JPH0623785Y2 - エアダンパ - Google Patents
エアダンパInfo
- Publication number
- JPH0623785Y2 JPH0623785Y2 JP1988092999U JP9299988U JPH0623785Y2 JP H0623785 Y2 JPH0623785 Y2 JP H0623785Y2 JP 1988092999 U JP1988092999 U JP 1988092999U JP 9299988 U JP9299988 U JP 9299988U JP H0623785 Y2 JPH0623785 Y2 JP H0623785Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piston
- cylinder
- air
- air damper
- operating rod
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000006835 compression Effects 0.000 claims description 9
- 238000007906 compression Methods 0.000 claims description 9
- 230000037431 insertion Effects 0.000 claims description 6
- 238000003780 insertion Methods 0.000 claims description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 5
- 230000003139 buffering effect Effects 0.000 description 2
- 230000002238 attenuated effect Effects 0.000 description 1
- 230000000903 blocking effect Effects 0.000 description 1
- 230000003111 delayed effect Effects 0.000 description 1
- 230000009191 jumping Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
- Fluid-Damping Devices (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、各種電子・電気機器等において、緩衝効果
(減速効果)を得るために使用されるエアダンパに関す
る。
(減速効果)を得るために使用されるエアダンパに関す
る。
上記目的をもって使用されるエアダンパとしては円筒状
のシリンダと該シリンダ内を摺動する断面円形のピスト
ンとの組合わせからなるものが多用されている。
のシリンダと該シリンダ内を摺動する断面円形のピスト
ンとの組合わせからなるものが多用されている。
しかしこの円筒状のシリンダと断面円形のピストンとの
組合わせからなるエアダンパは、省スペースを計る必要
がある場合、外径を小さくすると、その緩衝力は断面積
に比例するため、適正な緩衝力を得ることができなかっ
た。
組合わせからなるエアダンパは、省スペースを計る必要
がある場合、外径を小さくすると、その緩衝力は断面積
に比例するため、適正な緩衝力を得ることができなかっ
た。
本考案は、以上のような従来のエアダンパがもつ欠点を
改良した、省スペースを計る必要がある場合でも適正な
緩衝力を得ることができるエアダンパを提供することを
目的とする。
改良した、省スペースを計る必要がある場合でも適正な
緩衝力を得ることができるエアダンパを提供することを
目的とする。
本考案は、その目的を達成するため次のような構成を採
用している。
用している。
つまり、断面形状が長円形のピストンと、該ピストンを
内部に摺動させるシリンダとの組合せからなり、ピスト
ンの差込端近くに縮径した長円状の周溝を設け、該周溝
にピストンシールを嵌入したものである。
内部に摺動させるシリンダとの組合せからなり、ピスト
ンの差込端近くに縮径した長円状の周溝を設け、該周溝
にピストンシールを嵌入したものである。
本考案は、以上のような構成であるから、取付スペース
が少なくて径を小さくしなければならない場合でも、ピ
ストンの断面形状を長円形にしたことによりピストンの
断面積を大きくとることができる。
が少なくて径を小さくしなければならない場合でも、ピ
ストンの断面形状を長円形にしたことによりピストンの
断面積を大きくとることができる。
以下、実施例について図面を参照して説明する。
第1図は、本考案の実施例を示す分解斜視図である。第
2図は、本考案の実施例の使用状態を示す正面図であ
り、第3図は第2図のA−A断面図である。
2図は、本考案の実施例の使用状態を示す正面図であ
り、第3図は第2図のA−A断面図である。
第1図において、1は長円形の筒状のシリンダであり、
閉塞端部2にシャーシ等の取付板22(第3図参照)へ取
り付けるための取付孔3を有する取付部4を設けてい
る。シリンダ1の開口端23には、後述する作動棒5の頭
部6が摺動するための切り欠き7と、作動棒5が後述す
る圧縮バネ8の反発力によってシリンダ1の外へ飛び出
すのを阻止するための係止段9,9を設けている。シリ
ンダ1内には軸方向に摺動する作動棒5が挿入されてい
る。
閉塞端部2にシャーシ等の取付板22(第3図参照)へ取
り付けるための取付孔3を有する取付部4を設けてい
る。シリンダ1の開口端23には、後述する作動棒5の頭
部6が摺動するための切り欠き7と、作動棒5が後述す
る圧縮バネ8の反発力によってシリンダ1の外へ飛び出
すのを阻止するための係止段9,9を設けている。シリ
ンダ1内には軸方向に摺動する作動棒5が挿入されてい
る。
作動棒5の差込端には、断面が長円形のピストン10が設
けられていて、露出端11側へ向かって縮径した長円状の
周溝12を形成し、該周溝12には弾性体である逆Vの字形
断面を有するピストンシール13を嵌入している。ピスト
ンシール13は、速やかに外気の吸入を行う種類のもので
ある。作動棒5の内面には、ピストン10側が開口し、他
端が作動棒5の途中で閉鎖された中空部14(第3図参
照)を設け、該中空部14とシリンダ1内に設けたバネ座
15との間に圧縮バネ8を取り付けている。前記中空部14
の閉端部16に吸入・排気を担う(外気と連絡する)小径
の空気孔17(第3図参照)を設け、該空気孔17に排気量
調節ネジ18が螺合していて、簡便な速度調整機構を構成
している。作動棒5の露出端11近くには、減速動作を得
る必要がある部材(例えば、カセットデッキの扉の開閉
部)に設けられたアーム21(第2図参照)が接触する頭
部6と、前記シリンダ1の係止段に係止される係合片1
9、19が設けられている。
けられていて、露出端11側へ向かって縮径した長円状の
周溝12を形成し、該周溝12には弾性体である逆Vの字形
断面を有するピストンシール13を嵌入している。ピスト
ンシール13は、速やかに外気の吸入を行う種類のもので
ある。作動棒5の内面には、ピストン10側が開口し、他
端が作動棒5の途中で閉鎖された中空部14(第3図参
照)を設け、該中空部14とシリンダ1内に設けたバネ座
15との間に圧縮バネ8を取り付けている。前記中空部14
の閉端部16に吸入・排気を担う(外気と連絡する)小径
の空気孔17(第3図参照)を設け、該空気孔17に排気量
調節ネジ18が螺合していて、簡便な速度調整機構を構成
している。作動棒5の露出端11近くには、減速動作を得
る必要がある部材(例えば、カセットデッキの扉の開閉
部)に設けられたアーム21(第2図参照)が接触する頭
部6と、前記シリンダ1の係止段に係止される係合片1
9、19が設けられている。
次に、本考案の実施例のエアダンパの使い方を説明する
と、第3図の作動棒5はアーム21から何ら押圧する力を
かけられていない時は圧縮バネ8の反発力によって張出
し位置にある。アーム21が回動して作動棒5の頭部6に
アーム21から押圧する力がかかると圧縮バネ8の反発力
に逆らって作動棒5がシリンダ1内へ押込まれるが、調
整ネジ18により空気孔17からの排気が極めて緩やかであ
るので作動棒5の押込動作は遅くなって減速効果を生ず
ることになり、アーム21の回動しようとする力が減衰さ
れる。アーム21の回動しようとする力がなくなると、圧
縮バネ8の反発力によって作動棒5は元の張出し位置に
戻ろうとするが、空気孔17と調整ネジ18との間隙から空
気が流入するだけでなく、逆Vの字形断面のピストンシ
ールにより空気室20と、ピストン10の挿入端部と反対側
とが連通されて、この隙間から空気室20内へ空気が流入
されるので円滑な戻り(張出し動作)が行なえる。
と、第3図の作動棒5はアーム21から何ら押圧する力を
かけられていない時は圧縮バネ8の反発力によって張出
し位置にある。アーム21が回動して作動棒5の頭部6に
アーム21から押圧する力がかかると圧縮バネ8の反発力
に逆らって作動棒5がシリンダ1内へ押込まれるが、調
整ネジ18により空気孔17からの排気が極めて緩やかであ
るので作動棒5の押込動作は遅くなって減速効果を生ず
ることになり、アーム21の回動しようとする力が減衰さ
れる。アーム21の回動しようとする力がなくなると、圧
縮バネ8の反発力によって作動棒5は元の張出し位置に
戻ろうとするが、空気孔17と調整ネジ18との間隙から空
気が流入するだけでなく、逆Vの字形断面のピストンシ
ールにより空気室20と、ピストン10の挿入端部と反対側
とが連通されて、この隙間から空気室20内へ空気が流入
されるので円滑な戻り(張出し動作)が行なえる。
本考案は、上述のとおり構成されているので、次に記載
する効果を奏する。
する効果を奏する。
請求項1のエアダンパにおいては、取付スペースが少な
くて径を小さくしなければいけない場合でも、断面積を
大きくとることができるから適正な緩衝力を得ることが
できる。
くて径を小さくしなければいけない場合でも、断面積を
大きくとることができるから適正な緩衝力を得ることが
できる。
請求項2のエアダンパにおいては、ピストンシールを断
面逆Vの字形にしたことにより、ピストンが往復移動
(押込み動作と張出し動作)するときの一方の動作に緩
衝力を得て、他方の動作に緩衝力を少なくさせて円滑な
動きを得ることができるから、必要な動作にのみ緩衝力
を得たい場合に使用することができる。
面逆Vの字形にしたことにより、ピストンが往復移動
(押込み動作と張出し動作)するときの一方の動作に緩
衝力を得て、他方の動作に緩衝力を少なくさせて円滑な
動きを得ることができるから、必要な動作にのみ緩衝力
を得たい場合に使用することができる。
請求項3のエアダンパにおいては、作動棒の内部に排気
量調節用のネジを設けているので、シリンダの外形を大
きくすることがないから省スペース化を計ることができ
る。
量調節用のネジを設けているので、シリンダの外形を大
きくすることがないから省スペース化を計ることができ
る。
第1図は、本考案の実施例を示す分解斜視図である。第
2図は、本考案の実施例の使用状態を示す正面図であ
り、第3図は第2図のA−A断面図である。 1はシリンダ、5は作動棒 6は頭部、8は圧縮バネ 9は係止段、10はピストン 12は周溝、13はピストンシール 14は中空部、15はバネ座 17は空気孔、18は調節ネジ 19は係合片、20は空気室
2図は、本考案の実施例の使用状態を示す正面図であ
り、第3図は第2図のA−A断面図である。 1はシリンダ、5は作動棒 6は頭部、8は圧縮バネ 9は係止段、10はピストン 12は周溝、13はピストンシール 14は中空部、15はバネ座 17は空気孔、18は調節ネジ 19は係合片、20は空気室
Claims (3)
- 【請求項1】断面形状が長円形のピストンと、該ピスト
ンを内部に摺動させるシリンダとの組合せからなり、ピ
ストンの差込端近くに縮径した長円状の周溝を設け、該
周溝にピストンシールを嵌入したエアダンパ。 - 【請求項2】ピストンシールが逆Vの字形断面を有する
第1項記載のエアダンパ。 - 【請求項3】差込端にピストンを有する作動棒には差込
端側が開口し他端が作動棒の途中で閉鎖された中空部を
設け、該中空部とシリンダに設けたバネ座との間に圧縮
バネを取り付け、前記中空部の閉端部に外気と連絡する
小径の空気孔を設け、該空気孔に排気量調節ネジを設け
るとともに、前記圧縮バネの反発力により作動棒がシリ
ンダから飛び出さないような手設を設けたエアダンパ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988092999U JPH0623785Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | エアダンパ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988092999U JPH0623785Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | エアダンパ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0219939U JPH0219939U (ja) | 1990-02-09 |
JPH0623785Y2 true JPH0623785Y2 (ja) | 1994-06-22 |
Family
ID=31317447
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988092999U Expired - Lifetime JPH0623785Y2 (ja) | 1988-07-15 | 1988-07-15 | エアダンパ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623785Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
HU3176U (en) * | 2006-03-10 | 2006-10-30 | Jozsef Bereznai | Universal impact-hinder apparatus |
JP6368549B2 (ja) * | 2014-06-03 | 2018-08-01 | 株式会社パイオラックス | エアダンパ |
JP6393234B2 (ja) * | 2015-05-15 | 2018-09-19 | 株式会社ニフコ | ダンパー |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0210291B2 (ja) * | 1982-11-27 | 1990-03-07 | Daimler Benz Ag |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0210291U (ja) * | 1988-06-20 | 1990-01-23 |
-
1988
- 1988-07-15 JP JP1988092999U patent/JPH0623785Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0210291B2 (ja) * | 1982-11-27 | 1990-03-07 | Daimler Benz Ag |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0219939U (ja) | 1990-02-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2557064Y2 (ja) | 収納箱等のダンパ−装置の構造 | |
WO1999054583A2 (en) | Hinge type automatic door closer | |
JP2004076852A (ja) | ダンパ | |
JPH0623785Y2 (ja) | エアダンパ | |
JPH01307531A (ja) | エアダンパ | |
JP3298002B2 (ja) | エアダンパー | |
JP2004360308A (ja) | 車両用ドアチェッカ | |
JP2533763Y2 (ja) | ショックアブソーバ | |
JP4150384B2 (ja) | 自閉式スライド扉のフリーストップ機構 | |
JP4833041B2 (ja) | ヒンジ装置及び扉機構 | |
JP2542376Y2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPH0676950U (ja) | 原稿圧着板の開閉装置 | |
JPS5840583Y2 (ja) | 作動緩衝型ソレノイド | |
JP3998509B2 (ja) | 折り畳みペダル | |
EP1113137A1 (en) | Opening and closing mechanism for door | |
JPH0533655Y2 (ja) | ||
JPS6255841U (ja) | ||
JP2502685Y2 (ja) | スイッチ装置 | |
JPH10299807A (ja) | エアシリンダの消音装置 | |
JPS5838208Y2 (ja) | バルブ | |
JPH03501Y2 (ja) | ||
JPH0545886Y2 (ja) | ||
JPH04324213A (ja) | リミットスイッチのヘッド構造 | |
JPH0356012Y2 (ja) | ||
JP2004293249A (ja) | 車両用ドアチェッカ |