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JPH06188781A - デュアルモード無線通信装置 - Google Patents

デュアルモード無線通信装置

Info

Publication number
JPH06188781A
JPH06188781A JP43A JP34053192A JPH06188781A JP H06188781 A JPH06188781 A JP H06188781A JP 43 A JP43 A JP 43A JP 34053192 A JP34053192 A JP 34053192A JP H06188781 A JPH06188781 A JP H06188781A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
frequency
reception
analog
local oscillation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP43A
Other languages
English (en)
Inventor
Kenichi Torii
憲一 鳥居
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP43A priority Critical patent/JPH06188781A/ja
Publication of JPH06188781A publication Critical patent/JPH06188781A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ダイレクトコンバージョン受信方式を採用し
たデュアルモード無線通信装置において、受信系の回路
構成を簡単小形化して装置の小形軽量化を可能とする。 【構成】 ディジタルモードにおいてπ/4QPSK変
調波を直交復調するためのミキサ16a,16bを、ア
ナログFM変調波を受信ベースバンド信号に変換する回
路として共用し、かつアナログモード時に上記ミキサ1
6a,16b対し送信チャネル周波信号LO2を受信局
部発振信号LO1として供給して、ミキサ16a,16
bから上記FM変調波の受信中間周波信号を得、この受
信中間周波信号を移相器21a,21bで移相し減算器
22で相互に減算することによりアナログ受信中間周波
信号を得て、この信号を位相同期回路24に供給するこ
とによりFM検波された信号を得るようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車電話装置
や携帯電話機、コードレス電話機などの移動無線通信装
置に係わり、特にアナログ変調方式による無線通信機能
とディジタル変調方式による無線通信機能とを備えたデ
ュアルモードタイプの装置で、かつ受信方式としてダイ
レクトコンバージョン方式を採用したデュアルモード無
線通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動無線通信装置では、受信方式
として主としてシングルまたはダブルスーパーヘテロダ
イン方式が使用されている。しかし、これらの受信方式
を使用した装置には、中間周波用の局部発振器やミキ
サ、増幅器、フィルタなどが必要であり、装置の小形化
の妨げになっていた。
【0003】そこで最近では、アンテナで受信された無
線搬送波信号をその周波数とほぼ同一の局部発振周波数
とミキシングすることにより受信ベースバンド信号を再
生する、いわゆるダイレクトコンバージョン方式を採用
した装置が提案されている。この種の受信方式であれ
ば、中間周波用の各回路が不要になるので、その分受信
系の回路構成を簡単化でき、延いては装置の小形化を実
現することができる。
【0004】一方、近年移動無線通信システムの一つと
して、デュアルモードの無線通信方式を採用したシステ
ムが提唱されている。デュアルモードとは、アナログモ
ードとディジタルモードとを併用した方式のことであ
る。アナログモードは、送信側の通信装置において音声
信号およびデータにより搬送波を例えばFM変調して送
信し、受信側の通信装置において送信側から送られた被
変調波を受信してFM復調することにより音声およびデ
ータを再生する方式である。これに対しディジタルモー
ドは、送信側の通信装置において、音声信号およびデー
タを符号化して送信データビットストリームを生成し、
このビットストリームにより無線搬送波を例えばπ/4
シフトQPSK(π/4 Shifted, quad
rature phase shift keyin
g)方式によりディジタル変調して送信し、受信側の通
信装置において、上記送信側の装置から送られた被変調
波を受信してディジタル復調したのち、この復調信号を
復号することにより音声信号およびデータを再生する方
式である。
【0005】この種のシステムで使用される従来の無線
通信装置では、上記アナログモードとディジタルモード
の両方に対応するために、一般にアナログモード用の受
信系とディジタルモード用の受信系とがほぼ独立して設
けられている。このため、無線通信装置の回路構成は複
雑で大きなものとなり、これが装置の小形化の妨げにな
っている。
【0006】そこで、最近ではこの様なデュアルモード
の無線通信装置において、アナログモードの受信系とデ
ィジタルモードの受信系とを一部共用化し、かつ受信方
式として上記ダイレクトコンバージョン方式を採用した
装置が提唱されている。この種の装置は、例えば特開昭
59−196629号公報に示されるように、受信され
た無線搬送波信号を直接直交復調器に入力し、この直交
復調器において上記受信無線搬送波信号を局部発振信号
とミキシングすることにより直交復調された受信ベース
バンド信号を得ている。そして、アナログFM復調信号
を得る場合には、上記直交復調された受信ベースバンド
信号を別の局部発振信号とミキシングすることにより再
変調して中間周波信号を作成し、この中間周波信号の実
部成分および虚部成分を相互に加算合成したのち周波数
弁別器に入力してFM復調された信号を得るように構成
されている。このような構成であれば、ディジタル受信
回路をアナログ受信系の周波数変換部と共用することが
でき、しかもディジタル受信回路にダイレクトコンバー
ジョン方式を使用しているので、ディジタル受信回路と
アナログ受信回路とをほぼ独立に構成した場合に比べ
て、受信系の回路構成を簡単小形化することができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の構成では、アナログFM復調を行なうために、直
交復調された受信ベースバンド信号を再変調して一旦中
間周波信号に変換し、この中間周波信号を周波数弁別器
に入力しなければならない。このため、上記再変調のた
めに別途局部発振器およびミキサを設けなければなら
ず、この結果回路構成は依然として複雑で大形になると
いう問題点があった。
【0008】本発明は上記事情に着目してなされたもの
で、その目的とするところは、受信ベースバンド信号の
再変調を不要とし、これにより受信系の回路構成を簡単
小形化して装置のより一層の小形軽量化を実現するデュ
アルモード無線通信装置を提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、アナログ変復調方式による通信機能とディ
ジタル変復調方式による通信機能とを備えたデュアルモ
ード無線通信装置において、無線搬送波と周波数が等し
い第1の局部発振信号、および無線搬送波と周波数が所
定の中間周波数だけ異なる第2の局部発振信号を選択的
に発生する局部発振手段を備えるとともに、受信無線搬
送波信号を上記局部発振手段から発生された局部発振信
号とミキシングして直交変換するための直交変換手段を
備え、さらに制御手段を備えている。そして、この制御
手段により、ディジタル変復調方式により通信を行なっ
ている状態では、上記局部発振手段から第1の局部発振
信号を発生させて上記直交変換手段に供給することによ
り、この直交変換手段を直交復調器として動作させてデ
ィジタル復調ベースバンド信号を発生させ、一方アナロ
グ変復調方式により通信を行なっている状態では、上記
局部発振手段から第2の局部発振信号を発生させて上記
直交変換手段に供給することにより、この直交変換手段
をイメージキャンセリングミキサとして動作させてアナ
ログ受信中間周波信号を発生させるようにしたものであ
る。
【0010】また本発明は、局部発振手段により、受信
チャネルの無線搬送波と周波数が等しい受信局部発振信
号、および送信チャネルの無線搬送波と周波数が等しい
送信局部発振信号を選択的に発生し、かつ制御手段によ
り、ディジタル変復調方式により通信を行なっている状
態では上記受信局部発振信号を上記直交変換手段に供給
し、アナログ変復調方式により通信を行なっている状態
では上記送信局部発振信号を上記直交変換手段に供給す
ることも特徴とする。
【0011】
【作用】この結果本発明によれば、局部発振手段におい
て、無線搬送波と周波数が等しい第1の局部発振信号、
および無線搬送波と周波数が所定の中間周波数だけ異な
る第2の局部発振信号がそれぞれ発生される。そして、
ディジタルモードのときには第1の局部発振信号が直交
変換手段に供給されて、これによりディジタル変調波の
直交復調が行なわれる。一方、アナログモードのときに
は、第2の局部発振信号が上記直交変換手段に供給され
て、これによりアナログ変調波は受信中間周波信号に変
換される。すなわち、直交変換手段はディジタル変調波
の復調用およびアナログ変調波の周波数変換用として共
用され、しかもこの直交変換手段においてアナログ変調
波は中間周波信号に変換されることになる。このため、
直交変換手段により得られた中間周波信号からそのまま
アナログ検波信号を再生することが可能となり、従来の
ように直交変換後のアナログベースバンド信号を再変調
して中間周波信号に戻す必要はなくなる。したがって、
受信系の回路構成は簡単小形化され、これにより装置の
より一層の小形化が可能となる。また、アナログモード
のときに、直交変換手段はイメージキャンセリングミキ
サとして動作するため、イメージ抑圧用に特性の優れた
帯域通過フィルタを別途設けなくても、受信系全体とし
て十分なイメージ抑圧度を確保することが可能となる。
【0012】さらに、第2の局部発振信号として既存の
送信局部発振信号を使用しているので、第2の局部発振
信号を得るために新たな局部発振器を設ける必要がな
い。このため、装置の回路構成はさらに簡単小形化され
る。
【0013】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。図1は、本発明の一実施例に係わるデュアルモード
無線通信装置の受信系の構成を示す回路ブロック図であ
る。
【0014】同図において、アンテナ11で受信された
無線搬送波信号は、アンテナ共用器(DUP)12を介
して帯域通過フィルタ(BPF)13に入力され、この
BPF13で余分な帯域成分が除去されたのち、低雑音
増幅器14で増幅されかつ可変減衰器(ATT)15で
レベルが調整される。この可変減衰器15の減衰量は、
制御回路50から出力される制御信号ATC1により設
定される。この可変減衰器15から出力された無線高周
波信号は、二分岐されてミキサ16a,16bの一方の
入力端子に入力される。ミキサ16a,16bの他方の
入力端子には、局部発振用の周波数シンセサイザ30か
ら出力された局部発振信号LO1を−π/4移相器17
aおよび+π/4移相器17bによりそれぞれ移相した
局部発振信号が供給される。各ミキサ16a,16b
は、各々上記無線搬送波信号と上記移相された局部発振
信号とをミキシングし、これにより受信ベースバンド信
号を含む信号を出力する。切替スイッチ18a,18b
は、制御回路50から出力される切替制御信号SWに従
って、アナログモードのときには接点a側に、ディジタ
ルモードのときには接点b側にそれぞれ切替わる。
【0015】上記切替スイッチ18a,18bの一方の
接点bにはそれぞれ可変減衰器付低域通過フィルタ(A
TT/LPF)19a,19bが接続されている。これ
らの可変減衰器付低域通過フィルタ19a,19bで
は、それぞれ上記ミキサ16a,16bから出力された
受信ベースバンド信号からディジタルベースバンド信号
が取り出され、これらのディジタルベースバンド信号は
遅延検波器(DET)20に入力される。遅延検波器2
0では、上記ディジタルベースバンド信号のしきい値判
定が行なわれ、波形整形されたディジタル復調信号DS
が出力される。なお、上記可変減衰器付低域通過フィル
タ19a,19bの減衰量は、制御回路50から出力さ
れる制御信号ATC2により設定される。
【0016】すなわち、ディジタルモードにおいては、
上記ミキサ16a,16b、移相器17a,17b、可
変減衰器付低域通過フィルタ19a,19bにより、直
交復調器が構成される。
【0017】一方、上記切替スイッチ18a,18bの
他方の接点aにはそれぞれ−π/4移相器21a、+π
/4移相器21bが接続されている。これらの移相器2
1a,21bでは、上記ミキサ16a,16bから出力
された受信ベースバンド信号の移相処理が行なわれる。
これらの移相器21a,21bから出力された受信ベー
スバンド信号は、減算器22に入力されて相互に減算さ
れる。この減算器22から出力されたアナログベースバ
ンド信号は、可変減衰器付増幅器(ATT/AMP)2
3に入力される。可変減衰器付増幅器23は、上記減算
器22から出力されたアナログベースバンド信号を波形
が歪まない範囲で増幅し、位相同期回路(PLL)24
に供給する。
【0018】位相同期回路24は、FM検波器およびチ
ャネル選択フィルタとして動作するもので、例えば図2
に示すごとく周波数位相比較器(PD)241と、ルー
プフィルタ242と、電圧制御発振器(VCO)243
とから構成される。周波数位相比較器241は、可変減
衰器付増幅器23から出力されたアナログベースバンド
信号の周波数位相と、VCO243の発振出力の周波数
位相とを比較して、その差を表わす信号を出力する。ル
ープフィルタ242は、上記周波数位相比較器24から
出力された信号を基に、上記周波数位相の差に相当する
アナログ電圧信号を出力する。このアナログ電圧信号は
アナログFM検波信号ASとしてスピーカを含む後段の
回路に供給される。
【0019】すなわち、アナログモードにおいては、上
記ミキサ16a,16b、局部発振用の移相器17a,
17b、移相器21a,21bおよび減算器22によ
り、イメージキャンセリングミキサが構成される。
【0020】ところで、局部発振信号を発生する周波数
シンセサイザ30は次のように構成される。図4はその
構成を示す回路ブロック図である。同図において、送信
用電圧制御発振器(VCO)31および受信用電圧
制御発振器(VCOR )32を備えている。これらのV
COT 31およびVCOR 32から出力された送信チャ
ネル周波信号および受信チャネル周波信号は、それぞれ
アンドゲート33,34に入力される。これらのアンド
ゲート33,34は、制御回路50から出力される送受
切替制御信号SY2に従って、ディジタルモードの送信
スロット期間およびアナログモードが設定されている全
期間にはアンドゲート33がゲート開状態となり、一方
ディジタルモードの受信スロット期間にはアンドゲート
34がゲート開状態となる。アンドゲート33を通過し
た送信チャネル周波信号は、ディジタルモードの送信期
間には送信用の局部発振信号LO2として送信回路10
0に供給され、またアナログモードの場合にはオアゲー
ト35を介して受信用の局部発振信号LO1として受信
系の移相器17a,17bに供給される。一方アンドゲ
ート34を通過した受信チャネル周波信号は、オアゲー
ト35を介して受信用の局部発振信号LO1として受信
系の移相器17a,17bに供給される。
【0021】上記オアゲート35を通過した送信チャネ
ル周波信号および受信チャネル周波信号は、モジュラス
プリスケーラ36およびプログラマブルカウンタ37を
それぞれ介して位相比較器(PD)38に入力される。
この位相比較器38では、上記プログラマブルカウンタ
37から出力された周波数信号と、基準水晶発振器40
から発生された基準周波信号を分周器41で分周した信
号との位相差が検出される。ループフィルタ(LF)3
9では、上記位相比較器38で検出された位相差に相当
する直流電圧が発生され、この直流電圧はVCOT 31
およびVCOR32に制御電圧として供給される。
【0022】また、本実施例の周波数シンセサイザ30
は、送信チャネルデータ記憶部(CHT )42および受
信チャネルデータ記憶部(CHR )43を有している。
これらの送信チャネルデータ記憶部42および受信チャ
ネルデータ記憶部43には、それぞれ送信チャネル番号
および受信チャネル番号が予め記憶してある。これらの
送信チャネル番号および受信チャネル番号は、それぞれ
制御回路50から供給されるチャネル指定情報SYC1
に従って読み出され、アンドゲート44,45に入力さ
れる。これらのアンドゲート44,45は、制御回路5
0から出力される送受切替制御信号SY2に従って、デ
ィジタルモードの送信スロット期間およびアナログモー
ドが設定されている期間にはアンドゲート44がゲート
開状態となり、一方ディジタルモードの受信スロット期
間にはアンドゲート45がゲート開状態となる。アンド
ゲート44を通過した送信チャネル番号およびアンドゲ
ート45を通過した受信チャネル番号は、上記VCOT
31およびVCOR 32の発振周波数を設定するための
情報としてオアゲート46を介して上記プログラマブル
カウンタ37にそれぞれ供給される。
【0023】図5に、上記VCOT 31およびVCOR
32の入力制御電圧Vに対する発振周波数ωの特性を示
す。この特性から明らかなように、VCOT 31および
VCOR 32からは、同一の入力制御電圧Vにより異な
る周波数帯域の送信チャネル周波数ωT および受信チャ
ネル周波数ωR がそれぞれ発生される。
【0024】次に、以上のように構成された装置の動作
を説明する。先ずディジタルモードが設定されている場
合について述べる。ディジタルモードでは、時分割多元
接続(TDMA)方式で通信が行なわれるため、例えば
図6(a)に示すごとく送信期間と受信期間とが時間的
に異なる位置に設定される。したがって制御回路50
は、周波数シンセサイザ30に対し、送信期間ではディ
ジタル送信チャネル番号を指定するためのチャネル指定
情報SYC1を供給するとともに、“H”レベルの送受
切替制御信号SYC2を供給する。このため周波数シン
セサイザ30では、アンドゲート44がゲート開状態と
なり、これにより送信チャネルデータ記憶部42から読
み出されたディジタル送信チャネル番号がプログラマブ
ルカウンタ37に供給される。このため、VCOT から
は上記ディジタル送信チャネル番号に対応する送信チャ
ネル周波信号が発振出力される。また、上記“H”レベ
ルの送受切替制御信号SYC2によりアンドゲート33
がゲート開状態となる。このため、VCOT から発生さ
れた送信チャネル周波信号(周波数ωT )がディジタル
送信用局部発振信号LO2として送信回路100に供給
され、これにより送信回路100ではディジタル送信動
作が行なわれる。
【0025】これに対し受信スロット期間になると、制
御回路50は周波数シンセサイザ30に対し、受信チャ
ネル番号を指定するためのチャネル指定情報SYC1を
供給するとともに、“L”レベルの送受切替制御信号S
YC2を出力する。このため周波数シンセサイザ30で
は、アンドゲート45がゲート開状態となり、これによ
り受信チャネルデータ記憶部43から読み出された受信
チャネル番号がプログラマブルカウンタ37に供給され
る。このため、VCOR からは上記受信チャネル番号に
対応する受信チャネル周波信号が発振出力される。ま
た、上記“L”レベルの送受切替制御信号SYC2によ
りアンドゲート34がゲート開状態となる。このため、
VCOR から発生された受信チャネル周波信号(周波数
ωR )が、ディジタル受信用の局部発振信号LO1とし
て位相器17a,17bで移相されたのちミキサ16
a,16bに供給される。
【0026】したがって、アンテナ11で受信されたの
ち、帯域通過フィルタ13、低雑音増幅器14および可
変減衰器15をそれぞれ通過した無線搬送波信号は、上
記ミキサ16a,16bで上記移相された受信用の局部
発振信号LO1とミキシングされ、これにより受信ベー
スバンド信号に周波数変換される。そして、この受信ベ
ースバンド信号は切替スイッチ18a,18bに入力さ
れる。このとき切替スイッチ18a,18bは、制御回
路50から出力された送受切替制御信号に従って接点b
側に切替わっている。このため、上記ミキサ16a,1
6bから出力された受信ベースバンド信号は、それぞれ
上記切替スイッチ18a,18bを介して可変減衰器付
低域通過フィルタ19a,19bに入力され、ここでデ
ィジタルベースバンド信号が取り出される。すなわち、
上記ミキサ16a,16b、移相器17a,17bおよ
び可変減衰器付低域通過フィルタ19a,19bは直交
復調器として動作し、これにより上記受信無線搬送波信
号はダイレクトコンバージョン方式により直交復調され
る。そして、この直交復調により得られたディジタルベ
ースバンド信号は遅延検波器20で遅延検波され、これ
によりディジタル復調信号DSが得られる。
【0027】次に、アナログモードが設定されている場
合の動作について述べる。アナログモードでは、装置は
連続送受信状態に設定される。すなわち、アナログモー
ドによる通信要求が発生されると、制御回路50は周波
数シンセサイザ30に対し、アナログ送信チャネル番号
を指定するためのチャネル指定情報SYC1を供給する
とともに、“H”レベルの送受切替制御信号SYC2を
固定的に供給する。このため周波数シンセサイザ30で
は、アンドゲート44がゲート開状態となり、これによ
り送信チャネルデータ記憶部42から読み出されたアナ
ログ送信チャネル番号がプログラマブルカウンタ37に
供給される。このため、VCOT からは上記アナログ送
信チャネル番号に対応する送信チャネル周波信号が発振
出力される。また、上記“H”レベルの送受切替制御信
号SYC2によりアンドゲート33がゲート開状態とな
る。このため、VCOT から発生されたアナログ送信チ
ャネル周波信号(周波数ωT )がアナログ送信用局部発
振信号LO2として送信回路100に供給され、これに
より送信回路100ではアナログ送信動作が行なわれ
る。
【0028】また、上記VCOT から発生されたアナロ
グ送信チャネル周波信号(周波数ωT )は、オアゲート
35を通過してそのままアナログ受信用局部発振信号L
O1として受信系に供給され、移相器17a,17bで
移相されたのちミキサ16a,16bに供給される。こ
のため、受信された無線搬送波信号は、ミキサ16a,
16bにおいて上記アナログ送信チャネル周波信号と同
一周波数の局部発振信号LO1とミキシングされる。こ
のとき、上記受信無線搬送波信号と局部発振信号LO1
とは送受チャネル間の周波数差を有している。このた
め、上記ミキサ16a,16bからは上記周波数差に相
当する周波数のアナログ受信中間周波信号が出力され
る。
【0029】このアナログ受信中間周波信号は、切替ス
イッチ18a,18bに入力される。このとき切替スイ
ッチ18a,18bは、制御回路50からの切替制御信
号SWに従って接点a側に切替わっている。このため、
上記ミキサ16a,16bから出力されたアナログ中間
周波信号は、切替スイッチ18a,18bを介して移相
器21a,21bに入力され、ここで移相されたのち減
算器22で減算され、これによりアナログ受信ベースバ
ンド信号となる。すなわち、このとき上記ミキサ16
a,16b、移相器17a,17b、移相器21a,2
1bおよび減算器22により、イメージキャンセリング
ミキサとしての動作が行なわれる。
【0030】このイメージキャンセリングミキサとして
の動作をさらに詳しく説明する。いま仮に、希望する受
信チャネル角周波数をωR 、イメージ角周波数をωI
局部発振角周波数をωL とし、さらに受信を希望するF
M波の位相をθDFM 、妨害FM波の位相をθUFM 、送信
チャネル角周波数をωT としたとする。そうすると、ア
ンテナ11から出力される無線搬送波信号Aは、受信を
希望する受信チャネル信号 sin(ωR t+θDFM )と、
それ以外のイメージ妨害波信号sin(ωI t+θUFM
との和であるため、 A= sin(ωR t+θDFM )+ sin(ωI t+θUFM ) と表わされる。
【0031】一方、ミキサ15a,15bに入力される
局部発振信号は、 sin(ωL t),cos(ωL t)であ
る。したがって、ミキサ15a,15bから出力される
信号A sinωL t,A cosωL tは、 A sinωL t = COS{(ωR +ωL )t+θDFM }− cos(ωIFt+θDFM ) + COS{(ωI +ωL )t+θUFM }− cos(ωIFt−θUFM ) (1) A cosωL t = sin{(ωR +ωL )t+θDFM }− sin(ωIFt+θDFM ) + sin{(ωI +ωL )t+θUFM }− sin(ωIFt−θUFM ) (2) となる。ただし、ωIFは受信チャネル角周波数をω
R と、局部発振角周波数ωLつまり送信チャネル角周波
数をωT との差角周波数であり、 ωIF=ωR −ωT =ωT −ωI と表わされる。
【0032】また、切替スイッチ18a,18bは、一
般にωR +ωL およびωI +ωL といった超高周波を通
過させる周波数特性を有していない。このため、上記
(1) 式および(2) 式の信号のうち、上記ωR +ωL およ
びωI +ωL に係わる信号成分は切替スイッチ18a,
18bにより通過が阻止され、この結果切替スイッチ1
8a,18bを通過した信号は、 − cos(ωIFt+θDFM )− cos(ωIFt−θUFM ) (1) ′ sin(ωIFt+θDFM )− sin(ωIFt−θUFM ) (2) ′ となる。
【0033】さらに、これらの信号を移相器21a,2
1bに通すと、その出力信号は、移相器21aの出力信
号の位相を基準にすると、 − cos(ωIFt+θDFM )− cos(ωIFt−θUFM ) (1) ″ cos(ωIFt+θDFM )− cos(ωIFt−θUFM ) (2) ″ となる。したがって、減算器22の出力信号は、(2) ″
−(1) ″より、 2 cos(ωIFt+θDFM ) (3) となる。
【0034】(3) 式から明らかなように、減算器22か
ら出力されるアナログ受信ベースバンド信号は、イメー
ジ周波数の妨害波成分が抑圧されて、希望波成分に対応
する差周波信号成分のみを含むものとなる。すなわち、
イメージキャンセリングがなされる。
【0035】この様にして得られたアナログ受信ベース
バンド信号は、可変減衰器付増幅器23において信号波
形が歪まない範囲で増幅されたのち、位相同期回路24
に入力される。そして、この移相同期回路24では、ル
ープフィルタ242から上記アナログ受信ベースバンド
信号のFM検波信号ASが取り出される。
【0036】なお、上記移相同期回路24のVCO24
3の発振周波数は、アナログ受信チャネル周波数と送信
チャネル周波数との差の周波数になる。このため位相同
期回路24では、上記したようにFM検波が行なわれる
とともに、この差周波数帯以外の周波数成分が除去され
ることになる。すなわち、位相同期回路24は狭帯域の
チャネル選択バンドパスフィルタとしても動作すること
になり、これにより隣接チャネルの信号や外来雑音など
は十分に抑圧される。
【0037】この様に本実施例では、アナログモードが
設定されているときには、ディジタルモードにおいてπ
/4QPSK変調波を直交復調するために使用している
ミキサ16a,16bに対し、送信チャネル周波信号L
O2を受信局部発振信号LO1として供給して、ミキサ
16a,16bから中間周波信号を出力し、この中間周
波信号を移相器21a,21bで移相したのち減算器2
2で相互に減算することにより、アナログ受信中間周波
信号を得ている。そして、このアナログ受信中間周波信
号を位相同期回路24に供給することによりFM検波さ
れた信号を得るようにしている。
【0038】したがって本実施例であれば、従来のよう
に直交復調された受信ベースバンド信号を再変調して一
旦中間周波信号にする必要がなく、このため再変調する
ためのミキサや局部発振器を不要にすることができる。
また、アナログ受信中間周波信号を得るための局部発振
信号として、送信チャネル周波信号を使用するようにし
ているので、この点においても新たな局部発振器を設け
る必要がない。したがって、従来に比べて受信系の回路
構成を簡単小形化することができ、延いては装置のより
一層の小形軽量化を実現することができる。
【0039】さらに、アナログモードでは、ミキサ16
a,16b、移相器17a,17b、移相器21a,2
1bおよび減算器22によりイメージキャンセリングミ
キサが構成され、この回路によりイメージ周波数の妨害
波成分は抑圧される。したがって、受信系のイメージ抑
圧度を高めることができる。
【0040】なお、ミキサ16a,16bの直交性が崩
れると、イメージキャンセリングミキサとしてのイメー
ジ抑圧度は低下する。しかし本実施例では、高周波回路
に帯域通過フィルタ13を介挿し、この帯域通過フィル
タ13の通過特性を図3に示すように希望受信チャネル
周波数帯域ωR のみを通過するように設定している。こ
のため、直交性の劣化によりイメージキャンセリングミ
キサのイメージ抑圧度が低下したとしても、上記帯域通
過フィルタ13により十分なイメージ抑圧度を確保する
ことができる。また、帯域通過フィルタ13とイメージ
キャンセリングミキサとの共同作用により所定のイメー
ジ抑圧度を確保するようにしているので、いずれか一方
のみにより同程度のイメージ抑圧度を得る場合に比べ
て、帯域通過フィルタ13およびイメージキャンセリン
グミキサの特性を緩和することができ、これにより回路
設計等を簡単化することができる。
【0041】さらに本実施例では、FM検波器として位
相同期回路24を使用しているので、この位相同期回路
24においても隣接チャネルの信号や外来雑音などを抑
圧することができる。
【0042】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではない。例えば、上記実施例ではイメージキャンセ
リングミキサの直交性の劣化によるイメージ抑圧度の低
下をカバーするために、高周波回路に帯域通過フィルタ
13を介挿するようにした。しかし、イメージキャンセ
リングミキサの直交性を保持でき、これによりイメージ
キャンセリングミキサのみで十分なイメージ抑圧度を確
保できる場合には、図7に示すごとく帯域通過フィルタ
13を不要にしてもよい。
【0043】また、前記実施例では局部発振信号LO1
を−π/4移相器17aおよび+π/4移相器17bに
より移相してそれぞれミキサ16a,16bに供給する
とともに、ミキサ16a,16bから出力された信号を
それぞれ−π/4移相器21aおよび+π/4移相器2
1bにより移相したのち減算器22で減算するようにし
た。しかし、例えば図7に示すごとく−π/4移相器1
7aおよび+π/4移相器17bの代わりにπ/2移相
器17を設けるとともに、−π/4移相器21aおよび
+π/4移相器21bの代わりにπ/2移相器21を設
け、ミキサ16aから出力された信号をπ/2移相器2
1で移相した信号と、ミキサ16bから出力された信号
とを加算器25に入力して受信ベースバンド信号を得る
ようにしてもよい。その他、無線通信装置の種類や構成
などについても、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
変形して実施できる。
【0044】
【発明の効果】以上詳述したように本発明では、無線搬
送波と周波数が等しい第1の局部発振信号、および無線
搬送波と周波数が所定の中間周波数だけ異なる第2の局
部発振信号を選択的に発生する局部発振手段を備えると
ともに、受信無線搬送波信号を上記局部発振手段から発
生された局部発振信号とミキシングして直交変換するた
めの直交変換手段を備え、さらに制御手段を備えてい
る。そして、この制御手段により、ディジタル変復調方
式により通信を行なっている状態では、上記局部発振手
段から第1の局部発振信号を発生させて上記直交変換手
段に供給することにより、この直交変換手段を直交復調
器として動作させてディジタル復調ベースバンド信号を
発生させ、一方アナログ変復調方式により通信を行なっ
ている状態では、上記局部発振手段から第2の局部発振
信号を発生させて上記直交変換手段に供給することによ
り、この直交変換手段をイメージキャンセリングミキサ
として動作させてアナログ受信中間周波信号を発生させ
るようにしている。
【0045】したがって本発明によれば、受信ベースバ
ンド信号の再変調を不要とし、これにより受信系の回路
構成を簡単小形化して装置のより一層の小形軽量化を実
現するデュアルモード無線通信装置を提供することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係わる無線通信装置の受信
系の構成を示す回路ブロック図。
【図2】図1に示した装置の位相同期回路の構成を示す
回路ブロック図。
【図3】図1に示した装置の高周波帯域通過フィルタの
帯域通過特性を示す周波数特性図。
【図4】図1に示した装置の周波数シンセサイザの構成
を示す図。
【図5】図4に示した周波数シンセサイザの送信用VC
Oおよび受信用VCOの入出力特性を示す図。
【図6】ディジタルモードおよびアナログモードの各々
における送受信期間およびこれらの各期間で周波数シン
セサイザから発生される局部発振角周波数を示すタイミ
ング図。
【図7】本発明の他の実施例に係わる無線通信装置の受
信系の構成を示す回路ブロック図。
【符号の説明】
11…アンテナ 12…アンテナ共
用器 13…高周波帯域通過フィルタ 14…低雑音増幅
器 15…可変減衰器 16a,16b…
ミキサ 17,21…π/2移相器 17a,21a…
−π/4移相器 17b,21b…+π/4移相器 18a,18b…
切替スイッチ 19a,19b…可変減衰器付低域通過フィルタ 20…遅延検波器 22…減算器 23…可変減衰器付増幅器 24…位相同期回
路 25…加算器 30…周波数シン
セサイザ 31…送信用電圧制御発振器(VCOT ) 32…受信用電圧制御発振器(VCOR ) 33,34,44,45…アンドゲート 35,46…オアゲート 36…モジュラス
プリスケーラ 37…プログラマブルカウンタ 38…位相比較器 39…ループフィルタ 40…基準水晶発
振器 41…分周器 42…送信チャネ
ルデータ記憶部 43…受信チャネルデータ記憶部 50…制御回路 100…送信回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アナログ変復調方式による通信機能とデ
    ィジタル変復調方式による通信機能とを備えたデュアル
    モード無線通信装置において、 無線搬送波を受信して受信無線搬送波信号を出力するた
    めの無線搬送波受信手段と、 前記無線搬送波と周波数が等しい第1の局部発振信号、
    および前記無線搬送波と周波数が所定の中間周波数だけ
    異なる第2の局部発振信号を選択的に発生する機能を有
    した局部発振手段と、 前記高周波回路から出力された受信無線搬送波信号を前
    記局部発振手段から発生された局部発振信号とミキシン
    グして直交変換するための直交変換手段と、 前記ディジタル変復調方式により通信を行なっている状
    態では、前記局部発振手段から第1の局部発振信号を発
    生させて前記直交変換手段に供給することにより、この
    直交変換手段を直交復調器として動作させてディジタル
    復調ベースバンド信号を発生させ、一方前記アナログ変
    復調方式により通信を行なっている状態では、前記局部
    発振手段から第2の局部発振信号を発生させて前記直交
    変換手段に供給することにより、この直交変換手段をイ
    メージキャンセリングミキサとして動作させてアナログ
    受信中間周波信号を発生させるための制御手段とを具備
    したことを特徴とするデュアルモード無線通信装置。
  2. 【請求項2】 局部発振手段は、受信チャネルの無線搬
    送波と周波数が等しい受信局部発振信号、および送信チ
    ャネルの無線搬送波と周波数が等しい送信局部発振信号
    を選択的に発生する回路を有し、 かつ制御手段は、ディジタル変復調方式により通信を行
    なっている状態では前記受信局部発振信号を前記直交変
    換手段に供給し、アナログ変復調方式により通信を行な
    っている状態では前記送信局部発振信号を前記直交変換
    手段に供給することを特徴とする請求項1に記載のデュ
    アルモード無線通信装置。
JP43A 1992-12-21 1992-12-21 デュアルモード無線通信装置 Pending JPH06188781A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5732330A (en) * 1996-07-02 1998-03-24 Ericsson Inc. Dual band transceiver
US6308047B1 (en) 1996-08-05 2001-10-23 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Radio-frequency integrated circuit for a radio-frequency wireless transmitter-receiver with reduced influence by radio-frequency power leakage
US7006814B2 (en) 2000-06-08 2006-02-28 Nec Corporation Direct conversion receiver and transceiver
US8954020B2 (en) 1997-02-20 2015-02-10 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Radio transceiver on a chip
US9270301B2 (en) 1998-11-26 2016-02-23 Nokia Technologies Oy Method and arrangement for transmitting and receiving RF signals through various radio interfaces of communication systems

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