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JPH06217860A - タイルカーペット - Google Patents

タイルカーペット

Info

Publication number
JPH06217860A
JPH06217860A JP5026305A JP2630593A JPH06217860A JP H06217860 A JPH06217860 A JP H06217860A JP 5026305 A JP5026305 A JP 5026305A JP 2630593 A JP2630593 A JP 2630593A JP H06217860 A JPH06217860 A JP H06217860A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
reinforcing sheet
fiber
carpet
heat
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5026305A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Yamanaka
章 山中
Yasuki Terakawa
泰樹 寺川
Yasuhiro Yabuuchi
康弘 藪内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
JNC Corp
Original Assignee
Chisso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chisso Corp filed Critical Chisso Corp
Priority to JP5026305A priority Critical patent/JPH06217860A/ja
Publication of JPH06217860A publication Critical patent/JPH06217860A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Nonwoven Fabrics (AREA)
  • Carpets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 床面に施工が容易にでき、しかも熱や人間の
足による踏み荷重等で凹状に反ることのない、寸法安定
性に優れ、しわのないタイルカ−ペツトを提供すること
を目的とする。 【構成】 シートを配置した裏打ち層、繊維層からなる
タイルカ−ペツトにおいて、該シ−トが熱融着性複合繊
維の交点を熱融着したものであり且つ該シ−トの熱収縮
率が繊維層の熱収縮率よりも大でありしかも該シ−トが
裏打ち層の厚みの1/2よりも裏面側に配置してあるこ
とを特徴とするタイルカ−ペツト。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】 本発明はタイルカ−ペツトに関
する。更に詳しくは、簡単に製造でき、高速で裏打ち加
工できるタイルカーペットであり、寸法安定性よく、裏
面のしわがなく、床面に取付けても、長期にわたって凹
状の反りなど変形がないタイルカ−ペツト関する。
【0002】
【従来の技術】 ビルや一搬住宅のカ−ペツトとして、
ロ−ル卷きされた長尺状のカ−ペツトや、短尺状にカツ
トされた、いわゆるタイルカ−ペツトが使用されてい
る。 前記長尺状のカ−ペツトは通常、幅が約1.8m
〜3mもある。長尺状のカ−ペツトを床面に施工する場
合、ロ−ル卷き状の物が施工現場に持ち込まれ、粘着テ
−プを用いたり、鋲止め等の方法で床面に固定される。
従って、狭い部屋や曲がりや角等がある部屋に施工する
場合、長尺状のものを現場で裁断したりする必要があり
施工がしにくい。又施工現場で裁断屑が多量に発生する
等の問題がある。又ニ−ドルパンチカ−ペツトやタフテ
ツトカ−ペツト等の長尺状のカ−ペツトは色相や柄が単
調である等の課題がある。
【0002】 このようなカ−ペツトに代え、短尺状に
カツトされたタイルカ−ペツトが急速に用いられるよう
になつてきた。タイルカ−ペツトは一辺の幅が約15〜
150cmと短尺であり、且つ三角形、四角形、六角形
等の様々な形状に裁断されている。このカ−ペツトは裏
打ち層が約1000〜8000g/m2の高目付けに設
計されている。従って施工現場に合う様々なサイズのも
の、柄、カツトの形状、色相等の違うもの等を少量ずつ
選び、施工現場で任意に組合せて施工することができ
る。従ってモザイク調の柄だしや絵画調の柄だし等、意
匠効果のある柄だしも自由に行うことができる。しかも
一個が短尺であり、施工が容易である。このような理由
で前記長尺状のカ−ペツトに代え、短尺状にカツトされ
たタイルカ−ペツトが急速に用いられるようになつてき
た。
【0003】 ところがタイルカ−ペツトは、繊維層に
合成樹脂をラミネ−ト法やコ−テイング法や熱融着法等
における加熱等により繊維層が熱収縮し、凹状に反る、
いわゆる寸法安定性が悪いという課題がある。このよう
な課題を解決する試みとして、特開昭59−13502
3号公報には、裏打ち層に不織布やガラス繊維織布等の
複合体を配置したものが、実公平3−16536号公報
には熱収縮性メツシュ補強材が配置されたものが開示さ
れている。 しかし前記に開示されたタイルカ−ペツト
は、熱収縮の少ないガラス繊維が使用されているので寸
法安定性の効果が十分ではない。又前記実公平3−16
536号公報のものは、メツシュ補強材が熱融着されて
いないものが使用されているので、裏打ち事に該メツシ
ュ補強材が目ずれが出来たり、しわができたりしやす
く、従って裏打ち層の裏面にしわが出来やすい、しかも
繊維層と補強材の熱収縮がバランスよく構成されたもの
ではないので、まだ反りの防止が十分なものではない。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】 本発明は上記従来の
タイルカ−ペツトにあつた、凹状の反りが無い、いわゆ
る寸法安定性がよく、施工しやすく、且つ様々な配置で
施工できるタイルカ−ペツトを提供することを目的とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本発明は上記課題を解
決するために鋭意研究した結果達成した物であり、以下
の構成からなる。即ちその1は、シート(6)を配置し
た裏打ち層(4)、繊維層(3)からなるタイルカ−ペ
ツトにおいて、該シ−ト(6)が熱融着性複合繊維の交
点を熱融着したものであり且つ該シ−トの熱収縮率が繊
維層の熱収縮率よりも大でありしかも該シ−トが裏打ち
層の厚みの1/2よりも裏面側に配置してあることを特
徴とするタイルカ−ペツトであり、その2は、裏打ち層
(4)のシ−ト(6)に使用された熱融着性繊維が、熱
融着性複合モノフイラメントである前記1記載のタイル
カ−ペツトである。
【0006】 本発明において、タイルカ−ペツトの繊
維層(3)とは、ポリアミド繊維、ポリエステル繊維、
ポリオレフイン繊維、アクリル繊維、等の各種の合成繊
維や、天然繊維等が使用された種々の形態の繊維層
(3)からなる。該繊維層(3)はル−プパイルやカツ
トパイルで基布(2)にタフトされたもの、或いはニ−
ドルパンチ、スパンレ−ス、熱融着された不織布等様々
の物が例示できる。又該繊維層(3)は任意の割合で種
々の繊維を混合したり、交互に積層、引揃えたりして使
用される。又この繊維層は基布が無くともよい。又該繊
維層(3)の目付けは約300〜1500g/m2 であ
る。基布(2)はポリエステルスパンボンド法不織布、
ポリオレフインスリツトヤ−ンやジュ−ト等の編織布、
等が使用できる。
【0007】 本発明のタイルカーペットは、繊維層
(3)の裏面に、シ−ト(6)(以下補強シ−トと称す
ることがある)を配置した合成樹脂(5)の裏打ち層
(4)が裏打ちされている。該補強シ−ト(6)は、熱
融着性複合繊維が使用され、熱融着性複合繊維の交点を
熱融着したものであり、編織布、或は不織布状のもの等
が使用されている。しかも該補強シ−ト(6)の熱収縮
率は、前記繊維層よりも大であるものが使用されてい
る。該熱融着性複合繊維とは、軟化点又は融点の異なる
少なくとも二の成分からなり、且つ低融点成分が繊維表
面の一部を連続して形成している複合繊維をいう。該複
合繊維には、例えば、ポリプロピレン/ポリエチレンテ
レフタレ−ト、ポリエチレン/ポリエチレンテレフタレ
−ト、ポリエチレン/ポリプロピレン/、低融点共重合
ポリエステル/ポリエチレンテレフタレ−ト、低融点ポ
リアミド/ポリアミド、等の並列形、鞘芯形、海島形等
の繊維が使用出来る。該繊維は繊度が約50〜8000
d好ましくは約100〜2000dのものが使用され
る。該繊維が紡績糸の場合前記繊度は紡績糸一本当りの
繊度である。該繊維は紡績糸やマルチフイラメントやモ
ノフイラメント等が使用できる。とりわけ、シ−トの強
度が大であること、シ−トの形態安定性がよいので、複
合モノフイラメントが好ましい。該複合繊維を編織、或
は不織布状としシ−ト状に形成され、且つ複合繊維の低
融点成分の軟化点以上の温度で加熱し繊維の交点を熱融
着したものが使用される。該シ−トは繊維の交点が熱融
着されているのでシ−トをロ−ル巻き状で保管したり、
あるいは該ロ−ル巻き状のシ−トを用い合成樹脂ととも
に裏打ちする際に、シ−トにしわが発生することがない
ので、シ−トのたるみやしわをのばしたりすためのテン
タ−やしわのばしロ−ル等を必要とせず、しかも高速で
裏打ち加工できる。
【0008】 本発明において前記補強シ−ト(6)
は、熱融着後で、繊維層よりも熱収縮が大のものを使用
する。熱収縮のコントロ−ルは前記複合モノフイラメン
ト等を製造する際の製造条件や、シ−トの製造条件等を
適宜設定することによりおこなう。例えば複合繊維がモ
ノフイラメントの場合、紡糸温度や延伸温度を低温でお
こなったり、延伸後のアニ−リングを低温で行なつた
り、あるいは熱融着後のシ−トのアニ−リングを低温で
行なう、等の方法でコントロ−ルすることができる。本
発明の場合、加熱温度が150℃、時間1分の条件で繊
維層の熱収縮よりも2%〜15%大であるものが好まし
い。とりわけ2.5〜9%大であるものが好ましい。熱
収縮率の差が2%以下の場合、カ−ペツトの寸法安定性
をよくすることが困難であり15%を越えるとカ−ペツ
トが凸状に変形するので好ましくない。
【0009】 裏打ち層(4)には、前記補強シ−ト
(6)と共に合成樹脂(5)を裏打ちする。該補強シ−
ト(6)は裏打ち層(4)の厚みの1/2よりも裏面側
(床面側)に配置する。該補強シ−トを配置する位置が
1/2未満の場合カ−ペツトの反りを防ぐことが困難で
ある。該シ−ト(6)は裏打ち層(4)の裏面側に露出
していてもよい。又該合成樹脂(5)は塩化ビニル樹
脂、エチレン−ビニルアセテ−ト樹脂、低密度ポリエチ
レン、高密度ポリエチレン、非結晶性ポリプロピレン、
アスフアルト、スチレン−ブタジエン樹脂、あるいは該
樹脂を混合したもの等が使用できる。この樹脂(5)
は、炭酸カルシウム、カ−ボンブラツク、二酸化チタ
ン、硅砂、硫酸バリウム、各種の顔料、酸化防止剤、等
と混合して使用することも出来る。該裏打ち層(4)の
目付けは、補強シ−トなしの状態で約1000〜800
0g/m2 である。
【0010】 裏打ちは公知の各種の方法で行うことが
できる。その一例として、塩化ビニルペ−スト等をコ−
タ−を用いてペ−スト加工する方法、Tダイより合成樹
脂を押し出しラミネ−トする方法、あらかじめ押出成型
された合成樹脂シ−トを各々加熱し接着する方法等で行
うことができる。前記補強シ−トは合成樹脂を裏打ちす
る際に同時に配置することもできるし、合成樹脂を裏打
ちした後にその裏面に融着する等の方法で行うことがで
きる。又該裏打ち層(4)の合成樹脂(5)は一層のみ
ならず第一の合成樹脂(8)と第二の合成樹脂(9)が
二層状のもの、或はそれ以上の多層状であるもの等いず
れであつてもよい(図2)。又該裏打ち層(4)の補強
シ−ト(6)は裏打ち層(4)の厚みの1/2よりも裏
面側(下側)にであれば二層あるいはそれ以上の多層状
に配置してもよい。又該補強シ−ト(6)が一層あれば
他の熱収縮率が違うシ−トと積層されていてもよい。又
本発明のカ−ペツトは繊維層(3)の裏面が、SBR系
バインダ−や酢酸ビニル系バインダ−等で接着され、更
にその裏面に合成樹脂を裏打ちしたものであつてもよ
い。
【0011】 以下本発明を実施例で更に詳しく説明す
る。なを各例において、補強シ−トやタイルカ−ペツト
等の、物性、性能等の評価方法は以下の通りとした。 熱収縮率:熱風乾燥機を使用し、25cm×25cmの
補強シ−トを所定の温度で1分間加熱後、その面積収縮
率(%)を測定した。 寸法安定性:熱風乾燥機を使用し、25cm×25cm
のタイルカ−ペツトを80℃で48時間加熱後、水平な
ステンレス板の上に置きカ−ペツトの裏打ち層とステン
レス板との隙間の有無を目視し、カ−ペツトの4辺とも
隙間が無いものを寸法安定性良と判定した。カ−ペツト
の4辺のいずれかの一辺以上に隙間が認められるものを
寸法安定性不良と判定した。
【0012】 実施例1〜3、比較例1〜2 繊維層として、ポリエステルスパンボンド法基布に、ト
−タルデニ−ル2400d、フィラメント数136fの
ナイロン嵩高加工糸を、タフテイングしたカ−ペツト原
反を使用した。この原反はパイル糸のゲ−ジが1/1
0、パイル長が6.2mmのル−プパイルであつた。又
この原反は熱収縮率が、温度150℃時間1分の加熱条
件で5.1%、温度180℃時間1分の加熱条件で8.
6%であつた。
【0013】 このカ−ペツト原反とは別に、補強シ−
トとして鞘成分がポリプロピレン/芯成分がポリエチレ
ンテレフタレ−トからなり、複合比1/1(体積比)、
繊度400dの熱融着性複合モノフイラメントを織製
し、更に加熱ロ−ルを用い繊維の交点を熱融着した補強
シ−ト(a)を得た。該補強シ−ト(a)を熱風型加熱
機を使用し所定の温度で1分間加熱しアニ−リングし、
補強シ−ト(b、c、d、e)を得た。この補強シ−ト
は前記モノフイラメントの打ち込み本数が経糸9本/2
5mm、緯糸9本/25mmであつた。この補強シ−ト
の強度や熱収縮等の物性等を表1に示す。
【0014】 前記カ−ペツト原反の裏面に、前記補強
シ−トを配置した塩化ビニル樹脂を厚み5mm裏打ちし
たタイルカ−ペツトを得た。裏打ちは、コ−タ−、厚み
調整用ロ−ラ、乾燥機、等を備えたコ−テイング装置を
用い、補強シ−トを所定の位置になるように配置し、塩
化ビニル樹脂、可塑剤DOP、炭酸カルシウム等を混合
した塩化ビニルペ−ストをコ−テイングした。コ−テイ
ング後温度180℃で50秒加熱し塩化ビニル樹脂を固
化し、その後カツタ−で切断し25cm×25cmのタ
イルカ−ペツトを得た。表1のシート位置は、繊維層裏
面からの長さを求めた。表1に該カ−ペツトの性能等を
示す。表1から本発明のカ−ペツトは、寸法安定性がよ
く床面との密着性がよいことがわかった。また仕上げさ
れたコンクリートの床面にこのタイルカーペット裏側を
両面粘着テープで取付け3年の長期にわたって使用した
後、その外観を観察しても凹状の反りなど変形がなかっ
た。(実施例1、2、3) 一方補強シ−トのアニ−リングを過度に行い熱収縮率が
カ−ペツトの原反よりも低い補強シ−トを配置したもの
は凹状の反りが認められ寸法安定性が不良であつた(比
較例1、2)。
【0015】 実施例4、比較例3 前記実施例1において、補強シ−トや裏打ち層の樹脂等
を実施例1同じものを使用し、補強シ−トの配置位置を
変え、繊維層の裏面から1.1mm(裏打ち層の厚みの
1.1/5の位置)の位置に配置したもの(比較例
3)、および2.8mm(裏打ち層の厚みの2.8/5
の位置)の位置に配置したものを得た(実施例4)。複
合モノフイラメント製補強シ−トを合成樹脂層の厚みの
1/2よりも繊維層側に配置したものは寸法安定性が不
良であり、1/2よりも裏面側に配置したものは寸法安
定性が良であつた(表1)。
【0016】 実施例5、6 補強シ−トとして、鞘成分が高密度ポリエチレン/芯成
分がポリエチレンテレフタレ−トからなり、複合比3/
2(体積比)、繊度480dの熱融着性複合モノフイラ
メントを織製し、更に加熱ロ−ルを用い繊維の交点を熱
融着した補強シ−ト(f)を得た。該補強シ−ト(f)
を熱風型加熱機を使用し所定の温度で2分間加熱しアニ
−リングし、補強シ−ト(g)を得た。この補強シ−ト
は前記モノフイラメントの打ち込み本数が経糸7本/2
5mm、緯糸7本/25mmであつた。裏打ち層とし
て、低密度ポリエチレンを70重量%とエチレン酢酸ビ
ニル共重合体30重量%を混合し溶融製膜し、厚み2.
1mmのシ−ト(A)、及び厚み1mmのシ−ト(B)
を得た。このシ−トを加熱機で温度140℃で3分間加
熱した。前記実施例1で使用したものと同じカ−ペツト
原反の裏面に前記加熱されたシ−ト(A)、前記補強シ
−ト、加熱されたシ−ト(B)の順序で積層し、温度1
80℃に加熱された加熱機で45秒間加熱し繊維層に合
成樹脂を裏打ちした。冷却後、カツタ−で切断し、25
cm×25cmのタイルカ−ペツトを得た。このカ−ペ
ツトは裏打ち層の厚みが加熱により若干減少し3mmで
あつた。又補強シ−トの配置位置は繊維層の裏面より2
mm(裏打ち層の厚みの2/3)であつた。 比較例
4、5 前記実施例1において、補強シ−トのみ目付け30g/
2の抄紙法で得られたガラス繊維不織布に変更した。
(比較例4) 補強シートを繊度400dのポリエチレンフタレートモ
ノフィラメントを得、経糸9本/25mm、緯糸9本/25mm
のアニーリングなしのシートを得た。(比較例5) これら補強シ−トの強度や熱収縮等の物性等を表1に示
す。比較例4、5では寸法安定性が不良であった。比較
例5ではタイルカ−ペツトの裏面にしわが発生した。
【0017】
【発明の効果】 本発明のタイルカ−ペツトは、特定の
繊維を用い、その繊維の交点を熱融着したシートを用い
たので、シートのしわが発生することがなく、シ−トの
たるみやしわをのばしたりすためのテンタ−やしわのば
しロ−ル等を必要とせず、しかも高速で裏打ち加工でき
た。また本発明のタイルカ−ペツトは、特定の繊維を用
い、その繊維の交点を熱融着し、特定収縮率のシ−トを
特定位置に配置してあるので、寸法安定性よく、裏面の
しわがなく、床面に取付けると凹状の反りを防ぐことが
でき、熱や人間の足等による押圧等が加わつてもカ−ペ
ツトが凹状に反ることがなかった。又このカ−ペツトは
床に粘着剤や鋲止め等が無い状態で、又は粘着剤等を用
い敷きつめて使用できしかも長期にわたって寸法安定性
がよかった。
【0018】
【図面の簡単な説明】
【図1】は裏打ち層の合成樹脂が一層であるタイルカ−
ペツト、
【図2】は裏打ち層の合成樹脂が二層であるタイルカ−
ペツトを示す。
【符号の説明】
1:パイル 2:基布 3:繊維層 4:裏打ち層 5:合成樹脂 6:シ−ト 7:裏面側 8:第一の合成樹脂 9:第二の合成樹脂
【表1】

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートを配置した裏打ち層および繊維層
    からなるタイルカ−ペツトにおいて、該シ−トが熱融着
    性複合繊維の交点を熱融着したものであり且つ該シ−ト
    の熱収縮率が繊維層の熱収縮率よりも大でありしかも該
    シ−トが裏打ち層の厚みの1/2よりも裏面側に配置し
    てあることを特徴とするタイルカ−ペツト。
  2. 【請求項2】 裏打ち層のシ−トに使用された熱融着性
    複合繊維が、熱融着性複合モノフイラメントである請求
    項1のタイルカ−ペツト。
JP5026305A 1993-01-21 1993-01-21 タイルカーペット Pending JPH06217860A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5026305A JPH06217860A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 タイルカーペット

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5026305A JPH06217860A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 タイルカーペット

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Publication Number Publication Date
JPH06217860A true JPH06217860A (ja) 1994-08-09

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ID=12189657

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JP5026305A Pending JPH06217860A (ja) 1993-01-21 1993-01-21 タイルカーペット

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JP (1) JPH06217860A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2342362B (en) * 1998-10-02 2002-12-24 Rawson Carpets Ltd Floor covering
JP2012085949A (ja) * 2010-10-22 2012-05-10 Taisei Corp 床吹出し空調システム用通気性タイルカーペット

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GB2342362B (en) * 1998-10-02 2002-12-24 Rawson Carpets Ltd Floor covering
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