JP2000013274A - マルチモード無線装置 - Google Patents
マルチモード無線装置Info
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- JP2000013274A JP2000013274A JP10179900A JP17990098A JP2000013274A JP 2000013274 A JP2000013274 A JP 2000013274A JP 10179900 A JP10179900 A JP 10179900A JP 17990098 A JP17990098 A JP 17990098A JP 2000013274 A JP2000013274 A JP 2000013274A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の広帯域CDMA/PDCデュアルモー
ド携帯電話端末では、無線部の共用部分が少なく、送信
系では完全二系統となり、小型化・軽量化・定消費電力
化が極めて困難であった。 【解決手段】 広帯域CDMA/PDCのデュアルモー
ド携帯電話端末の送信系の直交変調器の入力にモードス
イッチを設け、直交変調器及び電力制御増幅器を共用
し、電力制御増幅器の出力にモードスイッチを設け、異
なるモードの送信系回路に信号を供給する。また、第二
局部発振器出力と、直交変調器の入力の間に1/2分周
回路を設け、更にこの1/2分周回路の動作状態をモー
ド切り替えにより制御できるように設定する。このモー
ド切り替え付き1/2分周回路により、第二局部発振器
の電圧制御発振器の周波数制御範囲を狭くすることがで
き、第二局部発振器の電圧制御発振器切り替えが不要と
なる。
ド携帯電話端末では、無線部の共用部分が少なく、送信
系では完全二系統となり、小型化・軽量化・定消費電力
化が極めて困難であった。 【解決手段】 広帯域CDMA/PDCのデュアルモー
ド携帯電話端末の送信系の直交変調器の入力にモードス
イッチを設け、直交変調器及び電力制御増幅器を共用
し、電力制御増幅器の出力にモードスイッチを設け、異
なるモードの送信系回路に信号を供給する。また、第二
局部発振器出力と、直交変調器の入力の間に1/2分周
回路を設け、更にこの1/2分周回路の動作状態をモー
ド切り替えにより制御できるように設定する。このモー
ド切り替え付き1/2分周回路により、第二局部発振器
の電圧制御発振器の周波数制御範囲を狭くすることがで
き、第二局部発振器の電圧制御発振器切り替えが不要と
なる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セルラ移動電話シ
ステムにおけるマルチスタンダードに対応するためのマ
ルチモード携帯電話端末に関するものである。
ステムにおけるマルチスタンダードに対応するためのマ
ルチモード携帯電話端末に関するものである。
【0002】
【従来の技術】パソコン、携帯電話、インターネットな
どの急激な普及に伴って、モバイル環境においても、本
格的なマルチメディアサービスに対するニーズが高まっ
てくるものと予測される。21世紀に向けて、音声・デ
ータ・映像など多様かつ総合的なコンテンツを扱うこと
のできる、次世代移動通信システムの導入が必要とされ
る。
どの急激な普及に伴って、モバイル環境においても、本
格的なマルチメディアサービスに対するニーズが高まっ
てくるものと予測される。21世紀に向けて、音声・デ
ータ・映像など多様かつ総合的なコンテンツを扱うこと
のできる、次世代移動通信システムの導入が必要とされ
る。
【0003】広帯域符号分割多重方式(CDMA: Code Divi
sion Multiplex Access、以下広帯域CDMAと呼ぶ)方
式が注目されている。広帯域CDMA方式がスペクトル
拡散通信方式を採用し、マルチパスフェージングに強
い、データ伝送の高速化が可能、通信品質が良好、周波
数利用効率が良い、さらに通信コスト、加入者容量、秘
話性、通信の多様化に優れているため、次世代の移動通
信方式及びマルチメディア無線通信に有望な通信方式の
一つである。次世代移動通信システムの国際的な標準化
活動は、主に国際電気通信連合(ITU: International Te
lecommunication Union)において行われている。世界中
どこでも共通に使用できるようにするために、世界規模
で同じ周波数を用いる必要がある。そのため、1992
年に開催されたWARC−92(世界無線通信主管庁会
議)において、世界共用周波数として、1885〜20
25MHz及び2110〜2200MHz周波数帯域が割り当
てされた。そのうち1980〜2010MHz及び217
0〜2200MHz周波数帯域が衛星を利用したシステム
にも使えることも決められた。従って、衛星通信システ
ムとの共通化を考えると、広帯域CDMAの受信周波数
帯域は、2110〜2170MHzの60MHz帯域幅とな
り、送信周波数帯域はペアバンドを考えて1920〜1
980MHzの60MHz帯域幅となる。
sion Multiplex Access、以下広帯域CDMAと呼ぶ)方
式が注目されている。広帯域CDMA方式がスペクトル
拡散通信方式を採用し、マルチパスフェージングに強
い、データ伝送の高速化が可能、通信品質が良好、周波
数利用効率が良い、さらに通信コスト、加入者容量、秘
話性、通信の多様化に優れているため、次世代の移動通
信方式及びマルチメディア無線通信に有望な通信方式の
一つである。次世代移動通信システムの国際的な標準化
活動は、主に国際電気通信連合(ITU: International Te
lecommunication Union)において行われている。世界中
どこでも共通に使用できるようにするために、世界規模
で同じ周波数を用いる必要がある。そのため、1992
年に開催されたWARC−92(世界無線通信主管庁会
議)において、世界共用周波数として、1885〜20
25MHz及び2110〜2200MHz周波数帯域が割り当
てされた。そのうち1980〜2010MHz及び217
0〜2200MHz周波数帯域が衛星を利用したシステム
にも使えることも決められた。従って、衛星通信システ
ムとの共通化を考えると、広帯域CDMAの受信周波数
帯域は、2110〜2170MHzの60MHz帯域幅とな
り、送信周波数帯域はペアバンドを考えて1920〜1
980MHzの60MHz帯域幅となる。
【0004】広帯域CDMAの無線リンクとして、前記
の2GHz帯では、1.25/5/10/20MHzの拡散
帯域幅を持つ。無線部の局部発振器として、二つのシン
セサイザを採用する場合の無線部構成を図3に示す。受
信系としては、第一ブランチ47と第二ブランチ55か
らなる。各ブランチがそれぞれ内部アンテナ45及び外
部アンテナ53と接続されている。第一ブランチ47を
例として受信系を説明すると、内部アンテナ45から受
信信号が低雑音増幅器46(LNA: Low Noise Amplifier)
に入力され、増幅された信号がバンドパスフィルタ48
(BPF: Band Pass Filter)により受信帯域以外の干渉信
号を除去し、周波数ダウンコンバータ49により190
MHzの中間周波数に変換し、1.25/5/10/20M
Hz帯域幅のバンドパスフィルタ50により隣接チャネル
干渉信号を除去し、AGC増幅器51を経由し直交復調
器52に供給され、直交復調器52によりI/Q相のベ
ースバンド信号を生成し、ベースバンド信号処理部に供
給される。第二ブランチ55の動作原理は第一ブランチ
47と同じであり、動作説明を省略する。
の2GHz帯では、1.25/5/10/20MHzの拡散
帯域幅を持つ。無線部の局部発振器として、二つのシン
セサイザを採用する場合の無線部構成を図3に示す。受
信系としては、第一ブランチ47と第二ブランチ55か
らなる。各ブランチがそれぞれ内部アンテナ45及び外
部アンテナ53と接続されている。第一ブランチ47を
例として受信系を説明すると、内部アンテナ45から受
信信号が低雑音増幅器46(LNA: Low Noise Amplifier)
に入力され、増幅された信号がバンドパスフィルタ48
(BPF: Band Pass Filter)により受信帯域以外の干渉信
号を除去し、周波数ダウンコンバータ49により190
MHzの中間周波数に変換し、1.25/5/10/20M
Hz帯域幅のバンドパスフィルタ50により隣接チャネル
干渉信号を除去し、AGC増幅器51を経由し直交復調
器52に供給され、直交復調器52によりI/Q相のベ
ースバンド信号を生成し、ベースバンド信号処理部に供
給される。第二ブランチ55の動作原理は第一ブランチ
47と同じであり、動作説明を省略する。
【0005】第一及び第二ブランチのベースバンド信号
がベースバンド信号処理部により合成される。送信系と
して、ベースバンド信号処理部により供給されたベース
バンドI/Q信号がまず直交変調器65に入力され、3
80MHzの中間周波数に変換し、送信電力制御増幅器7
3及び送信中間周波数バンドパスフィルタ72を通過し
て、アップコンバータ71に入力され、アップコンバー
タ71により所要の送信周波数に変換し、送信帯域バン
ドパスフィルタ70、ドライバ増幅器69、電力増幅器
68、アイソレター67、DUP54を通過し、外部ア
ンテナ53により送信波が送られる。
がベースバンド信号処理部により合成される。送信系と
して、ベースバンド信号処理部により供給されたベース
バンドI/Q信号がまず直交変調器65に入力され、3
80MHzの中間周波数に変換し、送信電力制御増幅器7
3及び送信中間周波数バンドパスフィルタ72を通過し
て、アップコンバータ71に入力され、アップコンバー
タ71により所要の送信周波数に変換し、送信帯域バン
ドパスフィルタ70、ドライバ増幅器69、電力増幅器
68、アイソレター67、DUP54を通過し、外部ア
ンテナ53により送信波が送られる。
【0006】第一局部発振器57により所要のローカル
周波数を発生し、受信系の周波数ダウンコンバータ49
及び送信系のアップコンバータ71により190MHzの
受信中間周波数を、また380MHzの送信中間周波数か
ら所要の送信周波数を発生する。
周波数を発生し、受信系の周波数ダウンコンバータ49
及び送信系のアップコンバータ71により190MHzの
受信中間周波数を、また380MHzの送信中間周波数か
ら所要の送信周波数を発生する。
【0007】第二局部発振器66が380MHzのローカ
ル周波数を生成し、直交変複調器52、65に供給す
る。380MHzのローカル周波数より直交変調器65が
ベースバンドI/Q信号を380MHzの中間周波数に変換
する。一方、直交復調器内部の1/2分周器より190
MHzローカル信号を生成し、受信中間周波数の190MHz
信号とのミクシングによりベースバンド信号を生成す
る。このような構成によって、二つのシンセサイザで無
線システムの局部発振器を構成することができる。
ル周波数を生成し、直交変複調器52、65に供給す
る。380MHzのローカル周波数より直交変調器65が
ベースバンドI/Q信号を380MHzの中間周波数に変換
する。一方、直交復調器内部の1/2分周器より190
MHzローカル信号を生成し、受信中間周波数の190MHz
信号とのミクシングによりベースバンド信号を生成す
る。このような構成によって、二つのシンセサイザで無
線システムの局部発振器を構成することができる。
【0008】一方、近年、先進国を中心に携帯電話の加
入者数が急激に増加している。携帯電話は従来のアナロ
グ方式でサービスが開始され、これまで広く利用されて
きたが、急増する需要を賄いきれない状況になり、新た
な帯域を使用した時間分割多重方式などのデジタル方式
のサービスが開始された。その場合、従来のアナログ方
式周波数帯域及び新規サービスのデジタル方式周波数帯
域という二つの周波数帯域が存在する。よって、送受信
での周波数間隔が異なり、かつ二つの周波数帯域で使用
できる無線携帯電話端末が要求されている。例として、
日本国内800MHz帯域の時間分割多重方式携帯電話(PD
C: Personal Digital Cellular System)は、表1のよう
な二つの周波数帯域での通話が要求されている。
入者数が急激に増加している。携帯電話は従来のアナロ
グ方式でサービスが開始され、これまで広く利用されて
きたが、急増する需要を賄いきれない状況になり、新た
な帯域を使用した時間分割多重方式などのデジタル方式
のサービスが開始された。その場合、従来のアナログ方
式周波数帯域及び新規サービスのデジタル方式周波数帯
域という二つの周波数帯域が存在する。よって、送受信
での周波数間隔が異なり、かつ二つの周波数帯域で使用
できる無線携帯電話端末が要求されている。例として、
日本国内800MHz帯域の時間分割多重方式携帯電話(PD
C: Personal Digital Cellular System)は、表1のよう
な二つの周波数帯域での通話が要求されている。
【0009】
【表1】
【0010】通常上記の二つの周波数帯域で使用可能な
携帯電話端末の無線構成は三つのシンセサイザを採用す
る。小型、軽量、低消費電力のため二つのシンセサイザ
を採用する方式がすでに提案されている。その無線部の
構成を図4に示す。
携帯電話端末の無線構成は三つのシンセサイザを採用す
る。小型、軽量、低消費電力のため二つのシンセサイザ
を採用する方式がすでに提案されている。その無線部の
構成を図4に示す。
【0011】受信系76として、スイッチ86により受
信アンテナ75、99が選択され、アンテナからの受信
信号は、LNA77に入力し、表1に示した受信帯域に
対応したデジタル方式受信帯域バンドパスフィルタ78
またはアナログ方式受信帯域バンドパスフィルタ79を
通過し、第一周波数ダウンコンバータ81に入力され
る。デジタル方式受信帯域の場合、第一周波数ダウンコ
ンバータ81に810〜828MHzの受信信号と68
1.1〜699.1MHzの第一局部発振器周波数信号
が入力され、アナログ方式受信帯域の場合、第一周波数
ダウンコンバータ81に870〜885MHzの受信信号
と741.1〜756.1MHzの第一局部発振器周波
数信号が入力され、周波数変換を行う。第一周波数ダウ
ンコンバータ81の出力に128.9MHzの第一中間
周波数成分が出力される。
信アンテナ75、99が選択され、アンテナからの受信
信号は、LNA77に入力し、表1に示した受信帯域に
対応したデジタル方式受信帯域バンドパスフィルタ78
またはアナログ方式受信帯域バンドパスフィルタ79を
通過し、第一周波数ダウンコンバータ81に入力され
る。デジタル方式受信帯域の場合、第一周波数ダウンコ
ンバータ81に810〜828MHzの受信信号と68
1.1〜699.1MHzの第一局部発振器周波数信号
が入力され、アナログ方式受信帯域の場合、第一周波数
ダウンコンバータ81に870〜885MHzの受信信号
と741.1〜756.1MHzの第一局部発振器周波
数信号が入力され、周波数変換を行う。第一周波数ダウ
ンコンバータ81の出力に128.9MHzの第一中間
周波数成分が出力される。
【0012】その第一中間周波数信号は第一中間周波数
バンドパスフィルタ82により隣接チャネル干渉を除去
し、第二周波数ダウンコンバータ83に送られる。第二
周波数ダウンコンバータ83に128.9MHzの第一
中間周波数信号と257.6MHz/2の第二局部発振
器98の信号が入力され、周波数変換より100kHz
の第二の中間周波数信号成分を生成する。その第二中間
周波数信号は第二中間周波数バンドパスフィルタ84に
より更に隣接チャネル干渉を除去し増幅及び振幅制限器
85により100kHzの第二の中間周波数信号として
ベースバンド信号処理部に送られる。
バンドパスフィルタ82により隣接チャネル干渉を除去
し、第二周波数ダウンコンバータ83に送られる。第二
周波数ダウンコンバータ83に128.9MHzの第一
中間周波数信号と257.6MHz/2の第二局部発振
器98の信号が入力され、周波数変換より100kHz
の第二の中間周波数信号成分を生成する。その第二中間
周波数信号は第二中間周波数バンドパスフィルタ84に
より更に隣接チャネル干渉を除去し増幅及び振幅制限器
85により100kHzの第二の中間周波数信号として
ベースバンド信号処理部に送られる。
【0013】一方、送信系108として、ベースバンド
信号処理部から送られてきたI/Qベースバンド信号は
直交変調器107により送信帯域周波数に変換し、送信
バンドパスフィルタ106、送信電力制御増幅器10
5、ドライバ増幅器104、電力増幅器103、アイソ
レター102、低域ろ波器101及び送受信切り替えス
イッチ100により外部アンテナ99に送られる。第一
局部発振器87は、アナログまたはデジタル方式帯域の
選択制御により741.1〜756.1MHzまたは6
81.1〜699.1MHzの第一局部発振器87の信
号を生成し、第一局部発振器87の信号が受信系76に
供給する以外にミクサ93にも接続している。
信号処理部から送られてきたI/Qベースバンド信号は
直交変調器107により送信帯域周波数に変換し、送信
バンドパスフィルタ106、送信電力制御増幅器10
5、ドライバ増幅器104、電力増幅器103、アイソ
レター102、低域ろ波器101及び送受信切り替えス
イッチ100により外部アンテナ99に送られる。第一
局部発振器87は、アナログまたはデジタル方式帯域の
選択制御により741.1〜756.1MHzまたは6
81.1〜699.1MHzの第一局部発振器87の信
号を生成し、第一局部発振器87の信号が受信系76に
供給する以外にミクサ93にも接続している。
【0014】さらに、第二局部発振器98は、アナログ
またはデジタル方式帯域の選択制御以外に送受信モード
切り替え制御も行う。表2に示したように高速周波数切
り替えを行う。
またはデジタル方式帯域の選択制御以外に送受信モード
切り替え制御も行う。表2に示したように高速周波数切
り替えを行う。
【0015】
【表2】
【0016】第二局部発振器98の信号も第一局部発振
器87信号と同様、受信系76に供給する以外にミクサ
93にも接続している。ミクサ93は第一局部発振器8
7の信号と第二局部発振器98の信号を周波数変換を行
い、生成した周波数成分925〜940MHz及び940
〜958MHzを直交変調器107に供給する。無線部の
周波数変換関係を表3に示す。
器87信号と同様、受信系76に供給する以外にミクサ
93にも接続している。ミクサ93は第一局部発振器8
7の信号と第二局部発振器98の信号を周波数変換を行
い、生成した周波数成分925〜940MHz及び940
〜958MHzを直交変調器107に供給する。無線部の
周波数変換関係を表3に示す。
【0017】
【表3】
【0018】第二局部発振器98のアナログまたはデジ
タル方式帯域の周波数選択制御と送受信高速周波数切り
替え及びミクサ93の設置によって、二つのシンセサイ
ザにより無線部の局部発振器を構成することができる。
タル方式帯域の周波数選択制御と送受信高速周波数切り
替え及びミクサ93の設置によって、二つのシンセサイ
ザにより無線部の局部発振器を構成することができる。
【0019】前記に述べたように、広帯域CDMAは、
マルチパスフェージングに強い、データ伝送の高速化が
可能、通信品質が良好及び周波数利用効率が良いなど特
長があり、西暦2000年めどに音声通話、画像伝送な
ど高速データ通信サービスが開始するように、装置開
発、試験が進んでいる。
マルチパスフェージングに強い、データ伝送の高速化が
可能、通信品質が良好及び周波数利用効率が良いなど特
長があり、西暦2000年めどに音声通話、画像伝送な
ど高速データ通信サービスが開始するように、装置開
発、試験が進んでいる。
【0020】しかし、現時点において、PDCなどデジ
タル方式携帯電話の加入者数が年年増加の傾向があり、
社会活動に深く浸透しつつある。広帯域CDMA方式が
サービスインの時、インフラの整備、サービスエリアの
拡大など、新旧交代の過渡期に、広帯域CDMA/PD
Cのデュアルモード携帯電話端末が不可欠と考えられ
る。現時点のPDCの携帯電話サービスと同様に、10
0cc/100gほどの小型・軽量化、低消費電力化の
端末はユーザが求めると想定される。広帯域CDMA/
PDCのデュアルモード携帯電話端末の無線部の構成を
図5に示す。
タル方式携帯電話の加入者数が年年増加の傾向があり、
社会活動に深く浸透しつつある。広帯域CDMA方式が
サービスインの時、インフラの整備、サービスエリアの
拡大など、新旧交代の過渡期に、広帯域CDMA/PD
Cのデュアルモード携帯電話端末が不可欠と考えられ
る。現時点のPDCの携帯電話サービスと同様に、10
0cc/100gほどの小型・軽量化、低消費電力化の
端末はユーザが求めると想定される。広帯域CDMA/
PDCのデュアルモード携帯電話端末の無線部の構成を
図5に示す。
【0021】アンテナスイッチ134、第一局部発振器
124の電圧制御発振器(VCO: Voltage Control Oscill
ator)119、120及び第二局部発振器126の電圧
制御発振器130、131がデュアルモード切り替え用
に追加された。基本動作原理は図2、3と同じである。
スイッチ121が電圧制御発振器119に接続された場
合、第一局部発振器124が2GHz帯のローカル周波数
が生成し、逆にスイッチ121が電圧制御発振器120
に接続した場合、第一局部発振器124が925〜95
8MHz帯のローカル周波数が発生する。スイッチ129
が電圧制御発振器130に接続された場合、第二局部発
振器126が380MHzのローカル周波数が生成し、逆
にスイッチ129が電圧制御発振器131に接続した場
合、第二局部発振器127が183.9〜258.9MH
z帯のローカル周波数が発生する。
124の電圧制御発振器(VCO: Voltage Control Oscill
ator)119、120及び第二局部発振器126の電圧
制御発振器130、131がデュアルモード切り替え用
に追加された。基本動作原理は図2、3と同じである。
スイッチ121が電圧制御発振器119に接続された場
合、第一局部発振器124が2GHz帯のローカル周波数
が生成し、逆にスイッチ121が電圧制御発振器120
に接続した場合、第一局部発振器124が925〜95
8MHz帯のローカル周波数が発生する。スイッチ129
が電圧制御発振器130に接続された場合、第二局部発
振器126が380MHzのローカル周波数が生成し、逆
にスイッチ129が電圧制御発振器131に接続した場
合、第二局部発振器127が183.9〜258.9MH
z帯のローカル周波数が発生する。
【0022】しかし、前記に述べたように、広帯域CD
MAの送受信帯域が2GHz帯、PDCが800MHz
帯と異なるため、広帯域CDMA/PDCのデュアルモ
ード携帯電話端末の無線部の共用部分が少なくて、小型
・軽量化、低消費電力化が重要の課題となる。
MAの送受信帯域が2GHz帯、PDCが800MHz
帯と異なるため、広帯域CDMA/PDCのデュアルモ
ード携帯電話端末の無線部の共用部分が少なくて、小型
・軽量化、低消費電力化が重要の課題となる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記図
5の構成では、広帯域CDMA/PDCのデュアルモー
ド携帯電話端末の無線部の共用部分が少なく、送信系も
完全二系統となり、小型・軽量化、低消費電力化が極め
て困難である。本発明は、送信系の一部を共用とし、第
二局部発振器のモード切り替えスイッチと一つの電圧制
御発振器を削除し、簡略化した無線部の構成を提供する
ものである。
5の構成では、広帯域CDMA/PDCのデュアルモー
ド携帯電話端末の無線部の共用部分が少なく、送信系も
完全二系統となり、小型・軽量化、低消費電力化が極め
て困難である。本発明は、送信系の一部を共用とし、第
二局部発振器のモード切り替えスイッチと一つの電圧制
御発振器を削除し、簡略化した無線部の構成を提供する
ものである。
【0024】本発明では、広帯域CDMA/PDCのデ
ュアルモード携帯電話端末の送信系の直交変調器の入力
にモードスイッチを設け、直交変調器及び電力制御増幅
器を共用し、電力制御増幅器の出力にモードスイッチを
設け、異なるモードの送信系回路に信号を供給する。
ュアルモード携帯電話端末の送信系の直交変調器の入力
にモードスイッチを設け、直交変調器及び電力制御増幅
器を共用し、電力制御増幅器の出力にモードスイッチを
設け、異なるモードの送信系回路に信号を供給する。
【0025】一方、第二局部発振器出力と直交変調器の
入力の間に1/2分周回路を設け、更にこの1/2分周
回路の動作状態をモード切り替えより制御できるように
設定する。このモード切り替え付き1/2分周回路によ
り、第二局部発振器の電圧制御発振器の周波数制御範囲
を狭くすることができ、第二局部発振器の電圧制御発振
器切替えが不要となり、簡素化した無線部を構成でき
る。
入力の間に1/2分周回路を設け、更にこの1/2分周
回路の動作状態をモード切り替えより制御できるように
設定する。このモード切り替え付き1/2分周回路によ
り、第二局部発振器の電圧制御発振器の周波数制御範囲
を狭くすることができ、第二局部発振器の電圧制御発振
器切替えが不要となり、簡素化した無線部を構成でき
る。
【0026】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1によれ
ば、基準周波数発振器から出力される基準周波数を入力
して、所定の周波数を出力する第一局部発振器と、前記
基準周波数発振器から出力される基準周波数と、モード
制御信号を入力し、動作モードに基づいて所定の周波数
を出力する第二局部発振器と、前記第二局部発振器から
の出力を直交変調する直交変調器と、前記第一局部発振
器からの出力と、前記直交変調器からの出力とから送信
信号を生成する送信RFアップコンバータと、受信信号
を第一の中間周波数に変換する受信RFダウンコンバー
タと、前記第一の中間周波数の出力と、前記第二局部発
振器からの出力とを混合し、第二の中間周波数に変換す
る第二周波数変換器と、前記第一の中間周波数の出力
と、前記第二局部発振器からの出力とを混合し、低周波
信号に変換する直交復調器と、前記第二局部発振器と前
記直交変換器との間に設けられ、前記モード制御信号を
入力し、該モード制御信号により分周数を可変させる第
一の分周器を備えることにより上記課題を解決する。
ば、基準周波数発振器から出力される基準周波数を入力
して、所定の周波数を出力する第一局部発振器と、前記
基準周波数発振器から出力される基準周波数と、モード
制御信号を入力し、動作モードに基づいて所定の周波数
を出力する第二局部発振器と、前記第二局部発振器から
の出力を直交変調する直交変調器と、前記第一局部発振
器からの出力と、前記直交変調器からの出力とから送信
信号を生成する送信RFアップコンバータと、受信信号
を第一の中間周波数に変換する受信RFダウンコンバー
タと、前記第一の中間周波数の出力と、前記第二局部発
振器からの出力とを混合し、第二の中間周波数に変換す
る第二周波数変換器と、前記第一の中間周波数の出力
と、前記第二局部発振器からの出力とを混合し、低周波
信号に変換する直交復調器と、前記第二局部発振器と前
記直交変換器との間に設けられ、前記モード制御信号を
入力し、該モード制御信号により分周数を可変させる第
一の分周器を備えることにより上記課題を解決する。
【0027】本発明の請求項2によれば、前記第二局部
発振器と前記直交復調器の間、及び前記第二局部発振器
と前記第二周波数変換器の間にそれぞれ第二の分周器を
設けることにより課題を解決する。
発振器と前記直交復調器の間、及び前記第二局部発振器
と前記第二周波数変換器の間にそれぞれ第二の分周器を
設けることにより課題を解決する。
【0028】本発明の請求項3によれば、前記第二の分
周器は前記第二局部発振器の出力に設けられ、該第二の
分周器の出力が前記直交復調器と前記第二周波数変換器
の何れかに切り換えることにより上記課題を解決する。
周器は前記第二局部発振器の出力に設けられ、該第二の
分周器の出力が前記直交復調器と前記第二周波数変換器
の何れかに切り換えることにより上記課題を解決する。
【0029】本発明の請求項4によれば、前記第二の分
周器は前記直交復調器と前記第二周波数変換器にそれぞ
れ設けられ、前記モード制御信号によりそれぞれの該第
二の分周器を動作させるか否かを判断することにより上
記課題を解決する。
周器は前記直交復調器と前記第二周波数変換器にそれぞ
れ設けられ、前記モード制御信号によりそれぞれの該第
二の分周器を動作させるか否かを判断することにより上
記課題を解決する。
【0030】本発明の請求項5によれば、前記第一の分
周器を前記第二局部発振器の発振周波数範囲が1.5倍
以内となるよう分周数を可変させることにより上記課題
を解決する。
周器を前記第二局部発振器の発振周波数範囲が1.5倍
以内となるよう分周数を可変させることにより上記課題
を解決する。
【0031】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施例を示す広
帯域CDMA/PDCのデュアルモード携帯電話端末無
線部の構成図である。図2は各構成の関係を示すブロッ
ク図である。広帯域CDMAモードの場合、受信系は2
系統必要である。広帯域CDMAモードの一つの受信ブ
ランチは図1に示していないが、図3に示す従来方式と
同様である。
帯域CDMA/PDCのデュアルモード携帯電話端末無
線部の構成図である。図2は各構成の関係を示すブロッ
ク図である。広帯域CDMAモードの場合、受信系は2
系統必要である。広帯域CDMAモードの一つの受信ブ
ランチは図1に示していないが、図3に示す従来方式と
同様である。
【0032】広帯域CDMAモードの場合、受信信号は
外部アンテナ8から入力され、モードスイッチ9により
アンテナ共用器11に供給され、LNA12、アップコ
ンバータ13、AGC増幅器14を通じて、直交復調器
15によりベースバンド信号に復調し、バースバンド信
号処理部に供給される。ベースバンド信号処理部からの
ベースバンド送信信号は、モードスイッチ34、39に
より直交変調器33に入力し、380MHzの送信中間
周波数に変換し、送信電力制御増幅器32及びモードス
イッチ30を通じて、広帯域CDMAモード送信回路2
9に送られる。
外部アンテナ8から入力され、モードスイッチ9により
アンテナ共用器11に供給され、LNA12、アップコ
ンバータ13、AGC増幅器14を通じて、直交復調器
15によりベースバンド信号に復調し、バースバンド信
号処理部に供給される。ベースバンド信号処理部からの
ベースバンド送信信号は、モードスイッチ34、39に
より直交変調器33に入力し、380MHzの送信中間
周波数に変換し、送信電力制御増幅器32及びモードス
イッチ30を通じて、広帯域CDMAモード送信回路2
9に送られる。
【0033】PDCモードの場合、モードスイッチ9が
モードスイッチ10と接続し、モードスイッチ2により
外部アンテナ8または内部アンテナ1から受信信号が入
力され、PDCモード受信系7に入力され、PDCモー
ド受信系7から100kHzの第二中間周波数信号が出
力される。
モードスイッチ10と接続し、モードスイッチ2により
外部アンテナ8または内部アンテナ1から受信信号が入
力され、PDCモード受信系7に入力され、PDCモー
ド受信系7から100kHzの第二中間周波数信号が出
力される。
【0034】一方、ベースバンド信号処理部からのベー
スバンド送信信号は、広帯域CDMAモードと同様にモ
ードスイッチ35、39、直交変調器33及び送信電力
増幅器32からなる共通送信回路40を通じて、PDC
モード送信回路36に送られる。
スバンド送信信号は、広帯域CDMAモードと同様にモ
ードスイッチ35、39、直交変調器33及び送信電力
増幅器32からなる共通送信回路40を通じて、PDC
モード送信回路36に送られる。
【0035】次に広帯域CDMA/PDCのデュアルモ
ード携帯電話端末の局部発振器21、26について説明
する。図1に示したように、VCTCXO25(Voltage
Control Temperature Compensation X-tal Oscillato
r)が14.4MHzで発振し、14.4MHzの基準周波
数が第二局部発振器26の第二局部発振器のPLL回路
23に入力される。一方、第二局部発振器26の電圧制
御発振器22は動作モードに応じて、367.8MHz、
257.6MHz、258.9MHz及び380MHzの周波数
で発振させ、第二局部発振器のPLL回路23に入力す
る。
ード携帯電話端末の局部発振器21、26について説明
する。図1に示したように、VCTCXO25(Voltage
Control Temperature Compensation X-tal Oscillato
r)が14.4MHzで発振し、14.4MHzの基準周波
数が第二局部発振器26の第二局部発振器のPLL回路
23に入力される。一方、第二局部発振器26の電圧制
御発振器22は動作モードに応じて、367.8MHz、
257.6MHz、258.9MHz及び380MHzの周波数
で発振させ、第二局部発振器のPLL回路23に入力す
る。
【0036】380MHz及び257.6MHzの場合、第二
局部発振器のPLL23の内部分周周波数が400kHz
を、367.8MHz、258.9MHzの場合、300KHz
を選ぶ。前記の広帯域CDMA方式及びPDC方式の送
受信帯域周波数を満足するために、表4の周波数割り当
てを提案する。
局部発振器のPLL23の内部分周周波数が400kHz
を、367.8MHz、258.9MHzの場合、300KHz
を選ぶ。前記の広帯域CDMA方式及びPDC方式の送
受信帯域周波数を満足するために、表4の周波数割り当
てを提案する。
【0037】
【表4】
【0038】図1において、周波数割り当てを理解しや
すいように固定分周器24は第二周波数変換器5と直交
復調器15へ共通に接続されているが、実際回路構成の
場合、広帯域CDMAモードのとき、固定分周器24の
出力周波数(190MHz)は第一受信中間周波数(190M
Hz)と等しいため、直交復調器33の入力端子に回り込
んだとき、受信感度劣化が起きる。
すいように固定分周器24は第二周波数変換器5と直交
復調器15へ共通に接続されているが、実際回路構成の
場合、広帯域CDMAモードのとき、固定分周器24の
出力周波数(190MHz)は第一受信中間周波数(190M
Hz)と等しいため、直交復調器33の入力端子に回り込
んだとき、受信感度劣化が起きる。
【0039】この回路間干渉を低減するために、図7に
示したように、第二周波数変換器5と直交復調器15へ
別々の分周器を設けて、この別々に設けた分周器をモー
ド制御信号35に応じて動作する側を切り替え、さらに
分周器24と41を第二周波数変換器5と直交復調器1
5の近くに配置する方法がある。 また、分周器24を
直交復調器15に内蔵する方法が考えられる。
示したように、第二周波数変換器5と直交復調器15へ
別々の分周器を設けて、この別々に設けた分周器をモー
ド制御信号35に応じて動作する側を切り替え、さらに
分周器24と41を第二周波数変換器5と直交復調器1
5の近くに配置する方法がある。 また、分周器24を
直交復調器15に内蔵する方法が考えられる。
【0040】本発明における広帯域CDMA/PDCの
デュアルモード携帯電話端末の周波数関係を明確にする
ために、図1を簡素化した基本構成を図6に示す。
デュアルモード携帯電話端末の周波数関係を明確にする
ために、図1を簡素化した基本構成を図6に示す。
【0041】第二局部発振器26の電圧制御発振器22
が各動作モードにより、380MHz(広帯域CDMAモー
ド)、367.8MHz(PDCのアナログ帯域送信モー
ド)、258.9MHz(PDCのデジタル帯域送信モード)
及び257.6MHz(PDC受信モード)が出力される。
が各動作モードにより、380MHz(広帯域CDMAモー
ド)、367.8MHz(PDCのアナログ帯域送信モー
ド)、258.9MHz(PDCのデジタル帯域送信モード)
及び257.6MHz(PDC受信モード)が出力される。
【0042】PDCアナログ帯域送信モードの場合、3
67.8MHzのローカル周波数信号が1/2分周器31
に入力され、ベースバンド信号処理部からのモード制御
信号35が1/2分周器31に入力される。
67.8MHzのローカル周波数信号が1/2分周器31
に入力され、ベースバンド信号処理部からのモード制御
信号35が1/2分周器31に入力される。
【0043】1/2分周器31はモード制御信号35が
PDCアナログ帯域送信モードのとき、1/2周波数分
周動作を行い、367.8MHzのローカル周波数信号の
1/2分周で183.9MHzのローカル周波数信号を出
力する。出力された183.9MHzのローカル周波数信
号により、直交変調器33でのベースバンド信号と直交
変調を行い、直交変調器33の出力から183.9MHz
の送信中間周波数を有する変調信号が出力される。
PDCアナログ帯域送信モードのとき、1/2周波数分
周動作を行い、367.8MHzのローカル周波数信号の
1/2分周で183.9MHzのローカル周波数信号を出
力する。出力された183.9MHzのローカル周波数信
号により、直交変調器33でのベースバンド信号と直交
変調を行い、直交変調器33の出力から183.9MHz
の送信中間周波数を有する変調信号が出力される。
【0044】183.9MHzの変調信号は第一局部発振
器21からの741.1MHz〜756.1MHzの第一ロー
カル周波数信号との周波数変換により、925MHz〜9
40MHzの送信信号を生成し、外部アンテナ8に送られ
る。
器21からの741.1MHz〜756.1MHzの第一ロー
カル周波数信号との周波数変換により、925MHz〜9
40MHzの送信信号を生成し、外部アンテナ8に送られ
る。
【0045】PDCデジタル帯域送信モードの場合、2
58.9MHzのローカル周波数信号が1/2分周器31
に入力され、1/2分周器31はモード制御信号35が
PDCデジタル帯域送信モードのとき、1/2周波数分
周動作を停止し、直接通過とし、258.9MHzのロー
カル周波数信号がそのまま1/2分周器31から出力さ
れる。出力された258.9MHzのローカル周波数信号
により、直交変調器33でのPDCモードのベースバン
ド信号と直交変調を行い、直交変調器33の出力から2
58.9MHzの送信中間周波数を有する変調信号が出力
される。
58.9MHzのローカル周波数信号が1/2分周器31
に入力され、1/2分周器31はモード制御信号35が
PDCデジタル帯域送信モードのとき、1/2周波数分
周動作を停止し、直接通過とし、258.9MHzのロー
カル周波数信号がそのまま1/2分周器31から出力さ
れる。出力された258.9MHzのローカル周波数信号
により、直交変調器33でのPDCモードのベースバン
ド信号と直交変調を行い、直交変調器33の出力から2
58.9MHzの送信中間周波数を有する変調信号が出力
される。
【0046】258.9MHzの変調信号は第一局部発振
器21からの681.1MHz〜699.1MHzのPDCモ
ード第一ローカル周波数信号との周波数変換により、9
40MHz〜958MHzの送信信号を生成し、外部アンテナ
8に送られる。
器21からの681.1MHz〜699.1MHzのPDCモ
ード第一ローカル周波数信号との周波数変換により、9
40MHz〜958MHzの送信信号を生成し、外部アンテナ
8に送られる。
【0047】PDCアナログおよびデジタル帯域受信モ
ードの場合、第二局部発振器26により発生した25
7.6MHzのローカル周波数信号は、1/2固定分周器
24で1/2分周を行い、128.8MHzのローカル周
波数信号がPDCモード受信部7に供給され、PDCモ
ード受信部7でPDCモード受信第一中間周波数12
8.9MHzの受信信号と周波数変換により、100kHzの
PDCモード受信第二中間周波数を生成し、増幅、フィ
ルタリング及び振幅制限後、PDCベースバンド信号処
理部に供給する。
ードの場合、第二局部発振器26により発生した25
7.6MHzのローカル周波数信号は、1/2固定分周器
24で1/2分周を行い、128.8MHzのローカル周
波数信号がPDCモード受信部7に供給され、PDCモ
ード受信部7でPDCモード受信第一中間周波数12
8.9MHzの受信信号と周波数変換により、100kHzの
PDCモード受信第二中間周波数を生成し、増幅、フィ
ルタリング及び振幅制限後、PDCベースバンド信号処
理部に供給する。
【0048】広帯域CDMAモードの場合、第二局部発
振器26により発生した380MHzのローカル周波数信
号は、1/2固定分周器24で1/2分周を行い、19
0MHzのローカル周波数信号が広帯域CDMAモード受
信部16に供給され、広帯域CDMAモード受信部16
で広帯域CDMAモード受信第一中間周波数190MHz
の受信信号と直交復調により、広帯域CDMAモードの
ベースバンド信号(DC〜約5MHzの帯域幅を有する)を
生成し、増幅及びフィルタリング後、広帯域CDMAモ
ードベースバンド信号処理部に供給する。
振器26により発生した380MHzのローカル周波数信
号は、1/2固定分周器24で1/2分周を行い、19
0MHzのローカル周波数信号が広帯域CDMAモード受
信部16に供給され、広帯域CDMAモード受信部16
で広帯域CDMAモード受信第一中間周波数190MHz
の受信信号と直交復調により、広帯域CDMAモードの
ベースバンド信号(DC〜約5MHzの帯域幅を有する)を
生成し、増幅及びフィルタリング後、広帯域CDMAモ
ードベースバンド信号処理部に供給する。
【0049】一方、第二局部発振器26により発生した
380MHzのローカル周波数信号は1/2分周器31に
送られ、1/2分周器31はモード制御信号35が広帯
域CDMAモードのとき、1/2周波数分周動作を停止
し、直接通過とし、380MHzのローカル周波数信号が
そのまま1/2分周器31から出力される。
380MHzのローカル周波数信号は1/2分周器31に
送られ、1/2分周器31はモード制御信号35が広帯
域CDMAモードのとき、1/2周波数分周動作を停止
し、直接通過とし、380MHzのローカル周波数信号が
そのまま1/2分周器31から出力される。
【0050】出力された380MHzのローカル周波数信
号により、直交変調器33での広帯域CDMAモードの
ベースバンド信号と直交変調を行い、直交変調器33の
出力から380MHzの送信中間周波数を有する変調信号
が出力される。
号により、直交変調器33での広帯域CDMAモードの
ベースバンド信号と直交変調を行い、直交変調器33の
出力から380MHzの送信中間周波数を有する変調信号
が出力される。
【0051】380MHzの変調信号は第一局部発振器2
1からの2300MHz〜2360MHzの広帯域CDMAモ
ード第一ローカル周波数信号との周波数変換により、1
920MHz〜1980MHzの送信信号を生成し、外部アン
テナ8に送られる。
1からの2300MHz〜2360MHzの広帯域CDMAモ
ード第一ローカル周波数信号との周波数変換により、1
920MHz〜1980MHzの送信信号を生成し、外部アン
テナ8に送られる。
【0052】前記の説明は、PDCモード受信第二中間
周波数を100kHzとした場合、表4に示した周波数関
係について述べたものである。PDCモード受信第二中
間周波数を450kHzとした場合にも本発明が適応でき
る。表5はその周波数関係を示す。
周波数を100kHzとした場合、表4に示した周波数関
係について述べたものである。PDCモード受信第二中
間周波数を450kHzとした場合にも本発明が適応でき
る。表5はその周波数関係を示す。
【0053】
【表5】
【0054】さらに、本発明の周波数関係が下記の数式
にまとめることができる。
にまとめることができる。
【0055】一般的な数学の表現をするために、まず下
記の記号を定義する。
記の記号を定義する。
【0056】 受信周波数: fRXn 送信周波数: fTXn 受信第一中間周波数: fRXn_IF1 送信第一中間周波数: fTXn_IF1 受信第二中間周波数: fRXn_IF2 送信第二中間周波数: fTXn_IF2 受信第一局部発振器周波数: fRXn_LO1 送信第一局部発振器周波数: fTXn_LO1 受信第二局部発振器周波数: fRXn_LO2 送信第二局部発振器周波数: fTXn_LO2 第二局部発振器周波数変化範囲: Δf ここで、nはモードでn=1,2,3である。
【0057】表6、表7はこれらの記号と前記の表4の
周波数関係を示す。
周波数関係を示す。
【0058】
【表6】
【0059】
【表7】
【0060】送受信第一中間周波数fRXn_IF1、fTXn_IF1
は、
は、
【0061】
【数1】
【0062】となる。
【0063】一方、受信第一中間周波数fRXn_IF1は、
【0064】
【数2】
【0065】となり、ここのaは整数の分周器の分周係
数である。
数である。
【0066】送信第一中間周波数fTXn_IF1は、
【0067】
【数3】
【0068】となる。
【0069】これらの式をまとめると、
【0070】
【数4】
【0071】となる。従って、第二局部発振器の周波数
変化範囲Δfは、
変化範囲Δfは、
【0072】
【数5】
【0073】となる。
【0074】Δfは局部発振器の電圧制御発振器の発振
周波数可変範囲を示して、電圧制御発振器の一つ重要指
標である。電圧制御発振器の発振周波数可変範囲は、素
子バラツキを考慮した場合、製造の容易さを考えて10
%程度に制限される。広い周波数カバー範囲を必要とす
る場合は、発振素子を切り替えて可変範囲を拡大する方
法があるが、簡易な発振素子切り替え回路で実現する場
合、発振条件の制約から発振周波数のカバー範囲には限
界がある。これらの条件を考慮した場合、発振周波数可
変範囲Δfを1.5倍程度に制限すると、小型で製造容
易な電圧制御発振器を実現できる。本実施例について、
分周器の分周系数aは1であり、PDCモード受信第二
中間周波数を100kHzとした場合、Δf = 380 MHz/25
7.6 MHz= 1.48となり、PDCモード受信第二中間周波
数を450kHzとした場合、Δf =380 MHz/259.1 MHz =
1.47となり、発振周波数可変範囲Δfは一つの電圧制御
発振器で実現できる範囲である。
周波数可変範囲を示して、電圧制御発振器の一つ重要指
標である。電圧制御発振器の発振周波数可変範囲は、素
子バラツキを考慮した場合、製造の容易さを考えて10
%程度に制限される。広い周波数カバー範囲を必要とす
る場合は、発振素子を切り替えて可変範囲を拡大する方
法があるが、簡易な発振素子切り替え回路で実現する場
合、発振条件の制約から発振周波数のカバー範囲には限
界がある。これらの条件を考慮した場合、発振周波数可
変範囲Δfを1.5倍程度に制限すると、小型で製造容
易な電圧制御発振器を実現できる。本実施例について、
分周器の分周系数aは1であり、PDCモード受信第二
中間周波数を100kHzとした場合、Δf = 380 MHz/25
7.6 MHz= 1.48となり、PDCモード受信第二中間周波
数を450kHzとした場合、Δf =380 MHz/259.1 MHz =
1.47となり、発振周波数可変範囲Δfは一つの電圧制御
発振器で実現できる範囲である。
【0075】上記の説明により、図1の第一局部発振器
21に対して、前記の表4、5に示した発振周波数を有
する2つの電圧制御発振器17,18で構成することに
ついて述べた。
21に対して、前記の表4、5に示した発振周波数を有
する2つの電圧制御発振器17,18で構成することに
ついて述べた。
【0076】図1の第一局部発振器21は分周器や逓倍
器を用いて1つの電圧制御発振器で実現することができ
る。表5に示したように、各モードの送受信周波数およ
び送受信第一中間周波数の関係を満足するために、第一
局部発振器21は、広帯域CDMAモードが2300〜
2360MHz、PDCモードが680〜755MHzの周波
数で発振する必要がある。
器を用いて1つの電圧制御発振器で実現することができ
る。表5に示したように、各モードの送受信周波数およ
び送受信第一中間周波数の関係を満足するために、第一
局部発振器21は、広帯域CDMAモードが2300〜
2360MHz、PDCモードが680〜755MHzの周波
数で発振する必要がある。
【0077】しかし、前記のPDCモードの発振周波数
の3倍は(680〜755)×3=2040〜2265
MHzとなり、第一局部発振器21の周波数変化範囲Δfが
2360/2040=1.16倍となることが分かる。
周波数変化範囲Δfは約1.16倍の場合、1つの電圧
制御発振器の回路定数を一定に保ったまま、すなわち、
共振インダクタンスまたは共振容量を切り替えしなくて
も必要可変周波数範囲を得ることができる。
の3倍は(680〜755)×3=2040〜2265
MHzとなり、第一局部発振器21の周波数変化範囲Δfが
2360/2040=1.16倍となることが分かる。
周波数変化範囲Δfは約1.16倍の場合、1つの電圧
制御発振器の回路定数を一定に保ったまま、すなわち、
共振インダクタンスまたは共振容量を切り替えしなくて
も必要可変周波数範囲を得ることができる。
【0078】本発明における広帯域CDMA/PDCの
デュアルモード携帯電話端末について、第一局部発振器
21は、1つの内部定数切り替えがない電圧制御発振器
を用いて、PDCモードの場合、680〜755MHzの周波
数で発振し、PDCモード受信系7およびPDCモード
送信系36に供給し、広帯域CDMAモードの場合、6
80〜755MHzの3倍高調波周波数成分の2040〜
2265MHzを利用し、広帯域CDMAモード受信系1
6および広帯域CDMAモード送信系29に供給するこ
とができる。
デュアルモード携帯電話端末について、第一局部発振器
21は、1つの内部定数切り替えがない電圧制御発振器
を用いて、PDCモードの場合、680〜755MHzの周波
数で発振し、PDCモード受信系7およびPDCモード
送信系36に供給し、広帯域CDMAモードの場合、6
80〜755MHzの3倍高調波周波数成分の2040〜
2265MHzを利用し、広帯域CDMAモード受信系1
6および広帯域CDMAモード送信系29に供給するこ
とができる。
【0079】また、1つの内部定数切り替えがない電圧
制御発振器を用いて、広帯域CDMAモードの場合、2
300〜2360MHzの周波数で発振し、広帯域CDM
Aモード受信系16および広帯域CDMAモード送信系
29に供給し、PDCモードの場合、680〜755MH
zの3倍の周波数2040〜2265MHzで発振し、第一
局部発振器21の出力とPDCモード受信系7およびP
DCモード送信系36の間に、1/3の周波数分周器を
挿入し、680〜755MHzの周波数をPDCモード受
信系7およびPDCモード送信系36に供給することが
できる。周波数分周器は電圧制御発振器により小型であ
るので、2つの電圧制御発振器を切り替え場合に比較し
て、デュアルモード携帯電話端末の小型に有利となる。
制御発振器を用いて、広帯域CDMAモードの場合、2
300〜2360MHzの周波数で発振し、広帯域CDM
Aモード受信系16および広帯域CDMAモード送信系
29に供給し、PDCモードの場合、680〜755MH
zの3倍の周波数2040〜2265MHzで発振し、第一
局部発振器21の出力とPDCモード受信系7およびP
DCモード送信系36の間に、1/3の周波数分周器を
挿入し、680〜755MHzの周波数をPDCモード受
信系7およびPDCモード送信系36に供給することが
できる。周波数分周器は電圧制御発振器により小型であ
るので、2つの電圧制御発振器を切り替え場合に比較し
て、デュアルモード携帯電話端末の小型に有利となる。
【0080】
【発明の効果】異なる無線周波数を持つ複数の無線シス
テムに対応したマルチモード携帯無線端末に対して、本
発明により、発振周波数可変範囲を1.5倍程度に制限
できる小型で製造容易な電圧制御発振器を採用できて、
電圧制御発振器の切り替えが不要で、無線機として、二
つのシンセサイザ方式発振器で構成できる。
テムに対応したマルチモード携帯無線端末に対して、本
発明により、発振周波数可変範囲を1.5倍程度に制限
できる小型で製造容易な電圧制御発振器を採用できて、
電圧制御発振器の切り替えが不要で、無線機として、二
つのシンセサイザ方式発振器で構成できる。
【0081】広帯域CDMA/PDCデュアルモード携
帯端末において、第二局部発振器と直交変調器の間に分
周器を設けて、PDCのアナログ帯域モードかデジタル
帯域モードかにより分周数を変更する手段により、第二
局部発振器を簡素化できる。さらに前記の分周数を変更
する手段によって、広帯域CDMA/PDCのデュアル
モードの送信部の一部が共用可能となり、従来方式より
送信系の簡素化が可能となる。
帯端末において、第二局部発振器と直交変調器の間に分
周器を設けて、PDCのアナログ帯域モードかデジタル
帯域モードかにより分周数を変更する手段により、第二
局部発振器を簡素化できる。さらに前記の分周数を変更
する手段によって、広帯域CDMA/PDCのデュアル
モードの送信部の一部が共用可能となり、従来方式より
送信系の簡素化が可能となる。
【0082】PDCモード及び広帯域CDMAモードの
それぞれの第二周波数変換器及び直交復調器と第二局部
発振器との間に分周器を挿入する特長があり、広帯域C
DMAモードの場合、1/2分周回路内蔵の直交復調器
を採用することができる。さらに、第二周波数変換器及
び直交復調器と第二局部発振器との間に分周器を挿入
し、分周器の出力を第二周波数変換器用と直交復調用に
切り替える手段を追加することにより、第二局部発振周
波数による広帯域CDMAモード受信感度劣化が発生し
にくい。
それぞれの第二周波数変換器及び直交復調器と第二局部
発振器との間に分周器を挿入する特長があり、広帯域C
DMAモードの場合、1/2分周回路内蔵の直交復調器
を採用することができる。さらに、第二周波数変換器及
び直交復調器と第二局部発振器との間に分周器を挿入
し、分周器の出力を第二周波数変換器用と直交復調用に
切り替える手段を追加することにより、第二局部発振周
波数による広帯域CDMAモード受信感度劣化が発生し
にくい。
【0083】また、本発明は、広帯域CDMA/PDC
のデュアルモード携帯電話端末に適用する場合、端末の
小型・軽量化、低消費電力化に有利である。
のデュアルモード携帯電話端末に適用する場合、端末の
小型・軽量化、低消費電力化に有利である。
【図1】本発明の実施形態の例を示すブロック図であ
る。
る。
【図2】本発明の実施形態における各構成の関係を示す
ブロック図である。
ブロック図である。
【図3】広帯域CDMA方式携帯電話端末無線部ブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】PDC方式携帯電話端末無線部ブロック図であ
る。
る。
【図5】従来技術である広帯域CDMA/PDCのデュ
アルモード携帯電話端末無線部のブロック図である。
アルモード携帯電話端末無線部のブロック図である。
【図6】本発明の実施形態を示す簡素化ブロック図であ
る。
る。
【図7】広帯域CDMAモード受信感度劣化防止ブロッ
ク図である。
ク図である。
1 内部アンテナ 2、9、10、30、34、39 モード切り替えスイ
ッチ 7 PDCモード受信部 8 外部アンテナ 11 広帯域CDMAモードアンテナ共用器 16 広帯域CDMAモード受信部 21 第一局部発信機 22 広帯域CDMAモード第二局部発信器の電圧制御
発振器 23 第二局部発振器のPLL回路 24 1/2固定分周期 25 基準周波数発振器 26 第二局部発振器 29 広帯域CDMAモード送信部 31 モード1/2分周期 32 送信電力制御増幅器 33 直交変調器 35 モード制御信号 36 PDCモード送信部 40 デュアルモード送信共用回路
ッチ 7 PDCモード受信部 8 外部アンテナ 11 広帯域CDMAモードアンテナ共用器 16 広帯域CDMAモード受信部 21 第一局部発信機 22 広帯域CDMAモード第二局部発信器の電圧制御
発振器 23 第二局部発振器のPLL回路 24 1/2固定分周期 25 基準周波数発振器 26 第二局部発振器 29 広帯域CDMAモード送信部 31 モード1/2分周期 32 送信電力制御増幅器 33 直交変調器 35 モード制御信号 36 PDCモード送信部 40 デュアルモード送信共用回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡部 薫 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 5K011 BA04 BA10 DA06 DA08 DA13 DA15 JA01 KA01 KA03
Claims (5)
- 【請求項1】 基準周波数発振器から出力される基準周
波数を入力して、所定の周波数を出力する第一局部発振
器と、 前記基準周波数発振器から出力される基準周波数と、モ
ード制御信号を入力し、動作モードに基づいて所定の周
波数を出力する第二局部発振器と、 前記第二局部発振器からの出力を直交変調する直交変調
器と、 前記第一局部発振器からの出力と、前記直交変調器から
の出力とから送信信号を生成する送信RFアップコンバ
ータと、 受信信号を第一の中間周波数に変換する受信RFダウン
コンバータと、 前記第一の中間周波数の出力と、前記第二局部発振器か
らの出力とを混合し、第二の中間周波数に変換する第二
周波数変換器と、 前記第一の中間周波数の出力と、前記第二局部発振器か
らの出力とを混合し、低周波信号に変換する直交復調器
と、 前記第二局部発振器と前記直交変換器との間に設けら
れ、前記モード制御信号を入力し、該モード制御信号に
より分周数を可変させる第一の分周器を備え、 異なる無線周波数を持つ複数の無線システムに対応可能
とすることを特徴とするマルチモード無線装置。 - 【請求項2】 前記第二局部発振器と前記直交復調器の
間、及び前記第二局部発振器と前記第二周波数変換器の
間にそれぞれ第二の分周器を設けることを特徴とする前
記請求項1記載のマルチモード無線装置。 - 【請求項3】 前記第二の分周器は前記第二局部発振器
の出力に設けられ、該第二の分周器の出力が前記直交復
調器と前記第二周波数変換器の何れかに切り換えられる
ことを特徴とする前記請求項1記載のマルチモード無線
装置。 - 【請求項4】 前記第二の分周器は前記直交復調器と前
記第二周波数変換器にそれぞれ設けられ、前記モード制
御信号によりそれぞれの該第二の分周器を動作させるか
否かを判断することを特徴とする前記請求項1記載のマ
ルチモード無線装置。 - 【請求項5】 前記第一の分周器を前記第二局部発振器
の発振周波数範囲が1.5倍以内となるよう分周数を可
変させることを特徴とする前記請求項1乃至4に記載の
マルチモード無線装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17990098A JP3410661B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | マルチモード無線装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17990098A JP3410661B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | マルチモード無線装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2000013274A true JP2000013274A (ja) | 2000-01-14 |
JP3410661B2 JP3410661B2 (ja) | 2003-05-26 |
Family
ID=16073873
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17990098A Expired - Fee Related JP3410661B2 (ja) | 1998-06-26 | 1998-06-26 | マルチモード無線装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3410661B2 (ja) |
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB2396273A (en) * | 2002-12-11 | 2004-06-16 | Hon Hai Prec Ind Co Ltd | RF front end for dual band wireless transceiver module |
US6850750B2 (en) | 2000-02-16 | 2005-02-01 | Nec Corporation | Radio set and frequency converting method therefor |
US6987951B2 (en) | 2000-04-18 | 2006-01-17 | Infineon Technologies Ag | Transceiver for duplex operation |
WO2006080669A1 (en) * | 2004-10-01 | 2006-08-03 | Samsung Electronics Co., Ltd | Mobile communication terminal and control method thereof |
US7366485B2 (en) | 2004-03-04 | 2008-04-29 | Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. | Multimode wireless transmitter and a portable wireless device using the same |
JP2008124687A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pll回路及び信号送受信システム |
US8112112B2 (en) | 2007-10-01 | 2012-02-07 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Radio apparatus and radio receiving method |
CN103378871A (zh) * | 2012-04-26 | 2013-10-30 | 创杰科技股份有限公司 | 无线信号收发装置 |
CN104113357A (zh) * | 2013-04-19 | 2014-10-22 | 宏达国际电子股份有限公司 | 手持式电子装置、无线通信装置及其天线的切换方法 |
-
1998
- 1998-06-26 JP JP17990098A patent/JP3410661B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR100693039B1 (ko) * | 2004-10-01 | 2007-03-12 | 삼성전자주식회사 | 이동 통신 단말 장치 및 그 제어방법 |
JP2008124687A (ja) * | 2006-11-10 | 2008-05-29 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Pll回路及び信号送受信システム |
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CN103378871A (zh) * | 2012-04-26 | 2013-10-30 | 创杰科技股份有限公司 | 无线信号收发装置 |
CN103378871B (zh) * | 2012-04-26 | 2015-04-22 | 创杰科技股份有限公司 | 无线信号收发装置 |
CN104113357A (zh) * | 2013-04-19 | 2014-10-22 | 宏达国际电子股份有限公司 | 手持式电子装置、无线通信装置及其天线的切换方法 |
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Publication number | Publication date |
---|---|
JP3410661B2 (ja) | 2003-05-26 |
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---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |