JPH06170029A - スキー - Google Patents
スキーInfo
- Publication number
- JPH06170029A JPH06170029A JP5177108A JP17710893A JPH06170029A JP H06170029 A JPH06170029 A JP H06170029A JP 5177108 A JP5177108 A JP 5177108A JP 17710893 A JP17710893 A JP 17710893A JP H06170029 A JPH06170029 A JP H06170029A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ski
- layer
- shell
- core
- plastic material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C5/00—Skis or snowboards
- A63C5/12—Making thereof; Selection of particular materials
- A63C5/126—Structure of the core
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A63—SPORTS; GAMES; AMUSEMENTS
- A63C—SKATES; SKIS; ROLLER SKATES; DESIGN OR LAYOUT OF COURTS, RINKS OR THE LIKE
- A63C5/00—Skis or snowboards
- A63C5/12—Making thereof; Selection of particular materials
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
- Toys (AREA)
- Tires In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【目的】 U形断面のシエルに一体化された上ストラッ
プを有するスキーに関する。 【構成】 スキーの下ストラップ4はシエル2の側面を
形成するシャンクの前端部上に当接してシエル2と共に
中空部を形成し、この中空部へスキーコア6がその側壁
をシャンクから離隔してスキーの長手に対して垂直また
は傾斜配設され、コア6と上下ストラップ3,4は、コ
ア6上に長手およびその横断方向へ分布してシャンクと
コアとの間の中間空間部へ走る凹状チャンネルを構成す
る支持要素28により隔離され、シャンクおよび上下ス
トラップ3,4とコア6との間にプラスチックフォーム
等が充填されて結合され、シエル2の内面と下ストラッ
プ4または走行エッジ7はスキーの外面方向において限
界線44内に連続傾斜受け室45,46を有することを
特徴とする。
プを有するスキーに関する。 【構成】 スキーの下ストラップ4はシエル2の側面を
形成するシャンクの前端部上に当接してシエル2と共に
中空部を形成し、この中空部へスキーコア6がその側壁
をシャンクから離隔してスキーの長手に対して垂直また
は傾斜配設され、コア6と上下ストラップ3,4は、コ
ア6上に長手およびその横断方向へ分布してシャンクと
コアとの間の中間空間部へ走る凹状チャンネルを構成す
る支持要素28により隔離され、シャンクおよび上下ス
トラップ3,4とコア6との間にプラスチックフォーム
等が充填されて結合され、シエル2の内面と下ストラッ
プ4または走行エッジ7はスキーの外面方向において限
界線44内に連続傾斜受け室45,46を有することを
特徴とする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスキーに関する。
【0002】
【従来の技術】同一出願人によるドイツ特許DE−A4
1 06 911号に記載のスキーは上下ストラップと
共に製造される。この上下ストラップ間に設けられたコ
アは接着剤によりコアに対面する上下ストラップへ結合
されており、この接着剤はコアの両側上の面と同一のプ
ラスチック材、特にプラスチックフォームで構成され
る。コア面またはこのコアに対面する上下ストラップの
面は接着剤層を形成するプラスチックフォームを受ける
ための空洞を有する。かかる態様はコスト効果の点でス
キーの生産に貢献するが、上記対の側面を形成するプラ
スチックフォームの弾性特性により生じる極限応力によ
り、上記側面の早期損傷に繋がる。
1 06 911号に記載のスキーは上下ストラップと
共に製造される。この上下ストラップ間に設けられたコ
アは接着剤によりコアに対面する上下ストラップへ結合
されており、この接着剤はコアの両側上の面と同一のプ
ラスチック材、特にプラスチックフォームで構成され
る。コア面またはこのコアに対面する上下ストラップの
面は接着剤層を形成するプラスチックフォームを受ける
ための空洞を有する。かかる態様はコスト効果の点でス
キーの生産に貢献するが、上記対の側面を形成するプラ
スチックフォームの弾性特性により生じる極限応力によ
り、上記側面の早期損傷に繋がる。
【0003】更に、ドイツ特許DE−A1−20 33
845号は略U形断面のシエルを有し、シエルのシャ
ンクが内側中空部を閉鎖するために走行面層と平行面を
形成するプレートを具備するスキーを開示している。内
側中空部へ挿入されるコアと、特にU形シエルのシャン
クとの間の中間空間部はプラスチック材、特に、プラス
チックフォームで充填されている。スキー外面を完成さ
せるために、側面の製造に必要な型に対して高度な要求
がなされる。
845号は略U形断面のシエルを有し、シエルのシャ
ンクが内側中空部を閉鎖するために走行面層と平行面を
形成するプレートを具備するスキーを開示している。内
側中空部へ挿入されるコアと、特にU形シエルのシャン
クとの間の中間空間部はプラスチック材、特に、プラス
チックフォームで充填されている。スキー外面を完成さ
せるために、側面の製造に必要な型に対して高度な要求
がなされる。
【0004】更に、アメリカ合衆国US−A−5 00
0 475号にはシエルを構成するスキーの内側中空部
および走行面を形成するカバープレート内ヘコアが挿入
され、コアと特にU形断面のシエルのシャンクとの間の
中間空間部は弾性変形可能な、特に、減衰プラスチック
材で充填されることを記載している。この既知態様スキ
ーの欠点はコアとシエルまたは走行面層の基部または下
ストラップとの間の結合が中間空間部の製造または充填
から独立に行なわれなければならないことである。これ
はスキーの内側の内応力またはスキーの離層に繋がる異
なる結合特性を起こす。
0 475号にはシエルを構成するスキーの内側中空部
および走行面を形成するカバープレート内ヘコアが挿入
され、コアと特にU形断面のシエルのシャンクとの間の
中間空間部は弾性変形可能な、特に、減衰プラスチック
材で充填されることを記載している。この既知態様スキ
ーの欠点はコアとシエルまたは走行面層の基部または下
ストラップとの間の結合が中間空間部の製造または充填
から独立に行なわれなければならないことである。これ
はスキーの内側の内応力またはスキーの離層に繋がる異
なる結合特性を起こす。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、側エ
ッジの領域でスキーに悪影響を与えるブローを十分に減
衰する、高い応力を受けることのできる側面を有するス
キーを製造することである。更に、一体化された上スト
ラップを有するシエルが簡単に加工されかつ良好な寸法
安定性を有するスキーを提供することにある。
ッジの領域でスキーに悪影響を与えるブローを十分に減
衰する、高い応力を受けることのできる側面を有するス
キーを製造することである。更に、一体化された上スト
ラップを有するシエルが簡単に加工されかつ良好な寸法
安定性を有するスキーを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明によるスキーは、多かれ少なかれU形断面を有
しかつ基部が表面を形成しかつシャンクが両側面を形成
するシエルと一体化された上ストラップ、および上記基
部から離れる方向の上記シャンクの前端領域上に当接し
かつ上記シエルと共に内中空部を形成する下ストラップ
を有し、上記内中空部内にはスキーコアが配設され、そ
の上側および下側はそれぞれ上記上ストラップおよび下
ストラップへ対面し、その側壁はスキーの長手方向に対
して垂直または傾斜して上記シエルのシャンクから離隔
して配設され、上記シエルと上記コアとの間の中間空間
部はプラスチックフォーム等のプラスチック材で充填さ
れ、かつ上記上下側は上記上下ストラップに結合されて
いるスキーに係る。かかるスキーにおいて、上記スキー
コアの上記上側および/または上記下側は上記上および
/または下ストラップと上記中間空間部を充填するプラ
スチック材により摩擦結合される。上記プラスチック材
は弾性フォームである。上記スキーコアと上記上下スト
ラップは、上記上側または上記下側上に長手方向および
/または横断方向に走る凹部を形成すべく配置され、上
記上下側上に分布された支持要素により相互に離隔され
る。上記凹部は上記中間空間部へ通じる長手チャンネル
および/または横断チャンネルを形成する。上記シエル
および上記下ストラップまたは走行エッジの相互に対面
する内面は走行エッジの外面の方向に向かって上記スキ
ーから上記内面相互の接触領域を分離する限界線まで延
びる連続傾斜する受け室を形成している。
の本発明によるスキーは、多かれ少なかれU形断面を有
しかつ基部が表面を形成しかつシャンクが両側面を形成
するシエルと一体化された上ストラップ、および上記基
部から離れる方向の上記シャンクの前端領域上に当接し
かつ上記シエルと共に内中空部を形成する下ストラップ
を有し、上記内中空部内にはスキーコアが配設され、そ
の上側および下側はそれぞれ上記上ストラップおよび下
ストラップへ対面し、その側壁はスキーの長手方向に対
して垂直または傾斜して上記シエルのシャンクから離隔
して配設され、上記シエルと上記コアとの間の中間空間
部はプラスチックフォーム等のプラスチック材で充填さ
れ、かつ上記上下側は上記上下ストラップに結合されて
いるスキーに係る。かかるスキーにおいて、上記スキー
コアの上記上側および/または上記下側は上記上および
/または下ストラップと上記中間空間部を充填するプラ
スチック材により摩擦結合される。上記プラスチック材
は弾性フォームである。上記スキーコアと上記上下スト
ラップは、上記上側または上記下側上に長手方向および
/または横断方向に走る凹部を形成すべく配置され、上
記上下側上に分布された支持要素により相互に離隔され
る。上記凹部は上記中間空間部へ通じる長手チャンネル
および/または横断チャンネルを形成する。上記シエル
および上記下ストラップまたは走行エッジの相互に対面
する内面は走行エッジの外面の方向に向かって上記スキ
ーから上記内面相互の接触領域を分離する限界線まで延
びる連続傾斜する受け室を形成している。
【0007】上記のごとく、上記コアと上記シエルまた
は上記下ストラップまたは上記走行面層との間に均一接
着剤を使用することにより異なる応力レベル、および必
要により変形運動の減衰が達成される。これは張力中立
スキーを改良して低温によるスキーの製造を可能にす
る。更に、本発明による上記スキーにおいて、上記スキ
ーコアへ対面する接触面の限界線は上記シエルまたはそ
のシャンクと上記下ストラップとの間で上記走行エッジ
の外面を含む平面内にあるのが好ましい。これは、付加
的インサートを用いることなく上記シエルと上記走行エ
ッジとの間にプラスチック材を注入することにより摩擦
結合を可能にする点で有利である。
は上記下ストラップまたは上記走行面層との間に均一接
着剤を使用することにより異なる応力レベル、および必
要により変形運動の減衰が達成される。これは張力中立
スキーを改良して低温によるスキーの製造を可能にす
る。更に、本発明による上記スキーにおいて、上記スキ
ーコアへ対面する接触面の限界線は上記シエルまたはそ
のシャンクと上記下ストラップとの間で上記走行エッジ
の外面を含む平面内にあるのが好ましい。これは、付加
的インサートを用いることなく上記シエルと上記走行エ
ッジとの間にプラスチック材を注入することにより摩擦
結合を可能にする点で有利である。
【0008】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーコアへ対面する接触面の限界線は上記シエル
と上記下ストラップとの間で上記スキーコアへ対面する
かまたはそこから離れる方向の上記走行エッジの外面の
側を含む平面と同一であってよい。これにより、上記走
行エッジ領域のスキーの硬直性が簡単な方法により改変
できる。上記限界線が上記走行エッジの外面より外側に
ある場合には、緩衝または振動減衰が上記中間空間部を
充填するプラスチック材の調整のみにより可能になるか
らである。
上記スキーコアへ対面する接触面の限界線は上記シエル
と上記下ストラップとの間で上記スキーコアへ対面する
かまたはそこから離れる方向の上記走行エッジの外面の
側を含む平面と同一であってよい。これにより、上記走
行エッジ領域のスキーの硬直性が簡単な方法により改変
できる。上記限界線が上記走行エッジの外面より外側に
ある場合には、緩衝または振動減衰が上記中間空間部を
充填するプラスチック材の調整のみにより可能になるか
らである。
【0009】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーコアの側壁と上記側面を形成する上記シエル
のシャンクとの間の中間空間部の体積または断面が大き
くなるにつれて上記スキーの変形または上記走行エッジ
上のブローの減衰が強くなるのがよい。上記シエルと上
記スキーコアとの結合に上記中間空間部を利用すること
によりスキー構造全体に何ら変更を加えることなくスキ
ーの減衰特性を改変できる利点がある。
上記スキーコアの側壁と上記側面を形成する上記シエル
のシャンクとの間の中間空間部の体積または断面が大き
くなるにつれて上記スキーの変形または上記走行エッジ
上のブローの減衰が強くなるのがよい。上記シエルと上
記スキーコアとの結合に上記中間空間部を利用すること
によりスキー構造全体に何ら変更を加えることなくスキ
ーの減衰特性を改変できる利点がある。
【0010】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記中間空間部の断面または体積は他のスキーへ対面す
る上記走行エッジの領域において異なる寸法、即ち、よ
り小さいのが好ましい。これにより、上記中間空間部の
変更のみにより、スキーの外側エッジの高い可撓性が得
られ、ランニングフォルトの均衡を図ることができ、ス
キーの内側エッジの高い硬直性を得てスキーの良好な誘
導を可能にする。
上記中間空間部の断面または体積は他のスキーへ対面す
る上記走行エッジの領域において異なる寸法、即ち、よ
り小さいのが好ましい。これにより、上記中間空間部の
変更のみにより、スキーの外側エッジの高い可撓性が得
られ、ランニングフォルトの均衡を図ることができ、ス
キーの内側エッジの高い硬直性を得てスキーの良好な誘
導を可能にする。
【0011】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーの長手方向における上記中間空間部の断面は
上記スキーの全断面または上記スキーコアの断面に対し
て異なる比率を有するのがよい。上記中間層の変更によ
りスキー全長に異なる弾性特性が容易に得られ、スキー
構成を簡単にする。
上記スキーの長手方向における上記中間空間部の断面は
上記スキーの全断面または上記スキーコアの断面に対し
て異なる比率を有するのがよい。上記中間層の変更によ
りスキー全長に異なる弾性特性が容易に得られ、スキー
構成を簡単にする。
【0012】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーの中央領域、特にスキービンディング取付領
域における上記中間空間部の断面は上記スキーの先端ま
たは後端の方向におけるよりも小さいのがよい。上記中
間空間部の断面の変更により、スキーの先端および後端
の弾性を増大でき、柔軟なシャベルの製造が容易にす
る。のスキー。
上記スキーの中央領域、特にスキービンディング取付領
域における上記中間空間部の断面は上記スキーの先端ま
たは後端の方向におけるよりも小さいのがよい。上記中
間空間部の断面の変更により、スキーの先端および後端
の弾性を増大でき、柔軟なシャベルの製造が容易にす
る。のスキー。
【0013】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記走行面層と上記スキーコアの上記側壁との間の傾斜
は上記スキーの中央領域から上記スキーの先端または後
端へ向かって小さくなるのが好ましい。これは、使用目
的を異にし可撓性の異なるスキーを保管するために、ス
キーの他の構成を変更することなく単にスキーコアの形
態を変更すればよい点で有利である。
上記走行面層と上記スキーコアの上記側壁との間の傾斜
は上記スキーの中央領域から上記スキーの先端または後
端へ向かって小さくなるのが好ましい。これは、使用目
的を異にし可撓性の異なるスキーを保管するために、ス
キーの他の構成を変更することなく単にスキーコアの形
態を変更すればよい点で有利である。
【0014】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記走行面層と上記スキーコアの上記側壁との間の傾斜
は上記中央領域またはビンディング領域において一定で
あるのがよい。これによって、ビンディング領域の組立
体の強度を高め引き裂き抵抗を高めることができる。
上記走行面層と上記スキーコアの上記側壁との間の傾斜
は上記中央領域またはビンディング領域において一定で
あるのがよい。これによって、ビンディング領域の組立
体の強度を高め引き裂き抵抗を高めることができる。
【0015】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーコアの上記側壁および上記シエルのシャンク
の内面は相互に平行であってよい。これは上記側壁領域
において均一弾性変形動作の達成を可能にする。更に、
本発明による上記スキーにおいて、上記シエルのシャン
クまたは上記側面は上記スキーコアの少なくとも1側壁
よりも広い内角をスキー表面に対して有し、かつ上記よ
り広い内角は70°から130°の範囲が好ましく、例
えば90°以上であり、より小さい内角は90°である
のが好ましい。
上記スキーコアの上記側壁および上記シエルのシャンク
の内面は相互に平行であってよい。これは上記側壁領域
において均一弾性変形動作の達成を可能にする。更に、
本発明による上記スキーにおいて、上記シエルのシャン
クまたは上記側面は上記スキーコアの少なくとも1側壁
よりも広い内角をスキー表面に対して有し、かつ上記よ
り広い内角は70°から130°の範囲が好ましく、例
えば90°以上であり、より小さい内角は90°である
のが好ましい。
【0016】これは、スキーの利用剛性を変更すること
なく走行エッジ領域の弾性減衰を強くする。更に、本発
明による上記スキーにおいて、上記スキーコアの上記両
側壁の少なくとも1方は突起および/または陥没、特に
刻み(knurl)を有することが望ましい。
なく走行エッジ領域の弾性減衰を強くする。更に、本発
明による上記スキーにおいて、上記スキーコアの上記両
側壁の少なくとも1方は突起および/または陥没、特に
刻み(knurl)を有することが望ましい。
【0017】これにより、応力下の上記中間空間部領域
の安定性が増大する。更に、本発明による上記スキーに
おいて、上記スキーコアへ対面するシエルのシャンクの
表面は上昇部および/または陥没、特に刻みを有するこ
とを望ましい。上記上昇部は上記シエルの製造時に適宜
成形により簡単な操作により形成でき、スキーの機械的
処理を必要としない。
の安定性が増大する。更に、本発明による上記スキーに
おいて、上記スキーコアへ対面するシエルのシャンクの
表面は上昇部および/または陥没、特に刻みを有するこ
とを望ましい。上記上昇部は上記シエルの製造時に適宜
成形により簡単な操作により形成でき、スキーの機械的
処理を必要としない。
【0018】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記支持要素または上記上昇部の高さまたは上記陥没の
深さは上記スキーの後端または先端の方向において上記
スキーの中央領域から所定距離で増大してよい。これに
より弾性プラスチック材の厚みを迅速に変更できかつ要
求に応じたスキーの変形動作に適合させることができ
る。
上記支持要素または上記上昇部の高さまたは上記陥没の
深さは上記スキーの後端または先端の方向において上記
スキーの中央領域から所定距離で増大してよい。これに
より弾性プラスチック材の厚みを迅速に変更できかつ要
求に応じたスキーの変形動作に適合させることができ
る。
【0019】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記支持要素または上記上昇部の高さまたは上記陥没の
深さはそれらが上記中央領域から離れるにつれてまたは
上記スキービンディング取付領域において、上記中央領
域から上記スキーの後端または先端へ向かう領域におけ
るよりも大きいのが好ましい。これによりビンディング
領域の振動またはブローの悪影響を更に減衰できる。
上記支持要素または上記上昇部の高さまたは上記陥没の
深さはそれらが上記中央領域から離れるにつれてまたは
上記スキービンディング取付領域において、上記中央領
域から上記スキーの後端または先端へ向かう領域におけ
るよりも大きいのが好ましい。これによりビンディング
領域の振動またはブローの悪影響を更に減衰できる。
【0020】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーの中央領域における支持要素または上昇部
は、特に上記ビンディング取付領域において、上記スキ
ーコアの上記側壁の領域にのみ配設され、かつ上記スキ
ービンディングの固定手段のための固定プレートは上記
側壁の領域で2つの対向面上に配設された上記支持要素
間または上記上昇部間に配設されかつ上記支持要素また
は上記上昇部を有しない上記中央領域上に及ぶものであ
るのが好ましい。
上記スキーの中央領域における支持要素または上昇部
は、特に上記ビンディング取付領域において、上記スキ
ーコアの上記側壁の領域にのみ配設され、かつ上記スキ
ービンディングの固定手段のための固定プレートは上記
側壁の領域で2つの対向面上に配設された上記支持要素
間または上記上昇部間に配設されかつ上記支持要素また
は上記上昇部を有しない上記中央領域上に及ぶものであ
るのが好ましい。
【0021】上記固定手段のカバー層における貫通孔が
全方向へ適宜寸法で形成されていれば、スキービンディ
ングの少なくともスキーの走行面方向に対して垂直なフ
リーフローティング取付けが可能になる。更に、本発明
による上記スキーにおいて、上記固定プレートはバネス
チールで形成されるのがよい。
全方向へ適宜寸法で形成されていれば、スキービンディ
ングの少なくともスキーの走行面方向に対して垂直なフ
リーフローティング取付けが可能になる。更に、本発明
による上記スキーにおいて、上記固定プレートはバネス
チールで形成されるのがよい。
【0022】これはフリーフローティングの取付けを可
能にすると共に減衰効果を高める。更に、本発明による
上記スキーにおいて、上記固定プレートと上記スキーコ
アの表面または上記自由空間に繋がる上記上ストラップ
との間の自由空間は上記中間空間部を充填するプラスチ
ック材、または特にその硬度または弾性特性がエネルギ
および温度変化の影響を受ける場合には、よりも高い弾
性率を有するまたはより軟質のプラスチック材により、
改質ゲルで形成されるのがよい。
能にすると共に減衰効果を高める。更に、本発明による
上記スキーにおいて、上記固定プレートと上記スキーコ
アの表面または上記自由空間に繋がる上記上ストラップ
との間の自由空間は上記中間空間部を充填するプラスチ
ック材、または特にその硬度または弾性特性がエネルギ
および温度変化の影響を受ける場合には、よりも高い弾
性率を有するまたはより軟質のプラスチック材により、
改質ゲルで形成されるのがよい。
【0023】この構成は異なるタイプ、目的、特に異な
る温度条件でのスキーに採用できる最高の振動または取
付挿入運動を可能にする。また、適宜プラスチックゲル
の使用によりスキー目的に応じた減衰特性の変更を可能
にする。例えばスキーの振動または変形が大きくゲルを
加熱する場合には高い弾性を得ることができる。更に、
本発明による上記スキーにおいて、上記中間空間部を充
填するために使用されるプラスチック材はPUベースの
2成分プラスチック材、特に弾性フォームで構成されて
よい。
る温度条件でのスキーに採用できる最高の振動または取
付挿入運動を可能にする。また、適宜プラスチックゲル
の使用によりスキー目的に応じた減衰特性の変更を可能
にする。例えばスキーの振動または変形が大きくゲルを
加熱する場合には高い弾性を得ることができる。更に、
本発明による上記スキーにおいて、上記中間空間部を充
填するために使用されるプラスチック材はPUベースの
2成分プラスチック材、特に弾性フォームで構成されて
よい。
【0024】2成分を使用することにより、プラスチッ
ク材の物理的特性を使用条件に合わせて調整できる利点
があり、外的影響による化学的変化を起こさないので精
確な再現性が得られる。更に、本発明による上記スキー
において、上記プラスチック材の密度は0,5から1.
5kg/dm3 、好ましくは0.9から1.12kg/
dm3 の範囲である。
ク材の物理的特性を使用条件に合わせて調整できる利点
があり、外的影響による化学的変化を起こさないので精
確な再現性が得られる。更に、本発明による上記スキー
において、上記プラスチック材の密度は0,5から1.
5kg/dm3 、好ましくは0.9から1.12kg/
dm3 の範囲である。
【0025】上記密度はスキーの個別層間の結合を強度
にする利点を有する。更に、本発明による上記スキーに
おいて、上記プラスチック材は65から90、好ましく
は72から78の範囲のショアD硬度を有する。スキー
そしてシエルの個別層間で結合層を構成し、スキーの重
要機能であるブローおよび変形の減衰を可能にする。こ
の結合層は付加的減衰層を必要としないのでスキー組立
を単純化する。
にする利点を有する。更に、本発明による上記スキーに
おいて、上記プラスチック材は65から90、好ましく
は72から78の範囲のショアD硬度を有する。スキー
そしてシエルの個別層間で結合層を構成し、スキーの重
要機能であるブローおよび変形の減衰を可能にする。こ
の結合層は付加的減衰層を必要としないのでスキー組立
を単純化する。
【0026】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記走行面層と上記スキーコアとの間に強化層を形成す
る下ストラップが配設され、アルミニウム、チタン−ア
ルミニウム合金、ガラス繊維、カーボン、セラミックま
たはスチール板で形成され、上記走行面層から離隔した
スペーサにより保持されているのが好ましい。これはス
キーの走行面領域を充実強化する。
上記走行面層と上記スキーコアとの間に強化層を形成す
る下ストラップが配設され、アルミニウム、チタン−ア
ルミニウム合金、ガラス繊維、カーボン、セラミックま
たはスチール板で形成され、上記走行面層から離隔した
スペーサにより保持されているのが好ましい。これはス
キーの走行面領域を充実強化する。
【0027】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記走行エッジは上記上ストラップの方向へ突出する拡
張部を有し、上記拡張部は少なくとも上記シエルの厚み
または上記シャンクの適宜寸法により上記スキーコアの
方向へ上記走行エッジの外面から離隔するように配設さ
れているのが好ましい。これは上記中間空間部を充填す
るプラスチック材の使用による走行エッジの結合作業を
単純化する。
上記走行エッジは上記上ストラップの方向へ突出する拡
張部を有し、上記拡張部は少なくとも上記シエルの厚み
または上記シャンクの適宜寸法により上記スキーコアの
方向へ上記走行エッジの外面から離隔するように配設さ
れているのが好ましい。これは上記中間空間部を充填す
るプラスチック材の使用による走行エッジの結合作業を
単純化する。
【0028】更に、本発明による上記スキーにおいて、
略U形断面を有する上記シエルを形成する上記上ストラ
ップは基部を形成する上記スキーの表面の領域および上
記シャンクの領域においてカバー層およびそこへ結合さ
れた強化層、例えばプリプレグにより形成されているの
が好ましい。この利点は、変形後であっても、上記カバ
ー層のために如何なる内在的剛性材の使用をも必要とす
ることなく、またスキー完成前の保管中に組立られた強
化カバー層に損傷を与えない。更に、シエルとスキーコ
アまたは他の部品とを結合するためのプラスチック材に
必要とされる中空部の形成を適宜支持要素を同時に成形
することにより可能にする。
略U形断面を有する上記シエルを形成する上記上ストラ
ップは基部を形成する上記スキーの表面の領域および上
記シャンクの領域においてカバー層およびそこへ結合さ
れた強化層、例えばプリプレグにより形成されているの
が好ましい。この利点は、変形後であっても、上記カバ
ー層のために如何なる内在的剛性材の使用をも必要とす
ることなく、またスキー完成前の保管中に組立られた強
化カバー層に損傷を与えない。更に、シエルとスキーコ
アまたは他の部品とを結合するためのプラスチック材に
必要とされる中空部の形成を適宜支持要素を同時に成形
することにより可能にする。
【0029】更に、本発明による上記スキーにおいて、
上記スキーコアへ対面する基部の領域においてU形断面
シエルは、例えばチタン−アルミニウム合金、アルミニ
ウム、ガラス繊維、カーボン繊維、セラミック繊維で強
化されたプラスチック材、特にプリフレグで形成された
少なくとも1つの強化層および/または中間層により強
化されているのが好ましい。
上記スキーコアへ対面する基部の領域においてU形断面
シエルは、例えばチタン−アルミニウム合金、アルミニ
ウム、ガラス繊維、カーボン繊維、セラミック繊維で強
化されたプラスチック材、特にプリフレグで形成された
少なくとも1つの強化層および/または中間層により強
化されているのが好ましい。
【0030】これは上記上ストラップおよびシエルの組
立を単純化してそれ以上の作業を必要としない点で有利
である。更に、本発明による上記スキーにおいて、上記
シエルの方向および上記走行面層の方向において上記ス
キーコア上にガラス繊維強化プラスチック材の層、特に
プリプレグ、アルミニウムインサートおよび他のガラス
繊維強化プラスチック材層、特にプリプレグが配設され
ていることが好ましい。
立を単純化してそれ以上の作業を必要としない点で有利
である。更に、本発明による上記スキーにおいて、上記
シエルの方向および上記走行面層の方向において上記ス
キーコア上にガラス繊維強化プラスチック材の層、特に
プリプレグ、アルミニウムインサートおよび他のガラス
繊維強化プラスチック材層、特にプリプレグが配設され
ていることが好ましい。
【0031】この態様は特に振動に関して好ましいスキ
ーの製造を可能にする。スキーコアの上下に均一のサン
ドイッチ層を形成し、低引張強度の材料による変形容易
なコアを形成し、高引張強度の材料による少量層のカバ
ー層を形成し、かつ中上下ストラップの形成を可能にす
る。更に、本発明による上記スキーにおいて、上記表面
層または上記走行面層は上記スキーコアから更に離れた
上記ガラス繊維強化プラスチック材層、特に、プリプレ
グ上に配設されていてよい。
ーの製造を可能にする。スキーコアの上下に均一のサン
ドイッチ層を形成し、低引張強度の材料による変形容易
なコアを形成し、高引張強度の材料による少量層のカバ
ー層を形成し、かつ中上下ストラップの形成を可能にす
る。更に、本発明による上記スキーにおいて、上記表面
層または上記走行面層は上記スキーコアから更に離れた
上記ガラス繊維強化プラスチック材層、特に、プリプレ
グ上に配設されていてよい。
【0032】サンドイッチ要素の配設、走行面またはス
キーの表面コーティングの配設は走行性を高め、スキー
技術の異なる使用者に幅広く使用されることのできるス
キーを提供する。更に、本発明による上記スキーにおい
て、ラミネート層、アルミニウム層、および他のラミネ
ート層で構成されるサンドイッチ構造要素が分離インサ
ートにより配設され、好ましくは上記走行エッジのフラ
ンジの厚みに対応する厚みを上記下ストラップと上記走
行面層との間で上記スキーの表面に対して垂直に有する
有する。
キーの表面コーティングの配設は走行性を高め、スキー
技術の異なる使用者に幅広く使用されることのできるス
キーを提供する。更に、本発明による上記スキーにおい
て、ラミネート層、アルミニウム層、および他のラミネ
ート層で構成されるサンドイッチ構造要素が分離インサ
ートにより配設され、好ましくは上記走行エッジのフラ
ンジの厚みに対応する厚みを上記下ストラップと上記走
行面層との間で上記スキーの表面に対して垂直に有する
有する。
【0033】これはスキーの下ストラップ、即ち曲げに
よる主応力と反対方向においてスキーを強化する。更
に、本発明は、多かれ少なかれU形断面を有するシエル
に一体化された上ストラップを有し、上記シエルの基部
は表面を形成し、そのシャンクは両側面を形成するスキ
ーであって、上記シエルは上ストラップを形成し、多か
れ少なかれU形断面を有し、かつ上記スキーの表面を形
成する基部の領域および上記シャンクの領域においてカ
バー層とそこへ結合された強化層、例えばプリプレグ、
により形成され、かつ上記強化層の糸または繊維は相互
に交差しまたは上記シエルの表面の長軸に対して斜角に
配設されていることを特徴とするスキーを提供する。
よる主応力と反対方向においてスキーを強化する。更
に、本発明は、多かれ少なかれU形断面を有するシエル
に一体化された上ストラップを有し、上記シエルの基部
は表面を形成し、そのシャンクは両側面を形成するスキ
ーであって、上記シエルは上ストラップを形成し、多か
れ少なかれU形断面を有し、かつ上記スキーの表面を形
成する基部の領域および上記シャンクの領域においてカ
バー層とそこへ結合された強化層、例えばプリプレグ、
により形成され、かつ上記強化層の糸または繊維は相互
に交差しまたは上記シエルの表面の長軸に対して斜角に
配設されていることを特徴とするスキーを提供する。
【0034】相互に交差または上記シエルの長軸に対角
に配設された糸または繊維で構成される強化層の採用は
驚くべき利点を有し、異なる方向への表面強化のみなら
ず、上記シエル空間を剛化する。この空間剛化はスキー
の側面を形成するシャンクの精確な位置決めおよび支持
を確実にし、かつ他のコア、中間層等の如何なる要素の
挿入をも必要とすることなく上記シエルの寸法安定性を
達成する。このような組立式シエルは良好な寸法安定性
を維持して保管でき、かつ歪曲することなく積載でき
る。このことは続く工程、即ちスキーコアの挿入を単純
化し、続く工程またはスキーの仕上げのための上記シエ
ルの型への挿入時の変形を解消できるのでそれ以上の強
化層および走行面層の付加的使用を必要としない。かか
る強化層の利点は完成後のスキーの捩れ剛性に有利に影
響し、この捩れ剛性がスキーの誘導を更に良好にし、ス
ラロームレース等のラフスキー走行に適したものにす
る。更に、上記糸または繊維の交差走行は、スキーがロ
ード方向へ曲がるときに引張バンドとして作用し、かか
るバンドが負荷をシャンクへ伝達し、かつ高い耐応力性
によりそれ以上の曲げを減衰する。
に配設された糸または繊維で構成される強化層の採用は
驚くべき利点を有し、異なる方向への表面強化のみなら
ず、上記シエル空間を剛化する。この空間剛化はスキー
の側面を形成するシャンクの精確な位置決めおよび支持
を確実にし、かつ他のコア、中間層等の如何なる要素の
挿入をも必要とすることなく上記シエルの寸法安定性を
達成する。このような組立式シエルは良好な寸法安定性
を維持して保管でき、かつ歪曲することなく積載でき
る。このことは続く工程、即ちスキーコアの挿入を単純
化し、続く工程またはスキーの仕上げのための上記シエ
ルの型への挿入時の変形を解消できるのでそれ以上の強
化層および走行面層の付加的使用を必要としない。かか
る強化層の利点は完成後のスキーの捩れ剛性に有利に影
響し、この捩れ剛性がスキーの誘導を更に良好にし、ス
ラロームレース等のラフスキー走行に適したものにす
る。更に、上記糸または繊維の交差走行は、スキーがロ
ード方向へ曲がるときに引張バンドとして作用し、かか
るバンドが負荷をシャンクへ伝達し、かつ高い耐応力性
によりそれ以上の曲げを減衰する。
【0035】本発明による上記第2スキーにおいて、上
記強化層は引張抵抗性材料、特にガラスおよび/または
セラミックおよび/またはカーボンおよび/または金属
の糸または繊維の1または複数層のメッシュ、布帛、ま
たは組織で構成されてよい。また、上記不織布の複数層
の糸または繊維は異なる、特に相互に対して一定変化す
る角度で配設されてよい。
記強化層は引張抵抗性材料、特にガラスおよび/または
セラミックおよび/またはカーボンおよび/または金属
の糸または繊維の1または複数層のメッシュ、布帛、ま
たは組織で構成されてよい。また、上記不織布の複数層
の糸または繊維は異なる、特に相互に対して一定変化す
る角度で配設されてよい。
【0036】上記糸または繊維の空間配置は異なるタイ
プのスキーのシエルの変形抵抗に対する適合を容易にす
る利点を有する。更に、第2発明おいて、上記強化層は
不織布、特にニードルパンチ繊維、引張抵抗性材、特に
金属、ガラス、セラミックまたはカーボンで構成されて
よい。この場合、上記シエルと上記強化層との間の結合
剤は上記強化層へより確実に浸透して各繊維または糸の
全表面を包囲し、小重量により高い引き裂き強さを達成
する。更に、不織布を形成する繊維または糸の交絡は所
望方向の空間を剛化する。
プのスキーのシエルの変形抵抗に対する適合を容易にす
る利点を有する。更に、第2発明おいて、上記強化層は
不織布、特にニードルパンチ繊維、引張抵抗性材、特に
金属、ガラス、セラミックまたはカーボンで構成されて
よい。この場合、上記シエルと上記強化層との間の結合
剤は上記強化層へより確実に浸透して各繊維または糸の
全表面を包囲し、小重量により高い引き裂き強さを達成
する。更に、不織布を形成する繊維または糸の交絡は所
望方向の空間を剛化する。
【0037】更に、第2発明において、上記強化層は複
数コーテングまたは層で構成され、かつ各層の繊維また
は糸は上記シエルの長軸に対して異なる角度で配設され
ていてよい。これは予め精確に決定された空間方向にお
いてシエルを硬化する利点を有する。また、簡単な方法
により上記強化層を空間形態にする。
数コーテングまたは層で構成され、かつ各層の繊維また
は糸は上記シエルの長軸に対して異なる角度で配設され
ていてよい。これは予め精確に決定された空間方向にお
いてシエルを硬化する利点を有する。また、簡単な方法
により上記強化層を空間形態にする。
【0038】更に、第2発明において、上記強化層を形
成する2層の糸または繊維は45から90°の角度で配
設されてよい。この態様において、引張力またはプレス
トレスはスキーコアまたはシエル表面から異なる間隔お
よび異なる方向へ働く。更に、第2発明において、上記
強化層の繊維または糸は同一材料から形成されてよい。
成する2層の糸または繊維は45から90°の角度で配
設されてよい。この態様において、引張力またはプレス
トレスはスキーコアまたはシエル表面から異なる間隔お
よび異なる方向へ働く。更に、第2発明において、上記
強化層の繊維または糸は同一材料から形成されてよい。
【0039】これは上記強化層の全体面の強度と膨張率
を均一にする利点を有する。更に、第2発明において、
上記強化層の糸は各々異なる材料で形成される、または
上記強化層は交互に配設された異なる材料による繊維で
形成されてよい。かかる構成により、所望膨張、曲げ、
および耐応力性が達成できる。更に、第2発明におい
て、上記強化層の各層における繊維または糸は異なる材
料により組織的に構成された束であってよい。
を均一にする利点を有する。更に、第2発明において、
上記強化層の糸は各々異なる材料で形成される、または
上記強化層は交互に配設された異なる材料による繊維で
形成されてよい。かかる構成により、所望膨張、曲げ、
および耐応力性が達成できる。更に、第2発明におい
て、上記強化層の各層における繊維または糸は異なる材
料により組織的に構成された束であってよい。
【0040】これはスキー全体の特性の均一分布を可能
にする。更に、第2発明において、上記強化層は上記基
部または上記シエルのシャンクに沿って一片体としてに
延びていてよい。これは上記シエルの表面領域および側
面領域の剛性を均一にする利点がある。更に、第2発明
において、上記強化層は糸群で構成され、上記糸群は同
一間隔で離隔する糸であり、好ましくは相互に異なる間
隔を置きかつ/または異なる材料で形成されていてよ
い。
にする。更に、第2発明において、上記強化層は上記基
部または上記シエルのシャンクに沿って一片体としてに
延びていてよい。これは上記シエルの表面領域および側
面領域の剛性を均一にする利点がある。更に、第2発明
において、上記強化層は糸群で構成され、上記糸群は同
一間隔で離隔する糸であり、好ましくは相互に異なる間
隔を置きかつ/または異なる材料で形成されていてよ
い。
【0041】これにより、上記繊維または糸間距離の相
違により接着剤に埋蔵される繊維または糸の特性を変化
させることができる。更に、第2発明において、上記繊
維または糸、または上記強化層は、液状であって圧力ま
たは温度下で接着性を有し、少なくとも室温で接着効果
を有しない接着剤またはプラスチック材で被覆されてい
てよい。
違により接着剤に埋蔵される繊維または糸の特性を変化
させることができる。更に、第2発明において、上記繊
維または糸、または上記強化層は、液状であって圧力ま
たは温度下で接着性を有し、少なくとも室温で接着効果
を有しない接着剤またはプラスチック材で被覆されてい
てよい。
【0042】これは、接着剤で被覆された繊維または糸
の使用により作業コストを低減させるので、適宜高い応
力を有する内部硬化した強化層の形成を可能にする。更
に、第2発明において、上記強化層またはその表面上に
分布された緊張バンドの個別繊維または糸は強化層の他
の繊維または糸よりも大きい直径を有していてよい。
の使用により作業コストを低減させるので、適宜高い応
力を有する内部硬化した強化層の形成を可能にする。更
に、第2発明において、上記強化層またはその表面上に
分布された緊張バンドの個別繊維または糸は強化層の他
の繊維または糸よりも大きい直径を有していてよい。
【0043】異なる厚みを有する強化層、中空部の形成
により接着剤の受入れが容易になり、上記繊維または糸
のコースの変形が目的により可能になるので、続く強化
層の剛性を改善できる。更に、太い繊維または糸のコー
スまたは緊張バンドは接着剤を受けるために対応する孔
を形成する。更に、本発明は、スキーの表面を形成する
基部、スキーの両側面を形成する2つのシャンクを有す
る略U形断面で構成され、上記シャンクと上記基部との
間に配設された中空部内の上記基部上にスキーコアの上
側が付設され、上記中空部は上記基部から離れる方向へ
向う上記シエルの突起を有する下ストラップにより制限
されるスキーを製造する方法を提供する。このスキー製
造方法は上記スキーコアの上記上側および/または下側
の何れか一方側がスキーコアの上記上側または下側より
突出する支持要素または陥没、特に長軸チャンネルまた
は横チャンネルを形成し、上記スキーコアの側壁を上記
シエルのシャンクから所定距離を置いて配設し、かつ上
記中空部をシエルの上記内面間に配設し、かつ上記スキ
ーコアの上側または下側と中間空間部を同一タイプの液
状プラスチック材、特に液状プラスチックフォームで充
填して上記プラスチック材の接着効果により相互間を摩
擦結合させることを特徴とする。
により接着剤の受入れが容易になり、上記繊維または糸
のコースの変形が目的により可能になるので、続く強化
層の剛性を改善できる。更に、太い繊維または糸のコー
スまたは緊張バンドは接着剤を受けるために対応する孔
を形成する。更に、本発明は、スキーの表面を形成する
基部、スキーの両側面を形成する2つのシャンクを有す
る略U形断面で構成され、上記シャンクと上記基部との
間に配設された中空部内の上記基部上にスキーコアの上
側が付設され、上記中空部は上記基部から離れる方向へ
向う上記シエルの突起を有する下ストラップにより制限
されるスキーを製造する方法を提供する。このスキー製
造方法は上記スキーコアの上記上側および/または下側
の何れか一方側がスキーコアの上記上側または下側より
突出する支持要素または陥没、特に長軸チャンネルまた
は横チャンネルを形成し、上記スキーコアの側壁を上記
シエルのシャンクから所定距離を置いて配設し、かつ上
記中空部をシエルの上記内面間に配設し、かつ上記スキ
ーコアの上側または下側と中間空間部を同一タイプの液
状プラスチック材、特に液状プラスチックフォームで充
填して上記プラスチック材の接着効果により相互間を摩
擦結合させることを特徴とする。
【0044】上記方法は少量の部材によりスキーを組立
ることができ、スキー構成部材は組立式シエルへ位置決
めできる利点を有する。全部材を挿入後に、スキー用型
を閉鎖して結合用プラスチック剤を残存中空部へ注入す
ることによりスキーをせいぞをする。上記方法におい
て、上記下ストラップまたは強化層および/または他の
層をスペーサ手段、特に相互間を分離させる支持要素に
より上記シエルからは離れる方向を向く上記スキーコア
の下側へ緩く付設し、その上で上記個別層間および中間
部と陥没、例えば長軸チャンネルおよび横断チャンネル
間の中空部へ同一タイプの液状または可塑化されたプラ
スチック材、特にエラストマーフォームを充填し、上記
プラスチック材が温度および/または圧力影響下で上記
プラスチック材の膨張によりそれらを充填しかつ結合さ
せるのがよい。
ることができ、スキー構成部材は組立式シエルへ位置決
めできる利点を有する。全部材を挿入後に、スキー用型
を閉鎖して結合用プラスチック剤を残存中空部へ注入す
ることによりスキーをせいぞをする。上記方法におい
て、上記下ストラップまたは強化層および/または他の
層をスペーサ手段、特に相互間を分離させる支持要素に
より上記シエルからは離れる方向を向く上記スキーコア
の下側へ緩く付設し、その上で上記個別層間および中間
部と陥没、例えば長軸チャンネルおよび横断チャンネル
間の中空部へ同一タイプの液状または可塑化されたプラ
スチック材、特にエラストマーフォームを充填し、上記
プラスチック材が温度および/または圧力影響下で上記
プラスチック材の膨張によりそれらを充填しかつ結合さ
せるのがよい。
【0045】これは異なる性質および異なる内部構造を
有するスキーの製造を可能にする。更に、上記方法にお
いて、上記スキーのU形断面シエルを平面カバー層、例
えばプラスチック材、ポリエテスル、ポリアミド、AB
Sまたは同様材から製造し、同時に、例えばプリプレグ
から成る少なくとも1つの強化層を上記カバー層へ付加
し、かつ加熱または必要により加圧によって室温で接着
性を有しない少なくとも1つの硬化性樹脂を予備含浸し
た強化層を上記予備含浸樹脂が上記カバー層または強化
層の隣接面へ、かつ必要により更に挿入された中間層へ
接着する状態にし、その後にそのようにして変形された
シエルを所望形態が維持されるまで冷却するのがよい。
有するスキーの製造を可能にする。更に、上記方法にお
いて、上記スキーのU形断面シエルを平面カバー層、例
えばプラスチック材、ポリエテスル、ポリアミド、AB
Sまたは同様材から製造し、同時に、例えばプリプレグ
から成る少なくとも1つの強化層を上記カバー層へ付加
し、かつ加熱または必要により加圧によって室温で接着
性を有しない少なくとも1つの硬化性樹脂を予備含浸し
た強化層を上記予備含浸樹脂が上記カバー層または強化
層の隣接面へ、かつ必要により更に挿入された中間層へ
接着する状態にし、その後にそのようにして変形された
シエルを所望形態が維持されるまで冷却するのがよい。
【0046】更に、上記方法において、上記強化層を合
成樹脂で予備含浸し、上記樹脂を第1低温で加熱する時
に、必要により加圧し、上記カバー層または上記強化層
または上記中間層の隣接面へ接着し、かつこれを上記第
1反応温度以下に冷却して寸法安定性を得、かつこの合
成樹脂を再度より高い第2反応温度まで加熱する時に上
記中間層または上記スキーコアの隣接面へ接着し、かつ
上記第2反応温度以下に冷却して熱硬化性プラスチック
へ変化させてよい。
成樹脂で予備含浸し、上記樹脂を第1低温で加熱する時
に、必要により加圧し、上記カバー層または上記強化層
または上記中間層の隣接面へ接着し、かつこれを上記第
1反応温度以下に冷却して寸法安定性を得、かつこの合
成樹脂を再度より高い第2反応温度まで加熱する時に上
記中間層または上記スキーコアの隣接面へ接着し、かつ
上記第2反応温度以下に冷却して熱硬化性プラスチック
へ変化させてよい。
【0047】この方法は、上記中空部および上記中間空
間部を充填する接着剤の接着力に加え、上記強化層の反
応および接着性が結合力を増大させるので異なる温度に
より加熱される合成樹脂の接着硬化を倍増させる。更
に、上記方法において、上記第2反応温度を上記中空部
または上記中間空間部へ注入した上記プラスチック材の
反応温度と同等または更に低くすることができる。
間部を充填する接着剤の接着力に加え、上記強化層の反
応および接着性が結合力を増大させるので異なる温度に
より加熱される合成樹脂の接着硬化を倍増させる。更
に、上記方法において、上記第2反応温度を上記中空部
または上記中間空間部へ注入した上記プラスチック材の
反応温度と同等または更に低くすることができる。
【0048】この方法は、他のエネルギを必要とするこ
となく上記注入プラスチック材の反応温度によってのみ
付加的接着効果が生じさせる利点を有する。更に、上記
方法において、上記強化層または上記中間層の予備含浸
ウエブの接着剤として作用する上記所定量の反応樹脂は
EPまたはUP樹脂またはポリジアリルフタレートで構
成されてよい。
となく上記注入プラスチック材の反応温度によってのみ
付加的接着効果が生じさせる利点を有する。更に、上記
方法において、上記強化層または上記中間層の予備含浸
ウエブの接着剤として作用する上記所定量の反応樹脂は
EPまたはUP樹脂またはポリジアリルフタレートで構
成されてよい。
【0049】この接着特性は室温を越える温度でのみ効
果的であり、室温では粘着性および接着性を有しない。
更に、上記方法において、上記スキーコアの下側上で、
少なくとも1つの強化層および/または中間層および/
または2つのカバー層とその間に配設されたコアで構成
されたサンドイッチ要素を上記走行面層および上記走行
エッジへ分離層として付加されるのが好ましい接着剤に
より結合して半完成品に形成し、上記コアは低機械強
度、特に上記2つのカバー層よりも低い引張強度を有す
る、上記半完成品を上記スキーの表面を成形する上記シ
エル部上の上側へ付設し、その後に上記スキーコアに対
面する上記走行エッジの表面を上記シエルの突起へ付勢
封止し、その後に、上記シャンクまたは上記スキーの先
端または上記突起の領域てのにおける1または複数の開
口部から液状または可塑化されたプラスチック材を上記
中空部へ注入し、かつ流れ温度または冷却温度以下にし
て上記スキーを成形型から取り出し、かつ上記走行エッ
ジの外面から突出する上記突起部を除去、特に粉砕また
は研削することができる。
果的であり、室温では粘着性および接着性を有しない。
更に、上記方法において、上記スキーコアの下側上で、
少なくとも1つの強化層および/または中間層および/
または2つのカバー層とその間に配設されたコアで構成
されたサンドイッチ要素を上記走行面層および上記走行
エッジへ分離層として付加されるのが好ましい接着剤に
より結合して半完成品に形成し、上記コアは低機械強
度、特に上記2つのカバー層よりも低い引張強度を有す
る、上記半完成品を上記スキーの表面を成形する上記シ
エル部上の上側へ付設し、その後に上記スキーコアに対
面する上記走行エッジの表面を上記シエルの突起へ付勢
封止し、その後に、上記シャンクまたは上記スキーの先
端または上記突起の領域てのにおける1または複数の開
口部から液状または可塑化されたプラスチック材を上記
中空部へ注入し、かつ流れ温度または冷却温度以下にし
て上記スキーを成形型から取り出し、かつ上記走行エッ
ジの外面から突出する上記突起部を除去、特に粉砕また
は研削することができる。
【0050】スキーの最終工程または製造が2構成要素
のみで行われる点でこの方法は有利である。上記スキー
コアに結合される層が異なるので簡単な方法でスキーを
製造できる。更に、スキーを完成する前のスキーコアお
よび隣接層等の主構成要素の強度制御が簡単である。更
に、上記方法において、上記スキーコアの表面上に、好
ましくは分離層として付加された接着剤によって少なく
とも1つの強化層および/または中間層および/または
2つのカバー層とその間に配設されたコアで構成された
サンドイッチ要素を付加し、上記コアは低機械強度、特
に上記2つのカバー層よりも低い引張強度を有する、上
記シエルに対面する上側の付加層またはサンドイッチ要
素により上記上下側が強化された上記スキーコアに上記
上側上へ突出する支持要素を設け、または半完成品とし
て組立られた上記スキーコアの方向において上記シエル
に突出支持要素を設け、上記シエルの変形時に変形した
シエルの位置を固定する唯一の強化層を挿入して上記支
持要素を形成することができる。
のみで行われる点でこの方法は有利である。上記スキー
コアに結合される層が異なるので簡単な方法でスキーを
製造できる。更に、スキーを完成する前のスキーコアお
よび隣接層等の主構成要素の強度制御が簡単である。更
に、上記方法において、上記スキーコアの表面上に、好
ましくは分離層として付加された接着剤によって少なく
とも1つの強化層および/または中間層および/または
2つのカバー層とその間に配設されたコアで構成された
サンドイッチ要素を付加し、上記コアは低機械強度、特
に上記2つのカバー層よりも低い引張強度を有する、上
記シエルに対面する上側の付加層またはサンドイッチ要
素により上記上下側が強化された上記スキーコアに上記
上側上へ突出する支持要素を設け、または半完成品とし
て組立られた上記スキーコアの方向において上記シエル
に突出支持要素を設け、上記シエルの変形時に変形した
シエルの位置を固定する唯一の強化層を挿入して上記支
持要素を形成することができる。
【0051】この方法は異なるタイプおよび異なる長さ
のスキーのためにシエルとコアのみを結合させればよい
ので一連の完成スキーの製造を簡単にする。従って、こ
の方法は異なるタイプのスキーの異なるスキーコアの保
管しておいて注文により所望設計の外側シエルと結合で
きる点で有利である。外側シエルはこの方法により即時
に簡単に組立られることができる。
のスキーのためにシエルとコアのみを結合させればよい
ので一連の完成スキーの製造を簡単にする。従って、こ
の方法は異なるタイプのスキーの異なるスキーコアの保
管しておいて注文により所望設計の外側シエルと結合で
きる点で有利である。外側シエルはこの方法により即時
に簡単に組立られることができる。
【0052】更に、上記方法において、上記プラスチッ
ク材をPUベースの2成分を混合することにより生成
し、かつこの2成分混合物をエラストマーフォームに形
成することができる。これにより構成部材の安全、迅
速、堅固な結合が可能になる。更に、上記方法におい
て、反応後の上記プラスチック材の密度が0.5から
1.5kg/dm3 の範囲、好ましくは0.9から1k
g/dm3 の範囲である2成分のプラスチック材を相互
に混合し、適宜量のプラスチック材を上記中空部および
中間部へ注入するのが好ましい。
ク材をPUベースの2成分を混合することにより生成
し、かつこの2成分混合物をエラストマーフォームに形
成することができる。これにより構成部材の安全、迅
速、堅固な結合が可能になる。更に、上記方法におい
て、反応後の上記プラスチック材の密度が0.5から
1.5kg/dm3 の範囲、好ましくは0.9から1k
g/dm3 の範囲である2成分のプラスチック材を相互
に混合し、適宜量のプラスチック材を上記中空部および
中間部へ注入するのが好ましい。
【0053】更に、上記方法において、ショア硬度Dが
65から90の範囲、好ましくは72から78の範囲の
2成分のプラスチック材を混合し、その所定量を上記中
空部および中間部へ注入するのが望ましい。スキーの差
別層の振動減衰結合と結合の連続的適正強度を確実にす
る点でこの方法は有利であり、特にゴムマット等の付加
的振動減衰層等の挿入を解消する。
65から90の範囲、好ましくは72から78の範囲の
2成分のプラスチック材を混合し、その所定量を上記中
空部および中間部へ注入するのが望ましい。スキーの差
別層の振動減衰結合と結合の連続的適正強度を確実にす
る点でこの方法は有利であり、特にゴムマット等の付加
的振動減衰層等の挿入を解消する。
【0054】更に、上記方法において、成形プラグの表
面または上記スキーコアへ対面する上記シエルの内面を
受ける成形面に全体わたって分布する陥没を設け、かつ
上記カバー層を上記強化層、および必要により上記中間
層を変形する時または上記下ストラップを形成する時
に、上記接着剤または上記強化層または上記中間層を上
記成形プラグまたは成形面内の陥没へ充填する力を上記
スキーコアに対面する面を付勢してよい。
面または上記スキーコアへ対面する上記シエルの内面を
受ける成形面に全体わたって分布する陥没を設け、かつ
上記カバー層を上記強化層、および必要により上記中間
層を変形する時または上記下ストラップを形成する時
に、上記接着剤または上記強化層または上記中間層を上
記成形プラグまたは成形面内の陥没へ充填する力を上記
スキーコアに対面する面を付勢してよい。
【0055】この方法は、スキー製造に必要とされる半
完成品としての個別部材の結合に必要な上記中空部を形
成するための上記支持要素を余分な費用をかけずに製造
できる点で有利である。使用される成形プラグに依存し
てスキー表面寸法は決定でき、スキーの振動減衰特性は
各種タイプのスキーに適用できる。更に、上記方法にお
いて、上記シエルへ挿入する前、または上記下ストラッ
プのための強化層または中間層またはサンドイッチ層を
付加する前に上記スキーコアを応力除去成形または曲折
により所望の三次元連続形状に対応する空間形態にし、
接着剤を加圧下で作用させて流れ温度または冷却温度以
下に冷却することによりその空間変形位置で固定するの
がよい。
完成品としての個別部材の結合に必要な上記中空部を形
成するための上記支持要素を余分な費用をかけずに製造
できる点で有利である。使用される成形プラグに依存し
てスキー表面寸法は決定でき、スキーの振動減衰特性は
各種タイプのスキーに適用できる。更に、上記方法にお
いて、上記シエルへ挿入する前、または上記下ストラッ
プのための強化層または中間層またはサンドイッチ層を
付加する前に上記スキーコアを応力除去成形または曲折
により所望の三次元連続形状に対応する空間形態にし、
接着剤を加圧下で作用させて流れ温度または冷却温度以
下に冷却することによりその空間変形位置で固定するの
がよい。
【0056】この方法により、スキーの所望変形、特に
プレストレスは簡単に決定かつ予備加工できる。本発明
の1実施態様について、以下に添付図面を参照して説明
する。
プレストレスは簡単に決定かつ予備加工できる。本発明
の1実施態様について、以下に添付図面を参照して説明
する。
【0057】
【実施例】図1はスキー1を示し、シエル2、上ストラ
ップ3、下ストラップ4、および走行面層5で構成され
ている。上ストラップ3と下ストラップ4との間にはス
キーコア6が配設されている。走行面層5は長手側エッ
ジの領域内に走行エッジ7を有する。
ップ3、下ストラップ4、および走行面層5で構成され
ている。上ストラップ3と下ストラップ4との間にはス
キーコア6が配設されている。走行面層5は長手側エッ
ジの領域内に走行エッジ7を有する。
【0058】スキー1のシエル2はスキーの先端8から
スキーの後端9へ完全に延びかつ表面10および一対の
側面11を形成する。図2から4に最良に示されたよう
に、U形断面を有するシエル2はカバー層12で構成さ
れ、その上にはスキーコア6方向に、例えば強化繊維で
形成されたプリプレグまたはマットの強化層13が付与
されている。この強化層13とカバー層12との間は強
化層13へ接着剤を挿入することにより結合されてい
る。この接着剤は圧力と温度の影響下で反応するもので
ある。当然ながら、上記強化層とカバー層との間は付加
的接着剤層を付与することにより結合されてよい。U形
断面シエル2の基部領域において、カバー層12は他の
中間層14へ結合され、この中間層は強化層13へ上記
結合手段により結合されてよい。中間層14は、例え
ば、金属または非金属、特にアルミニウムまたはスチー
ル、もしくは引裂けない合成材または繊維強化材により
構成されてよい。
スキーの後端9へ完全に延びかつ表面10および一対の
側面11を形成する。図2から4に最良に示されたよう
に、U形断面を有するシエル2はカバー層12で構成さ
れ、その上にはスキーコア6方向に、例えば強化繊維で
形成されたプリプレグまたはマットの強化層13が付与
されている。この強化層13とカバー層12との間は強
化層13へ接着剤を挿入することにより結合されてい
る。この接着剤は圧力と温度の影響下で反応するもので
ある。当然ながら、上記強化層とカバー層との間は付加
的接着剤層を付与することにより結合されてよい。U形
断面シエル2の基部領域において、カバー層12は他の
中間層14へ結合され、この中間層は強化層13へ上記
結合手段により結合されてよい。中間層14は、例え
ば、金属または非金属、特にアルミニウムまたはスチー
ル、もしくは引裂けない合成材または繊維強化材により
構成されてよい。
【0059】U形断面シエル2のシャンクは一対の側面
11を形成する。表面10と側面11との間の推移領域
は丸いか、または必要により角度を有するものであって
よい。当然ながら、カバー層12および強化層13から
シエル2を組立てる場合に、必要によりこの推移領域に
保護エッジ15を埋蔵することができ、同時に中間層1
4を表面10と側面11との間の推移領域に設けること
ができ、これは図2の右推移領域に概略的に示されてい
る。
11を形成する。表面10と側面11との間の推移領域
は丸いか、または必要により角度を有するものであって
よい。当然ながら、カバー層12および強化層13から
シエル2を組立てる場合に、必要によりこの推移領域に
保護エッジ15を埋蔵することができ、同時に中間層1
4を表面10と側面11との間の推移領域に設けること
ができ、これは図2の右推移領域に概略的に示されてい
る。
【0060】シエル2の側面11を形成する部は表面1
0を形成するシエル部、即ちU形シエルの基部と好まし
くは90°より大きい内角16を形成する。表面10を
形成するシエル12の基部から離れた方向の上記シャン
クの自由端は曲折し、シエル12の表面10に略平行に
延びかつスキーコア6から離れる方向へ延びる突起17
を形成する。突起17と側面11との間に囲まれる曲折
角18はこの内角16と同等またはそれよりもよりも大
きい。
0を形成するシエル部、即ちU形シエルの基部と好まし
くは90°より大きい内角16を形成する。表面10を
形成するシエル12の基部から離れた方向の上記シャン
クの自由端は曲折し、シエル12の表面10に略平行に
延びかつスキーコア6から離れる方向へ延びる突起17
を形成する。突起17と側面11との間に囲まれる曲折
角18はこの内角16と同等またはそれよりもよりも大
きい。
【0061】突起17の領域、または突起17と側面1
1との間の湾曲または曲折した推移部29で内面19に
対して走行エッジ7の上側21が当接し、走行面層5を
その側上で制限する。拡張部23と間隔を置くのが好ま
しい走行エッジ7の2つの相互に対面する前側22間に
は下ストラップ4が配設されており、本発明の態様によ
れば、これは金属強化層24から形成され、スペーサ2
5により走行面層5から一定距離にある。スキーコア6
は中間層14と下ストラップ4の強化層24との間に配
設される。
1との間の湾曲または曲折した推移部29で内面19に
対して走行エッジ7の上側21が当接し、走行面層5を
その側上で制限する。拡張部23と間隔を置くのが好ま
しい走行エッジ7の2つの相互に対面する前側22間に
は下ストラップ4が配設されており、本発明の態様によ
れば、これは金属強化層24から形成され、スペーサ2
5により走行面層5から一定距離にある。スキーコア6
は中間層14と下ストラップ4の強化層24との間に配
設される。
【0062】図3から最良に理解されるように、スキー
コア6の下ストラップ4に向かう下側25およびシエル
2に向かう上側27は突出支持要素28を有する。図3
から明らかなように、この支持要素28は上側27また
は下側26上を覆っていて、長手チャンネル30とその
横チャンネル29との間にある、即ち、一組の陥没ネッ
トワークを形成しいる。従って、連続中空部は、それら
に対面する中間層14または強化層24の内側31,3
2と同様に、下側26と上側27との間に形成され、こ
の中空部にはプラスチック材33が充填され、同時に上
記個別層、特に中間層14と強化層24とスキーコア6
との間の摩擦結合を可能にする。このプラスチック材3
3は弾性フォーム、または他の適宜プラスチックフォー
ム、または発泡合成樹脂、または同様材料であってよ
く、対の側面11、上ストラップ3、下ストラップ4、
および上記シャンクに対面するスキーコア6の側壁3
6、37により制限される中間空間部34,35を充填
する作用をする。
コア6の下ストラップ4に向かう下側25およびシエル
2に向かう上側27は突出支持要素28を有する。図3
から明らかなように、この支持要素28は上側27また
は下側26上を覆っていて、長手チャンネル30とその
横チャンネル29との間にある、即ち、一組の陥没ネッ
トワークを形成しいる。従って、連続中空部は、それら
に対面する中間層14または強化層24の内側31,3
2と同様に、下側26と上側27との間に形成され、こ
の中空部にはプラスチック材33が充填され、同時に上
記個別層、特に中間層14と強化層24とスキーコア6
との間の摩擦結合を可能にする。このプラスチック材3
3は弾性フォーム、または他の適宜プラスチックフォー
ム、または発泡合成樹脂、または同様材料であってよ
く、対の側面11、上ストラップ3、下ストラップ4、
および上記シャンクに対面するスキーコア6の側壁3
6、37により制限される中間空間部34,35を充填
する作用をする。
【0063】中間空間部34,35を充填するプラスチ
ック材33は同時にシエル2の壁部またはスキーコア6
と下ストラップ4または走行面層5および走行エッジ7
を結合する働きをし、これは上記中間空間部を制限す
る。中間空間部34,35を充填または結合するために
使用されるプラスチック材はポリウレタンをベースに2
成分合成材で構成されるのが好ましい。それにより、弾
性フォームの使用を有利にする。
ック材33は同時にシエル2の壁部またはスキーコア6
と下ストラップ4または走行面層5および走行エッジ7
を結合する働きをし、これは上記中間空間部を制限す
る。中間空間部34,35を充填または結合するために
使用されるプラスチック材はポリウレタンをベースに2
成分合成材で構成されるのが好ましい。それにより、弾
性フォームの使用を有利にする。
【0064】上記プラスチック材が65から90の間、
好ましくは72から78の間のショア硬度Dを有するの
が有利である。上記態様において、プラスチックフォー
ムは、例えば75から76のショア硬度Dを有する。弾
性特性を広げて十分な強度を得るために、上記プラスチ
ック材は0.5から1.5kg/dm3 の間の密度、好
ましくは0.9から1.1kg/cm3 の間の密度を有
するのが所定用途に可能である。
好ましくは72から78の間のショア硬度Dを有するの
が有利である。上記態様において、プラスチックフォー
ムは、例えば75から76のショア硬度Dを有する。弾
性特性を広げて十分な強度を得るために、上記プラスチ
ック材は0.5から1.5kg/dm3 の間の密度、好
ましくは0.9から1.1kg/cm3 の間の密度を有
するのが所定用途に可能である。
【0065】これは弾性と強化特性の共働を確実にし、
全構造上に十分な強度を付与しながら、ブローの適正減
衰、スキーの振動および変形を可能にする。このよう
に、走行面層5から所定間隔を置くスペーサ25による
下ストラップ4の強化層24の空間配置によって、その
2者間の結合はプラスチック材を注入することにより達
成できる利点がある。
全構造上に十分な強度を付与しながら、ブローの適正減
衰、スキーの振動および変形を可能にする。このよう
に、走行面層5から所定間隔を置くスペーサ25による
下ストラップ4の強化層24の空間配置によって、その
2者間の結合はプラスチック材を注入することにより達
成できる利点がある。
【0066】図4の図面から理解されるように、推移部
20内の内面19による対の側面11とシエル12の突
起17と走行エッジ7との間の封止は、推移部20で半
径38の適宜強度の丸味を有するにもかかわらず、走行
エッジ7と内面19との間に連続的にゼロへ向かう傾斜
中空空間が形成されるので、これらの領域においてプラ
スチック材33による十分な強度と永久的結合が得ら
れ、上記領域における強力な負荷が簡単に処理され、如
何なる離層も防止される。
20内の内面19による対の側面11とシエル12の突
起17と走行エッジ7との間の封止は、推移部20で半
径38の適宜強度の丸味を有するにもかかわらず、走行
エッジ7と内面19との間に連続的にゼロへ向かう傾斜
中空空間が形成されるので、これらの領域においてプラ
スチック材33による十分な強度と永久的結合が得ら
れ、上記領域における強力な負荷が簡単に処理され、如
何なる離層も防止される。
【0067】突起17の適宜形成により、上記突起は同
時にシエル2に対してバネとして作用し、それにより走
行エッジ7上のブローは突起17の弾性変形により減衰
してその初期状態へ復帰する。当然ながら、上記減衰効
果は、使用されるプラスチック材33の弾性変形率が高
く、走行エッジ7の前側22の方向の軸受けエッジ39
からシエル2へ向かう距離が急激に増加する場合には更
に増大する。従って、走行エッジ7のブローを減衰させ
るバネの適正範囲がある。
時にシエル2に対してバネとして作用し、それにより走
行エッジ7上のブローは突起17の弾性変形により減衰
してその初期状態へ復帰する。当然ながら、上記減衰効
果は、使用されるプラスチック材33の弾性変形率が高
く、走行エッジ7の前側22の方向の軸受けエッジ39
からシエル2へ向かう距離が急激に増加する場合には更
に増大する。従って、走行エッジ7のブローを減衰させ
るバネの適正範囲がある。
【0068】良好な範囲として、前側22の領域におけ
る走行エッジ7は接着剤層40により走行面層5と結合
してよい。同様に、例えば、走行面層5が形成される場
合、該走行面層を押出し成形中に走行エッジ7上へ直接
成形することが可能である。上述の解決の利点は、組立
式シエル2を一旦形作ってスキーコア6を挿入した後
に、下ストラップ4と走行面層5を走行エッジ7へ付加
し、残りの中空空間部をプラスチック材33、特にエラ
ストマーのプラスチックフォームで充填できる点にあ
り、かつその粘度はスキーコア6と上下ストラップ3,
4との間の中間空間部が密な場合でも進入して、該中空
部または中間空間部34,35が充填されたときに構成
成分間にタイトシールを形成することである。
る走行エッジ7は接着剤層40により走行面層5と結合
してよい。同様に、例えば、走行面層5が形成される場
合、該走行面層を押出し成形中に走行エッジ7上へ直接
成形することが可能である。上述の解決の利点は、組立
式シエル2を一旦形作ってスキーコア6を挿入した後
に、下ストラップ4と走行面層5を走行エッジ7へ付加
し、残りの中空空間部をプラスチック材33、特にエラ
ストマーのプラスチックフォームで充填できる点にあ
り、かつその粘度はスキーコア6と上下ストラップ3,
4との間の中間空間部が密な場合でも進入して、該中空
部または中間空間部34,35が充填されたときに構成
成分間にタイトシールを形成することである。
【0069】中空部または中間空間部34,35を充填
するために使用されるプラスチック材またはプラスチッ
クフォームの弾性特性を選択することにより、スキーの
減衰特性は、従って、ブローがスキー1に作用するとき
と同様にスキーが変形するときに予め決定できる。その
ようにして、プラスチック材33により上ストラップ3
またはその中間層14へ、そして上ストラップ3へ対面
する支持要素28の面の長さ41および幅42で構成さ
れる全支持面へ結合するスキーコア6の表面間のその比
率を変更できる。
するために使用されるプラスチック材またはプラスチッ
クフォームの弾性特性を選択することにより、スキーの
減衰特性は、従って、ブローがスキー1に作用するとき
と同様にスキーが変形するときに予め決定できる。その
ようにして、プラスチック材33により上ストラップ3
またはその中間層14へ、そして上ストラップ3へ対面
する支持要素28の面の長さ41および幅42で構成さ
れる全支持面へ結合するスキーコア6の表面間のその比
率を変更できる。
【0070】支持要素28の長さ41および幅42また
は直径で形成される支持面の全体を構成する面部が、ス
キーコア6と上ストラップ3との間のプラスチック材3
3の使用により結合される表面部と比較して、小さけれ
ば小さいほど、スキー1の変形時、そしてブロー効果が
スキーへ達する時の減衰効果は強くなる。シエル2の側
面を形成するシャンクの態様は、シャンクが走行エッジ
7に対して封止係合しているので、プラスチック材34
が、一旦、スキーコア6と上下ストラップ3,4との間
の中空部、そして中間空間部34と35へ挿入される
と、突起17は図4の図面の右側の破線により示された
コースに従って切断または研削法により除去され、それ
によりスキーコア6と反対側を向く走行エッジ7の外面
43を有する対の側面11の平坦連続部が形成される。
は直径で形成される支持面の全体を構成する面部が、ス
キーコア6と上ストラップ3との間のプラスチック材3
3の使用により結合される表面部と比較して、小さけれ
ば小さいほど、スキー1の変形時、そしてブロー効果が
スキーへ達する時の減衰効果は強くなる。シエル2の側
面を形成するシャンクの態様は、シャンクが走行エッジ
7に対して封止係合しているので、プラスチック材34
が、一旦、スキーコア6と上下ストラップ3,4との間
の中空部、そして中間空間部34と35へ挿入される
と、突起17は図4の図面の右側の破線により示された
コースに従って切断または研削法により除去され、それ
によりスキーコア6と反対側を向く走行エッジ7の外面
43を有する対の側面11の平坦連続部が形成される。
【0071】この場合、図2および4に示されたような
中間空間部34または35から走行エッジ7の外面43
の方向へ傾斜する受け室45,46のための限界線44
がシエル2の内面19に当接する軸受けエッジ39によ
り形成される。この限界線44は図3において破線によ
り概略的に示されており、外面43を受ける面内にあ
る。
中間空間部34または35から走行エッジ7の外面43
の方向へ傾斜する受け室45,46のための限界線44
がシエル2の内面19に当接する軸受けエッジ39によ
り形成される。この限界線44は図3において破線によ
り概略的に示されており、外面43を受ける面内にあ
る。
【0072】図5および6は本発明による他の態様のス
キーを示す。下ストラップ4の強化層24は支持要素2
8によりスキーコア6の下側26から離隔している。他
方、それは走行面層5から所定距離47にあるスペーサ
25により保持されている。支持要素28間の陥没48
は図2から4に例示として示された上記態様の中間空間
部34と35と同一プラスチック材33で充填される。
キーを示す。下ストラップ4の強化層24は支持要素2
8によりスキーコア6の下側26から離隔している。他
方、それは走行面層5から所定距離47にあるスペーサ
25により保持されている。支持要素28間の陥没48
は図2から4に例示として示された上記態様の中間空間
部34と35と同一プラスチック材33で充填される。
【0073】強化層24と走行面層5との間の間隔47
は支持要素28の高さ49と同様に、使用されるプラス
チック材33の粘度が、その中空部へ進入してそこを完
全に充填できるに足りるものであって、スキーがブロー
により変形または曲折したり、または走行面層5がブロ
ーにより悪影響を受ける場合に所望の減衰特性との関係
でこの最小限以上に高くなるように選択され、それによ
り減衰特性が改良される。
は支持要素28の高さ49と同様に、使用されるプラス
チック材33の粘度が、その中空部へ進入してそこを完
全に充填できるに足りるものであって、スキーがブロー
により変形または曲折したり、または走行面層5がブロ
ーにより悪影響を受ける場合に所望の減衰特性との関係
でこの最小限以上に高くなるように選択され、それによ
り減衰特性が改良される。
【0074】本発明によるスキー1の構成はスキーコア
6、下ストラップ4または走行面層5のその部分の単一
挿入を可能にする。それにより、走行面層5は走行エッ
ジ7と共に1要素へ接着または成形、もしくは同様方法
により有利に結合される。このようにして、突起延長部
51は中間空間部34,35へ対面する走行エッジ7の
表面50上に配設される。当然ながら、該延長部は上方
で90°折れた走行エッジ7内のノッチにより形成され
てよく、走行エッジ7の外面43とそれへ対面する延長
部の側壁との間の寸法52は対の側面11の領域のシエ
ル2の厚み53と同等またはそれよりも大きい。これは
U形シエル2のシャンクの位置決めを適正にし、かつ突
起17を走行エッジ7の軸受けエッジ39へしっかりと
当接させる。これにより本発明によるスキー製造のため
の個別部品の挿入が促進される。
6、下ストラップ4または走行面層5のその部分の単一
挿入を可能にする。それにより、走行面層5は走行エッ
ジ7と共に1要素へ接着または成形、もしくは同様方法
により有利に結合される。このようにして、突起延長部
51は中間空間部34,35へ対面する走行エッジ7の
表面50上に配設される。当然ながら、該延長部は上方
で90°折れた走行エッジ7内のノッチにより形成され
てよく、走行エッジ7の外面43とそれへ対面する延長
部の側壁との間の寸法52は対の側面11の領域のシエ
ル2の厚み53と同等またはそれよりも大きい。これは
U形シエル2のシャンクの位置決めを適正にし、かつ突
起17を走行エッジ7の軸受けエッジ39へしっかりと
当接させる。これにより本発明によるスキー製造のため
の個別部品の挿入が促進される。
【0075】図6から明らかなように、支持要素28は
四辺形基部を有するピラミッドにより形成される。当然
ながら、この基部は他の所望形態を有していてよく、支
持要素28も同様に上記ピラミッドではなく切頭ピラミ
ッドの形態であってよい。しかし、ピラミッド形態の支
持要素28の態様は、スキーコア6と上ストラップ3ま
たはシエル2との間の強固な結合を可能にする面部がプ
ラスチック材33で充填されるスキーコア6とシエル2
との間の全体推移面のほんの一部である点で有利であ
る。このことは走行面層5からスキー1上へのブローの
直接的伝達を低下させ、特に高周期振動および走行面層
5方向への強力な曲折時のスキーの減衰特性を改善す
る。この減衰は、特にスキーが走行面層5方向へ曲折す
るときに、上ストラップ3とスキーコア6またはスキー
コア6と下ストラップ4との間のプラスチック材の弾性
特性による剪断運動または相対運動により生じる。かか
るダンピング特性は高さ49を増すことにより改善でき
る。
四辺形基部を有するピラミッドにより形成される。当然
ながら、この基部は他の所望形態を有していてよく、支
持要素28も同様に上記ピラミッドではなく切頭ピラミ
ッドの形態であってよい。しかし、ピラミッド形態の支
持要素28の態様は、スキーコア6と上ストラップ3ま
たはシエル2との間の強固な結合を可能にする面部がプ
ラスチック材33で充填されるスキーコア6とシエル2
との間の全体推移面のほんの一部である点で有利であ
る。このことは走行面層5からスキー1上へのブローの
直接的伝達を低下させ、特に高周期振動および走行面層
5方向への強力な曲折時のスキーの減衰特性を改善す
る。この減衰は、特にスキーが走行面層5方向へ曲折す
るときに、上ストラップ3とスキーコア6またはスキー
コア6と下ストラップ4との間のプラスチック材の弾性
特性による剪断運動または相対運動により生じる。かか
るダンピング特性は高さ49を増すことにより改善でき
る。
【0076】高さ49およびピラミッドまたは切頭ピラ
ミッド形態の選択により、この態様はスキーコア6と上
または下ストラップ3,4との間に迅速かつ直接的に結
合面を形成してスキーに異なる所望特性を付与するのを
可能にする。この図示態様から明らかなように、走行面
層5と側壁36または37との間の斜角54は、側面1
1を形成するシエル2の部分と走行面層5と間の斜角5
5°よりも大きく、例えば、90°であってよい。
ミッド形態の選択により、この態様はスキーコア6と上
または下ストラップ3,4との間に迅速かつ直接的に結
合面を形成してスキーに異なる所望特性を付与するのを
可能にする。この図示態様から明らかなように、走行面
層5と側壁36または37との間の斜角54は、側面1
1を形成するシエル2の部分と走行面層5と間の斜角5
5°よりも大きく、例えば、90°であってよい。
【0077】走行エッジ7の領域でスキー1へ作用する
ブローの減衰またはフレキシビリティを増し、かつスキ
ーの剛性を低下させるために、中間空間部34,35の
断面を大きくすることができる。更に、図5に概略的に
破線により示されたように、上記断面は斜角54を減少
することにより拡大できる。これは、高い応力を与える
ことなく走行面層5の方向へスキーが曲折するときにス
キーの変形を可能にするので、特に、スキーの先端また
は後端方向に推奨できる。外走行エッジ、即ちスキーヤ
ーの第2スキーと反対方向を向く走行エッジを有する中
間空間部の断面がより大きいことが有利である。これは
弾性特性を改善し、いわゆる“フォルトフォーギビン
グ”(fault forgiving)スキーを可能
にし、他方、内エッジが強化されているのでスキーの精
確ガイドを可能にする。
ブローの減衰またはフレキシビリティを増し、かつスキ
ーの剛性を低下させるために、中間空間部34,35の
断面を大きくすることができる。更に、図5に概略的に
破線により示されたように、上記断面は斜角54を減少
することにより拡大できる。これは、高い応力を与える
ことなく走行面層5の方向へスキーが曲折するときにス
キーの変形を可能にするので、特に、スキーの先端また
は後端方向に推奨できる。外走行エッジ、即ちスキーヤ
ーの第2スキーと反対方向を向く走行エッジを有する中
間空間部の断面がより大きいことが有利である。これは
弾性特性を改善し、いわゆる“フォルトフォーギビン
グ”(fault forgiving)スキーを可能
にし、他方、内エッジが強化されているのでスキーの精
確ガイドを可能にする。
【0078】図7から9は本発明によるスキー1の他の
態様を示す。この態様において,スキー1の上ストラッ
プおよび下ストラップは数層で構成される。この態様に
おいて、シエル2はカバー層12と全断面領域にわたる
強化層13で形成される。スキーの表面10領域におい
て付加的強化層13が配設され、表面10は中間層14
により第1強化層13から離隔されている。強化層13
と対称的に、例えば高い弾性率または高い弾性または低
い引張または曲げ強度を有する低機械特性材料が中間層
14に使用される場合、これらの層はそれ自体のサンド
イッチ要素を形成し、中間層14はこのテンドイッチ要
素のコアになる。かかる層はシエル2の製造および形成
時にフォームロック法(form−locked)によ
り相互に結合され、それによりスキーの表面10と反対
の内側56は陥没を有する成形面または成形プラグと組
み合わされてよい。ただし、これは必須ではない。この
成形面により支持要素28が形成され、スキーコア6の
方向へ内面から突出する。上述の態様と同様に、支持要
素57が設けられてよく、全内側56上に均一に分布さ
れてよい。ただし、この態様では、支持要素57は側壁
36,37へ対面するスキーコア6の外領域の1列また
は非常に接近した2列として配設されるのみである。
態様を示す。この態様において,スキー1の上ストラッ
プおよび下ストラップは数層で構成される。この態様に
おいて、シエル2はカバー層12と全断面領域にわたる
強化層13で形成される。スキーの表面10領域におい
て付加的強化層13が配設され、表面10は中間層14
により第1強化層13から離隔されている。強化層13
と対称的に、例えば高い弾性率または高い弾性または低
い引張または曲げ強度を有する低機械特性材料が中間層
14に使用される場合、これらの層はそれ自体のサンド
イッチ要素を形成し、中間層14はこのテンドイッチ要
素のコアになる。かかる層はシエル2の製造および形成
時にフォームロック法(form−locked)によ
り相互に結合され、それによりスキーの表面10と反対
の内側56は陥没を有する成形面または成形プラグと組
み合わされてよい。ただし、これは必須ではない。この
成形面により支持要素28が形成され、スキーコア6の
方向へ内面から突出する。上述の態様と同様に、支持要
素57が設けられてよく、全内側56上に均一に分布さ
れてよい。ただし、この態様では、支持要素57は側壁
36,37へ対面するスキーコア6の外領域の1列また
は非常に接近した2列として配設されるのみである。
【0079】従って、上ストラップ3へ対面するスキー
コア6の表面27から突出する支持要素28は側壁3
6,37の限定部内で相互に平行な2列、または1列と
して配設される。固定プレート58は支持要素28と5
7との間に配設される。この固定プレート58は概略的
に図示されたように固定手段59を受ける作用をし、こ
れによって例えばスキービンディングのトウクランプ6
0はスキー1の表面10へ固定される。
コア6の表面27から突出する支持要素28は側壁3
6,37の限定部内で相互に平行な2列、または1列と
して配設される。固定プレート58は支持要素28と5
7との間に配設される。この固定プレート58は概略的
に図示されたように固定手段59を受ける作用をし、こ
れによって例えばスキービンディングのトウクランプ6
0はスキー1の表面10へ固定される。
【0080】一点鎖線により示された位置から容易に理
解されるように、固定プレート58の自由に浮遊する位
置決め、特に異なる方向への曲折は支持要素28と57
との間の陥没が一旦プラスチック材で適正に充填された
後に可能になる。このプラスチック材はまた中間空間部
34,35をも充填する。十分な弾性特性を有するプラ
スチック材またはプラスチックフォームが使用される場
合に、固定プレート58は、破線または一点鎖線により
示された位置方向へ衝撃応力が急激に加わることにより
変形する。これは上記固定プレートが側壁36,37の
領域において支持要素28と57との間に固定されるの
みであるからであり、そうでない場合には、例えばトウ
クランプ60を保持する固定手段59がシエル2厚に如
何なるネジ山をも必要としない円筒断面であるときに引
張荷重および圧縮応力により変形する。
解されるように、固定プレート58の自由に浮遊する位
置決め、特に異なる方向への曲折は支持要素28と57
との間の陥没が一旦プラスチック材で適正に充填された
後に可能になる。このプラスチック材はまた中間空間部
34,35をも充填する。十分な弾性特性を有するプラ
スチック材またはプラスチックフォームが使用される場
合に、固定プレート58は、破線または一点鎖線により
示された位置方向へ衝撃応力が急激に加わることにより
変形する。これは上記固定プレートが側壁36,37の
領域において支持要素28と57との間に固定されるの
みであるからであり、そうでない場合には、例えばトウ
クランプ60を保持する固定手段59がシエル2厚に如
何なるネジ山をも必要としない円筒断面であるときに引
張荷重および圧縮応力により変形する。
【0081】当然ながら、破線により示されたように、
例えば固定ネジ等の固定手段59の外径よりも大きいボ
ア62の直径61を選択することが可能であり、そのよ
うにして固定プレート58の変形可能性が表面10に垂
直でなく他の空間方向への振動または衝撃を減衰させ
る。
例えば固定ネジ等の固定手段59の外径よりも大きいボ
ア62の直径61を選択することが可能であり、そのよ
うにして固定プレート58の変形可能性が表面10に垂
直でなく他の空間方向への振動または衝撃を減衰させ
る。
【0082】当然ながら、本発明の範囲内において、支
持要素28と57の全てを側壁36,37領域から省略
でき、かつプラスチック材33が注入されて固定プラス
チック58がその弾性特性により上記中空部に保持され
るまで、上ストラップ3とスキーコア6との間に形成さ
れた中空部へ他の手段により固定プレート58を位置決
めしておくことができる。
持要素28と57の全てを側壁36,37領域から省略
でき、かつプラスチック材33が注入されて固定プラス
チック58がその弾性特性により上記中空部に保持され
るまで、上ストラップ3とスキーコア6との間に形成さ
れた中空部へ他の手段により固定プレート58を位置決
めしておくことができる。
【0083】更に、この態様には下ストラップ4が走行
面層5の他に示されており、その間に配設された中間層
14と共に2つの強化層24を有し、下ストラップ4は
中間層14との関係で上述したような機械的に非剛性の
材料により形成される。スキーコア6に近接の強化層2
4は側方向へ拡がるか、または走行エッジ7の外面43
により設定される限界から突出するのが有利である。
面層5の他に示されており、その間に配設された中間層
14と共に2つの強化層24を有し、下ストラップ4は
中間層14との関係で上述したような機械的に非剛性の
材料により形成される。スキーコア6に近接の強化層2
4は側方向へ拡がるか、または走行エッジ7の外面43
により設定される限界から突出するのが有利である。
【0084】スキーコア6とこのもう一つの強化層24
との間の空間はスキーコア6または付加的強化層24の
上に形成された支持要素28により形成されてよい。こ
れにより、支持要素28と57は切頭円錐形に形成され
る。しかし、他の任意態様が使用できる。本態様に示さ
れたように、対の側面11を形成するシャンクまたはシ
エル2のその部分の方向へスキーコア6から突出する複
数の突起63を側壁36,37の領域において配設でき
る。上記突起間には結合ネットワークまたは空洞システ
ムを形成する陥没64があり、このネットワークは中間
空間部34,35を充填するプラスチック材33により
充填され、かつスキーコア6とシエル2とを結合する他
にスキーコア6と下ストラップ4とを結合する。
との間の空間はスキーコア6または付加的強化層24の
上に形成された支持要素28により形成されてよい。こ
れにより、支持要素28と57は切頭円錐形に形成され
る。しかし、他の任意態様が使用できる。本態様に示さ
れたように、対の側面11を形成するシャンクまたはシ
エル2のその部分の方向へスキーコア6から突出する複
数の突起63を側壁36,37の領域において配設でき
る。上記突起間には結合ネットワークまたは空洞システ
ムを形成する陥没64があり、このネットワークは中間
空間部34,35を充填するプラスチック材33により
充填され、かつスキーコア6とシエル2とを結合する他
にスキーコア6と下ストラップ4とを結合する。
【0085】当然ながら、いずれの支持要素28もスキ
ーコア6の下側26上に配設されなくてもよいが、支持
要素28がそれ自体の接着層により近接強化層24と結
合するのが好ましく、下ストラップ4および走行面層
5、更に上記走行エッジを有するスキーコア6は半完成
品、即ち、組立式構成要素群を形成するものであってよ
い。
ーコア6の下側26上に配設されなくてもよいが、支持
要素28がそれ自体の接着層により近接強化層24と結
合するのが好ましく、下ストラップ4および走行面層
5、更に上記走行エッジを有するスキーコア6は半完成
品、即ち、組立式構成要素群を形成するものであってよ
い。
【0086】しかしながら、上ストラップ3を形成する
構成要素はスキーコア6へ直接固定されて、シエル2を
除いて、即ち、上記表面の外側カバーと対の側面、スキ
ーの全部品が組立式であってよい。従って、異なる型の
スキーの異なるコアを保管でき、適宜プラスチック材お
よび異なる設計態様の適宜シエルを選択することによ
り、色々な型のスキーが簡単な方法および同一製造方法
により製造されてよい。このことはスキーの製造時の不
良率を低下させる。この種の製造は、同一型のスキーを
通常の多種設計形態に構成する場合に、適宜上下ストラ
ップを有するスキーコアをコスト安に注文に応じて大量
に組立てることを可能にし、特定顧客により所望された
設計のシエルへの結合を可能にするので特に有利であ
る。
構成要素はスキーコア6へ直接固定されて、シエル2を
除いて、即ち、上記表面の外側カバーと対の側面、スキ
ーの全部品が組立式であってよい。従って、異なる型の
スキーの異なるコアを保管でき、適宜プラスチック材お
よび異なる設計態様の適宜シエルを選択することによ
り、色々な型のスキーが簡単な方法および同一製造方法
により製造されてよい。このことはスキーの製造時の不
良率を低下させる。この種の製造は、同一型のスキーを
通常の多種設計形態に構成する場合に、適宜上下ストラ
ップを有するスキーコアをコスト安に注文に応じて大量
に組立てることを可能にし、特定顧客により所望された
設計のシエルへの結合を可能にするので特に有利であ
る。
【0087】本発明によるスキーを製造する場合、2つ
の構成要素のみ、即ち、組立式シエル2と適宜組立式コ
ア要素を組み立て、プラスチック材33により所望弾性
と減衰特性を有するように結合する。種々異なる型のシ
エル2およびコア要素を種々に組み合わせることにより
異なる特性を有するスキーを簡単な方法により同一技術
をもって完成できる。
の構成要素のみ、即ち、組立式シエル2と適宜組立式コ
ア要素を組み立て、プラスチック材33により所望弾性
と減衰特性を有するように結合する。種々異なる型のシ
エル2およびコア要素を種々に組み合わせることにより
異なる特性を有するスキーを簡単な方法により同一技術
をもって完成できる。
【0088】側壁36,37の領域における突起63ま
たはスキーコア6の方向へ強化層24から上昇する上昇
部65の配置はスキー1の、精確な位置決めと形成を確
実にし、特に対の側面11のコースの位置決めと形成を
確実にする。図9から最良に理解されるように、付加的
強化層24の走行エッジ7の外面43から突出する突出
部は付加的強化層24とシエル2の突起17との間に幅
67を有する接触面66を形成する。この接触面66
は、図8において細い線により、シエル2と付加的強化
層24との間の受け室46の限界線68により示された
ように、スキーコア6の方向において分離している。シ
エル2を付加的強化層24で幅67にわたって被覆する
ことにより、走行面層5に垂直方向の部分の適正固定お
よび圧縮ができ、そのようにしてプラスチック材33を
受ける上記中空部の密封が可能になる。シエル2の的確
な形成により、限界線68は走行エッジ7の外面43を
形成する平面の外側または内側に簡単に位置決めができ
る。
たはスキーコア6の方向へ強化層24から上昇する上昇
部65の配置はスキー1の、精確な位置決めと形成を確
実にし、特に対の側面11のコースの位置決めと形成を
確実にする。図9から最良に理解されるように、付加的
強化層24の走行エッジ7の外面43から突出する突出
部は付加的強化層24とシエル2の突起17との間に幅
67を有する接触面66を形成する。この接触面66
は、図8において細い線により、シエル2と付加的強化
層24との間の受け室46の限界線68により示された
ように、スキーコア6の方向において分離している。シ
エル2を付加的強化層24で幅67にわたって被覆する
ことにより、走行面層5に垂直方向の部分の適正固定お
よび圧縮ができ、そのようにしてプラスチック材33を
受ける上記中空部の密封が可能になる。シエル2の的確
な形成により、限界線68は走行エッジ7の外面43を
形成する平面の外側または内側に簡単に位置決めができ
る。
【0089】図7および8に示された表面10から走行
面層5の方向へ延びるスキーは次の層から構成される。
カバー層12としてポリエステルポリエチレンまたはポ
リアミド材またはABSにより形成された深絞りシエル
であるシエル2、および強化層13としての繊維ガラス
層は付加的接着剤によりまたは適宜ガラス繊維層含浸プ
ラスチック材、または温度および/または圧力影響下で
接着効果を発揮する樹脂によりで相互に結合される。中
間層13上には、例えば、チタン−アルミニウム合金の
中間層14を載せ、その層上には他のガラス繊維層を載
せる。他のガラス繊維層は、また、ガラス繊維層含浸プ
ラスチック材であるのが好ましく、これは同様に温度お
よび圧力影響下で接着効果を発展させる。
面層5の方向へ延びるスキーは次の層から構成される。
カバー層12としてポリエステルポリエチレンまたはポ
リアミド材またはABSにより形成された深絞りシエル
であるシエル2、および強化層13としての繊維ガラス
層は付加的接着剤によりまたは適宜ガラス繊維層含浸プ
ラスチック材、または温度および/または圧力影響下で
接着効果を発揮する樹脂によりで相互に結合される。中
間層13上には、例えば、チタン−アルミニウム合金の
中間層14を載せ、その層上には他のガラス繊維層を載
せる。他のガラス繊維層は、また、ガラス繊維層含浸プ
ラスチック材であるのが好ましく、これは同様に温度お
よび圧力影響下で接着効果を発展させる。
【0090】スキーコア6はプラスチックフォームまた
は軽量プラスチック材、または発泡熱硬化性プラスチッ
クまたは熱可塑性プラスチックまたはウッドで形成され
る。ウッドコアを使用する場合、このコアは複数の個別
ロッド、または異なる材料による層で形成されるのが好
ましい。走行面層5の方向におけるスキーコア6の底上
にはガラス繊維層があり、この層は、スキーコア6がシ
エル2へ挿入される前に接着剤または樹脂をその塗膜へ
結合してよい。チタン−アルミニウムで形成されかつ好
ましくは走行エッジ7の保持フランジの厚み69に対応
する厚みを有する中間層14を設けることにより、走行
エッジ7は他の強化層24、即ち、中間層14と走行面
層5との間に設けられたガラス繊維層により保持され
る。下ストラップ4の個別部は接着剤または樹脂により
結合され、これはスキーコア6および下ストラップ4を
構成する要素群の組立時に相互に結合される。その後
に、該構成要素群は中間空間部34,35および該構成
要素群とシエル2との間の凹部または陥没へ注入された
プラスチック材33によりシエル2へ結合される。
は軽量プラスチック材、または発泡熱硬化性プラスチッ
クまたは熱可塑性プラスチックまたはウッドで形成され
る。ウッドコアを使用する場合、このコアは複数の個別
ロッド、または異なる材料による層で形成されるのが好
ましい。走行面層5の方向におけるスキーコア6の底上
にはガラス繊維層があり、この層は、スキーコア6がシ
エル2へ挿入される前に接着剤または樹脂をその塗膜へ
結合してよい。チタン−アルミニウムで形成されかつ好
ましくは走行エッジ7の保持フランジの厚み69に対応
する厚みを有する中間層14を設けることにより、走行
エッジ7は他の強化層24、即ち、中間層14と走行面
層5との間に設けられたガラス繊維層により保持され
る。下ストラップ4の個別部は接着剤または樹脂により
結合され、これはスキーコア6および下ストラップ4を
構成する要素群の組立時に相互に結合される。その後
に、該構成要素群は中間空間部34,35および該構成
要素群とシエル2との間の凹部または陥没へ注入された
プラスチック材33によりシエル2へ結合される。
【0091】スキーコア6近傍にある強化層13および
14は走行面層5または表面に近接の強化層13および
24および中間層14と同一の壁厚70─72を有する
のが好ましい。スキー使用領域または予想される応力に
よって、中間層14、スキーコア6に近接の強化層1
3,24、またはスキーコア6から遠隔の強化層13,
24の壁厚70−72は可変である。スキーコア6に近
い強化層13または24の厚みまたは強化特性が大きい
場合には、水平中間面73からより離れた強化層13,
24の剛性は更に剛性度を増すことを考慮する必要があ
る。
14は走行面層5または表面に近接の強化層13および
24および中間層14と同一の壁厚70─72を有する
のが好ましい。スキー使用領域または予想される応力に
よって、中間層14、スキーコア6に近接の強化層1
3,24、またはスキーコア6から遠隔の強化層13,
24の壁厚70−72は可変である。スキーコア6に近
い強化層13または24の厚みまたは強化特性が大きい
場合には、水平中間面73からより離れた強化層13,
24の剛性は更に剛性度を増すことを考慮する必要があ
る。
【0092】チタン−アクミニウム合金または中間層1
4は強度、特に引張強度がなく、強化層13および2
4、中間層14を有する強化層13、またはその間に配
設された中間層14を有する強化層24よりも高い弾性
率を有するので、隣接構成要素に対して張力中立構成要
素群を形成する。スキーに他の材料または層が使用され
る場合には、この構成要素群は特に温度効果下で全体的
に異なる膨張動作を示す。強化層13,24および中間
層14のこの対称構造および配置は、当然ながら、上ス
トラップ3がスキーコア6に密接に係合し、かつカバー
層12または外強化層13内の固定手段59、またはそ
の間に配設された固定プレート58が固定されるとき
に、採用できる。
4は強度、特に引張強度がなく、強化層13および2
4、中間層14を有する強化層13、またはその間に配
設された中間層14を有する強化層24よりも高い弾性
率を有するので、隣接構成要素に対して張力中立構成要
素群を形成する。スキーに他の材料または層が使用され
る場合には、この構成要素群は特に温度効果下で全体的
に異なる膨張動作を示す。強化層13,24および中間
層14のこの対称構造および配置は、当然ながら、上ス
トラップ3がスキーコア6に密接に係合し、かつカバー
層12または外強化層13内の固定手段59、またはそ
の間に配設された固定プレート58が固定されるとき
に、採用できる。
【0093】最後に、図10から12は本発明による他
の態様のスキーを示す。図10のスキー1は相互に対向
する走行エッジ7の領域における受け室45,46の異
なる態様を示す。上記受け室は図11および12に拡大
図で示されている。スキー1の構造は図7から9の態様
に実質的に対応する。従って、同一部は同一参照番号に
より示されている。この態様において、スキーコア6と
それに近接の強化層24との間に、例えばカーボン繊維
またはセラミック繊維の層で構成された付加的中間層7
4が下ストラップ4の領域に配設されている点のみが異
なる。
の態様のスキーを示す。図10のスキー1は相互に対向
する走行エッジ7の領域における受け室45,46の異
なる態様を示す。上記受け室は図11および12に拡大
図で示されている。スキー1の構造は図7から9の態様
に実質的に対応する。従って、同一部は同一参照番号に
より示されている。この態様において、スキーコア6と
それに近接の強化層24との間に、例えばカーボン繊維
またはセラミック繊維の層で構成された付加的中間層7
4が下ストラップ4の領域に配設されている点のみが異
なる。
【0094】走行面層5および走行エッジ7と同様に下
ストラップ4の個別層はスキーコア6と共に組立式構成
要素群を形成し、この構成要素群はシエル2へプラスチ
ック材により結合され、スキーの表面10の領域には上
ストラップ3が一体化される。スキーコア6と上ストラ
ップ3との間に適宜結合面を形成するために、スペース
インサート75が上記2要素間に配設される。このイン
サートは横ロッド76と長手ロッド77で構成される格
子形態に形成される。横および長手ロッド76,77は
共にスキーコア6とシエル2との間の結合層の所望厚と
同等の厚みおよび直径を有する。スキーの長手に斜角に
走る横ロッド76は横チャンネル29を形成し、かつス
キーの長手方向へ走る長手ロッド77は長手チャンネル
30を形成し、プラスチック材33はここから注入され
てスキーコア6とシエル2との間を結合する。
ストラップ4の個別層はスキーコア6と共に組立式構成
要素群を形成し、この構成要素群はシエル2へプラスチ
ック材により結合され、スキーの表面10の領域には上
ストラップ3が一体化される。スキーコア6と上ストラ
ップ3との間に適宜結合面を形成するために、スペース
インサート75が上記2要素間に配設される。このイン
サートは横ロッド76と長手ロッド77で構成される格
子形態に形成される。横および長手ロッド76,77は
共にスキーコア6とシエル2との間の結合層の所望厚と
同等の厚みおよび直径を有する。スキーの長手に斜角に
走る横ロッド76は横チャンネル29を形成し、かつス
キーの長手方向へ走る長手ロッド77は長手チャンネル
30を形成し、プラスチック材33はここから注入され
てスキーコア6とシエル2との間を結合する。
【0095】図11および12はスキーコア6を包囲す
る構成要素群の下ストラップ4を有するシエル2の連結
または結合の異なる態様を示す。下ストラップ4へ対面
する領域においてカバー12または強化層13は角度7
8および79で外方へ2度折れる。この角度は90°よ
り大きく、スキーコア6から離れる側の突起17の端部
が走行面層5または隣接する中間層74に平行に走るよ
うに選択できる。突起17と中間層74との間の接触面
80の限界線68は点で概略的に示されているが、これ
は一点鎖線で示されたように走行エッジ7の外面43を
受ける面81の内側に設けられる。従って、この限界線
68は走行エッジ7の外面43よりもスキーコア6に接
近する。
る構成要素群の下ストラップ4を有するシエル2の連結
または結合の異なる態様を示す。下ストラップ4へ対面
する領域においてカバー12または強化層13は角度7
8および79で外方へ2度折れる。この角度は90°よ
り大きく、スキーコア6から離れる側の突起17の端部
が走行面層5または隣接する中間層74に平行に走るよ
うに選択できる。突起17と中間層74との間の接触面
80の限界線68は点で概略的に示されているが、これ
は一点鎖線で示されたように走行エッジ7の外面43を
受ける面81の内側に設けられる。従って、この限界線
68は走行エッジ7の外面43よりもスキーコア6に接
近する。
【0096】スキーコア6から限界線68の領域まで全
面にわたって突起17の外領域を結合するためにプラス
チック材33によりシエル2と中間層74は完全に結合
される。破線により示されたように、接着剤層82を配
設すること、またはスキーの長手方向を横切って走る交
差流溝と共に限界線68の直後の突起17領域において
シエル2の強化層13を設けることが必要であり、その
ために接着剤33はかかる領域へ進入して個別部間を結
合する。このことは、突起17が走行エッジ7の外面4
3と一直線になるまで一旦研削、切削、切断等により除
去された後に、シエル2と下ストラップ4との間の封止
結合を確実にし、この領域においてスキー1上の高い応
力にもかかわらず離層を防止する。
面にわたって突起17の外領域を結合するためにプラス
チック材33によりシエル2と中間層74は完全に結合
される。破線により示されたように、接着剤層82を配
設すること、またはスキーの長手方向を横切って走る交
差流溝と共に限界線68の直後の突起17領域において
シエル2の強化層13を設けることが必要であり、その
ために接着剤33はかかる領域へ進入して個別部間を結
合する。このことは、突起17が走行エッジ7の外面4
3と一直線になるまで一旦研削、切削、切断等により除
去された後に、シエル2と下ストラップ4との間の封止
結合を確実にし、この領域においてスキー1上の高い応
力にもかかわらず離層を防止する。
【0097】しかし、図12の態様によれば、接触面8
0の限界線68はスキーコア6と反対の走行エッジ7の
外面43を受ける面81側上に配設されてよく、これに
より、シエル2の突起17を高さ83まで切り取った後
にシエル2の下ストラップ4とのプラスチック材33の
みによる結合が可能になり、プラスチック材の弾性また
は変形特性によって走行エッジ7に対するブローの効果
的減衰が多かれ少なかれ可能になる。
0の限界線68はスキーコア6と反対の走行エッジ7の
外面43を受ける面81側上に配設されてよく、これに
より、シエル2の突起17を高さ83まで切り取った後
にシエル2の下ストラップ4とのプラスチック材33の
みによる結合が可能になり、プラスチック材の弾性また
は変形特性によって走行エッジ7に対するブローの効果
的減衰が多かれ少なかれ可能になる。
【0098】図13から17はスキー1の減衰態様を概
略的に示す。図14から17に断面図で示された異なる
横面内において、中間空間部34,35は異なる断面を
示す。更に、スキーコア6の側壁36,37の傾斜はス
キー1の中央部84からの間隔を大きくすることにより
更に大きくすることができる。スキービンディングは、
通常、スキーへ概略図示されたようにスキーの垂直長手
中間面85に関してスキーの先端8または後端9方向へ
取り付けられ、側壁36,37は急傾斜角54を示す。
スキー1の長手に対する斜角54の変更によりその変形
および剛性特性は簡単に変更できる。従って、図示断面
図に示されたように、ステップ部86により、即ち、ス
キーの長手方向における凹部の配置によって、簡単な方
法により所望可撓性を得るために走行エッジ7の領域に
おけるスキーの硬直性を変えることができる。
略的に示す。図14から17に断面図で示された異なる
横面内において、中間空間部34,35は異なる断面を
示す。更に、スキーコア6の側壁36,37の傾斜はス
キー1の中央部84からの間隔を大きくすることにより
更に大きくすることができる。スキービンディングは、
通常、スキーへ概略図示されたようにスキーの垂直長手
中間面85に関してスキーの先端8または後端9方向へ
取り付けられ、側壁36,37は急傾斜角54を示す。
スキー1の長手に対する斜角54の変更によりその変形
および剛性特性は簡単に変更できる。従って、図示断面
図に示されたように、ステップ部86により、即ち、ス
キーの長手方向における凹部の配置によって、簡単な方
法により所望可撓性を得るために走行エッジ7の領域に
おけるスキーの硬直性を変えることができる。
【0099】更に、側面11と側壁36,37との間の
距離87の異なる態様によって、スキー1の可撓性特性
および剛性は簡単に変えることができる。側面11と側
壁36,37との間の距離87が、図14に破線で示さ
れたように、内エッジ89の領域におけるよりも外エッ
ジ88の領域において大きい場合には、特に、スキー1
の可撓性は外エッジ88の領域において高く、従って、
内エッジ89の領域におけるよりもランニングフォルト
を簡単に許容する高い可撓性が得られる。他方内エッジ
領域では、スキーは硬直であり、スキーのより良いトラ
ッキングを可能にする。内エッジ89は通常スキーをガ
イドする、即ち、内エッジは対のスキーの他方スキーに
追従する。スキーコア6の狭い幅とは別に、この寸法は
中間空間部35を中間空間部34よりも大きくしてプラ
スチックフォームの弾性特性と共により強力な減衰およ
びより小さい捩れモーメントを達成する。
距離87の異なる態様によって、スキー1の可撓性特性
および剛性は簡単に変えることができる。側面11と側
壁36,37との間の距離87が、図14に破線で示さ
れたように、内エッジ89の領域におけるよりも外エッ
ジ88の領域において大きい場合には、特に、スキー1
の可撓性は外エッジ88の領域において高く、従って、
内エッジ89の領域におけるよりもランニングフォルト
を簡単に許容する高い可撓性が得られる。他方内エッジ
領域では、スキーは硬直であり、スキーのより良いトラ
ッキングを可能にする。内エッジ89は通常スキーをガ
イドする、即ち、内エッジは対のスキーの他方スキーに
追従する。スキーコア6の狭い幅とは別に、この寸法は
中間空間部35を中間空間部34よりも大きくしてプラ
スチックフォームの弾性特性と共により強力な減衰およ
びより小さい捩れモーメントを達成する。
【0100】図15および16の断面図か示されたよう
に、外エッジ88の領域におけるより高い弾性はスキー
の全長に及ぶ。更に、ステップ部86によりエッジ部に
おけるスキー1の可撓性特性を変更でき、例えばスキー
の長手のステップ部86の高さ90の相違はシャベルお
よび後端領域におけるスキーの曲げを改善する。当然な
がら、上記ステップ部86を、図示態様において示され
たように、両領域ではなく外エッジ88または内エッジ
89の領域においてのみ配設することができる。
に、外エッジ88の領域におけるより高い弾性はスキー
の全長に及ぶ。更に、ステップ部86によりエッジ部に
おけるスキー1の可撓性特性を変更でき、例えばスキー
の長手のステップ部86の高さ90の相違はシャベルお
よび後端領域におけるスキーの曲げを改善する。当然な
がら、上記ステップ部86を、図示態様において示され
たように、両領域ではなく外エッジ88または内エッジ
89の領域においてのみ配設することができる。
【0101】図14の図示態様と比較して、図17はス
キーコア6の側壁35,36がシエル2の側面11と平
行であってそこから異なる距離87を置いて走る状態を
示す。更に、図16および17においてスキーコア6が
半完成部または半完成品を下ストラップ4だけでなく上
ストラップ3と共に形成し、スキーコア6は全体構成要
素として上ストラップ3と下ストラップ4と共にシエル
2へ挿入できる。シエル2は、図17に示されたよう
に、部分的、またはスキーの中間領域のみならず全長に
わたって強化層13で強化されてよい。それによりこの
強化層はその強度を有し、カバー層12が所定空間形態
に変形された後にカバー層12を保持し、かつ保管中お
よび形成後のシエルが歪曲しないような担持力を有する
ものでなければならない。
キーコア6の側壁35,36がシエル2の側面11と平
行であってそこから異なる距離87を置いて走る状態を
示す。更に、図16および17においてスキーコア6が
半完成部または半完成品を下ストラップ4だけでなく上
ストラップ3と共に形成し、スキーコア6は全体構成要
素として上ストラップ3と下ストラップ4と共にシエル
2へ挿入できる。シエル2は、図17に示されたよう
に、部分的、またはスキーの中間領域のみならず全長に
わたって強化層13で強化されてよい。それによりこの
強化層はその強度を有し、カバー層12が所定空間形態
に変形された後にカバー層12を保持し、かつ保管中お
よび形成後のシエルが歪曲しないような担持力を有する
ものでなければならない。
【0102】上記強化層は当然ながらシャンクを形成す
る側面の領域から突出してよい。上記態様の個別例に関
して上述したように、本発明のスキーの態様によって、
PU基部の2成分プラスチック材がプラスチック材とし
て使用できる。いずれの他の材料においても原料は適度
に低粘性であって、中空部または中間空間部へ浸透する
ものが使用できる。
る側面の領域から突出してよい。上記態様の個別例に関
して上述したように、本発明のスキーの態様によって、
PU基部の2成分プラスチック材がプラスチック材とし
て使用できる。いずれの他の材料においても原料は適度
に低粘性であって、中空部または中間空間部へ浸透する
ものが使用できる。
【0103】かかる弾性フォームは65から90のショ
アD硬度を有するのが好ましく、72から78のショア
D硬度を有するのもが更に好ましい。同時または絶対的
にプラスチック材33は0.5から1.5kg/d
m3 、好ましくは0.9から1.1kg/cm3 の間の
密度を有するものが使用できる。この密度は上記個別層
が使用される場合に適宜強度を達成して離層を防止す
る。上記硬度に関するプラスチック材の態様は適宜弾性
結合を同時に保証し、従ってスキー上に働く振動または
スキーの変形の良好な減衰を保証する。
アD硬度を有するのが好ましく、72から78のショア
D硬度を有するのもが更に好ましい。同時または絶対的
にプラスチック材33は0.5から1.5kg/d
m3 、好ましくは0.9から1.1kg/cm3 の間の
密度を有するものが使用できる。この密度は上記個別層
が使用される場合に適宜強度を達成して離層を防止す
る。上記硬度に関するプラスチック材の態様は適宜弾性
結合を同時に保証し、従ってスキー上に働く振動または
スキーの変形の良好な減衰を保証する。
【0104】上述の強化層13,24はそれぞれ布帛、
織布、繊維ウエブ、異なる材料、例えばセラミック、金
属、ガラス、カーボン、プラスチック材等による格子模
様またはメッシュ糸を含み、所謂冷却成形法により合成
樹脂を使用して、または適宜プラスチック材、プラスチ
ック接着剤、ホットメルト接着剤、または発泡プラスチ
ック材を予備含浸することにより、またはホットプレス
法により合成樹脂を使用して隣接層へ摩擦結合させるこ
とができる。同時に、上記材料は、上記格子またはメッ
シュの糸またはロッドの直径または厚みが上記個別層を
結合するために使用されるプラスチック材33のいずれ
かの粘度の液状プラスチック材の通過を可能にするもの
であれば、スペースインサート75として作用する。上
記プラスチック材の反応または硬化後に上記スキー1の
個別層間が摩擦結合される。
織布、繊維ウエブ、異なる材料、例えばセラミック、金
属、ガラス、カーボン、プラスチック材等による格子模
様またはメッシュ糸を含み、所謂冷却成形法により合成
樹脂を使用して、または適宜プラスチック材、プラスチ
ック接着剤、ホットメルト接着剤、または発泡プラスチ
ック材を予備含浸することにより、またはホットプレス
法により合成樹脂を使用して隣接層へ摩擦結合させるこ
とができる。同時に、上記材料は、上記格子またはメッ
シュの糸またはロッドの直径または厚みが上記個別層を
結合するために使用されるプラスチック材33のいずれ
かの粘度の液状プラスチック材の通過を可能にするもの
であれば、スペースインサート75として作用する。上
記プラスチック材の反応または硬化後に上記スキー1の
個別層間が摩擦結合される。
【0105】他方、中間層14,74は低い引張強度、
高い弾性率、少ない耐曲げ性の材料で構成でき、特に強
化層13,24よりも全体的に異なる温度膨張動作をす
る材料で構成されてよい。図18に示されたように、多
かれ少なかれU形断面を有するシエル2はカバー層10
1で構成され、それに対してスキーコア6の方向におい
て、例えばプリプレグまたは強化繊維のマット等強化層
102が付与される。この強化層102とカバー層10
1との間は強化層102へ接着剤を塗布することにより
結合されてよく、この接着剤は圧力または温度の影響下
で反応するものであってよい。当然ながら、上記強化層
と上記カバー層との間の結合に付加的接着剤層を付与す
るこが可能である。U形シエル2の基部領域において、
カバー層101は他の中間層103に結合され、順次、
上記結合手段によって強化層102へ結合できる。この
中間層102は金属または非金属材料、特にアルミニウ
ムまたはスチール板、亀裂保証のプラスチック材、特に
繊維形態の強化材で構成されてよい。
高い弾性率、少ない耐曲げ性の材料で構成でき、特に強
化層13,24よりも全体的に異なる温度膨張動作をす
る材料で構成されてよい。図18に示されたように、多
かれ少なかれU形断面を有するシエル2はカバー層10
1で構成され、それに対してスキーコア6の方向におい
て、例えばプリプレグまたは強化繊維のマット等強化層
102が付与される。この強化層102とカバー層10
1との間は強化層102へ接着剤を塗布することにより
結合されてよく、この接着剤は圧力または温度の影響下
で反応するものであってよい。当然ながら、上記強化層
と上記カバー層との間の結合に付加的接着剤層を付与す
るこが可能である。U形シエル2の基部領域において、
カバー層101は他の中間層103に結合され、順次、
上記結合手段によって強化層102へ結合できる。この
中間層102は金属または非金属材料、特にアルミニウ
ムまたはスチール板、亀裂保証のプラスチック材、特に
繊維形態の強化材で構成されてよい。
【0106】U形シエル2のシャンクは側面11を形成
する。表面10と側面11との推移部は丸いか、または
必要により角度を有するものであってよい。側面11を
形成するシエル2の部分は表面10を形成するシエルの
部分、即ち、U形シエルの基部で内角105を囲み、内
角105は90°を越えるのが好ましい。
する。表面10と側面11との推移部は丸いか、または
必要により角度を有するものであってよい。側面11を
形成するシエル2の部分は表面10を形成するシエルの
部分、即ち、U形シエルの基部で内角105を囲み、内
角105は90°を越えるのが好ましい。
【0107】スキーの表面10を形成するシエル2の基
部から離れた方向のシャンクの自由端は折れて、それに
よりシエル2の表面10と平行に走りかつスキーコア6
から離れる方向へ延びる突起105を形成している。突
起105と側面11との間の折れ角106は内角104
と同等または内角104よりも大きい。突起105の領
域内、または突起105と側面11との間の湾曲または
曲折推移部108における内面107上には走行エッジ
7の上側109があり、このエッジは走行面層5をその
側上で制限している。2つの相互に対面する走行エッジ
7の前側110間には、この間は所定間隔111を置く
のが好ましく、下ストラップ4が配設され、この態様に
おいて金属強化層112で構成され、これはスペーサ1
13により走行面層5から離隔して保持されている。ス
キーコア6は中間層103と下ストラップ4の強化層1
12との間に配設されている。
部から離れた方向のシャンクの自由端は折れて、それに
よりシエル2の表面10と平行に走りかつスキーコア6
から離れる方向へ延びる突起105を形成している。突
起105と側面11との間の折れ角106は内角104
と同等または内角104よりも大きい。突起105の領
域内、または突起105と側面11との間の湾曲または
曲折推移部108における内面107上には走行エッジ
7の上側109があり、このエッジは走行面層5をその
側上で制限している。2つの相互に対面する走行エッジ
7の前側110間には、この間は所定間隔111を置く
のが好ましく、下ストラップ4が配設され、この態様に
おいて金属強化層112で構成され、これはスペーサ1
13により走行面層5から離隔して保持されている。ス
キーコア6は中間層103と下ストラップ4の強化層1
12との間に配設されている。
【0108】シエル2へ対面するスキーコア6の上側1
15と同様に下ストラップ4へ対面する下側114は突
出支持要素116を有する。上記支持要素116は上下
側115と114上に分布されかつそれ自体の長手チャ
ンネルと交差チャンネルとの間を包囲し、即ち、陥没連
続ネットワークを形成している。従って、下側114と
上側115との間、および中間層103の内側118お
よび対面する強化層112の117に連続中空部が形成
されている。この中空部はプラスチック材119で充填
され、このプラスチック材は同時に上記個別層、特に中
間層113と強化層112とスキーコア6との間を摩擦
結合する。このプラスチック材119は弾性フォームま
たは他の適宜プラスチックフォーム、または合成樹脂等
であるのが好ましく、中間空間部120,121を充填
し、この中間空間部は側面11を形成するシャンク、上
ストラップ3、下ストラップ4およびシャンクへ対面す
るスキーコア6の側壁122,123により制限されて
いる。
15と同様に下ストラップ4へ対面する下側114は突
出支持要素116を有する。上記支持要素116は上下
側115と114上に分布されかつそれ自体の長手チャ
ンネルと交差チャンネルとの間を包囲し、即ち、陥没連
続ネットワークを形成している。従って、下側114と
上側115との間、および中間層103の内側118お
よび対面する強化層112の117に連続中空部が形成
されている。この中空部はプラスチック材119で充填
され、このプラスチック材は同時に上記個別層、特に中
間層113と強化層112とスキーコア6との間を摩擦
結合する。このプラスチック材119は弾性フォームま
たは他の適宜プラスチックフォーム、または合成樹脂等
であるのが好ましく、中間空間部120,121を充填
し、この中間空間部は側面11を形成するシャンク、上
ストラップ3、下ストラップ4およびシャンクへ対面す
るスキーコア6の側壁122,123により制限されて
いる。
【0109】中間空間部120,121を充填するプラ
スチック材119は同時にその中間空間部および下スト
ラップ4または走行面層5および走行エッジ7を制限す
るスキーコア6またはシエル2の壁部間を結合する作用
をする。中間空間部120,121を充填かつ結合する
上記プラスチック材はPU基部の2成分プラスチック材
であるのが好ましい。ここで、弾性フォームの使用は有
利である。
スチック材119は同時にその中間空間部および下スト
ラップ4または走行面層5および走行エッジ7を制限す
るスキーコア6またはシエル2の壁部間を結合する作用
をする。中間空間部120,121を充填かつ結合する
上記プラスチック材はPU基部の2成分プラスチック材
であるのが好ましい。ここで、弾性フォームの使用は有
利である。
【0110】上記プラスチック材は65から90の範囲
のショアD硬度、好ましくは72から78のショアD硬
度を有するのが有利である。実施態様において、上記プ
ラスチックフォームは、例えば、75から76のショア
D硬度を有する。弾性特性と同時に十分な強度を付与す
るために、特定目的に使用される場合には、上記プラス
チック材は0.5から1.5kg/cm3 の間の密度を
有しいてよく、好ましくは0.9から1.1kg/cm
3 の間の密度を有する。
のショアD硬度、好ましくは72から78のショアD硬
度を有するのが有利である。実施態様において、上記プ
ラスチックフォームは、例えば、75から76のショア
D硬度を有する。弾性特性と同時に十分な強度を付与す
るために、特定目的に使用される場合には、上記プラス
チック材は0.5から1.5kg/cm3 の間の密度を
有しいてよく、好ましくは0.9から1.1kg/cm
3 の間の密度を有する。
【0111】これは弾性と耐応力性の共働を可能にし、
かつ全体構成の適宜強度と共にスキーの受ける衝撃、振
動および変形の適度な減衰を可能にする。このように、
走行面層5から所定距離にあるスペーサ113による下
ストラップ4の強化層112の空間配置によって、プラ
スチック材119による上記2部間の結合が行われるの
が有利である。
かつ全体構成の適宜強度と共にスキーの受ける衝撃、振
動および変形の適度な減衰を可能にする。このように、
走行面層5から所定距離にあるスペーサ113による下
ストラップ4の強化層112の空間配置によって、プラ
スチック材119による上記2部間の結合が行われるの
が有利である。
【0112】図19は強化層102を示す。この層は糸
124,125または126,127により構成され、
それにより糸124,125は角度128、この例示に
おいて90°の角度で糸126,127へ向かって走
る。しかし、この角度128は0°から90°の任意角
度であってよい。この態様において、糸124から12
7は編組を形成する。これらの糸は、しかし、格子模様
の織布または不織布を形成してよい。
124,125または126,127により構成され、
それにより糸124,125は角度128、この例示に
おいて90°の角度で糸126,127へ向かって走
る。しかし、この角度128は0°から90°の任意角
度であってよい。この態様において、糸124から12
7は編組を形成する。これらの糸は、しかし、格子模様
の織布または不織布を形成してよい。
【0113】上記個別糸124から127は同一材料、
例えば金属、ガラスまたはセラミックまたはカーボンに
より製造されるのが好ましい。しかし、糸124,12
5および126または127は各々異なる材料で形成さ
れ、組織または布帛は異なる順序で配設された異なる材
料による繊維で構成されてよい。
例えば金属、ガラスまたはセラミックまたはカーボンに
より製造されるのが好ましい。しかし、糸124,12
5および126または127は各々異なる材料で形成さ
れ、組織または布帛は異なる順序で配設された異なる材
料による繊維で構成されてよい。
【0114】糸124から127は、また、スキー1の
長軸に対して角度129で走る。この角度129は異な
る角度、例えば10°から80°の範囲で変更できる。
強化層102の空間、特に側面11の領域を形成するシ
エル2の領域の変更によって三次元曲げ剛性が上記側面
の領域において達成され、これが空間変形による上記シ
エルの付加的形状安定性に繋がる。
長軸に対して角度129で走る。この角度129は異な
る角度、例えば10°から80°の範囲で変更できる。
強化層102の空間、特に側面11の領域を形成するシ
エル2の領域の変更によって三次元曲げ剛性が上記側面
の領域において達成され、これが空間変形による上記シ
エルの付加的形状安定性に繋がる。
【0115】図20から22は他の態様を示し、シエル
2は複数層132,133を構成する強化層131を有
する。上記2層の各々は繊維または糸124から127
で構成される。特に図21に示されたように、層132
の繊維または糸124から127は長軸130対称に走
りかつ長軸を例えば30°の角度129で包囲する。糸
124,125または126,127間角度は例えば1
20°であってよい。
2は複数層132,133を構成する強化層131を有
する。上記2層の各々は繊維または糸124から127
で構成される。特に図21に示されたように、層132
の繊維または糸124から127は長軸130対称に走
りかつ長軸を例えば30°の角度129で包囲する。糸
124,125または126,127間角度は例えば1
20°であってよい。
【0116】対称的に、図22は層133の糸134,
135または136,137がスキー1の長軸130に
対して異なる角度のものを示す。この結果、糸136,
137または134,135の長軸130に対する配向
により生じる耐応力性が異なるために、シエル2の強化
形態は非対称となる。特に、糸136,137は長軸1
30を横切る方向へ走っているのでスキー1が完成され
る前にシエル2の剛化を可能にする。他方、スキーが完
成されたときには、糸134,135は長軸130に対
して小さい角度で走り、従ってスキーが曲がるときに一
種の緊張バンドとして作用するでその変形特性に強い効
果を与える。
135または136,137がスキー1の長軸130に
対して異なる角度のものを示す。この結果、糸136,
137または134,135の長軸130に対する配向
により生じる耐応力性が異なるために、シエル2の強化
形態は非対称となる。特に、糸136,137は長軸1
30を横切る方向へ走っているのでスキー1が完成され
る前にシエル2の剛化を可能にする。他方、スキーが完
成されたときには、糸134,135は長軸130に対
して小さい角度で走り、従ってスキーが曲がるときに一
種の緊張バンドとして作用するでその変形特性に強い効
果を与える。
【0117】図23は、個別糸124から127または
134から137が直径142を有する数本の糸または
バンドにより形成された、例えば糸または緊張バンド1
41よりも小さい直径を有することを示す。これは緊張
バンド141間に空洞143の形成を可能にし、強化層
102がカバー層101へ付加された後に中空部を形成
し、液状プラスチック材119等の結合剤の挿入を可能
にして強化層102をカバー層101へ結合する。
134から137が直径142を有する数本の糸または
バンドにより形成された、例えば糸または緊張バンド1
41よりも小さい直径を有することを示す。これは緊張
バンド141間に空洞143の形成を可能にし、強化層
102がカバー層101へ付加された後に中空部を形成
し、液状プラスチック材119等の結合剤の挿入を可能
にして強化層102をカバー層101へ結合する。
【0118】当然ながら、緊張バンド141は例えば個
別繊維または糸124から127または134から13
7で形成したロープ形態に形成できる。複数強化層10
2において強化層102が図20に図示されたような複
数層から形成されてよい。更に、個別繊維または糸12
4から127または134から137の角度位置は異な
っていてよく、特に、長軸130に対して対称または非
対称のいずれであってもよい。上記個別繊維または糸は
各層132,133または強化層102,131と同一
であってよく、また選択的に束として系統的に異なるも
のであってもよい。
別繊維または糸124から127または134から13
7で形成したロープ形態に形成できる。複数強化層10
2において強化層102が図20に図示されたような複
数層から形成されてよい。更に、個別繊維または糸12
4から127または134から137の角度位置は異な
っていてよく、特に、長軸130に対して対称または非
対称のいずれであってもよい。上記個別繊維または糸は
各層132,133または強化層102,131と同一
であってよく、また選択的に束として系統的に異なるも
のであってもよい。
【0119】長軸130に対して角度をもって走る繊維
または糸124から127、または緊張バンド141に
よる上記シエルの強化によって、特にスキーコア6が走
行面層5または下ストラップ4へ挿入される前に、内在
する曲げ剛性とシエル2の寸法安定性が向上する。図1
8に示されたように、長期保管または保管中の積載後で
あっても、上記シエル型144は、例えば型145の下
部へ挿入されたときには、ダイ空洞146内で歪曲しな
い。従って、いかなる付加的保持固定具または部分的真
空吸引装置、または同様の装置をシエル2の型145の
下部への固定に必要とせず、この装置の全体的組立を簡
単にし、特に上記個別部の挿入およびスキー1の完成の
ための作業時間を短縮する。
または糸124から127、または緊張バンド141に
よる上記シエルの強化によって、特にスキーコア6が走
行面層5または下ストラップ4へ挿入される前に、内在
する曲げ剛性とシエル2の寸法安定性が向上する。図1
8に示されたように、長期保管または保管中の積載後で
あっても、上記シエル型144は、例えば型145の下
部へ挿入されたときには、ダイ空洞146内で歪曲しな
い。従って、いかなる付加的保持固定具または部分的真
空吸引装置、または同様の装置をシエル2の型145の
下部への固定に必要とせず、この装置の全体的組立を簡
単にし、特に上記個別部の挿入およびスキー1の完成の
ための作業時間を短縮する。
【0120】更に、型147の上部の取り付けを促進し
かつ上記型の下部145と上部147との間を密封して
上記プラスチック材のシエル2とスキーコア6および強
化層102,131との間の中空部への挿入を改善しか
つ結合剤、特にプラスチック材119の上記個別要素間
の結合中の漏れを防止する。処理後に必要とされる時
間、特に、続く研摩およびラッカー塗布は短縮される
か、または如何なるラッカー工程をも回避できる。
かつ上記型の下部145と上部147との間を密封して
上記プラスチック材のシエル2とスキーコア6および強
化層102,131との間の中空部への挿入を改善しか
つ結合剤、特にプラスチック材119の上記個別要素間
の結合中の漏れを防止する。処理後に必要とされる時
間、特に、続く研摩およびラッカー塗布は短縮される
か、または如何なるラッカー工程をも回避できる。
【0121】図24は本発明によるシエル2を有するス
キー1の他の態様を示す。この態様において、上記シエ
ルはカバー層101で構成され、このカバー層の上のス
キーコア6へ対面する側上に強化層102が配設されて
いる。この強化層102とスキーコア6との間にはスキ
ーコア6の方向へ中間層103と他の強化層148が配
設されている。
キー1の他の態様を示す。この態様において、上記シエ
ルはカバー層101で構成され、このカバー層の上のス
キーコア6へ対面する側上に強化層102が配設されて
いる。この強化層102とスキーコア6との間にはスキ
ーコア6の方向へ中間層103と他の強化層148が配
設されている。
【0122】強化層102および強化層148の両者は
スキー1のシエル2の基部に沿って延び、表面10と側
面11の領域から走行エッジ7の領域を形成する。この
スキー1の下ストラップ4は強化層102、中間層10
3、および他の強化層148で構成される。下ストラッ
プ4は、従って、サンドイッチ紐を形成し、その構造は
表面10の領域における上ストラップ3の構造に対応す
る。上ストラップ3および下ストラップ4における中間
層103の厚み149は上ストラップ3と下ストラップ
4における強化層102の耐応力性に同等または対応す
るもである。
スキー1のシエル2の基部に沿って延び、表面10と側
面11の領域から走行エッジ7の領域を形成する。この
スキー1の下ストラップ4は強化層102、中間層10
3、および他の強化層148で構成される。下ストラッ
プ4は、従って、サンドイッチ紐を形成し、その構造は
表面10の領域における上ストラップ3の構造に対応す
る。上ストラップ3および下ストラップ4における中間
層103の厚み149は上ストラップ3と下ストラップ
4における強化層102の耐応力性に同等または対応す
るもである。
【0123】強化層102と148の各々は相互に交差
する糸または繊維で構成される。強化層102と148
との少なくとも1方の糸はシエル2の表面10の長軸1
30に対して斜角に配設される。図25から28はスキ
ー1の長軸130に対する強化層102,112,13
11および148の個別糸または繊維の異なる配置の可
能性を示す。
する糸または繊維で構成される。強化層102と148
との少なくとも1方の糸はシエル2の表面10の長軸1
30に対して斜角に配設される。図25から28はスキ
ー1の長軸130に対する強化層102,112,13
11および148の個別糸または繊維の異なる配置の可
能性を示す。
【0124】図25に示されたように、繊維または糸1
34から137は長軸130に対して角度129で走っ
ている。この糸134,135または136,137の
角度129は同一であって例えば45°である。ただ
し、この角度は概ね10°から80°の範囲であってよ
い。図26に示されたように、繊維または糸150,1
51の方向またはコースは糸150が例えばシエル2の
長軸130に垂直に走るように選択できる。
34から137は長軸130に対して角度129で走っ
ている。この糸134,135または136,137の
角度129は同一であって例えば45°である。ただ
し、この角度は概ね10°から80°の範囲であってよ
い。図26に示されたように、繊維または糸150,1
51の方向またはコースは糸150が例えばシエル2の
長軸130に垂直に走るように選択できる。
【0125】しかし、図27に示されたように、糸15
0,151は長軸130に斜角に走るものであってよ
く、それにより糸150,151間または長軸130の
角度129は45°より小さく、例えば10°から30
°の範囲であってよい。これに関連して、上下ストラッ
プ3,4における強化層102,148は糸150,1
51のコースに対して異なって形成されてよい。
0,151は長軸130に斜角に走るものであってよ
く、それにより糸150,151間または長軸130の
角度129は45°より小さく、例えば10°から30
°の範囲であってよい。これに関連して、上下ストラッ
プ3,4における強化層102,148は糸150,1
51のコースに対して異なって形成されてよい。
【0126】従って、図28に示されたように、強化層
148または例えば強化層102または131は同様に
糸150または151で形成されてよく、それにより糸
151は糸150よりも狭い間隔152に配置され、そ
の間の間隔153はより広い。図29は他の態様を示
し、耐応力性および弾性特性を有する更に可撓な形態の
強化層102,131,148またはスキー1が形成さ
れる。これは、糸154,155,156,157が各
回に糸群158を形成し、この糸群が順番に同様に配列
され、横切って走る同一糸159を有し、該強化層を形
成する。この場合において、糸154から157は異な
る材料、例えば金属、プラスチック材、セラミック、黒
鉛等より形成されてよい。この目的から、各個別糸の順
序または糸群158の材料の組み合わせは使用されるス
キー1の所望目的により変更されてよい。
148または例えば強化層102または131は同様に
糸150または151で形成されてよく、それにより糸
151は糸150よりも狭い間隔152に配置され、そ
の間の間隔153はより広い。図29は他の態様を示
し、耐応力性および弾性特性を有する更に可撓な形態の
強化層102,131,148またはスキー1が形成さ
れる。これは、糸154,155,156,157が各
回に糸群158を形成し、この糸群が順番に同様に配列
され、横切って走る同一糸159を有し、該強化層を形
成する。この場合において、糸154から157は異な
る材料、例えば金属、プラスチック材、セラミック、黒
鉛等より形成されてよい。この目的から、各個別糸の順
序または糸群158の材料の組み合わせは使用されるス
キー1の所望目的により変更されてよい。
【0127】当然ながら、異なる材料を糸159に使用
して、メッシュまたは糸154から157と相互に織製
し、所望により糸群158に配置されてよい。上記強化
層102,112,131または148はなんらかの布
帛、組織または格子模様で構成されてよい。更に、図2
4による強化層102,112,131または148を
複数の層、即ち、2以上の層で形成してよい。
して、メッシュまたは糸154から157と相互に織製
し、所望により糸群158に配置されてよい。上記強化
層102,112,131または148はなんらかの布
帛、組織または格子模様で構成されてよい。更に、図2
4による強化層102,112,131または148を
複数の層、即ち、2以上の層で形成してよい。
【0128】最後に、上記態様の個別特徴を所望方法に
より組み合わせて本発明の課題を解決してもよい。本発
明の理解をより良くするために、上記個別層およびスキ
ーの構成要素は部分的に比率が異なっており、実際の寸
法とは異なっている。
より組み合わせて本発明の課題を解決してもよい。本発
明の理解をより良くするために、上記個別層およびスキ
ーの構成要素は部分的に比率が異なっており、実際の寸
法とは異なっている。
【図1】本発明により形成されたスキーの部分断面側図
である。
である。
【図2】図1のII−II線に沿った拡大断面図であ
る。
る。
【図3】図2のIII−III線に沿った断面図であ
る。
る。
【図4】図2のIV矢印方向の、図1から3によるスキ
ーの下ストラップとシエルとの間の推移部を示す拡大図
である。
ーの下ストラップとシエルとの間の推移部を示す拡大図
である。
【図5】本発明による他の態様のスキーの断面前図であ
る。
る。
【図6】図5のVI−VI線に沿った断面図である。
【図7】本発明によるスキーの他の態様を示す断面前図
である。
である。
【図8】図7のVIII−VIII線に沿った断面図で
ある。
ある。
【図9】図7のIX矢印方向の下ストラップとシエルと
の間の推移部を示す拡大図である。
の間の推移部を示す拡大図である。
【図10】相互に対向する走行エッジの領域におけるシ
エルと下ストラップとの間の推移部の異なる形態を有す
る本発明によるスキーの断面前図である。
エルと下ストラップとの間の推移部の異なる形態を有す
る本発明によるスキーの断面前図である。
【図11】図10のXI矢印方向の下ストラップとシエ
ルとの間の推移部を示す拡大図である。
ルとの間の推移部を示す拡大図である。
【図12】図10のXII矢印方向の下ストラップとシ
エルとの間の推移部を示す拡大図である。
エルとの間の推移部を示す拡大図である。
【図13】単純化された結合部を有する本発明によるス
キーの側面図である。
キーの側面図である。
【図14】図13のXIV−XIV線に沿ったスキー結
合領域の断面図である。
合領域の断面図である。
【図15】図13のスキーのXV−XV線に沿った断面
図である。
図である。
【図16】図13のスキーのXVI−XVI線に沿った
断面図である。
断面図である。
【図17】他の形態のスキーコアを有する、図13のス
キーのXIV−XIV線に沿った断面図である。
キーのXIV−XIV線に沿った断面図である。
【図18】図1のスキーの拡大部分前図であってその概
略的製造形態を示す。
略的製造形態を示す。
【図19】図18のXIX−XIX線に沿ったスキーの
上面部分断面図である。
上面部分断面図である。
【図20】シエル領域の多層型強化層の態様を示す断面
前図である。
前図である。
【図21】図20のXXI−XXI線に沿った強化層の
上断面図である。
上断面図である。
【図22】図20のXXII−XXII線に沿った他の
強化層の上断面図である。
強化層の上断面図である。
【図23】強化層の他の態様を示す断面前面図である。
【図24】上下ストラップ内の強化層間に配置された付
加的中間層を有する本発明による他の態様の断面前面図
である。
加的中間層を有する本発明による他の態様の断面前面図
である。
【図25】概略的に示された糸または繊維を有する強化
層の一部の上面図である。
層の一部の上面図である。
【図26】強化層内の糸または繊維の他の配列を示す上
面図である。
面図である。
【図27】強化層内の糸または繊維の配列を示す他の態
様の上面図である。
様の上面図である。
【図28】強化層内の糸または繊維の他の可能配列を示
す上面図である。
す上面図である。
【図29】強化層の糸グループ内に配置された糸または
繊維の他の態様を示す上面図である。
繊維の他の態様を示す上面図である。
1... スキー 2... シエル 3... 上ストラップ 4... 下ストラップ 5... 走行面層 6... スキーコア 7... 走行エッジ 10... シエルの表面 13,24,102,131,148... 強化層 14... 中間層 17... 突起 26... コアの上側 27... コアの下側 28... 支持要素 29,30... チャンネル 33... プラスチック材 34,35... 中間中空部 36,37... コアの側壁 43... 走行エッジの外面 44... 限界線 45,46... 受け室 58... 固定プレート 63... 突起 64... 陥没 65... 上昇部
Claims (54)
- 【請求項1】 多かれ少なかれU形断面を有しかつ基部
が表面を形成しかつシャンクが両側面を形成するシエル
と一体化された上ストラップ、および上記基部から離れ
る方向の上記シャンクの前端領域上に当接しかつ上記シ
エルと共に内中空部を形成する下ストラップを有し、上
記内中空部内にはスキーコアが配設され、その上側およ
び下側はそれぞれ上記上ストラップおよび下ストラップ
へ対面し、その側壁はスキーの長手方向に対して垂直ま
たは傾斜して上記シエルのシャンクから離隔して配設さ
れ、上記シエルと上記コアとの間の中間空間部はプラス
チックフォーム等のプラスチック材で充填され、かつ上
記上下側は上記上下ストラップに結合されているスキー
において、上記スキーコア(6)の上記上側(27)お
よび/または上記下側(26)は上記上および/または
下ストラップ(3,4)と上記中間空間部(34,3
5)を充填するプラスチック材(33)により摩擦結合
され、上記プラスチック材(33)は弾性フォームであ
り、上記スキーコア(6)と上記上下ストラップ(3,
4)は、上記上側または上記下側(27,26)上に長
手方向および/または横断方向に走る凹部を形成すべく
上記上下側(27,26)上に分布配置された支持要素
(28)により相互に離隔され、上記凹部は上記中間空
間部(34,35)へ通じる長手チャンネルおよび/ま
たは横断チャンネル(30,29)であり、上記シエル
(2)および上記下ストラップ(4)または走行エッジ
(7)の相互に対面する内面は走行エッジ(7)の外面
(43)の方向に向って上記内面相互の接触領域を分離
する限界線(44)まで連続傾斜する受け室(45,4
6)を形成していることを特徴とする、スキー。 - 【請求項2】 上記スキーコア(6)へ対面する接触面
の限界線(44)は上記シエル(2)またはそのシャン
クと上記下ストラップ(4)との間で上記走行エッジ
(7)の外面(43)を含む平面内にあることを特徴と
する、請求項1のスキー。 - 【請求項3】 上記スキーコア(6)へ対面する接触面
の限界線(44)は上記シエル(2)と上記下ストラッ
プ(4)との間で上記スキーコア(6)へ対面するかま
たはそこから離れる方向の走行エッジ(7)の外面(4
3)の側を含む平面と合致していることを特徴とする、
請求項1のスキー。 - 【請求項4】 上記スキーコア(6)の側壁(36,3
7)と上記側面(11)を形成する上記シエル(2)の
シャンクとの間の中間空間部の体積または断面が大きく
なるにつれて上記スキーの変形または上記走行エッジ
(7)上のブローの減衰が強くなることを特徴とする、
請求項1から3のいずれか1のスキー。 - 【請求項5】 上記中間空間部(34,35)の断面ま
たは体積は他のスキーへ対面する走行エッジの領域にお
いて異なる寸法でありかつより小さいことを特徴とす
る、請求項1から4のいずれか1のスキー。 - 【請求項6】 上記スキー(1)の長手方向における上
記中間空間部(34,35)の断面は上記スキー(1)
の全断面または上記スキーコア(6)の断面に対して比
率を異にすることを特徴とする、請求項1から5のいず
れか1のスキー。 - 【請求項7】 上記スキーの中央領域、特にスキービン
ディング取付領域における中間空間部(34,35)の
断面は上記スキーの先端(8)または後端(9)の方向
におけるよりも小さいことを特徴とする、請求項1から
6のいずれか1のスキー。 - 【請求項8】 走行面層(5)と上記スキーコア(6)
の側壁(36,37)との間の傾斜は上記スキー(1)
の中央領域から上記スキーの先端(8)または後端
(9)へ向かって小さくなることを特徴とする、請求項
1から7のいずれか1のスキー。 - 【請求項9】 上記走行面層(5)と上記スキーコア
(6)の側壁(36,37)との間の傾斜は上記中央領
域または上記ビンディング取付領域において一定である
ことを特徴とする、請求項1から8のいずれか1のスキ
ー。 - 【請求項10】 上記スキーコア(6)の側壁(36,
37)および上記シエル(2)のシャンクの内面は相互
に平行に走ることを特徴とする、請求項1から9のいず
れか1のスキー。 - 【請求項11】 上記シエル(2)のシャンクまたは側
面(11)は上記スキーコア(6)の少なくとも1側壁
(36,37)よりも広い内角(16)を表面(10)
に対して有し、かつ上記より広い内角(16)は70°
から130°の範囲が好ましく、例えば90°以上であ
り、より小さい内角(90)は90°であることを特徴
とする、請求項1から10のスキー。 - 【請求項12】 上記スキーコア(6)の両側壁(3
6,37)の少なくとも1方は突起(63)および/ま
たは陥没(64)、特に刻み(knurl)を有するこ
とを特徴とする、請求項1から11のいずれか1のスキ
ー。 - 【請求項13】 上記スキーコア(6)へ対面するシエ
ル(2)のシャンクの表面は上昇部(65)および/ま
たは陥没、特に刻みを有することを特徴とする、請求項
1から12のいずれか1のスキー。 - 【請求項14】 上記支持要素(28)または上昇部
(65)の高さまたは上記陥没(64)の深さは上記ス
キーの後端(9)または先端(8)の方向において上記
スキー(1)の中央領域から距離をもって増大すること
を特徴とする、請求項1から13のいずれか1のスキ
ー。 - 【請求項15】 上記支持要素(28)または上昇部
(65)の高さまたは上記陥没(64)の深さはそれら
が上記中央領域から離れるにつれてまたは上記スキーの
ビンディング取付領域において、上記中央領域から上記
スキーの後端(9)または先端(8)へ向かう領域にお
けるよりも大きくなることを特徴とする、請求項1から
14のいずれか1のスキー。 - 【請求項16】 上記スキー(1)の中央領域における
支持要素または上昇部は、特に上記ビンディング取付領
域において、上記スキーコア(6)の側壁(36,3
7)の領域にのみ配設され、かつ上記スキービンディン
グの固定手段(59)のための固定プレート(58)は
上記側壁(36,37)の領域で2つの対向面上に配設
された上記支持要素(28)間または上記上昇部(6
5)間に配設されかつ上記支持要素(28)または上記
上昇部(65)を有しない上記中央領域上に及ぶことを
特徴とする、請求項1から15のいずれか1のスキー。 - 【請求項17】 上記固定プレート(58)はバネスチ
ールで形成されていることを特徴とする、請求項1から
16のいずれか1のスキー。 - 【請求項18】 上記固定プレート(58)と上記スキ
ーコア(6)の表面または自由空間に繋がる上記上スト
ラップ(3)との間の自由空間は上記中間空間部(3
4,35)を充填するプラスチック材、または特にその
硬度または弾性特性がエネルギおよび温度変化の影響を
受ける場合には、そのプラスチック材よりも高い弾性率
を有するまたはより軟質のプラスチック材により、改質
ゲルで形成されることを特徴とする、請求項1から17
のいずれか1のスキー。 - 【請求項19】 上記中間空間部(34,35)を充填
するために使用されるプラスチック材はPUベースの2
成分プラスチック材、特に弾性フォームで構成されてい
ることを特徴とする、請求項1から18のいずれか1の
スキー。 - 【請求項20】 上記プラスチック材の密度は0.5か
ら1.5kg/dm 3 、好ましくは0.9から1.1k
g/dm3 の範囲であることを特徴とする、請求項1か
ら19のいずれか1のスキー。 - 【請求項21】 上記プラスチック材は65から90、
好ましくは72から78の範囲のショアD硬度を有する
ことを特徴とする、請求項1から20のいずれか1のス
キー。 - 【請求項22】 上記走行面層(5)と上記スキーコア
(6)との間に強化層(24)を形成する下ストラップ
(4)が配設され、アルミニウム、チタン−アルミニウ
ム合金、ガラス繊維、カーボン、セラミックまたはスチ
ール板で形成され、上記走行面層(5)から離隔してス
ペーサ(25)により保持されていることを特徴とす
る、請求項1から21のいずれか1のスキー。 - 【請求項23】 上記走行エッジ(7)は上記上ストラ
ップ(3)の方向へ突出する拡張部(51)を有し、上
記拡張部は少なくとも上記シエル(2)の厚みまたは上
記シャンクの適宜寸法により上記スキーコア(6)の方
向へ上記走行エッジ(7)の外面から離隔するように配
設されていることを特徴とする、請求項1から22のい
ずれか1のスキー。 - 【請求項24】 略U形断面を有する上記シエル(2)
を形成する上記上ストラップ(3)は基部を形成する上
記スキー(1)の表面(10)の領域および上記シャン
クの領域においてカバー層(12)およびそこへ結合さ
れた強化層(13)、例えばプリプレグにより形成され
ていることを特徴とする、請求項1から23のいずれか
1のスキー。 - 【請求項25】 上記スキーコア(6)へ対面する基部
の領域においてU形断面シエル(2)は、例えばチタン
−アルミニウム合金、アルミニウム、ガラス繊維、カー
ボン繊維、セラミック繊維で強化されたプラスチック
材、特にプリフレグで形成された少なくとも1つの強化
層(13)および/または中間層(14)により強化さ
れていることを特徴とする、請求項1から24のいずれ
か1のスキー。 - 【請求項26】 上記シエル(2)の方向および上記走
行面層(5)の方向において上記スキーコア(6)上に
ガラス繊維強化プラスチック材の層、特にプリプレグ、
アルミニウムインサートおよび他のガラス繊維強化プラ
スチック材層、特にプリプレグが配設されていることを
特徴とする、請求項1から25のいずれか1のスキー。 - 【請求項27】 上記表面層または上記走行面層(5)
は上記スキーコア(6)から更に離れた上記ガラス繊維
強化プラスチック材層、特に、プリプレグ上に配設され
ていることを特徴とする、請求項1から26のいずれか
1のスキー。 - 【請求項28】 ラミネート層、アルミニウム層、およ
び他のラミネート層で構成されるサンドイッチ構造要素
が分離インサートにより配設され、好ましくは上記走行
エッジ(7)のフランジの厚みに対応する厚みを上記下
ストラップ(4)と上記走行面層(5)との間で上記ス
キー(1)の表面に対して垂直に有する有することを特
徴とする、請求項1から27のいずれか1のスキー。 - 【請求項29】 多かれ少なかれU形断面を有するシエ
ルに一体化された上ストラップを有し、上記シエルの基
部は表面を形成し、そのシャンクは両側面を形成する好
ましくは請求項1から28のいずれか1のスキーであっ
て、上記シエル(2)は上ストラップ(3)を形成し、
多かれ少なかれU形断面を有し、かつ上記スキー(1)
の表面(10)を形成する基部の領域および上記シャン
クの領域においてカバー層(101)とそこへ結合され
た強化層(102,131)、例えばプリプレグ、によ
り形成され、かつ上記強化層(102,131)の糸
(124−127,134−137)または繊維は相互
に交差しまたは上記シエル(2)の表面(10)の長軸
(130)に対して斜角に配設されていることを特徴と
するスキー。 - 【請求項30】 上記強化層(102,131)は引張
抵抗性材料、特にガラスおよび/またはセラミックおよ
び/またはカーボンおよび/または金属の糸(124−
127,134−137)または繊維の1または複数層
(132,133)のメッシュ、布帛、または組織で構
成されていることを特徴とする請求項29のスキー。 - 【請求項31】 不織布の複数層(132,133)の
糸(124−127,134−137)または繊維は異
なる、特に相互に対して一定変化する角度(128)で
配設されていることを特徴とする、請求項29または3
0のスキー。 - 【請求項32】 上記強化層(102,131)は不織
布、特にニードルパンチ繊維、引張抵抗性材、特に金
属、ガラス、セラミックまたはカーボンで構成されてい
ることを特徴とする、請求項29から31のいすれか1
のスキー。 - 【請求項33】 上記強化層(102,131)は複数
コーテングまたは層で構成され、かつ各層の繊維または
糸(124−127,134−137)は上記シエル
(2)の長軸(130)に対して異なる角度(129,
138,139)で配設されていることを特徴とする、
請求項29から32のいずれか1のスキー。 - 【請求項34】 上記強化層(102,131)を形成
する2層の糸(124−127,134−137)また
は繊維は45から90°の角度で配設されていることを
特徴とする、請求項29から33のいずれか1のスキ
ー。 - 【請求項35】 上記強化層(102,112,13
1,148)の繊維または糸(124−127;134
−137;150,151;154−157,159)
は同一材料から形成されていることを特徴とする,請求
項29から34のいずれか1のスキー。 - 【請求項36】 上記強化層(102,131)の糸
(124−127;134−137)は各々異なる材料
で形成される、または上記強化層は交互に配設された異
なる材料による繊維で形成されていることを特徴とす
る、請求項29から34のいずれか1のスキー。 - 【請求項37】 上記強化層(102,131)の各層
における繊維または糸は異なる材料により組織的に構成
された束であることを特徴とする、請求項29から34
のいずれか1のスキー。 - 【請求項38】 上記強化層(102,131)は上記
基部または上記シエルのシャンクに沿って延びる一片で
あることを特徴とする、請求項29から37のいずれか
1のスキー。 - 【請求項39】 上記強化層(102,131,14
8)は糸群(158)で構成され、上記糸群(158)
は同一間隔で離隔する糸(154−157)であり、好
ましくは相互に異なる間隔を置きかつ/または異なる材
料で形成されていることを特徴とする、請求項29から
38のいずれか1のスキー。 - 【請求項40】 上記繊維または糸(124−127,
134−137)、または上記強化層(102,13
1)は、液状であって圧力または温度下で接着性を有
し、少なくとも室温で接着効果を有しない接着剤または
プラスチック材で被覆されていることを特徴とする、請
求項29から39のいずれか1のスキー。 - 【請求項41】 上記強化層(102,131)または
その表面上に分布された緊張バンド(141)の個別繊
維または糸(124−127,134−137)は強化
層(102,131)の他の繊維または糸(124−1
27,134−137)よりも大きい直径を有すること
を特徴とする、請求項29から40のいずれか1のスキ
ー。 - 【請求項42】 スキー(1)の表面(10)を形成す
る基部、スキー(1)の両側面(11)を形成する2つ
のシャンクを有する略U形断面で構成され、上記シャン
クと上記基部との間に配設された中空部内の上記基部上
にスキーコア(6)の上側(27)が付設され、上記中
空部は上記基部から離れる方向へ向う上記シエル(2)
の突起(17)に付設された下ストラップ(4)により
制限されるスキー(1)を製造する方法であって;スキ
ーコア(6)の上側(27)および/または下側(2
6)の何れか一方側がスキーコア(6)の上または下側
(27,26)より突出する支持要素(28)または陥
没(64)、特に長軸チャンネルまたは横チャンネル
(30,29)を形成し;スキーコア(6)の側壁(3
6,37)をシエル(2)のシャンクから所定距離を置
いて配設し;かつ上記中空部をシエル(2)の上記内面
間に配設し;かつスキーコア(6)の上または下側(2
7,26)と中間空間部(34,35)を同一タイプの
液状プラスチック材(33)、特に液状プラスチックフ
ォームで充填して上記プラスチック材の接着効果により
相互間を摩擦結合させることを特徴とする、スキー製造
方法。 - 【請求項43】 下ストラップ(4)または強化層(2
4)および/または他の層をスペーサ手段、特に相互間
を分離させる支持要素(28)によりシエル(2)から
は離れる方向のスキーコア(6)の下側(26)へゆと
りをもって付設し、その上で上記個別層間および中間部
(34,25)と陥没(64)、例えば長軸チャンネル
および横断チャンネル(30,29)間の中空部へ同一
タイプの液状または可塑化されたプラスチック材(3
3)、特にエラストマーフォームを充填し、上記プラス
チック材が温度および/または圧力影響下で上記プラス
チック材の膨張によりそれらを充填しかつ結合させるこ
とを特徴とする、請求項42の方法。 - 【請求項44】 上記スキー(1)のU形断面シエル
(2)を平面カバー層(12)、例えばプラスチック
材、ポリエテスル、ポリアミド、ABSまたは同様材か
ら製造し、同時に例えばプリプレグから成る少なくとも
1つの強化層(13)を上記カバー層へ付加し、かつ加
熱または必要により加圧によって少なくとも1つの室温
で接着性を有しない硬化性樹脂を予備含浸した強化層
(13)を上記予備含浸樹脂がカバー層(12)または
強化層(13)の隣接面へかつ必要により更に挿入され
た中間層(16)へ接着する状態にし、その後にそのよ
うにして変形されたシエル(2)を所望形態が維持され
るまで冷却することを特徴とする、請求項42まかは4
3の方法。 - 【請求項45】 強化層(13)を合成樹脂で予備含浸
し、上記樹脂を第1低温で加熱する時に、必要により加
圧と、カバー層(2)または強化層(13)または中間
層(14)の隣接面へ接着し、かつこれを上記第1反応
温度以下に冷却して寸法安定性を得、かつこの合成樹脂
を再度より高い第2反応温度まで加熱する時に中間層
(14)またはスキーコア(6)の隣接面へ接着し、か
つ上記第2反応温度以下に冷却して熱硬化性プラスチッ
クへ変化させることを特徴とする、請求項42から44
のいずれか1の方法。 - 【請求項46】 上記第2反応温度を上記中空部または
中間空間部(34,35)へ注入した上記プラスチック
材の反応温度と同等または更に低くすることを特徴とす
る、請求項42から45のいずれか1の方法。 - 【請求項47】 強化層(13)または中間層(14)
の予備含浸ウエブの接着剤として作用する上記所定量の
反応樹脂はEPまたはUP樹脂またはポリジアリルフタ
レートから成ることを特徴とする、請求項42から46
のいずれか1の方法。 - 【請求項48】 スキーコア(6)の下側(26)上
で、少なくとも1つの強化層(24)および/または中
間層(14)および/または2つのカバー層とその間に
配設されたコアで構成されたサンドイッチ要素を走行面
層(5)および走行エッジ(7)へ分離層として付加さ
れるのが好ましい接着剤により結合して半完成品に形成
し、上記コアは低機械強度、特に上記2つのカバー層よ
りも低い引張強度を有する、上記半完成品をスキー
(1)の表面を成形するシエル(2)部上の上側へ付設
し、その後にスキーコア(6)に対面する走行エッジ
(7)の表面をシエル(2)の突起(17)へ付勢封止
しその後に上記シャンクまたは上記スキーの先端(8)
または突起(17)の領域における1または複数の開口
部から上記中空部へ液状または可塑化されたプラスチッ
ク材(33)を注入し、かつ流れ温度または冷却温度以
下にしてスキー(1)を成形型から取り出し、かつ走行
エッジ(7)の外面(43)から突出する突起(17)
部を除去、特に粉砕または研削することを特徴とする、
請求項42から47のいずれか1の方法。 - 【請求項49】 スキーコア(6)の表面(27)上
に、好ましくは分離層として付加された接着剤によって
少なくとも1つの強化層および/または中間層および/
または2つのカバー層とその間に配設されたコアで構成
されたサンドイッチ要素を付加し、上記コアは低機械強
度、特に上記2つのカバー層よりも低い引張強度を有す
る、上記シエルに対面する上側の付加層またはサンドイ
ッチ要素により上下側が強化されたスキーコア(6)に
上記上側上へ突出する支持要素を設け、または半完成品
として組立られたスキーコア(6)の方向においてシエ
ル(2)に突出支持要素を設け、上記シエルの変形時に
変形したシエルの位置を固定する強化層を挿入して上記
支持要素を形成することを特徴とする、請求項42から
48のいずれか1の方法。 - 【請求項50】 上記プラスチック材をPUベースの2
成分を混合することにより生成し、かつこの2成分混合
物をエラストマーフォームに形成することを特徴とす
る、請求項42から49のいずれか1の方法。 - 【請求項51】 反応後の上記プラスチック材の密度が
0.5から1.5kg/dm3 の範囲、好ましくは0.
9から1kg/dm3 の範囲である2成分のプラスチッ
ク材を相互に混合し、適宜量のプラスチック材を上記中
空部および中間部へ注入することを特徴とする、請求項
42から50のいずれか1の方法。 - 【請求項52】 ショア硬度Dが65から90の範囲、
好ましくは72から78の範囲である2成分のプラスチ
ック材を混合し、所定量を上記中空部および中間部へ注
入することを特徴とする、請求項42から51のいずれ
か1の方法。 - 【請求項53】 成形プラグの表面またはスキーコア
(6)へ対面するシエル(2)の内面を受ける成形面に
全体わたって分布する陥没を設け、かつカバー層(1
1)を上記強化層、および必要により中間層(13,1
4)を変形する時または下ストラップ(4)を形成する
時に上記接着剤または上記強化層または中間層(13,
14)を上記成形プラグまたは成形面内の陥没へ充填す
る力をスキーコア(6)に対面する面へ付勢することを
特徴とする、請求項42から52のいずれか1の方法。 - 【請求項54】 シエル(2)へ挿入する前、または下
ストラップ(4)のための強化層または中間層またはサ
ンドイッチ層を付加する前にスキーコア(6)を応力除
去成形または曲折により所望の三次元連続形状に対応す
る空間形態にし、接着剤を加圧下で作用させて流れ温度
または冷却温度以下に冷却することによりその空間変形
位置で固定することを特徴とする、請求項42から53
のいずれか1の方法。
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