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JPH0615408B2 - 表面改質された酸化チタン超微粒子 - Google Patents

表面改質された酸化チタン超微粒子

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Publication number
JPH0615408B2
JPH0615408B2 JP62312354A JP31235487A JPH0615408B2 JP H0615408 B2 JPH0615408 B2 JP H0615408B2 JP 62312354 A JP62312354 A JP 62312354A JP 31235487 A JP31235487 A JP 31235487A JP H0615408 B2 JPH0615408 B2 JP H0615408B2
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JP
Japan
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titanium oxide
ultrafine particles
anionic
modified
nonionic
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JP62312354A
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不可止 坂本
幸宏 土田
一 島川
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Idemitsu Kosan Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09CTREATMENT OF INORGANIC MATERIALS, OTHER THAN FIBROUS FILLERS, TO ENHANCE THEIR PIGMENTING OR FILLING PROPERTIES ; PREPARATION OF CARBON BLACK  ; PREPARATION OF INORGANIC MATERIALS WHICH ARE NO SINGLE CHEMICAL COMPOUNDS AND WHICH ARE MAINLY USED AS PIGMENTS OR FILLERS
    • C09C1/00Treatment of specific inorganic materials other than fibrous fillers; Preparation of carbon black
    • C09C1/36Compounds of titanium
    • C09C1/3692Combinations of treatments provided for in groups C09C1/3615 - C09C1/3684
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
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    • C09C1/3684Treatment with organo-silicon compounds

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)
  • Inorganic Compounds Of Heavy Metals (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表面改質された酸化チタン超微粒子に関し、
さらに詳しくは紫外線劣化防止剤,紫外線遮蔽シート及
びフィルム,日焼け防止用塗料等に有用な表面改質され
た酸化チタン超微粒子に関する。
〔従来技術及び発明が解決しようとする問題点〕
酸化チタンは、耐候性に優れ、しかも高い隠蔽力を有し
ているため、化粧品,塗料等の分野において広く用いら
れている。しかしながら、酸化チタン微粒子は、有機溶
媒に分散しないという問題がある。そのため今後、幅広
い用途展開を図るには表面改質して有機溶媒や樹脂に容
易に分散する酸化チタンが要求される。
表面改質法としては、アミノ基を有するシランカップ
リング剤(例えばアミノアルコキシシラン,ポリエチレ
ンイミン含有シラン等)で結晶性粒状酸化チタンを処理
した後、疎水化剤(例えばシラザン,低級アルキルアル
コキシシラン,シリコーンオイル,水素化シリコーンオ
イル等)で処理する方法(特開昭58−184505号
公報)及び結晶性粒状酸化チタンをヒドロキシルアミ
ン又はシクロイミンで処理した後、上記のような疎水化
剤で処理する方法(特開昭59−137305号公報
等)が提案されている。
しかしながら、上記のような従来の表面改質法は、近年
開発された非晶性で粒状の酸化チタン超微粒子(特開昭
61−201604号公報)には不適当であって、充分
な改質効果が得られないことがわかった。
そこで、本発明者らは、有機溶媒や樹脂への分散性が高
く、しかも高い比表面積を有する非晶性かつ球状の超微
粒子状酸化チタンを開発すべく、鋭意研究を重ねた。
〔問題点を解決するための手段〕
その結果、高い比表面積を有する球状非晶性酸化チタン
超微粒子を原料として、これを特定の表面改質剤で処理
したものが、上記の目的とする物性を備えたものである
ことを見出した。本発明はかかる知見に基づいて完成し
たものである。
すなわち本発明は、アニオン性又はノニオン性有機チタ
ン化合物,アニオン系界面活性剤及びアニオン性又はノ
ニオン性有機珪素化合物よりなる群から選ばれた一種又
は二種以上の化合物で表面改質された平均粒径100〜
1000Å及び比表面積50〜200m2/gである非
晶性球状酸化チタン超微粒子を提供するものである。
本発明における表面改質された酸化チタン超微粒子は、
非晶性かつ球状であり、平均粒径100〜1000Å及
び比表面積50〜200m2/gを有する。このような
表面改質酸化チタン超微粒子は、上記と同じかあるいは
若干比表面積の大きい非晶性で球状の酸化チタン超微粒
子を原料として、これを上記の表面改質剤で表面処理す
ることによって得られる。ここで、表面改質すべき酸化
チタン超微粒子は、各種の方法で製造することができる
が、好ましくは例えば特開昭61−201604号公報
に開示されている方法によって製造することができる。
すなわち、表面改質前の酸化チタンは、揮発性チタン化
合物(例えばチタンテトライソプロポキシド)を気化又
は霧化させた後、加熱下に分解して酸化チタン超微粒子
とし、分解後直ちに前記酸化チタン超微粒子が再び合体
しない温度まで冷却することによって製造されたものが
充当される。
本発明の表面改質酸化チタン超微粒子は、上記のような
非晶性球状酸化チタン超微粒子をアニオン性又はノニオ
ン性有機チタン化合物,アニオン系界面活性剤及びアニ
オン性又はノニオン性有機珪素化合物よりなる群から選
ばれた一種又は二種以上の化合物を表面改質剤として用
いて、表面処理したものである。
ここで、アニオン性又はノニオン性有機チタン化合物と
しては、チタンカップリング剤,例えば−Ti−O結合
を有する有機チタン化合物,例えばイソプロピルトリイ
ソステアロイルチタネート,イソプロピルトリドデシル
ベンゼンスルホニルチタネート,イソプロピルトリス
(ジオクチルパイロホスフェート)チタネート,テトラ
イソプロピルビス(ジオクチルホスファイト)チタネー
ト,テトラオクチルビス(ジトリデシルホスファイト)
チタテート,テトラ(2,2−ジアリルオキシメチル−
1−ブチル)ビス(ジトリデシル)ホスファイトチタネ
ート,ビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキシア
セテートチタネート,ビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)エチレンチタネート,イソプロピルトリオクタノ
イルチタネート,イソプロピルジメタクリルイソステア
ロイルチタネート,イソプロピルイソステアロイルジア
クリルチタネート,イソプロピルトリ(ジオクチルホス
フェート)チタネート,イソプロピルトリクミルフェニ
ルチタネート,ジクミルフェニルオキシアセテートチタ
ネート,ジイソステアロイルエチレンチタネート等があ
げられる。
前記有機チタン化合物を使用する場合には、通常、原料
酸化チタン(乾燥時重量)の5重量%以上、好ましくは
5〜20重量%の割合で使用する。有機チタン化合物の
使用量が少なすぎると、疎水化(親油化)の効果が現れ
ず、逆に、あまり多くしても効果が飽和するので経済的
でない。
アニオン性又はノニオン性有機チタン化合物で酸化チタ
ンを表面改質するには、有機チタン化合物を該化合物1
に対して重量比で0.5〜50の有機溶媒に溶解させた
後、室温で酸化チタンと上記割合になるように混合し、
5〜60分攪拌し、粉状乃至スラリー状の処理酸化チタ
ンを得、これを室温〜110℃で3〜24時間乾燥すれ
ばよい。ここで、有機溶剤としては、ヘキサン,アセト
ン,エタノール,トルエン等を使用することができる。
本発明において用いるアニオン系界面活性剤は、脂肪酸
アルカリ塩が好適である。ここで脂肪酸としては、直鎖
あるいは分枝鎖を有していてよく、一塩基酸あるいは二
塩基酸以上の多塩基酸であってもよい。アニオン系界面
活性剤としては、直鎖脂肪酸アルカリ塩が好ましく、具
体的には例えばラウリン酸ナトリウム,ミリスチン酸ナ
トリウム,パルミチン酸ナトリウム,ステアリン酸ナト
リウム等があげられる。
アニオン系界面活性剤を使用する場合には、これを通
常、原料酸化チタン(乾燥時重量)の5重量%以上、好
ましくは5〜20重量%の割合で使用する。この使用量
があまり少ないと、疎水化(親油化)の効果が現れず、
逆に、あまり多くしても効果が飽和するので経済的でな
い。
アニオン系界面活性剤を用いて表面改質する場合には、
該界面活性剤1に対して重量比で0.5〜50の水に溶
解し、10〜120分攪拌した後、酸化チタンを上記の
割合になるように混合して、粒状乃至スラリー状の処理
酸化チタンを得、これを室温〜110℃で3〜24時間
乾燥すればよい。また、スラリー状の処理酸化チタンに
ついては、吸引濾過し、酸化チタン1に対して重量比で
5〜50の水で洗浄し、室温〜110℃で3〜24時間
乾燥すればよい。
本発明において用いるアニオン性又はノニオン性有機珪
素化合物としては、シランカップリング剤、例えば珪素
原子に結合している加水分解基を有する上記有機珪素化
合物があげられる。ここで、加水分解基としては、例え
ば塩素,アルコキシ基あるいはアルカノイル基がある。
本発明に使用しうる有機珪素化合物の具体例として、下
記の化合物があげられる。
CH2=CHSiCl3 CH2=CHSi(OC253 CH2=CHSi(OCH33 CH2=CHSi(OC24OCH33 CH2=CCH3COOC36Si(OCH33 CH2 =C (CH3)COOC36Si(OC24OCH3
3 ClC36Si(OCH33 HSC36Si(OCH33 HSC36Si(OC25365Si(OC253 重合体シラン OCNCSi(OC253 n−C17Si(OC253 ポリアルキレンオキシドシラン アニオン性又はノニオン性帯電防止性シラン アニオン性又はノニオン性有機珪素化合物を使用する場
合には、これを通常、原料酸化チタン(乾燥時重量)の
5重量%以上、好ましくは5〜40重量%添加する。こ
の添加量があまり少ないと、疎水化(親油化)効果が達
成されず、あまり多すぎても、効果が飽和されるので、
経済的でない。
上記のような有機珪素化合物で表面改質する場合には、
前記有機チタン化合物を用いる場合と同様に操作すれば
よい。
アニオン性又はノニオン性有機チタン化合物,アニオン
系界面活性剤あるいはアニオン性ノニオン性有機珪素化
合物を単独で使用する場合について上記に如くである
が、これらの二種以上を用いて酸化チタンを表面改質す
ることもできる。二種以上を用いて表面改質処理を行う
場合は、上記の単独の場合の操作に準じて操作すればよ
い。
〔実施例〕
次に、本発明の実施例及び比較例によりさらに詳しく説
明する。
実施例1 200mlのビーカーにビス(ジオクチルパイロホスフェ
ート)オキシアセテートチタネート1.4gを入れ、ヘ
キサン35mlに溶解させた。この溶液に、平均粒径20
0Å及び比表面積130m2/gの球状非晶性酸化チタン
(未表面改質)7g(乾燥基準)を添加し、室温で10
分間攪拌した。スラリー状となったので、そのスラリー
をガラス皿に移し、110℃で3時間空気中で乾燥させ
た。乾燥後、塊となった酸化チタンを磁製乳鉢で粉砕
し、粉状とした。得られた表面改質酸化チタンを後述す
る親油化度評価法で評価したところ、親油化度52%で
あり、トルエン中に放置しても、粒子は沈殿しなかっ
た。改質後の酸化チタンの平均粒径は200Å、比表面
積は90m2/gであった。
この実験において、ビス(ジオクチルパイロホスフェー
ト)オキシアセテートチタネート(改質剤)の添加量を
種々に変えて同じ酸化チタンを処理し、得られた表面改
質酸化チタンの親油化度を測定し、改質剤の添加量と親
油化度の関係を第1図に示す。
親油化度評価試験 100mlのビーカーに蒸留水50mlを入れ、さらに評価
しようとする親油性微粉末試料を0.2g入れる。試料
が充分に親油性であれば、試料は完全に水面に浮いてい
る。この試料の浮いている水に小さなマグネティックス
ターラーで攪拌しながら先端を水中に入れたビュレット
からメタノールを滴下する。メタノールが加えられるに
したがって水面に浮いていた試料粉末は濡れて水中に分
散していく。浮いている試料がなくなり、完全に濡れて
しまった時点のメタノールの添加量を読む。測定値をa
mlとすると、親油化度は次式で定義される。
従って、親油化度の値が大きい程、高濃度のメタノール
水溶液にならないと濡れないことから親油化度が高いこ
とになる。
実施例2 ヘキサンを7mlとし、乾燥工程と粉砕工程を省いた以外
は、実施例1と同様にして表面改質酸化チタンを得た。
その親油化度は51%であり、トルエン中に放置して
も、粒子は沈殿しなかった。
実施例3 200mlのビーカーにイオン交換水70mlを入れ、次い
で実施例1で用いた酸化チタン7gを攪拌機で攪拌して
分散させた。続いて、ラウリン酸ナトリウム1.4gを
添加し、室温で30分撹拌した。次に、吸引濾過し、水
洗(イオン交換水70ml、室温)した後、110℃で3
時間乾燥した。乾燥物を粉砕して表面改質酸化チタンを
得た。その親油化度は59%で、放置後、粒子は沈殿し
た。
実施例4 200mlのビーカーにイオン交換水4mlを入れ、次い
で、ラウリン酸ナトリウム0.185gを加えて溶解さ
せた。さらに、実施例1で用いた酸化チタン4gを加
え、10分間撹拌して粉状の処理酸化チタンを得た。次
に、110℃,3時間空気中で乾燥して表面改質酸化チ
タンを得た。その親油化度は35%であった。この表面
改質酸化チタンの平均粒径は200Å、比表面積は95
m2/gであった。
実施例5 吸引濾過及び水洗をせずに、蒸発乾固した以外は、実施
例3と同様にして表面改質酸化チタンを得た。その親油
化度は58%であった。
実施例6 200mlのビーカーに得た35mlを入れ、ビニルトリエ
トキシシラン2.8gを添加し、溶解させた。その溶液
に実施例1で用いた酸化チタンを添加し、室温で10分
間撹拌し、その後、実施例1と同様に処理した。その親
油化度は27%であった。またこの表面改質酸化チタン
の平均粒径は200Å、比表面積は80m2/gであっ
た。
比較例1 ラウリン酸ナトリウムの代わりに、非イオン系界面活性
剤であるモノステアリン酸ポリオキシエチレンソルビタ
ン1.4gを用いた以外は、実施例3と同様に操作し、
表面改質酸化チタンを得た。その親油化度は0%であっ
た。またこの表面改質酸化チタンの平均粒径は200
Å、比表面積は110m2/gであった。
応用例1 ポリスチレン90重量部に対して、実施例1で得られた
表面改質された粒状非晶性酸化チタン超微粒子10重量
部を添加し、ミニマックス成形機で250℃で10×4
0mmの試験片を作成した。さらに、この試験片をプレス
成形機で250℃で厚さ200μmのシート状試験片と
した。この試験片の500nmでの吸光度は0.30で
あった。
比較例2 表面改質された球状非晶性酸化チタン超微粒子の代わり
に、未処理の球状非晶性酸化チタン超微粒子を用いた以
外は、応用例1と同様にして試験片を作成し、500n
mでの吸光度を測定したところ、吸光度は0.40であ
り、応用例1に比べて透明性が低下していた。
比較例3 酸化チタンとしてアナターゼ型及びルチル型の混合した
結晶性米粒状酸化チタン(デグッサ社のP−25)を用
い、これをビス(ジオクチルパイロホスフェート)オキ
シアセテートチタネートで実施例1と同様にして処理し
て表面改質された酸化チタンを製造した。このように製
造した表面改質粒状酸化チタンを用いた以外は、応用例
1と同様にして試験片を作成し、吸光度を測定したとこ
ろ、0.50であり、試験片は白濁していた。
〔発明の効果〕
本発明の表面改質酸化チタン超微粒子は、非晶性、球状
であり、高い比表面積を有し、高い表面疎水性を有す
る。すなわち、本発明によれば、有機溶媒や樹脂への分
散性が著しく向上した表面改質酸化チタン超微粒子が提
供される。
したがって、本発明の表面改質酸化チタン超微粒子は、
紫外線遮蔽プラスチックシート及びフィルム,自動車等
用の日焼け防止塗料等に優れた紫外線劣化防止剤として
有効な利用が期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、実施例1における改質剤の添加量と表面改質
酸化チタンの親油化度との関係を示すグラフである。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】アニオン性又はノニオン性有機チタン化合
    物、アニオン系界面活性剤及びアニオン性又はノニオン
    性有機珪素化合物よりなる群から選ばれた一種又は二種
    以上の化合物で表面改質された平均粒径100〜100
    0Å及び比表面積50〜200m/gである非晶性球
    状酸化チタン超微粒子。
  2. 【請求項2】アニオン性又はノニオン性有機チタン化合
    物が−Ti−O−結合を有する有機チタン化合物である
    特許請求の範囲第1項記載の超微粒子。
  3. 【請求項3】アニオン系界面活性剤が脂肪族アルカリ塩
    である特許請求の範囲第1項記載の超微粒子。
  4. 【請求項4】アニオン性又はノニオン性有機珪素化合物
    が珪素原子に加水分解基が結合している有機珪素化合物
    である特許請求の範囲第1項記載の超微粒子。
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