JPH06255718A - キャブ付き出し入れ装置 - Google Patents
キャブ付き出し入れ装置Info
- Publication number
- JPH06255718A JPH06255718A JP5044240A JP4424093A JPH06255718A JP H06255718 A JPH06255718 A JP H06255718A JP 5044240 A JP5044240 A JP 5044240A JP 4424093 A JP4424093 A JP 4424093A JP H06255718 A JPH06255718 A JP H06255718A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cab
- carriage
- lifting
- engaged
- column
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Warehouses Or Storage Devices (AREA)
- Control And Safety Of Cranes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 非常時の補修作業や、定期的な保守点検作業
などを行う場合に、キャブ30に搭乗してキャブ昇降動装
置45を作動させると、支柱12に沿って直線状に配設した
被係合体41にキャブ昇降動装置45が係合作用し、キャブ
30を支柱12に沿って上昇させて、キャレッジ16に対向し
た位置など任意な位置に停止させ得る。キャブ30は、キ
ャブ昇降動装置45の逆作動によって下降限にまで下降さ
れる。 【効果】 被係合体の全長は支柱長さと同等の短いもの
にでき、キャブの昇降起動時や停止時のショックを小さ
くできて、昇降起動時や停止時にキャブがバウンドする
ことを小さくできる。索体の場合、荷重による伸び量を
小さくできて、昇降起動時や停止時にキャブがバウンド
することを小さくできる。索体の長さが短いことからコ
スト面でも有利となる。
などを行う場合に、キャブ30に搭乗してキャブ昇降動装
置45を作動させると、支柱12に沿って直線状に配設した
被係合体41にキャブ昇降動装置45が係合作用し、キャブ
30を支柱12に沿って上昇させて、キャレッジ16に対向し
た位置など任意な位置に停止させ得る。キャブ30は、キ
ャブ昇降動装置45の逆作動によって下降限にまで下降さ
れる。 【効果】 被係合体の全長は支柱長さと同等の短いもの
にでき、キャブの昇降起動時や停止時のショックを小さ
くできて、昇降起動時や停止時にキャブがバウンドする
ことを小さくできる。索体の場合、荷重による伸び量を
小さくできて、昇降起動時や停止時にキャブがバウンド
することを小さくできる。索体の長さが短いことからコ
スト面でも有利となる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえば自動倉庫にお
いて使用される入出庫用の出し入れ装置で、入出庫用の
キャレッジと保守点検作業などに使用されるキャブとを
備えたキャブ付き出し入れ装置に関するものである。
いて使用される入出庫用の出し入れ装置で、入出庫用の
キャレッジと保守点検作業などに使用されるキャブとを
備えたキャブ付き出し入れ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のものとしては、たとえば
特開平1−313202号公報に見られる昇降キャブ付き走行
クレーンが提供されている。この従来構成は、走行クレ
ーンの走行本体を、下部ガイドレールに案内される下部
フレームと上部ガイドレールに案内される上部フレーム
とを前後一対の支柱で連結し一体化することで構成し、
さらに両支柱間で昇降する昇降キャレッジ上に荷移載手
段を設けている。
特開平1−313202号公報に見られる昇降キャブ付き走行
クレーンが提供されている。この従来構成は、走行クレ
ーンの走行本体を、下部ガイドレールに案内される下部
フレームと上部ガイドレールに案内される上部フレーム
とを前後一対の支柱で連結し一体化することで構成し、
さらに両支柱間で昇降する昇降キャレッジ上に荷移載手
段を設けている。
【0003】そして、他方の支柱で走行方向の外側にガ
イドレールを取り付けるとともに、このガイドレールに
昇降可能に保持される昇降キャブを設けている。この昇
降キャブを昇降させるために、支柱よりも下方で下部フ
レーム内にモーターや減速機を設け、そして、その出力
軸に取り付けた駆動歯輪と上部フレームに設けた従動歯
輪とに亘って昇降駆動用チェンを掛張するとともに、こ
の昇降駆動用チェンを昇降キャブに結合している。
イドレールを取り付けるとともに、このガイドレールに
昇降可能に保持される昇降キャブを設けている。この昇
降キャブを昇降させるために、支柱よりも下方で下部フ
レーム内にモーターや減速機を設け、そして、その出力
軸に取り付けた駆動歯輪と上部フレームに設けた従動歯
輪とに亘って昇降駆動用チェンを掛張するとともに、こ
の昇降駆動用チェンを昇降キャブに結合している。
【0004】この従来構成において走行クレーンは、昇
降キャレッジ側のキャブに搭乗しての手動操作や地上側
からの遠隔操作などにより、走行本体を走行動させるこ
とと、昇降キャレッジを昇降動させることと、荷移載手
段をフォーク動させることとの組合せ動作により、棚の
目的とする場所に対して荷の入出庫を行える。そして運
転中において、たとえば昇降キャレッジが故障したり荷
崩れが発生した非常時の補修作業や、定期的な保守点検
作業などを行う場合などに昇降キャブが使用される。
降キャレッジ側のキャブに搭乗しての手動操作や地上側
からの遠隔操作などにより、走行本体を走行動させるこ
とと、昇降キャレッジを昇降動させることと、荷移載手
段をフォーク動させることとの組合せ動作により、棚の
目的とする場所に対して荷の入出庫を行える。そして運
転中において、たとえば昇降キャレッジが故障したり荷
崩れが発生した非常時の補修作業や、定期的な保守点検
作業などを行う場合などに昇降キャブが使用される。
【0005】すなわち作業者が昇降キャブに搭乗したの
ち、モーターを稼働させて昇降駆動用チェンを正逆回転
させることで、昇降キャブをガイドレールに沿って昇降
移動させ得、そして昇降キャブを昇降キャレッジに対向
する位置に停止させたのち、作業者が、昇降キャブ側の
タラップと昇降キャレッジ側のタラップとを介して昇降
キャブから昇降キャレッジに乗り移ることで、所期の補
修作業や保守点検作業などを行っている。
ち、モーターを稼働させて昇降駆動用チェンを正逆回転
させることで、昇降キャブをガイドレールに沿って昇降
移動させ得、そして昇降キャブを昇降キャレッジに対向
する位置に停止させたのち、作業者が、昇降キャブ側の
タラップと昇降キャレッジ側のタラップとを介して昇降
キャブから昇降キャレッジに乗り移ることで、所期の補
修作業や保守点検作業などを行っている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来構成にお
いては、モーターなどが下部フレーム内にあり、そして
昇降駆動用チェンは上部フレームの従動歯輪にループ状
にかかっていることから、この昇降駆動用チェンの全長
は支柱長さのほぼ2倍になり、昇降キャブの昇降起動時
や停止時のショックや、荷重(この場合に作業者体重を
含めた昇降キャブの自重)によるチェンの伸びが大とな
り、その結果、昇降起動時や停止時において昇降キャブ
が大きくバウンド(上下方向の不快な揺れ)することに
なる。また昇降駆動用チェンが長いことからコスト面で
も不利となる。
いては、モーターなどが下部フレーム内にあり、そして
昇降駆動用チェンは上部フレームの従動歯輪にループ状
にかかっていることから、この昇降駆動用チェンの全長
は支柱長さのほぼ2倍になり、昇降キャブの昇降起動時
や停止時のショックや、荷重(この場合に作業者体重を
含めた昇降キャブの自重)によるチェンの伸びが大とな
り、その結果、昇降起動時や停止時において昇降キャブ
が大きくバウンド(上下方向の不快な揺れ)することに
なる。また昇降駆動用チェンが長いことからコスト面で
も不利となる。
【0007】本発明の目的とするところは、起動時や停
止時のショックを小さくし得、さらにキャブ昇降用の索
体の長さを短くし得るキャブ付き出し入れ装置を提供す
る点にある。
止時のショックを小さくし得、さらにキャブ昇降用の索
体の長さを短くし得るキャブ付き出し入れ装置を提供す
る点にある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明のキャブ付き出し入れ装置は、下部フレーム
と、この下部フレームから立設した支柱とにより走行本
体を構成し、この走行本体の走行方向において前記支柱
の一面側に昇降自在なキャレッジを設けるとともに、他
面側に昇降自在なキャブを設け、前記支柱に沿って被係
合体を配設するとともに、この被係合体に係合作用する
キャブ昇降動装置をキャブ側に設けて構成している。
第1発明のキャブ付き出し入れ装置は、下部フレーム
と、この下部フレームから立設した支柱とにより走行本
体を構成し、この走行本体の走行方向において前記支柱
の一面側に昇降自在なキャレッジを設けるとともに、他
面側に昇降自在なキャブを設け、前記支柱に沿って被係
合体を配設するとともに、この被係合体に係合作用する
キャブ昇降動装置をキャブ側に設けて構成している。
【0009】また本第2発明のキャブ付き出し入れ装置
は、被係合体を、下部フレーム側と支柱上端側とに亘っ
て配設した索体により構成している。
は、被係合体を、下部フレーム側と支柱上端側とに亘っ
て配設した索体により構成している。
【0010】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、出し入れ
装置は、遠隔操作などにより走行本体を走行動させるこ
とと、キャレッジを昇降動させることとの組合せ動作に
より、棚の目的とする収納部に対して荷の入出庫を行え
る。このような運転中において、たとえば出し入れ装置
のキャレッジ側が故障したり荷崩れが発生した非常時の
補修作業や、定期的な保守点検作業などを行う場合にキ
ャブが使用される。
装置は、遠隔操作などにより走行本体を走行動させるこ
とと、キャレッジを昇降動させることとの組合せ動作に
より、棚の目的とする収納部に対して荷の入出庫を行え
る。このような運転中において、たとえば出し入れ装置
のキャレッジ側が故障したり荷崩れが発生した非常時の
補修作業や、定期的な保守点検作業などを行う場合にキ
ャブが使用される。
【0011】すなわち作業者は、下降位置に停止してい
るキャブに搭乗し、そしてキャブ内での操作に基づいて
キャブ昇降動装置を作動させる。すると、支柱に沿って
直線状に配設した被係合体にキャブ昇降動装置が係合作
用することになり、以てキャブを支柱に沿って上昇させ
て、キャレッジに対向した位置など任意な位置に停止さ
せ得る。
るキャブに搭乗し、そしてキャブ内での操作に基づいて
キャブ昇降動装置を作動させる。すると、支柱に沿って
直線状に配設した被係合体にキャブ昇降動装置が係合作
用することになり、以てキャブを支柱に沿って上昇させ
て、キャレッジに対向した位置など任意な位置に停止さ
せ得る。
【0012】次いで作業者が、キャブからキャレッジへ
乗り移ることで、所期の補修作業や保守点検作業などを
行える。補修などの作業が完了した状態でキャブは、キ
ャブ昇降動装置の逆作動によって下降限にまで下降さ
れ、作業者が地上に降りることで一連の作業を終える。
乗り移ることで、所期の補修作業や保守点検作業などを
行える。補修などの作業が完了した状態でキャブは、キ
ャブ昇降動装置の逆作動によって下降限にまで下降さ
れ、作業者が地上に降りることで一連の作業を終える。
【0013】また本第2発明の構成によると、キャブ昇
降動装置を作動させると、支柱に沿って直線状に配設し
た索体にキャブ昇降動装置が係合作用して、キャブを支
柱に沿って昇降させ得る。
降動装置を作動させると、支柱に沿って直線状に配設し
た索体にキャブ昇降動装置が係合作用して、キャブを支
柱に沿って昇降させ得る。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図に基づいて説明
する。枠組み状の棚1は、上下方向ならびに左右方向に
複数の収納部2を形成しており、各収納部2は腕木を介
して荷3(直接にまたはパレツトを介して)を支持すべ
く構成されている。前記棚1は通路を置いて一対が並設
され、そして通路内には、棚1の前方の一定経路4上を
走行自在な出し入れ装置10が配設される。
する。枠組み状の棚1は、上下方向ならびに左右方向に
複数の収納部2を形成しており、各収納部2は腕木を介
して荷3(直接にまたはパレツトを介して)を支持すべ
く構成されている。前記棚1は通路を置いて一対が並設
され、そして通路内には、棚1の前方の一定経路4上を
走行自在な出し入れ装置10が配設される。
【0015】この出し入れ装置10は、下部フレーム11
と、この下部フレーム11側から立設した前後一対で四角
パイプ(または丸パイプ)からなる支柱12と、これら支
柱12の上端間を連結する上部フレーム13とにより走行本
体14を構成している。そして両支柱12間に、これら支柱
12の両側外面をガイド面としたガイドローラ15を介して
昇降案内されるキャレッジ16を配置している。さらにキ
ャレッジ16上に、収納部2などに対して出退自在な出し
入れ具(フオーク)17を配置している。なお上部フレー
ム13は天井側レール5に案内される。
と、この下部フレーム11側から立設した前後一対で四角
パイプ(または丸パイプ)からなる支柱12と、これら支
柱12の上端間を連結する上部フレーム13とにより走行本
体14を構成している。そして両支柱12間に、これら支柱
12の両側外面をガイド面としたガイドローラ15を介して
昇降案内されるキャレッジ16を配置している。さらにキ
ャレッジ16上に、収納部2などに対して出退自在な出し
入れ具(フオーク)17を配置している。なお上部フレー
ム13は天井側レール5に案内される。
【0016】前記下部フレーム11の一方端には、床レー
ル6上で転動自在な駆動車輪20が取り付けられ、また他
方端には従動車輪21が取り付けられる。前記下部フレー
ム11の一方端に取り付けられる走行駆動ユニット22は、
前記駆動車輪20に連動する減速機や、この減速機に連動
する走行駆動装置(フランジ形ブレーキ付きモータな
ど)などにより構成される。
ル6上で転動自在な駆動車輪20が取り付けられ、また他
方端には従動車輪21が取り付けられる。前記下部フレー
ム11の一方端に取り付けられる走行駆動ユニット22は、
前記駆動車輪20に連動する減速機や、この減速機に連動
する走行駆動装置(フランジ形ブレーキ付きモータな
ど)などにより構成される。
【0017】さらに下部フレーム11の一方端には、前記
キャレッジ16に連動する昇降駆動ユニット23を取り付け
ている。この昇降駆動ユニット23は、昇降駆動装置や減
速機などにより構成され、そして減速機に駆動輪24を連
動している。この駆動輪24に掛けられた索体(ロープや
チェーンなど)25の一端側は、前記上部フレーム13に配
設したガイド輪を介して一方の支柱12内のカウンターウ
エイト26に連結し、また索体25の他端側は、ガイド輪を
介してキャレッジ16の上部に連結している。なお下部フ
レーム11の側面には、動力ユニット27と制御ユニット28
とが前後に振り分けて設けられている。
キャレッジ16に連動する昇降駆動ユニット23を取り付け
ている。この昇降駆動ユニット23は、昇降駆動装置や減
速機などにより構成され、そして減速機に駆動輪24を連
動している。この駆動輪24に掛けられた索体(ロープや
チェーンなど)25の一端側は、前記上部フレーム13に配
設したガイド輪を介して一方の支柱12内のカウンターウ
エイト26に連結し、また索体25の他端側は、ガイド輪を
介してキャレッジ16の上部に連結している。なお下部フ
レーム11の側面には、動力ユニット27と制御ユニット28
とが前後に振り分けて設けられている。
【0018】他方の支柱12で走行方向の外側(他側面)
には、保守点検時や非常時に使用されるキャブ30が昇降
自在に設けられる。すなわちキャブ30の本体31は箱状で
あって、その前面側には被昇降ガイド用のブラケット32
が設けられ、また一側面には折畳み式の扉体33が開閉自
在に配設されている。ここでキャブ30は、支柱12の外側
に取り付けたキャブ用ガイドレール18に、ブラケット32
に設けた複数のローラを介して昇降自在に保持されてい
る。
には、保守点検時や非常時に使用されるキャブ30が昇降
自在に設けられる。すなわちキャブ30の本体31は箱状で
あって、その前面側には被昇降ガイド用のブラケット32
が設けられ、また一側面には折畳み式の扉体33が開閉自
在に配設されている。ここでキャブ30は、支柱12の外側
に取り付けたキャブ用ガイドレール18に、ブラケット32
に設けた複数のローラを介して昇降自在に保持されてい
る。
【0019】そして閉動させた扉体33の他側から前方に
亘って位置するキャブ側タラップ34が本体31の底板35と
一体にして連設され、このキャブ側タラップ34の他側縁
部に安全柵37が立設されている。
亘って位置するキャブ側タラップ34が本体31の底板35と
一体にして連設され、このキャブ側タラップ34の他側縁
部に安全柵37が立設されている。
【0020】前記キャブ側タラップ34が間隔を置いて対
向自在となるように、前記キャレッジ16の他側からキャ
レッジ側タラップ38が連設され、そしてキャレッジ側タ
ラップ38の他側縁には安全柵39が立設されている。なお
キャブ30の本体31内にはキャブ内操作盤40が設けられ、
またブラケット32には、前記キャブ用ガイドレール19に
作用自在な落下防止装置29が設けられている。
向自在となるように、前記キャレッジ16の他側からキャ
レッジ側タラップ38が連設され、そしてキャレッジ側タ
ラップ38の他側縁には安全柵39が立設されている。なお
キャブ30の本体31内にはキャブ内操作盤40が設けられ、
またブラケット32には、前記キャブ用ガイドレール19に
作用自在な落下防止装置29が設けられている。
【0021】前記キャブ用ガイドレール19に沿ってキャ
ブ30を昇降動させるために、下部フレーム11と上部フレ
ーム13とに亘ってチェーン(被係合体の一例でかつ索体
の一例)41が配設され、このチェーン41の両端は、それ
ぞれ連結具42を介して下部フレーム11と上部フレーム13
に連結されている。そして、このチェーン41に係合作用
するキャブ昇降動装置45を前記キャブ30側に設けてい
る。
ブ30を昇降動させるために、下部フレーム11と上部フレ
ーム13とに亘ってチェーン(被係合体の一例でかつ索体
の一例)41が配設され、このチェーン41の両端は、それ
ぞれ連結具42を介して下部フレーム11と上部フレーム13
に連結されている。そして、このチェーン41に係合作用
するキャブ昇降動装置45を前記キャブ30側に設けてい
る。
【0022】すなわち本体31における底板35の下面側に
はケース46が設けられ、このケース46内に前記キャブ昇
降動装置45が設けられる。このキャブ昇降動装置45は、
モーター47と、このモーター47に前後に振り分けて連動
する減速装置48ならびにブレーキ装置49と、前記減速装
置48の出力軸50に取り付けた駆動歯輪51と、この駆動歯
輪51の前方に配設した上下一対の遊転歯輪52,53とから
なる。そして前記チェーン40を、上位の遊転歯輪52に前
方から巻回して係合させたのち駆動歯輪51に後方から巻
回して係合させ、次いで下位の遊転歯輪53に前方から巻
回して係合させている。
はケース46が設けられ、このケース46内に前記キャブ昇
降動装置45が設けられる。このキャブ昇降動装置45は、
モーター47と、このモーター47に前後に振り分けて連動
する減速装置48ならびにブレーキ装置49と、前記減速装
置48の出力軸50に取り付けた駆動歯輪51と、この駆動歯
輪51の前方に配設した上下一対の遊転歯輪52,53とから
なる。そして前記チェーン40を、上位の遊転歯輪52に前
方から巻回して係合させたのち駆動歯輪51に後方から巻
回して係合させ、次いで下位の遊転歯輪53に前方から巻
回して係合させている。
【0023】なお前記ブレーキ装置49には差動装置54を
介して操作軸55が連動し、この操作軸55は前記本体31内
に突出するとともに、その突出部に回転用のハンドル56
を設けている。そしてハンドル56の部分に、ブレーキ装
置開放用のレバー57を設けている。
介して操作軸55が連動し、この操作軸55は前記本体31内
に突出するとともに、その突出部に回転用のハンドル56
を設けている。そしてハンドル56の部分に、ブレーキ装
置開放用のレバー57を設けている。
【0024】上記の実施例において出し入れ装置10は、
制御ユニット28を介しての操作指令などにより、走行駆
動ユニット22の作動で走行本体14を走行動させること
と、昇降駆動ユニット23の作動でキャレッジ16を昇降動
させることと、出し入れ具17をフォーク動させることと
の組合せ動作を行い、以て棚1の目的とする収納部2に
対して荷3の入出庫を行える。
制御ユニット28を介しての操作指令などにより、走行駆
動ユニット22の作動で走行本体14を走行動させること
と、昇降駆動ユニット23の作動でキャレッジ16を昇降動
させることと、出し入れ具17をフォーク動させることと
の組合せ動作を行い、以て棚1の目的とする収納部2に
対して荷3の入出庫を行える。
【0025】そしてキャレッジ16側が故障したり荷崩れ
が発生したりした非常時の補修作業や、定期的な保守点
検作業などを行う場合にキャブ30が使用される。すなわ
ちキャブ30は、下部フレーム11に近接した下降限で停止
しており、このキャブ30に対して作業者は搭乗し得る。
次いで搭乗した作業者がキャブ内操作盤40を操作するこ
とで、制御ユニット28を介しての操作指令により、キャ
ブ昇降動装置45のモーター47を正逆に回転させる。する
と、減速装置48ならびに出力軸50を介して駆動歯輪51が
正逆に回転されることになる。
が発生したりした非常時の補修作業や、定期的な保守点
検作業などを行う場合にキャブ30が使用される。すなわ
ちキャブ30は、下部フレーム11に近接した下降限で停止
しており、このキャブ30に対して作業者は搭乗し得る。
次いで搭乗した作業者がキャブ内操作盤40を操作するこ
とで、制御ユニット28を介しての操作指令により、キャ
ブ昇降動装置45のモーター47を正逆に回転させる。する
と、減速装置48ならびに出力軸50を介して駆動歯輪51が
正逆に回転されることになる。
【0026】したがって上下のフレーム13,11間に直線
状に(ラック状に)配設されたチェーン41に対して常時
係合(噛合)の駆動歯輪51が強制回転される状態にな
り、以てキャブ30をキャブ用ガイドレール19に沿って上
昇させ得る。そして、たとえば荷崩れの補修作業を行う
場合は、キャブ30をキャレッジ16に対向して停止させ得
る。このとき前記キャブ側タラップ34がキャレッジ側タ
ラップ38に同レベルで対向される。
状に(ラック状に)配設されたチェーン41に対して常時
係合(噛合)の駆動歯輪51が強制回転される状態にな
り、以てキャブ30をキャブ用ガイドレール19に沿って上
昇させ得る。そして、たとえば荷崩れの補修作業を行う
場合は、キャブ30をキャレッジ16に対向して停止させ得
る。このとき前記キャブ側タラップ34がキャレッジ側タ
ラップ38に同レベルで対向される。
【0027】上述したようにしてキャブ30の上昇を停止
させてブレーキ装置49を作用させたのち、作業者は、ま
ず扉体33を開動させてキャブ側タラップ34上に出る。そ
して作業者は安全柵37,39に守られて、キャブ側タラッ
プ34からキャレッジ側タラップ38に移り得、以て所期の
補修作業や保守点検作業などを行える。
させてブレーキ装置49を作用させたのち、作業者は、ま
ず扉体33を開動させてキャブ側タラップ34上に出る。そ
して作業者は安全柵37,39に守られて、キャブ側タラッ
プ34からキャレッジ側タラップ38に移り得、以て所期の
補修作業や保守点検作業などを行える。
【0028】このようにして所期の作業を行ったのち、
作業者は、両タラップ38,37を利用してキャレッジ16か
らキャブ30へ戻り得る。そしてキャブ30は下降限にまで
下降され、作業者が地上側に降りることで、キャブ30を
使用した一連の作業を終える。
作業者は、両タラップ38,37を利用してキャレッジ16か
らキャブ30へ戻り得る。そしてキャブ30は下降限にまで
下降され、作業者が地上側に降りることで、キャブ30を
使用した一連の作業を終える。
【0029】前述したようなキャブ30の使用時に、たと
えば電気系統の故障や停電などによりキャブ30が昇降経
路の上部や中間で停止したとき、作業者は本体31内での
手動操作によりキャブ30を下降させ得る。すなわち作業
者は、まずハンドル56を把持した状態で、レバー57を操
作してブレーキ装置49を開放させる。次いでハンドル56
を回転操作することで、その回転力が駆動歯輪51に伝達
され、以てキャブ30を下降限にまで下降し得る。
えば電気系統の故障や停電などによりキャブ30が昇降経
路の上部や中間で停止したとき、作業者は本体31内での
手動操作によりキャブ30を下降させ得る。すなわち作業
者は、まずハンドル56を把持した状態で、レバー57を操
作してブレーキ装置49を開放させる。次いでハンドル56
を回転操作することで、その回転力が駆動歯輪51に伝達
され、以てキャブ30を下降限にまで下降し得る。
【0030】このような手動操作によりキャブ30を下降
させる構成によって、従来の非常脱出用の梯子を無くす
ることができる。また手動の下降時に十分な安全を確保
するために、たとえばハンドル56から手がすべって外れ
たとき、レバー57も開放されてブレーキ装置49が自動的
にかかるように構成してある。なおキャブ30の昇降時に
チェーン41が破断されたとき落下防止装置29が自動的に
作用し、これによりキャブ30の落下は阻止される。
させる構成によって、従来の非常脱出用の梯子を無くす
ることができる。また手動の下降時に十分な安全を確保
するために、たとえばハンドル56から手がすべって外れ
たとき、レバー57も開放されてブレーキ装置49が自動的
にかかるように構成してある。なおキャブ30の昇降時に
チェーン41が破断されたとき落下防止装置29が自動的に
作用し、これによりキャブ30の落下は阻止される。
【0031】上記実施例では、被係合体の一例として索
体(チェーン41)を示したが、これは、たとえば支柱12
の他面側に上下方向に配設したラックであってもよく、
この場合にラックに対して、キャブ昇降動装置45の出力
軸に連動するピニオンが係合作用することになる。
体(チェーン41)を示したが、これは、たとえば支柱12
の他面側に上下方向に配設したラックであってもよく、
この場合にラックに対して、キャブ昇降動装置45の出力
軸に連動するピニオンが係合作用することになる。
【0032】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、被係合
体の全長は支柱長さと同等の短いものにでき、キャブの
昇降起動時や停止時のショックを小さくできて、昇降起
動時や停止時においてキャブがバウンドすることを小さ
くできる。
体の全長は支柱長さと同等の短いものにでき、キャブの
昇降起動時や停止時のショックを小さくできて、昇降起
動時や停止時においてキャブがバウンドすることを小さ
くできる。
【0033】また上記構成の本第2発明によると、索体
(チェーンなど)の全長は支柱長さと同等の短いものに
でき、キャブの昇降起動時や停止時のショックや、荷重
による索体の伸び量を小さくできて、昇降起動時や停止
時においてキャブがバウンドすることを小さくできる。
また索体の長さが短いことからコスト面でも有利とな
る。
(チェーンなど)の全長は支柱長さと同等の短いものに
でき、キャブの昇降起動時や停止時のショックや、荷重
による索体の伸び量を小さくできて、昇降起動時や停止
時においてキャブがバウンドすることを小さくできる。
また索体の長さが短いことからコスト面でも有利とな
る。
【図1】本発明の一実施例を示し、キャブ付き出し入れ
装置を使用した自動倉庫の側面図である。
装置を使用した自動倉庫の側面図である。
【図2】同キャブ付き出し入れ装置のキャブ部分の一部
切り欠き側面図である。
切り欠き側面図である。
【図3】同キャブ付き出し入れ装置のキャブ部分の横断
平面図である。
平面図である。
1 棚 10 出し入れ装置 11 下部フレーム 12 支柱 13 上部フレーム 14 走行本体 16 キャレッジ 17 出し入れ具 18 キャブ用ガイドレール 22 走行駆動ユニット 23 昇降駆動ユニット 28 制御ユニット 30 キャブ 31 本体 33 扉体 34 キャブ側タラップ 38 キャレッジ側タラップ 40 キャブ内操作盤 41 チェーン(被係合体かつ索体) 45 キャブ昇降動装置 47 モーター 49 ブレーキ装置 51 駆動歯輪 52 遊転歯輪 53 遊転歯輪 55 操作軸 56 ハンドル 57 レバー
Claims (2)
- 【請求項1】 下部フレームと、この下部フレームから
立設した支柱とにより走行本体を構成し、この走行本体
の走行方向において前記支柱の一面側に昇降自在なキャ
レッジを設けるとともに、他面側に昇降自在なキャブを
設け、前記支柱に沿って被係合体を配設するとともに、
この被係合体に係合作用するキャブ昇降動装置をキャブ
側に設けたことを特徴とするキャブ付き出し入れ装置。 - 【請求項2】 被係合体を、下部フレーム側と支柱上端
側とに亘って配設した索体により構成したことを特徴と
する請求項1記載のキャブ付き出し入れ装置。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5044240A JPH06255718A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | キャブ付き出し入れ装置 |
KR1019930018574A KR100196671B1 (ko) | 1992-12-24 | 1993-09-15 | 보수용 승강체 부착 입출장치 |
US08/139,510 US5450929A (en) | 1992-12-24 | 1993-10-19 | Crane equipped with a maintenance elevator |
SG9600985A SG105445A1 (en) | 1992-12-24 | 1993-10-20 | Crane equipped with a maintenance elevator |
DE69326436T DE69326436T2 (de) | 1992-12-24 | 1993-10-20 | Kran ausgerüstet mit einem Wartungsaufzug |
EP93116957A EP0613853B1 (en) | 1992-12-24 | 1993-10-20 | Crane equipped with a maintenance elevator |
ES93116957T ES2137217T3 (es) | 1992-12-24 | 1993-10-20 | Grua equipada con un ascensor de entretenimiento. |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5044240A JPH06255718A (ja) | 1993-03-05 | 1993-03-05 | キャブ付き出し入れ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06255718A true JPH06255718A (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=12686017
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5044240A Pending JPH06255718A (ja) | 1992-12-24 | 1993-03-05 | キャブ付き出し入れ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06255718A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08324713A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-10 | Murata Mach Ltd | スタッカークレーンのケージ昇降装置 |
CN105152051A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-16 | 方星 | 一种可防尘减震的建筑工程用提升装置 |
CN105152048A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-16 | 方星 | 带上、下限位传感器和储物箱的建筑工程用提升装置 |
-
1993
- 1993-03-05 JP JP5044240A patent/JPH06255718A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08324713A (ja) * | 1995-06-05 | 1996-12-10 | Murata Mach Ltd | スタッカークレーンのケージ昇降装置 |
CN105152051A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-16 | 方星 | 一种可防尘减震的建筑工程用提升装置 |
CN105152048A (zh) * | 2015-09-11 | 2015-12-16 | 方星 | 带上、下限位传感器和储物箱的建筑工程用提升装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3174553B2 (ja) | エレベータ方式の駐車装置 | |
US3268033A (en) | Load-handling apparatus such as pallet-lifting trucks | |
CN107814299B (zh) | 建筑施工卸料平台快速构建方法及快速卸货轿厢 | |
JPH11217950A (ja) | 駐車設備のターンテーブル装置 | |
JPH06255718A (ja) | キャブ付き出し入れ装置 | |
JP7521797B2 (ja) | 立体駐車装置の横行装置 | |
JP3094713B2 (ja) | キャブ付き出し入れ装置 | |
JP2932879B2 (ja) | キャブ付き出し入れ装置 | |
JP2979881B2 (ja) | 自動倉庫用の出し入れ装置 | |
JPH07277415A (ja) | 点検用昇降体付き出し入れ装置 | |
JP2696043B2 (ja) | パレットの昇降機構 | |
JP2976742B2 (ja) | 自動倉庫用の出し入れ装置 | |
JP2913080B2 (ja) | 保守用昇降体付き出し入れ装置 | |
JP2996036B2 (ja) | キャブ付き出し入れ装置 | |
JPH07237857A (ja) | 工事用昇降機における搬器 | |
JPH08136158A (ja) | 築炉タワー設備 | |
JP4804013B2 (ja) | 工事用エレベーター類におけるトップシーブユニットのクライミング方法及び同方法に用いるトップシーブユニット | |
JP7595916B2 (ja) | 立体駐車装置の横行装置 | |
JPH0710222A (ja) | 点検用昇降体付き出し入れ装置 | |
JP2536878Y2 (ja) | 工事用エレベータの搬器扉の開閉装置 | |
KR100257110B1 (ko) | 엘리베이터 방식 주차설비의 턴테이블 횡행장치 | |
JPH1088787A (ja) | エレベータ式駐車装置における組立式ゴンドラ | |
JP2900728B2 (ja) | キャブ付き出し入れ装置 | |
JPH06271015A (ja) | キャブ付き出し入れ装置 | |
JPH08324713A (ja) | スタッカークレーンのケージ昇降装置 |