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JPH06174159A - フランジ継手とその製造方法 - Google Patents

フランジ継手とその製造方法

Info

Publication number
JPH06174159A
JPH06174159A JP4353344A JP35334492A JPH06174159A JP H06174159 A JPH06174159 A JP H06174159A JP 4353344 A JP4353344 A JP 4353344A JP 35334492 A JP35334492 A JP 35334492A JP H06174159 A JPH06174159 A JP H06174159A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pipe
flange
short
flanged metal
flanged
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4353344A
Other languages
English (en)
Inventor
Toshiomi Hayashi
俊臣 林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP4353344A priority Critical patent/JPH06174159A/ja
Publication of JPH06174159A publication Critical patent/JPH06174159A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Flanged Joints, Insulating Joints, And Other Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】溶接接合をかしめ結合に替えた差込み式フラン
ジ継手の構造とその製造方法を提供する。 【構成】中央の貫通孔の外周側に同心円状に配置した幅
狭の円環状溝を形成する内側の曲返し部15と、この外
周に反対方向に折返し幅広の円環状溝を形成する外側の
曲返し部17と、これからフランジ接続端面18まで延
びる短い壁面とを同心円状に配置した管フランジ10を
設けるとともに、幅狭の円環状溝内に金属管20,32
の管端を嵌入し2つの壁面に挟持させた第1および第2
のフランジ付金属管21,30を形成する。第2のフラ
ンジ付金属管に接続用短管33の基部をかしめ結合し、
第1のフランジ付金属管の内径Dを接続用短管の外径に
対してすきまばめできる大きさに所定長さLだけ拡管す
る。接続用短管の先端部36にガスケット38を嵌め第
1のフランジ付金属管に挿入して両フランジ付金属管を
ボルト39で結合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、狭くて入り組んだ場所
において水平に設置される管の配管作業を容易に行える
ようにしたフランジ継手の改良された構造とその製造方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種のフランジ継手としては、図5、
6に示すように、一方の管70の端部71を鋼製溶接式
フランジ72の差込み孔73に貫通させて管70の外面
とフランジ72の交わる部分74を溶接接合し、上記管
70の外径dに対してすきまばめとなる内径Dを有する
他方の管75を上記フランジ72と係合する他方の鋼製
溶接式フランジ76の差込み孔77に挿入してその先端
78を差込み孔77の内面79に溶接するとともに管7
5の外面とフランジ76の交わる部分80を溶接するこ
とによってフランジ76に両側から溶接接合し、両フラ
ンジ72、76間における一方の管70のフランジ76
から突出した外側にガスケット81を填めて、図示され
ていないボルトによって両フランジ72、76を締め付
け結合させる差込み溶接式のフランジ継手が知られてい
る。
【0003】また、図7、8に示すような、一方の管8
2の端部83を板金プレス製フランジ84の差込み孔8
5に貫通させて管82の外面とフランジ84の交わる部
分86を溶接接合し、他方の管87を他方の板金プレス
製フランジ88の差込み孔89に挿入して管87の外面
とフランジ88の交わる部分90を溶接接合するか、管
87の先端91を差込み孔89の内面92にも溶接して
フランジ88に両側から溶接接合し、両フランジ84、
88間に図5、6に示した例と同様にガスケット81を
填めて両フランジ84、88を締め付け結合させる差込
み溶接式のフランジ継手が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記のような差込み溶
接式のフランジ継手は、いずれも一方に管の端部がフラ
ンジ面から突き出しており、管の外径dは他方の管の内
径Dに対してすきまばめとなる寸法に作られている。こ
のため、狭い入り組んだ場所においてフランジ継手を組
み付ける場合には、フランジ面から突き出した一方の管
の外側におけるフランジに近い部分にガスケットを填め
て置き、一方の管の突き出した端部を他方のフランジに
溶接接合された他方の管の開口に差し込めば、両管の中
心線は一致し、鋼製溶接式フランジあるいは板金プレス
製フランジのボルト孔を一致させるのみで簡単にフラン
ジ継手を組み付けることが出来る。しかし、この種のフ
ランジ継手は消耗電極式溶接によるものであるため、加
熱による材料の歪が大きく、溶接条件が適切でないと溶
接部に欠陥を生じ易い。また管がフランジから突出した
一方のフランジ継手や薄肉の板金プレス製フランジで
は、フランジの両側から溶接することが困難であるため
充分な結合強さが得られない。さらに溶接結合方式で
は、溶接時に発生するガスやヒューム等で作業環境が悪
い上、管及び接続用フランジへの熱影響などを考慮した
溶接条件の選定が必要で特殊技能を要する。しかも溶接
作業そのものが煩雑であった。
【0005】そこで、本発明はかかる従来の課題に鑑み
て、管フランジと金属管とをかしめ結合することによ
り、溶接結合方式による欠点を解消するとともに狭くて
入り組んだ場所に水平方向に設置される管にも利用でき
るように改良することによって、従来の溶接作業による
ガスやヒューム等の悪い作業環境から解放されたフラン
ジ継手を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】図1乃至図4を参考にし
て説明する。かかる目的を達成するために本発明の構成
は、中央の貫通孔11の内周側に同心円状に配置された
2つの短い円筒状壁面12、13と、これらを結んで幅
狭の円環状溝14を形成する内側の曲げ返し部15と、
この内側の曲げ返し部15の外周に反対方向に折り返さ
れ幅広の円環状溝16を形成する外側の曲げ返し部17
と、この外側の曲げ返し部17からフランジの接続端面
18まで延びる軸に沿う方向の短い壁面19とが同心円
状に配置されている管フランジ10を設けると共に、上
記幅狭の円環状溝14内に金属管20の管端が嵌入され
上記2つの壁面12、13に挟持されて成る第1及び第
2のフランジ付金属管21、30を形成し、これら2つ
のフランジ付金属管21、30の中一方のフランジ付金
属管30に接続用短管33の基部34をかしめ結合35
し、その先端部36を管フランジ31の接続端面37か
ら所定長さYだけ突出させる一方、上記他方のフランジ
付金属管21の内径Dを、上記接続用短管33の外径d
に対してすきまばめできる大きさに所定長さLだけ拡管
し、上記両フランジ付金属管21、30を互いに突合せ
て接合する際に、一方のフランジ付金属管30の接続用
短管33の先端部36にガスケット38を填めた後、こ
の短管33の先端部36を他方のフランジ付金属管21
に挿入して上記両フランジ付金属管21、30を結合す
るようにしたものである。
【0007】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例を図1乃至図4
に基づいて詳細に説明する。図1において、10は板金
プレス製の管フランジで、プログレッシブプレスにより
板材に複数のプレス加工工程を順次施し、作られてい
る。即ち、中央部にフランジ面18に向かってフレア形
に開きその先端が内側に折り返された内側の曲げ返し部
15を形成しこの曲げ返し部15を取り囲むフランジ面
18からの円環状切り目17aを備えた管フランジ10
が成形される。
【0008】そして、図1の中心線の右側に示すように
前記内側の曲げ返し部15の中にかしめ結合された端部
20aが拡開した金属管20とで第1のフランジ継手が
構成される。この例では、金属管20はその内径Dが管
フランジ10側の所定長さLだけ拡径される。
【0009】次に、図2において、上記第1の金属管2
1に突き合わせ結合される第2のフランジ継手30を説
明する。管フランジ31は上記管フランジ10と全く同
様に作られ、また金属管32との結合も同様である。
【0010】そして、上記金属管32は管フランジ31
側の所定長さ拡径された後、接続用短管33の基部34
が嵌入されてダボ35により抜け止め、回り止めされ
る。この短管33の外径dの半部36が管フランジ31
のフランジ面37から所定長さYだけ突出される。
【0011】しかして、上記第1及び第2のフランジ継
手21、30が互いに突き合わせて接合される際、図1
に示すように第2のフランジ付金属管30の短管33の
半部36に、ガスケット38を填めた後、図3の中心線
の右側に示すように先端部36が第1のフランジ付金属
管21に挿入される。次に図1の左側に示すようにボル
ト39により両フランジ付金属管21、30は締結され
る。
【0012】次に、図4において本発明の第2の実施例
を説明する。管フランジ40は、厚板よりなり中央の管
通孔41の内周側に同心円状に配置された2つの短い円
筒状壁面42、43と、これらを結んで幅狭の円環状溝
44を形成する内側の曲げ返し部45と、この内側の曲
げ返し部45の外周に反対方向に折り返され幅広の円環
状溝46を形成する外側の曲げ返し部47と、この外側
の曲げ返し部47からフランジの接続端面48まで延び
る軸に沿う方向の短い壁面49とが同心円状に配置され
ている。そして金属管50の管端が、上記円環状溝44
内に嵌入され2つの壁面42、43に挟持されている。
【0013】つまり本実施例は厚板の金属板から作られ
た管フランジの場合についても、第1の実施例で示した
のと同様のフランジ継手に適用できることを例示したも
のである。
【0014】
【発明の効果】本発明に係るフランジ継手は、突合せ結
合される2つのフランジ継手の一方に所定長さ突出した
接続短管を取り付けているので、この接続短管を他方の
フランジ継手の開口に差し込むことにより、狭い入り組
んだ場所での組み付け作業が容易に行われる。
【0015】また、本発明のフランジ継手は管フランジ
と金属管とをかしめ結合して作られるので、従来の溶接
接合して作られる場合に比べて、歪が少なく溶接欠陥の
生じる恐れがないため結合強さが充分に取れ、ガス等の
発生により作業環境を悪くすることがない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における一組のフランジ
継手の断面図である。
【図2】同上実施例における他方のフランジ継手の断面
図である。
【図3】本発明フランジ継手の異なる実施例を示す断面
図である。
【図4】本発明の第2の実施例におけるフランジ継手の
断面図である。
【図5】従来の鋼製溶接式フランジ継手の正面図であ
る。
【図6】図5の縦断面図である。
【図7】従来の板金プレス製フランジ継手の正面図であ
る。
【図8】図7の縦断面図である。
【符号の説明】
10 管フランジ 11 貫通孔 12 壁面 13 壁面 14 円環状溝 15 内側の曲げ返し部 16 円環状溝 17 外側の曲げ返し部 18 フランジ 19 壁面 21 第1のフランジ継手 30 第2のフランジ継手 31 管フランジ 33 短管 34 基部 35 ダボ 36 半部 37 フランジ面 38 ガスケット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中央の貫通孔(11)の内周側に同心円
    状に配置された2つの短い円筒状壁面(12、13)
    と、これらを結んで幅狭の円環状溝(14)を形成する
    内側の曲げ返し部(15)と、この内側の曲げ返し部
    (15)の外周に反対方向に折り返され幅広の円環状溝
    (16)を形成する外側の曲げ返し部(17)と、この
    外側の曲げ返し部(17)からフランジの接続端面(1
    8)まで延びる軸に沿う方向の短い壁面(19)とが同
    心円状に配置されている管フランジ(10)を設けると
    共に、上記幅狭の円環状溝(14)内に金属管(20)
    の管端が嵌入され上記2つの壁面(12、13)に挟持
    されて成る第1及び第2のフランジ付金属管(21、3
    0)を形成し、これら2つのフランジ付金属管(21、
    30)の中一方のフランジ付金属管(30)に接続用短
    管(33)の基部(34)をかしめ結合(35)し、そ
    の先端部(36)を管フランジ(31)の接続端面(3
    7)から所定長さ(Y)だけ突出させる一方、上記他方
    のフランジ付金属管(21)の内径(D)を、上記接続
    用短管(33)の外径(d)に対してすきまばめできる
    大きさに所定長さ(L)だけ拡管し、上記両フランジ付
    金属管(21、30)を互いに突合せて接合する際に、
    一方のフランジ付金属管(30)の接続用短管(33)
    の先端部(36)にガスケット(38)を填めた後、こ
    の短管(33)の先端部(36)を他方のフランジ付金
    属管(21)に挿入して上記両フランジ付金属管(2
    1、30)を結合するようにしたことを特徴とするフラ
    ンジ継手。
  2. 【請求項2】 中央の貫通孔(11)の内周側に同心円
    状に配置された2つの短い円筒状壁面(12、13)
    と、これらを結んで幅狭の円環状溝(14)を形成する
    内側の曲げ返し部(15)と、この内側の曲げ返し部
    (15)の外周に反対方向に折り返され幅広の円環状溝
    (16)を形成する外側の曲げ返し部(17)と、この
    外側の曲げ返し部(17)からフランジの接続端面(1
    8)まで延びる軸に沿う方向の短い壁面(19)とが同
    心円状に配置されている管フランジ(10)を設けると
    共に、上記幅狭の円環状溝(14)内に金属管(20)
    の管端が嵌入され上記2つの壁面(12、13)に挟持
    されて成る第1及び第2のフランジ付金属管(21、3
    0)を形成し、これら2つのフランジ付金属管(21、
    30)の中一方のフランジ付金属管(30)に接続用短
    管(33)の基部(34)をかしめ結合(35)し、そ
    の先端部(36)を管フランジ(31)の接続端面(3
    7)から所定長さ(Y)だけ突出させる一方、上記他方
    のフランジ付金属管(21)の内径(D)を、上記接続
    用短管(33)の外径(d)に対してすきまばめできる
    大きさに所定長さ(L)だけ拡管し、上記両フランジ付
    金属管(21、30)を互いに突合せて接合する際に、
    一方のフランジ付金属管(30)の接続用短管(33)
    の先端部(36)にガスケット(38)を填めた後、こ
    の短管(33)の先端部(36)を他方のフランジ付金
    属管(21)に挿入して上記両フランジ付金属管(2
    1、30)を結合するようにしたことを特徴とするフラ
    ンジ継手の製造方法。
JP4353344A 1992-12-10 1992-12-10 フランジ継手とその製造方法 Pending JPH06174159A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114850628A (zh) * 2022-04-22 2022-08-05 中石化宁波工程有限公司 一种s型结构双90°弯管对接的组合施工方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114850628A (zh) * 2022-04-22 2022-08-05 中石化宁波工程有限公司 一种s型结构双90°弯管对接的组合施工方法
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