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JPH06230294A - 内視鏡照明光学系 - Google Patents

内視鏡照明光学系

Info

Publication number
JPH06230294A
JPH06230294A JP5032584A JP3258493A JPH06230294A JP H06230294 A JPH06230294 A JP H06230294A JP 5032584 A JP5032584 A JP 5032584A JP 3258493 A JP3258493 A JP 3258493A JP H06230294 A JPH06230294 A JP H06230294A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
optical element
lens
illumination
optical system
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP5032584A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaya Nakaoka
正哉 中岡
Mitsujiro Konno
光次郎 金野
Shinya Matsumoto
伸也 松本
Katsuya Ono
勝也 小野
Yoshiharu Takasugi
芳治 高杉
Kimihiko Nishioka
公彦 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
Priority to JP5032584A priority Critical patent/JPH06230294A/ja
Publication of JPH06230294A publication Critical patent/JPH06230294A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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  • Instruments For Viewing The Inside Of Hollow Bodies (AREA)
  • Lenses (AREA)
  • Endoscopes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は広角で光量むらのない配光を行な
うようにした内視鏡照明光学系を提供することを目的と
する。 【構成】 本発明の内視鏡照明光学系は、ライトガイ
ドにより導かれた又は発光素子よりの照明光を配光する
光学素子を備えたもので、少なくとも一つの回折現象を
利用した回折型光学素子として広角で良好な配光とした
ものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、内視鏡の照明光学系に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡が医療をはじめとして多方
面に応用されている。内視鏡は、体腔内等の狭い空間に
おいて使用されることが多いため、その径を小さくする
必要がある。そのため極細径の内視鏡を作る技術が発達
し、例えば、血管用内視鏡等が作られ、手術等に応用さ
れている。これらの内視鏡は、観察のための照明光が必
要で、内視鏡外部からグラスファイバーを用いたライト
ガイドにより導かれ照明光や、発光ダイオードや半導体
レーザー等の発光素子により供給された照明光が照明用
レンズによって配光される。
【0003】しかし血管用内視鏡などの極細内視鏡にお
いては、微小な照明用レンズを加工することが困難であ
り、従来は照明用レンズなしでファイバー束の端面がむ
き出しのライトガイドで照明せざるを得なかった。その
ため必要とされる配光特性が得られない。
【0004】又その他の内視鏡においても、内視鏡の先
端部を出来る限り小さくすることが望まれ、そのために
照明レンズは径と曲率に制限があり、必要な配光特性が
得られない。例えば、図24に示すようにライトガイド
の物体例に凹レンズを設けて照明光を配光する場合、半
径H、厚さDの空間内にレンズを納める必要がある場
合、レンズ面の曲率半径rには次の制限が課せられる。
【0005】 r>(D2 +H2 )/2D (1) ここでレンズの屈折率をn、焦点距離をfとすると次の
式(2)が成立つ。
【0006】 f=r/(n−1) (2) (1),(2)より次の(3)に示す関係が成立つ。
【0007】 f>(D2 +H2 )/(n−1)・2D (3) このレンズにライトガイドから光軸に平行な光線高Hの
光線が入射すると、この光線はレンズにより屈折され光
軸に対してωの角度をもって射出される。ここで角ω
は、近軸的に下記式(4)で表わされる。
【0008】 sin (ω)=H/f (4) 式(3)と式(4)とより、下記関係(5)が成立つ。
【0009】 sin (ω)<(n−1)・2DH/(D2 +H2 ) (5) この時、照明可能な画角θは、屈折角の2倍で次の通り
である。
【0010】 θ=2sin-1 {(n−1)・2DH/(D2 +H2 )} (6) 例えばn=1.5、D=Hのときはθは下記のようにな
る。
【0011】θ<60° 以上のように、通常のレンズを用いた場合、配光する角
度に制限があり、広角な照明を行なう場合には光量むら
が生じ、実用的な配光を得ることは困難である。
【0012】また、一般の球面レンズだけで配光を行な
う場合、球面収差によって、周辺を通過する光ほど大き
く屈折され、その結果、中央付近に比べて周辺の光量が
不足して光量むらが生ずる。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、ライトガイ
ド又は発光素子からの照明光を光量むらのない良好な配
光にする内視鏡照明装置を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明の内視鏡照明光学
系は、照明光を導くためのライトガイド又は照明光を発
する発光素子と、照明光を配光するための光学素子とを
有し、光学素子の少なくとも一つが回折現象を利用した
光学素子であることを特徴としている。即ち、本発明の
照明光学系は、例えば図1に示すような構成のもので、
ライトガイド又は発光素子の物体側に、ライトガイド側
に回折面を有する回折現象を利用した光学素子(以下回
折型光学素子2と呼ぶ)2即ち、ディフラクティブ オ
プティクス エレメント[Diffractive Optics Ele
ments (DOE)]が配置されている。ライトガイドか
ら射出された照明光4はこの回折型光学素子DOEの回
折面によって発散され物体を照明する。
【0015】この回折型光学素子は、例えば「光学デザ
イナーのための小型光学エレメント」(オプトロニクス
社発行)の第6章および第7章に詳細に記載されている
が、その作用を簡単に説明すると次の通りである。
【0016】通常の光学ガラスは、図2(A)において
次の式で表わされるスネルの法則に従って屈折する。
【0017】 nsin θ=n'sin θ’ (7) ただし、nは入射側媒質の屈折率、n’は出射側媒質の
屈折率、θは光線の入射角、θ’は光線の出射角であ
る。
【0018】一方、回折現象では、図2(B)のように
光は次の式で表わす回折の法則にしたがって屈折する。
【0019】 sin θ−sin θ’=mλ/d (8) ただしmは回折光の次数、λは波長、dは格子間隔であ
る。
【0020】上記の式(8)に従って光線を屈折させる
ようにした光学素子が回折型光学素子である。この式
(8)において、dを光線高により変化させ、一次光の
出射角θ’を光線高に応じて変化させて、一点に集光す
るようにすれば適当な焦点距離fを持つ回折型光学素子
(回折型レンズ)を作ることが出来る。しかしこのまま
では、一般的にフレネルゾーンプレートと呼ばれている
ものであって、格子状に遮蔽されていることと、一次以
外の次数の光が発生するためとにより光量の無駄が多
く、図3(A)に示すようなキノフォームと呼ばれる断
面形状が鋸状にしてある。これにより入射光はブレーズ
化され、1次回折効率が100%になる。実際には、完
全な鋸状に加工することは難しく、図3(B)に示すよ
うにエッチングにより階段状にして近似させるが、それ
でも回折効率がほぼ90%以上になる。
【0021】この回折型光学素子は、ガラス又はプラス
チック等の表面に加工することによって作り得るので、
例えば平行平面板上にも回折型光学素子を構成する面を
作ることが出来る。そのために、通常のレンズのような
径や厚さに制約があることによる影響が生じない。又回
折型光学素子を形成するための加工は、エッチングやリ
ソグラフィーを技術により行なえるので、通常のレンズ
では加工が困難な微小なものも加工することが出来る。
更にピッチdを自由に変化させることが出来るため非球
面効果を持たせた回折型光学素子や、不連続なピッチを
持つ回折型光学素子も容易に作ることが出来る。
【0022】通常のレンズを照明用レンズとして用いた
場合、光線は式(7)によって屈折される。そのためn
<n’の時には、入射角θに次の(9)に示すような制
限がある。
【0023】 −n/n’< sin(θ)<n/n’ (9) 上記の範囲外の入射角を有する光線は全反射されて配光
されなくなる。一方、回折型光学素子を照明レンズとし
て用いた場合、光線は式(8)に従って配光されるた
め、原理的には全反射は生じない。そのため通常のレン
ズでは、広角な配光を行なうとき全反射による光量の損
失が生じていたが回折型光学素子は、広角な配光におい
ても全反射することがないので、広角な配光を行なうの
に適している。
【0024】このような回折型光学素子の最も簡単な設
計法は、一般に使用されている自動設計プログラムのう
ち、HOE即ちホログラフィック オプティクス エレ
メンツ(Holographic Optics Elements )の設計が
できる機能を持つ自動設計プログラムを用いることであ
る。ここでウルトラ−ハイ インデックス レンズ(U
ltra−High Index Lens )と呼ばれるレンズを回
折型光学素子と仮定することによって、通常のレンズ自
動設計プログラムを用いても設計することができる。こ
のことについては、SPIE 126巻46−53頁
(1977年)に記載されている。この屈折率nがn≫
1であるようなウルトラ−ハイ インデックス レンズ
においては、次の式(10)で表わされる関係が成立
つ。
【0025】 (n−1)dz/dh=sin θ−sin θ’ (10) ただし、θ,θ’は光線の入射角および出射、、n,z
は夫々ウルトラ−ハイ インデックス レンズの屈折率
および肉厚である。
【0026】式(8)および(10)から次の式(1
1)が求まる。
【0027】 (n−1)dz/dh=mλ/d (11) ウルトラ−ハイ インデックス レンズとして非球面を
定義したとすると、下記のように表わされる。
【0028】 z=Cy2 /[1+(1−C2 Py21/2 ]+By2 +Ey4 +Fy6 +Gy8 +・・・ (12) ただし、図1に示すようにzは光軸(像の方向を正)、
yは面とz軸との交点を原点としz軸に直交した座標軸
のうちメリジオナル方向の座標軸、Cは基準面の曲率、
Pは円錐定数でP=1−e2 (eは離心率)で与えられ
る値、B,E,F,G,・・・は夫々2次,4次,6
次,8次,・・・の非球面係数である。
【0029】式(11),(12)よりある光線高にお
ける回折型光学素子のピッチdは、次の式(13)で表
わされる。
【0030】したがって、ウルトラ−ハイ インデック
ス レンズを用いて設計を行なえば、そのレンズデータ
ーと等価の回折型レンズの面の形状を求めることが出来
る。
【0031】本発明の照明光学系で用いる回折型光学素
子のデーターは、例えば後に示す実施例1のデーターに
示す通りである。この実施例1のようにデーター中に
は、例えば通常の硝材を用いた平行平面板に厚さが0の
ウルトラ−ハイ インデックス レンズを接合させた形
で表わしている。この実施例の回折型光学素子から50
mm離れた位置の平面において、その光軸上の強度を1と
した時の各角度における相対配光強度(以下平面での配
光と呼ぶ)は後に示す表1の通りで、それを図示したも
のが図16のグラフである。この配光は、片側約60°
付近まで十分な光量があり、画角70〜120°の内視
鏡の照明に適している。なお焦点距離は1である。
【0032】例えば本発明の実施例1で用いる回折型光
学素子の外径(半径)Hは、1.74で、厚さDは0.
99であるので、これと同じ大きさの凹レンズを用いて
照明してこの配光を得るためには、式(3)より焦点距
離fが2.29以上になり式(6)より、照明可能な最
大画角θ0 は、49°になる。また回折型光学素子の非
球面効果により光量むらを低減することが可能である。
つまり回折型光学素子の周辺に行くにしたがって光束の
発散力を次第に弱めるように回折特性を有するようにピ
ッチを設定して周辺での光量不足を生じないように配光
すれば光量むらを低減出来る。例えば式(12)におい
てP=0,B=0とした場合、次の条件(14)を満足
するようなピッチにすれば光量むらを低減することが出
来る。
【0033】 C・E≦0 (14) 上記実施例1においては、曲率Cと4次の非球面係数E
との積C・E=−0.691となるようにして、光量む
らを低減している。
【0034】次に本発明(実施例1)と凹レンズを用い
た照明装置とを比較する。尚下記の値は後に示す実施例
1〜4の表に示したもののうち実施例1のものと同じで
ある。
【0035】 レンズ外径 厚さ 照明可能な 凹レンズの照明可能 C・E (半径)H D 画角 θ な最大画角θ0 ×10-7 1.74 0.99 120 ° 99 ° -0.691 上記の条件(14)を満足しない場合も、照明光学系を
構成する媒質の屈折率をライトガイド側から順にn1
2 ,・・・ni ,ni+1 ,・・・とした時、P=0,
B=0にした式(12)において4次以上の非球面係数
Aのうち少なくとも一つが次の条件を満足すれば球面収
差を低減出来、光量むらのない配光が可能になる。
【0036】A・(ni+1 −ni )<0 以上述べたように、回折型光学素子は、通常のレンズで
は不可能な下記の式(15)のような焦点距離fの光学
素子も実現出来、したがって大きさに制限があっても広
角な照明を行なう際に周辺での光量の不足を生ずること
がなく又、光量むらのない照明が可能である。
【0037】 f<(D2 +H2 )/{(n−1)・2D} (15) したがって、レンズの大きさに制限のある内視鏡用照明
光学系に適している。
【0038】
【実施例】次に本発明の内視鏡照明光学系の各実施例を
示す。尚各実施例のデーターは、回折型光学素子をこれ
と等価のウルトラ−ハイ インデックス レンズの曲率
半径と非球面係数に示してある。 実施例1 r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1000.2929(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =0.9940 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.69072 ×10-4,F=0.
16602 ×10-9 G=0.32690 ×10-15 ライトガイドバンドル半径=1.088 ,レンズ外径(半
径)=1.7395 実施例2 r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1000.3193(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =1.8708 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.34964 ×10-4,F=0.
19950 ×10-5 G=0.17256 ×10-11 ライトガイドバンドル半径=2.05,レンズ外径(半径)
=3.27 実施例3 r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1001.9767(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =1.4822 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.45095 ×10-4,F=-
0.49260×10-8 G=-0.45218×10-6 ライトガイドバンドル半径=1.62,レンズ外径(半径)
=2.59 実施例4 r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1000.7586(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =1.2330 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.19092 ×10-3,F=-
0.10383×10-3 G=0.19751 ×10-4 ライトガイドバンドル半径=1.35,レンズ外径(半径)
=2.16 実施例5(内側) r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1000.7957(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =1.5060 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.35616 ×10-4,F=0.
35910 ×10-5 G=-0.82483×10-6 ライトガイドバンドル半径=1.649 ,レンズ外径(半
径)=1.355 実施例5(外側) r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-775.7758 (非球面)d2 =0.0000 n1 =10
01.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =1.5060 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.11919 ×10-3,F=-
0.17478×10-4 G=0.11347 ×10-5 ライトガイドバンドル半径=1.649 ,レンズ外径(半
径)=2.636 (外側) レンズ外径(半径)=1.355 (内側) 実施例6 r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1000.4962(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =2.2698 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.66858 ×10-3,F=-
0.33658×10-3 G=-0.19127×10-10 ライトガイドバンドル半径=0.76(外側) ライトガイドバンドル半径=0.488 (内側) レンズ外径(半径)=0.76(外側) レンズ外径(半径)=0.488 (内側) 実施例7 r1 =∞ d1 =0.0000 r2 =-1000.2097(非球面)d2 =0.0000 n1 =100
1.42 ν1 =-3.45 r3 =∞ d3 =5.2031 n2 =1.8830
0 ν2 =40.78 r4 =∞ 非球面係数 P=0.0000,B=0.0000,E=0.91835 ×10-4,F=-
0.84065×10-5 G=-0.80981×10-13 ライトガイドバンドル半径=1.743 (外側) ライトガイドバンドル半径=1.119 (内側) レンズ外径(半径)=1.743 (外側) レンズ外径(半径)=1.119 (内側) このデーターでは、ライトガイド側を第1面r1 とし、
又回折型光学素子は、通常の硝材を用いた平行平面板に
厚さが0(d2=0)のウルトラ−ハイ インデックス
レンズを接合したものとして表わしている。又図面で
は図1のようにライトガイド1と回折型光学素子との間
をはなしてあるが、データーではd1=0であり密着さ
れている。
【0039】実施例1〜4は、いずれも図1に示すよう
な構成のもので、このレンズ外径H、厚さD、照明可能
な画角θは下記の通りである。又これら実施例のレンズ
と同様の外径、厚さの制限の中で通常のレンズによる照
明可能な最大画角θ0 を式(6)により求めた値等も示
してある。
【0040】 レンズ外径 厚さ 照明可能 凹レンズの照明 C・E (半径)H D な画角θ 可能な最大画角θ0 ×10-7 実施例1 1.74 0.99 120 ° 99 ° -0.691 実施例2 2.05 1.87 140 ° 123 ° -0.350 実施例3 2.59 1.48 140 ° 99 ° -0.450 実施例4 2.16 1.23 140 ° 99 ° -1.908 又実施例1乃至実施例7の配光は夫々次の表1乃至表7
に示す通りである。尚表8はライトガイドのみの配光で
ある。
【0041】これら実施例は、焦点距離を1に規格化し
たものである。
【0042】実施例1は前述の通りであり、実施例2
は、20°〜50°付近の光量が十分であり、片側70
°付近まで十分な光量であり、画角が約140°までの
内視鏡の照明に適している。
【0043】実施例3は、片側70°付近まで十分な光
量を有し、画角が約140°までの内視鏡の照明に適し
ている。また0°〜25°付近の平面配光光量が平坦で
あり、平面状物体の照明に適している。
【0044】実施例4は、片側70°付近まで十分な光
量があり、画角が約140°までの内視鏡の照明に適し
ている。また、0°〜25°付近の球面配光が平坦であ
り、25°以上では光量が滑らかに徐々に減少してい
き、球面状物体の照明に特に適している照明光学系であ
る。
【0045】以上のようにこれら実施例1〜4の光学系
は、コンパクトで広角な配光が得られ、光量むらのない
光学系である。
【0046】実施例5は、管腔状物体を照明するのに適
した光学系で、約150°の画角まで照明出来る。管腔
状物体を照明するためには、十分な周辺光量が必要であ
り、そのため実施例5では、回折型光学素子の内側と外
側とでピッチを不連続に変えて周辺の光量を増加させ又
光量むらを低減している。通常のレンズでは、内側と外
側とで不連続に屈折率を変化させることは困難であり、
又実現出来たとしても非常に高価なものになる。しかし
回折型レンズは、エッチングの技術で作成することが出
来るので、不連続なピッチの回折型レンズも、連続なピ
ッチの回折型レンズを作成する場合と同様に容易に作成
できる。
【0047】実施例6,7は、主として血管等に用いら
れる極細の内視鏡、特に照明用のライトガイドを観察用
対物レンズの周囲を取巻くように配置された内視鏡に適
した照明光学系である。
【0048】従来の極細内視鏡に用いられた照明系のよ
うに、ライトガイドのみで配光を行なう場合、管腔配光
光量は、図23に示すようになる。つまり、光量は片側
35°付近で最大になっており、しかも角度によって光
量の変化が大きく、光量むらが発生しやすい。
【0049】実施例6,7の照明光学系は、回折型光学
素子の形状が、図4に示すようにリング状であり、リン
グの内側5に観察用対物レンズを配置することが可能で
ある。これら実施例の配光は、周辺の光量が大であり、
血管等の管腔状物体を照明するのに適している。
【0050】実施例6は、管腔配光光量が片側40°付
近で最大になり、しかも光量の角度分布が比較的平坦で
あり、画角が約100°までの内視鏡の照明に適してい
る。
【0051】実施例7は、管腔配光光量が片側60°付
近で最大となり、画角130°までの内視鏡に適してい
る。従来困難であった極細の内視鏡の照明光学系を、回
折型光学素子を用いることにより従来のライトガイドの
みでの配光よりも広角で光量むらの少ない照明を実現し
得る。
【0052】実施例8は、照明用に用いる回折型光学素
子の面の一部を照明以外の目的に使用するため回折特性
を設定した例である。図5に示すように、実施例7の照
明用の回折型光学素子の内側を観察用対物レンズとして
回折効果をもつ面6とし、照明用の回折型光学素子2と
観察用の回折型光学素子6と一体化したものである。従
来、レンズ系は照明用と観察用と夫々必要であったが、
この実施例は、一体化しこれによってレンズ枚数を削減
しコストを低減し得る。
【0053】以上述べた実施例は、いずれもライトガイ
ドより物体側に回折型光学素子としての効果を持たせる
加工を施した平行平面板を設けたものであるが、例え
ば、ライトガイド端面に直接回折型光学素子としての効
果を持たせる加工を施して回折型光学素子とすることも
出来る。その場合、別に回折型光学素子を形成するより
もコンパクトな照明光学系を形成することが出来、又コ
ストの低減が可能である。
【0054】また、上記の各実施例では、ファイバーハ
ンドルの端面付近に回折型光学素子としての効果を有す
る面を設けたが、図6に示すように端面に回折型光学素
子としての効果を有する面を設けた単ファイバー8をフ
ァイバーハンドル1の端面付近に配置することも出来
る。これによってレンズ周辺でけられる光線を有効に利
用出来、照明光量の増加が可能であり明るい画像が得ら
れる。
【0055】また、回折型光学素子を光源内の集光光学
系に応用することも出来る。例えば、内視鏡用光源には
ランプからの光を効率良く集光してライトガイドに導く
ための集光用光学系がある。又多くの場合光源が発する
赤外光よって観察対象やライトガイドを損傷させるのを
防止するために赤外線カットフィルターが用いられてい
る。この赤外線カットフィルターに、回折型光学素子と
しての加工を施して、これを回折型光学素子として集光
を行なえば、レンズ枚数を減らすことが出来、コンパク
トにすることとコストの低減とが可能になる。
【0056】既に述べたように回折型光学素子とするた
めの加工は、エッチング技術により行なえるので、微細
な加工が容易に出来る。そこでライトガイド中の個々の
光学繊維に対応するように微小な回折型光学素子を多数
並べたマイクロレンズアレーを容易に作ることが出来
る。
【0057】図7(A),(B)のように、回折型光学
素子2a,2b,2c,2d・・・によるマイクロレン
ズアレー9を、ライトガイド中の照明用の光学繊維1
a,1b,1c,1d・・・の各々に対応するように配
置して光学繊維からの光線を各々独立して制御すること
が可能になり、より光量むらのない照明光学系を実現で
きる。更に回折型光学素子によるマイクロレンズアレー
を図8のように光学繊維に対して偏芯させて配置するこ
とも可能であり、これによって個々の光学繊維から射出
された光線は、光軸に対してある射出角度を持ちながら
配光される。そして、それぞれの光線の射出角度が望み
の角度になるように回折型光学素子によるマイクロレン
ズアレーの偏芯量を変えることが出来、実用的な配光を
行なうことが出来る。この場合、個々の光線の広がる角
度はそれ程大きくする必要がなく、1個の回折型光学素
子のみで行なう場合よりも色むらを少なくすることが出
来、したがって色むらの少ない広角な照明が可能にな
る。
【0058】又図9のように複数枚の回折型光学素子を
設けて多段集光を行なうことによりむらのない配光を得
ることが出来る。
【0059】以上述べた実施例は、通常のレンズを用い
ずに回折型光学素子のみ光学系中に配置したものである
が、図10のように通常のレンズ3と回折型光学素子2
とを組合わせ配置した構成にしてもよい。更に図11に
示すように通常のレンズ3の表面に回折型光学素子とし
ての効果をもつ加工9を施してレンズ枚数を減らし、よ
り低コストの内視鏡光学素子とすることも出来る。
【0060】一般に内視鏡照明を行なう際、各波長の配
光が異なるために、照明の色むらが問題になる場合があ
る。例えば図12に示すような凹レンズによる配光を行
なう場合、凹レンズの周辺を通る光線ほど屈折角が大に
なり、4a,4bのようにレンズの硝材の分散特性にし
たがい色むらが発生する。回折型光学素子は、式(7)
からわかるように一般の硝材とは逆に負の分散値を有す
る。そのため図13のように凹レンズの周辺に波長によ
る配光角のずれが小さくなるようなピッチでの回折効果
を有する加工を施すことにより色むらを低減することが
出来る。
【0061】更に図14は、回折型光学素子のライトガ
イド側に、輪帯状に赤(R)、緑(G)、青(B)の3
色に分けられた色フィルター14を配置したもので、回
折光学素子13に3色の光線が入射する。この場合、3
色の光線は、回折型光学素子の各輪帯状の部分で曲げら
れ配光される。つまり赤、緑、青の色毎に配光角を独立
して設定することが出来る。ここで回折型光学素子のピ
ッチを各色の配光角が等しくなるように設定すれば色む
らを除去することが出来る。
【0062】他の色むら除去方法として、2次光を利用
する方法がある。つまり回折型光学素子面をキノフォー
ムからずれた形状にして故意に2次光を発生させる方法
である。この2次光は、式(8)においてm=2とした
式にしたがって屈折する。ここで図15に示すように回
折型光学素子の面の周辺を通る短波長の1次光4cと中
心付近を通る長波長の2次光4dが平行になるように回
折型光学素子のピッチdを設定して色むらを減少させ
る。
【0063】
【発明の効果】本発明の内視鏡光学系は、回折減少を利
用した光学素子を用いることにより光量むらのない配光
を得るようにしたものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の基本構成を示す図
【図2】光の屈折及び回折を示す図
【図3】回折格子の断面形状の例を示す図
【図4】本発明の実施例6,7の構成を示す図
【図5】本発明の実施例8の構成を示す図
【図6】単ファイバーの面に回折効果を持たせた実施例
を示す図
【図7】回折型光学素子にてマイクロレンズアレーを構
成した実施例を示す図
【図8】前記マイクロレンズアレーを各ファイバーに対
し偏芯させた実施例を示す図
【図9】複数の回折型光学素子を配置した実施例を示す
【図10】レンズと回折型光学素子とを組合わせた実施
例を示す図
【図11】レンズの一つの面を回折効果を持った面とし
た実施例を示す図
【図12】従来の照明光学系による色むら発生の状況を
示す図
【図13】凹レンズの周辺部を回折効果を持った面とし
た実施例を示す図
【図14】色フィルターを配置して色むらを除去するよ
うにした実施例を示す図
【図15】2次光を利用して色むらを除去した実施例を
示す図
【図16】実施例1の配光特性を示す図
【図17】実施例2の配光特性を示す図
【図18】実施例3の配光特性を示す図
【図19】実施例4の配光特性を示す図
【図20】実施例5の配光特性を示す図
【図21】実施例6の配光特性を示す図
【図22】実施例7の配光特性を示す図
【図23】ライトガイドのみの配光特性を示す図
【図24】従来の内視鏡照明光学系の構成を示す図
【符号の説明】
1 ライトガイド 2 回折型光学素子
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年11月30日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項2
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0002
【補正方法】変更
【補正内容】
【0002】
【従来の技術】近年、内視鏡が医療をはじめとして多方
面に応用されている。内視鏡は、体腔内等の狭い空間に
おいて使用されることが多いため、その径を小さくする
必要がある。そのため極細径の内視鏡を作る技術が発達
し、例えば、血管用内視鏡等が作られ、手術等に応用さ
れている。これらの内視鏡は、観察のための照明光が必
要で、内視鏡外部からグラスファイバーを用いたライト
ガイドにより導かれた照明光や、発光ダイオードや半導
体レーザー等の発光素子により供給された照明光が照明
用レンズによって配光される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0007
【補正方法】変更
【補正内容】
【0007】 f<(D+H)/{(n−1)・2D} (3) このレンズにライトガイドから光軸に平行な光線高Hの
光線が入射すると、この光線はレンズにより屈折され光
軸に対してωの角度をもって射出される。ここで角ω
は、近軸的に下記式(4)で表わされる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図8
【補正方法】変更
【補正内容】
【図8】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 勝也 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 高杉 芳治 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内 (72)発明者 西岡 公彦 東京都渋谷区幡ヶ谷2丁目43番2号 オリ ンパス光学工業株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】物体を照明するための照明光を導くライト
    ガイド又は物体を照明するための発光素子と、照明光を
    配光するための光学系を有する内視鏡照明光学系におい
    て、上記光学系が少なくとも一つの回折現象を利用した
    光学素子を含むことを特徴とした内視鏡照明光学系。
  2. 【請求項2】前記光学素子が下記の条件を満足すること
    を特徴とする請求項1の内視鏡照明光学系。 f<(D2 +H2 )/(n−1)・2D ただし、fは光学素子の焦点距離、Dは光学素子の厚
    さ、Hは光学素子の半径、nは光学素子に用いられてい
    る硝材の屈折率である。
  3. 【請求項3】前記光学素子が周辺に行くにしたがって光
    束の発散力を次第に弱めるような回折特性を有すること
    を特徴とする請求項1の内視鏡照明光学系。
  4. 【請求項4】前記光学素子の面形状が下記の条件を満足
    することを特徴とする請求項1の内視鏡照明光学系。 C・E≦0 ただしC,Eは夫々前記光学素子の面形状を下記の式に
    て表わし、P=0,B=0とした場合の曲率および4次
    の非球面係数である。 z=Cy2 /[1+(1−C2 Py21/2 ]+By2
    +Ey4+Fy6 +Gy8 +・・・ 上記式でzは光軸(物体方向が正方向)、yは面とz軸
    との交点を原点とした時z軸に直交した座標軸のうちメ
    リジオナル方向の座標軸、Cは曲率(曲率半径をRとし
    た時C=1/R)、Pはeを離心率とした時P=1−e
    2 で与えられる値、B,E,F,G,・・・は夫々2
    次,4次,6次,8次,・・・の非球面係数である。
  5. 【請求項5】前記内視鏡照明光学系を構成する媒質の屈
    折率をライトガイド側又は発光素子側から順にn1 ,n
    2 ,・・・ni ,ni+1 ,・・・とした時、少なくとも
    一つの非球面係数Aが下記の条件を満足することを特徴
    とする請求項1の内視鏡照明光学系。 A・(ni+1 −ni )<0 ただし、ni は前記光学素子の回折面を表わす媒質の屈
    折率、Aは前記光学素子の面形状を次式にて表わし又P
    =0,B=0とした時の4次以上の非球面係数である。 z=Cy2 /[1+(1−C2 Py21/2 ]+By2
    +Ey4+Fy6 +Gy8 +・・・ 上記式でzは光軸(物体方向が正方向)、yは面とz軸
    との交点を原点とした時z軸に直交した座標軸のうちメ
    リジオナル方向の座標軸、Cは曲率(曲率半径をRとし
    た時C=1/R)、Pはeを離心率とした時P=1−e
    2 で与えられる値、B,E,F,G,・・・は夫々2
    次,4次,6次,8次,・・・の非球面係数である。
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