JPH06268456A - 差動増幅器 - Google Patents
差動増幅器Info
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- JPH06268456A JPH06268456A JP5050968A JP5096893A JPH06268456A JP H06268456 A JPH06268456 A JP H06268456A JP 5050968 A JP5050968 A JP 5050968A JP 5096893 A JP5096893 A JP 5096893A JP H06268456 A JPH06268456 A JP H06268456A
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- 230000010355 oscillation Effects 0.000 abstract description 3
- 230000000630 rising effect Effects 0.000 abstract 4
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000004904 shortening Methods 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 出力の立ち上がり時間を速くすることができ
る差動増幅器を提供することにある。 【構成】 差動増幅回路部1は第1及び第2のMOSト
ランジスタT1,T2とからなる。第1のカレントミラ
ー回路用MOSトランジスタT8のゲート端子が第2の
MOSトランジスタT2のドレイン端子に接続されてい
る。第1のカレントミラー回路4(MOSトランジスタ
T9,T10)の定電流ラインL1には、MOSトラン
ジスタT8のドレイン端子が接続され、かつ、この定電
流ラインL1がMOSトランジスタT9,T10のゲー
ト端子と接続されている。第2のカレントミラー回路5
(MOSトランジスタT11,T12)の定電流ライン
L3が第1のカレントミラー回路4の定電流ラインL2
に接続され、かつ、別の定電流ラインL4が出力段用M
OSトランジスタT7と接続されている。
る差動増幅器を提供することにある。 【構成】 差動増幅回路部1は第1及び第2のMOSト
ランジスタT1,T2とからなる。第1のカレントミラ
ー回路用MOSトランジスタT8のゲート端子が第2の
MOSトランジスタT2のドレイン端子に接続されてい
る。第1のカレントミラー回路4(MOSトランジスタ
T9,T10)の定電流ラインL1には、MOSトラン
ジスタT8のドレイン端子が接続され、かつ、この定電
流ラインL1がMOSトランジスタT9,T10のゲー
ト端子と接続されている。第2のカレントミラー回路5
(MOSトランジスタT11,T12)の定電流ライン
L3が第1のカレントミラー回路4の定電流ラインL2
に接続され、かつ、別の定電流ラインL4が出力段用M
OSトランジスタT7と接続されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は差動増幅器に関するも
のである。
のである。
【0002】
【従来の技術】従来の差動増幅器を図3に示す。この差
動増幅器は、差動増幅回路部10とカレントミラー回路
11と出力段用MOSトランジスタT20とカレントミ
ラー回路12とを備えている。差動増幅回路部10は、
第1及び第2のMOSトランジスタT21,T22が差
動接続されている。又、カレントミラー回路11は第3
及び第4のMOSトランジスタT23,T24からな
り、そのゲート端子は第1のMOSトランジスタT21
のドレイン端子に接続されている。さらに、出力段用M
OSトランジスタT20は、差動増幅回路部10の第2
のMOSトランジスタT22のドレイン端子に対しゲー
ト端子が接続されている。又、カレントミラー回路12
は、一方の定電流ラインL11が出力段用MOSトラン
ジスタT20と接続され、他方の定電流ラインL10が
MOSトランジスタT25と接続されている。MOSト
ランジスタT25のゲート端子は、差動増幅回路部10
の第1のMOSトランジスタT21のドレイン端子に接
続されている。
動増幅器は、差動増幅回路部10とカレントミラー回路
11と出力段用MOSトランジスタT20とカレントミ
ラー回路12とを備えている。差動増幅回路部10は、
第1及び第2のMOSトランジスタT21,T22が差
動接続されている。又、カレントミラー回路11は第3
及び第4のMOSトランジスタT23,T24からな
り、そのゲート端子は第1のMOSトランジスタT21
のドレイン端子に接続されている。さらに、出力段用M
OSトランジスタT20は、差動増幅回路部10の第2
のMOSトランジスタT22のドレイン端子に対しゲー
ト端子が接続されている。又、カレントミラー回路12
は、一方の定電流ラインL11が出力段用MOSトラン
ジスタT20と接続され、他方の定電流ラインL10が
MOSトランジスタT25と接続されている。MOSト
ランジスタT25のゲート端子は、差動増幅回路部10
の第1のMOSトランジスタT21のドレイン端子に接
続されている。
【0003】そして、出力段のカレントミラー回路12
のMOSトランジスタT26がMOSトランジスタ25
にて制御され、このMOSトランジスタ25が差動増幅
回路部10の第1のMOSトランジスタT21の出力電
圧(第3のMOSトランシジスタT23のドレイン電
圧)にて制御される。一方、出力段用MOSトランジス
タT20が差動増幅回路部10の第2のMOSトランジ
スタT22の出力電圧(第4のMOSトランジスタT2
4のドレイン電圧)にて制御される。
のMOSトランジスタT26がMOSトランジスタ25
にて制御され、このMOSトランジスタ25が差動増幅
回路部10の第1のMOSトランジスタT21の出力電
圧(第3のMOSトランシジスタT23のドレイン電
圧)にて制御される。一方、出力段用MOSトランジス
タT20が差動増幅回路部10の第2のMOSトランジ
スタT22の出力電圧(第4のMOSトランジスタT2
4のドレイン電圧)にて制御される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、差動増幅回
路部10の第1と第2のMOSトランジスタT21,T
22の出力電圧の変化量(第3と第4のMOSトランジ
スタT23,T24のドレイン電圧の変化量)は、第2
のMOSトランジスタT22(第4のMOSトランジス
タT24)の方が大きく、第1のMOSトランジスタT
21(第3のMOSトランジスタT23)はあまり変化
しない。このために、出力端子OUTの立ち上がり時間
が遅くなってしまっていた。
路部10の第1と第2のMOSトランジスタT21,T
22の出力電圧の変化量(第3と第4のMOSトランジ
スタT23,T24のドレイン電圧の変化量)は、第2
のMOSトランジスタT22(第4のMOSトランジス
タT24)の方が大きく、第1のMOSトランジスタT
21(第3のMOSトランジスタT23)はあまり変化
しない。このために、出力端子OUTの立ち上がり時間
が遅くなってしまっていた。
【0005】そこで、この発明の目的は、出力の立ち上
がり時間を速くすることができる差動増幅器を提供する
ことにある。
がり時間を速くすることができる差動増幅器を提供する
ことにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1及び第
2のMOSトランジスタが差動接続され、入力電圧を増
幅する差動増幅回路部と、前記差動増幅回路部に接続さ
れ、2つのMOSトランジスタからなり、かつ、ゲート
端子が前記差動増幅回路部の第1のMOSトランジスタ
のドレイン端子に接続されたカレントミラー回路部と、
前記差動増幅回路部の第2のMOSトランジスタのドレ
イン端子に対しゲート端子が接続された出力段用MOS
トランジスタとを備えた差動増幅器において、前記差動
増幅回路部の第2のMOSトランジスタのドレイン端子
に対しゲート端子が接続された第1のカレントミラー回
路用MOSトランジスタと、2つのMOSトランジスタ
よりなり、前記第1のカレントミラー回路用MOSトラ
ンジスタのドレイン端子に対し定電流ラインが接続さ
れ、かつ、この定電流ラインがMOSトランジスタのゲ
ート端子と接続された第1のカレントミラー回路と、2
つのMOSトランジスタよりなり、MOSトランジスタ
のゲート端子が接続された定電流ラインが前記第1のカ
レントミラー回路の別の定電流ラインに接続され、か
つ、別の定電流ラインが前記出力段用MOSトランジス
タと接続された第2のカレントミラー回路とを備えた差
動増幅器をその要旨とするものである。
2のMOSトランジスタが差動接続され、入力電圧を増
幅する差動増幅回路部と、前記差動増幅回路部に接続さ
れ、2つのMOSトランジスタからなり、かつ、ゲート
端子が前記差動増幅回路部の第1のMOSトランジスタ
のドレイン端子に接続されたカレントミラー回路部と、
前記差動増幅回路部の第2のMOSトランジスタのドレ
イン端子に対しゲート端子が接続された出力段用MOS
トランジスタとを備えた差動増幅器において、前記差動
増幅回路部の第2のMOSトランジスタのドレイン端子
に対しゲート端子が接続された第1のカレントミラー回
路用MOSトランジスタと、2つのMOSトランジスタ
よりなり、前記第1のカレントミラー回路用MOSトラ
ンジスタのドレイン端子に対し定電流ラインが接続さ
れ、かつ、この定電流ラインがMOSトランジスタのゲ
ート端子と接続された第1のカレントミラー回路と、2
つのMOSトランジスタよりなり、MOSトランジスタ
のゲート端子が接続された定電流ラインが前記第1のカ
レントミラー回路の別の定電流ラインに接続され、か
つ、別の定電流ラインが前記出力段用MOSトランジス
タと接続された第2のカレントミラー回路とを備えた差
動増幅器をその要旨とするものである。
【0007】
【作用】差動増幅回路部のMOSトランジスタへの入力
電圧が変化すると、差動増幅回路部の第2のMOSトラ
ンジスタの出力電圧が変化し、この変化により第1のカ
レントミラー回路用MOSトランジスタのドレイン電流
が変化し第1のカレントミラー回路の定電流ラインの電
流が変化する。さらに、この変化に伴い第2のカレント
ミラー回路の定電流ラインの電流が変化し、その結果、
出力電圧が変化する。つまり、差動増幅回路部の第2の
MOSトランジスタによって第2のカレントミラー回路
の定電流ラインが制御されるので出力の立ち上がり時間
が速くなる。
電圧が変化すると、差動増幅回路部の第2のMOSトラ
ンジスタの出力電圧が変化し、この変化により第1のカ
レントミラー回路用MOSトランジスタのドレイン電流
が変化し第1のカレントミラー回路の定電流ラインの電
流が変化する。さらに、この変化に伴い第2のカレント
ミラー回路の定電流ラインの電流が変化し、その結果、
出力電圧が変化する。つまり、差動増幅回路部の第2の
MOSトランジスタによって第2のカレントミラー回路
の定電流ラインが制御されるので出力の立ち上がり時間
が速くなる。
【0008】
【実施例】以下、この発明を具体化した一実施例を図面
に従って説明する。図1には、本実施例の差動増幅器を
示す。
に従って説明する。図1には、本実施例の差動増幅器を
示す。
【0009】pチャネル型の第1のMOSトランジスタ
T1とpチャネル型の第2のMOSトランジスタT2と
が差動接続され、差動増幅回路部1が構成されている。
そして、第1及び第2のMOSトランジスタT1,T2
のゲート端子に入力電圧が印加されるようになってい
る。
T1とpチャネル型の第2のMOSトランジスタT2と
が差動接続され、差動増幅回路部1が構成されている。
そして、第1及び第2のMOSトランジスタT1,T2
のゲート端子に入力電圧が印加されるようになってい
る。
【0010】第1及び第2のMOSトランジスタT1,
T2のドレイン端子は、nチャネル型の第3及び第4の
MOSトランジスタT3,T4を介して電源Vssに接続
されている。このMOSトランジスタT3,T4により
カレントミラー回路部2が構成されている。第3及び第
4のMOSトランジスタT3,T4のゲート端子は第1
のMOSトランジスタT1のドレイン端子に接続されて
いる。
T2のドレイン端子は、nチャネル型の第3及び第4の
MOSトランジスタT3,T4を介して電源Vssに接続
されている。このMOSトランジスタT3,T4により
カレントミラー回路部2が構成されている。第3及び第
4のMOSトランジスタT3,T4のゲート端子は第1
のMOSトランジスタT1のドレイン端子に接続されて
いる。
【0011】つまり、第1のMOSトランジスタT1と
第2のMOSトランジスタT2は、差動増幅回路の差動
対として動作し、第3及び第4のMOSトランジスタT
3,T4とともに差動増幅段を構成する。ここで、第3
及び第4のMOSトランジスタT3,T4は差動対の負
荷として動作する。
第2のMOSトランジスタT2は、差動増幅回路の差動
対として動作し、第3及び第4のMOSトランジスタT
3,T4とともに差動増幅段を構成する。ここで、第3
及び第4のMOSトランジスタT3,T4は差動対の負
荷として動作する。
【0012】第1及び第2のMOSトランジスタT1,
T2のソース端子は、抵抗Rとpチャネル型MOSトラ
ンジスタT5,T6よりなる定電流回路部3を介して電
源VDDに接続されている。
T2のソース端子は、抵抗Rとpチャネル型MOSトラ
ンジスタT5,T6よりなる定電流回路部3を介して電
源VDDに接続されている。
【0013】差動増幅回路部1の第2のMOSトランジ
スタT2のドレイン端子には、nチャネル型の出力段用
MOSトランジスタT7のゲート端子が接続されてい
る。又、第2のMOSトランジスタT2のドレイン端子
には、nチャネル型の第1のカレントミラー回路用MO
SトランジスタT8のゲート端子が接続されている。第
1のカレントミラー回路用MOSトランジスタT8のド
レイン端子には、pチャネル型MOSトランジスタT
9,T10よりなる第1のカレントミラー回路4の定電
流ラインL1が接続されている。pチャネル型MOSト
ランジスタT9,T10のゲート端子は第1のカレント
ミラー回路用MOSトランジスタT8のドレイン端子
(定電流ラインL1)と接続されている。
スタT2のドレイン端子には、nチャネル型の出力段用
MOSトランジスタT7のゲート端子が接続されてい
る。又、第2のMOSトランジスタT2のドレイン端子
には、nチャネル型の第1のカレントミラー回路用MO
SトランジスタT8のゲート端子が接続されている。第
1のカレントミラー回路用MOSトランジスタT8のド
レイン端子には、pチャネル型MOSトランジスタT
9,T10よりなる第1のカレントミラー回路4の定電
流ラインL1が接続されている。pチャネル型MOSト
ランジスタT9,T10のゲート端子は第1のカレント
ミラー回路用MOSトランジスタT8のドレイン端子
(定電流ラインL1)と接続されている。
【0014】第1のカレントミラー回路4の別の定電流
ラインL2には、pチャネル型MOSトランジスタT1
1,T12よりなる第2のカレントミラー回路5の定電
流ラインL3が接続されている。pチャネル型MOSト
ランジスタT11,T12のゲート端子は第1のカレン
トミラー回路4の定電流ラインL2と接続されている。
つまり、第1のカレントミラー回路4のpチャネル型M
OSトランジスタT10のドレイン端子は、第2のカレ
ントミラー回路5のpチャネル型MOSトランジスタT
11,T12のゲート端子に接続されている。
ラインL2には、pチャネル型MOSトランジスタT1
1,T12よりなる第2のカレントミラー回路5の定電
流ラインL3が接続されている。pチャネル型MOSト
ランジスタT11,T12のゲート端子は第1のカレン
トミラー回路4の定電流ラインL2と接続されている。
つまり、第1のカレントミラー回路4のpチャネル型M
OSトランジスタT10のドレイン端子は、第2のカレ
ントミラー回路5のpチャネル型MOSトランジスタT
11,T12のゲート端子に接続されている。
【0015】第2のカレントミラー回路5の定電流ライ
ンL4(pチャネル型MOSトランジスタT12)が出
力段用MOSトランジスタT7と接続されている。この
pチャネル型MOSトランジスタT12と出力段用MO
SトランジスタT7との間から出力端子OUTが接続さ
れている。
ンL4(pチャネル型MOSトランジスタT12)が出
力段用MOSトランジスタT7と接続されている。この
pチャネル型MOSトランジスタT12と出力段用MO
SトランジスタT7との間から出力端子OUTが接続さ
れている。
【0016】又、差動増幅回路部1の第1のMOSトラ
ンジスタT1のドレイン端子には、nチャネル型MOS
トランジスタT13のゲート端子が接続されている。こ
のnチャネル型MOSトランジスタT13と第1のカレ
ントミラー回路4の定電流ラインL2とが接続されてい
る。
ンジスタT1のドレイン端子には、nチャネル型MOS
トランジスタT13のゲート端子が接続されている。こ
のnチャネル型MOSトランジスタT13と第1のカレ
ントミラー回路4の定電流ラインL2とが接続されてい
る。
【0017】次に、このように構成した差動増幅器の作
用を説明する。差動増幅回路部1のMOSトランジスタ
T1,T2のゲート端子への入力電圧が変化すると、第
2のMOSトランジスタT2の出力電圧(第4のMOS
トランジスタT4のドレイン電圧)が変化し、出力段用
MOSトランジスタT7が駆動される。
用を説明する。差動増幅回路部1のMOSトランジスタ
T1,T2のゲート端子への入力電圧が変化すると、第
2のMOSトランジスタT2の出力電圧(第4のMOS
トランジスタT4のドレイン電圧)が変化し、出力段用
MOSトランジスタT7が駆動される。
【0018】同時に、差動増幅回路部1の第2のMOS
トランジスタT2の出力電圧(第4のMOSトランジス
タT4のドレイン電圧)の変化により、第1のカレント
ミラー回路用MOSトランジスタT8の出力電圧が変化
する。さらに、この信号変化が第1のカレントミラー回
路4(pチャネル型MOSトランジスタT9,T10)
を経て変化し、第2のカレントミラー回路5のpチャネ
ル型MOSトランジスタ12の出力電圧が変化する。
トランジスタT2の出力電圧(第4のMOSトランジス
タT4のドレイン電圧)の変化により、第1のカレント
ミラー回路用MOSトランジスタT8の出力電圧が変化
する。さらに、この信号変化が第1のカレントミラー回
路4(pチャネル型MOSトランジスタT9,T10)
を経て変化し、第2のカレントミラー回路5のpチャネ
ル型MOSトランジスタ12の出力電圧が変化する。
【0019】つまり、差動増幅回路部1の第2のMOS
トランジスタT2の出力電圧(第4のMOSトランジス
タT4のドレイン電圧)の変化を、第1のカレントミラ
ー回路用MOSトランジスタT8で受けて、これを第1
のカレントミラー回路4を用いて出力を変化させ、第2
のカレントミラー回路5のpチャネル型MOSトランジ
スタ12のゲートに伝える。このことにより、pチャネ
ル型MOSトランジスタ12は第2のMOSトランジス
タT2(第4のMOSトランジスタT4)によって制御
される。
トランジスタT2の出力電圧(第4のMOSトランジス
タT4のドレイン電圧)の変化を、第1のカレントミラ
ー回路用MOSトランジスタT8で受けて、これを第1
のカレントミラー回路4を用いて出力を変化させ、第2
のカレントミラー回路5のpチャネル型MOSトランジ
スタ12のゲートに伝える。このことにより、pチャネ
ル型MOSトランジスタ12は第2のMOSトランジス
タT2(第4のMOSトランジスタT4)によって制御
される。
【0020】出力端子OUTは立ち下がり時は出力段用
MOSトランジスタT7の特性に依存し、立ち上がり時
は第2のカレントミラー回路5のpチャネル型MOSト
ランジスタT12の特性に依存する。その結果、図3に
示す従来の差動増幅器の出力信号に比べて立ち上がり時
間の短い信号となる。即ち、従来の差動増幅器を用いて
構成した発振回路に比べて遅延時間が短く、消費電流の
小さい発振回路を構成することができる。
MOSトランジスタT7の特性に依存し、立ち上がり時
は第2のカレントミラー回路5のpチャネル型MOSト
ランジスタT12の特性に依存する。その結果、図3に
示す従来の差動増幅器の出力信号に比べて立ち上がり時
間の短い信号となる。即ち、従来の差動増幅器を用いて
構成した発振回路に比べて遅延時間が短く、消費電流の
小さい発振回路を構成することができる。
【0021】図2には、図3に示す従来の差動増幅器の
出力信号と、図1に示す本実施例の差動増幅器の出力信
号の変化を示す。この図から、本実施例では、図3に示
す従来の差動増幅器の出力信号に比べて立ち上がり時間
の短い信号となることが分かる。
出力信号と、図1に示す本実施例の差動増幅器の出力信
号の変化を示す。この図から、本実施例では、図3に示
す従来の差動増幅器の出力信号に比べて立ち上がり時間
の短い信号となることが分かる。
【0022】このように本実施例では、差動増幅回路部
1の第2のMOSトランジスタT2のドレイン端子に対
しゲート端子が接続された第1のカレントミラー回路用
MOSトランジスタT8を設けるとともに、第1のカレ
ントミラー回路用MOSトランジスタT8のドレイン端
子に対し定電流ラインL1が接続され、かつ、この定電
流ラインL1がゲート端子と接続された第1のカレント
ミラー回路4を配置した。さらに、ゲート端子が接続さ
れた定電流ラインL3が第1のカレントミラー回路4の
別の定電流ラインL2に接続され、かつ、別の定電流ラ
インL4が出力段用MOSトランジスタT7と接続され
た第2のカレントミラー回路5を設けた。
1の第2のMOSトランジスタT2のドレイン端子に対
しゲート端子が接続された第1のカレントミラー回路用
MOSトランジスタT8を設けるとともに、第1のカレ
ントミラー回路用MOSトランジスタT8のドレイン端
子に対し定電流ラインL1が接続され、かつ、この定電
流ラインL1がゲート端子と接続された第1のカレント
ミラー回路4を配置した。さらに、ゲート端子が接続さ
れた定電流ラインL3が第1のカレントミラー回路4の
別の定電流ラインL2に接続され、かつ、別の定電流ラ
インL4が出力段用MOSトランジスタT7と接続され
た第2のカレントミラー回路5を設けた。
【0023】よって、差動増幅回路部1への入力電圧が
変化すると、差動増幅回路部1の第2のMOSトランジ
スタT2の出力電圧(第4のMOSトランジスタT4の
ドレイン電圧)が変化し、第1のカレントミラー回路用
MOSトランジスタT8のドレイン電流が変化し第1の
カレントミラー回路4の定電流ラインL1の電流が変化
する。さらに、この変化に伴い第2のカレントミラー回
路5の定電流ラインL4の電流が変化し、その結果、出
力電圧が変化する。つまり、差動増幅回路部1の第2の
MOSトランジスタT2(第4のMOSトランジスタT
4)によって第2のカレントミラー回路5の定電流ライ
ンL4が制御されるので出力の立ち上がり時間が速くな
る。
変化すると、差動増幅回路部1の第2のMOSトランジ
スタT2の出力電圧(第4のMOSトランジスタT4の
ドレイン電圧)が変化し、第1のカレントミラー回路用
MOSトランジスタT8のドレイン電流が変化し第1の
カレントミラー回路4の定電流ラインL1の電流が変化
する。さらに、この変化に伴い第2のカレントミラー回
路5の定電流ラインL4の電流が変化し、その結果、出
力電圧が変化する。つまり、差動増幅回路部1の第2の
MOSトランジスタT2(第4のMOSトランジスタT
4)によって第2のカレントミラー回路5の定電流ライ
ンL4が制御されるので出力の立ち上がり時間が速くな
る。
【0024】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
出力の立ち上がり時間を速くすることができる優れた効
果を発揮する。
出力の立ち上がり時間を速くすることができる優れた効
果を発揮する。
【図1】実施例の差動増幅器の電気回路図である。
【図2】出力の変化を示すタイムチャートである。
【図3】従来の差動増幅器の電気回路図である。
1 差動増幅回路部 2 カレントミラー回路部 4 第1のカレントミラー回路 5 第2のカレントミラー回路 T1 第1のMOSトランジスタ T2 第2のMOSトランジスタ T3 第3のMOSトランジスタ T4 第4のMOSトランジスタ T7 出力段用MOSトランジスタ T8 第1のカレントミラー回路用MOSトランジスタ T9,T10 pチャネル型MOSトランジスタ T11,T12 pチャネル型MOSトランジスタ L1,L2,L3,L4 定電流ライン
Claims (1)
- 【請求項1】 第1及び第2のMOSトランジスタが差
動接続され、入力電圧を増幅する差動増幅回路部と、 前記差動増幅回路部に接続され、2つのMOSトランジ
スタからなり、かつ、ゲート端子が前記差動増幅回路部
の第1のMOSトランジスタのドレイン端子に接続され
たカレントミラー回路部と、 前記差動増幅回路部の第2のMOSトランジスタのドレ
イン端子に対しゲート端子が接続された出力段用MOS
トランジスタとを備えた差動増幅器において、 前記差動増幅回路部の第2のMOSトランジスタのドレ
イン端子に対しゲート端子が接続された第1のカレント
ミラー回路用MOSトランジスタと、 2つのMOSトランジスタよりなり、前記第1のカレン
トミラー回路用MOSトランジスタのドレイン端子に対
し定電流ラインが接続され、かつ、この定電流ラインが
MOSトランジスタのゲート端子と接続された第1のカ
レントミラー回路と、 2つのMOSトランジスタよりなり、MOSトランジス
タのゲート端子が接続された定電流ラインが前記第1の
カレントミラー回路の別の定電流ラインに接続され、か
つ、別の定電流ラインが前記出力段用MOSトランジス
タと接続された第2のカレントミラー回路とを備えたこ
とを特徴とする差動増幅器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5050968A JPH06268456A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 差動増幅器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5050968A JPH06268456A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 差動増幅器 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06268456A true JPH06268456A (ja) | 1994-09-22 |
Family
ID=12873620
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5050968A Pending JPH06268456A (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 差動増幅器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06268456A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0918253A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-17 | Texas Instr Japan Ltd | 演算増幅回路 |
US6608525B2 (en) * | 2001-07-04 | 2003-08-19 | Fujitsu Limited | Operational transconductance amplifier and filter circuit |
US6731169B2 (en) * | 1997-11-19 | 2004-05-04 | Nippon Precision Circuits | Differential amplifier circuit |
JP2011061566A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | New Japan Radio Co Ltd | 出力回路 |
-
1993
- 1993-03-11 JP JP5050968A patent/JPH06268456A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0918253A (ja) * | 1995-06-30 | 1997-01-17 | Texas Instr Japan Ltd | 演算増幅回路 |
US6731169B2 (en) * | 1997-11-19 | 2004-05-04 | Nippon Precision Circuits | Differential amplifier circuit |
US6608525B2 (en) * | 2001-07-04 | 2003-08-19 | Fujitsu Limited | Operational transconductance amplifier and filter circuit |
JP2011061566A (ja) * | 2009-09-11 | 2011-03-24 | New Japan Radio Co Ltd | 出力回路 |
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