JPH06205759A - Mri装置 - Google Patents
Mri装置Info
- Publication number
- JPH06205759A JPH06205759A JP5003053A JP305393A JPH06205759A JP H06205759 A JPH06205759 A JP H06205759A JP 5003053 A JP5003053 A JP 5003053A JP 305393 A JP305393 A JP 305393A JP H06205759 A JPH06205759 A JP H06205759A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- echo
- fid
- fast
- data
- image
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000002592 echocardiography Methods 0.000 claims abstract description 30
- 238000000034 method Methods 0.000 claims abstract description 26
- 238000001208 nuclear magnetic resonance pulse sequence Methods 0.000 description 29
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 16
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 4
- 238000002360 preparation method Methods 0.000 description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 2
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 2
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 2
- 230000010355 oscillation Effects 0.000 description 2
- 238000012546 transfer Methods 0.000 description 2
- 244000025254 Cannabis sativa Species 0.000 description 1
- 230000002542 deteriorative effect Effects 0.000 description 1
- 230000005415 magnetization Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Magnetic Resonance Imaging Apparatus (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 FADE法を利用して、1枚のイメージを短
時間に取得することが可能なMRI装置を提供する。 【構成】 繰返時間TR内に、リード勾配RB1のスイ
ッチングにより集束するFIDエコーEf,Ef2を収
集し、リード勾配RB2のスイッチングにより集束する
CE−FASTエコーEc,Ec2を収集する。4つの
エコーEf,Ef2,Ec,Ec2で1つのk空間が埋
るように、位相エンコード勾配Pd,Pe,Pf,Pg
を印加する。 【効果】 従来のFADE法の1/4の時間で1枚のイ
メージ分のデータを収集でき、1枚のイメージを短時間
に取得できる。エコーを更に多く収集して、更に時間を
短縮することも出来る。
時間に取得することが可能なMRI装置を提供する。 【構成】 繰返時間TR内に、リード勾配RB1のスイ
ッチングにより集束するFIDエコーEf,Ef2を収
集し、リード勾配RB2のスイッチングにより集束する
CE−FASTエコーEc,Ec2を収集する。4つの
エコーEf,Ef2,Ec,Ec2で1つのk空間が埋
るように、位相エンコード勾配Pd,Pe,Pf,Pg
を印加する。 【効果】 従来のFADE法の1/4の時間で1枚のイ
メージ分のデータを収集でき、1枚のイメージを短時間
に取得できる。エコーを更に多く収集して、更に時間を
短縮することも出来る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、MRI装置に関し、
さらに詳しくは、FADE法を利用して、繰り返し時間
内にFIDエコーとCE−FASTエコーとを収集し、
それらFIDエコーのデータとCE−FASTエコーの
データとに基づいてイメージを再構成するMRI装置に
関する。
さらに詳しくは、FADE法を利用して、繰り返し時間
内にFIDエコーとCE−FASTエコーとを収集し、
それらFIDエコーのデータとCE−FASTエコーの
データとに基づいてイメージを再構成するMRI装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】図12は、[T.W.Redpath and R.A.Jone
s,Magn.Reson.Med.6,224(1988)]に掲載されたFADE
(Fast Acquisition Double Echo)法のパルスシーケン
スの例示図である。このFADE法のパルスシーケンス
CのビュースキャンVCでは、フリップ角α゜のRFパ
ルスα゜と位相エンコード勾配PHを印加したのち、リ
ード勾配RCのスイッチングにより集束するFIDエコ
ーEfを収集する。そして、そのFIDエコーEfを収
集した後、α゜・α゜(前回のビュースキャンVCにお
けるα゜と今回のビュースキャンVCにおけるα゜)系
列により集束するCE−FASTエコーEcを収集す
る。なお、RWは、位相エンコード勾配PHをリワイン
ドするリワインダである。
s,Magn.Reson.Med.6,224(1988)]に掲載されたFADE
(Fast Acquisition Double Echo)法のパルスシーケン
スの例示図である。このFADE法のパルスシーケンス
CのビュースキャンVCでは、フリップ角α゜のRFパ
ルスα゜と位相エンコード勾配PHを印加したのち、リ
ード勾配RCのスイッチングにより集束するFIDエコ
ーEfを収集する。そして、そのFIDエコーEfを収
集した後、α゜・α゜(前回のビュースキャンVCにお
けるα゜と今回のビュースキャンVCにおけるα゜)系
列により集束するCE−FASTエコーEcを収集す
る。なお、RWは、位相エンコード勾配PHをリワイン
ドするリワインダである。
【0003】このようなビュースキャンVCを1つのk
空間を埋める位相エンコード数だけ繰り返し、収集され
たFIDエコーEfのデータから1枚のFIDエコーイ
メージを再構成する。また、収集されたCE−FAST
エコーEcのデータから別の1枚のCE−FASTエコ
ーイメージを再構成する。
空間を埋める位相エンコード数だけ繰り返し、収集され
たFIDエコーEfのデータから1枚のFIDエコーイ
メージを再構成する。また、収集されたCE−FAST
エコーEcのデータから別の1枚のCE−FASTエコ
ーイメージを再構成する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記FADE法のパル
スシーケンスCを適用してイメージングを行う従来のM
RI装置では、繰り返し時間TR内に、FIDエコーE
fとCE−FASTエコーEcの2つのエコーを収集
し、それぞれのエコーによる2枚のイメージを取得する
ことが出来る。ところが、1枚だけのイメージを取得す
る場合を想定すると、前記FADE法のパルスシーケン
スCは、実質的に、GRASS(Gradient recalled ech
o withSteady State)法のパルスシーケンス,CE−F
AST(Contrast Enhanced FastScan)法のパルスシー
ケンスなどと等価になってしまう。このため、取得する
イメージを1枚に減らしても、スキャン時間の短縮は望
めず、イメージングに要する時間を短縮することが出来
ない問題点がある。
スシーケンスCを適用してイメージングを行う従来のM
RI装置では、繰り返し時間TR内に、FIDエコーE
fとCE−FASTエコーEcの2つのエコーを収集
し、それぞれのエコーによる2枚のイメージを取得する
ことが出来る。ところが、1枚だけのイメージを取得す
る場合を想定すると、前記FADE法のパルスシーケン
スCは、実質的に、GRASS(Gradient recalled ech
o withSteady State)法のパルスシーケンス,CE−F
AST(Contrast Enhanced FastScan)法のパルスシー
ケンスなどと等価になってしまう。このため、取得する
イメージを1枚に減らしても、スキャン時間の短縮は望
めず、イメージングに要する時間を短縮することが出来
ない問題点がある。
【0005】また、FIDエコーEfによるイメージは
化学シフトの影響を受けやすく,一方,CE−FAST
エコーEcによるイメージは体動の影響を受けやすい問
題点がある。さらに、FIDエコーEfがCE−FAS
TエコーEcに干渉して画質を劣化させる問題点があ
る。
化学シフトの影響を受けやすく,一方,CE−FAST
エコーEcによるイメージは体動の影響を受けやすい問
題点がある。さらに、FIDエコーEfがCE−FAS
TエコーEcに干渉して画質を劣化させる問題点があ
る。
【0006】そこで、この発明の目的は、FADE法を
利用して、短時間に,良好な画質のイメージを得ること
が可能なMRI装置を提供することにある。
利用して、短時間に,良好な画質のイメージを得ること
が可能なMRI装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、この発
明は、FADE法を利用して、繰り返し時間内にFID
エコーとCE−FASTエコーとを収集し、それらFI
DエコーのデータとCE−FASTエコーのデータとに
基づいてイメージを再構成するMRI装置であって、F
IDエコーのデータとCE−FASTエコーのデータと
により1つのk空間が埋るような各エコーに対応する位
相エンコード勾配を対応するエコーの収集前に印加する
位相エンコード勾配印加手段と、CE−FASTエコー
の収集後に前記各エコーに対応する位相エンコード勾配
をリワインドするリワインダを印加するリウィンダ印加
手段と、前記各エコーのデータに基づいて1枚のイメー
ジを再構成するイメージ再構成手段とを具備したことを
特徴とするMRI装置を提供する。
明は、FADE法を利用して、繰り返し時間内にFID
エコーとCE−FASTエコーとを収集し、それらFI
DエコーのデータとCE−FASTエコーのデータとに
基づいてイメージを再構成するMRI装置であって、F
IDエコーのデータとCE−FASTエコーのデータと
により1つのk空間が埋るような各エコーに対応する位
相エンコード勾配を対応するエコーの収集前に印加する
位相エンコード勾配印加手段と、CE−FASTエコー
の収集後に前記各エコーに対応する位相エンコード勾配
をリワインドするリワインダを印加するリウィンダ印加
手段と、前記各エコーのデータに基づいて1枚のイメー
ジを再構成するイメージ再構成手段とを具備したことを
特徴とするMRI装置を提供する。
【0008】第2の観点では、この発明は、FADE法
を利用して、繰り返し時間内にFIDエコーとCE−F
ASTエコーとを収集し、イメージを再構成するMRI
装置であって、FIDエコーの収集後にリード勾配のス
イッチングにより前記FIDエコーのマルチエコーを集
束させるFIDマルチエコー集束手段と、前記リード勾
配のスイッチングにより集束するFIDエコーのマルチ
エコーを収集するFIDマルチエコー収集手段と、CE
−FASTエコーを集束させるためのリード勾配のスイ
ッチングによりCE−FASTエコーのマルチエコーを
集束させるCE−FASTマルチエコー集束手段と、前
記リード勾配のスイッチングにより集束するCE−FA
STエコーのマルチエコーを収集するCE−FASTマ
ルチエコー収集手段と、前記両エコー収集手段により収
集されたエコーのデータと前記FIDエコーのデータお
よび前記CE−FASTエコーのデータにより1つのk
空間が埋るような各エコーに対応する位相エンコード勾
配を対応するエコーの収集前に印加する位相エンコード
勾配印加手段と、CE−FASTエコーの収集後に前記
各エコーに対応する位相エンコード勾配をリワインドす
るリワインダを印加するリウィンダ印加手段と、前記各
エコーのデータに基づいて1枚のイメージを再構成する
イメージ再構成手段とを具備したことを特徴とするMR
I装置を提供する。
を利用して、繰り返し時間内にFIDエコーとCE−F
ASTエコーとを収集し、イメージを再構成するMRI
装置であって、FIDエコーの収集後にリード勾配のス
イッチングにより前記FIDエコーのマルチエコーを集
束させるFIDマルチエコー集束手段と、前記リード勾
配のスイッチングにより集束するFIDエコーのマルチ
エコーを収集するFIDマルチエコー収集手段と、CE
−FASTエコーを集束させるためのリード勾配のスイ
ッチングによりCE−FASTエコーのマルチエコーを
集束させるCE−FASTマルチエコー集束手段と、前
記リード勾配のスイッチングにより集束するCE−FA
STエコーのマルチエコーを収集するCE−FASTマ
ルチエコー収集手段と、前記両エコー収集手段により収
集されたエコーのデータと前記FIDエコーのデータお
よび前記CE−FASTエコーのデータにより1つのk
空間が埋るような各エコーに対応する位相エンコード勾
配を対応するエコーの収集前に印加する位相エンコード
勾配印加手段と、CE−FASTエコーの収集後に前記
各エコーに対応する位相エンコード勾配をリワインドす
るリワインダを印加するリウィンダ印加手段と、前記各
エコーのデータに基づいて1枚のイメージを再構成する
イメージ再構成手段とを具備したことを特徴とするMR
I装置を提供する。
【0009】
【作用】第1の観点によるこの発明のMRI装置では、
FIDエコーのデータとCE−FASTエコーのデータ
との2つのエコーのデータで、合せて1つのk空間を埋
るようにする。すなわち、k空間を構成する全ての位相
エンコード数を前記2つのエコーで分担させ、対応する
エコーの収集前に印加する。そして、収集した各エコー
のデータで1つのk空間を埋めて、1枚のイメージを再
構成する。従って、例えばk空間を構成する全ての位相
エンコード数を前記2つのエコーで等しく分担させる
と、従来のFADE法の1/2のスキャン時間で1枚の
イメージ分のエコーのデータを収集することができ、1
枚のイメージを短時間に取得することが出来る。また、
FIDエコーEfとCE−FASTエコーEcとを組み
合わせて1枚のイメージを構成すること及びデータを短
時間に収集することにより、体動の影響を抑制できるよ
うになる。また、CE−FASTエコーEcの収集前に
位相エンコード勾配を印加するため、FIDエコーEf
がCE−FASTエコーEcに干渉して画質を劣化させ
ることを防止できる。
FIDエコーのデータとCE−FASTエコーのデータ
との2つのエコーのデータで、合せて1つのk空間を埋
るようにする。すなわち、k空間を構成する全ての位相
エンコード数を前記2つのエコーで分担させ、対応する
エコーの収集前に印加する。そして、収集した各エコー
のデータで1つのk空間を埋めて、1枚のイメージを再
構成する。従って、例えばk空間を構成する全ての位相
エンコード数を前記2つのエコーで等しく分担させる
と、従来のFADE法の1/2のスキャン時間で1枚の
イメージ分のエコーのデータを収集することができ、1
枚のイメージを短時間に取得することが出来る。また、
FIDエコーEfとCE−FASTエコーEcとを組み
合わせて1枚のイメージを構成すること及びデータを短
時間に収集することにより、体動の影響を抑制できるよ
うになる。また、CE−FASTエコーEcの収集前に
位相エンコード勾配を印加するため、FIDエコーEf
がCE−FASTエコーEcに干渉して画質を劣化させ
ることを防止できる。
【0010】第2の観点によるこの発明のMRI装置で
は、繰り返し時間内にFIDエコーとCE−FASTエ
コーを1つずつ収集するのに止まらず、FIDマルチエ
コー集束手段によるリード勾配のスイッチングにより,
FIDエコーの収集後にも1つ以上のFIDエコーを集
束させ、それをFIDマルチエコー収集手段により収集
する。ここで、集束する複数のFIDエコーをマルチエ
コーという。また、同様に、CE−FASTマルチエコ
ー集束手段によるリード勾配のスイッチングによるリー
ド勾配のスイッチングにより,本来のCE−FASTエ
コーの集束前にも1つ以上のCE−FASTエコーを集
束させ、それをCE−FASTマルチエコー収集手段に
より収集する。ここで、集束する複数のCE−FAST
エコーをマルチエコーという。そして、k空間を構成す
る位相エンコード数を各エコーで分担させ、収集した各
エコーのデータで1つのk空間を埋めて1枚のイメージ
を再構成する。従って、FIDエコーのマルチエコーと
CE−FASTエコーのマルチエコーとを含めて繰り返
し時間内に収集されるエコーの数をnとし、例えばk空
間を構成する全ての位相エンコード数を前記n個のエコ
ーで等しく分担させると、従来のFADE法の1/nの
スキャン時間で1枚のイメージ分のエコーのデータを収
集することができ、1枚のイメージを短時間に取得する
ことが出来る。また、FIDエコーEfとCE−FAS
TエコーEcとを組み合わせて1枚のイメージを構成す
ること及びデータを短時間に収集することにより、化学
シフトの影響および体動の影響を抑制できるようにな
る。また、各エコーの収集前に位相エンコード勾配を印
加するため、先に集束したエコーが後に集束するエコー
に干渉して画質を劣化させることを防止できる。
は、繰り返し時間内にFIDエコーとCE−FASTエ
コーを1つずつ収集するのに止まらず、FIDマルチエ
コー集束手段によるリード勾配のスイッチングにより,
FIDエコーの収集後にも1つ以上のFIDエコーを集
束させ、それをFIDマルチエコー収集手段により収集
する。ここで、集束する複数のFIDエコーをマルチエ
コーという。また、同様に、CE−FASTマルチエコ
ー集束手段によるリード勾配のスイッチングによるリー
ド勾配のスイッチングにより,本来のCE−FASTエ
コーの集束前にも1つ以上のCE−FASTエコーを集
束させ、それをCE−FASTマルチエコー収集手段に
より収集する。ここで、集束する複数のCE−FAST
エコーをマルチエコーという。そして、k空間を構成す
る位相エンコード数を各エコーで分担させ、収集した各
エコーのデータで1つのk空間を埋めて1枚のイメージ
を再構成する。従って、FIDエコーのマルチエコーと
CE−FASTエコーのマルチエコーとを含めて繰り返
し時間内に収集されるエコーの数をnとし、例えばk空
間を構成する全ての位相エンコード数を前記n個のエコ
ーで等しく分担させると、従来のFADE法の1/nの
スキャン時間で1枚のイメージ分のエコーのデータを収
集することができ、1枚のイメージを短時間に取得する
ことが出来る。また、FIDエコーEfとCE−FAS
TエコーEcとを組み合わせて1枚のイメージを構成す
ること及びデータを短時間に収集することにより、化学
シフトの影響および体動の影響を抑制できるようにな
る。また、各エコーの収集前に位相エンコード勾配を印
加するため、先に集束したエコーが後に集束するエコー
に干渉して画質を劣化させることを防止できる。
【0011】
【実施例】以下、図に示す実施例に基づいてこの発明を
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。図1は、この発明の第1実施例
のMRI装置1のブロック図である。計算機2は、操作
卓13からの指示に基づき、全体の作動を制御する。シ
ーケンスコントローラ3は、記憶しているシーケンスに
基づいて、勾配磁場駆動回路4を作動させ、マグネット
アセンブリ5の勾配磁場コイルで勾配磁場を発生させ
る。また、ゲート変調回路7を制御し、RF発振回路6
で発生したRFパルスを所定の波形に変調して、RF電
力増幅器8からマグネットアセンブリ5の送信コイルに
加える。
さらに詳細に説明する。なお、これによりこの発明が限
定されるものではない。図1は、この発明の第1実施例
のMRI装置1のブロック図である。計算機2は、操作
卓13からの指示に基づき、全体の作動を制御する。シ
ーケンスコントローラ3は、記憶しているシーケンスに
基づいて、勾配磁場駆動回路4を作動させ、マグネット
アセンブリ5の勾配磁場コイルで勾配磁場を発生させ
る。また、ゲート変調回路7を制御し、RF発振回路6
で発生したRFパルスを所定の波形に変調して、RF電
力増幅器8からマグネットアセンブリ5の送信コイルに
加える。
【0012】マグネットアセンブリ5の受信コイルで得
られたNMR信号は、前置増幅器9を介して位相検波器
10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機
2に入力される。計算機2は、AD変換器11から得た
NMR信号のデータに基づき、イメージを再構成し、表
示装置12で表示する。
られたNMR信号は、前置増幅器9を介して位相検波器
10に入力され、さらにAD変換器11を介して計算機
2に入力される。計算機2は、AD変換器11から得た
NMR信号のデータに基づき、イメージを再構成し、表
示装置12で表示する。
【0013】図2は、このMRI装置1により実行され
るパルスシーケンスの例示図である。このパルスシーケ
ンスAのビュースキャンVAでは、繰り返し時間TR内
で、フリップ角α゜のRFパルスα゜を印加して、リー
ド勾配RAのスイッチングにより集束するFIDエコー
Efと、α゜・α゜系列により集束するCE−FASTエ
コーEcとの2つのエコーを収集する。従来のFADE
法のパルスシーケンスCのビュースキャンVC(図1
2)と比較すると、位相エンコード軸に印加される位相
エンコード勾配Pa,位相エンコード勾配Pbおよびリ
ワインダPcが異なっている。
るパルスシーケンスの例示図である。このパルスシーケ
ンスAのビュースキャンVAでは、繰り返し時間TR内
で、フリップ角α゜のRFパルスα゜を印加して、リー
ド勾配RAのスイッチングにより集束するFIDエコー
Efと、α゜・α゜系列により集束するCE−FASTエ
コーEcとの2つのエコーを収集する。従来のFADE
法のパルスシーケンスCのビュースキャンVC(図1
2)と比較すると、位相エンコード軸に印加される位相
エンコード勾配Pa,位相エンコード勾配Pbおよびリ
ワインダPcが異なっている。
【0014】位相エンコード勾配Paは、図3に示す1
つのk空間KAのうちの低周波部KALに該当する位相
エンコード勾配であり、その位相エンコード数はk空間
KAを構成する位相エンコード数の1/2である。位相
エンコード勾配Pbは、前記位相エンコード勾配Paと
加算されたときに図3に示す1つのk空間KAのうちの
高周波部KAHに該当する位相エンコード勾配となるよ
うな勾配である。また、リワインダPcは、前記位相エ
ンコード勾配Paおよび位相エンコード勾配Pbをリワ
インドする勾配である。
つのk空間KAのうちの低周波部KALに該当する位相
エンコード勾配であり、その位相エンコード数はk空間
KAを構成する位相エンコード数の1/2である。位相
エンコード勾配Pbは、前記位相エンコード勾配Paと
加算されたときに図3に示す1つのk空間KAのうちの
高周波部KAHに該当する位相エンコード勾配となるよ
うな勾配である。また、リワインダPcは、前記位相エ
ンコード勾配Paおよび位相エンコード勾配Pbをリワ
インドする勾配である。
【0015】このようなビュースキャンVAを位相エン
コード勾配Paの位相エンコード数だけ繰り返すことに
より、図3に示すk空間KA上の低周波部KALはFI
DエコーEfのデータで埋められる。また、図3に示す
k空間KA上の高周波部KAHはCE−FASTエコー
Ecのデータで埋められる。計算機2は、こうして得ら
れる1つのk空間KAを埋めるFIDエコーEfのデー
タとCE−FASTエコーEcのデータとに基づき、1
枚のイメージを再構成し、表示装置12で表示する。
コード勾配Paの位相エンコード数だけ繰り返すことに
より、図3に示すk空間KA上の低周波部KALはFI
DエコーEfのデータで埋められる。また、図3に示す
k空間KA上の高周波部KAHはCE−FASTエコー
Ecのデータで埋められる。計算機2は、こうして得ら
れる1つのk空間KAを埋めるFIDエコーEfのデー
タとCE−FASTエコーEcのデータとに基づき、1
枚のイメージを再構成し、表示装置12で表示する。
【0016】以上のMRI装置1では、1枚のイメージ
分のエコーのデータを前記パルスシーケンスAにより従
来のFADE法のパルスシーケンスC(図12参照)の
1/2の時間で収集することができ、1枚のイメージを
短時間に取得することが出来る。また、前記イメージ
は、FIDエコーEfのデータとCE−FASTエコー
Ecのデータとに基づいて再構成されること及び短時間
にデータを収集することにより、体動に敏感なCE−F
ASTエコーの特性が緩和される。また、位相エンコー
ド勾配Pbによるディフェーズ効果により、FIDエコ
ーEfがCE−FASTエコーEcに重なることが防止
されて、良好なイメージとなる。なお、上記実施例で
は、位相エンコード勾配Pbが正極側と負極側の2ステ
ップだけであるが、ビュースキャンVAごとに異なる位
相エンコード勾配Pbを印加することも可能である。ま
た、k空間KAを各エコーに分担させる方法は、図3に
示した方法以外に、例えば図4に示すように、高周波部
KAHをFIDエコーEfのデータによって埋め,低周
波部KALをCE−FASTエコーEcのデータによっ
て埋めるように、k空間KAを構成する位相エンコード
数を2つのエコーに等しく分担させることも可能であ
る。さらに、k空間KAを構成する位相エンコード数を
2つのエコーのうちの一方に多く偏らせて分担させるこ
とも可能である。分担させる方法を変えることにより、
イメージのコントラストを変えることが出来る。また、
前記パルスシーケンスAに、MCT(Magnetization Trans
fer Contrast),T1強調,T2強調などの各種プリパ
レーションシーケンスを任意に付加することも可能であ
る。これによって、イメージのコントラストを変えるこ
とが出来る。さらに、繰り返し時間TRを短くすれば、
CE−FASTエコーEcの信号強度が大きくなり,F
IDエコーEfとの信号強度の差が小さくなって、アー
チファクトが少なくなる。一方、繰り返し時間TRを長
くすれば、FIDエコーEfの信号強度が大きくなり,
S/N比を向上できる(つまり、従来と同じデータ収集
時間でS/N比を向上できる)。また、前記パルスシー
ケンスAのスライス軸に位相エンコードPiおよびリワ
インダPjを付加して3D用パルスシーケンスAa(図
5参照)とすることも可能である。
分のエコーのデータを前記パルスシーケンスAにより従
来のFADE法のパルスシーケンスC(図12参照)の
1/2の時間で収集することができ、1枚のイメージを
短時間に取得することが出来る。また、前記イメージ
は、FIDエコーEfのデータとCE−FASTエコー
Ecのデータとに基づいて再構成されること及び短時間
にデータを収集することにより、体動に敏感なCE−F
ASTエコーの特性が緩和される。また、位相エンコー
ド勾配Pbによるディフェーズ効果により、FIDエコ
ーEfがCE−FASTエコーEcに重なることが防止
されて、良好なイメージとなる。なお、上記実施例で
は、位相エンコード勾配Pbが正極側と負極側の2ステ
ップだけであるが、ビュースキャンVAごとに異なる位
相エンコード勾配Pbを印加することも可能である。ま
た、k空間KAを各エコーに分担させる方法は、図3に
示した方法以外に、例えば図4に示すように、高周波部
KAHをFIDエコーEfのデータによって埋め,低周
波部KALをCE−FASTエコーEcのデータによっ
て埋めるように、k空間KAを構成する位相エンコード
数を2つのエコーに等しく分担させることも可能であ
る。さらに、k空間KAを構成する位相エンコード数を
2つのエコーのうちの一方に多く偏らせて分担させるこ
とも可能である。分担させる方法を変えることにより、
イメージのコントラストを変えることが出来る。また、
前記パルスシーケンスAに、MCT(Magnetization Trans
fer Contrast),T1強調,T2強調などの各種プリパ
レーションシーケンスを任意に付加することも可能であ
る。これによって、イメージのコントラストを変えるこ
とが出来る。さらに、繰り返し時間TRを短くすれば、
CE−FASTエコーEcの信号強度が大きくなり,F
IDエコーEfとの信号強度の差が小さくなって、アー
チファクトが少なくなる。一方、繰り返し時間TRを長
くすれば、FIDエコーEfの信号強度が大きくなり,
S/N比を向上できる(つまり、従来と同じデータ収集
時間でS/N比を向上できる)。また、前記パルスシー
ケンスAのスライス軸に位相エンコードPiおよびリワ
インダPjを付加して3D用パルスシーケンスAa(図
5参照)とすることも可能である。
【0017】図6は、この発明の第2実施例のMRI装
置101のブロック図である。計算機102は、操作卓
113からの指示に基づいて、全体の作動を制御する。
シーケンスコントローラ103は、記憶しているシーケ
ンスに基づいて、勾配磁場駆動回路104を作動させ、
マグネットアセンブリ105の勾配磁場コイルで勾配磁
場を発生させる。また、ゲート変調回路107を制御
し、RF発振回路106で発生したRFパルスを所定の
波形に変調して、RF電力増幅器108からマグネット
アセンブリ105の送信コイルに加える。
置101のブロック図である。計算機102は、操作卓
113からの指示に基づいて、全体の作動を制御する。
シーケンスコントローラ103は、記憶しているシーケ
ンスに基づいて、勾配磁場駆動回路104を作動させ、
マグネットアセンブリ105の勾配磁場コイルで勾配磁
場を発生させる。また、ゲート変調回路107を制御
し、RF発振回路106で発生したRFパルスを所定の
波形に変調して、RF電力増幅器108からマグネット
アセンブリ105の送信コイルに加える。
【0018】マグネットアセンブリ105の受信コイル
で得られたNMR信号は、前置増幅器109を介して位
相検波器110に入力され、さらにAD変換器111を
介して計算機102に入力される。計算機102は、A
D変換器111から得たNMR信号のデータに基づき、
イメージを再構成し、表示装置112で表示する。
で得られたNMR信号は、前置増幅器109を介して位
相検波器110に入力され、さらにAD変換器111を
介して計算機102に入力される。計算機102は、A
D変換器111から得たNMR信号のデータに基づき、
イメージを再構成し、表示装置112で表示する。
【0019】図7は、このMRI装置101により実行
されるパルスシーケンスの例示図である。このパルスシ
ーケンスBのビュースキャンVBでは、繰り返し時間T
R内に、前記パルスシーケンスAのようにFIDエコー
EfとCE−FASTエコーEcをそれぞれ収集するの
に止まらず、リード勾配RB1のスイッチングにより第
2のFIDエコーEf2を集束させて、これを収集す
る。また、CE−FASTエコーを集束させるためのリ
ード勾配RB2のスイッチングにより、第2のCE−F
ASTエコーEc2を集束させて、これを収集する。
されるパルスシーケンスの例示図である。このパルスシ
ーケンスBのビュースキャンVBでは、繰り返し時間T
R内に、前記パルスシーケンスAのようにFIDエコー
EfとCE−FASTエコーEcをそれぞれ収集するの
に止まらず、リード勾配RB1のスイッチングにより第
2のFIDエコーEf2を集束させて、これを収集す
る。また、CE−FASTエコーを集束させるためのリ
ード勾配RB2のスイッチングにより、第2のCE−F
ASTエコーEc2を集束させて、これを収集する。
【0020】また、図8に示すように、1つのk空間K
Bのうちの正極の低周波部KBL+をFIDエコーEf
のデータによって埋め,正極の高周波部KBH+を第2
のFIDエコーEf2のデータによって埋め,負極の低
周波部KBL−を第2のCE−FASTエコーEc2の
データによって埋め,負極の高周波部KBH−をCE−
FASTエコーEcのデータによって埋めるように、k
空間KBを構成する位相エンコード数を4つのエコーに
等しく分担させる。
Bのうちの正極の低周波部KBL+をFIDエコーEf
のデータによって埋め,正極の高周波部KBH+を第2
のFIDエコーEf2のデータによって埋め,負極の低
周波部KBL−を第2のCE−FASTエコーEc2の
データによって埋め,負極の高周波部KBH−をCE−
FASTエコーEcのデータによって埋めるように、k
空間KBを構成する位相エンコード数を4つのエコーに
等しく分担させる。
【0021】すなわち、位相エンコード勾配Pdは、正
極の低周波部KBL+に該当する位相エンコード勾配で
あって、その位相エンコード数はk空間KBを構成する
位相エンコード数の1/4である。また、位相エンコー
ド勾配Peは、位相エンコード勾配Pdとの加算により
正極の高周波部KBH+に該当する位相エンコード勾配
を形成するものである。また、位相エンコード勾配Pf
は、位相エンコード勾配Peおよび位相エンコード勾配
Pdとの加算により負極の低周波部KBL−に該当する
位相エンコード勾配を形成するものである。また、位相
エンコード勾配Pgは、位相エンコード勾配Pd,位相
エンコード勾配Peおよび位相エンコード勾配Pfとの
加算により負極の高周波部KBH−に該当する位相エン
コード勾配を形成するものである。また、リワインダP
hは、前記位相エンコード勾配Pd,位相エンコード勾
配Pe,位相エンコード勾配Pfおよび位相エンコード
勾配Pgをリワインドするものである。
極の低周波部KBL+に該当する位相エンコード勾配で
あって、その位相エンコード数はk空間KBを構成する
位相エンコード数の1/4である。また、位相エンコー
ド勾配Peは、位相エンコード勾配Pdとの加算により
正極の高周波部KBH+に該当する位相エンコード勾配
を形成するものである。また、位相エンコード勾配Pf
は、位相エンコード勾配Peおよび位相エンコード勾配
Pdとの加算により負極の低周波部KBL−に該当する
位相エンコード勾配を形成するものである。また、位相
エンコード勾配Pgは、位相エンコード勾配Pd,位相
エンコード勾配Peおよび位相エンコード勾配Pfとの
加算により負極の高周波部KBH−に該当する位相エン
コード勾配を形成するものである。また、リワインダP
hは、前記位相エンコード勾配Pd,位相エンコード勾
配Pe,位相エンコード勾配Pfおよび位相エンコード
勾配Pgをリワインドするものである。
【0022】このようなビュースキャンVBを位相エン
コード勾配Pdの位相エンコード数だけ繰り返すことに
より、FIDエコーEfが位相エンコード勾配Pdによ
り位相エンコードされて、k空間KB上の正極の低周波
部KBL+はFIDエコーEfのデータで埋められる。
また、第2のFIDエコーEf2が前記FIDエコーE
fより位相エンコード勾配Peだけ高周波側に位相エン
コードされて、k空間KB上の正極の高周波部KBH+
は第2のFIDエコーEf2のデータで埋められる。ま
た、第2のCE−FASTエコーEc2が前記第2のF
IDエコーEf2より位相エンコード勾配Pfの分だけ
負極側に位相エンコードされて、k空間KB上の負極の
低周波部KBL−は第2のCE−FASTエコーEc2
のデータで埋められる。また、CE−FASTエコーE
cが前記第2のCE−FASTエコーEc2より位相エ
ンコード勾配Pgの分だけ高周波側に位相エンコードさ
れて、k空間KB上の負極の高周波部KBH−はCE−
FASTエコーEcのデータで埋められる。計算機10
2は、こうして得られる1つのk空間KBを埋める各エ
コーのデータに基づき、1枚のイメージを再構成し、表
示装置112で表示する。
コード勾配Pdの位相エンコード数だけ繰り返すことに
より、FIDエコーEfが位相エンコード勾配Pdによ
り位相エンコードされて、k空間KB上の正極の低周波
部KBL+はFIDエコーEfのデータで埋められる。
また、第2のFIDエコーEf2が前記FIDエコーE
fより位相エンコード勾配Peだけ高周波側に位相エン
コードされて、k空間KB上の正極の高周波部KBH+
は第2のFIDエコーEf2のデータで埋められる。ま
た、第2のCE−FASTエコーEc2が前記第2のF
IDエコーEf2より位相エンコード勾配Pfの分だけ
負極側に位相エンコードされて、k空間KB上の負極の
低周波部KBL−は第2のCE−FASTエコーEc2
のデータで埋められる。また、CE−FASTエコーE
cが前記第2のCE−FASTエコーEc2より位相エ
ンコード勾配Pgの分だけ高周波側に位相エンコードさ
れて、k空間KB上の負極の高周波部KBH−はCE−
FASTエコーEcのデータで埋められる。計算機10
2は、こうして得られる1つのk空間KBを埋める各エ
コーのデータに基づき、1枚のイメージを再構成し、表
示装置112で表示する。
【0023】以上のMRI装置101では、1枚のイメ
ージ分のエコーのデータを前記パルスシーケンスBによ
り従来のFADE法のパルスシーケンスC(図12参
照)の1/4の時間で収集することができ、1枚のイメ
ージを短時間に取得することが出来る。また、前記イメ
ージは、FIDエコーのデータとCE−FASTエコー
のデータとに基づいて再構成されること及び短時間にデ
ータを収集することにより、体動に敏感なCE−FAS
Tエコーの特性が緩和される。また、FIDエコーの高
次なものほど化学シフトの影響が積算されるが、前記イ
メージは、CE−FASTエコーを含むデータに基づい
て再構成されるため、化学シフトの影響を受けにくくな
る。さらに、位相エンコード勾配Pe,Pf,Pgによ
るディフェーズ効果により、先に集束したエコーが後か
ら集束するエコーに重なることが防止されて、良好なイ
メージとなる。
ージ分のエコーのデータを前記パルスシーケンスBによ
り従来のFADE法のパルスシーケンスC(図12参
照)の1/4の時間で収集することができ、1枚のイメ
ージを短時間に取得することが出来る。また、前記イメ
ージは、FIDエコーのデータとCE−FASTエコー
のデータとに基づいて再構成されること及び短時間にデ
ータを収集することにより、体動に敏感なCE−FAS
Tエコーの特性が緩和される。また、FIDエコーの高
次なものほど化学シフトの影響が積算されるが、前記イ
メージは、CE−FASTエコーを含むデータに基づい
て再構成されるため、化学シフトの影響を受けにくくな
る。さらに、位相エンコード勾配Pe,Pf,Pgによ
るディフェーズ効果により、先に集束したエコーが後か
ら集束するエコーに重なることが防止されて、良好なイ
メージとなる。
【0024】なお、k空間KAを各エコーに分担させる
方法は、図8に示した方法以外に、例えば図9に示すよ
うに、正極の低周波部KBL+をFIDエコーEfのデ
ータによって埋め,負極の低周波部KBL−を第2のF
IDエコーEf2のデータによって埋め,負極の高周波
部KBH−を第2のCE−FASTエコーEc2のデー
タによって埋め,正極の高周波部KBH+をCE−FA
STエコーEcのデータによって埋めるように、k空間
KBを構成する位相エンコード数を4つのエコーに等し
く分担させることも可能である。また、例えば図10に
示すように、k空間KBを構成する位相エンコード数を
4つのエコーのうちのいずれかに多く偏らせて分担させ
ることも可能である。分担させる方法を変えることによ
り、イメージのコントラストを変えることが出来る。
方法は、図8に示した方法以外に、例えば図9に示すよ
うに、正極の低周波部KBL+をFIDエコーEfのデ
ータによって埋め,負極の低周波部KBL−を第2のF
IDエコーEf2のデータによって埋め,負極の高周波
部KBH−を第2のCE−FASTエコーEc2のデー
タによって埋め,正極の高周波部KBH+をCE−FA
STエコーEcのデータによって埋めるように、k空間
KBを構成する位相エンコード数を4つのエコーに等し
く分担させることも可能である。また、例えば図10に
示すように、k空間KBを構成する位相エンコード数を
4つのエコーのうちのいずれかに多く偏らせて分担させ
ることも可能である。分担させる方法を変えることによ
り、イメージのコントラストを変えることが出来る。
【0025】また、リード勾配のスイッチングにより連
続的に第3のFIDエコー,第4のFIDエコー,…ま
たは第3のCE−FASTエコー,第4のCE−FAS
Tエコー,…を収集してもよい。FIDエコーのマルチ
エコーとCE−FASTエコーのマルチエコーとを含め
て繰り返し時間TR内に収集されるエコーの数をnと
し、例えばk空間を構成する全ての位相エンコード数を
前記n個のエコーで等しく分担させると、従来のFAD
E法の1/nのスキャン時間で1枚のイメージ分のエコ
ーのデータを収集することが出来る。
続的に第3のFIDエコー,第4のFIDエコー,…ま
たは第3のCE−FASTエコー,第4のCE−FAS
Tエコー,…を収集してもよい。FIDエコーのマルチ
エコーとCE−FASTエコーのマルチエコーとを含め
て繰り返し時間TR内に収集されるエコーの数をnと
し、例えばk空間を構成する全ての位相エンコード数を
前記n個のエコーで等しく分担させると、従来のFAD
E法の1/nのスキャン時間で1枚のイメージ分のエコ
ーのデータを収集することが出来る。
【0026】また、前記パルスシーケンスBに、MCT(M
agnetization Transfer Contrast),T1強調,T2強
調などの各種プリパレーションシーケンスを任意に付加
することも可能である。さらに、繰り返し時間TRを短
くすれば、CE−FASTエコーの信号強度が大きくな
り,FIDエコーとの信号強度の差が小さくなって、ア
ーチファクトが少なくなる。一方、繰り返し時間TRを
長くすれば、FIDエコーの信号強度が大きくなり,S
/N比を向上できる(つまり、従来と同じデータ収集時
間でS/N比を向上できる)。また、前記パルスシーケ
ンスBのスライス軸に位相エンコードPiおよびリワイ
ンダPjを付加して3D用パルスシーケンスBa(図1
1参照)とすることも可能である。
agnetization Transfer Contrast),T1強調,T2強
調などの各種プリパレーションシーケンスを任意に付加
することも可能である。さらに、繰り返し時間TRを短
くすれば、CE−FASTエコーの信号強度が大きくな
り,FIDエコーとの信号強度の差が小さくなって、ア
ーチファクトが少なくなる。一方、繰り返し時間TRを
長くすれば、FIDエコーの信号強度が大きくなり,S
/N比を向上できる(つまり、従来と同じデータ収集時
間でS/N比を向上できる)。また、前記パルスシーケ
ンスBのスライス軸に位相エンコードPiおよびリワイ
ンダPjを付加して3D用パルスシーケンスBa(図1
1参照)とすることも可能である。
【0027】
【発明の効果】この発明のMRI装置によれば、従来の
FADE法の1/n(n≧2)のスキャン時間で1枚の
イメージ分のエコーのデータを収集することが出来る。
従って、1枚のイメージを短時間に取得することが出来
るようになる。さらに、イメージの画質を向上できるよ
うになる。
FADE法の1/n(n≧2)のスキャン時間で1枚の
イメージ分のエコーのデータを収集することが出来る。
従って、1枚のイメージを短時間に取得することが出来
るようになる。さらに、イメージの画質を向上できるよ
うになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例のMRI装置のブロック
図である。
図である。
【図2】図1の装置により実行されるパルスシーケンス
の例示図である。
の例示図である。
【図3】図1の装置に係るエコーのデータによるk空間
の分布についての説明図である。
の分布についての説明図である。
【図4】図1の装置に係るエコーのデータによるk空間
の分布についての説明図である。
の分布についての説明図である。
【図5】図2のパルスシーケンスに基づく3D用パルス
シーケンスの例示図である。
シーケンスの例示図である。
【図6】この発明の第2実施例のMRI装置のブロック
図である。
図である。
【図7】図6の装置により実行されるパルスシーケンス
の例示図である。
の例示図である。
【図8】図6の装置に係るエコーのデータによるk空間
の分布についての説明図である。
の分布についての説明図である。
【図9】図6の装置に係るエコーのデータによるk空間
の分布についての説明図である。
の分布についての説明図である。
【図10】図6の装置に係るエコーのデータによるk空
間の分布についての説明図である。
間の分布についての説明図である。
【図11】図7のパルスシーケンスに基づく3D用パル
スシーケンスの例示図である。
スシーケンスの例示図である。
【図12】従来のFADE法のパルスシーケンスの例示
図である。
図である。
1,101 MRI装置 2,102 計算機 3,103 シーケンスコントローラ A,B パルスシーケンス Ec CE−FASTエコー Ef FIDエコー KA,KB k空間 Pa,Pb 位相エンコード勾配 Pc リワインダ Pd,Pg 位相エンコード勾配 TR 繰り返し時間 VA,VB ビュースキャン
Claims (2)
- 【請求項1】 FADE法を利用して、繰り返し時間内
にFIDエコーとCE−FASTエコーとを収集し、そ
れらFIDエコーのデータとCE−FASTエコーのデ
ータとに基づいてイメージを再構成するMRI装置であ
って、FIDエコーのデータとCE−FASTエコーの
データとにより1つのk空間が埋るような各エコーに対
応する位相エンコード勾配を対応するエコーの収集前に
印加する位相エンコード勾配印加手段と、CE−FAS
Tエコーの収集後に前記各エコーに対応する位相エンコ
ード勾配をリワインドするリワインダを印加するリウィ
ンダ印加手段と、前記各エコーのデータに基づいて1枚
のイメージを再構成するイメージ再構成手段とを具備し
たことを特徴とするMRI装置。 - 【請求項2】 FADE法を利用して、繰り返し時間内
にFIDエコーとCE−FASTエコーとを収集し、イ
メージを再構成するMRI装置であって、FIDエコー
の収集後にリード勾配のスイッチングにより前記FID
エコーのマルチエコーを集束させるFIDマルチエコー
集束手段と、前記リード勾配のスイッチングにより集束
するFIDエコーのマルチエコーを収集するFIDマル
チエコー収集手段と、CE−FASTエコーを集束させ
るためのリード勾配のスイッチングによりCE−FAS
Tエコーのマルチエコーを集束させるCE−FASTマ
ルチエコー集束手段と、前記リード勾配のスイッチング
により集束するCE−FASTエコーのマルチエコーを
収集するCE−FASTマルチエコー収集手段と、前記
両エコー収集手段により収集されたエコーのデータと前
記FIDエコーのデータおよび前記CE−FASTエコ
ーのデータにより1つのk空間が埋るような各エコーに
対応する位相エンコード勾配を対応するエコーの収集前
に印加する位相エンコード勾配印加手段と、CE−FA
STエコーの収集後に前記各エコーに対応する位相エン
コード勾配をリワインドするリワインダを印加するリウ
ィンダ印加手段と、前記各エコーのデータに基づいて1
枚のイメージを再構成するイメージ再構成手段とを具備
したことを特徴とするMRI装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5003053A JPH06205759A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | Mri装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5003053A JPH06205759A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | Mri装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06205759A true JPH06205759A (ja) | 1994-07-26 |
Family
ID=11546586
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5003053A Pending JPH06205759A (ja) | 1993-01-12 | 1993-01-12 | Mri装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06205759A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008253733A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Mri装置およびその制御方法 |
-
1993
- 1993-01-12 JP JP5003053A patent/JPH06205759A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008253733A (ja) * | 2007-04-06 | 2008-10-23 | Ge Medical Systems Global Technology Co Llc | Mri装置およびその制御方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7557575B2 (en) | Magnetic resonance imaging apparatus and magnetic resonance imaging method | |
JPH07323021A (ja) | Mrイメージング装置 | |
JP3453089B2 (ja) | Mri装置 | |
JP2713160B2 (ja) | Mrイメージング装置 | |
US5777473A (en) | Magnetic resonance imaging apparatus | |
KR100559345B1 (ko) | 자기 공명 신호 획득 방법 및 장치, 기록 매체 및 자기공명 촬영 장치 | |
JP2002165776A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置における計測方法及び磁気共鳴イメージング装置 | |
JPH06237910A (ja) | Mri装置 | |
US5497088A (en) | MRI imaging method and apparatus | |
JPH06205759A (ja) | Mri装置 | |
JPH06237914A (ja) | Mri装置 | |
JP3069286B2 (ja) | Mri装置 | |
JPH09238918A (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JPH07178070A (ja) | 磁気共鳴イメージング方法 | |
JP2927207B2 (ja) | Mrイメージング装置 | |
JP4146735B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JPH0779949A (ja) | 磁気共鳴映像装置 | |
JP3205061B2 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JP3246020B2 (ja) | Mrイメージング装置 | |
JP4519446B2 (ja) | 核磁気共鳴撮像装置 | |
JPWO2006087934A1 (ja) | 磁気共鳴イメージング方法及び装置 | |
JP2000175882A (ja) | Mrイメージング装置 | |
JP2973116B1 (ja) | 磁気共鳴イメージング装置 | |
JPH09276249A (ja) | 磁気共鳴イメージング方法及び装置 | |
JP2001190517A (ja) | Mrイメージング装置 |