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JPH06183929A - 液体化粧料 - Google Patents

液体化粧料

Info

Publication number
JPH06183929A
JPH06183929A JP35706592A JP35706592A JPH06183929A JP H06183929 A JPH06183929 A JP H06183929A JP 35706592 A JP35706592 A JP 35706592A JP 35706592 A JP35706592 A JP 35706592A JP H06183929 A JPH06183929 A JP H06183929A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weight
parts
titanium oxide
pts
present
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP35706592A
Other languages
English (en)
Inventor
Akihiro Kuroda
章裕 黒田
Toshio Hikima
俊雄 引間
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanebo Ltd
Original Assignee
Kanebo Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanebo Ltd filed Critical Kanebo Ltd
Priority to JP35706592A priority Critical patent/JPH06183929A/ja
Publication of JPH06183929A publication Critical patent/JPH06183929A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Cosmetics (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 紫外線防御能に富み、透明性が高く、青白さ
が少ない化粧料を提供することを目的とする。 【構成】 チタンテトライソプロポキシド及びアルキル
アルコキシシランの同時気相加水分解法によって得られ
る平均粒径7〜40nmの複合化処理アモルファス型超
微粒子酸化チタン、ヘキサメタリン酸またはその塩、及
びシリコーン生ゴムを、製品100重量部に対し、それ
ぞれ0.1〜12重量部、0.0001〜10重量部、
0.1〜10重量部配合することで、紫外線防御能に富
み、透明性が高く、青白さの少ないことを特徴とする化
粧料。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、液体化粧料に係り、更
に詳しくは紫外線防御能に富み、透明性が高く、青白さ
の少ない液体化粧料に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、超微粒子酸化チタンには、凝集が
強い、皮膚塗布時に皮膚が青白く見える、隠ぺい力が強
く白さが目立つ、紫外線防御能が弱い等の問題があっ
た。
【0003】そこで、本発明者等は、凝集が極めて少な
い超微粒子酸化チタンを、チタンテトライソプロポキシ
ド及びアルキルアルコキシシランの同時気相加水分解法
によって得ることで、紫外線防御能が高く、透明性に優
れ、青白さを示さない、複合化処理アモルファス型超微
粒子酸化チタンを開発することに成功した。
【0004】また、アルキルアルコキシシランとの同時
気相加水分解法を用いたことで、超微粒子酸化チタン同
士の凝集が、チタンテトライソプロポキシドのみで気相
加水分解した場合よりもさらに改善され、より低凝集、
高分散型の素材を得ることに成功した。
【0005】さらに、超微粒子酸化チタンには光触媒活
性があることが知られているが、この光触媒活性もアル
キルアルコキシシランとの同時気相加水分解法により、
大幅に低下させることが可能となった。
【0006】また、超微粒子酸化チタンを溶液中で高分
散させるためには、超微粒子酸化チタンの表面に保護コ
ロイドをつける必要がある。保護コロイドとしては、従
来グリセリンを使用することが行われているが、今回用
いた複合化処理アモルファス型超微粒子酸化チタンでは
特にヘキサメタリン酸およびその塩も効果が高いことを
見いだした。
【0007】一方、超微粒子酸化チタンは溶液中で高分
散していても、乾燥時に凝集してしまう場合が多く、乾
燥時の凝集防止対策が問題となっていた。凝集が発生し
た場合、従来の超微粒子酸化チタンの問題点である、皮
膚が青白く見える、隠ぺい力が強く白さが目立つ、紫外
線防御能が弱い等の問題が再び発生してしまう。
【0008】そこで、本発明者等は水、エタノール水溶
液等の中にこの複合化処理アモルファス型超微粒子酸化
チタンを分散させ、乾燥時の凝集について検討を行った
ところ、シリコーン生ゴムを系の中に配合することで、
乾燥時の凝集防止に効果があることを見いだした。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は、これら
の実験事実に鑑み、これらの素材の組み合わせを鋭意検
討した結果、本発明を完成したものであって、その目的
とするところは、紫外線防御能に富み、透明性が高く、
青白さの少ない化粧料を得るにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上述の目的は、チタンテ
トライソプロポキシド及びアルキルアルコキシシランの
同時気相加水分解法によって得られる平均粒径7〜40
nmの複合化処理アモルファス型超微粒子酸化チタン、
ヘキサメタリン酸またはその塩、及びシリコーン生ゴム
を、製品100重量部に対し、それぞれ0.1〜12重
量部、0.0001〜10重量部、0.1〜10重量部
配合することで、紫外線防御能に富み、透明性が高く、
青白さの少ないことを特徴とする化粧料によって達成さ
れる。
【0011】以下に本発明の構成を詳説する。
【0012】本発明で用いられる超微粒子酸化チタン
は、チタンテトライソプロポキシド及びアルキルアルコ
キシシランの同時の気相加水分解法により製造された、
平均粒径70〜40nmの複合化処理アモルファス型超
微粒子酸化チタンである(岡西、島川、川田、化学工学
論文集、18巻、第3号、303頁〜307頁、199
2年を参照)。平均粒径の測定は、電子顕微鏡(TE
M)観察により一次粒子径の平均として求めている。
【0013】本発明で用いられるアルキルアルコキシシ
ランの種類としては、一般式 R1 X Si(OR2 4-X で示される(ここで、R1 は炭素数1〜8のアルキル鎖
であり、R2 は炭素数1〜5の直鎖または側鎖を持つア
ルキル鎖であり、Xは1または2の整数である。)。
【0014】本発明で用いられるアルキルアルコキシシ
ランの量は、チタンテトライソプロポキシド100重量
部に対して、0.5〜35重量部が好ましく、さらに好
ましくは1〜25重量部である。
【0015】本発明に適用されるアモルファス型超微粒
子酸化チタンの例としては、出光興産(株)製の出光チ
タニアIT−UDシリーズ品等が挙げられる。
【0016】また、本発明で用いる複合化処理アモルフ
ァス型超微粒子酸化チタンには、全体の10重量%以下
の範囲で、アルミナ、ジルコニア、鉄から選ばれる元素
が混合、または表面被覆されていても良い。また、シリ
コーン処理、カップリング剤処理等の表面処理が後処理
されてあっても構わない。
【0017】本発明で用いる、複合化処理アモルファス
型超微粒子酸化チタンの配合量は、化粧料100重量部
に対して、0.1〜12重量部であり、好ましくは、
0.3〜8重量部である。0.1重量部未満では、酸化
チタンの絶対量の不足に伴い、紫外線防御能が得られに
くく、また12重量部を越えると、超微粒子酸化チタン
の凝集が生じてしまうため好ましくない。
【0018】本発明で用いるヘキサメタリン酸およびそ
の塩は、(MPO3 6 (但し、M=H、Na、K)で
示される構造を持つ。
【0019】本発明で用いられる、ヘキサメタリン酸お
よびその塩の配合量は、化粧料100重量部に対して、
0.0001〜10重量部であり、好ましくは0.05
〜0.5重量部である。0.0001重量部未満では、
分散剤としての効果が発揮されず、10重量部を越えて
も、効果の増加は認められない。
【0020】本発明で用いられる、シリコーン生ゴム
は、ジメチルポリシロキサン構造を有し、粘度が500
万CP以上のものを指す。例えば、信越化学工業製X−
21−7501G、X−21−7632、X−21−7
633、MK88、MK80等が挙げられる。
【0021】本発明で用いられる、シリコーン生ゴムの
配合量は、化粧料100重量部に対して、0.1〜10
重量部であり、好ましくは1〜7重量部である。0.1
重量部未満では、超微粒子酸化チタンの凝集を防止する
効果が弱く、10重量部を越えると、感触面での問題が
生ずる。
【0022】本発明の化粧料には、上記の各成分以外
に、通常化粧料に用いられる粉体類、色素、樹脂、油
剤、シリコーンオイル、界面活性剤、香料、防腐剤、殺
菌剤、溶剤、水等を同時に配合することができる。
【0023】本発明の化粧料の種類としては、リクイド
ファンデーション、サンスクリーン剤、ベースファンデ
ーション、クリーム、乳液、ローション等が挙げられ
る。
【0024】
【実施例】以下、実施例及び比較例によって本発明を詳
細に説明する。尚、実施例に記載の紫外線防御能の評価
方法および官能テストの評価方法は以下の通りである。
【0025】(1)紫外線防御能の評価方法 試料6mgを石英板(50×50×2mm)に塗布し、
挟み込み、分光光度計(MPS−2000型、島津製作
所製)を用いて200〜500nmの波長範囲での吸光
度を測定した。紫外線防御能は300nmでの吸光度で
比較した。
【0026】(2)官能テスト 被験者20名が試料を10日間連用した後、試料の特性
を評価した。試験結果は使用感、紫外線防御効果の試験
項目に対し、「肌に塗布した時、白化や青白くなること
がなかった」、「紫外線防御効果が感じられた」と回答
した人数で示した。
【0027】複合化処理アモルファス型超微粒子酸化チ
タン、ヘキサメタリン酸ナトリウム塩、およびシリコー
ン生ゴムを表1の組成において配合し、下記の調製方法
に基づいてサンスクリーン剤を調製した。
【0028】
【表1】
【0029】成分Aおよび成分Bをそれぞれ80℃にて
均一に溶解し、成分Aを撹拌しながら成分Bを注入して
乳化分散し、撹拌しながら温度を30℃まで冷却して調
製する。
【0030】
【表2】
【0031】各々について前記の諸試験を実施し、その
結果を表3に示した。
【0032】
【表3】
【0033】本発明の実施例1〜7のサンスクリーン剤
は、諸特性において顕著な効果が認められた。一方、比
較例1〜8のサンスクリーン剤は、本発明の実施例に比
べて諸特性において劣っていることが判った。
【0034】実施例8 表4に示す組成により、本発明のファンデーションを下
記製法に従って調製した。
【0035】
【表4】
【0036】成分A、成分Bをそれぞれ80℃にて均一
に溶解し、成分Bを撹拌しながら、成分Aに注入して乳
化分散し、撹拌しながら温度を30℃まで冷却した調製
する。
【0037】この実施例のファンデーションは、前記諸
試験において良好な結果を示した。
【0038】
【発明の効果】以上のことから、本発明が、紫外線防御
能に富み、透明性が高く、青白さの少ない化粧料を提供
することは明らかである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 // A61K 7/42 7252−4C

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 チタンテトライソプロポキシド及びアル
    キルアルコキシシランの同時気相加水分解法によって得
    られる平均粒径7〜40nmの複合化処理アモルファス
    型超微粒子酸化チタン、ヘキサメタリン酸またはその
    塩、及びシリコーン生ゴムを、製品100重量部に対
    し、それぞれ0.1〜12重量部、0.0001〜10
    重量部、0.1〜10重量部配合することを特徴とする
    化粧料。
JP35706592A 1992-12-22 1992-12-22 液体化粧料 Pending JPH06183929A (ja)

Priority Applications (1)

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JP35706592A JPH06183929A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 液体化粧料

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JP35706592A JPH06183929A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 液体化粧料

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Publication Number Publication Date
JPH06183929A true JPH06183929A (ja) 1994-07-05

Family

ID=18452208

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35706592A Pending JPH06183929A (ja) 1992-12-22 1992-12-22 液体化粧料

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JP (1) JPH06183929A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0812524A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd メーキャップ化粧料

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0812524A (ja) * 1994-06-30 1996-01-16 Toray Dow Corning Silicone Co Ltd メーキャップ化粧料

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