JP3226202B2 - グロメット - Google Patents
グロメットInfo
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- JP3226202B2 JP3226202B2 JP17624295A JP17624295A JP3226202B2 JP 3226202 B2 JP3226202 B2 JP 3226202B2 JP 17624295 A JP17624295 A JP 17624295A JP 17624295 A JP17624295 A JP 17624295A JP 3226202 B2 JP3226202 B2 JP 3226202B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- grommet
- hole
- soft
- elastic locking
- edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Installation Of Indoor Wiring (AREA)
- Insertion, Bundling And Securing Of Wires For Electric Apparatuses (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
Description
けられたパネル孔にワイヤーハーネスの電線束などを挿
通する際に、パネル孔とワイヤハーネスとの間隙からパ
ネル内に雨水などが浸入するのを防止するグロメットに
係り、硬質グロメット本体と軟質グロメット基体からな
る二部品構成のグロメットに関する。
は、電線束を挿通してテープが巻き付けられる部分をゴ
ム等の軟質材で形成し、パネル孔に嵌合される部分を硬
質の合成樹脂材で形成して、車両のパネル孔から容易に
外れないようにすると共に、パネル孔への嵌合性を良く
した二部品構成のグロメットが、実公平6−19899
号公報に提案されている。
示すような、硬質グロメット本体aと、軟質グロメット
bとから成るグロメットGが開示されている。Wはグロ
メットGに挿通するワイヤハーネスである。このような
グロメットGを車両のパネル孔に取付ける際に、グロメ
ットGに挿通するワイヤーハーネスWに張力を加えた
り、作業中の何らかの外力によって、図7に示すよう
に、軟質グロメットbのリップ部cがめくれることがあ
り、パネルdとの間に隙間eが生じて防水性が確保でき
ない欠点がある。
ト本体aの端部に補強用の突部fを設け、これに対応し
て軟質グロメットbに凹部gを形成して、突部fと凹部
gとを嵌合させてリップ部cのめくれを防止することも
提案されているが、ワイヤハーネス配索時の衝撃的な外
力が加えられたときには、めくれが生じることがあり、
めくれを完全に解消することができないなどの問題点が
ある。
点を解決するためになされたものであって、グロメット
に対して外力が加えられてもリップ部にめくれが発生せ
ず、確実な防水効果が安定して得られる信頼性の高いグ
ロメットを提供することを目的とする。
め、本発明のグロメットは、中央部に穴部を有するグロ
メット基板に、構造体に設けた装着孔に嵌入する筒状壁
を立設した硬質グロメット本体と、中央部に電線挿通孔
を有し周縁部に前記グロメット基板を受容する収容溝を
形成すると共に前記構造体に密着させる防水リップを周
設した軟質グロメット基体とを備えて成るグロメットに
おいて、前記硬質グロメット本体の筒状壁の外側に前記
装着孔の周縁に係合する係止部を有する複数の弾性係止
片を付設すると共に、前記軟質グロメット基体の収容溝
の縁部と前記弾性係止片とを係止する手段を設けたこと
を特徴とする。請求項2に記載したように、軟質グロメ
ット基体の収容溝の縁部に前記弾性係止片を挿入する係
止孔を設け、該係止孔に弾性係止片を挿入して係止する
ことが好ましい。
設けた弾性係止片を、軟質グロメット基体の係止孔に挿
入して係止しているため、軟質グロメット基体の防水リ
ップをめくる力が働いたときに、弾性係止片によって軟
質グロメット基体の収容溝の変位を抑えて防水リップの
めくれが防止される。また、防水リップに対し大きな外
力が働いても、弾性係止片が弾性的に変位して軟質グロ
メット基体を引き戻すように作用し、外力がなくなれば
直ちに元の状態に復帰するため、衝撃的な外力に対して
も防水リップのめくれが確実に防止され、安定した防水
効果が得られる。
の正面図であり、図2はその縦断面図である。グロメッ
トAは、電気絶縁性の合成樹脂材を成形加工により形成
した硬質グロメット本体1と、ゴム材の成形加工により
形成された軟質グロメット基体2とから成る。
基板3に円筒状の筒状壁4を立設した構造を有し、筒状
壁4には、複数の弾性係止片5がその自由端を環状グロ
メット基板3に向けて付設されている。弾性係止片5の
中間部には、車両のパネル等の構造体に対する係止爪6
が設けられている。
の伸縮部2aを介して電線挿通孔7が形成され、周縁部
に硬質グロメット本体1の環状グロメット基板3を嵌着
する収容溝8が周設されている。収容溝8の内側縁部8
aには、硬質グロメット本体1の弾性係止片5を挿入す
るための係止孔9が形成されている。また、収容溝8の
外側には車両のパネル等の構造体に対して密着させるた
めの防水リップ10が周設されている。
説明する。グロメットAは、図3に示すように、構造体
としてのパネルPに設けられた装着孔P1 に、硬質グロ
メット本体1の筒状壁4を嵌入し、弾性係止片5の係止
爪6を装着孔P1 の周縁に当接させることによりパネル
Pに係止される。防水リップ10の端縁10aがパネル
Pに密着して装着孔P1 内への雨水の浸入を阻止してい
る。
をめくるような外力が働いても、弾性係止片5の先端部
5aが軟質グロメット基体2の係止孔9に挿入されてい
るため、防水リップ10をめくる力が弾性係止片5によ
って抑止され、防水リップ10がめくれ上がることがな
い。
ときは、図5に示すように、弾性係止片5の先端部5a
が外側に弾性的に変位し、先端部5aが元の状態に復帰
しようとするため、防水リップ10をめくり上げようと
する外力に抗して防水リップ10を元の位置に引き戻す
力(矢印方向)が作用する。したがって、防水リップ1
0に対する外力がなくなれば、直ちに弾性係止片5の先
端部5aが元の状態に復帰して防水リップ10のめくれ
が防止される。
本体に設けた弾性係止片を、軟質グロメット基体の係止
孔に挿入して係止しているため、弾性係止片によって軟
質グロメット基体の収容溝の変位を抑えて防水リップの
めくれが防止される。また、衝撃的な外力に対しても弾
性係止片が弾性変位して軟質グロメット基体を支持し、
外力がなくなったときに元の状態に復帰するため、防水
リップのめくれが確実に防止され、安定した信頼性の高
い防水効果が得られるなどの利点がある。
る。
た状態を示す断面図である。
力が作用した状態を示す説明図である。
用した状態を示す説明図である。
示す説明図である。
る手段を示す説明図である。
Claims (2)
- 【請求項1】 中央部に穴部を有するグロメット基板
に、構造体に設けた装着孔に嵌入する筒状壁を立設した
硬質グロメット本体と、中央部に電線挿通孔を有し周縁
部に前記グロメット基板を受容する収容溝を形成すると
共に前記構造体に密着させる防水リップを周設した軟質
グロメット基体とを備えて成るグロメットにおいて、 前記硬質グロメット本体の筒状壁の外側に前記装着孔の
周縁に係合する係止部を有する複数の弾性係止片を付設
すると共に、前記軟質グロメット基体の収容溝の縁部と
前記弾性係止片とを係止する手段を設けたことを特徴と
するグロメット。 - 【請求項2】 軟質グロメット基体の収容溝の縁部に前
記弾性係止片を挿入する係止孔を設け、該係止孔に弾性
係止片を挿入して係止するようにした請求項1記載のグ
ロメット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17624295A JP3226202B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | グロメット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17624295A JP3226202B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | グロメット |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0927227A JPH0927227A (ja) | 1997-01-28 |
JP3226202B2 true JP3226202B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=16010136
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17624295A Expired - Lifetime JP3226202B2 (ja) | 1995-07-12 | 1995-07-12 | グロメット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3226202B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5733123B2 (ja) * | 2011-09-12 | 2015-06-10 | 住友電装株式会社 | グロメット |
JP5780095B2 (ja) * | 2011-09-30 | 2015-09-16 | 住友電装株式会社 | グロメット |
JP6131904B2 (ja) * | 2014-04-02 | 2017-05-24 | 住友電装株式会社 | グロメット |
-
1995
- 1995-07-12 JP JP17624295A patent/JP3226202B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0927227A (ja) | 1997-01-28 |
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Legal Events
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