JPH06184260A - 反応射出成形強化ポリ尿素エラストマーとその製造方法 - Google Patents
反応射出成形強化ポリ尿素エラストマーとその製造方法Info
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- JPH06184260A JPH06184260A JP5241329A JP24132993A JPH06184260A JP H06184260 A JPH06184260 A JP H06184260A JP 5241329 A JP5241329 A JP 5241329A JP 24132993 A JP24132993 A JP 24132993A JP H06184260 A JPH06184260 A JP H06184260A
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- C08K9/04—Ingredients treated with organic substances
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 非充填の正味モジュラスが0.14〜0.4
1GPa になる量の鎖長延長剤と、充填モジュラスが1.
38〜2.07GPa になる量の充填剤とを含むRRIM
ポリ尿素エラストマー;上記を満足させる原料ポリイソ
シアナート、鎖長延長剤、アミノ末端ポリオキシアルキ
レンポリオールを49〜99℃で反応させるその製造方
法;およびそれを用いる自動車車体パネル。 【効果】 線膨張係数が低く、耐衝撃性の高いRRIM
用のポリ尿素エラストマーが得られる。
1GPa になる量の鎖長延長剤と、充填モジュラスが1.
38〜2.07GPa になる量の充填剤とを含むRRIM
ポリ尿素エラストマー;上記を満足させる原料ポリイソ
シアナート、鎖長延長剤、アミノ末端ポリオキシアルキ
レンポリオールを49〜99℃で反応させるその製造方
法;およびそれを用いる自動車車体パネル。 【効果】 線膨張係数が低く、耐衝撃性の高いRRIM
用のポリ尿素エラストマーが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、反応射出成形強化エラ
ストマーの分野に関する。さらに詳細には、本発明は、
自動車車体パネルのような形状物品を作るのに適した反
応射出成形ポリ尿素エラストマーに関する。
ストマーの分野に関する。さらに詳細には、本発明は、
自動車車体パネルのような形状物品を作るのに適した反
応射出成形ポリ尿素エラストマーに関する。
【0002】
【従来の技術】反応射出成形強化(RRIM)エラスト
マー(充填RIMエラストマーとしても知られる)、な
らびにとくにRRIMポリウレタンおよびRRIMポリ
尿素は、多くの応用に対して金属を置き換えてきた。と
くに、これらのRRIMエラストマーは、自動車車体パ
ネルを形成するために用いられてきた。RRIM自動車
車体パネルは、良好な寸法安定性、パネル自体の重量に
耐えるのに十分な堅牢さ、衝撃の損傷に抵抗するような
屈曲性、および金属パネルが膨張・収縮するのをRRI
Mパネルが妨げないように、金属の自動車パネルの熱膨
張性に近い熱膨張性などの、いくつかの特性を有してい
なければならない。RIMエラストマーに充填剤を添加
することは、RIM部品の線膨張係数(CLTE)を減
少させること(それによって、鋼との共存性を増す)
と、部品のコストを下げることで、望ましい。
マー(充填RIMエラストマーとしても知られる)、な
らびにとくにRRIMポリウレタンおよびRRIMポリ
尿素は、多くの応用に対して金属を置き換えてきた。と
くに、これらのRRIMエラストマーは、自動車車体パ
ネルを形成するために用いられてきた。RRIM自動車
車体パネルは、良好な寸法安定性、パネル自体の重量に
耐えるのに十分な堅牢さ、衝撃の損傷に抵抗するような
屈曲性、および金属パネルが膨張・収縮するのをRRI
Mパネルが妨げないように、金属の自動車パネルの熱膨
張性に近い熱膨張性などの、いくつかの特性を有してい
なければならない。RIMエラストマーに充填剤を添加
することは、RIM部品の線膨張係数(CLTE)を減
少させること(それによって、鋼との共存性を増す)
と、部品のコストを下げることで、望ましい。
【0003】現在行われている技術を用いて、外装ポリ
尿素RRIM自動車車体パネルは、典型的には全成分重
量の15〜25重量%の補強性充填剤を含有する。充填
剤は車体パネルの曲げモジュラス(以下、「モジュラ
ス」という)を、正味(非充填)モジュラスの0.48
〜0.62GPa (70,000〜90,000psi )か
ら、自動車の垂直車体パネルに望まれる1.38〜2.
07GPa (200,000〜300,000psi )の範
囲にまで増加させる。このことは、パネルを変形なしに
それ自体の重量に耐えるのに十分な堅牢さを与え、線膨
張係数を許容できる水準にまで下げる。
尿素RRIM自動車車体パネルは、典型的には全成分重
量の15〜25重量%の補強性充填剤を含有する。充填
剤は車体パネルの曲げモジュラス(以下、「モジュラ
ス」という)を、正味(非充填)モジュラスの0.48
〜0.62GPa (70,000〜90,000psi )か
ら、自動車の垂直車体パネルに望まれる1.38〜2.
07GPa (200,000〜300,000psi )の範
囲にまで増加させる。このことは、パネルを変形なしに
それ自体の重量に耐えるのに十分な堅牢さを与え、線膨
張係数を許容できる水準にまで下げる。
【0004】RRIM系に25重量%を越える充填剤を
添加することは、さらに低いCLTE値を与え、鋼製自
動車車体パネルのそれに近づける。そこにはしかし、高
い充填剤量に伴って、二つの顕著な問題がある。第一
に、通常のRRIMポリ尿素エラストマー系では、充填
剤量が25%を越えると、不十分な加工性を示す。この
不十分な加工性または混合は、結果として、劣ったRR
IM部品をもたらす。たとえば、これらの部品は、不十
分で不規則な引張強さや伸びなどの性質を有するであろ
う。それに加えて、不十分な混合は、結果として、縞そ
の他の目に見える欠陥をもたらし、また後硬化の際に気
泡を生ずることもある。第二に、RIMポリ尿素エラス
トマー車体パネルに充填物質を添加することは、その衝
撃損傷に対する抵抗を減少させる傾向があり、この減少
度は、典型的には充填剤量が増えるにつれて増す。それ
ゆえ、現在行われている技術は、充填剤の添加によっ
て、より低いCLTEとともに、より安価なRRIM自
動車車体パネルの製造を可能にするが、このことは、パ
ネルの衝撃損傷への抵抗を減ずるという代価によって成
しとげられるのである。それ以上のCLTEの利益を得
るために、より高い量の充填剤を添加することは、衝撃
損傷への抵抗をさらに減ずるであろうと予想される。
添加することは、さらに低いCLTE値を与え、鋼製自
動車車体パネルのそれに近づける。そこにはしかし、高
い充填剤量に伴って、二つの顕著な問題がある。第一
に、通常のRRIMポリ尿素エラストマー系では、充填
剤量が25%を越えると、不十分な加工性を示す。この
不十分な加工性または混合は、結果として、劣ったRR
IM部品をもたらす。たとえば、これらの部品は、不十
分で不規則な引張強さや伸びなどの性質を有するであろ
う。それに加えて、不十分な混合は、結果として、縞そ
の他の目に見える欠陥をもたらし、また後硬化の際に気
泡を生ずることもある。第二に、RIMポリ尿素エラス
トマー車体パネルに充填物質を添加することは、その衝
撃損傷に対する抵抗を減少させる傾向があり、この減少
度は、典型的には充填剤量が増えるにつれて増す。それ
ゆえ、現在行われている技術は、充填剤の添加によっ
て、より低いCLTEとともに、より安価なRRIM自
動車車体パネルの製造を可能にするが、このことは、パ
ネルの衝撃損傷への抵抗を減ずるという代価によって成
しとげられるのである。それ以上のCLTEの利益を得
るために、より高い量の充填剤を添加することは、衝撃
損傷への抵抗をさらに減ずるであろうと予想される。
【0005】R. A. Grigsby およびD. M. Rice、「自動
車への応用におけるポリ尿素RIMの進歩」(SAE Techn
ical Paper Series No.890696)は、International Cong
ressand Exposition, Detroit, Mich., 1989 年 2月27
日〜 3月 3日に発表された。この文献は、35%までの
ケイ灰石で補強された正味モジュラス0.52GPa (7
5,000psi )のRRIMポリ尿素エラストマーを記
載している。この文献に記載されたRRIM尿素エラス
トマーは、アイゾット衝撃値が89.85J/m(20.
2インチ−ポンド/インチ)であることに立証されるよ
うに、従来の車体パネルRRIMの処方の典型である。
車への応用におけるポリ尿素RIMの進歩」(SAE Techn
ical Paper Series No.890696)は、International Cong
ressand Exposition, Detroit, Mich., 1989 年 2月27
日〜 3月 3日に発表された。この文献は、35%までの
ケイ灰石で補強された正味モジュラス0.52GPa (7
5,000psi )のRRIMポリ尿素エラストマーを記
載している。この文献に記載されたRRIM尿素エラス
トマーは、アイゾット衝撃値が89.85J/m(20.
2インチ−ポンド/インチ)であることに立証されるよ
うに、従来の車体パネルRRIMの処方の典型である。
【0006】米国特許第4,871,789号明細書
は、高い正味モジュラスのRRIMエラストマー、すな
わち従来の車体パネルの処方を記載している。それは補
強性充填剤およびアスペクト比が7未満で、外観の差異
を増すための補助的な充填剤を含有している。米国特許
第4,871,789号明細書は70重量%までの補強
性充填剤を記載しているが、20重量%を越える補強性
充填剤の量ではとくに不十分な加工性を与えることを、
明らかに認めている。該特許明細書は、補助的な充填剤
を加えることにより、40%までの高い補強性充填剤量
で加工できると明言している。しかし、この米国特許第
4,871,789号明細書の9欄の表2に示されるよ
うに、この方法の欠点は、補助的な充填剤の添加が衝撃
損傷への抵抗および線膨張係数に有害な影響を有するこ
とである。
は、高い正味モジュラスのRRIMエラストマー、すな
わち従来の車体パネルの処方を記載している。それは補
強性充填剤およびアスペクト比が7未満で、外観の差異
を増すための補助的な充填剤を含有している。米国特許
第4,871,789号明細書は70重量%までの補強
性充填剤を記載しているが、20重量%を越える補強性
充填剤の量ではとくに不十分な加工性を与えることを、
明らかに認めている。該特許明細書は、補助的な充填剤
を加えることにより、40%までの高い補強性充填剤量
で加工できると明言している。しかし、この米国特許第
4,871,789号明細書の9欄の表2に示されるよ
うに、この方法の欠点は、補助的な充填剤の添加が衝撃
損傷への抵抗および線膨張係数に有害な影響を有するこ
とである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、鋼に
近い熱膨張係数を得るために多量の充填剤を含有しなが
ら、高い耐衝撃性を有し、自動車車体パネルの材料に適
したRRIMポリ尿素エラストマーを提供することであ
る。本発明の他の目的は、上記のRRIMポリ尿素エラ
ストマーを製造する方法を提供することである。本発明
のもうひとつの目的は、上記のRRIMポリ尿素エラス
トマーを含む自動車車体パネルを提供することである。
近い熱膨張係数を得るために多量の充填剤を含有しなが
ら、高い耐衝撃性を有し、自動車車体パネルの材料に適
したRRIMポリ尿素エラストマーを提供することであ
る。本発明の他の目的は、上記のRRIMポリ尿素エラ
ストマーを製造する方法を提供することである。本発明
のもうひとつの目的は、上記のRRIMポリ尿素エラス
トマーを含む自動車車体パネルを提供することである。
【0008】
【発明の効果】本発明者らは、コストとCLTEに対し
てさらに利益が得られ、一般に行われている技術によっ
て作られる車体パネルに比べて、衝撃損傷への抵抗が増
加するように、25重量%を越える量の充填剤を添加す
ることに伴う問題を克服する方法を見出した。本発明に
よって可能とされた高い充填剤の量は、予期しなかった
ことに、従来のRRIMポリ尿素エラストマーの車体パ
ネルに比べて、小さい衝撃に対するパネルの抵抗を増
し、通常の系よりも熱膨張係数が鋼のそれに近いRRI
Mを提供する。
てさらに利益が得られ、一般に行われている技術によっ
て作られる車体パネルに比べて、衝撃損傷への抵抗が増
加するように、25重量%を越える量の充填剤を添加す
ることに伴う問題を克服する方法を見出した。本発明に
よって可能とされた高い充填剤の量は、予期しなかった
ことに、従来のRRIMポリ尿素エラストマーの車体パ
ネルに比べて、小さい衝撃に対するパネルの抵抗を増
し、通常の系よりも熱膨張係数が鋼のそれに近いRRI
Mを提供する。
【0009】本発明は、通常の充填されたポリ尿素エラ
ストマーと比較して、衝撃損傷に対する優れた抵抗と、
鋼のそれにきわめて近い線膨張係数を有する、新規なポ
リ尿素エラストマーを提供する。本発明は、本発明のポ
リ尿素エラストマーを作る方法をも提供する。
ストマーと比較して、衝撃損傷に対する優れた抵抗と、
鋼のそれにきわめて近い線膨張係数を有する、新規なポ
リ尿素エラストマーを提供する。本発明は、本発明のポ
リ尿素エラストマーを作る方法をも提供する。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明のひとつの実施態
様は、密閉型中で、 (A)ポリイソシアナート類を含む成分; (B)(1)アミノ基末端ポリエーテルおよび(2)鎖
長延長剤を含む成分;ならびに (A)成分および(B)成分中に充填剤 を含む出発物質の、(A)成分と(B)成分を反応させ
る反応射出成形強化ポリ尿素エラストマーを製造する方
法であり、鎖長延長剤を、非充填エラストマーに0.1
4〜0.41GPa (20,000〜60,000psi )
の正味モジュラス(非充填モジュラス)を与える量用
い;充填剤を、充填エラストマーに1.38〜2.07
GPa (200,000〜300,000psi )の充填モ
ジュラスを与える量用い;(A)成分が49〜66℃
(120〜150°F)の温度を有し、(B)成分が6
6〜93℃(150〜200°F)の温度を有し、
(A)成分と(B)成分を49〜99℃(120〜21
0°F)の温度で反応させることを含む、反応射出成形
強化ポリ尿素エラストマーを作る方法を提供する。
様は、密閉型中で、 (A)ポリイソシアナート類を含む成分; (B)(1)アミノ基末端ポリエーテルおよび(2)鎖
長延長剤を含む成分;ならびに (A)成分および(B)成分中に充填剤 を含む出発物質の、(A)成分と(B)成分を反応させ
る反応射出成形強化ポリ尿素エラストマーを製造する方
法であり、鎖長延長剤を、非充填エラストマーに0.1
4〜0.41GPa (20,000〜60,000psi )
の正味モジュラス(非充填モジュラス)を与える量用
い;充填剤を、充填エラストマーに1.38〜2.07
GPa (200,000〜300,000psi )の充填モ
ジュラスを与える量用い;(A)成分が49〜66℃
(120〜150°F)の温度を有し、(B)成分が6
6〜93℃(150〜200°F)の温度を有し、
(A)成分と(B)成分を49〜99℃(120〜21
0°F)の温度で反応させることを含む、反応射出成形
強化ポリ尿素エラストマーを作る方法を提供する。
【0011】本発明はまた、0.14〜0.41GPa
(20,000〜60,000psi )の正味モジュラス
をもつ非充填エラストマーに;ポリ尿素エラストマーの
充填モジュラスを1.38〜2.07GPa (200,0
00〜300,000psi )の範囲に上昇させるに十分
な量の充填剤を含有し、上記の方法で製造される反応射
出成形強化ポリ尿素エラストマー、およびそのエラスト
マーから作られる自動車車体パネルを提供する。
(20,000〜60,000psi )の正味モジュラス
をもつ非充填エラストマーに;ポリ尿素エラストマーの
充填モジュラスを1.38〜2.07GPa (200,0
00〜300,000psi )の範囲に上昇させるに十分
な量の充填剤を含有し、上記の方法で製造される反応射
出成形強化ポリ尿素エラストマー、およびそのエラスト
マーから作られる自動車車体パネルを提供する。
【0012】驚くべきことに、本発明によって製造され
るRRIMポリ尿素エラストマーは、通常のRRIMポ
リ尿素エラストマーよりも衝撃損傷への高い抵抗を有す
る。このことは、充填剤量が増加するにつれて、RRI
Mポリ尿素エラストマーの衝撃強さが減少する傾向があ
るので、驚くべきことである。そのうえ、この高い充填
剤量の利点は、ある場合には、エラストマーの熱膨張性
がすでに得られているエラストマーよりも鉄のそれにほ
ぼ近いと同時に、コストを下げることである。
るRRIMポリ尿素エラストマーは、通常のRRIMポ
リ尿素エラストマーよりも衝撃損傷への高い抵抗を有す
る。このことは、充填剤量が増加するにつれて、RRI
Mポリ尿素エラストマーの衝撃強さが減少する傾向があ
るので、驚くべきことである。そのうえ、この高い充填
剤量の利点は、ある場合には、エラストマーの熱膨張性
がすでに得られているエラストマーよりも鉄のそれにほ
ぼ近いと同時に、コストを下げることである。
【0013】付随する図1〜4は、衝撃強さ(アイゾッ
トおよびダイナタップ)と曲げモジュラスの関係につい
て、本発明のRRIMポリ尿素エラストマーと通常のR
RIMポリ尿素エラストマーとを比較してプロットした
ものである。
トおよびダイナタップ)と曲げモジュラスの関係につい
て、本発明のRRIMポリ尿素エラストマーと通常のR
RIMポリ尿素エラストマーとを比較してプロットした
ものである。
【0014】低い正味モジュラスをもつエラストマー
に、たとえば該エラストマーの重量の45%までの量の
充填物質を混合することによって、充填モジュラスの高
い、線膨張係数(CLTE)の低い、そして高い衝撃強
さをもつRRIMポリ尿素エラストマーを作りうること
が見出された。結果として得られるエラストマーは、そ
れを自動車車体パネルへの応用を好適にする充填モジュ
ラスを有し、そして優れたCLTE(通常のRRIMエ
ラストマーよりも鋼のCLTEに近い)と破壊への高い
抵抗との組合せを示す。この組合せは、本発明以前の通
常のRRIMポリ尿素エラストマーでは得られないと信
じられる。
に、たとえば該エラストマーの重量の45%までの量の
充填物質を混合することによって、充填モジュラスの高
い、線膨張係数(CLTE)の低い、そして高い衝撃強
さをもつRRIMポリ尿素エラストマーを作りうること
が見出された。結果として得られるエラストマーは、そ
れを自動車車体パネルへの応用を好適にする充填モジュ
ラスを有し、そして優れたCLTE(通常のRRIMエ
ラストマーよりも鋼のCLTEに近い)と破壊への高い
抵抗との組合せを示す。この組合せは、本発明以前の通
常のRRIMポリ尿素エラストマーでは得られないと信
じられる。
【0015】(A)成分に用いられるイソシアナート類
は、当業者に知られたものである。すなわち、たとえ
ば、それらは米国特許第4,748,192号明細書に
記載された種類の脂肪族性イソシアナート類を包含す
る。したがって、これらの脂肪族性イソシアナート類
は、典型的にはジイソシアナート類であり、より特定的
には、ヘキサメチレンジイソシアナートのような脂肪族
性ジイソシアナートの三量体化された、もしくはビウレ
ット的な形;またはテトラメチルキシレンジイソシアナ
ートのような二官能性モノマーである。シクロヘキサン
ジイソシアナートもまた好ましい脂肪族性ジイソシアナ
ートと考えられる。他の有用な脂肪族性ジイソシアナー
ト類は、米国特許第4,705,814号明細書に記載
されている。それらは、たとえば、1,12−ドデカン
ジイソシアナートや1,4−テトラメチレンジイソシア
ナートのような4〜12個の炭素原子を有するアルキレ
ンジイソシアナートなどの、脂肪族性ジイソシアナート
類を包含する。1,3−および1,4−シクロヘキサン
ジイソシアナートのような脂環式ジイソシアナート類
が、それらの異性体の所望の混合物、1−イソシアナト
−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン(イソホロンジイソシアナート)ととも
に;また4,4´−、2,2´および2,4´−ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアナートが対応する異性体混
合物とともに記載されている。
は、当業者に知られたものである。すなわち、たとえ
ば、それらは米国特許第4,748,192号明細書に
記載された種類の脂肪族性イソシアナート類を包含す
る。したがって、これらの脂肪族性イソシアナート類
は、典型的にはジイソシアナート類であり、より特定的
には、ヘキサメチレンジイソシアナートのような脂肪族
性ジイソシアナートの三量体化された、もしくはビウレ
ット的な形;またはテトラメチルキシレンジイソシアナ
ートのような二官能性モノマーである。シクロヘキサン
ジイソシアナートもまた好ましい脂肪族性ジイソシアナ
ートと考えられる。他の有用な脂肪族性ジイソシアナー
ト類は、米国特許第4,705,814号明細書に記載
されている。それらは、たとえば、1,12−ドデカン
ジイソシアナートや1,4−テトラメチレンジイソシア
ナートのような4〜12個の炭素原子を有するアルキレ
ンジイソシアナートなどの、脂肪族性ジイソシアナート
類を包含する。1,3−および1,4−シクロヘキサン
ジイソシアナートのような脂環式ジイソシアナート類
が、それらの異性体の所望の混合物、1−イソシアナト
−3,3,5−トリメチル−5−イソシアナトメチルシ
クロヘキサン(イソホロンジイソシアナート)ととも
に;また4,4´−、2,2´および2,4´−ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアナートが対応する異性体混
合物とともに記載されている。
【0016】広範囲の芳香族のポリイソシアナートが、
本発明によってポリ尿素エラストマーを形成するのに好
ましい。代表的な芳香族ポリイソシアナートは、p−フ
ェニレンジイソシアナート、ポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアナート類、2,6−トルエンジイソシアナ
ート、ジアニシジンジイソシアナート、ビトリレンジイ
ソシアナート、ナフタレン−1,4−ジイソシアナー
ト、ビス(4−イソシアナトフェニル)メタン、ビス
(3−メチル−4−イソシアナトフェニル)メタンのよ
うなビス(メチルイソシアナトフェニル)メタンおよび
4,4´−ジフェニルプロパンジイソシアナートなどで
ある。
本発明によってポリ尿素エラストマーを形成するのに好
ましい。代表的な芳香族ポリイソシアナートは、p−フ
ェニレンジイソシアナート、ポリメチレンポリフェニル
ポリイソシアナート類、2,6−トルエンジイソシアナ
ート、ジアニシジンジイソシアナート、ビトリレンジイ
ソシアナート、ナフタレン−1,4−ジイソシアナー
ト、ビス(4−イソシアナトフェニル)メタン、ビス
(3−メチル−4−イソシアナトフェニル)メタンのよ
うなビス(メチルイソシアナトフェニル)メタンおよび
4,4´−ジフェニルプロパンジイソシアナートなどで
ある。
【0017】本発明の実施に用いられる他の芳香族ポリ
イソシアナートは、2〜4個の官能性を有するメチレン
架橋ポリフェニルポリイソシアナート混合物である。こ
れらのイソシアナート化合物は、対応するメチレン架橋
ポリフェニルポリアミンのホスゲン化によって製造さ
れ、該ポリアミンは、通常、塩酸および/または他の酸
性触媒の存在下に、ホルムアルデヒドと、アニリンのよ
うな第一級芳香族アミンとの反応によって製造される。
ポリアミンおよびそれより得られる対応するメチレン架
橋ポリフェニレンポリイソシアナートを合成する公知の
方法は、米国特許第2,683,730号明細書、米国
特許第2,950,263号明細書、米国特許第3,0
12,008号明細書、米国特許第3,344,162
号明細書および米国特許第3,362,979号明細書
に記載されている。
イソシアナートは、2〜4個の官能性を有するメチレン
架橋ポリフェニルポリイソシアナート混合物である。こ
れらのイソシアナート化合物は、対応するメチレン架橋
ポリフェニルポリアミンのホスゲン化によって製造さ
れ、該ポリアミンは、通常、塩酸および/または他の酸
性触媒の存在下に、ホルムアルデヒドと、アニリンのよ
うな第一級芳香族アミンとの反応によって製造される。
ポリアミンおよびそれより得られる対応するメチレン架
橋ポリフェニレンポリイソシアナートを合成する公知の
方法は、米国特許第2,683,730号明細書、米国
特許第2,950,263号明細書、米国特許第3,0
12,008号明細書、米国特許第3,344,162
号明細書および米国特許第3,362,979号明細書
に記載されている。
【0018】メチレン架橋ポリフェニルポリイソシアナ
ート混合物は、普通、20〜80重量%のメチレンジフ
ェニルジイソシアナート異性体を含有し、残余はより高
い官能性とより高い分子量を有するポリメチレンポリフ
ェニルジイソシアナート類である。これらの代表的なも
のは、20〜100重量%のメチレンジフェニルジイソ
シアナート異性体を含有し、その20〜95重量%が
4,4´−異性体であり、残余がより高い分子量と官能
性のポリメチレンポリフェニルポリイソシアナート類で
あり、その平均官能性が2.1〜3.5であるメチレン
架橋ポリフェニルポリイソシアナートの混合物である。
これらのイソシアナート混合物は商業的に入手でき、米
国特許第3,362,979号明細書に記載された方法
によって合成できる。
ート混合物は、普通、20〜80重量%のメチレンジフ
ェニルジイソシアナート異性体を含有し、残余はより高
い官能性とより高い分子量を有するポリメチレンポリフ
ェニルジイソシアナート類である。これらの代表的なも
のは、20〜100重量%のメチレンジフェニルジイソ
シアナート異性体を含有し、その20〜95重量%が
4,4´−異性体であり、残余がより高い分子量と官能
性のポリメチレンポリフェニルポリイソシアナート類で
あり、その平均官能性が2.1〜3.5であるメチレン
架橋ポリフェニルポリイソシアナートの混合物である。
これらのイソシアナート混合物は商業的に入手でき、米
国特許第3,362,979号明細書に記載された方法
によって合成できる。
【0019】最も好ましい芳香族ポリイソシアナート
は、メチレンビス(4−フェニルイソシアナート)また
はMDIである。純MDI、MDIの準プレポリマー、
および改質された純MDIが、すべて有用である。この
種の物質は、好適なエラストマーの合成に用いることが
できる。純MDIは固体であって、それゆえ用いるのに
しばしば不便なので、MDIに基づく液状生成物または
メチレンビス(4−フェニルイソシアナート)がしばし
ば用いられる。より一般的に、ウレトンイミン改質純M
DIもまた包含される。この生成物は、蒸留された純M
DIを触媒の存在下に加熱して製造される。この液状の
生成物は、純MDIと改質MDIとの混合物であり、下
記のように表される。
は、メチレンビス(4−フェニルイソシアナート)また
はMDIである。純MDI、MDIの準プレポリマー、
および改質された純MDIが、すべて有用である。この
種の物質は、好適なエラストマーの合成に用いることが
できる。純MDIは固体であって、それゆえ用いるのに
しばしば不便なので、MDIに基づく液状生成物または
メチレンビス(4−フェニルイソシアナート)がしばし
ば用いられる。より一般的に、ウレトンイミン改質純M
DIもまた包含される。この生成物は、蒸留された純M
DIを触媒の存在下に加熱して製造される。この液状の
生成物は、純MDIと改質MDIとの混合物であり、下
記のように表される。
【0020】
【化1】
【0021】このタイプの市販されている物質の例は、
Dow Chemical社のIsonate(登録商標)125M(純MD
I)およびIsonate 143L(液状MDI)である。好
ましくは、用いられるイソシアナートの量は、組成中の
すべての成分を基準にして、化学量論的な量であるか、
化学量論的な量より多い。
Dow Chemical社のIsonate(登録商標)125M(純MD
I)およびIsonate 143L(液状MDI)である。好
ましくは、用いられるイソシアナートの量は、組成中の
すべての成分を基準にして、化学量論的な量であるか、
化学量論的な量より多い。
【0022】もちろん、イソシアナートという用語は、
イソシアナート類またはポリイソシアナート類と活性水
素含有物質との準プレポリマーも包含する。(A)成分
の活性水素含有物は、ポリオール類、高分子量ポリオキ
シアルキレンアミンまたはそれらの組合せを包含できる
が、それらに限定されるものではない。
イソシアナート類またはポリイソシアナート類と活性水
素含有物質との準プレポリマーも包含する。(A)成分
の活性水素含有物は、ポリオール類、高分子量ポリオキ
シアルキレンアミンまたはそれらの組合せを包含できる
が、それらに限定されるものではない。
【0023】これらの準プレポリマーを合成するのに用
いられるポリオール類は、少なくとも67、好ましくは
1,000〜3,000の当量を有するポリエーテルポ
リオールならびにポリエステルジオール、トリオールお
よびテトラオールを包含する。ジプロピレングリコール
が通常用いられる。当量が約1,000のポリエーテル
ジオールがとくに好ましい。ポリエーテル類は、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドま
たはプロピレンオキシドとブチレンオキシドおよび/ま
たはエチレンオキシドとの混合物から合成してよい。
いられるポリオール類は、少なくとも67、好ましくは
1,000〜3,000の当量を有するポリエーテルポ
リオールならびにポリエステルジオール、トリオールお
よびテトラオールを包含する。ジプロピレングリコール
が通常用いられる。当量が約1,000のポリエーテル
ジオールがとくに好ましい。ポリエーテル類は、エチレ
ンオキシド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドま
たはプロピレンオキシドとブチレンオキシドおよび/ま
たはエチレンオキシドとの混合物から合成してよい。
【0024】準プレポリマーは、2〜6、好ましくは2
〜3の官能性と、750〜4,000のアミン当量とを
有する、平均分子量が1,500を越える、第一級また
は第二級アミノ基末端ポリエーテル類から作ることもで
きる。アミノ基末端ポリエーテル類の混合物を用いても
よい。好ましい実施態様では、平均分子量が少なくとも
2,000のアミノ基末端ポリエーテルジオールが用い
られる。これらの物質は、この技術で公知の、各種の方
法で作ることができる。
〜3の官能性と、750〜4,000のアミン当量とを
有する、平均分子量が1,500を越える、第一級また
は第二級アミノ基末端ポリエーテル類から作ることもで
きる。アミノ基末端ポリエーテル類の混合物を用いても
よい。好ましい実施態様では、平均分子量が少なくとも
2,000のアミノ基末端ポリエーテルジオールが用い
られる。これらの物質は、この技術で公知の、各種の方
法で作ることができる。
【0025】この目的に有用なアミノ基末端ポリエーテ
ル樹脂は、たとえば、適当な開始剤に、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたはそれ
らの混合物のような低級アルキレンオキシドを加え、結
果として得られたヒドロキシル基末端ポリオールを、つ
いでアミノ化することによって作られる。
ル樹脂は、たとえば、適当な開始剤に、エチレンオキシ
ド、プロピレンオキシド、ブチレンオキシドまたはそれ
らの混合物のような低級アルキレンオキシドを加え、結
果として得られたヒドロキシル基末端ポリオールを、つ
いでアミノ化することによって作られる。
【0026】2種類またはそれ以上のオキシド単位が用
いられるとき、それらはランダムな混合体として存在し
ても、1種類または他のポリエーテルのブロックとして
存在してもよい。アミノ化の段階で、ポリオール中の末
端ヒドロキシル基は、アミノ化が容易なように、実質的
にすべてが第二級ヒドロキシル基であることが強く望ま
れる。通常、アミノ化の段階は、すべてのヒドロキシル
基を完全に置き換えるのではない。しかし、ほとんどの
ヒドロキシル基はアミノ基に置き換えられる。それゆ
え、好ましい実施態様では、本発明に有用なアミノ基末
端ポリエーテル樹脂は、その50%を越える活性水素原
子をアミノ基の水素の形で有する。もしエチレンオキシ
ドが用いられるならば、末端ヒドロキシル基が実質的に
すべて第二級ヒドロキシル基であることを確実にするた
めに、少量の高級アルキレンオキシドでキャッピングす
ることが望ましい。このように合成されたポリオール
は、ついで、たとえば米国特許第3,654,370号
明細書に記載されているように、公知の技術によって還
元アミノ化される。
いられるとき、それらはランダムな混合体として存在し
ても、1種類または他のポリエーテルのブロックとして
存在してもよい。アミノ化の段階で、ポリオール中の末
端ヒドロキシル基は、アミノ化が容易なように、実質的
にすべてが第二級ヒドロキシル基であることが強く望ま
れる。通常、アミノ化の段階は、すべてのヒドロキシル
基を完全に置き換えるのではない。しかし、ほとんどの
ヒドロキシル基はアミノ基に置き換えられる。それゆ
え、好ましい実施態様では、本発明に有用なアミノ基末
端ポリエーテル樹脂は、その50%を越える活性水素原
子をアミノ基の水素の形で有する。もしエチレンオキシ
ドが用いられるならば、末端ヒドロキシル基が実質的に
すべて第二級ヒドロキシル基であることを確実にするた
めに、少量の高級アルキレンオキシドでキャッピングす
ることが望ましい。このように合成されたポリオール
は、ついで、たとえば米国特許第3,654,370号
明細書に記載されているように、公知の技術によって還
元アミノ化される。
【0027】本発明の実施には、単独の高分子量アミノ
基末端ポリエーテル樹脂を用いてもよい。また、二官能
性と三官能性の物質および/または異なる分子量もしく
は異なる組成のような、高分子量のアミノ末端ポリオー
ルとの混合物を用いてもよい。
基末端ポリエーテル樹脂を用いてもよい。また、二官能
性と三官能性の物質および/または異なる分子量もしく
は異なる組成のような、高分子量のアミノ末端ポリオー
ルとの混合物を用いてもよい。
【0028】また、高分子量のアミノ基末端ポリエーテ
ル、または単にポリエーテルアミンは、(A)成分に含
まれてよく、単独でも、前述のポリエーテルとの組合せ
で用いてもよい。「高分子量」という用語は、少なくと
も2,000の分子量を有するポリエーテルアミンを意
味する。とくに好ましいのは、Texaco Chemical 社から
入手できるポリエーテルアミンのJeffamine (登録商
標)シリーズである。それらはJeffamine D−200
0、Jeffamine D−4000、Jeffamine T−3000
およびJeffamine T−5000などであり、「The Jeff
amine Polyethyleneamines」と題されるTexaco Chemica
l 社の製品パンフレットに詳細に記載されている。
ル、または単にポリエーテルアミンは、(A)成分に含
まれてよく、単独でも、前述のポリエーテルとの組合せ
で用いてもよい。「高分子量」という用語は、少なくと
も2,000の分子量を有するポリエーテルアミンを意
味する。とくに好ましいのは、Texaco Chemical 社から
入手できるポリエーテルアミンのJeffamine (登録商
標)シリーズである。それらはJeffamine D−200
0、Jeffamine D−4000、Jeffamine T−3000
およびJeffamine T−5000などであり、「The Jeff
amine Polyethyleneamines」と題されるTexaco Chemica
l 社の製品パンフレットに詳細に記載されている。
【0029】本発明のRRIMポリ尿素エラストマーの
(B)成分は、アミノ基末端ポリエーテルポリオールな
どのアミノ基末端ポリエーテル、鎖長延長剤および充填
剤物質を含む。
(B)成分は、アミノ基末端ポリエーテルポリオールな
どのアミノ基末端ポリエーテル、鎖長延長剤および充填
剤物質を含む。
【0030】(B)成分として有用なアミノ基末端ポリ
エーテルは、(A)成分として有用なものと同様なもの
でよい。このアミノ基末端ポリエーテルは、充填剤を除
いた液体成分の重量に対して、20〜45%、好ましく
は25〜40%の量で用いられる。当業者は、(A)成
分中に用いられる準プレポリマーが多いほど(B)成分
に用いられるアミノ基末端ポリエーテルが少なく、また
その逆も成立することを、理解するであろう。
エーテルは、(A)成分として有用なものと同様なもの
でよい。このアミノ基末端ポリエーテルは、充填剤を除
いた液体成分の重量に対して、20〜45%、好ましく
は25〜40%の量で用いられる。当業者は、(A)成
分中に用いられる準プレポリマーが多いほど(B)成分
に用いられるアミノ基末端ポリエーテルが少なく、また
その逆も成立することを、理解するであろう。
【0031】本発明に有用な鎖長延長剤は、たとえば、
1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベン
ゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミ
ノベンゼン(これらの両方の物質はまた、ジエチルトル
エンジアミンまたはDETDAとも呼ばれ、Baton Roug
e, LA のEthyl 社よりEthacure100として入手でき
る)、1,3,5−トリエチル−2,6−ジアミノベン
ゼンおよび3,5,3´,5´−テトラエチル−4,4
´−ジアミノジフェニルメタンのような芳香族アミンな
どである。とくに好ましい芳香族ジアミン鎖長延長剤
は、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノ
ベンゼン、またはこの化合物と1−メチル−3,5−ジ
エチル−2,6−ジアミノベンゼンとの混合物である。
米国特許第4,246,363号明細書および米国特許
第4,269,945号明細書に記載されているような
ある種の脂肪族鎖長延長剤を含むことも、本発明の範囲
内である。
1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノベン
ゼン、1−メチル−3,5−ジエチル−2,6−ジアミ
ノベンゼン(これらの両方の物質はまた、ジエチルトル
エンジアミンまたはDETDAとも呼ばれ、Baton Roug
e, LA のEthyl 社よりEthacure100として入手でき
る)、1,3,5−トリエチル−2,6−ジアミノベン
ゼンおよび3,5,3´,5´−テトラエチル−4,4
´−ジアミノジフェニルメタンのような芳香族アミンな
どである。とくに好ましい芳香族ジアミン鎖長延長剤
は、1−メチル−3,5−ジエチル−2,4−ジアミノ
ベンゼン、またはこの化合物と1−メチル−3,5−ジ
エチル−2,6−ジアミノベンゼンとの混合物である。
米国特許第4,246,363号明細書および米国特許
第4,269,945号明細書に記載されているような
ある種の脂肪族鎖長延長剤を含むことも、本発明の範囲
内である。
【0032】他の鎖長延長剤は当業者には明らかであっ
て、上述の列挙は、本発明の範囲を限定することを意味
しない。
て、上述の列挙は、本発明の範囲を限定することを意味
しない。
【0033】この鎖長延長剤は、0.14〜0.41GP
a (20,000〜60,000psi )の範囲、好まし
くは0.21〜0.34GPa (30,000〜50,0
00psi )の範囲の正味モジュラスを有するポリ尿素エ
ラストマーを得るのに必要な量で用いられる。望ましい
正味モジュラスをもつポリ尿素エラストマーを得るため
に必要な鎖長延長剤の量は、熟練した専門家によって容
易に決定できる。この量は、充填剤物質を除いた成分
(A)と成分(B)の合計重量に対して、一般に12〜
15重量%の範囲である。
a (20,000〜60,000psi )の範囲、好まし
くは0.21〜0.34GPa (30,000〜50,0
00psi )の範囲の正味モジュラスを有するポリ尿素エ
ラストマーを得るのに必要な量で用いられる。望ましい
正味モジュラスをもつポリ尿素エラストマーを得るため
に必要な鎖長延長剤の量は、熟練した専門家によって容
易に決定できる。この量は、充填剤物質を除いた成分
(A)と成分(B)の合計重量に対して、一般に12〜
15重量%の範囲である。
【0034】充填剤物質は、(A)成分または(B)成
分に用いることができ、好ましくは(B)成分に用いら
れる。これらの物質は、好ましくは、アミノシランまた
はエポキシシランのような処理剤で表面処理された、メ
タケイ酸カルシウム、磨砕ガラス、フレークガラス、マ
イカおよびガラス球のような鉱物粒子である。表面処理
剤は、Bayonne, NJ のKenrich Petrochemical 社から得
られるアミノ基末端チタン酸エステルまたはジルコン酸
エステルから選んでもよい。表面処理剤は、ポリ尿素エ
ラストマーと充填剤物質との間に化学結合を生ずるため
に機能する。ひとつの特別に好ましい鉱物粒子は、ケイ
灰石(ウォラストナイト)としても知られるメタケイ酸
カルシウムである。一例はWillsboro NYのCanadian Pac
ific(US)社のNYCO事業部から入手できる、表面
処理されたケイ灰石であるG−RRIM Wollastokupで
ある。他の好ましい粒子はマイカである。本発明に有用
な商業的に入手できるマイカは、King Mountain, NC の
KMG Minerals社より入手できる、17μm のマイカ製品
である Himod450(登録商標)である。
分に用いることができ、好ましくは(B)成分に用いら
れる。これらの物質は、好ましくは、アミノシランまた
はエポキシシランのような処理剤で表面処理された、メ
タケイ酸カルシウム、磨砕ガラス、フレークガラス、マ
イカおよびガラス球のような鉱物粒子である。表面処理
剤は、Bayonne, NJ のKenrich Petrochemical 社から得
られるアミノ基末端チタン酸エステルまたはジルコン酸
エステルから選んでもよい。表面処理剤は、ポリ尿素エ
ラストマーと充填剤物質との間に化学結合を生ずるため
に機能する。ひとつの特別に好ましい鉱物粒子は、ケイ
灰石(ウォラストナイト)としても知られるメタケイ酸
カルシウムである。一例はWillsboro NYのCanadian Pac
ific(US)社のNYCO事業部から入手できる、表面
処理されたケイ灰石であるG−RRIM Wollastokupで
ある。他の好ましい粒子はマイカである。本発明に有用
な商業的に入手できるマイカは、King Mountain, NC の
KMG Minerals社より入手できる、17μm のマイカ製品
である Himod450(登録商標)である。
【0035】充填剤物質は、ポリ尿素エラストマーのモ
ジュラスを1.38〜2.07GPa(200,000〜
300,000psi )の範囲、好ましくは1.38〜
1.72GPa (200,000〜250,000psi )
の範囲に上昇させるのに十分な量で用いられる。望まし
い正味モジュラスをもつポリ尿素エラストマーを得るた
めに必要な充填剤物質の量は、熟練した専門家によって
容易に決定できる。この必要な量は、用いられた充填剤
の種類と、エラストマーの正味モジュラスとによって変
わる。それは本発明の実施のためには、(A)成分と
(B)成分の全重量に対して20〜45重量%の範囲で
変えることができ、好ましくは25〜40重量%、最も
好ましくは30〜40重量%である。
ジュラスを1.38〜2.07GPa(200,000〜
300,000psi )の範囲、好ましくは1.38〜
1.72GPa (200,000〜250,000psi )
の範囲に上昇させるのに十分な量で用いられる。望まし
い正味モジュラスをもつポリ尿素エラストマーを得るた
めに必要な充填剤物質の量は、熟練した専門家によって
容易に決定できる。この必要な量は、用いられた充填剤
の種類と、エラストマーの正味モジュラスとによって変
わる。それは本発明の実施のためには、(A)成分と
(B)成分の全重量に対して20〜45重量%の範囲で
変えることができ、好ましくは25〜40重量%、最も
好ましくは30〜40重量%である。
【0036】本発明に有用な充填剤物質は、一般に10
〜300μm の長さと、8〜100、好ましくは9〜5
0、より好ましくは11〜20のアスペクト比を有す
る。
〜300μm の長さと、8〜100、好ましくは9〜5
0、より好ましくは11〜20のアスペクト比を有す
る。
【0037】必要に応じて、ポリ尿素エラストマーは、
硬化したエラストマーを開放型または密閉型を取り出す
のを容易にするために、内部離型剤を含むことができ
る。もし用いるのであれば、離型剤は(A)成分または
(B)成分に導入できるが、(B)成分に導入すること
が好ましい。本発明に有用な内部離型剤は当業者に公知
であり、限定されるのではないが、ステアリン酸亜鉛お
よびシリコーン剤などである。
硬化したエラストマーを開放型または密閉型を取り出す
のを容易にするために、内部離型剤を含むことができ
る。もし用いるのであれば、離型剤は(A)成分または
(B)成分に導入できるが、(B)成分に導入すること
が好ましい。本発明に有用な内部離型剤は当業者に公知
であり、限定されるのではないが、ステアリン酸亜鉛お
よびシリコーン剤などである。
【0038】有利には、(A)成分と(B)成分を、触
媒の助けなしに反応させて、本発明のエラストマー系を
形成する。しかし、もし望むならば、触媒を用いること
ができる。上記の反応を助長するのに用いうる触媒は、
当業者に公知なものである。とくに好ましいものは、第
三級アミン触媒である。2,2´−ジモルホリノジエチ
ルエーテル、N,N´−ジメチルピペラジン、N−ブチ
ルモルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモル
ホリン、ビス(2,2´−ジメチルアミノ)エチルエー
テル、2−(2−ジメチルアミノエチル)エタノール、
N,N,N´−トリメチル−N´−ヒドロキシエチルビ
ス(アミノエチル)エーテル、4−(2−メトキシエチ
ル)モルホリン、およびそれらの混合物が、ここに用い
るのに好ましい触媒の代表的なものである。
媒の助けなしに反応させて、本発明のエラストマー系を
形成する。しかし、もし望むならば、触媒を用いること
ができる。上記の反応を助長するのに用いうる触媒は、
当業者に公知なものである。とくに好ましいものは、第
三級アミン触媒である。2,2´−ジモルホリノジエチ
ルエーテル、N,N´−ジメチルピペラジン、N−ブチ
ルモルホリン、N−メチルモルホリン、N−エチルモル
ホリン、ビス(2,2´−ジメチルアミノ)エチルエー
テル、2−(2−ジメチルアミノエチル)エタノール、
N,N,N´−トリメチル−N´−ヒドロキシエチルビ
ス(アミノエチル)エーテル、4−(2−メトキシエチ
ル)モルホリン、およびそれらの混合物が、ここに用い
るのに好ましい触媒の代表的なものである。
【0039】エラストマーに色を与えるために、顔料、
たとえば酸化チタンを、エラストマー系に、好ましくは
(B)成分に導入してもよい。
たとえば酸化チタンを、エラストマー系に、好ましくは
(B)成分に導入してもよい。
【0040】本発明のポリ尿素エラストマー系の(A)
成分と(B)成分を、高圧下で組み合わせ、言い換える
と混合する。最も好ましくは、それらは高圧中、たとえ
ばCincinnati Milacron RRIM機械の中で、直接に衝
突混合を行う。混合する前に、充填剤物質を含有する成
分(好ましくは(B)成分)を、RRIM機械の中でそ
れを取扱えるように粘度を下げるのに十分な温度にまで
加熱する。本発明の高い充填剤量に対しては、それは6
6〜93℃(150〜200°F)の範囲、より好まし
くは71〜82℃(160〜180°F)の温度であ
る。この温度は、従来の系のタイプより49〜54℃
(120〜130°F)高い。(A)成分と(B)成分
を、両成分の緊密な混合と、そのことによってエラスト
マーの形成をもたらすために、RIMヘッド中で10〜
14MPa (1,500〜2,000psi )で衝突混合さ
せ、ついでそのエラストマー系を、RIM装置を経て型
に送り込む。
成分と(B)成分を、高圧下で組み合わせ、言い換える
と混合する。最も好ましくは、それらは高圧中、たとえ
ばCincinnati Milacron RRIM機械の中で、直接に衝
突混合を行う。混合する前に、充填剤物質を含有する成
分(好ましくは(B)成分)を、RRIM機械の中でそ
れを取扱えるように粘度を下げるのに十分な温度にまで
加熱する。本発明の高い充填剤量に対しては、それは6
6〜93℃(150〜200°F)の範囲、より好まし
くは71〜82℃(160〜180°F)の温度であ
る。この温度は、従来の系のタイプより49〜54℃
(120〜130°F)高い。(A)成分と(B)成分
を、両成分の緊密な混合と、そのことによってエラスト
マーの形成をもたらすために、RIMヘッド中で10〜
14MPa (1,500〜2,000psi )で衝突混合さ
せ、ついでそのエラストマー系を、RIM装置を経て型
に送り込む。
【0041】本発明によるポリ尿素エラストマーは、型
から離した後、少なくとも121℃(250°F)で後
硬化させて、塗装の前に気体を放出させることができ
る。もし高温を用いる必要があれば、部品を163℃
(325°F)の温度で30分かけることが、RRIM
ポリ尿素エラストマー車体パネルのためには、良好な標
準的条件である。
から離した後、少なくとも121℃(250°F)で後
硬化させて、塗装の前に気体を放出させることができ
る。もし高温を用いる必要があれば、部品を163℃
(325°F)の温度で30分かけることが、RRIM
ポリ尿素エラストマー車体パネルのためには、良好な標
準的条件である。
【0042】
【実施例】以下の実施例は、低い正味モジュラスで高度
に充填されたポリ尿素RIMエラストマーが、現在の技
術よりも優れていることを示している。損傷への抵抗
は、24℃(75°F)でアイゾット衝撃試験器によっ
て、また衝撃時に137m/s(5,300インチ/s)で
跳ぶ矢を用いたModel 8250ダイナタップ衝撃
試験器によって測定した。ダイナタップによる衝撃的性
質は、24℃(75°F)および−29℃(−20°
F)で測定した。ダイナタップ衝撃値はジュール(J)
およびインチ・ポンド(in・lb) で表現し、アイゾット衝
撃値はメートル当たりジュール(J/m) およびインチ・ポ
ンド/インチ(in・lb/in)で表現した。
に充填されたポリ尿素RIMエラストマーが、現在の技
術よりも優れていることを示している。損傷への抵抗
は、24℃(75°F)でアイゾット衝撃試験器によっ
て、また衝撃時に137m/s(5,300インチ/s)で
跳ぶ矢を用いたModel 8250ダイナタップ衝撃
試験器によって測定した。ダイナタップによる衝撃的性
質は、24℃(75°F)および−29℃(−20°
F)で測定した。ダイナタップ衝撃値はジュール(J)
およびインチ・ポンド(in・lb) で表現し、アイゾット衝
撃値はメートル当たりジュール(J/m) およびインチ・ポ
ンド/インチ(in・lb/in)で表現した。
【0043】実施例中で、処方の3種類の一般的タイプ
について論じた。便宜上、これらのタイプを次の名称で
呼ぶことにする。
について論じた。便宜上、これらのタイプを次の名称で
呼ぶことにする。
【0044】低モジュラス型(LOWMOD):約0.
24GPa (35,000psi )の正味モジュラスを有す
る処方をベースにし、車体パネルに求められる1.38
〜2.07GPa (2,000〜3,000psi )の範囲
のモジュラスをもたらすのに十分な充填剤を含有するR
RIMエラストマー。
24GPa (35,000psi )の正味モジュラスを有す
る処方をベースにし、車体パネルに求められる1.38
〜2.07GPa (2,000〜3,000psi )の範囲
のモジュラスをもたらすのに十分な充填剤を含有するR
RIMエラストマー。
【0045】中モジュラス型(MIDMOD):約0.
38GPa (55,000psi )の正味モジュラスを有す
る処方をベースにし、車体パネルに求められる1.38
〜2.07GPa (2,000〜3,000psi )の範囲
のモジュラスをもたらすのに十分な充填剤を含有するR
RIMエラストマー。
38GPa (55,000psi )の正味モジュラスを有す
る処方をベースにし、車体パネルに求められる1.38
〜2.07GPa (2,000〜3,000psi )の範囲
のモジュラスをもたらすのに十分な充填剤を含有するR
RIMエラストマー。
【0046】高モジュラス型(HIMOD):約0.5
2GPa (75,000psi )の正味モジュラスを有する
処方をベースにし、車体パネルに求められる1.38〜
2.07GPa (2,000〜3,000psi )の範囲の
モジュラスをもたらすのに十分な充填剤を含有するRR
IMエラストマー(比較例用)。
2GPa (75,000psi )の正味モジュラスを有する
処方をベースにし、車体パネルに求められる1.38〜
2.07GPa (2,000〜3,000psi )の範囲の
モジュラスをもたらすのに十分な充填剤を含有するRR
IMエラストマー(比較例用)。
【0047】使用した材料 イソシアナートA:Isonate 143L 60重量部とTh
anol PPG−2000 40重量部とを混合して、そ
れらを室温で数日間反応させることによって合成した準
プレポリマー イソシアナートB:Mobay Chemical社より市販され、M
DIベースのイソシアナートであるMondur1419 Texrim F−3001:Texaco Chemical 社より市販さ
れ、約1,000のアミン当量を有するポリエーテルア
ミン混合物で、車体パネルの処方に用いるように設計さ
れた。 Texrim LMT−4100:Texaco Chemical 社より市
販され、約1,500のアミン当量を有するポリエーテ
ルアミン混合物で、車体パネルの処方に用いるように設
計された。 DETDA:ジエチルトルエンジアミン、Ethyl 社製 L−5430シリコーン油:Union Carbide 社より市販
され、反応性ヒドロキシル基を含有するシリコーングリ
コール共重合体界面活性剤 ステアリン酸亜鉛:Witco 社製の内部離型剤 G−RRIM Wollastokup:Nyco社より市販されている
表面改質ケイ灰石充填剤、このケイ灰石は10〜15の
アスペクト比を有する。 Aspralok 100F:J. M. Huber 社より市販され、表
面処理マイカの微細グレード
anol PPG−2000 40重量部とを混合して、そ
れらを室温で数日間反応させることによって合成した準
プレポリマー イソシアナートB:Mobay Chemical社より市販され、M
DIベースのイソシアナートであるMondur1419 Texrim F−3001:Texaco Chemical 社より市販さ
れ、約1,000のアミン当量を有するポリエーテルア
ミン混合物で、車体パネルの処方に用いるように設計さ
れた。 Texrim LMT−4100:Texaco Chemical 社より市
販され、約1,500のアミン当量を有するポリエーテ
ルアミン混合物で、車体パネルの処方に用いるように設
計された。 DETDA:ジエチルトルエンジアミン、Ethyl 社製 L−5430シリコーン油:Union Carbide 社より市販
され、反応性ヒドロキシル基を含有するシリコーングリ
コール共重合体界面活性剤 ステアリン酸亜鉛:Witco 社製の内部離型剤 G−RRIM Wollastokup:Nyco社より市販されている
表面改質ケイ灰石充填剤、このケイ灰石は10〜15の
アスペクト比を有する。 Aspralok 100F:J. M. Huber 社より市販され、表
面処理マイカの微細グレード
【0048】試料の調製と試験 下記の実施例に挙げられたすべての処方において、
(B)成分(アミン成分)の各成分物質を、低せん断ブ
レンダーで予備混合し、Cincinnati Milacron 社のRR
IM機械の(B)成分作業タンクに仕込んだ。(A)成
分を、この機械の(A)成分作業タンクに仕込んだ。両
成分を指定の温度(下記の表1および表2参照)に調節
して、68〜71℃(155〜160°F)に予熱され
た610×610×3mm(24インチ×24インチ×
0.125インチ)の寸法の鋼製の平型に、2.72kg
/s(6インチ/s)の速度で射出した。30秒して部品を
取り出し、強制循環加熱炉中で、163℃(325°
F)で30秒のポストキュアを行った。性質を測定する
ために試料を切り整え、25℃(77°F)および50
%RHの条件で1週間保った後に、それらを試験した。以
下の実施例で報告した性質は、別に記さないかぎり、流
れに平行な方法に測定した。アイゾット衝撃試験の場
合、平行方向と、平行/直角の平均の性質を報告した。
(B)成分(アミン成分)の各成分物質を、低せん断ブ
レンダーで予備混合し、Cincinnati Milacron 社のRR
IM機械の(B)成分作業タンクに仕込んだ。(A)成
分を、この機械の(A)成分作業タンクに仕込んだ。両
成分を指定の温度(下記の表1および表2参照)に調節
して、68〜71℃(155〜160°F)に予熱され
た610×610×3mm(24インチ×24インチ×
0.125インチ)の寸法の鋼製の平型に、2.72kg
/s(6インチ/s)の速度で射出した。30秒して部品を
取り出し、強制循環加熱炉中で、163℃(325°
F)で30秒のポストキュアを行った。性質を測定する
ために試料を切り整え、25℃(77°F)および50
%RHの条件で1週間保った後に、それらを試験した。以
下の実施例で報告した性質は、別に記さないかぎり、流
れに平行な方法に測定した。アイゾット衝撃試験の場
合、平行方向と、平行/直角の平均の性質を報告した。
【0049】実施例1 実施例では、Texrim F−4100、DETDA、イソ
シアナートAおよびG−RRIM Wollastokup充填剤を
用いた低モジュラス型、中モジュラス型および高モジュ
ラス型処方を、上記に大要を述べた方法によって調製し
た。正味モジュラスは、DETDAの量の変動に応じて
変化した。それぞれのDETDA量について、充填モジ
ュラスを合わせるために、二つの量の充填剤を用いた。
処方と結果を表1にまとめる。なお、各成分の量は重量
部で示す。最初の2個の処方、AおよびBは、通常、自
動車用帯板として用いられる0.24GPa (約35,0
00psi )の正味モジュラスを有する低モジュラス型で
ある。この場合、車体パネルに用いるところまでモジュ
ラスを上昇させるのに、約40%のG−RRIM Wolla
stokupを要する。比較例である処方EおよびFは、高モ
ジュラス型エラストマーを生ずる。この種の処方は、現
在、自動車用の車体パネルを製造するのに用いられてい
る。この場合、流れに並行のモジュラスを約1.52GP
a (220,000psi )まで上昇させるのに、約23
%のG−RRIM Wollastokupを要する。処方Cおよび
Dは、この両極端の中間の正味モジュラスを有し、車体
パネルの範囲までモジュラスを上昇させるのに、約30
%の充填剤が必要である。
シアナートAおよびG−RRIM Wollastokup充填剤を
用いた低モジュラス型、中モジュラス型および高モジュ
ラス型処方を、上記に大要を述べた方法によって調製し
た。正味モジュラスは、DETDAの量の変動に応じて
変化した。それぞれのDETDA量について、充填モジ
ュラスを合わせるために、二つの量の充填剤を用いた。
処方と結果を表1にまとめる。なお、各成分の量は重量
部で示す。最初の2個の処方、AおよびBは、通常、自
動車用帯板として用いられる0.24GPa (約35,0
00psi )の正味モジュラスを有する低モジュラス型で
ある。この場合、車体パネルに用いるところまでモジュ
ラスを上昇させるのに、約40%のG−RRIM Wolla
stokupを要する。比較例である処方EおよびFは、高モ
ジュラス型エラストマーを生ずる。この種の処方は、現
在、自動車用の車体パネルを製造するのに用いられてい
る。この場合、流れに並行のモジュラスを約1.52GP
a (220,000psi )まで上昇させるのに、約23
%のG−RRIM Wollastokupを要する。処方Cおよび
Dは、この両極端の中間の正味モジュラスを有し、車体
パネルの範囲までモジュラスを上昇させるのに、約30
%の充填剤が必要である。
【0050】報告された2種類のより一般的な衝撃試験
の結果−25℃(77°F)におけるアイゾット衝撃試
験(平行と直角の性質の平均)およびダイナタップ総エ
ネルギーを、図1および図2にまとめた。ここでは、処
方の衝撃強さを、充填された部品の流れ方向のモジュラ
スに対してプロットした。この方法では、処方の衝撃強
さを、同じモジュラスで比較できる。結果は明らかに、
25℃(77°F)における望ましいモジュラスである
1.52GPa (220,000psi )において、より低
い正味モジュラスおよびより高い充填剤含有量を有する
処方(低モジュラス型および中モジュラス型)の場合
に、現在の処方のタイプ(高モジュラス型)に比べて、
アイゾットおよびダイナタップ総エネルギーの両方とも
改良されたことを示している。
の結果−25℃(77°F)におけるアイゾット衝撃試
験(平行と直角の性質の平均)およびダイナタップ総エ
ネルギーを、図1および図2にまとめた。ここでは、処
方の衝撃強さを、充填された部品の流れ方向のモジュラ
スに対してプロットした。この方法では、処方の衝撃強
さを、同じモジュラスで比較できる。結果は明らかに、
25℃(77°F)における望ましいモジュラスである
1.52GPa (220,000psi )において、より低
い正味モジュラスおよびより高い充填剤含有量を有する
処方(低モジュラス型および中モジュラス型)の場合
に、現在の処方のタイプ(高モジュラス型)に比べて、
アイゾットおよびダイナタップ総エネルギーの両方とも
改良されたことを示している。
【0051】表1に報告されるCLTE値もまた、低モ
ジュラス型および中モジュラス型の処方における充填剤
の高い配合量が、現在用いられている高モジュラス型の
処方よりも著しく低い熱膨張に寄与することを示してい
る。低モジュラス型処方のCLTE値は、同じモジュラ
スにおいて、高モジュラス型のそれのほぼ半分である。
ジュラス型および中モジュラス型の処方における充填剤
の高い配合量が、現在用いられている高モジュラス型の
処方よりも著しく低い熱膨張に寄与することを示してい
る。低モジュラス型処方のCLTE値は、同じモジュラ
スにおいて、高モジュラス型のそれのほぼ半分である。
【0052】
【表1】
【0053】
【表2】
【0054】実施例2 表2は、実施例1におけるTexrim F−4100の代わ
りにTexrim LMT−3001をベースにした低モジュ
ラス型および高モジュラス型(比較例)の処方を比較し
ている。実施例1に用いたのと同じ手順を、ここでも用
いた。ここでも、図3および図4は、低い正味モジュラ
スのエラストマーに基づく処方が、25℃(77°F)
における同じ充填モジュラスについて比較したとき、高
い正味モジュラスのエラストマーに基づく処方よりも、
高いアイゾットおよびダイナタップ総エネルギーを有す
ることを示している。この実施例は、本発明の実施が1
種類の特定のポリエーテルアミンの使用に限定されない
ことを、例証している。
りにTexrim LMT−3001をベースにした低モジュ
ラス型および高モジュラス型(比較例)の処方を比較し
ている。実施例1に用いたのと同じ手順を、ここでも用
いた。ここでも、図3および図4は、低い正味モジュラ
スのエラストマーに基づく処方が、25℃(77°F)
における同じ充填モジュラスについて比較したとき、高
い正味モジュラスのエラストマーに基づく処方よりも、
高いアイゾットおよびダイナタップ総エネルギーを有す
ることを示している。この実施例は、本発明の実施が1
種類の特定のポリエーテルアミンの使用に限定されない
ことを、例証している。
【0055】
【表3】
【0056】
【表4】
【0057】実施例3 処理温度80℃(176°F)の(B)成分としての、
Texrim F−4100(74重量部)、DETDA(2
6重量部)、ステアリン酸亜鉛(1.75重量部)、L
−5430シリコーン油(0.5重量部)およびAspral
ok100F(77.0重量部)、ならびに(A)成分と
してのイソシアナートA(95.8重量部)からなる低
モジュラス型処方を、実施例1に大要を述べた手順に従
って処理し、試験した。結果として得られた部品は、
1.47GPa (213,000psi)のモジュラス、8
9J/m (20インチ・ポンド/インチ)のアイゾット衝
撃値および13.2J(117インチ・ポンド)(25
℃/77°Fにおける総エネルギー)のダイナタップ矢
衝撃値を有する。この実施例は、本発明の実施における
他の充填剤の使用を例証している。
Texrim F−4100(74重量部)、DETDA(2
6重量部)、ステアリン酸亜鉛(1.75重量部)、L
−5430シリコーン油(0.5重量部)およびAspral
ok100F(77.0重量部)、ならびに(A)成分と
してのイソシアナートA(95.8重量部)からなる低
モジュラス型処方を、実施例1に大要を述べた手順に従
って処理し、試験した。結果として得られた部品は、
1.47GPa (213,000psi)のモジュラス、8
9J/m (20インチ・ポンド/インチ)のアイゾット衝
撃値および13.2J(117インチ・ポンド)(25
℃/77°Fにおける総エネルギー)のダイナタップ矢
衝撃値を有する。この実施例は、本発明の実施における
他の充填剤の使用を例証している。
【0058】実施例4 処理温度80℃(176°F)の(B)成分としての、
Texrim F−4100(74重量部)、DETDA(2
6重量部)、ステアリン酸亜鉛(1.75重量部)、L
−5430シリコーン油(0.5重量部)およびAspral
ok100F(77.2重量部)、ならびに(A)成分と
してのイソシアナートB(83.2重量部)からなる低
モジュラス型処方を、実施例1に大要を述べた手順に従
って処理し、試験した。結果として得られた部品は、
1.54GPa (224,000psi)のモジュラス、7
8.3J/m (17.6インチ・ポンド/インチ)のアイ
ゾット衝撃値および11.3J(100インチ・ポン
ド)(25℃/77°Fにおける総エネルギー)のダイ
ナタップ矢衝撃値を有する。この実施例は、本発明の実
施における別の充填剤の使用を例証している。
Texrim F−4100(74重量部)、DETDA(2
6重量部)、ステアリン酸亜鉛(1.75重量部)、L
−5430シリコーン油(0.5重量部)およびAspral
ok100F(77.2重量部)、ならびに(A)成分と
してのイソシアナートB(83.2重量部)からなる低
モジュラス型処方を、実施例1に大要を述べた手順に従
って処理し、試験した。結果として得られた部品は、
1.54GPa (224,000psi)のモジュラス、7
8.3J/m (17.6インチ・ポンド/インチ)のアイ
ゾット衝撃値および11.3J(100インチ・ポン
ド)(25℃/77°Fにおける総エネルギー)のダイ
ナタップ矢衝撃値を有する。この実施例は、本発明の実
施における別の充填剤の使用を例証している。
【図1】実施例1の試料の曲げモジュラスとアイゾット
衝撃強さの関係図である。
衝撃強さの関係図である。
【図2】実施例1の試料の曲げモジュラスとダイナタッ
プ衝撃強さの関係図である。
プ衝撃強さの関係図である。
【図3】実施例2の試料の曲げモジュラスとアイゾット
衝撃強さの関係図である。
衝撃強さの関係図である。
【図4】実施例2の試料の曲げモジュラスとダイナタッ
プ衝撃強さの関係図である。
プ衝撃強さの関係図である。
【符号の説明】 □ 低モジュラス型 △ 中モジュラス型 × 高モジュラス型
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08L 75/04 NFY 8620−4J
Claims (6)
- 【請求項1】 密閉型中で、 (A)ポリイソシアナート類を含む成分; (B)(1)アミノ基末端ポリエーテルおよび(2)鎖
長延長剤を含む成分;ならびに (A)成分および/または(B)成分中に充填剤 を含む出発物質の、(A)成分と(B)成分を反応させ
る反応射出成形強化ポリ尿素エラストマーの製造方法に
おいて、鎖長延長剤を、非充填エラストマーに0.14
〜0.41GPa (20,000〜60,000psi )の
正味モジュラスを与える量用い;充填剤を、充填エラス
トマーに1.38〜2.07GPa (200,000〜3
00,000psi )の充填モジュラスを与える量用い;
(A)成分が49〜66℃(120〜150°F)の温
度を有し、(B)成分が66〜93℃(150〜200
°F)の温度を有し、(A)成分と(B)成分を49〜
99℃(120〜210°F)の温度で反応させること
を特徴とする製造方法。 - 【請求項2】 充填剤の量が(A)と(B)の総重量を
基準として20〜45重量%である請求項1記載の製造
方法。 - 【請求項3】 充填剤が磨砕ガラス、フレークガラスも
しくはガラス球、ケイ灰石またはマイカである請求項1
または2記載の製造方法。 - 【請求項4】 充填剤がアスペクト比8〜100、長さ
10〜30μm を有する請求項1〜3記載の製造方法。 - 【請求項5】 (A)ポリイソシアナート類を含有する
成分; (B)(1)アミノ基末端ポリエーテルおよび(2)鎖
長延長剤を含む成分;ならびに (A)成分および/または(B)成分中に充填剤 を含む出発物質の、(A)成分と(B)成分の反応生成
物を含む反応射出成形強化ポリ尿素エラストマーにおい
て、鎖長延長剤を、非充填エラストマーに0.14〜
0.41GPa (20,000〜60,000psi )の正
味モジュラスを与える量用い;充填剤を、ポリ尿素エラ
ストマーの充填モジュラスを1.38〜2.07GPa
(200,000〜300,000psi )の範囲に上昇
させるに十分な量用いたことを特徴とする反応射出成形
強化ポリ尿素エラストマー。 - 【請求項6】 請求項5記載の反応射出成形強化ポリ尿
素エラストマーを含む自動車車体パネル。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US95317492A | 1992-09-29 | 1992-09-29 | |
US953174 | 1992-09-29 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
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