JPH06140354A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents
半導体装置の製造方法Info
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- JPH06140354A JPH06140354A JP28889192A JP28889192A JPH06140354A JP H06140354 A JPH06140354 A JP H06140354A JP 28889192 A JP28889192 A JP 28889192A JP 28889192 A JP28889192 A JP 28889192A JP H06140354 A JPH06140354 A JP H06140354A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 コンタクトホールを全面的に覆わない状態で
設けられる幅の細い配線層において所望の幅を確保する
ことができる半導体装置の製造方法を提供することであ
る。 【構成】 コンタクトホールaが設けられた酸化膜3上
にバリアメタル層11、Al層5、アモルファスシリコ
ンからなる膜9を順次形成する。次に、コンタクトホー
ルaの幅の領域内に位置するアモルファスシリコンから
なる膜9上にコンタクトホールaの幅寸法wよりも小さ
な幅寸法xを有するレジスト構造体16aを形成する。
レジスト構造体16aをマスクとしてアモルファスシリ
コンからなる膜9、Al層5をエッチングする。さら
に、パターン化されたAl層上からアモルファスシリコ
ンからなる膜9およびレジスト構造体16aを除去した
後、パターン化されたAl層5をマスクとしてバリアメ
タル層11をエッチングする。
設けられる幅の細い配線層において所望の幅を確保する
ことができる半導体装置の製造方法を提供することであ
る。 【構成】 コンタクトホールaが設けられた酸化膜3上
にバリアメタル層11、Al層5、アモルファスシリコ
ンからなる膜9を順次形成する。次に、コンタクトホー
ルaの幅の領域内に位置するアモルファスシリコンから
なる膜9上にコンタクトホールaの幅寸法wよりも小さ
な幅寸法xを有するレジスト構造体16aを形成する。
レジスト構造体16aをマスクとしてアモルファスシリ
コンからなる膜9、Al層5をエッチングする。さら
に、パターン化されたAl層上からアモルファスシリコ
ンからなる膜9およびレジスト構造体16aを除去した
後、パターン化されたAl層5をマスクとしてバリアメ
タル層11をエッチングする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、著しい性能向上の要求に対処する
べく、同一半導体基板内にダイオード、トランジスタ等
の半導体素子が作り込まれた半導体装置が実現化され、
数多く製造されている。
べく、同一半導体基板内にダイオード、トランジスタ等
の半導体素子が作り込まれた半導体装置が実現化され、
数多く製造されている。
【0003】このような半導体装置においては、同一半
導体基板内に作り込まれた複数の半導体素子間を効率よ
く配線することが重要である。
導体基板内に作り込まれた複数の半導体素子間を効率よ
く配線することが重要である。
【0004】以下、このような半導体装置の製造方法、
特に半導体素子間を電気的に接続する配線層の形成方法
について説明する。
特に半導体素子間を電気的に接続する配線層の形成方法
について説明する。
【0005】図8〜図11は、従来の半導体装置の製造
方法を工程順に示した断面図である。
方法を工程順に示した断面図である。
【0006】図8に示すように、従来法に従って、P型
の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型フ
ローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フロ
ーティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エピ
タキシャル層22が形成される。さらに、N- 型エピタ
キシャル層22の素子形成領域にP型ベース領域23お
よび比較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成さ
れる。
の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型フ
ローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フロ
ーティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エピ
タキシャル層22が形成される。さらに、N- 型エピタ
キシャル層22の素子形成領域にP型ベース領域23お
よび比較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成さ
れる。
【0007】さらに、N- エピタキシャル層22の素子
形成領域上に、CVDにより酸化膜33を形成する。こ
の酸化膜33は半導体素子表面を保護する保護膜として
機能する。
形成領域上に、CVDにより酸化膜33を形成する。こ
の酸化膜33は半導体素子表面を保護する保護膜として
機能する。
【0008】次に、P+ 型外部ベース領域24、P型ベ
ース領域23の各々に対応する所定の領域上の酸化膜3
3を等方性エッチングおよび異方性エッチングにより選
択的に除去し、コンタクトホールa,bを形成する。
ース領域23の各々に対応する所定の領域上の酸化膜3
3を等方性エッチングおよび異方性エッチングにより選
択的に除去し、コンタクトホールa,bを形成する。
【0009】次に、酸化膜33に設けられたコンタクト
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域35を形成する。
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域35を形成する。
【0010】その後、コンタクトホールaに対応するP
+ 型外部ベース領域24に、またコンタクトホールbに
対応するN+ 型エミッタ領域35にスパッタ法により金
属シリサイド膜34を形成する。
+ 型外部ベース領域24に、またコンタクトホールbに
対応するN+ 型エミッタ領域35にスパッタ法により金
属シリサイド膜34を形成する。
【0011】次に、酸化膜33および金属シリサイド膜
34を覆うように、素子形成領域全面上にスパッタ法に
よりバリアメタル(TiW)層25を形成しする。さら
に、バリアメタル層25を覆うように、蒸着法によりア
ルミニウム層26を形成する。さらに、この後、アルミ
ニウム層26上に膜厚1μmのレジスト層27を堆積す
る。
34を覆うように、素子形成領域全面上にスパッタ法に
よりバリアメタル(TiW)層25を形成しする。さら
に、バリアメタル層25を覆うように、蒸着法によりア
ルミニウム層26を形成する。さらに、この後、アルミ
ニウム層26上に膜厚1μmのレジスト層27を堆積す
る。
【0012】さらに、図9に示すように、堆積したレジ
スト層27に所望の配線層に対応するパターン形状のマ
スク36を用いて光を照射し、露光させる。露光後、現
像を行なうことで、図10に示すようなレジストパター
ン構造体28a,28bがアルミニウム層26上に形成
される。
スト層27に所望の配線層に対応するパターン形状のマ
スク36を用いて光を照射し、露光させる。露光後、現
像を行なうことで、図10に示すようなレジストパター
ン構造体28a,28bがアルミニウム層26上に形成
される。
【0013】次に、このレジストパターン構造体28
a,28bをマスクとして、ドライエッチングによりバ
リアメタル層25上からアルミニウム層26を選択的に
除去する。
a,28bをマスクとして、ドライエッチングによりバ
リアメタル層25上からアルミニウム層26を選択的に
除去する。
【0014】さらに、レジストパターン構造体28a,
28bを熱リン酸等により除去した後、残存したアルミ
ニウム層26をマスクとして、ウエットエッチングによ
り酸化膜33および金属シリサイド膜34上からバリア
メタル層25を選択的に除去する。
28bを熱リン酸等により除去した後、残存したアルミ
ニウム層26をマスクとして、ウエットエッチングによ
り酸化膜33および金属シリサイド膜34上からバリア
メタル層25を選択的に除去する。
【0015】これにより、図11に示すように、酸化膜
33の表面が露出されるとともに、金属シリサイド膜3
4を介してP+ 型外部ベース領域24に接触され、バリ
アメタル層25およびアルミニウム層26からなる配線
層30がコンタクトホールa上に形成され、また金属シ
リサイド膜34を介してN+ 型エミッタ領域35に接触
され、バリアメタル層25およびアルミニウム層26か
らなる配線層40がコンタクトホールb上に形成され
る。
33の表面が露出されるとともに、金属シリサイド膜3
4を介してP+ 型外部ベース領域24に接触され、バリ
アメタル層25およびアルミニウム層26からなる配線
層30がコンタクトホールa上に形成され、また金属シ
リサイド膜34を介してN+ 型エミッタ領域35に接触
され、バリアメタル層25およびアルミニウム層26か
らなる配線層40がコンタクトホールb上に形成され
る。
【0016】その後、素子形成領域全面上に層間絶縁膜
(図示せず)を形成することで、同一基板20上に作り
込まれた複数の半導体素子が配線層により電気的に接続
される構造が完成する。
(図示せず)を形成することで、同一基板20上に作り
込まれた複数の半導体素子が配線層により電気的に接続
される構造が完成する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】半導体基板の主面内に
複数の半導体素子が作り込まれた半導体装置では、素子
形成領域においてコンタクトホール同士の間隔が狭く配
置されてしまうことがある。
複数の半導体素子が作り込まれた半導体装置では、素子
形成領域においてコンタクトホール同士の間隔が狭く配
置されてしまうことがある。
【0018】このような場合には、コンタクトホールに
形成される複数の配線層間で短絡が生じないようにする
ため、図12に示すように、一部の配線層の幅を細く設
定することで、配線層間の間隔取りを行なっていた。
形成される複数の配線層間で短絡が生じないようにする
ため、図12に示すように、一部の配線層の幅を細く設
定することで、配線層間の間隔取りを行なっていた。
【0019】しかしながら、前述した従来の製造方法に
従ってこのような配線層を形成しようとすると、図に示
すように、特にコンタクトホールaを全面的に覆わない
状態で設けられる、幅の細い配線層30においては、コ
ンタクトホールaの領域内に破線で示した理想の幅に比
べて実際の幅が極端に細くなってしまうことがあった。
従ってこのような配線層を形成しようとすると、図に示
すように、特にコンタクトホールaを全面的に覆わない
状態で設けられる、幅の細い配線層30においては、コ
ンタクトホールaの領域内に破線で示した理想の幅に比
べて実際の幅が極端に細くなってしまうことがあった。
【0020】このため、半導体装置において配線抵抗が
著しく上昇したり、あるいは半導体素子の信頼性が低下
してしまうという問題が生じていた。
著しく上昇したり、あるいは半導体素子の信頼性が低下
してしまうという問題が生じていた。
【0021】本発明は、上述した従来の問題点を解決す
るためになされたものであって、コンタクトホールを全
面的に覆わない状態で設けられる幅の細い配線層におい
て所望の幅を確保することができる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
るためになされたものであって、コンタクトホールを全
面的に覆わない状態で設けられる幅の細い配線層におい
て所望の幅を確保することができる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0022】
【課題を解決するための手段】発明者は、半導体素子間
を接続する導電層を半導体基板上に形成する際、特にコ
ンタクトホールを全面的に覆わない状態で設けられる導
電層において、導電層の幅がコンタクトホール上で極端
に細くなってしまう原因を解明するため鋭意検討を行な
った結果、フォトリソグラフィの際に、除去したい領域
のレジスト層を露光させるために照射する光の一部が、
特にコンタクトホール開口部付近において、一旦レジス
ト層を透過した後、レジスト層直下の湾曲した金属層表
面で反射され、これにより金属層周囲の除去したくない
領域のレジスト層までもが露光されてしまうことが主な
原因であることを見出し、これを解消するべく本発明を
完成するに至ったものである。
を接続する導電層を半導体基板上に形成する際、特にコ
ンタクトホールを全面的に覆わない状態で設けられる導
電層において、導電層の幅がコンタクトホール上で極端
に細くなってしまう原因を解明するため鋭意検討を行な
った結果、フォトリソグラフィの際に、除去したい領域
のレジスト層を露光させるために照射する光の一部が、
特にコンタクトホール開口部付近において、一旦レジス
ト層を透過した後、レジスト層直下の湾曲した金属層表
面で反射され、これにより金属層周囲の除去したくない
領域のレジスト層までもが露光されてしまうことが主な
原因であることを見出し、これを解消するべく本発明を
完成するに至ったものである。
【0023】本発明の半導体基板の主面に作り込まれた
複数の半導体素子間が、絶縁膜を介して設けられた導電
層により電気的に接続される半導体装置の製造方法によ
れば、導電層を形成するに際して、まず複数の半導体素
子が作り込まれた半導体基板上に絶縁層を形成する。次
に複数の半導体素子の所定の領域に対応する絶縁膜を選
択的に除去してコンタクトホールを形成し、コンタクト
ホールの壁面を覆うように金属層を堆積する。さらに、
金属層の少なくともコンタクトホールの開口部に対応す
る領域上に、金属層を構成する金属材料よりも光に対す
る反射率が小さい物質から反射防止膜を形成する。次
に、金属層上にレジスト層を堆積した後、フォトリソグ
ラフィを用いて金属層を絶縁膜上から選択的に除去し
て、コンタクトホールに金属層からなる導電層を形成す
る。
複数の半導体素子間が、絶縁膜を介して設けられた導電
層により電気的に接続される半導体装置の製造方法によ
れば、導電層を形成するに際して、まず複数の半導体素
子が作り込まれた半導体基板上に絶縁層を形成する。次
に複数の半導体素子の所定の領域に対応する絶縁膜を選
択的に除去してコンタクトホールを形成し、コンタクト
ホールの壁面を覆うように金属層を堆積する。さらに、
金属層の少なくともコンタクトホールの開口部に対応す
る領域上に、金属層を構成する金属材料よりも光に対す
る反射率が小さい物質から反射防止膜を形成する。次
に、金属層上にレジスト層を堆積した後、フォトリソグ
ラフィを用いて金属層を絶縁膜上から選択的に除去し
て、コンタクトホールに金属層からなる導電層を形成す
る。
【0024】本発明において、金属層を構成する金属材
料よりも光に対する反射率が小さい物質として、アモル
ファスシリコン、チタンナイトライド等を好ましく用い
ることができる。
料よりも光に対する反射率が小さい物質として、アモル
ファスシリコン、チタンナイトライド等を好ましく用い
ることができる。
【0025】
【作用】本発明に従う半導体装置の製造方法によれば、
導電層を形成するに際して、まず複数の半導体素子が作
り込まれた半導体基板上に絶縁膜を形成する。次に、複
数の半導体素子の所定の領域に対応する絶縁膜を選択的
に除去してコンタクトホールを形成し、コンタクトホー
ルの壁面を覆うように金属層を堆積することで、半導体
素子の所定の領域に金属層が接触する。
導電層を形成するに際して、まず複数の半導体素子が作
り込まれた半導体基板上に絶縁膜を形成する。次に、複
数の半導体素子の所定の領域に対応する絶縁膜を選択的
に除去してコンタクトホールを形成し、コンタクトホー
ルの壁面を覆うように金属層を堆積することで、半導体
素子の所定の領域に金属層が接触する。
【0026】さらに、少なくともコンタクトホールの開
口部に対応する領域の金属層上に、金属層を構成する金
属材料よりも光に対する反射率が小さい物質からなる反
射防止膜を形成する。これにより、金属層を覆うように
レジスト層を堆積させた後、導電層を形成したい所定の
領域を除く他の領域のレジスト層を露光させるために光
の照射を行なっても、従来のように(図13参照)、照
射した光がレジスト層を透過した後、湾曲したコンタク
トホールの開口部で周囲のレジスト層に反射されること
はなくなり、レジスト層下に設けられる反射防止膜で効
率よく吸収される。したがって、コンタクトホール開口
部周囲の所望の領域以外の領域のレジスト層までが不必
要に露光されてしまうことは回避される。
口部に対応する領域の金属層上に、金属層を構成する金
属材料よりも光に対する反射率が小さい物質からなる反
射防止膜を形成する。これにより、金属層を覆うように
レジスト層を堆積させた後、導電層を形成したい所定の
領域を除く他の領域のレジスト層を露光させるために光
の照射を行なっても、従来のように(図13参照)、照
射した光がレジスト層を透過した後、湾曲したコンタク
トホールの開口部で周囲のレジスト層に反射されること
はなくなり、レジスト層下に設けられる反射防止膜で効
率よく吸収される。したがって、コンタクトホール開口
部周囲の所望の領域以外の領域のレジスト層までが不必
要に露光されてしまうことは回避される。
【0027】このため、光の照射後、現像を行なえば、
金属層上には導電層を形成したい所定の領域を精度よく
再現したレジスト構造体が形成される。このレジスト構
造体をマスクとして、さらに金属層を絶縁層上から選択
的に除去すれば、所望の幅を有する金属層を再現性よく
実現することができ、この金属層を半導体素子間を接続
する導電層とすることができる。
金属層上には導電層を形成したい所定の領域を精度よく
再現したレジスト構造体が形成される。このレジスト構
造体をマスクとして、さらに金属層を絶縁層上から選択
的に除去すれば、所望の幅を有する金属層を再現性よく
実現することができ、この金属層を半導体素子間を接続
する導電層とすることができる。
【0028】本発明の半導体装置の製造方法をコンタク
トホールを全面に覆う一般的な導電層を形成する際に適
用しても効果的であるが、特にコンタクトホール上を全
面的に覆わない状態で設けられる幅の細い導電層を形成
する際に適用すれば、その効果はより顕著となる。
トホールを全面に覆う一般的な導電層を形成する際に適
用しても効果的であるが、特にコンタクトホール上を全
面的に覆わない状態で設けられる幅の細い導電層を形成
する際に適用すれば、その効果はより顕著となる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0030】図1〜図6は、本発明の一実施例に従う半
導体装置の製造方法を工程順に示した断面図である。
導体装置の製造方法を工程順に示した断面図である。
【0031】まず、図1に示すように、従来と同様にP
型の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型
フローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フ
ローティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エ
ピタキシャル層22が形成される。N- 型エピタキシャ
ル層22の素子形成領域にP型ベース領域23および比
較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成される。
さらに、N- 型エピタキシャル層22の素子形成領域上
に、CVDにより酸化膜3を形成する。この酸化膜3は
半導体素子表面を保護する保護膜として機能する。
型の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型
フローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フ
ローティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エ
ピタキシャル層22が形成される。N- 型エピタキシャ
ル層22の素子形成領域にP型ベース領域23および比
較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成される。
さらに、N- 型エピタキシャル層22の素子形成領域上
に、CVDにより酸化膜3を形成する。この酸化膜3は
半導体素子表面を保護する保護膜として機能する。
【0032】次に、P+ 型外部ベース領域24、P型ベ
ース領域23の各々に対応する所定の領域上の酸化膜3
を等方性エッチングおよび異方性エッチングにより選択
的に除去し、コンタクトホールa,bを形成する。
ース領域23の各々に対応する所定の領域上の酸化膜3
を等方性エッチングおよび異方性エッチングにより選択
的に除去し、コンタクトホールa,bを形成する。
【0033】さらに、酸化膜3に設けられたコンタクト
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域35を形成する。
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域35を形成する。
【0034】その後、コンタクトホールaに対応するP
+ 型外部ベース領域24表面に、またコンタクトホール
bに対応するN+ 型エミッタ領域35表面にスパッタ法
により金属シリサイド膜10を形成する。金属シリサイ
ド膜10を形成することにより、コンタクト抵抗の上昇
を抑制することができる。
+ 型外部ベース領域24表面に、またコンタクトホール
bに対応するN+ 型エミッタ領域35表面にスパッタ法
により金属シリサイド膜10を形成する。金属シリサイ
ド膜10を形成することにより、コンタクト抵抗の上昇
を抑制することができる。
【0035】次に、酸化膜3および金属シリサイド膜1
0を覆うように、素子形成領域全面上にスパッタ法によ
りバリアメタル(TiW)層11を形成する。さらに、
バリアメタル層11を覆うように、蒸着法によりアルミ
ニウム膜5を形成する。さらに、このアルミニウム膜5
全面上にスパッタ法により厚み数百Å程度のアモルファ
スシリコンからなる膜9を形成する。アモルファスシリ
コンは、アルミニウムに比べて光に対する反射率が十分
に小さい物質である。
0を覆うように、素子形成領域全面上にスパッタ法によ
りバリアメタル(TiW)層11を形成する。さらに、
バリアメタル層11を覆うように、蒸着法によりアルミ
ニウム膜5を形成する。さらに、このアルミニウム膜5
全面上にスパッタ法により厚み数百Å程度のアモルファ
スシリコンからなる膜9を形成する。アモルファスシリ
コンは、アルミニウムに比べて光に対する反射率が十分
に小さい物質である。
【0036】この後、アモルファスシリコンからなる膜
9上に、膜厚1μmのレジスト層6を堆積する。
9上に、膜厚1μmのレジスト層6を堆積する。
【0037】次に、図2に示すように、堆積したレジス
ト層6上に形成したい所望の配線層に対応するパターン
形状のマスク7を用いて光8を照射し、レジスト層6を
露光させる。
ト層6上に形成したい所望の配線層に対応するパターン
形状のマスク7を用いて光8を照射し、レジスト層6を
露光させる。
【0038】ここで、コンタクトホールa,bは互いに
狭い間隔で配置されているので、各コンタクトホール上
に形成するアルミニウム配線層に必要な間隔取りを行な
うため、コンタクトホールa上にはコンタクトホールb
上に形成する配線層よりも幅の細い配線層を形成するも
のとする。
狭い間隔で配置されているので、各コンタクトホール上
に形成するアルミニウム配線層に必要な間隔取りを行な
うため、コンタクトホールa上にはコンタクトホールb
上に形成する配線層よりも幅の細い配線層を形成するも
のとする。
【0039】そこで、コンタクトホールa上の領域に
は、コンタクトホールの開口部よりも幅の細い領域xを
有するパターン、またコンタクトホールbの領域上には
コンタクトホールの開口部を十分に覆う幅の広い領域y
を有するパターンのマスク7を用いるものとする。
は、コンタクトホールの開口部よりも幅の細い領域xを
有するパターン、またコンタクトホールbの領域上には
コンタクトホールの開口部を十分に覆う幅の広い領域y
を有するパターンのマスク7を用いるものとする。
【0040】露光後、現像を行なえば、図3に示すよう
に、マスク7の領域xに対応する部分にはパターンと等
しい幅に再現されたレジスト構造体16aが、またマス
ク7の領域yに対応する部分にはパターンと等しい幅に
再現されたレジスト構造体16bがアモルファスシリコ
ンからなる膜9上に形成される。
に、マスク7の領域xに対応する部分にはパターンと等
しい幅に再現されたレジスト構造体16aが、またマス
ク7の領域yに対応する部分にはパターンと等しい幅に
再現されたレジスト構造体16bがアモルファスシリコ
ンからなる膜9上に形成される。
【0041】このようなレジストパターン構造体16
a,16bをマスクとして、反応性イオンエッチングに
よりバリアメタル層11上からアモルファスシリコンか
らなる膜9およびアルミニウム膜5上を選択的に除去す
る。次に、ドライエッチングによりレジストパターン構
造体16a,16bをアモルファスシリコンからなる膜
9上からすべて除去する。
a,16bをマスクとして、反応性イオンエッチングに
よりバリアメタル層11上からアモルファスシリコンか
らなる膜9およびアルミニウム膜5上を選択的に除去す
る。次に、ドライエッチングによりレジストパターン構
造体16a,16bをアモルファスシリコンからなる膜
9上からすべて除去する。
【0042】さらに、アルミニウム膜5上に残存するア
モルファスシリコンからなる膜9をプラズマエッチング
により除去する。このとき、バリアメタル層11が、保
護膜としての役割を果たし、金属シリサイド膜10がダ
メージを受けることを防止する。
モルファスシリコンからなる膜9をプラズマエッチング
により除去する。このとき、バリアメタル層11が、保
護膜としての役割を果たし、金属シリサイド膜10がダ
メージを受けることを防止する。
【0043】次に、図5に示すように、アルミニウム膜
5をマスクとしてウエットエッチングにより絶縁膜3上
からバリアメタル層11を除去する。これにより、図6
に示すように、酸化膜3の表面が露出されるとともに、
コンタクトホールaには、金属シリサイド膜10を介し
てP+ 型外部ベース領域24に接触し、アルミニウム層
5およびバリアメタル層11からなる幅の細い配線層1
4が、またコンタクトホールbには、金属シリサイド膜
10を介してN+ 型エミッタ領域4に接触し、アルミニ
ウム層5およびバリアメタル層11からなる幅の広い配
線層15が形成される。この後、素子形成領域全面上に
層間絶縁膜を形成すれば、同一半導体基板20上に作り
込まれた複数の半導体素子が配線層14,15により接
続される構造が完成する。
5をマスクとしてウエットエッチングにより絶縁膜3上
からバリアメタル層11を除去する。これにより、図6
に示すように、酸化膜3の表面が露出されるとともに、
コンタクトホールaには、金属シリサイド膜10を介し
てP+ 型外部ベース領域24に接触し、アルミニウム層
5およびバリアメタル層11からなる幅の細い配線層1
4が、またコンタクトホールbには、金属シリサイド膜
10を介してN+ 型エミッタ領域4に接触し、アルミニ
ウム層5およびバリアメタル層11からなる幅の広い配
線層15が形成される。この後、素子形成領域全面上に
層間絶縁膜を形成すれば、同一半導体基板20上に作り
込まれた複数の半導体素子が配線層14,15により接
続される構造が完成する。
【0044】図7は、上述した本実施例に従って製造さ
れた半導体装置の配線層を示す平面図である。
れた半導体装置の配線層を示す平面図である。
【0045】図7に示すように、本実施例に従う製造方
法を用いれば、コンタクトホールaを全面的に覆わない
状態で設けられる幅の細い配線層14においても、コン
タクトホールaの領域内で配線層の幅が極端に細くなる
ことは回避される。
法を用いれば、コンタクトホールaを全面的に覆わない
状態で設けられる幅の細い配線層14においても、コン
タクトホールaの領域内で配線層の幅が極端に細くなる
ことは回避される。
【0046】なお、上述した実施例においては、アルミ
ニウム膜11上に光に対する反射率が小さい物質として
アモルファスシリコンからなる膜9を堆積してフォトリ
ソグラフィを行なう例について説明したが、アモルファ
スシリコンに代替するものとしてチタンナイトライド等
の他の物質を用いても構わない。
ニウム膜11上に光に対する反射率が小さい物質として
アモルファスシリコンからなる膜9を堆積してフォトリ
ソグラフィを行なう例について説明したが、アモルファ
スシリコンに代替するものとしてチタンナイトライド等
の他の物質を用いても構わない。
【0047】
【発明の効果】本発明によれば、金属層の少なくともコ
ンタクトホール開口部に対応する領域上に、金属層を構
成する金属材料よりも光に対する反射率が小さい物質か
らなる反射防止膜を予め形成しておくことで、フォトリ
ソグラフィにおいて、金属層上に堆積したレジスト層に
光を照射し露光させても、コンタクトホール開口部上で
光の反射は起こらず、レジスト層が必要以上に露光され
てしまうことは回避される。したがって、このようなレ
ジスト層をマスクとして用い、金属層を絶縁膜上から選
択的に除去すれば、金属層がオーバーエッチングされる
ことはない。このため、金属層の幅が極めて細くなった
り、なくなったりすることはなく、コンタクトホールを
全面的に覆わない状態においても所望の幅が確保された
導電層を精度よく形成できるようになる。この結果、半
導体装置において配線抵抗の急激な上昇や素子間の信頼
性低下等の弊害が生じることはない。
ンタクトホール開口部に対応する領域上に、金属層を構
成する金属材料よりも光に対する反射率が小さい物質か
らなる反射防止膜を予め形成しておくことで、フォトリ
ソグラフィにおいて、金属層上に堆積したレジスト層に
光を照射し露光させても、コンタクトホール開口部上で
光の反射は起こらず、レジスト層が必要以上に露光され
てしまうことは回避される。したがって、このようなレ
ジスト層をマスクとして用い、金属層を絶縁膜上から選
択的に除去すれば、金属層がオーバーエッチングされる
ことはない。このため、金属層の幅が極めて細くなった
り、なくなったりすることはなく、コンタクトホールを
全面的に覆わない状態においても所望の幅が確保された
導電層を精度よく形成できるようになる。この結果、半
導体装置において配線抵抗の急激な上昇や素子間の信頼
性低下等の弊害が生じることはない。
【図1】本発明の実施例に従う半導体装置の第1の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に従う半導体装置の第2の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例に従う半導体装置の第3の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に従う半導体装置の第4の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例に従う半導体装置の第5の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例に従う半導体装置の第6の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例に従って製造された半導体装置
の配線層を示す平面図である。
の配線層を示す平面図である。
【図8】従来の半導体装置の第1の製造工程を示す断面
図である。
図である。
【図9】従来の半導体装置の第2の製造工程を示す断面
図である。
図である。
【図10】従来の半導体装置の第3の製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図11】従来の半導体装置の第4の製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図12】従来技術に従って製造された半導体装置の配
線層を示す平面図である。
線層を示す平面図である。
【図13】従来技術に従ってレジスト層を露光させる工
程を示す断面図である。
程を示す断面図である。
3 酸化膜 4 N+ 型エミッタ領域 5 アルミニウム膜 6 レジスト層 7 マスク 8 光 9 アモルファスシリコンからなる膜 10 金属シリサイド膜 11 バリアメタル層 14,15 配線層 16a,16b レジスト構造体 20 P型半導体基板 21 N+ 型フローティングコレクタ 22 N- 型エピタキシャル層 23 P型ベース領域 24 P+ 型外部ベース領域 a,b コンタクトホール なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】 半導体装置の製造方法
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体装置の製造方法
に関するものである。
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、著しい性能向上の要求に対処する
べく、同一半導体基板内にダイオード、トランジスタ等
の半導体素子が作り込まれた半導体装置が実現化され、
数多く製造されている。
べく、同一半導体基板内にダイオード、トランジスタ等
の半導体素子が作り込まれた半導体装置が実現化され、
数多く製造されている。
【0003】このような半導体装置においては、同一半
導体基板内に作り込まれた複数の半導体素子間を効率よ
く配線することが重要である。
導体基板内に作り込まれた複数の半導体素子間を効率よ
く配線することが重要である。
【0004】ところが、半導体基板の主面内に複数の半
導体素子が作り込まれた半導体装置では、素子形成領域
においてコンタクトホール同士の間隔が狭く配置されて
しまうことがある。このような場合には、コンタクトホ
ールに形成される複数の配線層間で短絡が生じないよう
にするため、一部の配線層の幅を細く設定することで、
配線層間の間隔取りを行なっていた。
導体素子が作り込まれた半導体装置では、素子形成領域
においてコンタクトホール同士の間隔が狭く配置されて
しまうことがある。このような場合には、コンタクトホ
ールに形成される複数の配線層間で短絡が生じないよう
にするため、一部の配線層の幅を細く設定することで、
配線層間の間隔取りを行なっていた。
【0005】以下、このような半導体装置の製造方法、
特にコンタクトホールを全面的に覆わない状態で設けら
れる幅の細い配線層の形成方法について説明する。
特にコンタクトホールを全面的に覆わない状態で設けら
れる幅の細い配線層の形成方法について説明する。
【0006】図14〜図17は、従来の半導体装置の製
造方法を工程順に示した断面図である。
造方法を工程順に示した断面図である。
【0007】図14に示すように、従来法に従って、P
型の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型
フローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フ
ローティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エ
ピタキシャル層22が形成される。N- 型エピタキシャ
ル層22の素子形成領域にP型ベース領域23および比
較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成される。
型の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型
フローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フ
ローティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エ
ピタキシャル層22が形成される。N- 型エピタキシャ
ル層22の素子形成領域にP型ベース領域23および比
較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成される。
【0008】さらに、N- 型エピタキシャル層22の素
子形成領域上に、CVDにより酸化膜33を形成する。
この酸化膜33は半導体素子表面を保護する保護膜とし
て機能する。
子形成領域上に、CVDにより酸化膜33を形成する。
この酸化膜33は半導体素子表面を保護する保護膜とし
て機能する。
【0009】次に、P+ 型外部ベース領域24、P型ベ
ース領域23の各々に対応する所定の領域上の酸化膜3
3を等方性エッチングおよび異方性エッチングにより選
択的に除去し、コンタクトホールa,bを形成する。
ース領域23の各々に対応する所定の領域上の酸化膜3
3を等方性エッチングおよび異方性エッチングにより選
択的に除去し、コンタクトホールa,bを形成する。
【0010】次に、酸化膜33に設けられたコンタクト
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域35を形成する。
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域35を形成する。
【0011】その後、金属(Pt)層を素子形成領域全
面上に形成し、アニール処理を施し、コンタクトホール
aに対応するP+ 型外部ベース領域24表面に、またコ
ンタクトホールbに対応するN+ 型エミッタ領域35表
面にのみ金属シリサイド膜34を形成した後、王水によ
り未反応の金属(Pt)層を除去する。。
面上に形成し、アニール処理を施し、コンタクトホール
aに対応するP+ 型外部ベース領域24表面に、またコ
ンタクトホールbに対応するN+ 型エミッタ領域35表
面にのみ金属シリサイド膜34を形成した後、王水によ
り未反応の金属(Pt)層を除去する。。
【0012】次に、酸化膜33および金属シリサイド膜
34を覆うように、素子形成領域全面上にスパッタ法に
よりバリアメタル(TiW)層25を形成する。さら
に、バリアメタル層25を覆うように、蒸着法によりア
ルミニウム層26を形成する。さらに、この後、アルミ
ニウム層26上に膜厚約1μmのレジスト層27を堆積
する。
34を覆うように、素子形成領域全面上にスパッタ法に
よりバリアメタル(TiW)層25を形成する。さら
に、バリアメタル層25を覆うように、蒸着法によりア
ルミニウム層26を形成する。さらに、この後、アルミ
ニウム層26上に膜厚約1μmのレジスト層27を堆積
する。
【0013】さらに、図15に示すように、堆積したレ
ジスト層27にコンタクトホールaを全面に覆わない状
態で設けられる幅の細い配線層およびコンタクトホール
bを全面に覆う状態で設けられる幅の広い配線層にそれ
ぞれ対応するパターン形状のマスク36を用いて光を照
射し、露光させる。露光後、現像を行なうことで、図1
6に示すように、コンタクトホールa,bにそれぞれ対
応するレジストパターン構造体28a,28bがアルミ
ニウム層26上に形成される。
ジスト層27にコンタクトホールaを全面に覆わない状
態で設けられる幅の細い配線層およびコンタクトホール
bを全面に覆う状態で設けられる幅の広い配線層にそれ
ぞれ対応するパターン形状のマスク36を用いて光を照
射し、露光させる。露光後、現像を行なうことで、図1
6に示すように、コンタクトホールa,bにそれぞれ対
応するレジストパターン構造体28a,28bがアルミ
ニウム層26上に形成される。
【0014】次に、このレジストパターン構造体28
a,28bをマスクとして、ドライエッチングによりバ
リアメタル層25上からアルミニウム層26を選択的に
除去する。
a,28bをマスクとして、ドライエッチングによりバ
リアメタル層25上からアルミニウム層26を選択的に
除去する。
【0015】さらに、レジストパターン構造体28a,
28bを酸素プラズマ等により除去した後、残存したア
ルミニウム層26をマスクとして、ウエットエッチング
により酸化膜33および金属シリサイド膜34上からバ
リアメタル層25を選択的に除去する。
28bを酸素プラズマ等により除去した後、残存したア
ルミニウム層26をマスクとして、ウエットエッチング
により酸化膜33および金属シリサイド膜34上からバ
リアメタル層25を選択的に除去する。
【0016】これにより、図17に示すように、酸化膜
33の表面が露出されるとともに、金属シリサイド膜3
4を介してP+ 型外部ベース領域24に接触し、バリア
メタル層25およびアルミニウム層26からなる幅の細
い配線層30がコンタクトホールa上に形成し、また金
属シリサイド膜34を介してN+ 型エミッタ領域35に
接触し、バリアメタル層25およびアルミニウム層26
からなる幅の広い配線層40がコンタクトホールb上に
形成される。
33の表面が露出されるとともに、金属シリサイド膜3
4を介してP+ 型外部ベース領域24に接触し、バリア
メタル層25およびアルミニウム層26からなる幅の細
い配線層30がコンタクトホールa上に形成し、また金
属シリサイド膜34を介してN+ 型エミッタ領域35に
接触し、バリアメタル層25およびアルミニウム層26
からなる幅の広い配線層40がコンタクトホールb上に
形成される。
【0017】その後、素子形成領域全面上に層間絶縁膜
(図示せず)を形成することで、同一基板20上に作り
込まれた複数の半導体素子が配線層により電気的に接続
される構造が完成する。
(図示せず)を形成することで、同一基板20上に作り
込まれた複数の半導体素子が配線層により電気的に接続
される構造が完成する。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の半導体
装置の製造方法に従って、図18に示すように、たとえ
ば、コンタクトホールを全面的に覆う状態で設けられる
幅の広い配線層の間に、コンタクトホールを全面的に覆
わない状態で設けられる幅の細い配線層を形成すると、
幅の細い配線層30では、コンタクトホールaの幅の領
域内の幅が破線で示した所望の幅に比べて極端に細くな
ってしまうことがあった。
装置の製造方法に従って、図18に示すように、たとえ
ば、コンタクトホールを全面的に覆う状態で設けられる
幅の広い配線層の間に、コンタクトホールを全面的に覆
わない状態で設けられる幅の細い配線層を形成すると、
幅の細い配線層30では、コンタクトホールaの幅の領
域内の幅が破線で示した所望の幅に比べて極端に細くな
ってしまうことがあった。
【0019】このため、半導体装置において配線抵抗が
著しく上昇したり、あるいは半導体素子の信頼性が低下
してしまうという問題が生じていた。
著しく上昇したり、あるいは半導体素子の信頼性が低下
してしまうという問題が生じていた。
【0020】本発明は、上述した従来の問題点を解決す
るためになされたものであって、コンタクトホールを全
面的に覆わない状態で設けられる幅の細い配線層におい
て所望の幅を確保することができる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
るためになされたものであって、コンタクトホールを全
面的に覆わない状態で設けられる幅の細い配線層におい
て所望の幅を確保することができる半導体装置の製造方
法を提供することを目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】発明者は、半導体素子間
を接続する配線層を半導体基板上に形成する際、特にコ
ンタクトホールを全面的に覆わない状態で設けられる幅
の細い配線層において、配線層の幅がコンタクトホール
幅の領域で極端に狭くなってしまう原因を解明するため
鋭意検討を行なった結果、図19に示すように、フォト
リソグラフィによりレジストをパターニングする際に、
除去したい領域のレジストを露光させるために照射する
光の一部が、特にコンタクトホールを全面的に覆わない
状態で設けられる幅の細い配線層を形成したい領域付近
において、一旦レジストを透過した後、レジスト直下の
湾曲した金属層表面で反射され、これにより金属層周囲
の除去したくない領域のレジストまでもが露光してしま
うことが主な原因であることを見出し、本発明を完成す
るに至ったものである。
を接続する配線層を半導体基板上に形成する際、特にコ
ンタクトホールを全面的に覆わない状態で設けられる幅
の細い配線層において、配線層の幅がコンタクトホール
幅の領域で極端に狭くなってしまう原因を解明するため
鋭意検討を行なった結果、図19に示すように、フォト
リソグラフィによりレジストをパターニングする際に、
除去したい領域のレジストを露光させるために照射する
光の一部が、特にコンタクトホールを全面的に覆わない
状態で設けられる幅の細い配線層を形成したい領域付近
において、一旦レジストを透過した後、レジスト直下の
湾曲した金属層表面で反射され、これにより金属層周囲
の除去したくない領域のレジストまでもが露光してしま
うことが主な原因であることを見出し、本発明を完成す
るに至ったものである。
【0022】本発明に係る半導体装置の製造方法では、
導電領域を有する半導体基板の主表面上に絶縁膜を形成
する工程と、絶縁膜に導電領域を露出させるように所定
の幅寸法を持つコンタクトホールを形成する工程と、露
出した導電領域上および絶縁膜上にバリアメタル層を形
成する工程と、バリアメタル層上に配線層となるべき金
属層を形成する工程と、金属層上に金属層を構成する金
属材料よりも光に対する反射率が小さい物質からなる反
射防止膜を形成する工程と、コンタクトホールの幅の領
域内に位置する反射防止膜上にコンタクトホールの幅寸
法よりも小さな幅寸法を有するレジストパターンを形成
する工程と、レジストパターンをマスクとしてバリアメ
タル層上の金属層および反射防止膜をエッチングするこ
とによって、コンタクトホールの幅の領域内に位置する
バリアメタル層上にコンタクトホールの幅寸法よりも小
さな幅寸法を有するようにパターニングされた金属層と
反射防止膜との二重構造を形成する工程と、金属層上の
反射防止膜およびレジストパターンを除去する工程と、
パターニングされた金属層をマスクとしてバリアメタル
層をエッチングすることによって、金属層の下にのみバ
リアメタル層を残す工程とを備えている。
導電領域を有する半導体基板の主表面上に絶縁膜を形成
する工程と、絶縁膜に導電領域を露出させるように所定
の幅寸法を持つコンタクトホールを形成する工程と、露
出した導電領域上および絶縁膜上にバリアメタル層を形
成する工程と、バリアメタル層上に配線層となるべき金
属層を形成する工程と、金属層上に金属層を構成する金
属材料よりも光に対する反射率が小さい物質からなる反
射防止膜を形成する工程と、コンタクトホールの幅の領
域内に位置する反射防止膜上にコンタクトホールの幅寸
法よりも小さな幅寸法を有するレジストパターンを形成
する工程と、レジストパターンをマスクとしてバリアメ
タル層上の金属層および反射防止膜をエッチングするこ
とによって、コンタクトホールの幅の領域内に位置する
バリアメタル層上にコンタクトホールの幅寸法よりも小
さな幅寸法を有するようにパターニングされた金属層と
反射防止膜との二重構造を形成する工程と、金属層上の
反射防止膜およびレジストパターンを除去する工程と、
パターニングされた金属層をマスクとしてバリアメタル
層をエッチングすることによって、金属層の下にのみバ
リアメタル層を残す工程とを備えている。
【0023】本発明において、金属層を構成する金属材
料よりも光に対する反射率が小さい物質として、アモル
ファスシリコン、チタンナイトライドなどを好ましく用
いることができる。
料よりも光に対する反射率が小さい物質として、アモル
ファスシリコン、チタンナイトライドなどを好ましく用
いることができる。
【0024】
【作用】本発明に従う半導体装置の製造方法によれば、
導電領域を有する半導体基板の主表面上に絶縁膜を形成
する。次に絶縁膜に導電領域を露出させるように所定の
幅寸法を持つコンタクトホールを形成する。コンタクト
ホールの形成により露出した導電領域上および絶縁膜上
に導電領域と配線層との間のバッファ層としてバリアメ
タル層を形成する。
導電領域を有する半導体基板の主表面上に絶縁膜を形成
する。次に絶縁膜に導電領域を露出させるように所定の
幅寸法を持つコンタクトホールを形成する。コンタクト
ホールの形成により露出した導電領域上および絶縁膜上
に導電領域と配線層との間のバッファ層としてバリアメ
タル層を形成する。
【0025】次に、バリアメタル層上に配線層となるべ
き金属層を形成し、金属層上に配線層を構成する金属材
料よりも光に対する反射率が小さい物質からなる反射防
止膜を形成する。
き金属層を形成し、金属層上に配線層を構成する金属材
料よりも光に対する反射率が小さい物質からなる反射防
止膜を形成する。
【0026】さらに、コンタクトホールの幅の領域内に
位置する反射防止膜上にコンタクトホールの幅寸法より
も小さい幅寸法を有するレジストパターンを形成する。
この際、コンタクトホールの幅の領域内に位置する金属
層上には反射防止膜が設けられているので、フォトリソ
グラフィにおいて配線層を形成したい所定の領域以外の
他の領域のレジストを露光するために光を照射しても、
レジストを透過した光は反射防止膜で効率良く吸収さ
れ、反射されることはない。
位置する反射防止膜上にコンタクトホールの幅寸法より
も小さい幅寸法を有するレジストパターンを形成する。
この際、コンタクトホールの幅の領域内に位置する金属
層上には反射防止膜が設けられているので、フォトリソ
グラフィにおいて配線層を形成したい所定の領域以外の
他の領域のレジストを露光するために光を照射しても、
レジストを透過した光は反射防止膜で効率良く吸収さ
れ、反射されることはない。
【0027】したがって、所望の領域以外の他の領域の
レジストまでが不必要に露光されることは回避され、コ
ンタクトホールの幅の領域内で所望の幅寸法を有するレ
ジストパターンが再現性良く形成される。
レジストまでが不必要に露光されることは回避され、コ
ンタクトホールの幅の領域内で所望の幅寸法を有するレ
ジストパターンが再現性良く形成される。
【0028】次に、このようにして得られたレジストパ
ターンをマスクとして、バリアメタル層上の金属層およ
び反射防止膜をエッチングすることによって、コンタク
トホールの幅の領域内に位置するバリアメタル層上にコ
ンタクトホールの幅寸法よりも小さな幅寸法を有するよ
うにパターニングされた金属層と反射防止膜との二重構
造を形成する。さらに、金属層上の反射防止膜およびレ
ジストパターンを除去し、パターニングされた金属層を
マスクとしてバリアメタル層をエッチングすることによ
って、金属層下にのみバリアメタル層を残せば、コンタ
クトホールの幅寸法よりも小さい幅寸法を有する配線
層、すなわちコンタクトホールを全面的に覆わない状態
で設けられる幅の細い配線層を再現性良く得ることがで
きる。したがって、コンタクトホールの幅の領域内での
配線層の細りを防止することができる。
ターンをマスクとして、バリアメタル層上の金属層およ
び反射防止膜をエッチングすることによって、コンタク
トホールの幅の領域内に位置するバリアメタル層上にコ
ンタクトホールの幅寸法よりも小さな幅寸法を有するよ
うにパターニングされた金属層と反射防止膜との二重構
造を形成する。さらに、金属層上の反射防止膜およびレ
ジストパターンを除去し、パターニングされた金属層を
マスクとしてバリアメタル層をエッチングすることによ
って、金属層下にのみバリアメタル層を残せば、コンタ
クトホールの幅寸法よりも小さい幅寸法を有する配線
層、すなわちコンタクトホールを全面的に覆わない状態
で設けられる幅の細い配線層を再現性良く得ることがで
きる。したがって、コンタクトホールの幅の領域内での
配線層の細りを防止することができる。
【0029】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
する。
【0030】図1〜図12は、本発明の一実施例に従う
半導体装置の製造方法を工程順に示した断面図である。
半導体装置の製造方法を工程順に示した断面図である。
【0031】まず、図1に示すように、従来と同様にP
型の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型
フローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フ
ローティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エ
ピタキシャル層22が形成される。N- 型エピタキシャ
ル層22の素子形成領域にP型ベース領域23および比
較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成される。
型の半導体基板20の主表面に、比較的高濃度のN+ 型
フローティングコレクタ21が形成され、このN+ 型フ
ローティングコレクタ21上に比較的低濃度のN- 型エ
ピタキシャル層22が形成される。N- 型エピタキシャ
ル層22の素子形成領域にP型ベース領域23および比
較的高濃度のP+ 型外部ベース領域24が形成される。
【0032】さらに、N- 型エピタキシャル層22の素
子形成領域上に、CVDにより酸化膜3を形成する。こ
の酸化膜3は半導体素子表面を保護する保護膜として機
能する。
子形成領域上に、CVDにより酸化膜3を形成する。こ
の酸化膜3は半導体素子表面を保護する保護膜として機
能する。
【0033】次に、図2に示すように、P+ 型外部ベー
ス領域24、P型ベース領域23の各々に対応する所定
の領域上の酸化膜3を等方性エッチングおよび異方性エ
ッチングにより選択的に除去し、コンタクトホールa,
bを形成する。
ス領域24、P型ベース領域23の各々に対応する所定
の領域上の酸化膜3を等方性エッチングおよび異方性エ
ッチングにより選択的に除去し、コンタクトホールa,
bを形成する。
【0034】さらに、酸化膜3に設けられたコンタクト
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域4を形成する。
ホールbからP型ベース領域23内の所定の領域にN型
不純物である砒素イオン(As+ )をイオン注入し、ア
ニール処理を施すことで、比較的高濃度のN+ 型エミッ
タ領域4を形成する。
【0035】その後、金属(Pt)層を素子形成領域全
面上に形成し、アニール処理を施し、コンタクトホール
aに対応するP+ 型外部ベース領域24表面に、またコ
ンタクトホールbに対応するN+ 型エミッタ領域4表面
にのみ金属シリサイド膜10を形成した後、王水により
未反応の金属(Pt)層を除去する。金属シリサイド膜
10を形成することにより、コンタクト抵抗の上昇を抑
制することができる。
面上に形成し、アニール処理を施し、コンタクトホール
aに対応するP+ 型外部ベース領域24表面に、またコ
ンタクトホールbに対応するN+ 型エミッタ領域4表面
にのみ金属シリサイド膜10を形成した後、王水により
未反応の金属(Pt)層を除去する。金属シリサイド膜
10を形成することにより、コンタクト抵抗の上昇を抑
制することができる。
【0036】次に、図3に示すように、酸化膜3および
金属シリサイド膜10を覆うように、素子形成領域全面
上にスパッタ法によりバリアメタル(TiW)層11を
形成する。
金属シリサイド膜10を覆うように、素子形成領域全面
上にスパッタ法によりバリアメタル(TiW)層11を
形成する。
【0037】さらに、図4に示すように、バリアメタル
層11を覆うように、蒸着法によりアルミニウム層5を
形成する。
層11を覆うように、蒸着法によりアルミニウム層5を
形成する。
【0038】さらに、図5に示すように、このアルミニ
ウム層5全面上にスパッタ法により厚み数百Å程度のア
モルファスシリコンからなる膜9を形成する。アモルフ
ァスシリコンは、アルミニウムに比べて光に対する反射
率が十分に小さい物質である。
ウム層5全面上にスパッタ法により厚み数百Å程度のア
モルファスシリコンからなる膜9を形成する。アモルフ
ァスシリコンは、アルミニウムに比べて光に対する反射
率が十分に小さい物質である。
【0039】その後、図6に示すように、アモルファス
シリコンからなる膜9上に、膜厚約1μmのレジスト層
6を堆積する。
シリコンからなる膜9上に、膜厚約1μmのレジスト層
6を堆積する。
【0040】次に、図7に示すように、堆積したレジス
ト層6上に形成したい所望の配線層に対応するパターン
形状のマスク7を用いて光8を照射し、レジスト層6を
露光させる。
ト層6上に形成したい所望の配線層に対応するパターン
形状のマスク7を用いて光8を照射し、レジスト層6を
露光させる。
【0041】ここで、コンタクトホールa,bは互いに
狭い間隔で配置されているので、各コンタクトホール上
に形成するアルミニウム配線層に必要な間隔取りを行な
うため、コンタクトホールa上にはコンタクトホールb
上に形成する配線層よりも幅の細い配線層を形成するも
のとする。
狭い間隔で配置されているので、各コンタクトホール上
に形成するアルミニウム配線層に必要な間隔取りを行な
うため、コンタクトホールa上にはコンタクトホールb
上に形成する配線層よりも幅の細い配線層を形成するも
のとする。
【0042】そこで、コンタクトホールa上の領域に
は、コンタクトホールaの幅wよりも小さな幅寸法xを
有するパターン、またコンタクトホールbの領域上には
コンタクトホールbの幅寸法よりも大きな幅寸法yを有
するパターンのマスク7を用いるものとする。
は、コンタクトホールaの幅wよりも小さな幅寸法xを
有するパターン、またコンタクトホールbの領域上には
コンタクトホールbの幅寸法よりも大きな幅寸法yを有
するパターンのマスク7を用いるものとする。
【0043】露光後、現像を行なえば、図8に示すよう
に、コンタクトホールa上の領域には幅寸法xを有する
レジスト構造体16aが、またコンタクトホールb上の
領域には幅寸法yを有するレジスト構造体16bがアモ
ルファスシリコンからなる膜9上に形成される。
に、コンタクトホールa上の領域には幅寸法xを有する
レジスト構造体16aが、またコンタクトホールb上の
領域には幅寸法yを有するレジスト構造体16bがアモ
ルファスシリコンからなる膜9上に形成される。
【0044】このようなレジストパターン構造体16
a,16bをマスクとして、図9に示すように、反応性
イオンエッチングによりバリアメタル層11上からアモ
ルファスシリコンからなる膜9およびアルミニウム層5
を選択的に除去する。
a,16bをマスクとして、図9に示すように、反応性
イオンエッチングによりバリアメタル層11上からアモ
ルファスシリコンからなる膜9およびアルミニウム層5
を選択的に除去する。
【0045】次に、図10に示すように、ドライエッチ
ングによりレジストパターン構造体16a,16bを、
パターニングされたアモルファスシリコンからなる膜9
上からすべて除去する。
ングによりレジストパターン構造体16a,16bを、
パターニングされたアモルファスシリコンからなる膜9
上からすべて除去する。
【0046】さらに、図11に示すように、パターニン
グされたアルミニウム層5上に残存するアモルファスシ
リコンからなる膜9をプラズマエッチングにより除去す
る。このとき、バリアメタル層11が、保護膜としての
役割を果たし、金属シリサイド膜10がダメージを受け
ることを防止する。
グされたアルミニウム層5上に残存するアモルファスシ
リコンからなる膜9をプラズマエッチングにより除去す
る。このとき、バリアメタル層11が、保護膜としての
役割を果たし、金属シリサイド膜10がダメージを受け
ることを防止する。
【0047】次に、パターニングされたアルミニウム層
5をマスクとしてウエットエッチングにより絶縁膜3上
からバリアメタル層11を除去し、パターニングされた
アルミニウム層5の下にのみバリアメタル層11を残
す。
5をマスクとしてウエットエッチングにより絶縁膜3上
からバリアメタル層11を除去し、パターニングされた
アルミニウム層5の下にのみバリアメタル層11を残
す。
【0048】これにより、図12に示すように、酸化膜
3の表面が露出されるとともに、コンタクトホールaに
は、金属シリサイド膜10を介してP+ 外部ベース領域
24に接触し、アルミニウム層5およびバリアメタル層
11からなる幅の細い配線層14が、またコンタクトホ
ールbには、金属シリサイド膜10を介してN+ 型エミ
ッタ領域4に接触し、アルミニウム層5およびバリアメ
タル層11からなる幅の広い配線層15が形成される。
この後、素子形成領域全面上に層間絶縁膜を形成すれ
ば、同一半導体基板20上に作り込まれた複数の半導体
素子が配線層14,15により接続される構造が完成す
る。
3の表面が露出されるとともに、コンタクトホールaに
は、金属シリサイド膜10を介してP+ 外部ベース領域
24に接触し、アルミニウム層5およびバリアメタル層
11からなる幅の細い配線層14が、またコンタクトホ
ールbには、金属シリサイド膜10を介してN+ 型エミ
ッタ領域4に接触し、アルミニウム層5およびバリアメ
タル層11からなる幅の広い配線層15が形成される。
この後、素子形成領域全面上に層間絶縁膜を形成すれ
ば、同一半導体基板20上に作り込まれた複数の半導体
素子が配線層14,15により接続される構造が完成す
る。
【0049】図13は、上述した本実施例に従って製造
された半導体装置の配線層を示す平面図である。
された半導体装置の配線層を示す平面図である。
【0050】図13に示すように、本発明法を用いれ
ば、コンタクトホールaを全面的に覆わない状態で設け
られる幅の細い配線層14においても、コンタクトホー
ルaの幅の領域内で配線層の幅が極端に狭くなることは
回避される。
ば、コンタクトホールaを全面的に覆わない状態で設け
られる幅の細い配線層14においても、コンタクトホー
ルaの幅の領域内で配線層の幅が極端に狭くなることは
回避される。
【0051】なお、上述した実施例においては、アルミ
ニウム層5上に光に対する反射率が小さい物質としてア
モルファスシリコンからなる膜9を堆積してフォトリソ
グラフィを行なう例について説明したが、アモルファス
シリコンに代替するものとしてチタンナイトライド等の
他の物質を用いても構わない。
ニウム層5上に光に対する反射率が小さい物質としてア
モルファスシリコンからなる膜9を堆積してフォトリソ
グラフィを行なう例について説明したが、アモルファス
シリコンに代替するものとしてチタンナイトライド等の
他の物質を用いても構わない。
【0052】また、本実施例では、コンタクトホールa
を全面的に覆わない状態で設けられる幅の細い配線層が
コンタクトホールa内に形成されている例について示し
たが、配線層の一方の側部がコンタクトホール内で、も
う一方の側部がコンタクトホール外に位置するように形
成されても構わない。
を全面的に覆わない状態で設けられる幅の細い配線層が
コンタクトホールa内に形成されている例について示し
たが、配線層の一方の側部がコンタクトホール内で、も
う一方の側部がコンタクトホール外に位置するように形
成されても構わない。
【0053】
【発明の効果】本発明によれば、金属層上に金属層を構
成する金属材料よりも光に対する反射率が小さい物質か
らなる反射防止膜を形成することで、コンタクトホール
の幅の領域内に位置する反射防止膜上に所望の幅寸法を
有するレジストパターンを再現性良く形成することがで
きる。したがって、このレジストパターンをマスクとし
て、配線層を形成すれば、コンタクトホールを全面的に
覆わない状態で設けられる幅の細い配線層において、コ
ンタクトホールの幅の領域内で所望の幅を確保すること
ができる。この結果、半導体装置において配線抵抗の急
激な上昇や素子間の信頼性低下等の弊害を回避すること
ができる。
成する金属材料よりも光に対する反射率が小さい物質か
らなる反射防止膜を形成することで、コンタクトホール
の幅の領域内に位置する反射防止膜上に所望の幅寸法を
有するレジストパターンを再現性良く形成することがで
きる。したがって、このレジストパターンをマスクとし
て、配線層を形成すれば、コンタクトホールを全面的に
覆わない状態で設けられる幅の細い配線層において、コ
ンタクトホールの幅の領域内で所望の幅を確保すること
ができる。この結果、半導体装置において配線抵抗の急
激な上昇や素子間の信頼性低下等の弊害を回避すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に従う半導体装置の第1の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図2】本発明の実施例に従う半導体装置の第2の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図3】本発明の実施例に従う半導体装置の第3の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図4】本発明の実施例に従う半導体装置の第4の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図5】本発明の実施例に従う半導体装置の第5の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図6】本発明の実施例に従う半導体装置の第6の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図7】本発明の実施例に従う半導体装置の第7の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図8】本発明の実施例に従う半導体装置の第8の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図9】本発明の実施例に従う半導体装置の第9の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図10】本発明の実施例に従う半導体装置の第10の
製造工程を示す断面図である。
製造工程を示す断面図である。
【図11】本発明の実施例に従う半導体装置の第11の
製造工程を示す断面図である。
製造工程を示す断面図である。
【図12】本発明の実施例に従う半導体装置の第12の
製造工程を示す断面図である。
製造工程を示す断面図である。
【図13】本発明の実施例に従って製造された半導体装
置の配線層を示す平面図である。
置の配線層を示す平面図である。
【図14】従来の半導体装置の第1の製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図15】従来の半導体装置の第2の製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図16】従来の半導体装置の第3の製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図17】従来の半導体装置の第4の製造工程を示す断
面図である。
面図である。
【図18】従来技術に従って製造された半導体装置の配
線層を示す平面図である。
線層を示す平面図である。
【図19】従来技術に従ってレジストを露光する工程を
示す断面図である。
示す断面図である。
【符号の説明】 3 酸化膜 4 N+ 型エミッタ領域 5 アルミニウム層 6 レジスト層 7 マスク 8 光 9 アモルファスシリコンからなる膜 10 金属シリサイド膜 11 バリアメタル層 14,15 配線層 16a,16b レジスト構造体 20 P型半導体基板 21 N+ 型フローティングコレクタ 22 N- 型エピタキシャル層 23 P型ベース領域 24 P+ 型外部ベース領域 a,b コンタクトホール なお、各図中、同一符号は同一または相当部分を示す。
【手続補正書】
【提出日】平成5年5月13日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図8】
【図9】
【図7】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】
【図18】
【図15】
【図16】
【図17】
【図19】
Claims (1)
- 【請求項1】 半導体基板の主面に作り込まれた複数の
半導体素子間が、絶縁膜を介して設けられた導電層によ
り電気的に接続される半導体装置の製造方法であって、 前記導電層を形成するに際して、前記複数の半導体素子
が作り込まれた半導体基板上に絶縁膜を形成する工程
と、 前記複数の半導体素子の所定の領域に対応する前記絶縁
膜を選択的に除去してコンタクトホールを形成する工程
と、 前記コンタクトホールの壁面を覆うように金属層を堆積
する工程と、 前記金属層の少なくとも前記コンタクトホールの開口部
に対応する領域上に、前記金属層を構成する金属材料よ
りも光に対する反射率が小さい物質からなる反射防止膜
を形成する工程と、 前記金属層上にレジスト層を堆積した後、フォトリソグ
ラフィを用いて前記金属層を前記半導体基板上から選択
的に除去して、前記コンタクトホールに前記金属層から
なる導電層を形成する工程とを備えることを特徴とする
半導体装置の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28889192A JPH06140354A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 半導体装置の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28889192A JPH06140354A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 半導体装置の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06140354A true JPH06140354A (ja) | 1994-05-20 |
Family
ID=17736119
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28889192A Withdrawn JPH06140354A (ja) | 1992-10-27 | 1992-10-27 | 半導体装置の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06140354A (ja) |
-
1992
- 1992-10-27 JP JP28889192A patent/JPH06140354A/ja not_active Withdrawn
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20000104 |