JPH06226107A - 排気ガス浄化用触媒 - Google Patents
排気ガス浄化用触媒Info
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- JPH06226107A JPH06226107A JP5015278A JP1527893A JPH06226107A JP H06226107 A JPH06226107 A JP H06226107A JP 5015278 A JP5015278 A JP 5015278A JP 1527893 A JP1527893 A JP 1527893A JP H06226107 A JPH06226107 A JP H06226107A
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- B01D53/34—Chemical or biological purification of waste gases
- B01D53/92—Chemical or biological purification of waste gases of engine exhaust gases
- B01D53/94—Chemical or biological purification of waste gases of engine exhaust gases by catalytic processes
- B01D53/9445—Simultaneously removing carbon monoxide, hydrocarbons or nitrogen oxides making use of three-way catalysts [TWC] or four-way-catalysts [FWC]
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- Y02T—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 酸素過剰雰囲気下でNOxを浄化する触媒に
おいて、NOx浄化率を高めると共に耐熱性を向上さ
せ、浄化性能の向上と耐熱性の向上との両立を図る。 【構成】 金属含有シリケートに貴金属が担持されてな
る触媒における、上記金属含有シリケートの固体酸特性
を制御することによって当該金属含有シリケート上に酸
点を形成させる。また、ウオッシュコート時のバインダ
ーの固体酸特性を制御することによって上記金属含有シ
リケート粒子表面及び粒子間に酸点を形成させる。上記
酸点はHCをラジカル化し当該ラジカル化されたHCは
NOxを効率的にアタックするのでNOx浄化性能は向
上し、同時に上記酸点が形成されるような固体酸特性に
制御された触媒は耐熱性が向上する。
おいて、NOx浄化率を高めると共に耐熱性を向上さ
せ、浄化性能の向上と耐熱性の向上との両立を図る。 【構成】 金属含有シリケートに貴金属が担持されてな
る触媒における、上記金属含有シリケートの固体酸特性
を制御することによって当該金属含有シリケート上に酸
点を形成させる。また、ウオッシュコート時のバインダ
ーの固体酸特性を制御することによって上記金属含有シ
リケート粒子表面及び粒子間に酸点を形成させる。上記
酸点はHCをラジカル化し当該ラジカル化されたHCは
NOxを効率的にアタックするのでNOx浄化性能は向
上し、同時に上記酸点が形成されるような固体酸特性に
制御された触媒は耐熱性が向上する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、排気ガス浄化用触媒に
関する。
関する。
【0002】
【従来の技術】エンジンの排気ガス浄化用触媒として、
CO(一酸化炭素)及びHC(炭化水素)の酸化と、N
Ox(窒素酸化物)の還元とを同時に行う三元触媒が知
られている。この三元触媒は、例えばγ−アルミナにP
t(白金)やPd(パラジウム)等を担持させてなるも
ので、エンジンの空燃比(A/F)が理論空燃比である
14.7付近である場合に高い浄化効率が得られる。
CO(一酸化炭素)及びHC(炭化水素)の酸化と、N
Ox(窒素酸化物)の還元とを同時に行う三元触媒が知
られている。この三元触媒は、例えばγ−アルミナにP
t(白金)やPd(パラジウム)等を担持させてなるも
ので、エンジンの空燃比(A/F)が理論空燃比である
14.7付近である場合に高い浄化効率が得られる。
【0003】排気ガスの中でもNOxは、人体及び生態
系に悪影響を及ぼす懸念が大きいため大気中へ排出され
ることは極力防止されなければならない。その排出防止
対策にはいくつかの方法があるが、移動式エンジンの場
合エンジン排気系に設置した触媒によって浄化すること
が現実的である。
系に悪影響を及ぼす懸念が大きいため大気中へ排出され
ることは極力防止されなければならない。その排出防止
対策にはいくつかの方法があるが、移動式エンジンの場
合エンジン排気系に設置した触媒によって浄化すること
が現実的である。
【0004】一方、自動車の分野ではエンジンに関して
の燃料規制に対応するため、希薄燃焼エンジン、いわゆ
るリーンバーンエンジンが実用化されている。しかし、
上記希薄燃焼エンジンの場合には空燃比が高いことによ
り排気ガスは酸素過剰雰囲気となっているため、上記し
たような三元触媒ではCO及びHCは酸化浄化すること
ができても、NOxの還元浄化性能は低くなっている。
の燃料規制に対応するため、希薄燃焼エンジン、いわゆ
るリーンバーンエンジンが実用化されている。しかし、
上記希薄燃焼エンジンの場合には空燃比が高いことによ
り排気ガスは酸素過剰雰囲気となっているため、上記し
たような三元触媒ではCO及びHCは酸化浄化すること
ができても、NOxの還元浄化性能は低くなっている。
【0005】そこで、排気ガスの酸素過剰雰囲気下にお
いても、NOxを直接、或いは還元剤(例えば、CO,
HC等)の存在によってN2 とO2 とに接触分解させる
ことができる触媒として、遷移金属であるCuを例えば
イオン交換によって担持させたゼオライトよりなる触媒
が有望視されている。
いても、NOxを直接、或いは還元剤(例えば、CO,
HC等)の存在によってN2 とO2 とに接触分解させる
ことができる触媒として、遷移金属であるCuを例えば
イオン交換によって担持させたゼオライトよりなる触媒
が有望視されている。
【0006】同時に、上記Cuイオン交換ゼオライト触
媒については、排気ガスの多様な状態に対応した優れた
NOx浄化特性を有する触媒とするために、ゼオライト
並びに当該ゼオライトに担持される活性種について種々
の対策が検討されている。
媒については、排気ガスの多様な状態に対応した優れた
NOx浄化特性を有する触媒とするために、ゼオライト
並びに当該ゼオライトに担持される活性種について種々
の対策が検討されている。
【0007】例えば特開平3−89942号公報には、
Cuと共に希土類元素をゼオライトに担持させることに
より、上記ゼオライト中にマイルドな酸点を形成させよ
うとする技術が記載されている。この技術は、上記酸点
の存在によりHC中の反応性の低いパラフィン系の炭化
水素を反応性の高いオレフィン系の炭化水素に転化さ
せ、これによりNOxの分解活性を向上させようとする
ものである。
Cuと共に希土類元素をゼオライトに担持させることに
より、上記ゼオライト中にマイルドな酸点を形成させよ
うとする技術が記載されている。この技術は、上記酸点
の存在によりHC中の反応性の低いパラフィン系の炭化
水素を反応性の高いオレフィン系の炭化水素に転化さ
せ、これによりNOxの分解活性を向上させようとする
ものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、NOx
を効果的に除去するのに有効とされている上記Cuイオ
ン交換ゼオライト触媒は、実験室レベルでは80%を越
えるNOx浄化率を示すが、リーンバーン条件の実機運
転による酸素過剰雰囲気下では、実機排気ガスの性状に
変動があることに起因してNOx浄化率の低下すること
が避けられない。さらに、実車においては排気ガスが8
00〜900℃に近い高温になることがある。そのよう
な場合、上記ゼオライト触媒は、活性種としての遷移金
属が高温でシンタリングを起こし、或いは、ゼオライト
中のAlが結晶格子から抜ける等の構造変化を生じて活
性が低下し、遂には、失活するに至ることが認められて
いる。
を効果的に除去するのに有効とされている上記Cuイオ
ン交換ゼオライト触媒は、実験室レベルでは80%を越
えるNOx浄化率を示すが、リーンバーン条件の実機運
転による酸素過剰雰囲気下では、実機排気ガスの性状に
変動があることに起因してNOx浄化率の低下すること
が避けられない。さらに、実車においては排気ガスが8
00〜900℃に近い高温になることがある。そのよう
な場合、上記ゼオライト触媒は、活性種としての遷移金
属が高温でシンタリングを起こし、或いは、ゼオライト
中のAlが結晶格子から抜ける等の構造変化を生じて活
性が低下し、遂には、失活するに至ることが認められて
いる。
【0009】一方、リーンバーンエンジンを搭載した車
であって、発進、停止が繰り返されるような走行条件の
ときには、エンジン排気ガスの触媒入口ガス温度が低く
なることもあって、触媒は耐熱性に富むと共に低温域に
おける浄化活性の向上したものが要望されている。
であって、発進、停止が繰り返されるような走行条件の
ときには、エンジン排気ガスの触媒入口ガス温度が低く
なることもあって、触媒は耐熱性に富むと共に低温域に
おける浄化活性の向上したものが要望されている。
【0010】そこで、本発明者は、ゼオライトのような
金属含有シリケートに担持される活性種として、Pt及
びIrを包含する貴金属を使用することによって低温域
における高活性を有するNOx浄化用触媒を開発し、さ
らに、上記貴金属にRhを添加することによってNOx
浄化用触媒の耐熱性を向上させることを可能とした。
金属含有シリケートに担持される活性種として、Pt及
びIrを包含する貴金属を使用することによって低温域
における高活性を有するNOx浄化用触媒を開発し、さ
らに、上記貴金属にRhを添加することによってNOx
浄化用触媒の耐熱性を向上させることを可能とした。
【0011】ところで、一般にNOx浄化用の触媒は、
担持母材が従来用いられているゼオライトのようなもの
であれば、ケイバン比が小さいときは触媒の浄化活性は
高くなるが高温時には格子の崩れなどによって活性は低
下し、浄化活性と触媒入口ガス温度との間には最適条件
が存在する。また、ゼオライトのケイバン比が大きいと
きは、触媒の耐熱性は向上する反面浄化活性は低下する
傾向があり、触媒における浄化性能と耐熱性とは両立し
難いものとなっている。
担持母材が従来用いられているゼオライトのようなもの
であれば、ケイバン比が小さいときは触媒の浄化活性は
高くなるが高温時には格子の崩れなどによって活性は低
下し、浄化活性と触媒入口ガス温度との間には最適条件
が存在する。また、ゼオライトのケイバン比が大きいと
きは、触媒の耐熱性は向上する反面浄化活性は低下する
傾向があり、触媒における浄化性能と耐熱性とは両立し
難いものとなっている。
【0012】さらに、高温時には触媒の活性及び劣化の
状態は触媒入口ガス温度及び排気ガスの雰囲気に影響さ
れるので、母材としてのゼオライトの劣化と貴金属活性
種の劣化とは温度的に一致しないことが多い。
状態は触媒入口ガス温度及び排気ガスの雰囲気に影響さ
れるので、母材としてのゼオライトの劣化と貴金属活性
種の劣化とは温度的に一致しないことが多い。
【0013】したがって、触媒において、特に低温域に
おける優れたNOx浄化特性を有すると共に耐熱性を向
上させ、浄化率と耐熱性との両立を図るためには、上記
ゼオライトのような金属含有シリケートは触媒の初期活
性を高めるような機能と耐熱性が向上するような性状と
を併せ有するものとなされることが望ましい。
おける優れたNOx浄化特性を有すると共に耐熱性を向
上させ、浄化率と耐熱性との両立を図るためには、上記
ゼオライトのような金属含有シリケートは触媒の初期活
性を高めるような機能と耐熱性が向上するような性状と
を併せ有するものとなされることが望ましい。
【0014】上記に鑑みて、本発明は、金属含有シリケ
ートに貴金属活性種が担持されてなる触媒において、当
該金属含有シリケートに上記のような機能及び性状を付
与することによって、酸素過剰雰囲気のもとでのNOx
浄化特性の向上と耐熱性の向上とが両立し得る触媒とす
ることを課題とするものである。
ートに貴金属活性種が担持されてなる触媒において、当
該金属含有シリケートに上記のような機能及び性状を付
与することによって、酸素過剰雰囲気のもとでのNOx
浄化特性の向上と耐熱性の向上とが両立し得る触媒とす
ることを課題とするものである。
【0015】
【課題を解決するための手段及びその作用】上記課題を
解決するため、本発明者は、金属含有シリケートにおい
て具備すべき性状の強化・向上について鋭意研究に努め
た。
解決するため、本発明者は、金属含有シリケートにおい
て具備すべき性状の強化・向上について鋭意研究に努め
た。
【0016】先ず、上記したように低温域における高活
性が得られるPt−Ir系等の貴金属担持金属含有シリ
ケート触媒において、担持母材としての金属含有シリケ
ートと上記Pt−Ir系等の活性種とが関連して触媒性
能を発現する挙動について検討した。
性が得られるPt−Ir系等の貴金属担持金属含有シリ
ケート触媒において、担持母材としての金属含有シリケ
ートと上記Pt−Ir系等の活性種とが関連して触媒性
能を発現する挙動について検討した。
【0017】そして、上記したような触媒におけるNO
x浄化活性は、主として上記金属含有シリケートにおけ
る活性サイトによりHCが賦活されることによって生じ
ていること、並びに、それには金属含有シリケートの固
体酸特性が関連しており、当該固体酸特性の制御によっ
て上記HCの賦活を促進することが可能となることを確
認した。さらに、上記固体酸特性は所要の酸度関数領域
の酸量によって律せられ、このような酸量は酸点の数及
び各酸点の強度を支配していることを確認した。
x浄化活性は、主として上記金属含有シリケートにおけ
る活性サイトによりHCが賦活されることによって生じ
ていること、並びに、それには金属含有シリケートの固
体酸特性が関連しており、当該固体酸特性の制御によっ
て上記HCの賦活を促進することが可能となることを確
認した。さらに、上記固体酸特性は所要の酸度関数領域
の酸量によって律せられ、このような酸量は酸点の数及
び各酸点の強度を支配していることを確認した。
【0018】すなわち、金属含有シリケートの固体酸特
性を制御することによって、所要酸度関数領域の酸量の
確保が可能となり、これによって形成される酸点により
排気ガス中のHCのラジカル化は促進されるため、HC
は一層有効な攻撃種となってNOxをアタックするので
NOx浄化率は向上すること、また、固体酸特性の制御
によって、金属含有シリケートを耐熱性の点でも有利な
性状のものとなし、浄化性能と耐熱性とを両立させるこ
とができるとの知見を得た。
性を制御することによって、所要酸度関数領域の酸量の
確保が可能となり、これによって形成される酸点により
排気ガス中のHCのラジカル化は促進されるため、HC
は一層有効な攻撃種となってNOxをアタックするので
NOx浄化率は向上すること、また、固体酸特性の制御
によって、金属含有シリケートを耐熱性の点でも有利な
性状のものとなし、浄化性能と耐熱性とを両立させるこ
とができるとの知見を得た。
【0019】本発明は、かかる知見に基づいてなされた
ものであって、請求項1の発明は、金属含有シリケート
の固体酸特性を制御することによってHCの部分酸化の
行われ易い酸点を形成し、この酸点によりラジカル化さ
れ、さらに活性種により賦活されたHCのアタックによ
って酸素過剰雰囲気下においてNOxを効率よく分解し
ようとするものである。
ものであって、請求項1の発明は、金属含有シリケート
の固体酸特性を制御することによってHCの部分酸化の
行われ易い酸点を形成し、この酸点によりラジカル化さ
れ、さらに活性種により賦活されたHCのアタックによ
って酸素過剰雰囲気下においてNOxを効率よく分解し
ようとするものである。
【0020】具体的に請求項1の発明の講じた解決手段
は、酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量が0.0
4〜0.55mmol/gである固体酸特性を有する金
属含有シリケートに、HCを燃焼させてNOxを分解す
る貴金属活性種が担持されてなる構成とするものであ
る。
は、酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量が0.0
4〜0.55mmol/gである固体酸特性を有する金
属含有シリケートに、HCを燃焼させてNOxを分解す
る貴金属活性種が担持されてなる構成とするものであ
る。
【0021】また、請求項2の発明は、金属含有シリケ
ートの酸量に影響を与えるAl量を一定のレベルに保持
することにより触媒におけるNOx浄化活性の低下を抑
止すると共に、Naの存在過剰によって酸点個々の酸点
強度が低下するのを防止するためにNa量を規制し、併
せてHCの活性化が促進されるような金属含有シリケー
トを使用するものであって、具体的には、請求項1の構
成において、上記金属含有シリケートは、Alが0.4
〜1.8重量%、Naが0.01〜0.05重量%それ
ぞれ含有されると共に0.05〜0.43mmol/g
の酸量を有するアルミノシリケートであるという構成と
するものである。
ートの酸量に影響を与えるAl量を一定のレベルに保持
することにより触媒におけるNOx浄化活性の低下を抑
止すると共に、Naの存在過剰によって酸点個々の酸点
強度が低下するのを防止するためにNa量を規制し、併
せてHCの活性化が促進されるような金属含有シリケー
トを使用するものであって、具体的には、請求項1の構
成において、上記金属含有シリケートは、Alが0.4
〜1.8重量%、Naが0.01〜0.05重量%それ
ぞれ含有されると共に0.05〜0.43mmol/g
の酸量を有するアルミノシリケートであるという構成と
するものである。
【0022】また、請求項3の発明は、金属含有シリケ
ートにおける酸点で励起されるHCのラジカル化をさら
に賦活しようとするものであって、具体的には請求項1
の構成において、上記貴金属活性種は、Ptであるとい
う構成とするものである。また、請求項4の発明は、金
属含有シリケートにおける酸点で励起されるHCのラジ
カル化を、Ptにおいてさらに賦活し、Irに吸着され
たNOxを上記賦活されたラジカル化HCのアタックに
よって効率よく分解しようとするものであって、具体的
には、請求項1の構成において、上記貴金属活性種は、
Pt及びIrを包含する貴金属であるという構成とする
ものである。
ートにおける酸点で励起されるHCのラジカル化をさら
に賦活しようとするものであって、具体的には請求項1
の構成において、上記貴金属活性種は、Ptであるとい
う構成とするものである。また、請求項4の発明は、金
属含有シリケートにおける酸点で励起されるHCのラジ
カル化を、Ptにおいてさらに賦活し、Irに吸着され
たNOxを上記賦活されたラジカル化HCのアタックに
よって効率よく分解しようとするものであって、具体的
には、請求項1の構成において、上記貴金属活性種は、
Pt及びIrを包含する貴金属であるという構成とする
ものである。
【0023】請求項5の発明は、金属含有シリケートに
貴金属活性種が担持されてなる触媒に添加するバインダ
ーの酸特性を制御することによって、上記金属含有シリ
ケートの粒子間及び粒子表面を所要の固体酸特性に制御
されたものとし、これにより、HCが励起される酸点を
形成しようとするものである。
貴金属活性種が担持されてなる触媒に添加するバインダ
ーの酸特性を制御することによって、上記金属含有シリ
ケートの粒子間及び粒子表面を所要の固体酸特性に制御
されたものとし、これにより、HCが励起される酸点を
形成しようとするものである。
【0024】具体的に請求項5の発明の講じた解決手段
は、金属含有シリケートに貴金属活性種が担持されてな
る触媒が、酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量が
0.04〜0.55mmol/gである固体酸特性を有
するバインダーによって触媒担体に担持されてなる構成
とするものである。
は、金属含有シリケートに貴金属活性種が担持されてな
る触媒が、酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量が
0.04〜0.55mmol/gである固体酸特性を有
するバインダーによって触媒担体に担持されてなる構成
とするものである。
【0025】また、請求項6の発明は、予めHCのラジ
カル化が賦活されるような固体酸特性に制御された金属
含有シリケートに貴金属活性種が担持されてなる触媒に
対し、HCのラジカル化が賦活されるような固体酸特性
に制御されたバインダーが添加されることによって、上
記金属含有シリケート粒子の細孔内はもとより粒子表面
及び粒子間に至るまでHCが励起される酸点を形成しよ
うとするものであって、具体的には、請求項5の構成に
おいて、上記金属含有シリケートに貴金属活性種が担持
されてなる触媒における金属含有シリケートは、酸度関
数HoがHo≦−3.0領域の酸量が0.04〜0.5
5mmol/gである固体酸特性を有するものであると
いう構成とするものである。
カル化が賦活されるような固体酸特性に制御された金属
含有シリケートに貴金属活性種が担持されてなる触媒に
対し、HCのラジカル化が賦活されるような固体酸特性
に制御されたバインダーが添加されることによって、上
記金属含有シリケート粒子の細孔内はもとより粒子表面
及び粒子間に至るまでHCが励起される酸点を形成しよ
うとするものであって、具体的には、請求項5の構成に
おいて、上記金属含有シリケートに貴金属活性種が担持
されてなる触媒における金属含有シリケートは、酸度関
数HoがHo≦−3.0領域の酸量が0.04〜0.5
5mmol/gである固体酸特性を有するものであると
いう構成とするものである。
【0026】−各々の好適な範囲の策定について− 上記請求項1〜6の発明に係る排気ガス浄化用触媒にお
ける金属含有シリケート及びバインダーの固体酸特性に
おいて、酸度関数Hoが−3.0より弱い(プラス側に
移る)ときは、HCを充分に励起させることができない
ため、触媒において優れたNOx浄化特性が得られず耐
熱性も低下する。
ける金属含有シリケート及びバインダーの固体酸特性に
おいて、酸度関数Hoが−3.0より弱い(プラス側に
移る)ときは、HCを充分に励起させることができない
ため、触媒において優れたNOx浄化特性が得られず耐
熱性も低下する。
【0027】また、Ho≦−3.0領域の酸量が0.0
4mmol/g未満のときはHCの賦活量が不足してN
Ox浄化特性は低下する。また、0.55mmol/g
を超えるときは触媒が加熱されたときに酸特性の変化が
激しくなり過ぎるため耐熱性が低下する傾向がある。し
たがって、上記酸量は0.04〜0.55mmol/g
の範囲が好ましく、触媒における一層優れたNOx浄化
特性と耐熱性とを得るためには0.05〜0.43mm
ol/gの範囲が好適である。
4mmol/g未満のときはHCの賦活量が不足してN
Ox浄化特性は低下する。また、0.55mmol/g
を超えるときは触媒が加熱されたときに酸特性の変化が
激しくなり過ぎるため耐熱性が低下する傾向がある。し
たがって、上記酸量は0.04〜0.55mmol/g
の範囲が好ましく、触媒における一層優れたNOx浄化
特性と耐熱性とを得るためには0.05〜0.43mm
ol/gの範囲が好適である。
【0028】また、Alを含まないか或いはAl量がき
わめて少い金属含有シリケートではNOx浄化率が低く
なり、逆にAlが多過ぎるときはAlにより発生する酸
によって酸量は増加するが、それによって個々の酸点の
強度は弱くなる。したがって、Al量は0〜2.0重量
%が望ましく、0.4〜1.8重量%が特に好適であ
る。
わめて少い金属含有シリケートではNOx浄化率が低く
なり、逆にAlが多過ぎるときはAlにより発生する酸
によって酸量は増加するが、それによって個々の酸点の
強度は弱くなる。したがって、Al量は0〜2.0重量
%が望ましく、0.4〜1.8重量%が特に好適であ
る。
【0029】また、Naの含有量が多いときは酸点個々
の酸点強度が低下する傾向のあることと、カチオン種が
Na型の金属含有シリケートが用いられるときのことと
を考え合わせれば、Naの含有量は0〜0.3重量%と
なされるのが望ましく、特に好ましい範囲は0.01〜
0.05重量%である。
の酸点強度が低下する傾向のあることと、カチオン種が
Na型の金属含有シリケートが用いられるときのことと
を考え合わせれば、Naの含有量は0〜0.3重量%と
なされるのが望ましく、特に好ましい範囲は0.01〜
0.05重量%である。
【0030】−金属含有シリケートについて− 本発明に係る排気ガス浄化用触媒における担持母材とし
ての金属含有シリケートにおいて、貴金属活性種が担持
される前に予め当該金属含有シリケートの固体酸特性を
上記した所要の酸度関数領域の酸量となるように制御す
るには種々の手段によることができる。中でも有利な手
段は複数の金属含有シリケートのブレンドによって所要
の固体酸特性を有する担持母材としての金属含有シリケ
ートを得るというものである。
ての金属含有シリケートにおいて、貴金属活性種が担持
される前に予め当該金属含有シリケートの固体酸特性を
上記した所要の酸度関数領域の酸量となるように制御す
るには種々の手段によることができる。中でも有利な手
段は複数の金属含有シリケートのブレンドによって所要
の固体酸特性を有する担持母材としての金属含有シリケ
ートを得るというものである。
【0031】金属含有シリケートは、例えば耐熱性の点
で有利とされるケイバン比の大きいものも、それが過大
となると酸点数(総酸量)は少くなりHCの燃焼状態を
悪化させるので、NOx浄化率は低下する傾向がある。
で有利とされるケイバン比の大きいものも、それが過大
となると酸点数(総酸量)は少くなりHCの燃焼状態を
悪化させるので、NOx浄化率は低下する傾向がある。
【0032】また、カチオン種がNaのみであると弱い
酸であるルイス酸の形で酸が存在するが、カチオン種が
プロトンとなされたH型のものでは上記ルイス酸に加え
て強い酸であるブレンステッド酸を生ずるので、上記H
型金属含有シリケートは酸度関数を強化できる利点があ
る。さらに、金属含有シリケート中のAl量を余り多く
しないで酸量を維持することができる利点もある。
酸であるルイス酸の形で酸が存在するが、カチオン種が
プロトンとなされたH型のものでは上記ルイス酸に加え
て強い酸であるブレンステッド酸を生ずるので、上記H
型金属含有シリケートは酸度関数を強化できる利点があ
る。さらに、金属含有シリケート中のAl量を余り多く
しないで酸量を維持することができる利点もある。
【0033】そこで、触媒におけるNOx浄化特性及び
耐熱性に貢献する面で、互いに異なる性状を有する複数
の金属含有シリケート、すなわち、ケイバン比或いはカ
チオン種(Na型及びH型)が適宜選択された複数の金
属含有シリケート(例えばZSM−5)をブレンドする
ことによって所要の機能を集約し、これにより、所要の
固体酸特性となされた金属含有シリケートを得ることは
有利である。
耐熱性に貢献する面で、互いに異なる性状を有する複数
の金属含有シリケート、すなわち、ケイバン比或いはカ
チオン種(Na型及びH型)が適宜選択された複数の金
属含有シリケート(例えばZSM−5)をブレンドする
ことによって所要の機能を集約し、これにより、所要の
固体酸特性となされた金属含有シリケートを得ることは
有利である。
【0034】このような、複数の金属含有シリケートの
ブレンドによって所要の固体酸特性を有する金属含有シ
リケートを調製する手段では、固体酸特性の策定と同時
に当該金属含有シリケートのAl含有量及びNa含有量
の制御が容易となることも有利な点である。
ブレンドによって所要の固体酸特性を有する金属含有シ
リケートを調製する手段では、固体酸特性の策定と同時
に当該金属含有シリケートのAl含有量及びNa含有量
の制御が容易となることも有利な点である。
【0035】尚、上記以外の脱Al化法、酸処理法及び
部分イオン交換法等によって、所要の固体酸特性を有す
る金属含有シリケートを得ることが可能であるし、さら
に単独の金属含有シリケートであっても上記所要の固体
酸特性を有するものとなし得るときは、当該金属含有シ
リケートを単独にて担持母材として使用できることはい
うまでもない。
部分イオン交換法等によって、所要の固体酸特性を有す
る金属含有シリケートを得ることが可能であるし、さら
に単独の金属含有シリケートであっても上記所要の固体
酸特性を有するものとなし得るときは、当該金属含有シ
リケートを単独にて担持母材として使用できることはい
うまでもない。
【0036】−作用の詳細− 請求項1〜4の発明の構成により、排気ガス浄化用触媒
における金属含有シリケートは、酸度関数がHo≦−
3.0領域の酸量が0.04〜0.55mmol/gと
なるように制御されているため、排気ガス中のHCの励
起を促す機能を有する酸点が当該金属含有シリケート上
に多数形成される。このような酸点の存在によってHC
が励起されてラジカル化反応を生じ、さらに貴金属活性
種によって上記HCのラジカル化が賦活されるので、当
該HCはNOxを強くアタックする。これにより、酸素
過剰雰囲気下においてNOxは効率よくN2 とO2 とに
分解される。
における金属含有シリケートは、酸度関数がHo≦−
3.0領域の酸量が0.04〜0.55mmol/gと
なるように制御されているため、排気ガス中のHCの励
起を促す機能を有する酸点が当該金属含有シリケート上
に多数形成される。このような酸点の存在によってHC
が励起されてラジカル化反応を生じ、さらに貴金属活性
種によって上記HCのラジカル化が賦活されるので、当
該HCはNOxを強くアタックする。これにより、酸素
過剰雰囲気下においてNOxは効率よくN2 とO2 とに
分解される。
【0037】また、活性種としてPtが担持されている
ときは、上記酸点において励起されて生ずるHCのラジ
カル化は上記Ptによって強く賦活されるので、当該H
CはNOxに対する強い攻撃種となる。
ときは、上記酸点において励起されて生ずるHCのラジ
カル化は上記Ptによって強く賦活されるので、当該H
CはNOxに対する強い攻撃種となる。
【0038】特に、活性種として上記Ptと共にIr
が、例えばアルミノシリケートに担持されて触媒が構成
されている場合には、図1に模型的に示されるように、
アルミノシリケート1上にPt2及びIr3がそれぞれ
メタルの形で担持される状態となっている。そして、上
記アルミノシリケート1は、上記したような固体酸特性
に制御されていることによりアルミノシリケート上には
酸点4が形成されるようになっている。
が、例えばアルミノシリケートに担持されて触媒が構成
されている場合には、図1に模型的に示されるように、
アルミノシリケート1上にPt2及びIr3がそれぞれ
メタルの形で担持される状態となっている。そして、上
記アルミノシリケート1は、上記したような固体酸特性
に制御されていることによりアルミノシリケート上には
酸点4が形成されるようになっている。
【0039】触媒に流入する排気ガス中のHCは先ず酸
点4と接触し、酸点4においてHCが励起されることに
よってラジカル化される。このステップでのHCのラジ
カル化は、Pt上でHCがO2 と反応し部分酸化されて
ラジカル化するのと同様の機構によるものと推定され
る。
点4と接触し、酸点4においてHCが励起されることに
よってラジカル化される。このステップでのHCのラジ
カル化は、Pt上でHCがO2 と反応し部分酸化されて
ラジカル化するのと同様の機構によるものと推定され
る。
【0040】HCは上記のように酸点4上でラジカル化
された後、さらにPt2上で部分酸化が行われてラジカ
ル化が進むので、HCは強い攻撃種に賦活される。
された後、さらにPt2上で部分酸化が行われてラジカ
ル化が進むので、HCは強い攻撃種に賦活される。
【0041】一方、メタルの形のIr3の表面にはNO
xが吸着されており、この状態のNOxに対し上記強い
攻撃種となったHCがアタックすることになるので、酸
素過剰雰囲気下においてNOxはN2 とO2 とに効率よ
く分解される。
xが吸着されており、この状態のNOxに対し上記強い
攻撃種となったHCがアタックすることになるので、酸
素過剰雰囲気下においてNOxはN2 とO2 とに効率よ
く分解される。
【0042】また、アルミノシリケートはAlが一定レ
ベルで含有されているので、Alにおいて発生する酸も
一定の量が確保され、当該酸は上記HCのラジカル化を
支援している。
ベルで含有されているので、Alにおいて発生する酸も
一定の量が確保され、当該酸は上記HCのラジカル化を
支援している。
【0043】また、カチオン種がNa型である金属含有
シリケートが含まれるときであっても、Naの含有量が
規制されることにより、上記担持母材としての金属含有
シリケート上に形成された個々の酸点における各酸点強
度の低下は防止され、結果的にNOx浄化特性が低下す
るようなことはない。
シリケートが含まれるときであっても、Naの含有量が
規制されることにより、上記担持母材としての金属含有
シリケート上に形成された個々の酸点における各酸点強
度の低下は防止され、結果的にNOx浄化特性が低下す
るようなことはない。
【0044】さらに、上記金属含有シリケートにおける
固体酸特性の制御は、同時に金属含有シリケート構造の
熱的安定性を向上させるので触媒の耐熱性は向上する。
固体酸特性の制御は、同時に金属含有シリケート構造の
熱的安定性を向上させるので触媒の耐熱性は向上する。
【0045】請求項5及び6の発明の構成により、金属
含有シリケートに貴金属活性種が担持されてなる触媒に
対して添加されるバインダーの酸特性は、酸度関数Ho
≦−3.0領域の酸量が0.04〜0.55mmol/
gとなるように制御されているため、上記金属含有シリ
ケートの粒子間及び粒子表面は所要の固体酸特性に保持
されるようになる。これにより、当該所要の固体酸特性
を有する部分には酸点が形成され、その酸点においてH
Cは励起されてラジカル化反応を生じ、さらに貴金属活
性種によって上記HCのラジカル化が賦活されるので、
当該HCはNOxを強くアタックする。したがって、酸
素過剰雰囲気下においてNOxはN2 とO2 とに効率よ
く分解される。
含有シリケートに貴金属活性種が担持されてなる触媒に
対して添加されるバインダーの酸特性は、酸度関数Ho
≦−3.0領域の酸量が0.04〜0.55mmol/
gとなるように制御されているため、上記金属含有シリ
ケートの粒子間及び粒子表面は所要の固体酸特性に保持
されるようになる。これにより、当該所要の固体酸特性
を有する部分には酸点が形成され、その酸点においてH
Cは励起されてラジカル化反応を生じ、さらに貴金属活
性種によって上記HCのラジカル化が賦活されるので、
当該HCはNOxを強くアタックする。したがって、酸
素過剰雰囲気下においてNOxはN2 とO2 とに効率よ
く分解される。
【0046】特に、予め酸度関数Ho≦−3.0領域の
酸量が0.04〜0.55mmol/gとなるような固
体酸度関数に制御された金属含有シリケートに貴金属活
性種が担持されてなる触媒に対し、酸度関数Ho≦−
3.0領域の酸量が0.04〜0.55mmol/gと
なるような固体酸度関数に制御されたバインダーが添加
されるときは、上記金属含有シリケート粒子の表面及び
細孔内はもとより各粒子間に至るまで所要の固体酸特性
に保持されるので、当該固体酸特性を有する範囲は拡大
され酸点はより多く形成されるようになる。これらの酸
点によってHCは強く励起されて活発なラジカル化反応
を生じさらに貴金属活性種によって上記HCのラジカル
化が賦活されるので、当該HCは強力な攻撃種となって
NOxをアタックする。これにより、酸素過剰雰囲気下
における優れたNOx分解特性が得られる。
酸量が0.04〜0.55mmol/gとなるような固
体酸度関数に制御された金属含有シリケートに貴金属活
性種が担持されてなる触媒に対し、酸度関数Ho≦−
3.0領域の酸量が0.04〜0.55mmol/gと
なるような固体酸度関数に制御されたバインダーが添加
されるときは、上記金属含有シリケート粒子の表面及び
細孔内はもとより各粒子間に至るまで所要の固体酸特性
に保持されるので、当該固体酸特性を有する範囲は拡大
され酸点はより多く形成されるようになる。これらの酸
点によってHCは強く励起されて活発なラジカル化反応
を生じさらに貴金属活性種によって上記HCのラジカル
化が賦活されるので、当該HCは強力な攻撃種となって
NOxをアタックする。これにより、酸素過剰雰囲気下
における優れたNOx分解特性が得られる。
【0047】
【実施例】以下、本発明の実施例につき説明する。
【0048】 第1の実施例 この第1の実施例は、ケイバン比又はカチオン種(Na
型及びH型)が互いに異なる複数の金属含有シリケート
のブレンドによって所要の固体酸特性となるように制御
された金属含有シリケート、及び単独で所要の固体酸特
性を有する金属含有シリケートのうちのいずれかに、貴
金属活性種を担持させることによって得られる触媒につ
いてのものである。
型及びH型)が互いに異なる複数の金属含有シリケート
のブレンドによって所要の固体酸特性となるように制御
された金属含有シリケート、及び単独で所要の固体酸特
性を有する金属含有シリケートのうちのいずれかに、貴
金属活性種を担持させることによって得られる触媒につ
いてのものである。
【0049】 −PtとIrとが活性種として担持されてなる触媒− <実施例1>ケイバン比30のH型金属含有シリケート
(H/ZSM−5)とケイバン比200のH型金属含有
シリケート(H/ZSM−5)とを重量比で0.15:
0.85となるようにそれぞれ秤量し、両者をエタノー
ル中で1時間撹拌し混合した後、160℃で乾燥し、ブ
レンドされてなる金属含有シリケートを調製した。
(H/ZSM−5)とケイバン比200のH型金属含有
シリケート(H/ZSM−5)とを重量比で0.15:
0.85となるようにそれぞれ秤量し、両者をエタノー
ル中で1時間撹拌し混合した後、160℃で乾燥し、ブ
レンドされてなる金属含有シリケートを調製した。
【0050】次に、二価白金アンミン結晶及び三塩化イ
リジウムを、Pt:Ir=3:1でPtとIrとの担持
合計量が触媒容量1リットル当り3gとなるようにそれ
ぞれ秤量した。各秤量体を、イオン交換水とエタノール
とからなる溶液に加え充分に分散させた。この分散溶液
を上記ブレンドされてなる金属含有シリケートに加え、
室温で充分撹拌した後蒸発乾固させた。そして、150
〜200℃で充分乾燥させ、Pt−Ir担持金属含有シ
リケート触媒を調製した。
リジウムを、Pt:Ir=3:1でPtとIrとの担持
合計量が触媒容量1リットル当り3gとなるようにそれ
ぞれ秤量した。各秤量体を、イオン交換水とエタノール
とからなる溶液に加え充分に分散させた。この分散溶液
を上記ブレンドされてなる金属含有シリケートに加え、
室温で充分撹拌した後蒸発乾固させた。そして、150
〜200℃で充分乾燥させ、Pt−Ir担持金属含有シ
リケート触媒を調製した。
【0051】このPt−Ir担持金属含有シリケート触
媒に、バインダーとしての水和アルミナを20重量%添
加した後、適量の水を加えてウオッシュコート用スラリ
ーを作成した。このスラリーにコージェライト製ハニカ
ム担体(1平方インチ当り400セル)を浸漬し、余分
なスラリーをエアブローで吹き飛ばし、乾燥後、大気中
で500℃×2時間焼成し排気ガス浄化用触媒装置を得
た。尚、上記ハニカム担体への触媒担持量は担体重量の
30重量%となるようにウオッシュコートした。
媒に、バインダーとしての水和アルミナを20重量%添
加した後、適量の水を加えてウオッシュコート用スラリ
ーを作成した。このスラリーにコージェライト製ハニカ
ム担体(1平方インチ当り400セル)を浸漬し、余分
なスラリーをエアブローで吹き飛ばし、乾燥後、大気中
で500℃×2時間焼成し排気ガス浄化用触媒装置を得
た。尚、上記ハニカム担体への触媒担持量は担体重量の
30重量%となるようにウオッシュコートした。
【0052】<実施例2>上記実施例1におけるケイバ
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比144
のH/ZSM−5を用い、ケイバン比30のH/ZSM
−5とケイバン比144のH/ZSM−5とを重量比で
0.35:0.65となるようにそれぞれ秤量し、両者
をエタノール中で1時間撹拌し混合した後160℃で乾
燥し、ブレンドされてなる金属含有シリケートを調製し
た。当該金属含有シリケートの調製以外は上記実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比144
のH/ZSM−5を用い、ケイバン比30のH/ZSM
−5とケイバン比144のH/ZSM−5とを重量比で
0.35:0.65となるようにそれぞれ秤量し、両者
をエタノール中で1時間撹拌し混合した後160℃で乾
燥し、ブレンドされてなる金属含有シリケートを調製し
た。当該金属含有シリケートの調製以外は上記実施例1
と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0053】<実施例3>上記実施例1におけるケイバ
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比200
のNa型金属含有シリケート(Na/ZSM−5)を用
い、ケイバン比30のH/ZSM−5とケイバン比20
0のNa/ZSM−5とを重量比で0.25:0.75
となるように秤量し、両者をエタノール中で1時間撹拌
し混合した後160℃で乾燥し、ブレンドされてなる金
属含有シリケートを調製した。当該金属含有シリケート
の調製以外は上記実施例1と同様にして排気ガス浄化用
触媒装置を得た。
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比200
のNa型金属含有シリケート(Na/ZSM−5)を用
い、ケイバン比30のH/ZSM−5とケイバン比20
0のNa/ZSM−5とを重量比で0.25:0.75
となるように秤量し、両者をエタノール中で1時間撹拌
し混合した後160℃で乾燥し、ブレンドされてなる金
属含有シリケートを調製した。当該金属含有シリケート
の調製以外は上記実施例1と同様にして排気ガス浄化用
触媒装置を得た。
【0054】<実施例4>上記実施例1におけるブレン
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
30のH/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実施
例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
30のH/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実施
例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0055】<実施例5>上記実施例1におけるブレン
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
144のH/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
144のH/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0056】<実施例6>上記実施例1におけるブレン
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
200のH/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
200のH/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0057】<比較例1>上記実施例1におけるブレン
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
30のNa/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
30のNa/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0058】<比較例2>上記実施例1におけるブレン
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
70のNa/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
70のNa/ZSM−5を単独に使用する以外は上記実
施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0059】<比較例3>上記実施例1におけるブレン
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
200のNa/ZSM−5を単独に使用する以外は上記
実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ドされてなる金属含有シリケートに代えて、ケイバン比
200のNa/ZSM−5を単独に使用する以外は上記
実施例1と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0060】 −Ptのみが活性種として担持されてなる触媒− <実施例7>上記実施例1におけるものと同様のブレン
ドされてなる金属含有シリケートを調製した。
ドされてなる金属含有シリケートを調製した。
【0061】次に、二価白金アンミン結晶を、Pt担持
量が触媒容量1リットル当り3gとなるように秤量し
た。この秤量体をイオン交換水に溶かした後この水溶液
を上記ブレンドされてなる金属含有シリケートに加え、
室温で充分撹拌した後蒸発乾固させた。そして、150
〜200℃で充分乾燥させPt担持金属含有シリケート
触媒を調製した。
量が触媒容量1リットル当り3gとなるように秤量し
た。この秤量体をイオン交換水に溶かした後この水溶液
を上記ブレンドされてなる金属含有シリケートに加え、
室温で充分撹拌した後蒸発乾固させた。そして、150
〜200℃で充分乾燥させPt担持金属含有シリケート
触媒を調製した。
【0062】このPt担持金属含有シリケート触媒に、
バインダーとしての水和アルミナを20重量%添加した
後、適量の水を加えてウオッシュコート用スラリーを作
成した。このスラリーを使用し、以後は上記実施例1と
同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
バインダーとしての水和アルミナを20重量%添加した
後、適量の水を加えてウオッシュコート用スラリーを作
成した。このスラリーを使用し、以後は上記実施例1と
同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0063】<実施例8>上記実施例1におけるケイバ
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比144
のH/ZSM−5を用い、ケイバン比30のH/ZSM
−5とケイバン比144のH/ZSM−5とを重量比で
0.35:0.65となるようにそれぞれ秤量し、両者
をエタノール中で1時間撹拌し混合した後160℃で乾
燥し、ブレンドされてなる金属含有シリケートを調製し
た。当該金属含有シリケートを使用すること以外は、上
記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得
た。
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比144
のH/ZSM−5を用い、ケイバン比30のH/ZSM
−5とケイバン比144のH/ZSM−5とを重量比で
0.35:0.65となるようにそれぞれ秤量し、両者
をエタノール中で1時間撹拌し混合した後160℃で乾
燥し、ブレンドされてなる金属含有シリケートを調製し
た。当該金属含有シリケートを使用すること以外は、上
記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得
た。
【0064】<実施例9>上記実施例1におけるケイバ
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比200
のNa型金属含有シリケート(Na/ZSM−5)を用
い、ケイバン比30のH/ZSM−5とケイバン比20
0のNa/ZSM−5とを重量比で0.25:0.75
となるように秤量し、両者をエタノール中で1時間撹拌
し混合した後160℃で乾燥し、ブレンドされてなる金
属含有シリケートを調製した。当該金属含有シリケート
を使用すること以外は、上記実施例7と同様にして排気
ガス浄化用触媒装置を得た。
ン比200のH/ZSM−5に代えてケイバン比200
のNa型金属含有シリケート(Na/ZSM−5)を用
い、ケイバン比30のH/ZSM−5とケイバン比20
0のNa/ZSM−5とを重量比で0.25:0.75
となるように秤量し、両者をエタノール中で1時間撹拌
し混合した後160℃で乾燥し、ブレンドされてなる金
属含有シリケートを調製した。当該金属含有シリケート
を使用すること以外は、上記実施例7と同様にして排気
ガス浄化用触媒装置を得た。
【0065】<実施例10>金属含有シリケートとして
ケイバン比30のH/ZSM−5を単独に使用する以外
は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒装置
を得た。
ケイバン比30のH/ZSM−5を単独に使用する以外
は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒装置
を得た。
【0066】<実施例11>金属含有シリケートとして
ケイバン比144のH/ZSM−5を単独に使用するこ
と以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触
媒装置を得た。
ケイバン比144のH/ZSM−5を単独に使用するこ
と以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触
媒装置を得た。
【0067】<実施例12>金属含有シリケートとして
ケイバン比200のH/ZSM−5を単独に使用するこ
と以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触
媒装置を得た。
ケイバン比200のH/ZSM−5を単独に使用するこ
と以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触
媒装置を得た。
【0068】<比較例4>金属含有シリケートとしてケ
イバン比30のNa/ZSM−5を単独に使用すること
以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒
装置を得た。
イバン比30のNa/ZSM−5を単独に使用すること
以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒
装置を得た。
【0069】<比較例5>金属含有シリケートとしてケ
イバン比70のNa/ZSM−5を単独に使用すること
以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒
装置を得た。
イバン比70のNa/ZSM−5を単独に使用すること
以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触媒
装置を得た。
【0070】<比較例6>金属含有シリケートとしてケ
イバン比200のNa/ZSM−5を単独に使用するこ
と以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触
媒装置を得た。
イバン比200のNa/ZSM−5を単独に使用するこ
と以外は、上記実施例7と同様にして排気ガス浄化用触
媒装置を得た。
【0071】−ゼオライト以外の金属含有シリケート母
材からなる触媒− <実施例13>活性種担持母材として、Si/Al=5
0,Si/Mn=9000のプロトンイオン交換Mn含
有アルミノシリケート(H+ −Si/(Al+Mn))
を使用した。
材からなる触媒− <実施例13>活性種担持母材として、Si/Al=5
0,Si/Mn=9000のプロトンイオン交換Mn含
有アルミノシリケート(H+ −Si/(Al+Mn))
を使用した。
【0072】当該金属含有シリケートにPt−Irを担
持させる操作以後は上記実施例1と同様にして、Pt−
Ir担持H型Mn含有アルミノシリケート触媒を調製
し、当該触媒をハニカム担体にウオッシュコートするこ
とによって、排気ガス浄化用触媒装置を得た。
持させる操作以後は上記実施例1と同様にして、Pt−
Ir担持H型Mn含有アルミノシリケート触媒を調製
し、当該触媒をハニカム担体にウオッシュコートするこ
とによって、排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0073】<実施例14>活性種担持母材として、S
i/Al=70,Si/Mn=9000のプロトンイオ
ン交換Mn含有アルミノシリケート(H+ −Si/(A
l+Mn))を使用した。
i/Al=70,Si/Mn=9000のプロトンイオ
ン交換Mn含有アルミノシリケート(H+ −Si/(A
l+Mn))を使用した。
【0074】当該金属含有シリケートにPt−Irを担
持させる操作以後は上記実施例1と同様にして、Pt−
Ir担持H型Mn含有アルミノシリケート触媒を調製
し、当該触媒をハニカム担体にウオッシュコートするこ
とによって、排気ガス浄化用触媒装置を得た。
持させる操作以後は上記実施例1と同様にして、Pt−
Ir担持H型Mn含有アルミノシリケート触媒を調製
し、当該触媒をハニカム担体にウオッシュコートするこ
とによって、排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0075】<実施例15>活性種担持母材として、S
i/Al=100,Si/Mn=9000のプロトンイ
オン交換Mn含有アルミノシリケート(H+ −Si/
(Al+Mn))を使用した。
i/Al=100,Si/Mn=9000のプロトンイ
オン交換Mn含有アルミノシリケート(H+ −Si/
(Al+Mn))を使用した。
【0076】当該金属含有シリケートにPt−Irを担
持させる操作以後は上記実施例1と同様にして、Pt−
Ir担持H型Mn含有アルミノシリケート触媒を調製
し、当該触媒をハニカム担体にウオッシュコートするこ
とによって、排気ガス浄化用触媒装置を得た。
持させる操作以後は上記実施例1と同様にして、Pt−
Ir担持H型Mn含有アルミノシリケート触媒を調製
し、当該触媒をハニカム担体にウオッシュコートするこ
とによって、排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0077】 −各触媒における母材の固体酸特性等の測定− 上記実施例1〜6(実施例7〜12も同じ)及び比較例
1〜3(比較例4〜6も同じ)においてそれぞれ使用さ
れているブレンドされてなる金属含有シリケート及び単
独の金属含有シリケートについて、酸度関数と酸量とに
よって示される各固体酸特性と各Al含有量及びNa含
有量とをそれぞれ測定し、その結果を表1に示した。
1〜3(比較例4〜6も同じ)においてそれぞれ使用さ
れているブレンドされてなる金属含有シリケート及び単
独の金属含有シリケートについて、酸度関数と酸量とに
よって示される各固体酸特性と各Al含有量及びNa含
有量とをそれぞれ測定し、その結果を表1に示した。
【0078】また、上記実施例13〜15において使用
されているH型Mn含有アルミノシリケートの各固体酸
特性と各Al含有量及びNa含有量とをそれぞれ測定
し、その結果を表2に示した。
されているH型Mn含有アルミノシリケートの各固体酸
特性と各Al含有量及びNa含有量とをそれぞれ測定
し、その結果を表2に示した。
【0079】尚、固体酸特性の測定は、ハメット指示薬
を用いる酸度関数と酸量との測定法、いわゆるJohn
son法により測定し、また、Al及びNaの各含有量
は組成分析によって測定したものである。
を用いる酸度関数と酸量との測定法、いわゆるJohn
son法により測定し、また、Al及びNaの各含有量
は組成分析によって測定したものである。
【0080】
【表1】
【0081】
【表2】
【0082】 −各触媒装置におけるNOx浄化率の測定− 次に、上記実施例1〜15及び比較例1〜6の各触媒装
置におけるフレッシュ状態及び大気下での加熱後の各最
高NOx浄化率とフレッシュ状態時に対する加熱後の最
高NOx浄化率の劣化率とをそれぞれ測定した。
置におけるフレッシュ状態及び大気下での加熱後の各最
高NOx浄化率とフレッシュ状態時に対する加熱後の最
高NOx浄化率の劣化率とをそれぞれ測定した。
【0083】上記測定は、常圧固定床流通式反応装置に
より、A/F=22のリーンバーン条件の排気ガスにほ
ぼ相当するモデルガスを使用して行った。尚、上記モデ
ルガスの組成はNOx:2000ppm,HC:550
0ppmC,O2 :8%,H2 :650ppm,CO:
0.2%,CO2 :10%,N2 :バランスとし、また
SV=55000h-1とした。
より、A/F=22のリーンバーン条件の排気ガスにほ
ぼ相当するモデルガスを使用して行った。尚、上記モデ
ルガスの組成はNOx:2000ppm,HC:550
0ppmC,O2 :8%,H2 :650ppm,CO:
0.2%,CO2 :10%,N2 :バランスとし、また
SV=55000h-1とした。
【0084】先ず、フレッシュ状態時のNOx浄化率を
上記方法により測定し、当該測定後の触媒を大気下で8
00℃×8時間加熱し、加熱後のものについても上記方
法によりNOx浄化率を測定した。
上記方法により測定し、当該測定後の触媒を大気下で8
00℃×8時間加熱し、加熱後のものについても上記方
法によりNOx浄化率を測定した。
【0085】上記実施例1〜15及び比較例1〜6の各
触媒における各測定結果を表3に示した。
触媒における各測定結果を表3に示した。
【0086】
【表3】
【0087】−NOx浄化活性の評価− 上記表1及び2に示される各固体酸特性と各Al含有量
及びNa含有量との測定結果並びに表3に示される各N
Ox浄化率及び加熱後のNOx浄化率の劣化率の測定結
果に基づいて、上記実施例1〜15及び比較例1〜6の
各触媒装置のNOx浄化特性及び耐熱性を評価すると、
実施例1〜15の各触媒装置のほとんどのものはフレッ
シュ状態時の活性が高く、加熱後も有効なNOx浄化特
性が確保されていることが分かる。
及びNa含有量との測定結果並びに表3に示される各N
Ox浄化率及び加熱後のNOx浄化率の劣化率の測定結
果に基づいて、上記実施例1〜15及び比較例1〜6の
各触媒装置のNOx浄化特性及び耐熱性を評価すると、
実施例1〜15の各触媒装置のほとんどのものはフレッ
シュ状態時の活性が高く、加熱後も有効なNOx浄化特
性が確保されていることが分かる。
【0088】これら各実施例の触媒装置のなかでも、互
いに異なる性状を有する複数の金属含有シリケートが適
切にブレンドされることによって上記固体酸特性となる
ように制御された金属含有シリケート、及び金属含有シ
リケートの骨格を形成する金属としてAlと共に他の金
属が含有されることによって上記固体酸特性となってい
る金属含有シリケートに、貴金属活性種がそれぞれ担持
されてなる態様のものは、優れたNOx浄化特性を有す
ると共に耐熱性が向上しており、浄化性能と耐熱性とが
両立していることは明らかである。
いに異なる性状を有する複数の金属含有シリケートが適
切にブレンドされることによって上記固体酸特性となる
ように制御された金属含有シリケート、及び金属含有シ
リケートの骨格を形成する金属としてAlと共に他の金
属が含有されることによって上記固体酸特性となってい
る金属含有シリケートに、貴金属活性種がそれぞれ担持
されてなる態様のものは、優れたNOx浄化特性を有す
ると共に耐熱性が向上しており、浄化性能と耐熱性とが
両立していることは明らかである。
【0089】特に、上記固体酸特性を有すると共にAl
含有量が0.4〜1.8重量%、Na含有量が0.01
〜0.05重量%の範囲に規定された金属含有シリケー
トが用いられている場合及び上記固体酸特性を有する金
属含有シリケートに貴金属活性種としてPt−Ir系貴
金属が担持されている場合には、上記浄化性能と耐熱性
との両立は一層顕著になっている。
含有量が0.4〜1.8重量%、Na含有量が0.01
〜0.05重量%の範囲に規定された金属含有シリケー
トが用いられている場合及び上記固体酸特性を有する金
属含有シリケートに貴金属活性種としてPt−Ir系貴
金属が担持されている場合には、上記浄化性能と耐熱性
との両立は一層顕著になっている。
【0090】 第2の実施例 この第2の実施例は、金属含有シリケートに貴金属活性
種が担持されてなる触媒を、バインダーの添加によって
触媒担体にウオッシュコートするに際し、上記バインダ
ーの酸特性を制御することによって、触媒上にHCが励
起される酸点が形成されるようにし、これにより、NO
x浄化率の向上を図るものである。
種が担持されてなる触媒を、バインダーの添加によって
触媒担体にウオッシュコートするに際し、上記バインダ
ーの酸特性を制御することによって、触媒上にHCが励
起される酸点が形成されるようにし、これにより、NO
x浄化率の向上を図るものである。
【0091】−Pt及びIrを包含する貴金属が担持さ
れてなる触媒− <実施例16>二価白金アンミン結晶及び三塩化イリジ
ウムを、Pt:Ir=3:1でPtとIrとの担持合計
量が触媒容量1リットル当り6gとなるようにそれぞれ
秤量した。各秤量体を、イオン交換水とエタノールとか
らなる溶液に加え充分に分散させた後、活性種担持母材
としてのケイバン比144のH型金属含有シリケート
(H/ZSM−5)を加え、蒸発乾固させてPt−Ir
担持金属含有シリケート触媒を調製した。
れてなる触媒− <実施例16>二価白金アンミン結晶及び三塩化イリジ
ウムを、Pt:Ir=3:1でPtとIrとの担持合計
量が触媒容量1リットル当り6gとなるようにそれぞれ
秤量した。各秤量体を、イオン交換水とエタノールとか
らなる溶液に加え充分に分散させた後、活性種担持母材
としてのケイバン比144のH型金属含有シリケート
(H/ZSM−5)を加え、蒸発乾固させてPt−Ir
担持金属含有シリケート触媒を調製した。
【0092】このPt−Ir担持金属含有シリケート触
媒に、水和アルミナとシリカゾルとを下記のような比率
で混合してなるバインダーを20重量%添加した後、適
量の水を加えてウオッシュコート用スラリーを作成し、
このスラリーをコージェライト製ハニカム担体にウオッ
シュコートすることによって排気ガス浄化用触媒装置を
得た。
媒に、水和アルミナとシリカゾルとを下記のような比率
で混合してなるバインダーを20重量%添加した後、適
量の水を加えてウオッシュコート用スラリーを作成し、
このスラリーをコージェライト製ハニカム担体にウオッ
シュコートすることによって排気ガス浄化用触媒装置を
得た。
【0093】上記ウオッシュコート用スラリーを作成す
るための、触媒に対するバインダーの添加において、ア
ルミナ系バインダー(水和アルミナ)を添加すると混合
後のスラリーのpHは酸側に移り、シリカ系バインダー
(シリカゾル)を添加するとスラリーのpHはアルカリ
側に移ることが確認されている。
るための、触媒に対するバインダーの添加において、ア
ルミナ系バインダー(水和アルミナ)を添加すると混合
後のスラリーのpHは酸側に移り、シリカ系バインダー
(シリカゾル)を添加するとスラリーのpHはアルカリ
側に移ることが確認されている。
【0094】そこで、この実施例16では上記バインダ
ーの組成を、アルミナ系バインダーとシリカ系バインダ
ーとが重量比で2:1となるようにし、このバインダー
を用いてウオッシュコート用スラリーを作成した。
ーの組成を、アルミナ系バインダーとシリカ系バインダ
ーとが重量比で2:1となるようにし、このバインダー
を用いてウオッシュコート用スラリーを作成した。
【0095】これにより、この実施例16におけるPt
−Ir担持金属含有シリケートにバインダーが添加され
た、いわゆるウオッシュコート用スラリーのpHは、上
記触媒自体のpH(バインダー添加前の触媒をイオン交
換水に加えたときの溶液のpHで、その値は5.2であ
った)にほぼ等しい5.3であった。
−Ir担持金属含有シリケートにバインダーが添加され
た、いわゆるウオッシュコート用スラリーのpHは、上
記触媒自体のpH(バインダー添加前の触媒をイオン交
換水に加えたときの溶液のpHで、その値は5.2であ
った)にほぼ等しい5.3であった。
【0096】<実施例17>二価白金アンミン結晶及び
三塩化イリジウムを、Pt:Ir=3:1でPtとIr
との担持合計量が触媒容量1リットル当り3gとなるよ
うにそれぞれ秤量した。各秤量体を、イオン交換水とエ
タノールとからなる溶液中にて充分に分散させた後、当
該分散溶液に活性種担持母材としてのケイバン比30の
Na型金属含有シリケート(Na/ZSM−5)を加
え、蒸発乾固させてPt−Ir担持金属含有シリケート
触媒を調製した。
三塩化イリジウムを、Pt:Ir=3:1でPtとIr
との担持合計量が触媒容量1リットル当り3gとなるよ
うにそれぞれ秤量した。各秤量体を、イオン交換水とエ
タノールとからなる溶液中にて充分に分散させた後、当
該分散溶液に活性種担持母材としてのケイバン比30の
Na型金属含有シリケート(Na/ZSM−5)を加
え、蒸発乾固させてPt−Ir担持金属含有シリケート
触媒を調製した。
【0097】一方、アルミナ系バインダーとシリカ系バ
インダとが、重量比で5:3となる組成のバインダーを
作成した。
インダとが、重量比で5:3となる組成のバインダーを
作成した。
【0098】このバインダーと上記Pt−Ir担持金属
含有シリケート触媒とを混合し、適量の水を加えてウオ
ッシュコート用スラリーとなし、以後は上記実施例16
と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
含有シリケート触媒とを混合し、適量の水を加えてウオ
ッシュコート用スラリーとなし、以後は上記実施例16
と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0099】この実施例17における、上記ウオッシュ
コート用スラリーのpHは、上記触媒自体のpHにほぼ
等しい5.8であった。
コート用スラリーのpHは、上記触媒自体のpHにほぼ
等しい5.8であった。
【0100】<実施例18>二価白金アンミン結晶,三
塩化イリジウム及び硝酸ロジウムを、Pt:Ir:Rh
=30:10:1でPtとIrとRhとの担持合計量が
触媒容量1リットル当り6gとなるようにそれぞれ秤量
した。各秤量体をイオン交換水とエタノールとからなる
溶液中にて充分に分散させた後、当該分散溶液に活性種
担持母材としてのケイバン比144のH型金属含有シリ
ケート(H/ZSM−5)を加え、蒸発乾固させてPt
−Ir−Rh担持金属含有シリケート触媒を調製した。
塩化イリジウム及び硝酸ロジウムを、Pt:Ir:Rh
=30:10:1でPtとIrとRhとの担持合計量が
触媒容量1リットル当り6gとなるようにそれぞれ秤量
した。各秤量体をイオン交換水とエタノールとからなる
溶液中にて充分に分散させた後、当該分散溶液に活性種
担持母材としてのケイバン比144のH型金属含有シリ
ケート(H/ZSM−5)を加え、蒸発乾固させてPt
−Ir−Rh担持金属含有シリケート触媒を調製した。
【0101】一方、アルミナ系バインダーとシリカ系バ
インダーとが重量比で1:1となる組成のバインダーを
作成した。
インダーとが重量比で1:1となる組成のバインダーを
作成した。
【0102】このバインダーと上記Pt−Ir−Rh担
持金属含有シリケート触媒とを混合し、適量の水を加え
てウオッシュコート用スラリーとなし、以後は上記実施
例16と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
持金属含有シリケート触媒とを混合し、適量の水を加え
てウオッシュコート用スラリーとなし、以後は上記実施
例16と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0103】この実施例18における、上記ウオッシュ
コート用スラリーのpHは、上記触媒自体のpHにほぼ
等しい4.6であった。
コート用スラリーのpHは、上記触媒自体のpHにほぼ
等しい4.6であった。
【0104】<比較例7>上記実施例16におけるバイ
ンダーとして、アルミナ系バインダー(水和アルミナ)
のみからなるものを使用すること以外は、上記実施例1
6と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ンダーとして、アルミナ系バインダー(水和アルミナ)
のみからなるものを使用すること以外は、上記実施例1
6と同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0105】尚、この比較例7におけるウオッシュコー
ト用スラリーのpHは4.0であった。
ト用スラリーのpHは4.0であった。
【0106】<比較例8>上記実施例16におけるバイ
ンダーとして、シリカ系バインダー(シリカゾル)のみ
からなるものを使用すること以外は、上記実施例16と
同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
ンダーとして、シリカ系バインダー(シリカゾル)のみ
からなるものを使用すること以外は、上記実施例16と
同様にして排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0107】尚、この比較例8におけるウオッシュコー
ト用スラリーのpHは6.4であった。
ト用スラリーのpHは6.4であった。
【0108】<比較例9>上記実施例17におけるバイ
ンダーとして、アルミナ系バインダーのみからなるもの
を使用すること以外は、上記実施例17と同様にして排
気ガス浄化用触媒装置を得た。
ンダーとして、アルミナ系バインダーのみからなるもの
を使用すること以外は、上記実施例17と同様にして排
気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0109】尚、この比較例9におけるウオッシュコー
ト用スラリーのpHは4.2であった。
ト用スラリーのpHは4.2であった。
【0110】<比較例10>上記実施例17におけるバ
インダーとして、シリカ系バインダーのみからなるもの
を使用すること以外は、上記実施例17と同様にして排
気ガス浄化用触媒装置を得た。
インダーとして、シリカ系バインダーのみからなるもの
を使用すること以外は、上記実施例17と同様にして排
気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0111】尚、この比較例10におけるウオッシュコ
ート用スラリーのpHは6.7であった。
ート用スラリーのpHは6.7であった。
【0112】<比較例11>上記実施例18におけるバ
インダーとして、アルミナ系バインダーのみからなるも
のを使用すること以外は、上記実施例18と同様にして
排気ガス浄化用触媒装置を得た。
インダーとして、アルミナ系バインダーのみからなるも
のを使用すること以外は、上記実施例18と同様にして
排気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0113】尚、この比較例11におけるウオッシュコ
ート用スラリーのpHは4.0であった。
ート用スラリーのpHは4.0であった。
【0114】<比較例12>上記実施例18におけるバ
インダーとして、シリカ系バインダーのみからなるもの
を使用すること以外は、上記実施例18と同様にして排
気ガス浄化用触媒装置を得た。
インダーとして、シリカ系バインダーのみからなるもの
を使用すること以外は、上記実施例18と同様にして排
気ガス浄化用触媒装置を得た。
【0115】尚、この比較例12におけるウオッシュコ
ート用スラリーのpHは5.1であった。
ート用スラリーのpHは5.1であった。
【0116】 −各触媒装置におけるバインダーの固体酸特性の評価− 上記実施例16〜18及び比較例7〜12の各触媒装置
における、活性種担持母材としての金属含有シリケート
の粒子間及び粒子表面に存在するバインダーの固体酸特
性を評価した。これらの評価は、ハメット指示薬を用い
る酸度関数及び当該酸度関数領域の酸量の測定方法、い
わゆるJohonson法により測定し、その測定結果
を基準とした。
における、活性種担持母材としての金属含有シリケート
の粒子間及び粒子表面に存在するバインダーの固体酸特
性を評価した。これらの評価は、ハメット指示薬を用い
る酸度関数及び当該酸度関数領域の酸量の測定方法、い
わゆるJohonson法により測定し、その測定結果
を基準とした。
【0117】上記評価によれば、上記実施例16〜18
の各触媒装置においては、各Pt−Ir担持金属含有シ
リケート及びPt−Ir−Rh担持金属含有シリケート
にそれぞれ添加されるバインダーの固体酸特性は、いず
れも酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量は0.0
4〜0.55mmol/gの範囲内にあるものであっ
た。
の各触媒装置においては、各Pt−Ir担持金属含有シ
リケート及びPt−Ir−Rh担持金属含有シリケート
にそれぞれ添加されるバインダーの固体酸特性は、いず
れも酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量は0.0
4〜0.55mmol/gの範囲内にあるものであっ
た。
【0118】また、上記実施例16,17及び18にそ
れぞれ対応し、これらのバインダーのpHより低いpH
を示す比較例7,9及び11の触媒装置各々のバインダ
ーは、上記Ho≦−3.0領域の酸量は0.55mmo
l/gを上まわっており、上記各実施例16,17及び
18におけるバインダーのpHよりも高いpHを示す比
較例8,10及び12の触媒装置各々のバインダーは、
酸度関数Hoが−3.0より弱い(プラス側に移る)か
或いは上記Ho≦−3.0領域の酸量が0.04mmo
l/gに満たないものであった。
れぞれ対応し、これらのバインダーのpHより低いpH
を示す比較例7,9及び11の触媒装置各々のバインダ
ーは、上記Ho≦−3.0領域の酸量は0.55mmo
l/gを上まわっており、上記各実施例16,17及び
18におけるバインダーのpHよりも高いpHを示す比
較例8,10及び12の触媒装置各々のバインダーは、
酸度関数Hoが−3.0より弱い(プラス側に移る)か
或いは上記Ho≦−3.0領域の酸量が0.04mmo
l/gに満たないものであった。
【0119】 −各触媒装置におけるNOx浄化率の測定− 次に、上記実施例16〜18及び比較例7〜12の各触
媒装置におけるフレッシュ状態時及び大気下での加熱後
の各最高NOx浄化率と、一部についてはその発現温度
とを測定した。
媒装置におけるフレッシュ状態時及び大気下での加熱後
の各最高NOx浄化率と、一部についてはその発現温度
とを測定した。
【0120】この測定は、上記実施例1〜15及び比較
例1〜6の各触媒装置について行ったNOx浄化率の測
定と同様の方法により行った。
例1〜6の各触媒装置について行ったNOx浄化率の測
定と同様の方法により行った。
【0121】上記実施例16〜18及び比較例7〜12
の各触媒装置における各測定結果を表4に示した。
の各触媒装置における各測定結果を表4に示した。
【0122】
【表4】
【0123】上記表4に示される各NOx浄化率の測定
結果に基づいて各触媒装置のNOx浄化特性を評価する
と、実施例16〜18の各触媒装置は、優れたNOx浄
化性能を有しフレッシュ状態時の活性が高く、加熱後も
実用的な活性が確保されていて耐熱性が向上しているこ
とが明らかである。
結果に基づいて各触媒装置のNOx浄化特性を評価する
と、実施例16〜18の各触媒装置は、優れたNOx浄
化性能を有しフレッシュ状態時の活性が高く、加熱後も
実用的な活性が確保されていて耐熱性が向上しているこ
とが明らかである。
【0124】 第3の実施例 この第3の実施例は、先ず、固体酸特性を所要の値とな
るように制御した金属含有シリケートを得て、これに貴
金属活性種を担持させて触媒を調製し、さらに、このよ
うな触媒が触媒担体にウオッシュコートされるときに用
いられるバインダーの固体酸特性の制御によって、上記
触媒からなる触媒装置におけるNOx浄化特性の向上と
耐熱性の向上との両立を確保しようとするものである。
るように制御した金属含有シリケートを得て、これに貴
金属活性種を担持させて触媒を調製し、さらに、このよ
うな触媒が触媒担体にウオッシュコートされるときに用
いられるバインダーの固体酸特性の制御によって、上記
触媒からなる触媒装置におけるNOx浄化特性の向上と
耐熱性の向上との両立を確保しようとするものである。
【0125】<実施例19>上記実施例1と同様にし
て、ブレンドされてなる金属含有シリケートに活性種が
担持されたPt−Ir担持金属含有シリケート触媒を調
製した。
て、ブレンドされてなる金属含有シリケートに活性種が
担持されたPt−Ir担持金属含有シリケート触媒を調
製した。
【0126】一方、アルミナ系バインダーとしての水和
アルミナとシリカ系バインダーとしてのシリカゾルとが
重量比で2:1となる組成のバインダーを作成した。こ
のバインダーが20重量%となるように、当該バインダ
ーと上記Pt−Ir担持金属含有シリケート触媒とを混
合し、適量の水を加えてウオッシュコート用スラリーと
した。
アルミナとシリカ系バインダーとしてのシリカゾルとが
重量比で2:1となる組成のバインダーを作成した。こ
のバインダーが20重量%となるように、当該バインダ
ーと上記Pt−Ir担持金属含有シリケート触媒とを混
合し、適量の水を加えてウオッシュコート用スラリーと
した。
【0127】このスラリーをコージェライト製ハニカム
担体にウオッシュコートすることによって排気ガス浄化
用触媒装置を得た。
担体にウオッシュコートすることによって排気ガス浄化
用触媒装置を得た。
【0128】次に、この実施例19の触媒装置について
フレッシュ状態時及び加熱後のNOx浄化率を評価し
た。尚、評価は上記実施例1〜15について行ったとき
と同じ手段で行った。
フレッシュ状態時及び加熱後のNOx浄化率を評価し
た。尚、評価は上記実施例1〜15について行ったとき
と同じ手段で行った。
【0129】その結果、フレッシュ時の最高NOx浄化
率が70.2%、加熱後の最高NOx浄化率が45.3
%であった。すなわち、金属含有シリケートの固体酸特
性及びバインダーの固体酸特性が共に所定の範囲に制御
されてなる実施例19の触媒装置は、フレッシュ時及び
加熱後の最高NOx浄化率が共に実施例1の触媒装置よ
りも高くなっており、NOx浄化率の向上と耐熱性の向
上とが両立した優れたNOx浄化特性が得られることが
わかる。
率が70.2%、加熱後の最高NOx浄化率が45.3
%であった。すなわち、金属含有シリケートの固体酸特
性及びバインダーの固体酸特性が共に所定の範囲に制御
されてなる実施例19の触媒装置は、フレッシュ時及び
加熱後の最高NOx浄化率が共に実施例1の触媒装置よ
りも高くなっており、NOx浄化率の向上と耐熱性の向
上とが両立した優れたNOx浄化特性が得られることが
わかる。
【0130】また、この実施例19の変形例として、触
媒を実施例1に示されるようなものに代えて、例えば上
記実施例2〜15に例示されるような種々の金属含有シ
リケートとなし、且つこのような母材に活性種としてP
tを包含する貴金属が担持されてなる多様な触媒が使用
されてなる排気ガス浄化用触媒装置とすることも可能な
ことはいうまでもない。
媒を実施例1に示されるようなものに代えて、例えば上
記実施例2〜15に例示されるような種々の金属含有シ
リケートとなし、且つこのような母材に活性種としてP
tを包含する貴金属が担持されてなる多様な触媒が使用
されてなる排気ガス浄化用触媒装置とすることも可能な
ことはいうまでもない。
【0131】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1〜4の発
明に係る排気ガス浄化用触媒によれば、金属含有シリケ
ートが適切な固体酸特性となるように制御されているた
め、排気ガス中のHCのラジカル化が旺盛に行われるの
で、優れたNOx浄化性能が得られ且つ耐熱性は高ま
り、浄化性能の向上と耐熱性の向上との両立が図れる。
明に係る排気ガス浄化用触媒によれば、金属含有シリケ
ートが適切な固体酸特性となるように制御されているた
め、排気ガス中のHCのラジカル化が旺盛に行われるの
で、優れたNOx浄化性能が得られ且つ耐熱性は高ま
り、浄化性能の向上と耐熱性の向上との両立が図れる。
【0132】特に、アルミノシリケートが用いられると
共に当該アルミノシリケート中のAl含有量及びNa含
有量が規制される(請求項2の発明)ときは、初期活性
が向上し易くなり且つNOx浄化特性の低下が抑止され
るので、上記NOx浄化性能の向上と耐熱性の向上との
両立が達成できる。
共に当該アルミノシリケート中のAl含有量及びNa含
有量が規制される(請求項2の発明)ときは、初期活性
が向上し易くなり且つNOx浄化特性の低下が抑止され
るので、上記NOx浄化性能の向上と耐熱性の向上との
両立が達成できる。
【0133】さらに、活性種がPtを包含する貴金属
(請求項3の発明)であるときは、上記HCはPtによ
って強い攻撃種となるようにラジカル化され、また、上
記貴金属にPt及びIrが包含される(請求項4の発
明)ときは、上記強い攻撃種となるようにラジカル化さ
れたHCは上記Irに吸着されたNOxを効率よくアタ
ックするので、NOx浄化性能は確実に向上する。
(請求項3の発明)であるときは、上記HCはPtによ
って強い攻撃種となるようにラジカル化され、また、上
記貴金属にPt及びIrが包含される(請求項4の発
明)ときは、上記強い攻撃種となるようにラジカル化さ
れたHCは上記Irに吸着されたNOxを効率よくアタ
ックするので、NOx浄化性能は確実に向上する。
【0134】また、請求項5の発明に係る排気ガス浄化
用触媒によると、添加されるバインダーの固体酸特性の
制御によって排気ガス中のHCが励起される酸点が形成
され、これによりHCのラジカル化が旺盛に行われるの
で、触媒におけるNOx浄化性能の向上と耐熱性の向上
との両立を得ることができる。また、バインダーの固体
酸特性の制御によってNOx浄化性能を高めるものであ
るから、活性種を担持する金属含有シリケートの異なる
特性を利用することが可能となる。
用触媒によると、添加されるバインダーの固体酸特性の
制御によって排気ガス中のHCが励起される酸点が形成
され、これによりHCのラジカル化が旺盛に行われるの
で、触媒におけるNOx浄化性能の向上と耐熱性の向上
との両立を得ることができる。また、バインダーの固体
酸特性の制御によってNOx浄化性能を高めるものであ
るから、活性種を担持する金属含有シリケートの異なる
特性を利用することが可能となる。
【0135】また、請求項6の発明によると、固体酸特
性が制御された金属含有シリケートに活性種が担持され
てなる触媒に対し、固体酸特性が制御されたバインダー
が添加されて触媒担体にウオッシュコートされることに
よって触媒装置が調製されるため、所要の固体酸特性を
保持する部域は拡大され酸点はより多く形成されるの
で、NOx浄化性能と耐熱性とを確実に向上させること
ができる。
性が制御された金属含有シリケートに活性種が担持され
てなる触媒に対し、固体酸特性が制御されたバインダー
が添加されて触媒担体にウオッシュコートされることに
よって触媒装置が調製されるため、所要の固体酸特性を
保持する部域は拡大され酸点はより多く形成されるの
で、NOx浄化性能と耐熱性とを確実に向上させること
ができる。
【図1】本発明における作用を説明する要部断面図であ
る。
る。
フロントページの続き (72)発明者 磯辺 正 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内 (72)発明者 渡辺 康人 広島県安芸郡府中町新地3番1号 マツダ 株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸
量が0.04〜0.55mmol/gである固体酸特性
を有する金属含有シリケートに、HCを燃焼させてNO
xを分解する貴金属活性種が担持されてなることを特徴
とする排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項2】 上記金属含有シリケートは、Alが0.
4〜1.8重量%、Naが0.01〜0.05重量%そ
れぞれ含有されると共に0.05〜0.43mmol/
gの酸量を有するアルミノシリケートである請求項1に
記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項3】 上記貴金属活性種は、Ptである請求項
1に記載の排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項4】 上記貴金属活性種は、Pt及びIrを包
含する貴金属である請求項1に記載の排気ガス浄化用触
媒。 - 【請求項5】 金属含有シリケートに貴金属活性種が担
持されてなる触媒が、酸度関数HoがHo≦−3.0領
域の酸量が0.04〜0.55mmol/gである固体
酸特性を有するバインダーによって触媒担体に担持され
てなることを特徴とする排気ガス浄化用触媒。 - 【請求項6】 上記金属含有シリケートに貴金属活性種
が担持されてなる触媒における金属含有シリケートは、
酸度関数HoがHo≦−3.0領域の酸量が0.04〜
0.55mmol/gである固体酸特性を有するもので
ある請求項5に記載の排気ガス浄化用触媒。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5015278A JPH06226107A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 排気ガス浄化用触媒 |
US08/186,928 US5489561A (en) | 1993-02-02 | 1994-01-27 | Catalyst for exhaust gas purification |
DE4403004A DE4403004A1 (de) | 1993-02-02 | 1994-02-01 | Katalysator zur Abgasreinigung |
KR1019940001891A KR100303732B1 (ko) | 1993-02-02 | 1994-02-02 | 배기가스정화용촉매 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5015278A JPH06226107A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 排気ガス浄化用触媒 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06226107A true JPH06226107A (ja) | 1994-08-16 |
Family
ID=11884397
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5015278A Pending JPH06226107A (ja) | 1993-02-02 | 1993-02-02 | 排気ガス浄化用触媒 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5489561A (ja) |
JP (1) | JPH06226107A (ja) |
KR (1) | KR100303732B1 (ja) |
DE (1) | DE4403004A1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1998047605A1 (fr) * | 1997-04-23 | 1998-10-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Procede de purification des gaz d'echappement et catalyseur de purification de gaz d'echappement |
JP2007313474A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | 排ガス処理用触媒及び排ガス処理方法 |
JP2008516748A (ja) * | 2004-10-18 | 2008-05-22 | エルジー・ケム・リミテッド | 炭化水素の分解触媒及びその製造方法 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69409891T2 (de) * | 1993-02-16 | 1998-09-10 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | Katalysator zur abgasreinigung |
JP3498357B2 (ja) * | 1993-05-28 | 2004-02-16 | マツダ株式会社 | 排気ガス浄化用触媒の製造方法 |
JP3129377B2 (ja) * | 1994-08-12 | 2001-01-29 | 三菱重工業株式会社 | 排気ガス浄化用触媒 |
JP3956437B2 (ja) * | 1996-09-26 | 2007-08-08 | マツダ株式会社 | 排気ガス浄化用触媒 |
KR19980085499A (ko) * | 1997-05-29 | 1998-12-05 | 김영귀 | 희박연소용 제올라이트 계통 자동차촉매 zsm-5 내열성 증진방법 |
KR100392943B1 (ko) * | 2001-05-16 | 2003-07-28 | (주)케이에이치 케미컬 | 디젤엔진 배기가스의 정화용 촉매 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0640964B2 (ja) * | 1987-11-19 | 1994-06-01 | トヨタ自動車株式会社 | 排気ガス浄化用触媒の製造方法 |
US5120695A (en) * | 1989-07-28 | 1992-06-09 | Degusaa Aktiengesellschaft (Degussa Ag) | Catalyst for purifying exhaust gases from internal combustion engines and gas turbines operated at above the stoichiometric ratio |
JP3044622B2 (ja) * | 1989-08-31 | 2000-05-22 | 東ソー株式会社 | 排ガス浄化法 |
JP2804967B2 (ja) * | 1989-12-27 | 1998-09-30 | 出光石油化学株式会社 | ゴム変性芳香族モノビニル系樹脂の製造方法 |
JP2771321B2 (ja) * | 1990-11-09 | 1998-07-02 | 日本碍子株式会社 | 排気ガス浄化用触媒組成物、排気ガス浄化用触媒及びその製造方法 |
-
1993
- 1993-02-02 JP JP5015278A patent/JPH06226107A/ja active Pending
-
1994
- 1994-01-27 US US08/186,928 patent/US5489561A/en not_active Expired - Fee Related
- 1994-02-01 DE DE4403004A patent/DE4403004A1/de not_active Withdrawn
- 1994-02-02 KR KR1019940001891A patent/KR100303732B1/ko not_active IP Right Cessation
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO1998047605A1 (fr) * | 1997-04-23 | 1998-10-29 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Procede de purification des gaz d'echappement et catalyseur de purification de gaz d'echappement |
US6191061B1 (en) | 1997-04-23 | 2001-02-20 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Method of purifying exhaust gas and catalyst for purifying exhaust gas |
JP2008516748A (ja) * | 2004-10-18 | 2008-05-22 | エルジー・ケム・リミテッド | 炭化水素の分解触媒及びその製造方法 |
JP4773451B2 (ja) * | 2004-10-18 | 2011-09-14 | エルジー・ケム・リミテッド | 炭化水素の分解触媒及びその製造方法 |
JP2007313474A (ja) * | 2006-05-29 | 2007-12-06 | Nippon Shokubai Co Ltd | 排ガス処理用触媒及び排ガス処理方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR940019352A (ko) | 1994-09-14 |
DE4403004A1 (de) | 1994-08-04 |
KR100303732B1 (ko) | 2001-11-30 |
US5489561A (en) | 1996-02-06 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030107 |