[go: up one dir, main page]

JP3010622B1 - デュアルバンド送受信装置 - Google Patents

デュアルバンド送受信装置

Info

Publication number
JP3010622B1
JP3010622B1 JP10280026A JP28002698A JP3010622B1 JP 3010622 B1 JP3010622 B1 JP 3010622B1 JP 10280026 A JP10280026 A JP 10280026A JP 28002698 A JP28002698 A JP 28002698A JP 3010622 B1 JP3010622 B1 JP 3010622B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
transmission
signal
frequency
reception
mixer
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP10280026A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000115013A (ja
Inventor
義明 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP10280026A priority Critical patent/JP3010622B1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3010622B1 publication Critical patent/JP3010622B1/ja
Publication of JP2000115013A publication Critical patent/JP2000115013A/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transceivers (AREA)
  • Transmitters (AREA)

Abstract

【要約】 【課題】 デュアルバンド送受信機(Dual band transc
eiver)の部品点数を削減、消費電流を削減、不要スプ
リアスの発生源を削減することを課題とする。 【解決手段】 第1の無線周波数帯の送受信周波数信号
と第2の無線周波数帯の送受信周波数信号とを同一の中
間周波数で送受信するデュアルバンド送受信装置におい
て、送信側では、送信原信号に第1の局部発振周波数を
供給して送信中間周波数信号とする送信第1のミキサ
と、前記送信中間周波数信号に第2の局部発振周波数を
供給して送信周波数信号とする送信第2のミキサを備
え、受信側では、受信信号に前記第2の局部発振周波数
を供給して受信中間周波数信号とする受信第2のミキサ
と、前記受信中間周波数信号に前記第1の局部発振周波
数を供給して受信原信号を得る受信第1のミキサとを備
えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばデジタル自
動車電話方式の送受信の通信周波数が割り当てられてい
る800MHz帯と、1.9GHz帯などの2バンドで共通な中間周
波数帯を使用可能なデュアルバンド送受信機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、デュアルバンド無線通信装置とし
ては、特開平10−145262号公報で開示している
ように、PDC(Personal Digital Cellular)とPH
S(Personal Handyphone System)とのデジタル方式の
送受信間で共用できる2バンド送受信装置であり、局部
発振回路のVCOとPLLを共用できるようにVCOを
動作させてデュアルバンドVCOを得るようにしたもの
で、PDCが810-826MHzの受信周波数と680-696MHzで発
振するVCOと940-956MHzの送信周波数を使用し、PH
Sが1895-1918MHzの受信周波数と1651-1674MHzで発振す
るVCOと1895-1918MHzの送信周波数を用いて、送受信
の通信を行っており、この場合のデュアルバンドVCO
は、基本局部発振周波数とその高調波周波数を用いるこ
とを示している。
【0003】また、特開平10−84299号公報に
は、時分割多重(TDMA)方式において、周波数分割
多重(FDD)方式と時分割(TDD)方式とを1台の
機器で用いることのできるデュアルバンド無線機に関
し、FDDモードの際には810-826MHzの受信周波数と68
0-696MHzで発振するVCOと130MHzの中間周波数と940-
956MHzの送信周波数、TDDモードの際には1895-1918M
Hzの受信周波数と1635.15-1657.95MHzで発振するVCO
と260MHzの中間周波数と1895-1918MHzの送信周波数を用
いて、複数のスイッチを切り換えて音声信号に比して極
めて短い周期で切り換えて送信・受信を時分割すること
によって同時送受信を可能としている。また、多重TD
Dデュアルバンド無線機において、送受信モードの切り
換え、送信と受信との切り換えの際に、細分化した回路
部分をマトリクススイッチを用いて組み合わせ、特定の
モードまたは特定の周波数帯のみの専用回路を局限して
回路構成要素を共用化している。
【0004】また、特開平10−107676号公報に
は、例えばFDD・TDMA通信方式において、2つの
局部発振周波数とオフセット用発振周波数を用いて、具
体的には、940-960MHzの送信Aバンドと810-830MHzの受
信バンドA’で、他方、915-940MHzの送信バンドBと86
0-885MHzの受信バンドB’で、2つの送信バンドと受信
バンドの差が、130MHzと55MHzであるから、オフセット
の周波数を75MHzとして共用化を達成している。
【0005】また、特開平8−223073号公報に
は、デジタル自動車電話方式の送受信の通信周波数が割
り当てられている800MHz帯(810-956MHz)と1.5GHz帯
(1429-1501MHz)などの2バンドで共通に使用可能であ
り、2つの受信信号をそれぞれの局部発振周波数信号で
一つの共通な中間周波数信号であるデュアルバンド用ト
ランシーバを構成している。第1の帯域が810-826MHzの
受信周波数と680-696MHzで発振するVCOと130MHzの中
間周波数と940-956MHzの送信周波数、第2の帯域が1471
-1501MHzの受信周波数と1347-1371MHzで発振する受信V
COと1169-1193MHzの送信VCOと1429-1453MHzの送信
周波数を用いて、送受信の通信を行っており、3つの局
部発振周波数でデュアルバンド送受信を可能としてい
る。また、2つの局部発振周波数と適切なミキサで第3
の局部発振周波数を発生している例も示されている。
【0006】つぎに、従来のデュアルバンド送受信機
(Dual band transceiver)を、欧州携帯電話のGSM
(Global System for Mobile Communication、以下GS
M)と、欧州のパーソナル移動通信システムのDCS1
800(Digital Cellular System 1800 、以下DC
S)とを例として、図3を参照して説明する。まず初め
に900MHz帯での送信系を説明する。TX用直交IQ信号
を局部発振部2とシンセサイザ2(Synthesizer2+VCO
2)からのVHFローカル信号を使って、SW1を介し
て、MODで直交変調をかける。ここで直交変調された
信号はTX−IF−FILを通して帯域制限する。この
信号を局部発振部1とシンセサイザ1(Synthesizer1+V
CO1)からのUHFローカル信号を使ってTX−MIX
で周波数変換し、ドライバ(DRIVER)で増幅する。この
増幅された信号をTX−RF−FILにて帯域制限した
後、TX−OUTとして出力する。
【0007】次に、受信系を説明する。受信信号RX−
INをRX−RF−FILを介してLNA(低雑音増幅
器)で増幅する。この信号を局部発振部1とシンセサイ
ザ1(Synthesizer1+VCO1)からのUHFローカル信号
を使ってRX−MIXで周波数変換し、RX−IF−F
ILを介した後で利得可変増幅器(AGC-amp.)で増幅す
る。この信号を局部発振部2とシンセサイザ2(Synthe
sizer2+VCO2)からのVHFローカル信号を使って復調
部DEMで直交復調し、RX−IQ信号を出力する。
【0008】つぎに、1.9GHz帯での送受信系は上記で述
べた900MHz帯と基本動作は同じでローカル信号に使う局
部発振部1とシンセサイザ1(Synthesizer+VCO)を切
り替えて使用する。以下、これについて説明する。
【0009】まず、900MHz帯で使用するUHFローカル
信号は局部発振部1とシンセサイザ1(Synthesizer1+V
CO1)であるがSW2を切り替え、1.9GHz帯では局部発
振部3とシンセサイザ3(Synthesizer3+VCO3)を使用
する。また、900MHz帯で使用するVHFローカル信号は
局部発振部2とシンセサイザ2(Synthesizer2+VCO2)
であるがSW1を切り替え、1.9GHz帯では局部発振部4
とシンセサイザ4(Synthesizer4+VCO4)を使用する。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記各
公報によるデュアルバンド通信システムでは、3以上の
局部発振周波数か又は2つの局部発振周波数とオフセッ
ト用局部発振周波数、更に2つの局部発振周波数と第3
の局部発振周波数の生成のためのミキサーとを用いると
いう複雑な構成を要求され、小型で軽量化を要求されて
いる場合には、更なる構成の簡略化とともに小型軽量が
図られるべきである。
【0011】更に、上記の図3に示した構成からもわか
るように、従来のデュアルバンド送受信機(Dual band
transceiver)においては、次のような課題がある。
【0012】第1の課題は、局部発振部とシンセサイザ
(Synthesizer+VCO)が4系統必要なため、部品点数が
多いということである。
【0013】第2の課題は、局部発振部とシンセサイザ
(Synthesizer+VCO)が4系統必要なため、消費電流が
多いということである。
【0014】第3の課題は、周波数の異なる信号源が4
つあるため、不要スプリアスを発生する可能性が高いと
いうことである。
【0015】本発明の課題は、部品点数を削減、消費電
流を削減、不要スプリアスの発生源を削減したデュアル
バンド送受信機(Dual band transceiver)を提供する
ことにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】本発明は、第1の無線周
波数帯の送受信周波数信号と第2の無線周波数帯の送受
信周波数信号とを同一の中間周波数で送受信するデュア
ルバンド送受信装置において、送信側では、送信原信号
に第1の局部発振周波数を供給して送信中間周波数信号
とする送信第1のミキサと、前記送信中間周波数信号に
第2の局部発振周波数を供給して送信周波数信号とする
送信第2のミキサを備え、受信側では、受信信号に前記
第2の局部発振周波数を供給して受信中間周波数信号と
する受信第2のミキサと、前記受信中間周波数信号に前
記第1の局部発振周波数を供給して受信原信号を得る受
信第1のミキサとを備えたことを特徴とする。
【0017】また、上記デュアルバンド送受信装置にお
いて、前記送信第1のミキサと送信第2のミキサ間には
送信中間周波数帯域フィルタを備え、前記送信第2のミ
キサの出力にドライバーと、前記ドライバーの出力を選
択する送信第1のフィルタと送信第2のフィルタとを備
え、前記受信第2のミキサの前段に線形増幅部とその線
形増幅部の前段に2つの前記受信信号を選択する受信第
1のフィルタと受信第2のフィルタとを備え、前記受信
第2のミキサと受信第1のミキサと間に受信中間周波数
帯フィルタとを備えたことを特徴とする。
【0018】また、上記デュアルバンド送受信装置にお
いて、前記送信原信号は直交信号の送信用原信号であ
り、前記送信第1のミキサは直交信号を変調し、前記受
信原信号は直交信号の受信用原信号であり、前記受信第
1のミキサは直交信号に復調することを特徴とする。
【0019】また、上記デュアルバンド送受信装置にお
いて、前記第1の局部発振周波数と前記第2の局部発振
周波数はそれぞれ局部発振部と局部発振部の発振周波数
を可変するシンセサイザとからなることを特徴とする。
【0020】また、上記デュアルバンド送受信装置にお
いて、前記送信中間周波数信号に前記第2の局部発振周
波数を供給する経路にオンオフ可能なπ/4の位相差回
路を備えたことを特徴とする。
【0021】また、上記デュアルバンド送受信装置にお
いて、前記第1の無線周波数帯と前記第2の無線周波数
帯は、欧州携帯電話のGSMと、欧州のパーソナル移動
通信システムのDCSであることを特徴とする。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明による実施形態について、
図面参照しつつ詳細に説明する。
【0023】[第1の実施形態] (本実施形態の構成)図1を参照すると、本発明の第1
の実施形態としてのデュアルバンド送受信装置(Dual b
and transceiver)が示されている。例として、欧州携
帯電話のGSMと、欧州のパーソナル移動通信システム
のDCSとを送受信できるデュアルバンド送受信装置に
ついて説明する。
【0024】図において、上段が送信系、中段がシンセ
サイザ、下段が受信系を表している。
【0025】まず、送信系の構成について、基本的な信
号の流れと共に説明する。送信のTX−IQ入力信号を
局部発振部2とシンセサイザ2(Synthesizer2+VCO2)
からのVHFローカル信号を使って、変調部MODで直
交変調し、出力する。この直交変調された信号を中間周
波数段と中間周波数フィルタ(TX−IF−FIL)で
帯域制限した後、局部発振部1とシンセサイザ1(Synt
hesizer1+VCO1)からのUHFローカル信号を使って、
周波数変換段(TX−MIX)で周波数変換し、出力す
る。この周波数変換された信号をドライバ(DRIVER)で
増幅し、送信周波数フィルタ1(TX RF FIL1)もしくは
送信周波数フィルタ2(TX RF FIL2)で帯域制限した
後、送信出力(TX OUT)として出力する。
【0026】次に、受信系の構成について、基本的な信
号の流れと共に説明する。受信の(RX IN)入力信号を
受信周波数フィルタ1(RX RF FIL1)もしくは受信周波
数フィルタ2(RX RF FIL2)で帯域制限した後、低雑音
増幅段(LNA)で増幅し、出力する。この増幅された信
号を局部発振部1とシンセサイザ1(Synthesizer1+VCO
1)からのUHFローカル信号を使って、受信周波数混
合段(RX MIX)で周波数変換し、出力する。この周波数
変換された信号を中間周波数増幅段と中間周波数フィル
タ(RX IF FIL)で帯域制限した後、可変利得制御段(A
GC amp.)で増幅し、出力する。この増幅された信号を
局部発振部2とシンセサイザ2(Synthesizer2+VCO2)
からのVHFローカル信号を使って復調部DEMで直交
復調し、受信信号直交信号(RX IQ)として出力する。
【0027】また、上記局部発振部1とシンセサイザ1
は可変電圧制御による局部発振回路と該局部発振回路の
局部発振周波数信号を受信してプログラマブル分周器で
分周し、分周した分周信号を所定の基準周波数信号と比
較してその差異に応じた制御信号を局部発振回路に供給
することにより、安定した局部発振周波数信号を得るこ
とができる。局部発振部2とシンセサイザ2についても
同様な構成により、信頼性の高い安定した局部発振周波
数信号を得ることができる。
【0028】(本実施形態の動作の説明)上記、本実施
形態の構成で述べた基本的な信号の流れをふまえた上
で、動作を説明する。
【0029】本実施形態は、デュアルバンド送受信装置
(Dual band transceiver)を最小限の局部発振部とシ
ンセサイザ(Synthesizer+VCO)で実現するために、こ
れらを2信号帯域のデュアルバンド(Dual band)で共
用する必要がある。そのためには、一般的な900MHz帯の
システムと、1.9GHz帯のシステムのデュアルバンド化を
想定すると、以下の条件(周波数)を満たさなければなら
ない。
【0030】 fUHF =(900MHz+1.9GHz)/2 =1.4GHz ・・・(1) fVHF =1.9GHz−1.4GHz =1.4GHz−900MHz =500MHz ・・・(2) ここで、fUHFは局部発振部1とシンセサイザ1(Synth
esizer1+VCO1)が発振するUHFローカル信号の周波数
であり、fVHFは局部発振部2とシンセサイザ2(Synth
esizer2+VCO2)が発振するVHFローカル信号の周波数で
ある。
【0031】さらに言及すれば、第1の局部発振周波数
は、2つのバンド間の中心周波数であり、第2の局部発
振周波数は、高域の周波数(1.9GHz)からこの中心周波
数との差、かつ、この中心周波数と低域の周波数(900M
Hz)との差としたことである。
【0032】この条件を満たした信号はデュアルバンド
(Dual band)で、以下のような信号の関係にある。ま
ず、送信系では送信直交(TX IQ)信号を500MHzで直交
変調された信号が1.4GHzのUHFローカル信号を使って
周波数変換され、900MHz、1.9GHzの各々の信号を送信周
波数フィルタ1(TX RF FIL1)及び送信周波数フィルタ
2(TX RF FIL2)で必要な周波数(900MHz or 1.9GHz)に
帯域制限した後、送信出力(TX OUT)として出力する。
【0033】次に、受信系では900MHz、1.9G
Hzの各々の信号を受信周波数フィルタ1(RX RF FIL
1)及び受信周波数フィルタ2(RX RF FIL2)で必要な
周波数(900MHz or 1.9GHz)に帯域制限して入力した後、
1.4GHzのUHFローカル信号を使って周波数変換
された500MHzの信号を直交復調し、受信直交信号(RX I
Q)として出力する。
【0034】図1を基にして、以下にGSMと、DCS
の周波数帯で、本実施形態を使って、デュアルバンド送
受信機(Dual band transceiver)の周波数関係の具体
例について説明する。
【0035】GSM、DCSの送受信周波数は以下の通
りである。
【0036】 GSM送信周波数:fGT=890〜915MHz GSM受信周波数:fGR=935〜960MHz DCS送信周波数:fDT=1805〜1880MHz DCS受信周波数:fDR=1710〜1785MHz、 上記、周波数からGSMの送受信含めた中心周波数fGc
enter、及びDCSの送受信含めた中心周波数fDcenter
は以下の通りである。
【0037】fGcenter=925MHz fDcenter=1795MHz この2つの周波数と(1)式及び(2)式からUHFロ
ーカル周波数fUHFcenter及び、VHFローカル周波数
fVHFcenterは、 となり、実際には各々のシステムに周波数帯域幅があ
る。よって周波数帯域幅のより広いDCSを考慮してU
HFローカル周波数fDUHFmin及び、VHFローカル周
波数fDUHFmaxを計算すると、 である。
【0038】上記、計算結果からもわかるように、より
周波数帯域幅の広いDCSのUHFローカル周波数はG
SMのそれを含んでいる。ここで例に挙げたデュアルバ
ンド送受信機(Dual band transceiver)では以下の周
波数を発生することのできる2つの局部発振回路で構成
できる。 fUHF=1275MHz〜1445MHz fVHF=435MHz また、このデュアルバンド送受信機(Dual band transc
eiver)はそれぞれの受信用中間周波数がfVHF=435MHz
となる。この関係は、送信中間周波数増幅段でも、送信
中間周波数はfVHF=435MHzとなり、同一の中間周波数
増幅段による、同一の中間周波数フィルターでよいこと
となる。
【0039】[第2の実施形態]本発明の第2の実施形
態として、その基本的構成は図1に示した第1の実施形
態と同様であるが、送信混合部(TX MIX)への局部発振
信号の供給手段が異なっている。その構成を図2に示
す。図2において、第1の局部発振周波数(fUHF)は
2つのバンド間の中心周波数であり、第2の局部発振周
波数は高域の周波数(1.9GHz)からこの中心周波数との
差、かつ、この中心周波数と低域の周波数(900MHz)と
の差の周波数としたことは、第1実施形態と同様であ
る。また、他の構成についても同一個所には同一符号を
付して、重複する説明を省略する。
【0040】本図2において、送信混合部(TX MIX)
を、イメージリジェクションミキサで構成し、この時、
局部発振部1とシンセサイザ1(Synthesizer1+VCO1)
からのUHFローカル信号は、90度移相器(π/2の
位相差回路)を介して送信混合部(TX MIX)に入力す
る。この90度移相器からの90度位相信号とこれをス
ルーする関係のローカル信号を、スイッチなどで切り替
えてやることで、送信出力(TX OUT)を900MHzも
しくは90度移相器を通したイメージ波の1.9GHz
のそれぞれの単一周波数だけを出力することができる。
【0041】その結果、帯域制限して送信出力(TX OU
T)を取り出すために必要としていた送信出力フィルタ
1(TX RF FIL1)及び送信出力フィルタ2(TX RF FIL
2)は不要となる。よって、更なる部品点数の削減が可
能となり、不要スプリアスの発生も抑えることができ
る。
【0042】上述したように、本発明による実施形態に
ついて説明したが、GSM方式とDCS方式とを一台の
デュアルバンド送受信装置で送受信可能とした例につい
て説明したように、上記関係に類似する日本のPDC
(Personal Digital Cellular)とPHS(Personal Ha
ndyphone System)とに適用することも可能であり、特
に一方のキャリア周波数と他方のキャリア周波数との関
係がイメージ周波数の関係であったり、または2倍又は
複数倍の関係であれば、本発明を適用できる。
【0043】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明において
は、以下に記載するような効果を奏する。
【0044】第1は、局部発振部とシンセサイザ(Synt
hesizer+VCO)が2系統で実現できるため、部品点数が
削減できることである。
【0045】第2は、局部発振部とシンセサイザ(Synt
hesizer+VCO)が2系統で実現できるため、消費電流が
削減できることである。
【0046】第3は、周波数の異なる信号源が2つしか
ないため、不要スプリアスを発生する可能性が低いとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるデュアルバンド無線送受信装置の
ブロック構成図である。
【図2】本発明によるデュアルバンド無線送受信装置の
ブロック構成図である。
【図3】従来例によるデュアルバンド無線送受信装置の
ブロック構成図である。
【符号の説明】
TX-IQ 送信直交信号 MOD 変調部 TX-IF-FIL 送信側中間周波数帯域フィルタ TX-MIX 送信側混合器 DRIVER 送信電力増幅部 VCO1,2 第1,第2局部発振器(周波数可変発振器) RX-RF-FIL1,2 受信側受信周波数帯域フィルタ RX-MIX 受信側混合器 RX-IF-FIL 受信側中間周波数帯域フィルタ AGCamp 可変利得増幅制御部 DEM 復調部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04B 1/40

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の無線周波数帯の送受信周波数信号
    と第2の無線周波数帯の送受信周波数信号とを同一の中
    間周波数で送受信するデュアルバンド送受信装置におい
    て、 送信側では、送信原信号に第1の局部発振周波数を供給
    して送信中間周波数信号とする送信第1のミキサと、前
    記送信中間周波数信号に第2の局部発振周波数を供給し
    て送信周波数信号とする送信第2のミキサを備え、 受信側では、受信信号に前記第2の局部発振周波数を供
    給して受信中間周波数信号とする受信第2のミキサと、
    前記受信中間周波数信号に前記第1の局部発振周波数を
    供給して受信原信号を得る受信第1のミキサとを備えた
    ことを特徴とするデュアルバンド送受信装置。
  2. 【請求項2】 前記送信第1のミキサと前記送信第2の
    ミキサ間には送信中間周波数帯域フィルタを備え、前記
    送信第2のミキサの出力にドライバーと、前記ドライバ
    ーの出力を選択する送信第1のフィルタと送信第2のフ
    ィルタとを備え、前記受信第2のミキサの前段に線形増
    幅部とその線形増幅部の前段に2つの前記受信信号を選
    択する受信第1のフィルタと受信第2のフィルタとを備
    え、前記受信第2のミキサと受信第1のミキサと間に
    受信中間周波数帯フィルタとを備えたことを特徴とする
    請求項1に記載のデュアルバンド送受信装置。
  3. 【請求項3】 前記送信原信号は直交信号の送信用原信
    号であり、前記送信第1のミキサは直交信号を変調し、
    前記受信原信号は直交信号の受信用原信号であり、前記
    受信第1のミキサは前記直交信号に復調することを特徴
    とする請求項1又は2に記載のデュアルバンド送受信装
    置。
  4. 【請求項4】 前記第1の局部発振周波数と前記第2の
    局部発振周波数はそれぞれ局部発振部と前記局部発振部
    の発振周波数を可変するシンセサイザとからなることを
    特徴とする請求項1又は2,3に記載のデュアルバンド
    送受信装置。
  5. 【請求項5】 前記送信第2のミキサは、前記第2の局
    部発振周波数を供給する経路に90度位相信号とこれを
    スルーする関係のローカル信号を切り替えることが可能
    なπ/2の位相差回路を備えたことを特徴とする請求項
    1又は2,3に記載のデュアルバンド送受信装置。
  6. 【請求項6】 前記第1の無線周波数帯と前記第2の無
    線周波数帯は、欧州携帯電話のGSM(Global System
    for Mobile Communication)と、欧州で実用化にむけて
    準備中のパーソナル移動通信システムのDCS1800
    (Digital Cellular System 1800)であることを特徴と
    する請求項1乃至5のいずれか1項に記載のデュアルバ
    ンド送受信装置。
JP10280026A 1998-10-01 1998-10-01 デュアルバンド送受信装置 Expired - Lifetime JP3010622B1 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10280026A JP3010622B1 (ja) 1998-10-01 1998-10-01 デュアルバンド送受信装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10280026A JP3010622B1 (ja) 1998-10-01 1998-10-01 デュアルバンド送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP3010622B1 true JP3010622B1 (ja) 2000-02-21
JP2000115013A JP2000115013A (ja) 2000-04-21

Family

ID=17619274

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10280026A Expired - Lifetime JP3010622B1 (ja) 1998-10-01 1998-10-01 デュアルバンド送受信装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3010622B1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109239671A (zh) * 2018-09-19 2019-01-18 天津大学 一种抑制直流偏置的双频连续波多普勒雷达电路结构

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP1213887A1 (en) * 2000-07-24 2002-06-12 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Radio communication apparatus and radio communication method
KR100472484B1 (ko) * 2002-12-10 2005-03-10 삼성전자주식회사 무선 신호 병렬 처리 장치 및 그 방법
JP2005207888A (ja) 2004-01-22 2005-08-04 Denso Corp 衛星測位用信号受信装置
JP2007295457A (ja) * 2006-04-27 2007-11-08 Matsushita Electric Ind Co Ltd 受信装置とこれを用いた電子機器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109239671A (zh) * 2018-09-19 2019-01-18 天津大学 一种抑制直流偏置的双频连续波多普勒雷达电路结构

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000115013A (ja) 2000-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8838049B1 (en) Method and arrangement for transmitting and receiving RF signals through various radio interfaces of communication systems
US6393299B1 (en) Radio communication equipment
US6201952B1 (en) Radio communication apparatus
JP3848445B2 (ja) 複数通信方式対応の無線機
JP2000505608A (ja) 二重モード無線アーキテクチャ
GB2312107A (en) Multiband receiver and quadrature demodulator with selectable local oscillator
JPH09261106A (ja) 複数帯域移動無線機
JPH07221667A (ja) デジタル無線電話機において異なる周波数の信号を発生する方法
JP2007512792A (ja) マルチモードおよびマルチバンドrf送受信機ならびに関連する通信方法
US7386278B2 (en) Multi-band mobile communication device
JP2001505384A (ja) 通信システムの装置
JP3672189B2 (ja) 無線信号受信装置及び復調処理回路
JP2000124829A (ja) 無線通信装置及びこれに用いる集積回路
JP3010622B1 (ja) デュアルバンド送受信装置
JP3410661B2 (ja) マルチモード無線装置
JP3828077B2 (ja) 周波数変換回路および通信装置
JP2004538709A (ja) デジタル送信用の低減された周波数源を有するマルチバンドトランシーバ
JP2002280924A (ja) マルチバンド送受信装置
JPWO2004002098A1 (ja) 無線通信装置
JP2001345727A (ja) シンセサイザ及びこのシンセサイザを備えた送受信回路
JPH11355138A (ja) Pll回路及びそれを用いた無線通信端末装置
JP3286889B2 (ja) 無線電話機
JP2002026762A (ja) 無線通信機
KR19980057483A (ko) 셀룰라 휴대폰에서 듀얼 밴드 송수신 장치
JP2006180165A (ja) Pllシンセサイザ及びこれを用いたマルチバンド無線機