JPH06226459A - 部品供給装置 - Google Patents
部品供給装置Info
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- JPH06226459A JPH06226459A JP4985093A JP4985093A JPH06226459A JP H06226459 A JPH06226459 A JP H06226459A JP 4985093 A JP4985093 A JP 4985093A JP 4985093 A JP4985093 A JP 4985093A JP H06226459 A JPH06226459 A JP H06226459A
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- JP
- Japan
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- parts
- holding head
- supply device
- component
- holding
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- Granted
Links
- 238000003466 welding Methods 0.000 abstract description 5
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 6
- 229910000831 Steel Inorganic materials 0.000 description 4
- 239000010959 steel Substances 0.000 description 4
- 101100321304 Bacillus subtilis (strain 168) yxdM gene Proteins 0.000 description 1
- 238000005452 bending Methods 0.000 description 1
- 238000001125 extrusion Methods 0.000 description 1
- 238000000926 separation method Methods 0.000 description 1
- 238000001179 sorption measurement Methods 0.000 description 1
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 description 1
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Manipulator (AREA)
- Specific Conveyance Elements (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 供給ロッドにチャック機構を設置し、部品が
チャックを通過するようにして目的箇所に到達させられ
るものにおいては、チャック機構自体が精度良く作動せ
ず、部品の押出し機構や部品の供給管を退避可能な構造
にしなければならない。本発明は、これらの問題点を解
決することを目的にしている。 【構成】 進退式の供給ロッドに保持ヘッドを結合し、
保持ヘッドには部品の吸着面を有する保持凹部が設けら
れ、この保持凹部に対応した出口開口を有する仮止めユ
ニットが復帰位置の保持ヘッドに隣接されていることを
主な構成とし、保持ヘッドの屈曲形状や保持ヘッドの押
出部材、部品保持用の磁石等が含まれている。
チャックを通過するようにして目的箇所に到達させられ
るものにおいては、チャック機構自体が精度良く作動せ
ず、部品の押出し機構や部品の供給管を退避可能な構造
にしなければならない。本発明は、これらの問題点を解
決することを目的にしている。 【構成】 進退式の供給ロッドに保持ヘッドを結合し、
保持ヘッドには部品の吸着面を有する保持凹部が設けら
れ、この保持凹部に対応した出口開口を有する仮止めユ
ニットが復帰位置の保持ヘッドに隣接されていることを
主な構成とし、保持ヘッドの屈曲形状や保持ヘッドの押
出部材、部品保持用の磁石等が含まれている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、部品供給装置に関す
るもので、たとえば、フランジ付きのプロジェクション
ボルトのような軸状部品を、固定電極上の鋼板部品の孔
内に挿入する場合などに適している。
るもので、たとえば、フランジ付きのプロジェクション
ボルトのような軸状部品を、固定電極上の鋼板部品の孔
内に挿入する場合などに適している。
【0002】
【従来の技術】この種の従来技術としては、実開平2−
144278号公報に開示された溶接ボルトの送給装置
がある。これを要約した構造を図7および図8に示して
あり、これについて従来技術を説明すると、供給ロッド
1の先端に開閉式のチャック2が設置され、その真上に
2点鎖線図示の供給管3が静止部材に固定された状態で
配置されている。チャック2は一対のジョー4、5が軸
6、7により開閉可能な状態で取り付けられており、各
ジョー4、5に形成された円弧型の窪みによって図7の
ような孔8が明いている。チャック2には閉じ方向のば
ね力が作用させてあるのであるが、ここでは図示を省略
してある。供給ロッド1に軸9によりアーム10が支持
されており、その先端にエアシリンダ11が結合されて
いる。エアシリンダ11は、紙面に対して垂直方向にス
トロークするもので、ピストンロッドの突出によりチャ
ック2が拡開される。図7の状態で部品が供給管3から
チャック2に落下すると、供給ロッド1が図8の位置に
進出し、それからアーム10が2点鎖線図示の位置に回
動して(この回動は図示されていない駆動機構によって
行われている)エアシリンダ11のピストンロッド突出
によって、チャック2が拡開されて部品の押出しが完了
する。
144278号公報に開示された溶接ボルトの送給装置
がある。これを要約した構造を図7および図8に示して
あり、これについて従来技術を説明すると、供給ロッド
1の先端に開閉式のチャック2が設置され、その真上に
2点鎖線図示の供給管3が静止部材に固定された状態で
配置されている。チャック2は一対のジョー4、5が軸
6、7により開閉可能な状態で取り付けられており、各
ジョー4、5に形成された円弧型の窪みによって図7の
ような孔8が明いている。チャック2には閉じ方向のば
ね力が作用させてあるのであるが、ここでは図示を省略
してある。供給ロッド1に軸9によりアーム10が支持
されており、その先端にエアシリンダ11が結合されて
いる。エアシリンダ11は、紙面に対して垂直方向にス
トロークするもので、ピストンロッドの突出によりチャ
ック2が拡開される。図7の状態で部品が供給管3から
チャック2に落下すると、供給ロッド1が図8の位置に
進出し、それからアーム10が2点鎖線図示の位置に回
動して(この回動は図示されていない駆動機構によって
行われている)エアシリンダ11のピストンロッド突出
によって、チャック2が拡開されて部品の押出しが完了
する。
【0003】次に、もう一つの従来技術を実開平3−8
5179号公報に開示された溶接部品の自動供給装置に
ついて説明すると、その概略は図9に示されている。こ
こでは、図7や図8と同じ機能を果たす部材には同符号
を表示して、詳細な説明は省略してある。アーム10に
は供給管3が溶接してあり、チャック2に部品を供給し
たら2点鎖線図示のように上方に退避するように構成さ
れている。供給ロッド1に結合された支持軸12にエア
シリンダ11の脚部が摺動自在に支持されており、供給
ロッド1に固定したストッパ片14にエアシリンダ11
のピストンロッド15が突きあてられている。また、エ
アシリンダ11の右端には押圧片16が固定されてい
る。供給ロッド1が進出して、エアシリンダ11が出力
すると、押圧片16が部品を押しながらチャック2を拡
開させて、部品供給が完了する。
5179号公報に開示された溶接部品の自動供給装置に
ついて説明すると、その概略は図9に示されている。こ
こでは、図7や図8と同じ機能を果たす部材には同符号
を表示して、詳細な説明は省略してある。アーム10に
は供給管3が溶接してあり、チャック2に部品を供給し
たら2点鎖線図示のように上方に退避するように構成さ
れている。供給ロッド1に結合された支持軸12にエア
シリンダ11の脚部が摺動自在に支持されており、供給
ロッド1に固定したストッパ片14にエアシリンダ11
のピストンロッド15が突きあてられている。また、エ
アシリンダ11の右端には押圧片16が固定されてい
る。供給ロッド1が進出して、エアシリンダ11が出力
すると、押圧片16が部品を押しながらチャック2を拡
開させて、部品供給が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする問題点】図7、図8および図
9のいずれにおいても共通していることは、供給ロッド
にチャックを設置しているために、その作動精度を正常
に維持することが非常に困難であること、部品はチャッ
クの真上から供給されて真下に送出されて行くものであ
るため、チャックを押し拡げる機構が必要であること、
供給管との干渉をさけるために、部品押し下げ用のエア
シリンダか供給管のいずれかを退避可能とする必要があ
るため、構造的に著しく複雑でそれに要する専用スペー
スも過大なものとなってしまうこと、などの問題点があ
る。
9のいずれにおいても共通していることは、供給ロッド
にチャックを設置しているために、その作動精度を正常
に維持することが非常に困難であること、部品はチャッ
クの真上から供給されて真下に送出されて行くものであ
るため、チャックを押し拡げる機構が必要であること、
供給管との干渉をさけるために、部品押し下げ用のエア
シリンダか供給管のいずれかを退避可能とする必要があ
るため、構造的に著しく複雑でそれに要する専用スペー
スも過大なものとなってしまうこと、などの問題点があ
る。
【0005】
【問題を解決する手段とその作用】本発明は、以上に述
べた問題点を解決するために提供されたもので、請求項
1は、進退式の供給ロッドに保持ヘッドを結合し、保持
ヘッドには部品の吸着面を有する保持凹部が設けられ、
この保持凹部に対応した出口開口を有する仮止めユニッ
トが復帰位置の保持ヘッドに隣接されていることを特徴
とするもので、仮止めユニットから送り出された部品が
保持凹部内に移行させられ位置決めがなされると共に吸
着面に保持されるのである。請求項2は、請求項1にお
いて、供給ロッドは仮止めユニットの上方から斜め下の
方向に進退するように配置され、保持ヘッドは屈曲した
形状とされていることを特徴とするもので、保持ヘッド
を屈曲させておくことにより、仮止めユニットとの隣接
性を確実に成立させ、部品を受入れた保持ヘッドが円滑
に進出する。請求項3は、請求項1において、保持ヘッ
ドには吸着面から突出する押出部材が設けられているこ
とを特徴とするもので、目的箇所に到達した保持ヘッド
から部品が相手方部品の孔などに挿入されるのである。
請求項4は、請求項1において、吸着面には磁石が埋設
してあることを特徴とするもので、磁石の吸引力で吸着
面に部品が確実に保持されている。請求項5は、請求項
1において、仮止めユニットには仮止室が設けられ、こ
の仮止室には部品供給通路が開口していると共に部品の
出口開口が設けられていることを特徴とするもので、部
品供給通路から仮止室内に入った部品は出口開口から保
持凹部内に送り出されて行く。請求項6は、請求項5に
おいて、仮止室の停止面に磁石が埋設されていると共に
出口開口から部品を送り出すための押出手段が設けられ
ていることを特徴とするもので、部品は停止面において
磁石で吸引保持され、押出手段により強制的に停止面か
ら摺動しながら保持凹部内に送り出されて行く。請求項
7は、請求項1において、押出部材が保持ヘッドに進退
自在に支持され、この進退方向に対して傾斜した方向か
ら作動ピンが押出部材の端面に押し付けられるように構
成したことを特徴とするもので、作動ピンが押出部材の
端面を摺動しながら力の方向を変換して、押出部材の突
出し作用を行わせている。請求項8は、進退式の供給ロ
ッドに保持ヘッドが結合されそこに部品を保持して目的
箇所に供給する形式のものにおいて、供給ロッドの軸線
を含む仮想平面から離隔した位置に保持ヘッドが配置さ
れていることを特徴とするもので、前記の離隔によっ
て、供給ロッド、保持ヘッドおよび仮止めユニットなど
が干渉することなく、纏まりよく配置されている。
べた問題点を解決するために提供されたもので、請求項
1は、進退式の供給ロッドに保持ヘッドを結合し、保持
ヘッドには部品の吸着面を有する保持凹部が設けられ、
この保持凹部に対応した出口開口を有する仮止めユニッ
トが復帰位置の保持ヘッドに隣接されていることを特徴
とするもので、仮止めユニットから送り出された部品が
保持凹部内に移行させられ位置決めがなされると共に吸
着面に保持されるのである。請求項2は、請求項1にお
いて、供給ロッドは仮止めユニットの上方から斜め下の
方向に進退するように配置され、保持ヘッドは屈曲した
形状とされていることを特徴とするもので、保持ヘッド
を屈曲させておくことにより、仮止めユニットとの隣接
性を確実に成立させ、部品を受入れた保持ヘッドが円滑
に進出する。請求項3は、請求項1において、保持ヘッ
ドには吸着面から突出する押出部材が設けられているこ
とを特徴とするもので、目的箇所に到達した保持ヘッド
から部品が相手方部品の孔などに挿入されるのである。
請求項4は、請求項1において、吸着面には磁石が埋設
してあることを特徴とするもので、磁石の吸引力で吸着
面に部品が確実に保持されている。請求項5は、請求項
1において、仮止めユニットには仮止室が設けられ、こ
の仮止室には部品供給通路が開口していると共に部品の
出口開口が設けられていることを特徴とするもので、部
品供給通路から仮止室内に入った部品は出口開口から保
持凹部内に送り出されて行く。請求項6は、請求項5に
おいて、仮止室の停止面に磁石が埋設されていると共に
出口開口から部品を送り出すための押出手段が設けられ
ていることを特徴とするもので、部品は停止面において
磁石で吸引保持され、押出手段により強制的に停止面か
ら摺動しながら保持凹部内に送り出されて行く。請求項
7は、請求項1において、押出部材が保持ヘッドに進退
自在に支持され、この進退方向に対して傾斜した方向か
ら作動ピンが押出部材の端面に押し付けられるように構
成したことを特徴とするもので、作動ピンが押出部材の
端面を摺動しながら力の方向を変換して、押出部材の突
出し作用を行わせている。請求項8は、進退式の供給ロ
ッドに保持ヘッドが結合されそこに部品を保持して目的
箇所に供給する形式のものにおいて、供給ロッドの軸線
を含む仮想平面から離隔した位置に保持ヘッドが配置さ
れていることを特徴とするもので、前記の離隔によっ
て、供給ロッド、保持ヘッドおよび仮止めユニットなど
が干渉することなく、纏まりよく配置されている。
【0006】
【実施例】まず、図1から図4までの実施例について説
明すると、ここでの部品はプロジェクションボルト17
であり、軸部18、フランジ19および溶着用突起20
から構成されている。仮止めユニット21の内部には仮
止室22が形成され、そこに部品供給通路23が開口し
ていると共に出口開口24も開口させてあり、これは図
2に見られるように部品17の形状に合致させてT字型
の開口形状とされている。蓋板25には部品17の停止
面26が形成されており、そこに磁石27が埋設されて
いる。説明が前後したが、仮止めユニット21の本体2
8に仮止室22が配置されており、本体28に明けた通
孔29に押出手段である押出しピン30が配置され、本
体28の端部に結合したエアシリンダ31のピストンロ
ッド32に一体化させてあり、押出しピン30が進出す
ると、軸部18の上部に当たって部品17を出口開口2
4から送り出して行く。なお、本体28は静止部材33
にしっかりと固定してあり、仮止室22に連続する接続
管34が本体28に溶接され、それにホース35が接続
されてパーツフィーダ(図示していない)に至ってい
る。
明すると、ここでの部品はプロジェクションボルト17
であり、軸部18、フランジ19および溶着用突起20
から構成されている。仮止めユニット21の内部には仮
止室22が形成され、そこに部品供給通路23が開口し
ていると共に出口開口24も開口させてあり、これは図
2に見られるように部品17の形状に合致させてT字型
の開口形状とされている。蓋板25には部品17の停止
面26が形成されており、そこに磁石27が埋設されて
いる。説明が前後したが、仮止めユニット21の本体2
8に仮止室22が配置されており、本体28に明けた通
孔29に押出手段である押出しピン30が配置され、本
体28の端部に結合したエアシリンダ31のピストンロ
ッド32に一体化させてあり、押出しピン30が進出す
ると、軸部18の上部に当たって部品17を出口開口2
4から送り出して行く。なお、本体28は静止部材33
にしっかりと固定してあり、仮止室22に連続する接続
管34が本体28に溶接され、それにホース35が接続
されてパーツフィーダ(図示していない)に至ってい
る。
【0007】保持ヘッド36は結合板37を介して供給
ロッド38に固定されていて、その下部には保持凹部3
9が形成されている。保持凹部39を下からみた状態は
図3のとおりであり、ちょうど横U字型の窪みでありそ
の右側は出口開口24の上部に対応している。保持凹部
39には吸着面40が形成されており、そこに磁石41
が埋設してある。保持ヘッド36には大径孔42と小径
孔43とが明けられており、ここに押出部材であるプラ
ンジャ44が挿入されていて、リターンスプリング45
で支持されている。エアシリンダ46が結合板37に固
定され、そこから伸びる作動ピン47の先端がプランジ
ャ44の端面に接触している。供給ロッド38は図1の
ように傾斜しているので、作動ピン47もそれと同様な
傾斜をしているので、保持ヘッド36は図示のように屈
曲した形状になっている。供給ロッド38はエアシリン
ダ48から伸びてきており、このシリンダは静止部材に
しっかりと固定されている。
ロッド38に固定されていて、その下部には保持凹部3
9が形成されている。保持凹部39を下からみた状態は
図3のとおりであり、ちょうど横U字型の窪みでありそ
の右側は出口開口24の上部に対応している。保持凹部
39には吸着面40が形成されており、そこに磁石41
が埋設してある。保持ヘッド36には大径孔42と小径
孔43とが明けられており、ここに押出部材であるプラ
ンジャ44が挿入されていて、リターンスプリング45
で支持されている。エアシリンダ46が結合板37に固
定され、そこから伸びる作動ピン47の先端がプランジ
ャ44の端面に接触している。供給ロッド38は図1の
ように傾斜しているので、作動ピン47もそれと同様な
傾斜をしているので、保持ヘッド36は図示のように屈
曲した形状になっている。供給ロッド38はエアシリン
ダ48から伸びてきており、このシリンダは静止部材に
しっかりと固定されている。
【0008】図1の状態を真上から見たのが図4であ
り、結合板37を用いることによって仮止めユニット2
1と保持ヘッド36の並びが供給ロッド38の軸線から
Lだけオフ・セットしている。
り、結合板37を用いることによって仮止めユニット2
1と保持ヘッド36の並びが供給ロッド38の軸線から
Lだけオフ・セットしている。
【0009】部品17が供給される目的箇所は相手方部
品である鋼板部品51の通孔52であり、固定電極53
上に鋼板部品51が載置され、固定電極53には通孔5
2に連通する受入れ孔54が明けられている。固定電極
53と対をなした可動電極55が固定電極と同軸上に設
置されている。
品である鋼板部品51の通孔52であり、固定電極53
上に鋼板部品51が載置され、固定電極53には通孔5
2に連通する受入れ孔54が明けられている。固定電極
53と対をなした可動電極55が固定電極と同軸上に設
置されている。
【0010】図5は押出手段30の変形例であり、ピス
トンロッド32に押出板49を接続し、その先端に逆く
の字型の切欠き50を設けたものである。また、図6は
前述の押出部材44が弾力性のあるスチールワイヤーと
か合成樹脂で製作されているもので、エアシリンダ46
の出力で2点鎖線図示のように突出するのである。
トンロッド32に押出板49を接続し、その先端に逆く
の字型の切欠き50を設けたものである。また、図6は
前述の押出部材44が弾力性のあるスチールワイヤーと
か合成樹脂で製作されているもので、エアシリンダ46
の出力で2点鎖線図示のように突出するのである。
【0011】図1から図4に示した実施例の作動を説明
すると、図1は、部品17が空気搬送によって部品供給
通路23を経て仮止室22内に進入し、フランジ19が
停止面26に吸着されている状態であり、ここで押出手
段30が左方に動くと、部品17は停止面26と摺動し
ながら出口開口24から保持凹部39の方へ送出されて
行く。保持凹部39内に入ったフランジ19は、そこで
位置決めがなされると共に磁石41により吸着面40に
保持される。次にエアシリンダ48の出力で供給ロッド
38が進出して軸部18が目的箇所、すなわち通孔52
の直近で通孔と同軸の位置にくるとそこで停止し、引き
続いてエアシリンダ46の出力で作動ピン47が進出す
ると、作動ピンの先端は押出部材44の端面を滑動して
押出部材44が部品17を強制的に押出し、これによっ
て、フランジ19は吸着面40から離隔させられ、軸部
18が通孔52、受入れ孔54内に嵌まり込んで部品供
給が完了する。保持ヘッド36が復帰してから可動電極
55が下降してきて、溶接が終了する。
すると、図1は、部品17が空気搬送によって部品供給
通路23を経て仮止室22内に進入し、フランジ19が
停止面26に吸着されている状態であり、ここで押出手
段30が左方に動くと、部品17は停止面26と摺動し
ながら出口開口24から保持凹部39の方へ送出されて
行く。保持凹部39内に入ったフランジ19は、そこで
位置決めがなされると共に磁石41により吸着面40に
保持される。次にエアシリンダ48の出力で供給ロッド
38が進出して軸部18が目的箇所、すなわち通孔52
の直近で通孔と同軸の位置にくるとそこで停止し、引き
続いてエアシリンダ46の出力で作動ピン47が進出す
ると、作動ピンの先端は押出部材44の端面を滑動して
押出部材44が部品17を強制的に押出し、これによっ
て、フランジ19は吸着面40から離隔させられ、軸部
18が通孔52、受入れ孔54内に嵌まり込んで部品供
給が完了する。保持ヘッド36が復帰してから可動電極
55が下降してきて、溶接が終了する。
【0012】なお、各エアシリンダへの空気ホースの図
示は省略してあり、さらに、上述のような作動を実現す
るための空気切替制御弁や電気制御回路などは、通常の
公知のものを使用すれば良いので、これらについても詳
細な説明などを省略した。
示は省略してあり、さらに、上述のような作動を実現す
るための空気切替制御弁や電気制御回路などは、通常の
公知のものを使用すれば良いので、これらについても詳
細な説明などを省略した。
【0013】
【効果】本発明によれば、仮止めユニットを出た部品は
保持ヘッドの保持凹部内に送り込まれ、そこの吸着面で
保持されるものであるから、従来技術のような開閉式の
チャック構造による精度上の問題を回避することができ
る。部品は保持凹部の吸着面に沿うような状態で保持ヘ
ッドへ送り込まれ、その後、吸着面から離隔する方向に
押出されて行くものであるから、従来技術のごとく部品
をチャックの上から挿入し、真下に押出して行く方式の
ように不安定なチャック作動に依存することを避けるこ
とができる。従来技術のように部品押出し用のエアシリ
ンダを退避させたり、部品の供給管を退避させるような
機構を採用する必要がないから、構造的に簡素化するこ
とができ、また、コンパクトにまとまるので、狭い箇所
への部品供給にとって好都合である。供給ロッドは仮止
めユニットの上方から斜め下の方向に進退するように配
置され、保持ヘッドは屈曲した形状とされているから仮
止めユニットと保持ヘッドとの連続性が簡単に得られ、
保持ヘッドは部品を受領した箇所から直ちに移送するこ
とが可能となる。押出部材が保持ヘッドに進退自在に支
持され、この進退方向に対して傾斜した方向から作動ピ
ンが押出部材の端面に押し付けられるように構成したも
のであるから、押出部材の駆動機構を保持ヘッドに組み
込むことが容易に実現する。供給ロッドの軸線を含む仮
想平面から離隔した位置に保持ヘッドが配置されている
ため、仮止めユニットと保持ヘッドと供給ロッドなどが
干渉することなく、良好なまとまりとなる。
保持ヘッドの保持凹部内に送り込まれ、そこの吸着面で
保持されるものであるから、従来技術のような開閉式の
チャック構造による精度上の問題を回避することができ
る。部品は保持凹部の吸着面に沿うような状態で保持ヘ
ッドへ送り込まれ、その後、吸着面から離隔する方向に
押出されて行くものであるから、従来技術のごとく部品
をチャックの上から挿入し、真下に押出して行く方式の
ように不安定なチャック作動に依存することを避けるこ
とができる。従来技術のように部品押出し用のエアシリ
ンダを退避させたり、部品の供給管を退避させるような
機構を採用する必要がないから、構造的に簡素化するこ
とができ、また、コンパクトにまとまるので、狭い箇所
への部品供給にとって好都合である。供給ロッドは仮止
めユニットの上方から斜め下の方向に進退するように配
置され、保持ヘッドは屈曲した形状とされているから仮
止めユニットと保持ヘッドとの連続性が簡単に得られ、
保持ヘッドは部品を受領した箇所から直ちに移送するこ
とが可能となる。押出部材が保持ヘッドに進退自在に支
持され、この進退方向に対して傾斜した方向から作動ピ
ンが押出部材の端面に押し付けられるように構成したも
のであるから、押出部材の駆動機構を保持ヘッドに組み
込むことが容易に実現する。供給ロッドの軸線を含む仮
想平面から離隔した位置に保持ヘッドが配置されている
ため、仮止めユニットと保持ヘッドと供給ロッドなどが
干渉することなく、良好なまとまりとなる。
【図1】本発明の実施例を示す縦断側面図である。
【図2】仮止めユニット単体の正面図である。
【図3】保持ヘッドを下から見た平面図である。
【図4】保持ヘッド、仮止めユニットおよび供給ロッド
などの位置関係を示す平面図である。
などの位置関係を示す平面図である。
【図5】押出手段の変形例を示す平面図である。
【図6】押出部材の変形例を示す平面図である。
【図7】従来の技術を示す簡略的な平面図である。
【図8】図7のものが進出した状態を示す平面図であ
る。
る。
【図9】他の従来技術を示す簡略的な側面図である。
38 供給ロッド 36 保持ヘッド 17 部品 40 吸着面 39 保持凹部 24 出口開口 21 仮止めユニット 44 押出部材 41 磁石 22 仮止室 23 部品供給通路 26 停止面 27 磁石 30 押出手段 47 作動ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65G 61/00 7456−3F
Claims (8)
- 【請求項1】 進退式の供給ロッドに保持ヘッドを結合
し、保持ヘッドには部品の吸着面を有する保持凹部が設
けられ、この保持凹部に対応した出口開口を有する仮止
めユニットが復帰位置の保持ヘッドに隣接されているこ
とを特徴とする部品供給装置。 - 【請求項2】 請求項1において、供給ロッドは仮止め
ユニットの上方から斜め下の方向に進退するように配置
され、保持ヘッドは屈曲した形状とされていることを特
徴とする部品供給装置。 - 【請求項3】 請求項1において、保持ヘッドには吸着
面から突出する押出部材が設けられていることを特徴と
する部品供給装置。 - 【請求項4】 請求項1において、吸着面には磁石が埋
設してあることを特徴とする部品供給装置。 - 【請求項5】 請求項1において、仮止めユニットには
仮止室が設けられ、この仮止室には部品供給通路が開口
していると共に部品の出口開口が設けられていることを
特徴とする部品供給装置。 - 【請求項6】 請求項5において、仮止室の停止面に磁
石が埋設されていると共に出口開口から部品を送り出す
ための押出手段が設けられていることを特徴とする部品
供給装置。 - 【請求項7】 請求項1において、押出部材が保持ヘッ
ドに進退自在に支持され、この進退方向に対して傾斜し
た方向から作動ピンが押出部材の端面に押し付けられる
ように構成したことを特徴とする部品供給装置。 - 【請求項8】 進退式の供給ロッドに保持ヘッドが結合
されそこに部品を保持して目的箇所に供給する形式のも
のにおいて、供給ロッドの軸線を含む仮想平面から離隔
した位置に保持ヘッドが配置されていることを特徴とす
る部品供給装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5049850A JP2799538B2 (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | 部品供給装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5049850A JP2799538B2 (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | 部品供給装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226459A true JPH06226459A (ja) | 1994-08-16 |
JP2799538B2 JP2799538B2 (ja) | 1998-09-17 |
Family
ID=12842541
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5049850A Expired - Fee Related JP2799538B2 (ja) | 1993-01-30 | 1993-01-30 | 部品供給装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2799538B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008108165A1 (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Yoshitaka Aoyama | プロジェクションボルト溶接方法および溶接装置 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04235824A (ja) * | 1991-01-12 | 1992-08-24 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給装置 |
JPH04270075A (ja) * | 1991-02-23 | 1992-09-25 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給装置 |
JPH04319076A (ja) * | 1991-04-13 | 1992-11-10 | Yoshitaka Aoyama | 部品の受渡し構造部 |
-
1993
- 1993-01-30 JP JP5049850A patent/JP2799538B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH04235824A (ja) * | 1991-01-12 | 1992-08-24 | Yoshitaka Aoyama | 部品供給装置 |
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JPH04319076A (ja) * | 1991-04-13 | 1992-11-10 | Yoshitaka Aoyama | 部品の受渡し構造部 |
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WO2008108165A1 (ja) * | 2007-03-02 | 2008-09-12 | Yoshitaka Aoyama | プロジェクションボルト溶接方法および溶接装置 |
US8338738B2 (en) | 2007-03-02 | 2012-12-25 | Yoshitaka Aoyama | Method of welding projection bolt and welding apparatus |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2799538B2 (ja) | 1998-09-17 |
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