JPH061992U - 金属管防食用スリーブ - Google Patents
金属管防食用スリーブInfo
- Publication number
- JPH061992U JPH061992U JP4047192U JP4047192U JPH061992U JP H061992 U JPH061992 U JP H061992U JP 4047192 U JP4047192 U JP 4047192U JP 4047192 U JP4047192 U JP 4047192U JP H061992 U JPH061992 U JP H061992U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sleeve
- metal tube
- passage
- outer circumference
- metal pipe
- Prior art date
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- Pending
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- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 金属管の外周に被せられて腐食を防止する可
撓性のスリーブの端部を、簡単な作業で金属管の外周に
確実に固定できるようにして、施工不良を無くす。 【構成】 スリーブ1の端部の全周にわたって環状の通
路2を設け、この通路2に紐体3を通す。この紐体3の
両端を通路2外に引き出し、紐体3を引っ張って緊縛す
ることでスリーブ1の端部を絞り、この端部を金属管7
の外周に固定する。
撓性のスリーブの端部を、簡単な作業で金属管の外周に
確実に固定できるようにして、施工不良を無くす。 【構成】 スリーブ1の端部の全周にわたって環状の通
路2を設け、この通路2に紐体3を通す。この紐体3の
両端を通路2外に引き出し、紐体3を引っ張って緊縛す
ることでスリーブ1の端部を絞り、この端部を金属管7
の外周に固定する。
Description
【0001】
本考案は地中に埋設した金属管が腐食するのを防止するための金属管防食用ス リーブに関する。
【0002】
腐食性の土壌中に金属管を敷設する場合に、その腐食を防止するために、この 金属管の外周にポリエチレン製のスリーブを被せることによって土壌が金属管に 接触しないようにしたものが知られている。
【0003】 従来、この金属管の敷設時にスリーブを被せる際には、図5に示すように、各 金属管11の外周にその端部を覆う長さのスリーブ13を被せ、その端部の近傍 の外周に粘着テープ14またはゴムバンドを巻き付けてスリーブ13を固定する 。そしてスリーブ13の両端部を折り返した状態で金属管11を敷設して管継手 部12を接合する。その後一方の金属管11のスリーブ13の端部を管継手部1 2の外周に被せ、その先端の外周に粘着テープ15またはゴムバンドを巻きつけ て、相手側の金属管11の外周に固定する。次に他方の金属管11のスリーブ1 3の端部をさらにその外側に被せ、その先端の外周に粘着テープ16またはゴム バンドを巻き付けて、先のスリーブ13の外周に固定する。これによって、土砂 や水などがスリーブ13内に侵入して金属管11に接触するのが防止される。
【0004】
しかし上記のようにスリーブ13を被せる作業はかなり面倒であり、初めて施 工する人には作業要領を説明する必要があり、かつその際に行ってはいけないこ とも説明しなければならない。ところが、実際には指導が徹底しないことがあり 、粘着テープ15、16やゴムバンドは一応巻き付けていても、水の出入りが簡 単にできてしまうような固定状態となっていることがあり、施工不良を発生する おそれがあると言う問題点がある。
【0005】 そこで本考案はこのような問題点を解決し、スリーブの端部を簡単な作業で適 切に固定することができて、施工の信頼性を高めることができる金属管防食用ス リーブを提供することを目的とする。
【0006】
上記目的を達成するため本考案は、金属管の外周に被せることができる可撓性 のスリーブの端部の全周にわたって環状の通路を設け、この通路に紐体を通し、 この紐体の両端を前記通路外に引き出して緊縛可能に構成したものである。
【0007】
このような構成によると、スリーブの端部に環状の通路を設けて紐を通してい るので、この紐の両端を引っ張ってスリーブの端部を絞ることによって、この端 部を金属管の外周に固定することができ、だれにでもできる簡単な作業にて、ス リーブの端部と金属管の外周との間に大きな隙間を生じたり、あるいはスリーブ 端部の一部がめくれ上がったりして水などが容易に出入りするようなことのない 状態での固定が可能となる。
【0008】
図2において、1は金属管の外周に被せられて腐食を防止する可撓性のスリー ブであり、ポリエチレンなどの合成樹脂製のシートやポリエチレンフィルムなど にて構成されている。このスリーブ1は、金属管の管継手部の外周に外ばめでき る口径と、金属管の両端を余裕をもって覆う長さとを有している。図3に詳細に 示すように、スリーブ1の両端部は適当幅で折り返され、折り返し部の先端が本 体側に固着されることで、全周にわたる環状の通路2が形成されている。この通 路2内には紐体3が通され、この環状の通路2の1箇所に切り目を入れて形成さ れた開口4から、紐体3の両端部が外部に引き出されている。
【0009】 図4に詳細に示すように、通路2の開口4から引き出された紐体3の両端は、 周知の逆戻り防止治具6に挿通されている。この逆戻り防止治具6は狭窄通路部 6aと、この通路部6aの近傍に設置された回転および変位自在な歯つき係止輪 6bとを備えており、紐体3の両端は、狭窄通路部6aに通した後に係止輪6b の外側を通すように構成されている。
【0010】 次に、スリーブ1を金属管の外周に被せる作業を説明する。図1において、金 属管7の敷設前にスリーブ1を各金属管7の胴部に外ばめし、その両端部を折り 返すかゆるませて、管胴部に被せておく。そして、その状態で、地表から開削し た溝内に金属管7を敷設し、管継手部8を接合する。次に、一方の金属管7に被 せたスリーブ1の端部を管継手部8の外周に被せ、その先端部を相手側の金属管 7の管胴部端に位置させる。そして、紐体3の両端を引っ張って緊縛することに よりスリーブ1の端部を絞り、逆戻り防止治具6にて固定する。このように逆戻 り防止治具6を用いると、単に紐体3の両端を引っ張っただけの状態で結ぶより も容易かつ確実に固定することができる。
【0011】 次に、他方の金属管7に被せたスリーブ1の端部を、上述のすでに管継手部8 に被せたスリーブ1の端部の外側に被せ、その先端部を相手側の金属管7の胴部 端に対応して位置させ、上記と同様に紐体3の両端を引っ張ることで、このスリ ーブ1の端部を緊縛して固定する。
【0012】 このようにスリーブ1の端部の紐体3を引っ張って緊縛することでこの端部を 絞ることにより、だれにでもできる簡単な作業でねスリーブ1を金属管7の外周 に固定することがでる。このため、スリーブ1の端部と金属管7の外周との間に 大きな隙間を生じたり、スリーブ1の端部の一部がめくれ上がったりして、水な どの出入りが生じるのを確実に防止することかできる。
【0013】
以上述べたように本考案によれば、スリーブの端部に環状の通路を設けて紐体 を通しているので、この紐体を引っ張って緊縛することでスリーブの端部を絞る ことにより、このスリーブの端部を金属管の外周に固定することができ、だれに でもできる簡単な作業にて、スリーブの端部を水などが容易に出入りしたりする ことのない状態で金属管の外周に確実に固定でき、施工の信頼性を高めることが できる。
【図1】本考案の一実施例のスリーブを被せた状態の管
継手部の断面図である。
継手部の断面図である。
【図2】同スリーブの平面図である。
【図3】同スリーブの端部の拡大断面図である。
【図4】同スリーブにおける紐体の締結手段の断面図で
ある。
ある。
【図5】従来のスリーブを被せた状態の管継手部の断面
図である。
図である。
1 スリーブ 2 通路 3 紐体 7 金属管
Claims (1)
- 【請求項1】 金属管の外周に被せることができる可撓
性のスリーブの端部の全周にわたって環状の通路を設
け、この通路に紐体を通し、この紐体の両端を前記通路
外に引き出して緊縛可能に構成したことを特徴とする金
属管防食用スリーブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047192U JPH061992U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 金属管防食用スリーブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4047192U JPH061992U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 金属管防食用スリーブ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH061992U true JPH061992U (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=12581553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4047192U Pending JPH061992U (ja) | 1992-06-15 | 1992-06-15 | 金属管防食用スリーブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH061992U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4722719B2 (ja) * | 2006-02-02 | 2011-07-13 | コスモ工機株式会社 | 継手体 |
-
1992
- 1992-06-15 JP JP4047192U patent/JPH061992U/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4722719B2 (ja) * | 2006-02-02 | 2011-07-13 | コスモ工機株式会社 | 継手体 |
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