Priority to JP08537693A priority Critical patent/JP3273151B2/ja
Priority to US08/210,204 priority patent/US5482552A/en
Priority to EP94301951A priority patent/EP0616271B1/en
Priority to DE69434753T priority patent/DE69434753T2/de
Publication of JPH06269711A publication Critical patent/JPH06269711A/ja
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    • G03G15/2014Apparatus for electrographic processes using a charge pattern for fixing, e.g. by using heat using heat using contact heat
    • G03G15/2017Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means
    • G03G15/2025Structural details of the fixing unit in general, e.g. cooling means, heat shielding means with special means for lubricating and/or cleaning the fixing unit, e.g. applying offset preventing fluid
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    • G03GELECTROGRAPHY; ELECTROPHOTOGRAPHY; MAGNETOGRAPHY
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    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
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    • G03G2215/00Apparatus for electrophotographic processes
    • G03G2215/20Details of the fixing device or porcess
    • G03G2215/2093Release agent handling devices
    • G03G2215/2096Release agent handling devices using porous fluoropolymers for wicking the release agent
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S118/00Coating apparatus
    • Y10S118/15Roller structure

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Coating Apparatus (AREA)
  • Application Of Or Painting With Fluid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 離型オイルに対する保持力と離型オイルに対
する耐用性(親油性、耐油性、耐膨潤性、オイル湿潤下
での機械特性の安定性、寸法安定性)にすぐれ、オイル
塗布量が適量範囲に容易に制御でき、しかも昨今の高耐
熱性及び長寿命化の要求に対応可能なオイル塗布部材を
提供する。 【構成】 肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制御層
を設けてなるオイル塗布部材において、該肉厚多孔質組
織材はシリコーンゴム発泡体からなり、かつ該肉厚多孔
質組織材の空隙組織に離型オイルを含有する架橋化シリ
コーンゴムが充填され、さらに該架橋化シリコーンゴム
は前記シリコーンゴム発泡体の空孔内に露出するシリコ
ーンゴム表面と結合していることを特徴とするオイル塗
布部材。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複写機等のトナー像定
着装置において離型液などを塗布するための部材に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】PPC複写機において記録用紙に転写さ
れたトナー像を加熱定着ロールと加圧ロールの間を通す
ことにより圧着焼付けることが広く行われている。この
ような定着装置においては定着時に定着ロールがトナー
と直接接触するためトナーの一部が定着ロールに付着
し、再度記録用紙と接触するときに記録用紙に付着して
汚損したり(オフセット現象)、場合によっては記録用
紙がロールに付着して巻き上がってしまうことすらあ
る。また、このような現象は定着ロールに発生する静電
気によって生ずることもある。
【0003】そこでこのような現象を防止するため、一
般に定着装置の定着ロールの表面材として離型性のよい
ポリテトラフルオロエチレン又はシリコーンゴムを使用
しているが、これだけでは上記現象を有効に防止できな
いので、定着装置の少なくとも一方のロールにシリコー
ンオイルなどの離型オイルを塗布部材を用いて塗布して
いる。また、これとは別にトナー自体に離型成分を含有
したもの(オイルレストナー)を用い、上記現象を防止
することが行われているが、この場合においても、特に
高速タイプの複写機においては上述同様の現象が認めら
れ、やはり離型液を塗布する必要がある。なお、この場
合、オイルレストナーは一般のトナーに比し離型性が良
いので離型オイルの塗布量はより微小量で済む。
【0004】ところが、従来の離型オイル塗布部材には
以下のような問題点があった。即ち、定着装置の少なく
とも一方のロールに離型オイルを塗布する場合、上記の
ような現象を効果的に防止するには離型オイルの塗布量
は多い方が好ましいが、塗布量が多すぎると定着ロール
或いは加圧ロールの表面材であるシリコーンゴム等が膨
潤してしわなどが発生し、複写画像の品質低下を招いて
しまう。従って、離型オイルの塗布量はオフセット現象
の発生を十分防止でき、かつ上記のような不具合を生じ
させるほど過剰とならない適量範囲であるのが望まし
い。また、オイルレストナーを使用するケースでも、高
速タイプの複写機では上記のように微小量の離型オイル
の塗布を必要とする。しかしながら、従来の離型オイル
塗布部材では、離型オイルの塗布量は該オイル塗布部材
を構成する材質に大きく依存し、その塗布量を適量範囲
に制御することは困難であり、とりわけオイルレストナ
ーを使用するケースではその塗布量の適量範囲は非常に
幅が狭いため塗布量制御は極めて困難であった。
【0005】そこで本出願人は、特開昭62−1789
92号公報において適切な塗布量制御を行うことができ
る新規な複写機用オイル塗布部材を提案した。このオイ
ル塗布部材は、肉厚多孔質組織材の表面に多孔質ポリテ
トラフルオロエチレンとシリコーンゴム及び離型オイル
との複合体からなるオイル透過制御層を形成したもので
ある。ここでは、肉厚多孔質組織材として、具体的に
は、多孔質ポリテトラフルオロエチレン、ノメックス
(商品名)フェルト、カーボンファイバーフェルト、ガ
ラス繊維フェルト、ポリテトラフルオロエチレンフェル
ト等を用いている。この塗布部材では、上記のようなオ
イル透過制御層を設けることにより離型オイルの塗布量
を適正範囲に制御し、また該オイル透過制御層で定着ロ
ール或いは加圧ロールに付着したトナーなどを掻き落
し、これらのロールの耐用性を高めるとともに、安定し
た塗布制御機能を提供することができ、前述の問題を解
決することが可能となった。
【0006】ところが特開昭62−178992号公報
において本出願人が提案したオイル塗布部材では、肉厚
多孔質組織材として例えば多孔質ポリテトラフルオロエ
チレンを用いたものにおいては圧力による復元力が弱
く、長期間に亘る使用において安定したオイル供給面積
を保持することが困難であった。また、その他の一般的
肉厚多孔質組織材を用いたものも、ある程度の使用コピ
ー枚数(8〜18万枚)を過ぎると部材の形状が変化し
て使用不能となり、長期間安定して使用できるものでは
なかった。
【0007】そこで本出願人は、長期安定性を改善すべ
く特開平4−139477号公報においてさらに改良を
施したオイル塗布部材を提案した。このオイル塗布部材
は、肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制御層を形成
した構造において、肉厚多孔質組織材として熱硬化性樹
脂発泡体を用いるものである。ここでは肉厚多孔質組織
材としては、具体的には、メラミン、ポリイミド、フェ
ノール、ビスマレイミドトリアジン樹脂などの熱硬化性
樹脂発泡体を用いている。肉厚多孔質組織材として熱硬
化性樹脂発泡体を用いることにより、適度の弾性を備え
圧力に対する復元力が十分になるとともに、長期使用に
よる部材の形状変化が防止され、耐久性の向上が可能と
なった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】一方、近年のオフィス
オートメーション化等によりPPC複写機等の事務用印
刷機器においても、さらなる短時間大量処理能力が求め
られて来ている。これは印刷速度の高速化、起動直後印
刷開始時間(ウォームアップタイム)や印刷指示後印刷
開始時間(ファーストプリントタイム)の時短化に代表
される。これに対処するためPPC複写機等のトナー像
定着装置部においては、定着温度がますます高温化し、
構成部品の高耐熱化が要求されてきている。具体的に
は、本出願人が特開平4−139477号公報において
オイル塗布部材を提案した時点では150〜200℃の
耐熱性があれば十分であったものが、昨今では200〜
250℃の耐熱性が要求されるようになっている。
【0009】さらに、近年の人件費の高騰により、機械
保守業務(メンテナンス)低減化がうたわれ、事務用印
刷機器を構成している各部品のさらなる長寿命(長期間
ノーメンテナンス)化が要求されている。PPC複写機
等のトナー像定着装置部構成部品についても、その寿命
(ノーメンテナンス期間)の長期化の要求は厳しく、具
体的には、本出願人が特開平4−139477号公報に
おいてオイル塗布部材を提案した時点では寿命は50万
枚印刷分程度で十分とされていたが、昨今ではその要求
が70〜100万枚印刷分と大幅に長期なものとなって
いる。
【0010】本発明は、従来技術に見られる前記問題を
解決し、離型オイルに対する保持力と離型オイルに対す
る耐用性(親油性、耐油性、耐膨潤性、オイル湿潤下で
の機械特性の安定性、寸法安定性)にすぐれ、オイル塗
布量が適量範囲に容易に制御でき、しかも上記のごとき
昨今の高耐熱性及び長寿命化の要求に対応可能なオイル
塗布部材を提供することをその課題とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、前記課題
を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、本発明を完成する
に至った。即ち、本発明によれば、肉厚多孔質組織材の
表面にオイル透過制御層を設けてなるオイル塗布部材に
おいて、該肉厚多孔質組織材はシリコーンゴム発泡体か
らなり、かつ該肉厚多孔質組織材の空隙組織に離型オイ
ルを含有する架橋化シリコーンゴムが充填され、さらに
該架橋化シリコーンゴムは前記シリコーンゴム発泡体の
空孔内に露出するシリコーンゴム表面と結合しているこ
とを特徴とするオイル塗布部材が提供される。また、本
発明によれば、肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制
御層を設けてなるオイル塗布部材において、該肉厚多孔
質組織材は高分子発泡体骨格表面にシリコーンゴムが被
覆されたものからなり、かつ該肉厚多孔質組織材の空隙
組織に離型オイルを含有する架橋化シリコーンゴムが充
填され、さらに該架橋化シリコーンゴムは前記シリコー
ンゴムが骨格表面に被覆された高分子発泡体の空孔内に
露出するシリコーンゴム表面と結合していることを特徴
とするオイル塗布部材が提供される。さらに、本発明に
よれば、肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制御層を
設けてなるオイル塗布部材において、該肉厚多孔質組織
材は高分子発泡体骨格表面にシリコーンゴム及び離型オ
イルの混合物が被覆されたものからなり、かつ肉厚多孔
質組織材の空隙組織に離型オイルを含有する架橋化シリ
コーンゴムが充填され、さらに該架橋化シリコーンゴム
は前記シリコーンゴムが骨格表面に被覆された高分子発
泡体の空孔内に露出するシリコーンゴム表面と結合して
いることを特徴とするオイル塗布部材が提供される。
【0012】以下本発明について詳細に説明する。本発
明による第1のオイル塗布部材は、肉厚多孔質組織材の
表面にオイル透過制御層を設けてなるオイル塗布部材に
おいて、該肉厚多孔質組織材はシリコーンゴム発泡体か
らなり、かつ該肉厚多孔質組織材の空隙組織に離型オイ
ルを含有する架橋化シリコーンゴムが充填され、さらに
該架橋化シリコーンゴムは前記シリコーンゴム発泡体の
空孔内に露出するシリコーンゴム表面と結合しているこ
とを特徴とする。オイル塗布部材の形状は図1に示すよ
うにベルト状或いは図2に示すようにロール状とするこ
とができるが、これに限定されず適宜の形状とすること
ができる。
【0013】本発明で用いるシリコーンゴム発泡体は、
RTV(室温硬化型)シリコーンゴム、LTV(低温硬
化型)シリコーンゴム、HTV(加熱硬化型)シリコー
ンゴム、紫外線硬化型シリコーンゴム等の発泡体で、弾
性に富みかつ復元性に富んでいて、さらに連通性気泡構
造を有しているのが好ましく、空隙率が40〜99.9
%、好ましくは60〜99.9%、表面のゴムの硬度が
70度以下、好ましくは50度以下のものを用いる。空
隙率が99.9%を超えるものでは組織、構造が脆弱と
なって耐久性に欠けるようになり、40%未満のもので
は気泡構造の確保が困難となり、離型オイルの適切な保
持供給の点から好ましくない。表面の硬度が70度を超
えるものでは弾性に乏しく、被オイル塗布部材に傷をつ
ける原因となるおそれがある。なお、本発明において、
硬度の測定は、SRIS(日本ゴム協会規格)−010
1による。
【0014】本発明のオイル塗布部材では、シリコーン
ゴム発泡体の空隙組織にシリコーンゴムと離型オイルの
混合物を含浸架橋させている。これにより、肉厚多孔質
組織材の空隙組織に離型オイルを含有する架橋化シリコ
ーンゴムが充填され、さらに架橋化シリコーンゴムはシ
リコーンゴム発泡体の空孔内に露出するシリコーンゴム
表面と結合した状態となっている。シリコーンゴムとし
ては、RTV(室温硬化型)シリコーンゴム、LTV
(低温硬化型)シリコーンゴム、HTV(加熱硬化型)
シリコーンゴム、紫外線硬化型シリコーンゴム等が適し
ている。また、離型オイルとしては、トナーの定着ロー
ラへの付着防止、定着ローラの摩耗防止の機能を有する
もので、シリコーンオイル特にジメチルシリコーンオイ
ルがよく用いられる。シリコーンゴムと離型オイルの混
合物はその混合比に応じて固体状態からゲル状態まで状
態変化するが、本発明ではこのシリコーンゴムと離型オ
イルとの混合比(重量比;以下同じ)は、90:10〜
2:98、好ましくは50:50〜5:95である。上
記混合比が90:10よりシリコーンゴムが増加する
と、シリコーンゴム中に含有されている離型オイルの該
混合物中から被塗布部材への移動が極めて鈍化し、2:
98よりシリコーンゴムが少ないと、シリコーンゴム中
に含有されている離型オイルを含有しきれなくなり、未
ゲル化状態となり、オイル漏れの発生原因となる。ま
た、シリコーンゴム及び離型オイルの混合物の含浸量は
シリコーンゴム発泡体の空孔が充填される割合が30〜
90%、好ましくは50〜80%となるような割合であ
る。この割合が90%を超えると加熱によるオイルの体
積増加分を残存空孔部が吸収できなくなり、シリコーン
ゴム発泡体外部へのオイル漏れの原因となり、30%未
満であると離型オイルの量が少なすぎて、十分な製品寿
命を保持することができない。
【0015】一方、オイル透過制御層の素材としては、
適宜の材料が採用可能であるが、多孔質ポリテトラフル
オロエチレン単体、多孔質ポリテトラフルオロエチレン
とシリコーンゴムの複合体、多孔質ポリテトラフルオロ
エチレンとシリコーンゴム及び離型オイルの混合物との
複合体の使用が特に好ましい。
【0016】多孔質ポリテトラフルオロエチレンとして
は種々のタイプのものが使用可能であるが、強度及び物
性の設定容易性からは延伸法によって製造されたものが
多孔組織の均一性、空隙組織の均一性などの観点から最
適である。オイル透過制御層に用いる多孔質ポリテトラ
フルオロエチレン膜の膜厚は0.001〜1mm、好ま
しくは0.005〜0.1mmであり、空隙率は20〜
98%、好ましくは50〜90%であり、平均孔径は
0.05〜15μm、好ましくは0.1〜2μmであ
る。多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜のみからなる
オイル透過制御層によるオイル透過量の制御は、多孔質
ポリテトラフルオロエチレン膜の膜厚、孔径及び空隙率
の少なくとも1つ以上を変えることにより行うことがで
きる。
【0017】本発明のオイル塗布部材では、耐摩耗性、
形状安定性、耐熱性等のより一層の向上を図るため、オ
イル透過制御層として多孔質ポリテトラフルオロエチレ
ン単体の膜を用いる代わりに、多孔質ポリテトラフルオ
ロエチレンとシリコーンゴムとの複合体、或いは多孔質
ポリテトラフルオロエチレンとシリコーンゴム及び離型
オイルの混合物との複合体からなる膜を用いることがで
きる。この場合の複合化方法としては、シリコーンゴ
ム、或いはシリコーンゴム及び離型オイルの混合物を多
孔質ポリテトラフルオロエチレン膜に含浸させた後、架
橋させる方法が好ましい。ここで用いるシリコーンゴム
としてはRTV(室温硬化型)シリコーンゴム、LTV
(低温硬化型)シリコーンゴム、HTV(加熱硬化型)
シリコーンゴム、紫外線硬化型シリコーンゴムなどが最
適である。また、離型オイルとしては、シリコーンオイ
ル特にジメチルシリコーンオイルがよく用いられる。シ
リコーンゴムと離型オイルとの混合物を含浸架橋させる
場合、シリコーンゴムと離型オイルとの混合比は目標オ
イル透過量に応じて設定されるが、2:98より離型オ
イルの含有量を少なくするのが好ましい。離型オイルの
含有量がこれより多いと、シリコーンゴム中に含有しき
れなくなって未ゲル化状態となり、オイルの透過制御が
困難となる。また、シリコーンゴム或いはシリコーンゴ
ム及び離型オイルの混合物の含浸量は空孔が充填される
割合が100%以内で適宜決定することができる。ま
た、この場合、オイル透過制御層中のシリコーンゴム及
び離型オイルの混合物における離型オイルの含有比が肉
厚多孔質組織材中のシリコーンゴム及び離型オイルの混
合物における離型オイルの含有比よりも小さくなるよう
に設定する。多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜とシ
リコーンゴムとの複合体、或いは多孔質ポリテトラフル
オロエチレン膜とシリコーンゴム及び離型オイルの混合
物との複合体からなるオイル透過制御層によるオイル透
過量の制御は、多孔質ポリテトラフルオロエチレン膜の
膜厚、孔径及び空隙率の少なくとも1つ以上を変える
か、シリコーンゴムと離型オイルの含浸量を変えるか、
シリコーンゴムと離型オイルとの混合比率を変えるか、
或いはこれらを組み合わせて行うことができる。なお、
この場合、シリコーンゴム及び離型オイルの混合物中に
導電性物質、或いは帯電防止剤を添加して、帯電防止を
図ることもできる。
【0018】オイル透過制御層を肉厚多孔質組織材の表
面に設ける方法としては、例えばFEP等のフッ素樹脂
を両者の間に介在させて熱圧着させる方法、熱硬化型接
着剤により両者を接着する方法等を用いることができ
る。特にオイル透過制御層を多孔質ポリテトラフルオロ
エチレンとシリコーンゴムの複合体、或いは多孔質ポリ
テトラフルオロエチレンとシリコーンゴム及び離型オイ
ルの混合物との複合体で形成する場合には、上記方法に
より多孔質ポリテトラフルオロエチレンを肉厚多孔質組
織材に圧着もしくは接着した後、シリコーンゴム又はシ
リコーンゴムと離型オイルの混合物の未架橋物を表面よ
り塗布あるいは浸漬せしめ多孔空隙部に含浸させた後、
表面に残っている余剰物を拭き取るか、掻き取った後、
架橋させることによりオイル透過制御層を設けるのが好
ましい。このようにすると、オイル透過制御層は肉厚多
孔質組織材と一体接合した状態になるため、オイル透過
制御層の剥離が効果的に防止され、耐用性をより一層向
上させることが可能となる。
【0019】本発明による第1のオイル塗布部材によれ
ば、上記のような構成を有するので以下のような利点が
ある。このオイル塗布部材は、肉厚多孔質組織材を介し
て離型オイルを供給し、オイル透過制御層によりその透
過量を制御しつつ加熱定着ロール或いは加圧ロール等の
表面に離型オイルを塗布するようになっている。ここで
肉厚多孔質組織材の空隙組織には離型オイルを含有する
架橋化シリコーンゴムが充填され、さらに架橋化シリコ
ーンゴムはシリコーンゴム発泡体の空孔内に露出するシ
リコーンゴム表面と結合した状態となっている。このた
め、適当な孔径の微細機構を有し高空孔率の連通性気泡
構造が形成され、適度な弾性、十分な復元力、十分な形
状安定性が得られ、長期使用による部材の形状変化が回
避され、昨今の要求に対応し得る長寿命化が図れるよう
になる。また、シリコーンゴムは離型オイルに対する濡
れ性、耐離型オイル性に優れるため、十分大きなオイル
保持力が得られるようになる。さらに、耐熱性について
もシリコーンゴム発泡体を使用しているため、昨今の要
求に対応し得る230℃程度ないしそれを若干上回る耐
熱性が得られるようになる。これに対し、前述の特開平
4−139477号公報に記載のオイル塗布部材では、
肉厚多孔質組織材として熱硬化性発泡樹脂発泡体の空孔
内に単にシリコーンゴム架橋体ないし離型オイルを含有
するシリコーンゴム架橋体が充填されているだけである
ので、肉厚多孔質組織材の空孔内の露出表面と十分な結
合性が得られないため本発明におけるような上記特性を
得ることができない。
【0020】また、オイル透過量制御層に多孔質ポリテ
トラフルオロエチレン膜を用いると、その孔径、空隙率
の制御によりオイル塗布量の的確な制御が可能となる
上、耐熱性に優れたものとなり、しかも定着ロール或い
は加圧ロールに付着のトナーなどを掻き落す作用も奏す
るようになる。特に、オイル透過制御層として、多孔質
ポリテトラフルオロエチレン膜にシリコーンゴム、或い
はシリコーンゴム及び離型オイルの混合物が含浸保持さ
れたものを用いると、より高温下での使用においても機
械的強度が極めて安定し、孔の目潰れが発生せず、その
耐用性がより一層高まり、より安定した塗布制御が可能
となる。
【0021】また、本発明によれば、肉厚多孔質組織材
とオイル透過制御層との間に、シリコーンゴム及び離型
オイルの混合物からなる補強層を設けても良い。この補
強層は肉厚多孔質組織材とオイル透過制御層のいずれに
対しても適切になじんで有効に補強せしめ、部材全体の
弾性及び強度を容易に適度なものに調整可能とする。こ
の場合、補強層の厚さは該肉厚多孔質組織材の総厚の5
〜50%、より好ましくは10〜20%である。5%以
下では補強層の効果が十分でなく、50%を超えると肉
厚多孔質組織材に保持されている離型オイルが外部へ移
動する際の抵抗が大きくなりすぎてよくない。この補強
層を構成しているシリコーンゴムと離型オイルの比は、
オイル透過制御層をなすシリコーンゴムと離型オイルの
比より補強層に含浸された離型オイル分が大きく、かつ
該補強層における離型オイル分が肉厚多孔質組織材の空
隙組織に架橋されているシリコーンゴムと離型オイルの
混合物におけるシリコーンゴムと離型オイルの比よりも
小さいことが必要である。もしオイル透過制御層をなす
シリコーンゴムと離型オイルの比より補強層に含浸され
た離型オイル分が小さいと、下層の肉厚多孔質組織材の
空隙組織に架橋された状態で存在している離型オイルの
オイル透過制御層への移動を阻害する。また該補強層に
おける離型オイル分が肉厚多孔質組織材の空隙組織に架
橋されているシリコーンゴムと離型オイルの混合物にお
けるシリコーンゴムと離型オイルの比より大きいと、補
強効果が乏しくなる。
【0022】次に、本発明による第2のオイル塗布部材
について説明する。このオイル塗布部材は、肉厚多孔質
組織材の表面にオイル透過制御層を設けてなるオイル塗
布部材において、該肉厚多孔質組織材は高分子発泡体骨
格表面にシリコーンゴムが被覆されたものからなり、か
つ該肉厚多孔質組織材の空隙組織に離型オイルを含有す
る架橋化シリコーンゴムが充填され、さらに該架橋化シ
リコーンゴムは前記シリコーンゴムが骨格表面に被覆さ
れた高分子発泡体の空孔内に露出するシリコーンゴム表
面と結合していることを特徴とする。このオイル塗布部
材の形状も前記と同様、任意の形状とすることができ
る。
【0023】ここで肉厚多孔質組織材を構成する発泡体
としては、ポリエステル系ポリウレタン、ポリエーテル
系ポリウレタン、ポリ塩化ビニール、ポリエチレン、ポ
リスチレン等の発泡体で、連通性気泡構造を有するもの
が好ましい。発泡体の骨格表面にはシリコーンゴムが被
覆されるが、その被覆方法としては、例えば特開昭58
−17129号公報等に開示されている公知の方法を用
いることができる。上記発泡体の表面に被覆させるシリ
コーンゴムとしては、RTV(室温硬化型)シリコーン
ゴム、LTV(低温硬化型)シリコーンゴム、HTV
(加熱硬化型)シリコーンゴム、紫外線硬化型シリコー
ンゴム等を用いることができる。シリコーンゴムの被覆
量は50〜300kg/m3、好ましくは100〜20
0kg/m3である。被覆量が300kg/m3を超える
と発泡体の空隙部体積が減少し、離型オイル保持量が小
さくなるため、十分な寿命を得ることができない。また
50kg/m3未満であると十分な被覆効果が得られ
ず、十分な耐熱性、耐久性が得られない。シリコーンゴ
ムが被覆された発泡体は、弾性及び復元性に富み、さら
に連通性気泡構造を有しているのが好ましく、空隙率が
40〜99.9%、好ましくは60〜99.9%、表面
の硬度が70度以下、好ましくは40度以下のものを用
いる。空隙率が99.9%を超えるものでは組織、構造
が脆弱となって耐久性に欠けるようになり、40%未満
のものでは気泡構造の確保が困難となり、離型オイルの
適切な保持供給の点から好ましくない。表面の硬度が7
0度を超えるものでは弾性に乏しく、被オイル塗布部材
に傷をつける原因となるおそれがある。
【0024】このオイル塗布部材において、発泡体骨格
表面にシリコーンゴムが被覆されたものからなる肉厚多
孔質組織材の空間組織に含浸架橋させるシリコーンゴム
と離型オイルとの混合物、及び肉厚多孔質組織材以外の
構成要素については前述の第1の複写機用オイル塗布部
材と同様であるので、重複を避けるためここではその説
明を省略する。
【0025】本発明による第2のオイル塗布部材では、
該肉厚多孔質組織材は高分子発泡体骨格表面にシリコー
ンゴムが被覆されたものからなり、かつ該肉厚多孔質組
織材の空隙組織に離型オイルを含有する架橋化シリコー
ンゴムが充填され、さらに該架橋化シリコーンゴムは前
記シリコーンゴムが骨格表面に被覆された高分子発泡体
の空孔内に露出するシリコーンゴム表面と結合している
ので、前記本発明による第1のオイル塗布部材と同様、
昨今の要求に対応し得る長寿命化、高耐熱性及び十分大
きなオイル保持力を同時に満足し、かつ的確なオイル塗
布量の制御が可能となる。その上、発泡体骨格表面にシ
リコーンゴムが被覆されたものを用いているので、低コ
ストで本発明の目的物を得ることができる、量産性に優
れているという利点がある。
【0026】次に、本発明による第3のオイル塗布部材
について説明する。このオイル塗布部材は、肉厚多孔質
組織材の表面にオイル透過制御層を設けてなるオイル塗
布部材において、該肉厚多孔質組織材は高分子発泡体骨
格表面にシリコーンゴム及び離型オイルの混合物が被覆
されたものからなり、かつ肉厚多孔質組織材の空隙組織
に離型オイルを含有する架橋化シリコーンゴムが充填さ
れ、さらに該架橋化シリコーンゴムは前記シリコーンゴ
ムが骨格表面に被覆された高分子発泡体の空孔内に露出
するシリコーンゴム表面と結合していることを特徴とす
る。即ち、このオイル塗布部材は、前述の本発明による
第2のオイル塗布部材において肉厚多孔質組織材として
発泡体骨格表面にシリコーンゴムが被覆されたものを用
いる代わりに、発泡体骨格表面にシリコーンゴム及び離
型オイルの混合物が被覆されたものを用いたものであ
る。その他の構成については前述の本発明による第2の
オイル塗布部材と同様である。
【0027】発泡体骨格の表面に被覆させるシリコーン
ゴム及び離型オイルの混合物において、シリコーンゴム
と離型オイルの混合比はシリコーンゴムを混合物に対し
て50%以上、好ましくは70%以上含有させるのがよ
い。シリコーンゴムの含有量が50%未満のときは発泡
体の十分な被覆効果が得られず、十分な耐熱性、耐久性
を得ることが困難になる。
【0028】このような構成によっても、前述の第1及
び第2のオイル塗布部材と同様、昨今の要求に対応し得
る長寿命化、高耐熱性及び十分大きなオイル保持力を同
時に満足し、かつ的確なオイル塗布量の制御が可能とな
る。その上、発泡体骨格表面にシリコーンゴム及び離型
オイルの混合物が被覆されたものを用いているので、製
品内に保持できる離型オイルの量を増大させることがで
きるため、製品寿命がさらに長期化するという利点があ
る。
【0029】本発明のオイル塗布部材は部材内に適当量
の離型オイルを保持しているため、該部材単独でオイル
塗布を行うことができるが、適用する態様、状況等に応
じて該部材の肉厚多孔質組織材の空隙組織に離型オイル
の供給機構を連結しても良い。
【0030】次に、本発明によるオイル塗布部材の適用
例について述べるが、本発明によるオイル塗布部材の適
用はここに示した例に限定されるものではない。図1
(A)はシート状のオイル塗布部材の例で、図中1がオ
イル塗布部材全体を示し、肉厚多孔質組織材2の表面上
の一方の端部側にオイル透過制御層3がFEPフィルム
4を介して熱融着されている。図1(B)及び(C)は
それぞれ図1(A)の構成のオイル塗布部材1の使用状
態を表わす側断面図及び正面図である。この例は、オイ
ル塗布部材1を加熱定着ロール5と加圧ロール6の間に
記録用紙7を通すようにしたPPC複写機に適用したも
ので、オイル塗布部材1のオイル透過制御層3設置側の
端部を棒状に形成された支持体8で塗布面がロール5の
全幅に対して接触できるように支持させた状態で押付板
9により押し付け、オイル塗布部材1の他端部を離型オ
イルのタンク10に浸漬させて、離型オイルをオイル塗
布部材1のオイル透過制御層3設置側の端部に補給する
ようになっている。
【0031】図2(A)はロール状のオイル塗布部材の
例で、図中11がオイル塗布部材全体を示し、中心孔1
2Aを有する肉厚多孔質組織材12の周面にオイル透過
制御層13が熱硬化型接着剤14により点状に接着され
ている。肉厚多孔質組織材12の中心孔12Aには回転
軸15が挿通されている。図2(B)及び(C)はそれ
ぞれ図2(A)の構成のオイル塗布部材11の使用状態
を表わす側断面図及び正面図である。この例も、オイル
塗布部材1を加熱定着ロール5と加圧ロール6の間に記
録用紙7を通すようにしたPPC複写機に適用したもの
で、オイル塗布部材11の回転軸15の両端は支持体1
6、16によって回転自在に支持されている。
【0032】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明によ
れば、オイルに対する保持力とオイルに対する耐用性に
すぐれ、オイル塗布量が適量範囲に容易に制御でき、し
かも昨今の高耐熱性及び長寿命化の要求に対応可能なオ
イル塗布部材を提供することが可能となる。
【0033】
【実施例】次に本発明の実施例を述べる。
【0034】実施例1 空隙率82%、表面硬度28度、密度230kg/m3
であり、外径27mm、内径8mmのロール状シリコー
ンゴム発泡体の中心孔に、直径8mmの鉄芯を挿入融着
せしめたものを用意し、膜厚30μmで空隙率80%、
平均孔径0.5μmの延伸多孔質ポリテトラフルオロエ
チレン焼成膜の裏面側に熱硬化型接着剤を0.5mmφ
で点状にグラビアコートしたものを、前記ロール状シリ
コーンゴム発泡体の外周に、のり巻き状に1回巻き付け
た後、熱融着して積層ロールを得た。上記とは別にシリ
コーンゴム(信越化学社製KE106)8重量部に対し
シリコーンオイル(信越化学社製KF96)2重量部の
割合で混合したものを準備し、これを上記した延伸多孔
質ポリテトラフルオロエチレン焼成膜に塗布含浸させて
からその過剰分をかき落とした後、150℃で40分間
加熱してシリコーンゴムを架橋せしめオイル透過制御層
を形成した。さらに、別に上記と同じシリコーンゴム1
重量部に対し上記と同じシリコーンオイル9重量部の割
合で混合したものを準備し、これを上記積層ロールのシ
リコーンゴム発泡体部分の横方向から注入した後、遠心
力を作用させて分布せしめ、次いで150℃で80分間
加熱してシリコーンゴムとシリコーンオイルの混合物を
架橋させて図2(A)に示す構造の本発明のオイル塗布
部材とした。
【0035】上記で作製したオイル塗布部材を、トナー
像定着部の加熱定着ロールの表面温度が230℃であり
複写速度がA4版紙で80枚/分であるPPC複写機に
取り付けて、そのオイル塗布性能を測定したところ、初
期オイル塗布量は0.1μl(A4版)であって、10
0万枚コピーまでのオイル塗布量を2万枚コピー毎に測
定した結果は0.1〜0.2μl(A4版)と終始安定
したものであって、また外観、形状とも変化はなかっ
た。また、上記オイル塗布部材の肉厚多孔質組織材部分
を切断して顕微鏡観察したところ、オイル含有シリコー
ンゴム架橋体と発泡体の気泡に露出するシリコーンゴム
表面との結合が確認できた。
【0036】実施例2 空隙率98%、表面硬度1度未満、密度30kg/m3
であり、外径27mm、内径8mmのロール状ポリエス
テル系ポリウレタン発泡体の中心孔に、直径8mmの鉄
芯を挿入融着せしめたものに、付加反応硬加型シリコー
ンゴム(信越化学社製KE1300)を表面より含浸せ
しめた後、はけ状板で押圧することにより、該発泡体骨
格表面にシリコーンゴムを100kg/m3の被覆量で被
覆させ、硬度12度、空隙率90%のシリコーンゴムが
表面に被覆されたロールを得た。次に、膜厚30μmで
空隙率80%、平均孔径0.4μmの延伸多孔質ポリテ
トラフルオロエチレン焼成膜の裏面に熱硬化型接着剤を
0.5mmφで点状にグラビアコートしたものを、前記
ロール状発泡体の外周に、のり巻き状に1回巻き付けた
後、熱融着して積層ロールを得た。上記とは別にシリコ
ーンゴム(信越化学社製KE106)8重量部に対しシ
リコーンオイル(信越化学社製KF96)2重量部の割
合で混合したものを準備し、これを上記した延伸多孔質
ポリテトラフルオロエチレン焼成膜に塗布含浸させてか
らその過剰分をかき落とした後、150℃で40分間加
熱してシリコーンゴムを架橋せしめオイル透過制御層を
形成した。さらに別に上記と同じシリコーンゴム1重量
部に対し上記と同じシリコーンオイル9重量部の割合で
混合したものを準備し、これを上記積層ロールの発泡体
部分の横方向から注入した後、遠心力を作用させて分布
せしめ、次いで150℃で80分間加熱してシリコーン
ゴムとシリコーンオイルの混合物を架橋させて図2
(A)に示す構造の本発明のオイル塗布部材とした。
【0037】上記で作製したオイル塗布部材について実
施例1と同様の測定をしたところ、初期オイル塗布量は
0.1μl(A4版)であって、この値は100万枚コ
ピーまでのオイル塗布量を2万枚毎に測定した結果、
0.1〜0.2μl(A4版)と終始安定したものであ
って、また外観、形状とも変化はなかった。また、上記
オイル塗布部材の肉厚多孔質材組織部分を切断して顕微
鏡観察したところ、オイル含有シリコーンゴム架橋体と
発泡体の気泡に露出するシリコーンゴム表面との結合が
確認できた。
【0038】比較例 空隙率99%、表面硬度10度、密度11kg/m3
あり、外径27mm、内径8mmのロール状メラミン樹
脂多孔質体の中心孔に、直径8mmの鉄芯を挿入融着せ
しめたものを用意し、膜厚30μmで空隙率80%、平
均孔径0.5μmの延伸多孔質ポリテトラフルオロエチ
レン焼成膜の裏面側に熱硬化型接着剤を0.5mmφで
点状にグラビアコートしたものを、前記ロール状シリコ
ーンゴム発泡体の外周に、のり巻き状に1回巻き付けた
後、熱融着して積層ロールを得た。上記とは別にシリコ
ーンゴム(信越化学社製KE106)8重量部に対しシ
リコーンオイル(信越化学社製KF96)2重量部の割
合で混合したものを準備し、これを上記した延伸多孔質
ポリテトラフルオロエチレン焼成膜に塗布含浸させてか
らその過剰分をかき落とした後、150℃で40分間加
熱してシリコーンゴムを架橋せしめオイル透過制御層を
形成した。さらに、別に上記と同じシリコーンゴム1重
量部に対し上記と同じシリコーンオイル9重量部の割合
で混合したものを準備し、これを上記積層ロールのメラ
ミン樹脂多孔質体部分の横方向から注入した後、遠心力
を作用させて分布せしめ、次いで150℃で80分間加
熱してシリコーンゴムとシリコーンオイルの混合物を架
橋させて、比較例のオイル塗布部材とした。
【0039】上記で作製したオイル塗布部材を、トナー
像定着部の加熱定着ロールの表面温度が230℃であり
複写速度がA4版紙で80枚/分であるPPC複写機に
取り付けて、そのオイル塗布性能を測定したところ、初
期オイル塗布量は0.1μl(A4版)であったが、3
0万枚コピーを過ぎた時点で、オイル透過制御層が剥離
した後、破れて使用不能となった。外観においては、メ
ラミン樹脂多孔質体部分に熱劣化が認められた。また、
上記オイル塗布部材の肉厚多孔質組織材部分を切断して
顕微鏡観察したところ、オイル含有シリコーンゴム架橋
体と該多孔質体の気泡表面との間にわずかな空隙が見ら
れた。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は本発明による一構成例のオイル塗布部
材の構造を示す断面図、(B)及び(C)はそれぞれ該
オイル塗布部材の使用状態を説明するための側断面図及
び正面図である。
【図2】(A)は本発明による別の構成例のオイル塗布
部材の構造を示す断面図、(B)及び(C)はそれぞれ
該オイル塗布部材の使用状態を説明するための側断面図
及び正面図である。
【符号の説明】
1、11 オイル塗布部材 2、12 肉厚多孔
質組織材 3、13 オイル透過制御層 4 FEPフィルム 5 加熱定着ロール 6 加圧ロール 7 記録用紙 8 支持体 9 押付板 10 タンク 14 熱硬化性接着剤 15 回転軸 16 支持体

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制
    御層を設けてなるオイル塗布部材において、該肉厚多孔
    質組織材はシリコーンゴム発泡体からなり、かつ該肉厚
    多孔質組織材の空隙組織に離型オイルを含有する架橋化
    シリコーンゴムが充填され、さらに該架橋化シリコーン
    ゴムは前記シリコーンゴム発泡体の空孔内に露出するシ
    リコーンゴム表面と結合していることを特徴とするオイ
    ル塗布部材。
  2. 【請求項2】 肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制
    御層を設けてなるオイル塗布部材において、該肉厚多孔
    質組織材は高分子発泡体骨格表面にシリコーンゴムが被
    覆されたものからなり、かつ該肉厚多孔質組織材の空隙
    組織に離型オイルを含有する架橋化シリコーンゴムが充
    填され、さらに該架橋化シリコーンゴムは前記シリコー
    ンゴムが骨格表面に被覆された高分子発泡体の空孔内に
    露出するシリコーンゴム表面と結合していることを特徴
    とするオイル塗布部材。
  3. 【請求項3】 肉厚多孔質組織材の表面にオイル透過制
    御層を設けてなるオイル塗布部材において、該肉厚多孔
    質組織材は高分子発泡体骨格表面にシリコーンゴム及び
    離型オイルの混合物が被覆されたものからなり、かつ肉
    厚多孔質組織材の空隙組織に離型オイルを含有する架橋
    化シリコーンゴムが充填され、さらに該架橋化シリコー
    ンゴムは前記シリコーンゴムが骨格表面に被覆された高
    分子発泡体の空孔内に露出するシリコーンゴム表面と結
    合していることを特徴とするオイル塗布部材。
  4. 【請求項4】 該オイル透過制御層が多孔質ポリテトラ
    フルオロエチレン単体からなる請求項1〜3のいずれか
    のオイル塗布部材。
  5. 【請求項5】 該オイル透過制御層が多孔質ポリテトラ
    フルオロエチレンとシリコーンゴムとの複合体、又は多
    孔質ポリテトラフルオロエチレンとシリコーンゴム及び
    離型オイルの混合物との複合体からなる請求項1〜3の
    いずれかのオイル塗布部材。
  6. 【請求項6】 該肉厚多孔質組織材のシリコーンゴムと
    該オイル透過制御層のシリコーンゴムとの化学的結合に
    より、該肉厚多孔質組織材と該オイル透過制御層とが一
    体接合している請求項5のオイル塗布部材。
  7. 【請求項7】 該肉厚多孔質組織材中の離型オイル含有
    シリコーンゴム架橋体における離型オイルの含有比が該
    オイル透過制御層中のシリコーンゴム及び離型オイルの
    混合物における離型オイルの含有比よりも大きいことを
    特徴とする請求項5又は6のオイル塗布部材。
  8. 【請求項8】 該肉厚多孔質組織材の空隙組織に離型オ
    イルの供給機構を連結した請求項1〜7のいずれかのオ
    イル塗布部材。
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