JPH06264874A - 複合ポンプ - Google Patents
複合ポンプInfo
- Publication number
- JPH06264874A JPH06264874A JP4965393A JP4965393A JPH06264874A JP H06264874 A JPH06264874 A JP H06264874A JP 4965393 A JP4965393 A JP 4965393A JP 4965393 A JP4965393 A JP 4965393A JP H06264874 A JPH06264874 A JP H06264874A
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- JP
- Japan
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- way valve
- stage pump
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- Pending
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- Control Of Positive-Displacement Pumps (AREA)
- Fluid-Pressure Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】エネルギロスが少なく製造コストの安い、自動
車の補機駆動用として好適な複合ポンプを提供する。 【構成】吐出油量が所定値を超えると、2方弁42が開
弁し、固定絞り41の下流側の圧力をパイロット圧とし
て4方弁Fに導く。これにより、4方弁Fが油路を切り
換え、前段側ポンプ1の吐出油の一部を後段側ポンプ2
を介してタンクTに戻す。このとき、後段側ポンプ2が
油圧モータとして働き、省エネルギを達成できる。斜板
式の可変吐出機構に比較して構造が簡単である。
車の補機駆動用として好適な複合ポンプを提供する。 【構成】吐出油量が所定値を超えると、2方弁42が開
弁し、固定絞り41の下流側の圧力をパイロット圧とし
て4方弁Fに導く。これにより、4方弁Fが油路を切り
換え、前段側ポンプ1の吐出油の一部を後段側ポンプ2
を介してタンクTに戻す。このとき、後段側ポンプ2が
油圧モータとして働き、省エネルギを達成できる。斜板
式の可変吐出機構に比較して構造が簡単である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、自動車の補機等を駆
動するための複合ポンプに関するものである。
動するための複合ポンプに関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】自動車
のエンジンの回転数は、車速や負荷によって変化するの
に対して、補機の駆動に関しては、最も効率の良い回転
数で駆動されることが好ましい。したがって、エンジン
の出力軸によって補機を駆動する場合、エンジンの回転
数変化にかかわらずに一定の回転数を得るために、何ら
かの変速機構が必要となる。
のエンジンの回転数は、車速や負荷によって変化するの
に対して、補機の駆動に関しては、最も効率の良い回転
数で駆動されることが好ましい。したがって、エンジン
の出力軸によって補機を駆動する場合、エンジンの回転
数変化にかかわらずに一定の回転数を得るために、何ら
かの変速機構が必要となる。
【0003】例えば、変速機構として、機械式のもの
や、斜板式の可変吐出ポンプを用いた油圧式のものがあ
るが、何れも構造が複雑で製造コストが高くなるという
問題があった。また、エンジンの出力軸によって駆動さ
れる油圧ポンプの吐出油の一部を、タンクに戻すことに
より、流量を調整する場合、戻される圧油の分だけエネ
ルギロスとなる。
や、斜板式の可変吐出ポンプを用いた油圧式のものがあ
るが、何れも構造が複雑で製造コストが高くなるという
問題があった。また、エンジンの出力軸によって駆動さ
れる油圧ポンプの吐出油の一部を、タンクに戻すことに
より、流量を調整する場合、戻される圧油の分だけエネ
ルギロスとなる。
【0004】この発明の目的は、エネルギロスが少なく
製造コストの安い、自動車の補機駆動用として好適な複
合ポンプを提供することである。
製造コストの安い、自動車の補機駆動用として好適な複
合ポンプを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項1に係る複合ポンプは、共通の駆動軸によっ
て駆動される複数のポンプの合成流量を吐出する複合ポ
ンプにおいて、後段側ポンプの吸入側をタンクに連通さ
せ後段側ポンプの吐出側を前段側ポンプの吐出側に連通
させる第1の状態、及びこれと逆の第2の状態を切り換
える、4方弁と、前段側ポンプと後段側ポンプとの連通
部分よりも下流側に形成された流量検出手段を含み、流
量検出手段による検出流量が所定値を超えると、上記4
方弁を上記第2の状態に切り換える4方弁制御機構とを
備えたことを特徴とするものである。
め、請求項1に係る複合ポンプは、共通の駆動軸によっ
て駆動される複数のポンプの合成流量を吐出する複合ポ
ンプにおいて、後段側ポンプの吸入側をタンクに連通さ
せ後段側ポンプの吐出側を前段側ポンプの吐出側に連通
させる第1の状態、及びこれと逆の第2の状態を切り換
える、4方弁と、前段側ポンプと後段側ポンプとの連通
部分よりも下流側に形成された流量検出手段を含み、流
量検出手段による検出流量が所定値を超えると、上記4
方弁を上記第2の状態に切り換える4方弁制御機構とを
備えたことを特徴とするものである。
【0006】請求項2に係る複合ポンプは、請求項1に
おいて、上記4方弁は、パイロット式のものからなり、
上記4方弁制御機構は、前段側ポンプと後段側ポンプと
の連通部分よりも下流側に形成された固定絞りの前後の
圧力差に応じて開弁し、固定絞りよりも下流側の圧力を
パイロット圧として4方弁に導いて、当該4方弁を上記
第2の状態に切り換えさせる2方弁からなることを特徴
とするものである。
おいて、上記4方弁は、パイロット式のものからなり、
上記4方弁制御機構は、前段側ポンプと後段側ポンプと
の連通部分よりも下流側に形成された固定絞りの前後の
圧力差に応じて開弁し、固定絞りよりも下流側の圧力を
パイロット圧として4方弁に導いて、当該4方弁を上記
第2の状態に切り換えさせる2方弁からなることを特徴
とするものである。
【0007】
【作用】上記請求項1に係る発明の構成によれば、駆動
軸の回転数が低い場合、4方弁は、後段側ポンプの吐出
側を前段側ポンプの吐出側に連通させ後段側ポンプの吸
入側をタンクに連通させた状態にあり、従って、両ポン
プの吐出油量の和が吐出される。駆動軸の回転数が高く
なって吐出油量が増大すると、4方弁制御機構の働き
で、4方弁は、後段側ポンプの吸入側を前段側ポンプの
吐出側に連通させ且つ後段側ポンプの吐出側をタンクに
連通させる状態に切り換わる。これにより、前段側ポン
プ吐出油量と後段側ポンプの吐出油量の差のみが吐出さ
れる。また、このとき、後段側ポンプを油圧モータとし
て働かせて、前段側ポンプを駆動することができる。
軸の回転数が低い場合、4方弁は、後段側ポンプの吐出
側を前段側ポンプの吐出側に連通させ後段側ポンプの吸
入側をタンクに連通させた状態にあり、従って、両ポン
プの吐出油量の和が吐出される。駆動軸の回転数が高く
なって吐出油量が増大すると、4方弁制御機構の働き
で、4方弁は、後段側ポンプの吸入側を前段側ポンプの
吐出側に連通させ且つ後段側ポンプの吐出側をタンクに
連通させる状態に切り換わる。これにより、前段側ポン
プ吐出油量と後段側ポンプの吐出油量の差のみが吐出さ
れる。また、このとき、後段側ポンプを油圧モータとし
て働かせて、前段側ポンプを駆動することができる。
【0008】上記請求項2に係る発明の構成によれば、
吐出油量が増加すると、これに伴って固定絞り前後の差
圧が増大する。この差圧の増大に応じて、2方弁が開弁
し、固定絞りよりも下流側の圧力をパイロット圧として
4方弁に導く。これにより、4方弁が上記第2の状態に
切り換わる。
吐出油量が増加すると、これに伴って固定絞り前後の差
圧が増大する。この差圧の増大に応じて、2方弁が開弁
し、固定絞りよりも下流側の圧力をパイロット圧として
4方弁に導く。これにより、4方弁が上記第2の状態に
切り換わる。
【0009】
【実施例】以下実施例を示す添付図面によって詳細に説
明する。図1及び図2は、この発明の一実施例としての
複合ポンプの概略構成図であり、これらの図を参照し
て、この複合ポンプは、自動車のエンジンの補機を駆動
するための動力発生源となるものであり、エンジンEの
出力軸によって共通に駆動される、前段側ポンプ1及び
後段側ポンプ2と、後段側ポンプ2の吐出油量Q2を前
段側ポンプ1の吐出油量Q1に加算する状態と減算する
状態とに後段側ポンプ2の吸入・吐出の方向を切り換え
る4方弁Fと、複合ポンプの吐出油量に関連して4方弁
Fを切り換えるための4方弁制御機構4とを備えてい
る。
明する。図1及び図2は、この発明の一実施例としての
複合ポンプの概略構成図であり、これらの図を参照し
て、この複合ポンプは、自動車のエンジンの補機を駆動
するための動力発生源となるものであり、エンジンEの
出力軸によって共通に駆動される、前段側ポンプ1及び
後段側ポンプ2と、後段側ポンプ2の吐出油量Q2を前
段側ポンプ1の吐出油量Q1に加算する状態と減算する
状態とに後段側ポンプ2の吸入・吐出の方向を切り換え
る4方弁Fと、複合ポンプの吐出油量に関連して4方弁
Fを切り換えるための4方弁制御機構4とを備えてい
る。
【0010】上記各ポンプ1,2は、内接ギアポンプや
ベーンポンプからなる。前段側ポンプ1は、タンクTか
ら吸入ポートIP1を介して吸入した油を、圧油として
吐出ポートOP1から補機側へ連通する吐出油路5へ吐
出するものである。後段側ポンプ2は、吸入油路6に連
通する吸入ポートIP2と、吐出油路7に連通する吐出
ポートOP2とを備えている。
ベーンポンプからなる。前段側ポンプ1は、タンクTか
ら吸入ポートIP1を介して吸入した油を、圧油として
吐出ポートOP1から補機側へ連通する吐出油路5へ吐
出するものである。後段側ポンプ2は、吸入油路6に連
通する吸入ポートIP2と、吐出油路7に連通する吐出
ポートOP2とを備えている。
【0011】上記4方弁Fは、後段側ポンプ2の吸入ポ
ートIP2を油路8を介してタンクTに連通し且つ後段
側ポンプ2の吐出ポートOP2を油路9を介して前段側
ポンプ1の吐出油路5に連通する第1の状態(図1参
照)と、後段側ポンプ2の吸入ポートOP2を油路9を
介して前段側ポンプ1の吐出油路5に連通し且つ後段側
ポンプ2の吐出ポートOP2を油路8を介してタンクT
に連通する第2の状態(図2参照)とを切り換える。こ
の四方弁Fは、当該四方弁Fを切り換えるためのパイロ
ット圧を導くパイロットポートF1を有している。
ートIP2を油路8を介してタンクTに連通し且つ後段
側ポンプ2の吐出ポートOP2を油路9を介して前段側
ポンプ1の吐出油路5に連通する第1の状態(図1参
照)と、後段側ポンプ2の吸入ポートOP2を油路9を
介して前段側ポンプ1の吐出油路5に連通し且つ後段側
ポンプ2の吐出ポートOP2を油路8を介してタンクT
に連通する第2の状態(図2参照)とを切り換える。こ
の四方弁Fは、当該四方弁Fを切り換えるためのパイロ
ット圧を導くパイロットポートF1を有している。
【0012】上記4方弁制御機構4は、前段側ポンプ1
の吐出油路5の、前段側ポンプ1と後段側ポンプ2の連
通部分5aよりも下流側に配設された固定絞り41と、
この固定絞り41の前後の差圧を油路12,13を介し
てパイロットし、この差圧に応じて、固定絞41りより
も下流側の圧力をパイロット圧として4方弁Fのパイロ
ットポートF1に導く状態(図2参照)と、導かない状
態(図1参照)とに切り換える2方弁42とを有してい
る。この2方弁42は、固定絞り41の前後の差圧に基
づいて流量を検出し、流量が所定以上(すなわち差圧が
所定以上)になると、固定絞り41よりも下流側の圧力
を油路10、当該2方弁及び油路11を介して、四方弁
FのパイロットポートF1に導き、当該4方弁Fを上記
第2の状態に切り換えさせる。
の吐出油路5の、前段側ポンプ1と後段側ポンプ2の連
通部分5aよりも下流側に配設された固定絞り41と、
この固定絞り41の前後の差圧を油路12,13を介し
てパイロットし、この差圧に応じて、固定絞41りより
も下流側の圧力をパイロット圧として4方弁Fのパイロ
ットポートF1に導く状態(図2参照)と、導かない状
態(図1参照)とに切り換える2方弁42とを有してい
る。この2方弁42は、固定絞り41の前後の差圧に基
づいて流量を検出し、流量が所定以上(すなわち差圧が
所定以上)になると、固定絞り41よりも下流側の圧力
を油路10、当該2方弁及び油路11を介して、四方弁
FのパイロットポートF1に導き、当該4方弁Fを上記
第2の状態に切り換えさせる。
【0013】次に、この複合ポンプの動作について説明
する。まず、エンジンEの回転数が低く各ポンプ1,2
の吐出油量が少ない場合には、図1を参照して、2方弁
42は閉じ状態となっており、従って、四方弁Fは、後
段側ポンプ2の吐出油路7を前段側ポンプ1の吐出油路
9に連通した状態となっている。その結果、両ポンプ
1,2の吐出油量Q1,Q2の加算されたQ1+Q2が
複合ポンプの吐出油量となっている。
する。まず、エンジンEの回転数が低く各ポンプ1,2
の吐出油量が少ない場合には、図1を参照して、2方弁
42は閉じ状態となっており、従って、四方弁Fは、後
段側ポンプ2の吐出油路7を前段側ポンプ1の吐出油路
9に連通した状態となっている。その結果、両ポンプ
1,2の吐出油量Q1,Q2の加算されたQ1+Q2が
複合ポンプの吐出油量となっている。
【0014】そして、エンジン回転数が高くなって各ポ
ンプ1,2の吐出油量が増大すると、図2を参照して、
2方弁42が開状態となることにより、四方弁Fは、後
段側ポンプ2の吸入油路6を前段側ポンプ1の吐出油路
9に連通した状態となる。その結果、前段側ポンプ1の
吐出油量Q1から後段側ポンプ2の吐出油量Q2を減じ
たものが、複合ポンプの吐出油量となる。このとき、後
段側ポンプ2が、油圧モータとして前段側ポンプ1の駆
動を助けるので、前段側ポンプ1を動作させるためのエ
ネルギのロスが少なくなる。すなわち、前段側ポンプ1
のみで流量制御弁を用いて流量を制限する従来の場合に
は、余剰の圧油を直接タンクに捨てることになるのに対
して、本実施例では、余剰の圧油が後段側ポンプ2を介
してタンクTに戻され、このとき、後段側ポンプ2は、
後段側ポンプ2の吐出圧をPとし、タンクTの内圧をP
0 とし、ポンプ効率をηとして、(P−P0 )×Q2×
ηだけの仕事をすることになり、この分のエネルギを有
効に使えることになる。
ンプ1,2の吐出油量が増大すると、図2を参照して、
2方弁42が開状態となることにより、四方弁Fは、後
段側ポンプ2の吸入油路6を前段側ポンプ1の吐出油路
9に連通した状態となる。その結果、前段側ポンプ1の
吐出油量Q1から後段側ポンプ2の吐出油量Q2を減じ
たものが、複合ポンプの吐出油量となる。このとき、後
段側ポンプ2が、油圧モータとして前段側ポンプ1の駆
動を助けるので、前段側ポンプ1を動作させるためのエ
ネルギのロスが少なくなる。すなわち、前段側ポンプ1
のみで流量制御弁を用いて流量を制限する従来の場合に
は、余剰の圧油を直接タンクに捨てることになるのに対
して、本実施例では、余剰の圧油が後段側ポンプ2を介
してタンクTに戻され、このとき、後段側ポンプ2は、
後段側ポンプ2の吐出圧をPとし、タンクTの内圧をP
0 とし、ポンプ効率をηとして、(P−P0 )×Q2×
ηだけの仕事をすることになり、この分のエネルギを有
効に使えることになる。
【0015】この実施例によれば、エンジンEの出力軸
の回転数が高くなって吐出油量が増大すると、前段側ポ
ンプ1の吐出油量Q1と後段側ポンプ2の吐出油量Q2
との差のみが吐出されるので、流量を調整することがで
きる。また、このとき、後段側ポンプ2を油圧モータと
して働かせて、前段側ポンプ1を駆動することができる
ので、省エネルギを達成することができる。さらに、斜
板式の可変吐出ポンプのように構造が複雑でないので、
製造コストを安くすることができる。
の回転数が高くなって吐出油量が増大すると、前段側ポ
ンプ1の吐出油量Q1と後段側ポンプ2の吐出油量Q2
との差のみが吐出されるので、流量を調整することがで
きる。また、このとき、後段側ポンプ2を油圧モータと
して働かせて、前段側ポンプ1を駆動することができる
ので、省エネルギを達成することができる。さらに、斜
板式の可変吐出ポンプのように構造が複雑でないので、
製造コストを安くすることができる。
【0016】なお、上記実施例において、4方弁を電磁
式とし、4方弁制御機構を、検出した流量に基づいて4
方弁を開閉させる信号を出力するものとしても良い。図
3は他の実施例を示している。同図を参照して、この実
施例の特徴とするところは、 1)3連ポンプ1,2,3を用い、 2)後段側ポンプ2の吸入側及び吐出側を、それぞれタ
ンクT側又は前段側ポンプ1の吐出側に切り換えるため
の電磁式四方弁FAと、後段側ポンプ3の吸入側及び吐
出側を、それぞれタンクT側及び前段側ポンプ1の吐出
側に切り換えるための電磁式四方弁FBを配設した。 3)複合ポンプの流量Qに基づいて、制御部(図示せ
ず)が、各電磁式四方弁FA,FBを開閉させることに
より、流量を、次の表1に示すように、4段階に調整で
きるようにしたことである。
式とし、4方弁制御機構を、検出した流量に基づいて4
方弁を開閉させる信号を出力するものとしても良い。図
3は他の実施例を示している。同図を参照して、この実
施例の特徴とするところは、 1)3連ポンプ1,2,3を用い、 2)後段側ポンプ2の吸入側及び吐出側を、それぞれタ
ンクT側又は前段側ポンプ1の吐出側に切り換えるため
の電磁式四方弁FAと、後段側ポンプ3の吸入側及び吐
出側を、それぞれタンクT側及び前段側ポンプ1の吐出
側に切り換えるための電磁式四方弁FBを配設した。 3)複合ポンプの流量Qに基づいて、制御部(図示せ
ず)が、各電磁式四方弁FA,FBを開閉させることに
より、流量を、次の表1に示すように、4段階に調整で
きるようにしたことである。
【0017】電磁式四方弁FAは、ソレノイドSOLa
の励磁により、後段側ポンプ2を油圧モータとして動作
させるべく流路を切り換える。電磁式四方弁FBは、ソ
レノイドSOLbの励磁により、後段側ポンプ2を油圧
モータとして動作させるべく流路を切り換える。
の励磁により、後段側ポンプ2を油圧モータとして動作
させるべく流路を切り換える。電磁式四方弁FBは、ソ
レノイドSOLbの励磁により、後段側ポンプ2を油圧
モータとして動作させるべく流路を切り換える。
【0018】
【表1】
【0019】表1を参照して、両ソレノイドSOLa,
bがOFFの状態では、各ポンプ1,2,3の吐出油量
を合算したものが吐出される。一方のソレノイドSOL
a(又はSOLb)のみをONした状態では、前段側ポ
ンプ1に対して、後段側ポンプ2,3の一方の流量Q2
(又はQ3)を減算し、他方の流量Q3(又はQ2)を
合算したものが吐出される。両方のソレノイドSOL
a,bをONした状態では、後段側ポンプ2,3の流量
を減算したものが吐出される。尚、表1の最右欄は、各
ポンプ1,2,3の流量を、Q1=4,Q2=2,Q3
=1としたときの、複合ポンプの吐出油量Qを示してい
る。
bがOFFの状態では、各ポンプ1,2,3の吐出油量
を合算したものが吐出される。一方のソレノイドSOL
a(又はSOLb)のみをONした状態では、前段側ポ
ンプ1に対して、後段側ポンプ2,3の一方の流量Q2
(又はQ3)を減算し、他方の流量Q3(又はQ2)を
合算したものが吐出される。両方のソレノイドSOL
a,bをONした状態では、後段側ポンプ2,3の流量
を減算したものが吐出される。尚、表1の最右欄は、各
ポンプ1,2,3の流量を、Q1=4,Q2=2,Q3
=1としたときの、複合ポンプの吐出油量Qを示してい
る。
【0020】なお、この発明は上記各実施例に限定され
るものではなく、4連以上のポンプを用いることがで
き、その他、この発明の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことができる。
るものではなく、4連以上のポンプを用いることがで
き、その他、この発明の要旨を変更しない範囲で種々の
設計変更を施すことができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように請求項1に係る発明によれ
ば、駆動軸の回転数が低い場合は、前段側ポンプと後段
側ポンプの吐出油量の和が吐出される。駆動軸の回転数
が高くなって吐出油量が増大すると、前段側ポンプの吐
出油量と後段側ポンプの吐出油量との差のみが吐出され
るので、流量を調整することができる。また、このと
き、後段側ポンプを油圧モータとして働かせて、前段側
ポンプを駆動することができるので、省エネルギを達成
することができる。さらに、斜板式の可変吐出ポンプの
ように構造が複雑でないので、製造コストを安くするこ
とができる。
ば、駆動軸の回転数が低い場合は、前段側ポンプと後段
側ポンプの吐出油量の和が吐出される。駆動軸の回転数
が高くなって吐出油量が増大すると、前段側ポンプの吐
出油量と後段側ポンプの吐出油量との差のみが吐出され
るので、流量を調整することができる。また、このと
き、後段側ポンプを油圧モータとして働かせて、前段側
ポンプを駆動することができるので、省エネルギを達成
することができる。さらに、斜板式の可変吐出ポンプの
ように構造が複雑でないので、製造コストを安くするこ
とができる。
【0022】請求項2に係る発明によれば、上記請求項
1に係る発明と同様の作用効果を奏することに加えて、
2方弁を用いた簡単な構造で4方弁の切り換えを行うこ
とができ、製造コストを一層安くすることができる。
1に係る発明と同様の作用効果を奏することに加えて、
2方弁を用いた簡単な構造で4方弁の切り換えを行うこ
とができ、製造コストを一層安くすることができる。
【図1】本発明の一実施例に係る複合ポンプの概略構成
図である。
図である。
【図2】流量が制限された状態の複合ポンプの概略構成
図である。
図である。
【図3】本発明の他の実施例に係る複合ポンプの概略構
成図である。
成図である。
1 前段側ポンプ 2,3 後段側ポンプ F 4方弁 4 4方弁制御機構 41 固定絞り 42 2方弁
Claims (2)
- 【請求項1】共通の駆動軸によって駆動される複数のポ
ンプの合成流量を吐出する複合ポンプにおいて、 後段側ポンプの吸入側をタンクに連通させ後段側ポンプ
の吐出側を前段側ポンプの吐出側に連通させる第1の状
態、及びこれと逆の第2の状態を切り換える、4方弁
と、 前段側ポンプと後段側ポンプとの連通部分よりも下流側
に形成された流量検出手段を含み、流量検出手段による
検出流量が所定値を超えると、上記4方弁を上記第2の
状態に切り換える4方弁制御機構とを備えたことを特徴
とする複合ポンプ。 - 【請求項2】上記4方弁は、パイロット式のものからな
り、 上記4方弁制御機構は、前段側ポンプと後段側ポンプと
の連通部分よりも下流側に形成された固定絞りの前後の
圧力差に応じて開弁し、固定絞りよりも下流側の圧力を
パイロット圧として4方弁に導いて、当該4方弁を上記
第2の状態に切り換えさせる2方弁を含んでいることを
特徴とする請求項1記載の複合ポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4965393A JPH06264874A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 複合ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4965393A JPH06264874A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 複合ポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06264874A true JPH06264874A (ja) | 1994-09-20 |
Family
ID=12837154
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4965393A Pending JPH06264874A (ja) | 1993-03-10 | 1993-03-10 | 複合ポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06264874A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6790875B2 (en) | 2000-09-14 | 2004-09-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Photocurable aqueous resin composition, ink, recording unit, ink cartridge, ink-jet recording apparatus and photopolymerization initiator |
-
1993
- 1993-03-10 JP JP4965393A patent/JPH06264874A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US6790875B2 (en) | 2000-09-14 | 2004-09-14 | Canon Kabushiki Kaisha | Photocurable aqueous resin composition, ink, recording unit, ink cartridge, ink-jet recording apparatus and photopolymerization initiator |
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