JPH06208542A - バス争奪方式 - Google Patents
バス争奪方式Info
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- JPH06208542A JPH06208542A JP331993A JP331993A JPH06208542A JP H06208542 A JPH06208542 A JP H06208542A JP 331993 A JP331993 A JP 331993A JP 331993 A JP331993 A JP 331993A JP H06208542 A JPH06208542 A JP H06208542A
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- 239000013256 coordination polymer Substances 0.000 description 5
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 3
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- 230000006870 function Effects 0.000 description 1
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Abstract
(57)【要約】
【目的】マスター側プロセッサ及びスレーブ側の各プロ
セッサが連続してバスリクエストを発生したとき、互い
にバス使用権を譲り合うことを特徴とする。 【構成】自プロセッサのバスリクエストを保持するマス
ター側及びスレーブ側の回路A(F1,O2)と、上記
保持されたバスリクエストを受けて相手プロセッサにバ
ス使用中を示す信号を出力するマスター側及びスレーブ
側の回路B(F2,O3)と、上記各プロセッサでバス
リクエストが発生したとき、上記回路Bの動作を無効に
するスレーブ側の回路C(A1,O1,I1,A3)
と、自プロセッサがバス使用中に相手プロセッサがバス
リクエストを発生したとき、次のバスサイクルから、相
手プロセッサがバス使用中を示す信号を発生するまで自
プロセッサのバスリクエストの発生を抑止するマスター
側及びスレーブ側の回路D(A4,A5,A6,O4,
I2,F3)とを具備してなることを特徴とする。
セッサが連続してバスリクエストを発生したとき、互い
にバス使用権を譲り合うことを特徴とする。 【構成】自プロセッサのバスリクエストを保持するマス
ター側及びスレーブ側の回路A(F1,O2)と、上記
保持されたバスリクエストを受けて相手プロセッサにバ
ス使用中を示す信号を出力するマスター側及びスレーブ
側の回路B(F2,O3)と、上記各プロセッサでバス
リクエストが発生したとき、上記回路Bの動作を無効に
するスレーブ側の回路C(A1,O1,I1,A3)
と、自プロセッサがバス使用中に相手プロセッサがバス
リクエストを発生したとき、次のバスサイクルから、相
手プロセッサがバス使用中を示す信号を発生するまで自
プロセッサのバスリクエストの発生を抑止するマスター
側及びスレーブ側の回路D(A4,A5,A6,O4,
I2,F3)とを具備してなることを特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、マスター側及びスレー
ブ側の各プロセッサと主記憶とが相互にバス接続される
計算機システムのプロセッサ間に於けるバス使用権獲得
のための排他制御機構に特徴をもつバス争奪方式に関す
る。
ブ側の各プロセッサと主記憶とが相互にバス接続される
計算機システムのプロセッサ間に於けるバス使用権獲得
のための排他制御機構に特徴をもつバス争奪方式に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、電子計算機システムに於いて、1
つのバスを2つのCPUで使用するときに、CPU間で
排他制御を行なわせ、いずれのCPUがバス使用権を獲
得するかを決定するバス争奪方式を実現する際、図3に
示すような排他制御回路を使用している。
つのバスを2つのCPUで使用するときに、CPU間で
排他制御を行なわせ、いずれのCPUがバス使用権を獲
得するかを決定するバス争奪方式を実現する際、図3に
示すような排他制御回路を使用している。
【0003】図3に於いて、A1は、相手CPUからの
バス使用要求信号101と、自CPUがマスターCPU
であるかスレーブCPUであるかを示す信号(マスター
側=“LOW ”スレーブ側=“HIGH”)102と、自CP
Uのバス使用要求信号105とを受けて、マスター側と
スレーブ側の各CPU間でバス使用要求が競合したとき
に、優先順位を制御するアンドゲートである。
バス使用要求信号101と、自CPUがマスターCPU
であるかスレーブCPUであるかを示す信号(マスター
側=“LOW ”スレーブ側=“HIGH”)102と、自CP
Uのバス使用要求信号105とを受けて、マスター側と
スレーブ側の各CPU間でバス使用要求が競合したとき
に、優先順位を制御するアンドゲートである。
【0004】O1は上記アンドゲートA1の出力と相手
CPUがバス使用中であることを示す信号103とを受
けるオアゲートであり、相手CPU(マスター側CP
U)がバス使用中であるとき、又はスレーブ側に於いて
スレーブ側のCPUがバス使用中に相手プロセッサがバ
スリクエストを発生したときアクティブ(“HIGH”)に
なる信号109を出力する。
CPUがバス使用中であることを示す信号103とを受
けるオアゲートであり、相手CPU(マスター側CP
U)がバス使用中であるとき、又はスレーブ側に於いて
スレーブ側のCPUがバス使用中に相手プロセッサがバ
スリクエストを発生したときアクティブ(“HIGH”)に
なる信号109を出力する。
【0005】I1はこのオアゲートO1の出力信号10
9を反転して、相手CPUがバス使用中であるとき(信
号103が“HIGH”であるとき)、又は2つのCPU間
でバス使用要求が競合し、そのCPUがスレーブ側であ
るとき(アンドゲートA1の出力が“HIGH”であると
き)に、バス使用要求(バスリクエスト)の出力を抑止
するためのゲート信号を生成するインバータである。A
2は上記オアゲートO1の出力信号109がアクティブ
(“HIGH”)になったときに自CPUのバス使用要求信
号105を出力するアンドゲートである。
9を反転して、相手CPUがバス使用中であるとき(信
号103が“HIGH”であるとき)、又は2つのCPU間
でバス使用要求が競合し、そのCPUがスレーブ側であ
るとき(アンドゲートA1の出力が“HIGH”であると
き)に、バス使用要求(バスリクエスト)の出力を抑止
するためのゲート信号を生成するインバータである。A
2は上記オアゲートO1の出力信号109がアクティブ
(“HIGH”)になったときに自CPUのバス使用要求信
号105を出力するアンドゲートである。
【0006】O2はこのアンドゲートA2の出力と自C
PUのリクエスト元信号104とを受けるオアゲートで
あり、自CPUのバス使用要求信号105を保持してお
くときにアクティブ(“HIGH”)になる信号を出力す
る。
PUのリクエスト元信号104とを受けるオアゲートで
あり、自CPUのバス使用要求信号105を保持してお
くときにアクティブ(“HIGH”)になる信号を出力す
る。
【0007】F1はこのオアゲートO2の出力信号を保
持するフリップフロップであり、自CPUのバスリクエ
ストをバス上に出力する前のリクエスト元信号104を
保持する。
持するフリップフロップであり、自CPUのバスリクエ
ストをバス上に出力する前のリクエスト元信号104を
保持する。
【0008】A3は上記フリップフロップF1より出力
される自CPUのバス使用要求信号105を上記インバ
ータI1の出力信号に従い出力制御するアンドゲートで
あり、上記インバータI1の出力信号が“LOW ”である
とき(即ちオアゲートO1の出力信号109が“HIGH”
であるとき)自CPUのバス使用要求信号105の出力
を抑止する。
される自CPUのバス使用要求信号105を上記インバ
ータI1の出力信号に従い出力制御するアンドゲートで
あり、上記インバータI1の出力信号が“LOW ”である
とき(即ちオアゲートO1の出力信号109が“HIGH”
であるとき)自CPUのバス使用要求信号105の出力
を抑止する。
【0009】F2はこのアンドゲートA3より出力され
る自CPUのバス使用要求信号105を受けて主記憶ア
クセスのためのバスリクエスト信号106をバス上へ送
出するフリップフロップであり、このリクエストは、1
コマンドが複数バスサイクルを必要とするときであって
もバスを使用する最初のサイクルに出力される。
る自CPUのバス使用要求信号105を受けて主記憶ア
クセスのためのバスリクエスト信号106をバス上へ送
出するフリップフロップであり、このリクエストは、1
コマンドが複数バスサイクルを必要とするときであって
もバスを使用する最初のサイクルに出力される。
【0010】O3はバスを使用する最初のサイクルに出
力されるバスリクエスト信号106と2サイクル以降か
らバス使用終了までアクティブとするためのホールド信
号108とを受けて、相手CPUに現在バス使用中を通
知する信号107を送出するオアゲートである。尚、ホ
ールド信号108を送出するときのリクエスト元信号1
04の入力タイミングは、ホールド信号が落ちる2サイ
クル前であり、バスリクエスト信号106とホールド信
号108が同時に出ないようになっている。
力されるバスリクエスト信号106と2サイクル以降か
らバス使用終了までアクティブとするためのホールド信
号108とを受けて、相手CPUに現在バス使用中を通
知する信号107を送出するオアゲートである。尚、ホ
ールド信号108を送出するときのリクエスト元信号1
04の入力タイミングは、ホールド信号が落ちる2サイ
クル前であり、バスリクエスト信号106とホールド信
号108が同時に出ないようになっている。
【0011】又、101は相手CPUのバス用要求信
号、102は自CPUがマスターCPUかスレーブCP
Uかを示す信号(マスター側=“LOW ”,スレーブ側=
“HIGH”)、103は相手CPUがバス使用中であるこ
とを示す信号、104は自CPUのリクエスト元信号、
105は自CPUのバス使用要求信号、106は主記憶
アクセスのために送出されるバスリクエスト信号、10
7は自CPUがバス使用中であることを示す信号、10
8はバスリクエスト信号106送出後のデータ送出中
(バス使用中)を示す信号である。109はオアゲート
O1の出力信号であり、自CPUのバスリクエスト信号
106の出力をインバータI1で抑止するためのゲート
信号であるとともに、自CPUのバス使用要求信号10
5を保持するためにアンドゲートA2をアクティブにす
るためのゲート信号である。
号、102は自CPUがマスターCPUかスレーブCP
Uかを示す信号(マスター側=“LOW ”,スレーブ側=
“HIGH”)、103は相手CPUがバス使用中であるこ
とを示す信号、104は自CPUのリクエスト元信号、
105は自CPUのバス使用要求信号、106は主記憶
アクセスのために送出されるバスリクエスト信号、10
7は自CPUがバス使用中であることを示す信号、10
8はバスリクエスト信号106送出後のデータ送出中
(バス使用中)を示す信号である。109はオアゲート
O1の出力信号であり、自CPUのバスリクエスト信号
106の出力をインバータI1で抑止するためのゲート
信号であるとともに、自CPUのバス使用要求信号10
5を保持するためにアンドゲートA2をアクティブにす
るためのゲート信号である。
【0012】尚、自CPUのリクエスト元信号104の
出力条件は次のようになる。即ち、この信号104が
“HIGH”になったとき、フリップフロップF1に自CP
Uのバス使用要求信号105が保持されていれば、この
信号104は“HIGH”を保持し続け、上記信号104が
フリップフロップF1にセットされると同時に“LOW ”
になる。但し、次のリクエストがあるときは、信号10
4がフリップフロップF1にセットされると同時に、次
のリクエストで信号104が“HIGH”になる。又、2C
PU間に於ける各排他制御回路の接続は、自CPUの出
力111,107が、それぞれ相手CPUの入力10
1,103となる。以下に、図3の動作を説明する。 (動作1)
出力条件は次のようになる。即ち、この信号104が
“HIGH”になったとき、フリップフロップF1に自CP
Uのバス使用要求信号105が保持されていれば、この
信号104は“HIGH”を保持し続け、上記信号104が
フリップフロップF1にセットされると同時に“LOW ”
になる。但し、次のリクエストがあるときは、信号10
4がフリップフロップF1にセットされると同時に、次
のリクエストで信号104が“HIGH”になる。又、2C
PU間に於ける各排他制御回路の接続は、自CPUの出
力111,107が、それぞれ相手CPUの入力10
1,103となる。以下に、図3の動作を説明する。 (動作1)
【0013】ここでは、フリップフロップF1,F2に
何れも有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状
態で、相手CPUがバスを使用していないとき(信号1
01,103が“LOW ”、即ち信号109が“LOW ”)
のメモリリクエストについてその動作を説明する。
何れも有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状
態で、相手CPUがバスを使用していないとき(信号1
01,103が“LOW ”、即ち信号109が“LOW ”)
のメモリリクエストについてその動作を説明する。
【0014】この状態下に於いては、自CPUのリクエ
スト元信号104が発生すると、そのリクエスト元信号
104が、オアゲートO2、及びフリップフロップF1
を介し、自CPUのバス使用要求信号105として、相
手CPUに送出される。
スト元信号104が発生すると、そのリクエスト元信号
104が、オアゲートO2、及びフリップフロップF1
を介し、自CPUのバス使用要求信号105として、相
手CPUに送出される。
【0015】次のサイクルでは、自CPUのバス使用要
求信号105がアンドゲートA3、及びフリップフロッ
プF2を介し、主記憶アクセスのためのバスリクエスト
信号106として出力されるとともに、オアゲートO3
を介し、バス使用中であることを示す信号107として
相手CPUに送出され、相手CPUに対してバス使用中
であることが知らされる。
求信号105がアンドゲートA3、及びフリップフロッ
プF2を介し、主記憶アクセスのためのバスリクエスト
信号106として出力されるとともに、オアゲートO3
を介し、バス使用中であることを示す信号107として
相手CPUに送出され、相手CPUに対してバス使用中
であることが知らされる。
【0016】又、バスリクエスト信号106の送出直
後、連続してバスを使用するときは、バス使用中を示す
ホールド信号108が立ち(“HIGH”)、オアゲートO
3を介して相手CPUにバス使用中であることが知らさ
れる。 (動作2)
後、連続してバスを使用するときは、バス使用中を示す
ホールド信号108が立ち(“HIGH”)、オアゲートO
3を介して相手CPUにバス使用中であることが知らさ
れる。 (動作2)
【0017】次に、フリップフロップF1,F2に何れ
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUに同時に1回だけバスリクエスト(リ
クエスト元信号104)が来た場合の動作を説明する。
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUに同時に1回だけバスリクエスト(リ
クエスト元信号104)が来た場合の動作を説明する。
【0018】この際は、2つのCPU側でそれぞれ、ア
ンドゲートA2、オアゲートO2を介してフリップフロ
ップF1をセットし、バス使用要求信号105を出力で
きる。ここから、マスターCPUとスレーブCPUでは
動作が違うので、それぞれ動作を分けて説明する。
ンドゲートA2、オアゲートO2を介してフリップフロ
ップF1をセットし、バス使用要求信号105を出力で
きる。ここから、マスターCPUとスレーブCPUでは
動作が違うので、それぞれ動作を分けて説明する。
【0019】マスターCPU側の排他制御回路には、ア
ンドゲートA1に常時“LOW ”レベルの信号102が供
給され、スレーブCPU側の排他制御回路には、アンド
ゲートA1に常時“HIGH”レベルの信号102が供給さ
れる。
ンドゲートA1に常時“LOW ”レベルの信号102が供
給され、スレーブCPU側の排他制御回路には、アンド
ゲートA1に常時“HIGH”レベルの信号102が供給さ
れる。
【0020】マスターCPU(信号102が“LOW ”)
では、信号109が“LOW ”であることから、アンドゲ
ートA1が開制御され、そのままバスリクエスト信号1
06を出力できる。即ち優先的にバスを使用することが
できる。
では、信号109が“LOW ”であることから、アンドゲ
ートA1が開制御され、そのままバスリクエスト信号1
06を出力できる。即ち優先的にバスを使用することが
できる。
【0021】スレーブCPU(信号102が“HIGH”)
では、上記条件下で信号109が“HIGH”になり、この
信号109により、インバータI1の出力(“LOW ”)
により、アンドゲートA3が閉じて、フリップフロップ
F2のセットを抑止し、バスリクエスト信号106の出
力が禁止される。この際は、アンドゲートA2、オアゲ
ートO2を通してフリップフロップF1がバス使用要求
信号105を保持し続ける。その次のサイクル以降、マ
スターCPUのバス使用中信号103を受けて上記信号
109をアクティブ(“HIGH”)にし、上記したバス使
用要求信号105の保持とバスリクエスト信号106の
抑止の各動作を行なう。相手CPU(マスターCPU)
がバスを使用しなくなったとき(信号101,103が
“LOW ”)、バスリクエスト信号106を出力できる。 (動作3)
では、上記条件下で信号109が“HIGH”になり、この
信号109により、インバータI1の出力(“LOW ”)
により、アンドゲートA3が閉じて、フリップフロップ
F2のセットを抑止し、バスリクエスト信号106の出
力が禁止される。この際は、アンドゲートA2、オアゲ
ートO2を通してフリップフロップF1がバス使用要求
信号105を保持し続ける。その次のサイクル以降、マ
スターCPUのバス使用中信号103を受けて上記信号
109をアクティブ(“HIGH”)にし、上記したバス使
用要求信号105の保持とバスリクエスト信号106の
抑止の各動作を行なう。相手CPU(マスターCPU)
がバスを使用しなくなったとき(信号101,103が
“LOW ”)、バスリクエスト信号106を出力できる。 (動作3)
【0022】次に、フリップフロップF1,F2に何れ
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUとも連続したリクエストを出したい場
合、上記動作2と同じ動作の連続でマスターCPUがバ
スリクエストを連続して出力でき、その間、スレーブC
PUはバス使用を待たされ続ける。
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUとも連続したリクエストを出したい場
合、上記動作2と同じ動作の連続でマスターCPUがバ
スリクエストを連続して出力でき、その間、スレーブC
PUはバス使用を待たされ続ける。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、2つ
のCPUが同時にバス使用要求を出力した場合、マスタ
ーCPUのバス使用を優先するため、マスターCPUが
連続してバスリクエストを出力する場合、スレーブCP
UはマスターCPUのリクエストが全部終了するまで待
たされることになるという問題があった。
のCPUが同時にバス使用要求を出力した場合、マスタ
ーCPUのバス使用を優先するため、マスターCPUが
連続してバスリクエストを出力する場合、スレーブCP
UはマスターCPUのリクエストが全部終了するまで待
たされることになるという問題があった。
【0024】この発明は、上記従来技術の問題点を解消
するため、マスター側CPUのメモリリクエストが連続
して発生するような場合、スレーブ側CPUのバスリク
エストが待たされ続けるのではなく、交互にバス使用権
が移るバス制御を可能にしたバス争奪方式を提供するこ
とを目的とする。
するため、マスター側CPUのメモリリクエストが連続
して発生するような場合、スレーブ側CPUのバスリク
エストが待たされ続けるのではなく、交互にバス使用権
が移るバス制御を可能にしたバス争奪方式を提供するこ
とを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】本発明は、図1に示すよ
うに、上記図3の排他制御回路に、自CPUのバスリク
エスト出力時に相手CPUのバス使用要求信号があった
場合、自CPUのバス使用要求を待たせる制御を実現す
るフリップフロップと、そのフリップフロップF3を制
御するためのアンドゲートA4,A5、オアゲートO
4、インバータI2、及びバス使用要求を制御するアン
ドゲートA6等の論理回路を設けた構成として、2つの
CPUで連続したバスアクセスが発生した場合に、バス
使用権が2つのCPU間を交互に移る機能を実現する。
うに、上記図3の排他制御回路に、自CPUのバスリク
エスト出力時に相手CPUのバス使用要求信号があった
場合、自CPUのバス使用要求を待たせる制御を実現す
るフリップフロップと、そのフリップフロップF3を制
御するためのアンドゲートA4,A5、オアゲートO
4、インバータI2、及びバス使用要求を制御するアン
ドゲートA6等の論理回路を設けた構成として、2つの
CPUで連続したバスアクセスが発生した場合に、バス
使用権が2つのCPU間を交互に移る機能を実現する。
【0026】
【作用】上記構成に於いて、2つのCPUで連続したバ
スアクセスが発生したとき、上記フリップフロップF
3、アンドゲートA4,A5,A6、オアゲートO4、
インバータI2等の追加論理回路によって、次のバスサ
イクルから、相手プロセッサがバス使用中を示す信号を
発生するまで自CPUのバスリクエストの発生を抑止し
て、互いにバス使用権を譲り合い、バス使用権が2つの
CPU間を交互に移る。これにより、マスター側及びス
レーブ側の各CPUが連続してバスリクエストを発生し
たとき、各CPUが互いにバス使用権を譲り合い、マス
ター側CPUの連続するバスアクセスが終了するまで、
スレーブ側CPUのバスアクセスが待たされ続けるとい
う複合処理上の不都合な偏りがなくなり、2つのCPU
による複合処理が効率良く実行できる。
スアクセスが発生したとき、上記フリップフロップF
3、アンドゲートA4,A5,A6、オアゲートO4、
インバータI2等の追加論理回路によって、次のバスサ
イクルから、相手プロセッサがバス使用中を示す信号を
発生するまで自CPUのバスリクエストの発生を抑止し
て、互いにバス使用権を譲り合い、バス使用権が2つの
CPU間を交互に移る。これにより、マスター側及びス
レーブ側の各CPUが連続してバスリクエストを発生し
たとき、各CPUが互いにバス使用権を譲り合い、マス
ター側CPUの連続するバスアクセスが終了するまで、
スレーブ側CPUのバスアクセスが待たされ続けるとい
う複合処理上の不都合な偏りがなくなり、2つのCPU
による複合処理が効率良く実行できる。
【0027】
【実施例】以下図面を参照して本発明の一実施例を説明
する。図1は本発明の一実施例に於ける排他制御回路の
構成を示す図である。図1に於いて、図3と同一部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
する。図1は本発明の一実施例に於ける排他制御回路の
構成を示す図である。図1に於いて、図3と同一部分に
は同一符号を付し、その説明を省略する。
【0028】この実施例では、図3に示す回路構成に加
えて、アンドゲートA4〜A6、オアゲートO4、イン
バータI2、フリップフロップF3を設けている。尚、
ここではオアゲートO1が3入力となっている。
えて、アンドゲートA4〜A6、オアゲートO4、イン
バータI2、フリップフロップF3を設けている。尚、
ここではオアゲートO1が3入力となっている。
【0029】アンドゲートA1は2つのCPU間でバス
使用要求(相手CPUのバス使用要求信号101,11
1)が競合したときに、優先順位(優先順位の低いスレ
ーブ側CPUは信号102が“HIGH”)を出力する。
使用要求(相手CPUのバス使用要求信号101,11
1)が競合したときに、優先順位(優先順位の低いスレ
ーブ側CPUは信号102が“HIGH”)を出力する。
【0030】オアゲートO1は相手CPUがバス使用中
(信号103が“HIGH”)か、又は2つのCPU間でバ
ス使用要求が競合し、そのCPUがスレーブ側であった
とき(アンドゲートA1がアクティブ(=“HIGH”))
か、又は相手CPUの待ちバスリクエストが存在する場
合に、バスリクエストがバス上に出ないように抑止し、
かつバスリクエストがバス上に出る一つ前の状態(信号
105)を保持するための信号109を出力する。フリ
ップフロップF1は、バスリクエストがバス上に出る一
つ前の信号であり、相手CPUに出力する自CPUのバ
ス使用要求の元信号105を出力する。
(信号103が“HIGH”)か、又は2つのCPU間でバ
ス使用要求が競合し、そのCPUがスレーブ側であった
とき(アンドゲートA1がアクティブ(=“HIGH”))
か、又は相手CPUの待ちバスリクエストが存在する場
合に、バスリクエストがバス上に出ないように抑止し、
かつバスリクエストがバス上に出る一つ前の状態(信号
105)を保持するための信号109を出力する。フリ
ップフロップF1は、バスリクエストがバス上に出る一
つ前の信号であり、相手CPUに出力する自CPUのバ
ス使用要求の元信号105を出力する。
【0031】アンドゲートA4は、自CPUがバス使用
中(110=107が“HIGH”)に、相手のバス使用要
求があったときにアクティブになる信号を出力する。相
手CPUの待ちバス使用要求の存在を示す。
中(110=107が“HIGH”)に、相手のバス使用要
求があったときにアクティブになる信号を出力する。相
手CPUの待ちバス使用要求の存在を示す。
【0032】オアゲートO4は、自CPUのバス使用中
に相手CPUのバス使用要求があってから、相手CPU
がそのバスリクエストをバス上に出力するまでの間、ア
クティブになる信号を出力する。
に相手CPUのバス使用要求があってから、相手CPU
がそのバスリクエストをバス上に出力するまでの間、ア
クティブになる信号を出力する。
【0033】フリップフロップF3は、自CPUが使用
中に受けた相手CPUのバス使用要求を保持し、その要
求を保持している間、自CPUのバス使用要求の出力を
抑止するために働く信号を出力する。
中に受けた相手CPUのバス使用要求を保持し、その要
求を保持している間、自CPUのバス使用要求の出力を
抑止するために働く信号を出力する。
【0034】インバータI2は、相手CPUからのバス
使用要求をフリップフロップF3で保持していて、相手
CPUがバス使用権を得たとき(信号103がアクティ
ブ(=“HIGH”)となったとき)に、バス使用要求の保
持を取り止める制御信号を出力する。アンドゲートA5
は、相手CPUの待ちバス使用要求(フリップフロップ
F3の出力)を抑止するときに、インアクティブになる
信号を出力する。
使用要求をフリップフロップF3で保持していて、相手
CPUがバス使用権を得たとき(信号103がアクティ
ブ(=“HIGH”)となったとき)に、バス使用要求の保
持を取り止める制御信号を出力する。アンドゲートA5
は、相手CPUの待ちバス使用要求(フリップフロップ
F3の出力)を抑止するときに、インアクティブになる
信号を出力する。
【0035】アンドゲートA6は、相手CPUに対して
バス使用要求を出力する。但し、相手CPUの待ちバス
使用要求を保持していた場合、自CPUのバス使用要求
の出力を抑えるように働く。
バス使用要求を出力する。但し、相手CPUの待ちバス
使用要求を保持していた場合、自CPUのバス使用要求
の出力を抑えるように働く。
【0036】図2は上記実施例の動作を説明するための
タイムチャートであり、ここではマスターCPUとスレ
ーブCPUがそれぞれ連続してバスリクエストを出した
場合のマスターCPU及びスレーブCPUの各部動作状
態を示している。図2(a)はスレーブCPUの各部動
作状態を示し、図2(b)はマスターCPUの各部動作
状態を示している。尚、図中の符号101〜111は図
1に示す各信号101〜111に相当する。ここで図1
及び図2を参照して本発明の一実施例に於ける動作を説
明する。
タイムチャートであり、ここではマスターCPUとスレ
ーブCPUがそれぞれ連続してバスリクエストを出した
場合のマスターCPU及びスレーブCPUの各部動作状
態を示している。図2(a)はスレーブCPUの各部動
作状態を示し、図2(b)はマスターCPUの各部動作
状態を示している。尚、図中の符号101〜111は図
1に示す各信号101〜111に相当する。ここで図1
及び図2を参照して本発明の一実施例に於ける動作を説
明する。
【0037】図1は、この発明の実施例の回路構成を示
すもので、図3に示す回路に、アンドゲートA4〜A
6、オアゲートO4、インバータI2、フリップフロッ
プF3等を追加したも構成である。
すもので、図3に示す回路に、アンドゲートA4〜A
6、オアゲートO4、インバータI2、フリップフロッ
プF3等を追加したも構成である。
【0038】以下、図1の動作を図2(a),(b)を
参照して説明する。尚、信号101〜104、及び10
6〜109については、図3の構成で説明した信号と同
様であるので、ここではその説明を省略する。
参照して説明する。尚、信号101〜104、及び10
6〜109については、図3の構成で説明した信号と同
様であるので、ここではその説明を省略する。
【0039】図1に於いて、105はここでは自CPU
のバス使用要求の元信号となる。110は自CPUのバ
ス使用中信号107を入力した信号である。111は自
CPUのバス使用要求(図3の105に相当する信号)
である。
のバス使用要求の元信号となる。110は自CPUのバ
ス使用中信号107を入力した信号である。111は自
CPUのバス使用要求(図3の105に相当する信号)
である。
【0040】2つのCPU間の接続は、自CPUの出力
信号111,107が、それぞれ相手CPUの入力信号
101,103となり、相手CPUの出力信号111,
107が、それぞれ自CPUの入力信号101,103
になる。即ち、自CPUのバス使用要求111は相手C
PUのバス使用要求101となり、自CPUのバス使用
中を示す信号107は相手CPUのバス使用中を示す信
号103となる。 (動作1)
信号111,107が、それぞれ相手CPUの入力信号
101,103となり、相手CPUの出力信号111,
107が、それぞれ自CPUの入力信号101,103
になる。即ち、自CPUのバス使用要求111は相手C
PUのバス使用要求101となり、自CPUのバス使用
中を示す信号107は相手CPUのバス使用中を示す信
号103となる。 (動作1)
【0041】先ず、フリップフロップF1〜F3に何れ
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、相手CPUがバスを使用しないとき(入力信号10
1,103がいずれも“LOW ”、即ち信号109が“LO
W ”)、自CPUだけが1つだけメモリリクエストを出
力する場合の動作を説明する。
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、相手CPUがバスを使用しないとき(入力信号10
1,103がいずれも“LOW ”、即ち信号109が“LO
W ”)、自CPUだけが1つだけメモリリクエストを出
力する場合の動作を説明する。
【0042】この際は、自CPUのリクエスト元信号1
04が、オアゲートO2、フリップフロップF1を介
し、自CPUのバス使用要求信号105として、相手C
PUに送出される。
04が、オアゲートO2、フリップフロップF1を介
し、自CPUのバス使用要求信号105として、相手C
PUに送出される。
【0043】この際は、フリップフロップF3はセット
されないから(即ちフリップフロップF3のリセット側
出力端が“HIGH”であるから)、アンドゲートA6が開
制御され、アンドゲートA6を介してバス使用要求信号
111が出力される。
されないから(即ちフリップフロップF3のリセット側
出力端が“HIGH”であるから)、アンドゲートA6が開
制御され、アンドゲートA6を介してバス使用要求信号
111が出力される。
【0044】又、アンドゲートA3を通ったバス使用要
求信号105が、次サイクルでフリップフロップF2に
セットされて、フリップフロップF2よりリクエスト信
号106が出力される。それと同時に、オアゲートO3
よりバス使用中信号107が出力され、相手CPUにバ
ス使用中が通知される。尚、リクエスト送出直後もバス
を連続して使用するときは、バス使用中を示すホールド
信号108が立ち(“HIGH”)、オアゲートO3を介し
て相手CPUにバス使用中であることを知らせる。 (動作2)
求信号105が、次サイクルでフリップフロップF2に
セットされて、フリップフロップF2よりリクエスト信
号106が出力される。それと同時に、オアゲートO3
よりバス使用中信号107が出力され、相手CPUにバ
ス使用中が通知される。尚、リクエスト送出直後もバス
を連続して使用するときは、バス使用中を示すホールド
信号108が立ち(“HIGH”)、オアゲートO3を介し
て相手CPUにバス使用中であることを知らせる。 (動作2)
【0045】次に、フリップフロップF1〜F3に何れ
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUに同時にバスリクエスト(リクエスト
元信号104)が1つだけ来た場合の動作を説明する。
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUに同時にバスリクエスト(リクエスト
元信号104)が1つだけ来た場合の動作を説明する。
【0046】この際は、2つのCPU側でそれぞれ、ア
ンドゲートA2、オアゲートO2を介してフリップフロ
ップF1がセットされる。これにより、自CPUのバス
使用要求111が出力されるとともに、相手CPUのバ
ス使用要求信号101が来るので、マスターCPU(信
号102が“LOW ”)では、信号109が“LOW ”にな
り、アンドゲートA3が開制御されて、フリップフロッ
プF1より出力されたバス使用要求信号105がアンド
ゲートA3を介し、フリップフロップF2にセットさ
れ、フリップフロップF2よりバスリクエスト106が
出力される。これにより、マスターCPUは、優先的に
バスを使用することができる。
ンドゲートA2、オアゲートO2を介してフリップフロ
ップF1がセットされる。これにより、自CPUのバス
使用要求111が出力されるとともに、相手CPUのバ
ス使用要求信号101が来るので、マスターCPU(信
号102が“LOW ”)では、信号109が“LOW ”にな
り、アンドゲートA3が開制御されて、フリップフロッ
プF1より出力されたバス使用要求信号105がアンド
ゲートA3を介し、フリップフロップF2にセットさ
れ、フリップフロップF2よりバスリクエスト106が
出力される。これにより、マスターCPUは、優先的に
バスを使用することができる。
【0047】又、スレーブCPU(信号102が“HIG
H”)では、信号109が“HIGH”になり、インバータ
I1の出力(“LOW ”)により、アンドゲートA3が閉
制御されて、アンドゲートA3によりフリップフロップ
F2のセット入力が抑止され、バスリクエスト106の
出力が抑止される。それと同時にアンドゲートA2、オ
アゲートO2を介してフリップフロップF1にバス使用
要求信号105を供給し、フリップフロップF1がバス
使用要求信号105を保持し続ける。その後、相手CP
U(マスターCPU)がバスを使用しなくなったとき
(入力信号101,103が“LOW ”)、リクエスト1
06を出力することができる。 (動作3)
H”)では、信号109が“HIGH”になり、インバータ
I1の出力(“LOW ”)により、アンドゲートA3が閉
制御されて、アンドゲートA3によりフリップフロップ
F2のセット入力が抑止され、バスリクエスト106の
出力が抑止される。それと同時にアンドゲートA2、オ
アゲートO2を介してフリップフロップF1にバス使用
要求信号105を供給し、フリップフロップF1がバス
使用要求信号105を保持し続ける。その後、相手CP
U(マスターCPU)がバスを使用しなくなったとき
(入力信号101,103が“LOW ”)、リクエスト1
06を出力することができる。 (動作3)
【0048】次に、フリップフロップF1〜F3に何れ
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUに連続してリクエストが発生した場合
の動作について、図2に示すタイミングチャートを参照
して説明する。
も有意(“HIGH”)の信号がセットされていない状態
で、2つのCPUに連続してリクエストが発生した場合
の動作について、図2に示すタイミングチャートを参照
して説明する。
【0049】この際、最初は上述した動作2の場合と同
様に、2つのCPU側で同時にフリップフロップF1が
セットされ、相手CPUに対してバス使用要求111が
出力される。
様に、2つのCPU側で同時にフリップフロップF1が
セットされ、相手CPUに対してバス使用要求111が
出力される。
【0050】その次のサイクルで、マスター側のCPU
からバスリクエスト106が出力される。そのとき、マ
スター側のCPUは、次のリクエスト元信号104がフ
リップフロップF1にセットされる。
からバスリクエスト106が出力される。そのとき、マ
スター側のCPUは、次のリクエスト元信号104がフ
リップフロップF1にセットされる。
【0051】また、それと同時にマスターCPUでは、
スレーブCPUのバス使用要求信号101がアンドゲー
トA4、オアゲートO4を通り、その次のサイクルでフ
リップフロップF3に保持されて、マスターCPUのバ
ス使用要求111を抑止する。
スレーブCPUのバス使用要求信号101がアンドゲー
トA4、オアゲートO4を通り、その次のサイクルでフ
リップフロップF3に保持されて、マスターCPUのバ
ス使用要求111を抑止する。
【0052】又、フリップフロップF3がセットされる
と、オアゲートO1の出力信号109がアクティブ
(“HIGH”)になり、この信号により、フリップフロッ
プF1にバス使用要求信号105が保持されると同時
に、リクエスト106の出力が抑止される。
と、オアゲートO1の出力信号109がアクティブ
(“HIGH”)になり、この信号により、フリップフロッ
プF1にバス使用要求信号105が保持されると同時
に、リクエスト106の出力が抑止される。
【0053】更に、フリップフロップF3がセットされ
ると同時に、フリップフロップF1に保持していたバス
使用要求105がフリップフロップF2にセットされ、
フリップフロップF2よりバスリクエスト106が送出
される。従って、フリップフロップF3によってバスリ
クエスト106の出力が抑止される前に、マスターCP
Uでは図2(b)に示すように2つのバスリクエスト1
06が出力されることになる。
ると同時に、フリップフロップF1に保持していたバス
使用要求105がフリップフロップF2にセットされ、
フリップフロップF2よりバスリクエスト106が送出
される。従って、フリップフロップF3によってバスリ
クエスト106の出力が抑止される前に、マスターCP
Uでは図2(b)に示すように2つのバスリクエスト1
06が出力されることになる。
【0054】その後、スレーブCPUがバス使用中(即
ち信号103が“HIGH”)になると、インバータI2の
出力(“LOW ”)により、アンドゲートA5が閉じられ
て、次のサイクルでフリップフロップF3がリセットさ
れ、これにより、アンドゲートA6が開制御されて、ア
ンドゲートA6よりマスターCPUのバス使用要求11
1が出力される。
ち信号103が“HIGH”)になると、インバータI2の
出力(“LOW ”)により、アンドゲートA5が閉じられ
て、次のサイクルでフリップフロップF3がリセットさ
れ、これにより、アンドゲートA6が開制御されて、ア
ンドゲートA6よりマスターCPUのバス使用要求11
1が出力される。
【0055】その次のサイクルで、フリップフロップF
1に保持されていたバス使用要求信号105がフリップ
フロップF2に供給されて、フリップフロップF2がセ
ットされ、フリップフロップF2よりバスリクエスト1
06が出力される。
1に保持されていたバス使用要求信号105がフリップ
フロップF2に供給されて、フリップフロップF2がセ
ットされ、フリップフロップF2よりバスリクエスト1
06が出力される。
【0056】また、スレーブ側のCPUでは、マスター
CPUがバスリクエストを2つ出力した後、マスターC
PUから来たバス使用中信号103が“LOW ”となるこ
とにより、信号109が“LOW ”となり、次のサイクル
でフリップフロップF2がセットされて、フリップフロ
ップF2よりバスリクエスト106が出力される。それ
と同時に、フリップフロップF1に、次のバスリクエス
ト(リクエスト元信号104)がセットされる。
CPUがバスリクエストを2つ出力した後、マスターC
PUから来たバス使用中信号103が“LOW ”となるこ
とにより、信号109が“LOW ”となり、次のサイクル
でフリップフロップF2がセットされて、フリップフロ
ップF2よりバスリクエスト106が出力される。それ
と同時に、フリップフロップF1に、次のバスリクエス
ト(リクエスト元信号104)がセットされる。
【0057】その次のサイクルに於いて、フリップフロ
ップF1に保持されていたバス使用要求信号105がフ
リップフロップF2に供給されて、フリップフロップF
2より2回目のバスリクエスト106が出力される。
ップF1に保持されていたバス使用要求信号105がフ
リップフロップF2に供給されて、フリップフロップF
2より2回目のバスリクエスト106が出力される。
【0058】このとき、相手CPUからバス使用要求1
01(“HIGH”)が来るので、この信号により、オアゲ
ートO1の出力109が“HIGH”となり、これによりフ
リップフロップF1にバスリクエスト(リクエスト元信
号104)が保持される。更にこの際は、オアゲートO
4の出力が“HIGH”となり、フリップフロップF3がセ
ットされて、次のサイクルで自CPUのバス使用要求1
11を抑止する。よって、スレーブCPUでは、図2
(a)に示すように2つのバスリクエスト106を出力
することができる。
01(“HIGH”)が来るので、この信号により、オアゲ
ートO1の出力109が“HIGH”となり、これによりフ
リップフロップF1にバスリクエスト(リクエスト元信
号104)が保持される。更にこの際は、オアゲートO
4の出力が“HIGH”となり、フリップフロップF3がセ
ットされて、次のサイクルで自CPUのバス使用要求1
11を抑止する。よって、スレーブCPUでは、図2
(a)に示すように2つのバスリクエスト106を出力
することができる。
【0059】また、次のサイクルでフリップフロップF
3はリセットされるが、最初のバス使用要求と比べてス
レーブ側からのバス使用要求が1サイクル遅れて出力さ
れることになるので、マスター側のCPUは、図2
(b)に示すように3つのバスリクエストを出力でき
る。
3はリセットされるが、最初のバス使用要求と比べてス
レーブ側からのバス使用要求が1サイクル遅れて出力さ
れることになるので、マスター側のCPUは、図2
(b)に示すように3つのバスリクエストを出力でき
る。
【0060】以後、このような動作が連続して行なわ
れ、マスター側が3つ(図2(b)符号106参照)、
スレーブ側が2つ(図2(a)符号106参照)バスリ
クエストを出力して、それぞれ相手CPUにバス使用権
を受け渡すことになる。
れ、マスター側が3つ(図2(b)符号106参照)、
スレーブ側が2つ(図2(a)符号106参照)バスリ
クエストを出力して、それぞれ相手CPUにバス使用権
を受け渡すことになる。
【0061】このような2CPU間に於けるバス制御に
より、2つのCPU間のバス争奪に於いて両CPUでメ
モリアクセスが連続して起こるような場合に、スレーブ
側が待たされ続けるという不都合が生じることはなく、
2つのCPUに交互にアクセス権が与えられる。
より、2つのCPU間のバス争奪に於いて両CPUでメ
モリアクセスが連続して起こるような場合に、スレーブ
側が待たされ続けるという不都合が生じることはなく、
2つのCPUに交互にアクセス権が与えられる。
【0062】尚、図1の実施例に於ける、アンドゲート
A1〜A3、オアゲートO1,O2、インバータI1、
フリップフロップF1,F2の部分を、命令フェッチ、
オペランドリード、オペランドライトと各リクエスト分
だけ設けて、出力105,107の部分でオアすること
で、各リクエストが独立に動作する制御系に於いても適
用できる。
A1〜A3、オアゲートO1,O2、インバータI1、
フリップフロップF1,F2の部分を、命令フェッチ、
オペランドリード、オペランドライトと各リクエスト分
だけ設けて、出力105,107の部分でオアすること
で、各リクエストが独立に動作する制御系に於いても適
用できる。
【0063】
【発明の効果】以上詳記したように本発明のバス争奪方
式によれば、2つのCPU間のバス争奪に於いて両CP
Uでメモリアクセスが連続して起こるような場合に、ス
レーブ側が待たされ続けるという不都合が生じることは
なく、2つのCPUに交互にバスアクセス権を与えるこ
とができる。
式によれば、2つのCPU間のバス争奪に於いて両CP
Uでメモリアクセスが連続して起こるような場合に、ス
レーブ側が待たされ続けるという不都合が生じることは
なく、2つのCPUに交互にバスアクセス権を与えるこ
とができる。
【図1】本発明の一実施例に於ける排他制御回路の構成
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図2】同実施例の動作を説明するためのタイミングチ
ャート。
ャート。
【図3】従来の排他制御回路の構成を示すブロック図。
A1,A2,A3,A4,A5,A6…アンドゲート、 O1,O2,O3,O4…オアゲート、 I1,I2…インバータ、 F1,F2,F3…フリップフロップ、 101…相手CPUのバス使用要求信号、 102…自CPUがマスターCPUかスレーブCPUか
を示す信号、 103…相手CPUがバス使用中であることを示す信
号、 104…自CPUのリクエスト元信号、 105…自CPUのバス使用要求の元信号、 106…主記憶装置に対してのリクエスト信号、 107…自CPUのバス使用中を示す信号、 108…データ送出中(バス使用中)を示す信号、 109…オアゲートO1の出力信号、 110…自CPUのバス使用中を示す信号(=10
7)、 111…自CPUのバス使用要求。
を示す信号、 103…相手CPUがバス使用中であることを示す信
号、 104…自CPUのリクエスト元信号、 105…自CPUのバス使用要求の元信号、 106…主記憶装置に対してのリクエスト信号、 107…自CPUのバス使用中を示す信号、 108…データ送出中(バス使用中)を示す信号、 109…オアゲートO1の出力信号、 110…自CPUのバス使用中を示す信号(=10
7)、 111…自CPUのバス使用要求。
Claims (2)
- 【請求項1】 第1、第2のプロセッサと同プロセッサ
が共有する主記憶と共通のバスを介して結合された計算
機システムのバス争奪制御機構に於いて、上記各プロセ
ッサの排他制御回路に、相手プロセッサのバス使用要求
を保持する回路と、この回路が相手プロセッサのバス使
用要求保持状態を示しているとき自プロセッサの連続す
るバスアクセスの回数を規定してバス使用権を相手プロ
セッサに譲る回路とを備え、上記各プロセッサが共通の
バスをアクセスする際にバス使用権を交互に譲り合うこ
とを特徴とするバス争奪方式。 - 【請求項2】 マスター側プロセッサ及びスレーブ側プ
ロセッサと主記憶とが相互にバス接続される計算機シス
テムに於いて、 自プロセッサで発生したバスリクエストを保持するマス
ター側及びスレーブ側の回路Aと、 上記回路Aに保持されたバスリクエストを受けて相手プ
ロセッサ側にバス使用中を示す信号を出力するマスター
側及びスレーブ側の回路Bと、 上記各プロセッサでバスリクエストが発生したとき、上
記回路Bの動作を無効にするスレーブ側の回路Cと、 自プロセッサがバス使用中に相手プロセッサがバスリク
エストを発生したとき、次のバスサイクルから、相手プ
ロセッサがバス使用中を示す信号を発生するまで自プロ
セッサのバスリクエストの発生を抑止するマスター側及
びスレーブ側の回路Dとを具備し、 上記各プロセッサが連続してバスリクエストを発生した
とき、上記各プロセッサがバス使用権を譲り合うことを
特徴とするバス争奪方式。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP331993A JPH06208542A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | バス争奪方式 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP331993A JPH06208542A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | バス争奪方式 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06208542A true JPH06208542A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11554041
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP331993A Pending JPH06208542A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | バス争奪方式 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06208542A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09330179A (ja) * | 1996-06-13 | 1997-12-22 | Hitachi Telecom Technol Ltd | 情報書込方法およびこの方法を利用した電話交換装置 |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP331993A patent/JPH06208542A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09330179A (ja) * | 1996-06-13 | 1997-12-22 | Hitachi Telecom Technol Ltd | 情報書込方法およびこの方法を利用した電話交換装置 |
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