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JPH0619899Y2 - グロメット - Google Patents

グロメット

Info

Publication number
JPH0619899Y2
JPH0619899Y2 JP1988124649U JP12464988U JPH0619899Y2 JP H0619899 Y2 JPH0619899 Y2 JP H0619899Y2 JP 1988124649 U JP1988124649 U JP 1988124649U JP 12464988 U JP12464988 U JP 12464988U JP H0619899 Y2 JPH0619899 Y2 JP H0619899Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grommet
hard
hole
soft
peripheral edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988124649U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0246186U (ja
Inventor
隆悦 及川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP1988124649U priority Critical patent/JPH0619899Y2/ja
Publication of JPH0246186U publication Critical patent/JPH0246186U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0619899Y2 publication Critical patent/JPH0619899Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • Installation Of Indoor Wiring (AREA)
  • Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
  • Insulating Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) この考案は、パネル孔にワイヤーハーネスの電線束等を
挿通する際、パネル孔とワイヤーハーネス等との間の隙
間からパネル内に水等が侵入するのを防止するグロメッ
トに係り、詳しくは硬質グロメット本体と軟質グロメッ
トとからなる二部品構成のグロメットに関するものであ
る。
(従来の技術) 従来より、電線束を挿通してテープが巻き付けられる部
分をゴム等の軟質材で形成し、パネル孔に嵌合される部
分を硬質合成樹脂等の硬質材で形成して、車両パネルか
ら容易に外れないようにすると共に、車両パネルへの嵌
合性を良くした二部品構成のグロメット(例えば、実開
昭59−155783号参照)が知られている。
第4図は、この二部品構成のグロメットを示しており、
硬質合成樹脂からなる硬質グロメット本体Aと、ゴム等
からなる軟質グロメットBとを組み合わせて構成されて
いる。ここで、硬質グロメット本体Aは、挿通孔50を
有した底壁51の周縁部に大きなアールを有した断面湾
曲形状の周壁52を形成し、この周壁52の上端に環状
基板53を固定して構成されている。また、軟質グロメ
ットBは、基部60の上面中央部に電線挿入チューブ6
1を連設すると共に、この電線挿入チューブの内面に電
線締付部62を設け、また基部60の底部周縁に外周リ
ップ63と内周リップ64からなる防水構造部65を設
けて構成されている。そして、軟質グロメットBの基部
60内に嵌合凹部66が設けられていて、この嵌合凹部
66内に硬質グロメット本体Aの環状基板53に設けた
フランジ部分53aが嵌合している。なお、硬質グロメ
ットAの周壁52には孔部54、54が形成され、この
孔部54、54内には係止段部55を有する係止片56
が撓み可能に形成されている。
上記グロメットを車両パネルPに固定する場合には、予
め電線束Cを挿通してワイヤー挿入チューブ61と電線
束CにテープTを巻き付けておき、そしてこの状態で車
両パネルPの孔Hに硬質グロメット本体Aの底壁51を
当接させて押し込む。これにより、周壁52が孔H内に
嵌合する一方、係止片56が周壁52の内方に撓み、そ
して係止段部55が車両パネルPに達した時、係止片5
6が復元弾撥力により復帰して係止弾部55が孔Hの内
周縁に係止する。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、上記グロメットでは、フランジ部分53
aを嵌合凹部66に嵌め込んで、硬質グロメット本体A
と軟質グロメットBとを組み合わせているにすぎず、例
えば第5図に示すように電線束Cに引っ張り力Fが作用
すると、電線束Cと共に電線挿入チューブ61が引っ張
られ、これにより嵌合凹部66がフランジ部分53aか
ら外れてしまい、外周リップ63、内周リップ64がパ
ネルPの面部から浮いて、この部分から水等が侵入して
しまうことがあった。
また、作業中、運搬中等において、軟質グロメットBが
硬質グロメット本体Aから外れたり、捲れけたりするこ
ともあった。
この考案は、上記従来技術の問題点を解消するもので、
その目的とするところは、電線束に引っ張り力が作用し
てもパネル孔から水等が侵入するおそれがなく、また作
業中、運搬中等において軟質グロメットが硬質グロメッ
ト本体から外れる等のおそれのないグロメットを提供す
ることである。
〔考案の構成〕 (課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、この考案のグロメットは、
底壁の中央部に挿通孔を穿設すると共に、前記底壁の周
縁を立設した周壁に孔部を設け、この孔部内に係止段部
を有する係止片を突設し、前記周壁上縁に環状基板を設
けた硬質グロメット本体と、基部の底部周縁に防水構造
部を、また前記基部内に前記環状基板の嵌合凹部を夫々
形成すると共に、前記基部の中央に電線挿入チューブを
連接してなる軟質グロメットからなり、前記硬質グロメ
ット本体の係止段部をパネルに設けた孔の内周縁に係止
させ、かつ前記軟質グロメットの防水構造部を前記孔の
周縁に当接せしめると共に、前記硬質グロメット本体の
環状基板に設けたフランジ部を、前記軟質グロメットの
嵌合凹部に嵌合させるようにした防水グロメットにおい
て、前記硬質グロメット本体のフランジ部に係合リブ
を、また前記軟質グロメットの嵌合凹部内壁に前記係合
リブが係合する係合溝を夫々設けたことを特徴としてい
る。
(作用) 電線束に引っ張り力が作用すると、軟質グロメットも引
っ張られるが、フランジ部分の係合リブが嵌合凹部内壁
の係合溝に係合していて、嵌合凹部がフランジ部分から
外れるのを防止するため、軟質グロメットの基部とパネ
ルとの間に隙間が生じるようなおそれがない。また、硬
質グロメットの係止段部がパネルの孔の内周縁に確実に
係止しているため、たとえ電線束に引っ張り力が作用し
ても、硬質グロメット本体が車両パネルから容易に外れ
るおそれがない。
(実施例) 以下この考案の一実施例を図面を参照して説明する。
第1図及び第2図(a)、(b)はこの考案のグロメッ
トの一例を示すもので、第1図は断面図、第2図
(a)、(b)は要部の部分拡大断面図である。図内符
号10は硬質合成樹脂からなる硬質グロメット本体、2
0はゴム等からなる軟質グロメットである。
硬質グロメット本体10は、挿通孔11を有した底壁1
2の周縁部に大きなアールを有した断面湾曲形状の周壁
13を設け、この周壁13の上端に環状基板14を固定
して構成されている。また、軟質グロメット20は、基
部21の上面中央部に電線挿通チューブ22を連設する
と共に、この電線挿通チューブ22の内面に電線締付部
23を設け、また基部21の底部周縁に外周リップ24
と内周リップ25からなる防水構造部26を設けて構成
されている。
そして、軟質グロメット20の基部21内には、前記環
状基板14に設けたフランジ部分14aが嵌まり込む嵌
合凹部27が設けられていて、この嵌合凹部27とフラ
ンジ部分14aとの嵌合により硬質グロメット本体10
と軟質グロメット20とが組み合わされている。また、
電線挿入チューブ22には、硬質グロメット本体10を
車両パネルPの孔Hに嵌合する前に、予め電線束Cが挿
通されて、テープ30が巻き付けられている。
これらの点については従来のグロメットと同じである。
この考案で重要な点は、嵌合凹部27がフランジ部分1
4aから簡単に外れないように構成したことである。
この実施例では、フランジ部分14aの周縁部であって
パネルP側の面部14bに係合リブ14cを設け、また
面部14bが当接する係合凹部27の内壁面27aにこ
の係合リブ14cが係合する係合溝27bを設けて(第
2図(a)参照)、嵌合凹部27がフランジ部分14a
から簡単に外れないようにしている。
したがって、第3図に示すように、電線束Cに作用する
引っ張り力Fが電線挿通チューブ22に作用しても、こ
れにより基部21が外側に捲れるように撓むことがな
く、嵌合凹部27とフランジ部分14aとの嵌合状態が
維持される。このため、外周リップ24と内周リップ2
5がパネルPの面部から離れる迄には至らず、防水機能
を保ち基部21とパネルPの面部との隙間から水等が侵
入するおそれがなくなる。また、作業中、運搬中等にお
いても、軟質グロメット20が硬質グロメット10から
外れたり、捲れたりするようなおそれもなくなる。
上記係合リブ14cは、フランジ部分14aの周縁部の
他に、例えば第2図(b)に示すように、フランジ部分
14aの内側寄り位置に設けてもよい。要は、電線挿入
チューブ22に引っ張り力が作用しても基部21が外側
に捲られるように撓むのを防止出来るようになっていれ
ばよい。
なお、上記硬質グロメット本体10の周壁13には適宜
間隔をおいて孔15が複数形成され、そしてこの孔15
内にはそれぞれ係止段部16を有する係止片17が周壁
13の外周面から若干突出するように形成されており、
パネルPの孔Hに嵌合したとき、係止段部16が孔Hの
内周縁に係止し、これにより硬質グロメット本体10が
パネルPに固定される。
〔考案の効果〕
以上説明したようにこの考案によれば、硬質グロメット
本体のフランジ部分に、軟質グロメットの嵌合凹部の内
壁に設けた係合溝に係合してフランジ部分が嵌合凹部か
ら外れるのを防止する係合リブを設けたので、電線束に
引っ張り力が作用してもパネル孔から水等が侵入するお
それがなく、また作業中、運搬中等において軟質グロメ
ットが硬質グロメット本体から外れる等のおそれがな
い。また、硬質グロメット本体の係止段部がパネルの孔
の内周縁に確実に係止しているため、たとえ電線束に引
っ張り力が作用しても、硬質グロメット本体が車両パネ
ルから容易に外れるおそれがなく、車両パネルに対する
グロメットの固定状態を安定に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図(a)、(b)はこの考案のグロメッ
トの一例を示すもので、第1図は断面図、第2図
(a)、(b)は要部の部分拡大断面図であり、また第
3図は電線束に引っ張り力が作用したときの状態を示す
部分断面図であり、また第4図及び第5図は従来技術を
示すもので、第4図は断面図、第5図は電線束に引っ張
り力が作用したときの状態を示す部分断面図である。 10……硬質グロメット本体 14……フランジ部分 14c……係合リブ 20……軟質グロメット本体 21……基部 27……嵌合凹部 27a……内壁面 27b……係合溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】底壁の中央部に挿通孔を穿設すると共に、
    前記底壁の周縁を立設した周壁に孔部を設け、この孔部
    内に係止段部を有する係止片を突設し、前記周壁上縁に
    環状基板を設けた硬質グロメット本体と、基部の底部周
    縁に防水構造部を、また前記基部内に前記環状基板の嵌
    合凹部を夫々形成すると共に、前記基部の中央に電線挿
    入チューブを連接してなる軟質グロメットからなり、前
    記硬質グロメット本体の係止段部をパネルに設けた孔の
    内周縁に係止させ、かつ前記軟質グロメットの防水構造
    部を前記孔の周縁に当接せしめると共に、前記硬質グロ
    メット本体の環状基板に設けたフランジ部を、前記軟質
    グロメットの嵌合凹部に嵌合させるようにした防水グロ
    メットにおいて、前記硬質グロメット本体のフランジ部
    に係合リブを、また前記軟質グロメットの嵌合凹部内壁
    に前記係合リブが係合する係合溝を夫々設けたことを特
    徴とするグロメット。
JP1988124649U 1988-09-26 1988-09-26 グロメット Expired - Lifetime JPH0619899Y2 (ja)

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JP1988124649U JPH0619899Y2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26 グロメット

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JP1988124649U JPH0619899Y2 (ja) 1988-09-26 1988-09-26 グロメット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0246186U JPH0246186U (ja) 1990-03-29
JPH0619899Y2 true JPH0619899Y2 (ja) 1994-05-25

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ID=31374571

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Application Number Title Priority Date Filing Date
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Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2520972Y2 (ja) * 1991-04-22 1996-12-18 矢崎総業株式会社 グロメット
JP2568169Y2 (ja) * 1991-10-02 1998-04-08 倉敷化工株式会社 シール用弾性ブーツ
JP7505368B2 (ja) * 2020-10-28 2024-06-25 住友電装株式会社 グロメット
JP7633982B2 (ja) * 2022-11-14 2025-02-20 矢崎総業株式会社 グロメット

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59155783U (ja) * 1983-04-05 1984-10-19 矢崎総業株式会社 グロメツト
JPS629318U (ja) * 1985-07-01 1987-01-20

Also Published As

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JPH0246186U (ja) 1990-03-29

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