[go: up one dir, main page]

JPH06112891A - 携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置 - Google Patents

携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置

Info

Publication number
JPH06112891A
JPH06112891A JP4261830A JP26183092A JPH06112891A JP H06112891 A JPH06112891 A JP H06112891A JP 4261830 A JP4261830 A JP 4261830A JP 26183092 A JP26183092 A JP 26183092A JP H06112891 A JPH06112891 A JP H06112891A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
weak
receiving
transmitting
vehicle
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP4261830A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Koizumi
浩 小泉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ZANABUI INFUOMATEIKUSU KK
Original Assignee
ZANABUI INFUOMATEIKUSU KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ZANABUI INFUOMATEIKUSU KK filed Critical ZANABUI INFUOMATEIKUSU KK
Priority to JP4261830A priority Critical patent/JPH06112891A/ja
Publication of JPH06112891A publication Critical patent/JPH06112891A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 携帯電話を車両に搭載した場合の操作性の向
上および安定して回線を設定できる範囲を広くする。 【構成】 電話機部17からの音声信号やシリアルデー
タ信号は変調されて携帯電話10から微弱電波として空
中に発射される。この微弱電波は、携帯電話10と別体
になった車載無線装置11で受信され、音声信号やシリ
アルデータ信号に復調され、さらに無線機11Aで変調
されて基地局へ向けて送信される。一方、基地局から発
射され無線機11Aで受信されたシリアルデータ信号や
音声信号はいったん復調された後、変調されて微弱電波
として空中に発射される。この微弱電波は携帯電話10
で受信されて復調されて電話機部17に送られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車等の車両で使用
するのに好適な携帯電話、車載無線装置および車載携帯
電話装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話の急激な普及に伴い、自
動車等の車両に携帯電話を搭載したシステムが提案され
ている。図5はそのような従来の車載携帯電話システム
を示し、この従来のシステムは、携帯電話1と、車内へ
の取り付けが容易な簡易アンテナ2と、簡易アンテナ2
およびバッテリ3を携帯電話1に接続するためのアダプ
タ4と、アンテナ2とアダプタ4との間を接続する同軸
ケーブル5と、バッテリ3とアダプタ4との間を接続す
る電源ケーブル6とから構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の車載携帯電話装置では、携帯電話1の送信出
力が小さいことと、アンテナ2が車内に取り付ける簡易
なものであることから、安定して回線を設定できる範囲
が狭いという問題がある。また、携帯電話1とアダプタ
4とをケーブル(一般的には伸縮自在なコード)で接続
するので、通話中などの使用時に煩わしさを感ずること
と、携帯電話1の移動範囲に制限を受けるという問題も
ある。なお、アダプタ4を使用しない場合は、直接携帯
電話1に同軸ケーブルを介してアンテナ2に接続するこ
とになるが、同軸ケーブルは伸縮性を有していないこと
から、使用上の煩わしさは上記ケーブル以上である。
【0004】本発明の目的は、安定して回線を設定でき
る範囲が広く、また、通話中などの使用時にケーブル等
が原因する煩わさしを感ずることがなく、さらに、車両
外においても使用可能な携帯電話、車載無線装置および
車載携帯電話装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】一実施例である図1に対
応づけて本発明を説明する。請求項1の発明は、公衆電
話回線網に接続された基地局との間で無線で電話回線を
設定して通話を行なう電話機部17を有する携帯電話に
適用される。上述の目的は、微弱電波を送受信するアン
テナ25A,29Aを含む第1の微弱電波送受信手段1
00と、電話機部17から送出される信号を第1の微弱
電波送受信手段100から発射するために前処理する第
1の信号処理手段101と、第1の微弱電波送受信手段
100で受信した微弱電波を電話機部17に送出するた
めに前処理する第2の信号処理手段102とを備えた携
帯電話により達成される。また請求項2の発明は、公衆
電話回線網に接続された基地局との間で車載送受信アン
テナ54,55を介して無線で電話回線を設定して通話
を行なうための無線機11Aを有する車載無線装置に適
用される。そして上述の目的は、請求項1の第1の微弱
電波送受信手段100から発射された微弱電波を受信す
るとともに、第1の微弱電波送受信手段100へ微弱電
波を発射するアンテナ25B,29Bを含む第2の微弱
電波送受信手段200と、第2の微弱電波送受信手段2
00で受信した信号を無線機11Aを通して送受信アン
テナ54,55から発射するために前処理する第3の信
号処理手段201と、送受信アンテナ54,55で受信
した基地局からの電波を無線機11Aを介して受信し、
第2の微弱電波送受信手段200から発射するために前
処理する第4の信号処理手段202とを備える車載無線
装置により達成される。請求項3の発明は、公衆電話回
線網に接続された基地局との間で無線で電話回線を設定
して通話を行なう電話機部17を有する携帯電話10
と、基地局との間で車載送受信アンテナ54,55を介
して無線で電話回線を設定して通話を行なうための車載
無線装置11とを備えた車載携帯電話装置に適用され
る。そして、上述の目的は携帯電話10と車載無線装置
11をそれぞれ請求項1および請求項2のように構成す
ることにより達成される。
【0006】
【作用】電話機部17より音声信号または電話の操作に
関する制御情報であるシリアルデータ信号などが出力さ
れると、第1の信号処理手段101によって変調などの
処理が行なわれて第1の微弱電波送受信手段100から
送信される。送信されたシリアルデータ信号または音声
信号などは第2の微弱電波送受信手段200で受信され
て第3の信号処理手段201にて供給され、ここで復調
などの処理が行なわれた後、無線機11Aから基地局に
向けて送信される。一方、基地局より通話相手からのシ
リアルデータ信号や音声信号などが送信されると、アン
テナ54,55を介して無線機11Aで受信され、その
受信信号は第4の信号処理手段202に供給される。そ
して、この第4の信号処理手段202にて変調などの処
理が行なわれた後、第2の微弱電波送受信手段200に
て送信される。この送信されたシリアルデータ信号や音
声信号などは第1の微弱電波送受信手段100にて受信
され、第2の信号処理手段102で復調などの処理が行
なわれた後、電話機部17に供給される。携帯電話10
と車載無線装置11とが無線で接続されるから、使用時
にケーブル等が原因する煩わさしを感ずることがなく、
また、車外での使用もできる。さらに、車載無線装置1
1の送信出力を大きくすることができるので、安定して
回線を設定できる範囲を広げることができる。
【0007】なお、本発明の構成を説明する上記「課題
を解決するための手段」および「作用」では、本発明を
分り易くするために実施例の符号を用いたが、これによ
り本発明が実施例に限定されるものではない。
【0008】
【実施例】図1〜図4により本発明の一実施例を説明す
る。図1は、本発明に係る車載携帯電話装置の構成を示
すブロック図である。この実施例の車載携帯電話装置は
大きく分けて携帯電話10と車載無線装置11とから構
成される。携帯電話10と車載無線装置11は、図4に
示すようにそれぞれ別体になっており、携帯電話10は
運転席近傍に配置され、車載無線装置11は車両後部に
配置される。なお、図4において前述した図5を共通す
る部分には同一の符号を付してある。
【0009】図1において、携帯電話10は、CPUを
含む制御部12を有する基本部分10Aと本発明の特徴
部分である拡張部分10Bとを有して構成される。基本
部分10Aは、従来の携帯電話と略同一の構成をなすも
ので、一般的には、従来の携帯電話にもともと設けられ
ている制御部12内のROMの変更と、拡張部分10B
を接続するための接続端子等を追加することで容易に拡
張部分10Bを付設することができる。
【0010】基本部分10Aは電話機部17を有し、こ
の電話機部17は、制御部12と、押ボタンダイヤル、
電源スイッチ、通話開始ボタン、通話終了ボタンおよび
再呼ボタン等から構成される操作部13と、スピーカ1
4と、マイクロフォン15と、各種表示(例えば発信側
の電話番号)を行う液晶表示器や着信表示を行う発光ダ
イオード等から成る表示部16とで構成される。制御部
12はCPU、ROMおよびRAM等から構成され、接
続要求信号の送出、選択信号(押釦ダイヤル信号)の送
出、応答信号の送出、呼出し信号の受信および着信の表
示および音声信号の出力等を制御する。この場合、RO
MにはCPUを制御するためのプログラムが書き込まれ
ており、CPUはこのプログラムにしたがって各種信号
の制御を行う。RAMはワークメモリとして使用される
他、入力した電話番号等の記憶に使用される。
【0011】また、制御部12は拡張部分10Bとの間
で音声信号およびシリアルデータ信号の授受を行うため
の機能も有している。シリアルデータ信号は上述した接
続要求信号、選択信号、応答信号および呼出し信号等の
制御情報である。ここで、シリアルデータの伝送は音声
帯域でのサブキャリア伝送方式により行うようにしてい
る。
【0012】図1に示すとおり、基本部分10Aは電話
機部17以外にも次のような要素を有する。すなわち、
音声信号およびシリアルデータ信号を変調し、アンテナ
19を介して空中へ放射する送信部18と、アンテナ1
9を介して受信した受信信号から音声信号およびシリア
ルデータ信号を復調して出力する受信部20と、送信部
18および受信部20を制御する制御部21と、送信時
受信時にアンテナ19を切換える送受切換器(duplexe
r)22とを有する。
【0013】拡張部分10Bは、受信部24Aと、受信
アンテナ25Aと、音声信号処理部26Aと、データ変
復調部27Aと、送信部28Aと、送信アンテナ29A
と、切換スイッチ55とから構成される。送信部28A
の送信出力は電波法に規定する範囲内に抑えられてお
り、微弱電波による無線通信を行なうものである。ま
た、音声信号処理部26Aとデータ変復調部27Aはと
もに信号線によって制御部12と接続されている。切換
スイッチ55は、携帯電話10を車載無線装置11を介
して車載電話として使用するときにオンされ、車載無線
装置11とは切り離して単独で使用するときにはオフさ
れる。制御部12は、切換スイッチ55がオンのときは
基本部分10A側との信号の授受を禁止して拡張部分1
0B側との間で信号を授受し、切換スイッチ55がオフ
のときは拡張部分10B側との信号の授受を禁止して基
本部分10A側との間で信号を授受するように構成され
ている。
【0014】受信部24Aは、アンテナ25Aを介して
受信した高周波信号を中間周波信号に変換し、音声信号
処理部26Aおよびデータ変復調部27Aに供給する。
音声信号処理部26Aは受信部24Aから供給される中
間周波信号から音声信号を復調し、制御部12に供給す
るとともに、制御部12から供給される音声信号をFM
変調し、送信部28Aに供給する。データ変復調部27
Aは、受信部24Aから送られる中間周波信号からシリ
アルデータ信号を復調し、制御部12に供給するととも
に、制御部12から供給されるシリアルデータ信号を一
次変調し、送信部28Aに供給する。送信部28Aは、
変調されたシリアルデータ信号や音声信号を搬送波に重
畳して送信アンテナ29から微弱電波として空中に発射
する。
【0015】なお、携帯電話10は図示せぬ内蔵バッテ
リより電源を得るようにしているが、内蔵バッテリとし
ては充電可能なものが好適である。
【0016】図2は拡張部分10Bの送信系の詳細構成
を示す。図2に示すように、音声信号処理部26Aの送
信系は、音声信号の高周波数成分を強調するプリエンフ
ァシス30と、マイクアンプ31と、IDC(瞬時周波
数偏移制御)回路32と、音声信号用のFM変調器33
aとを有する。音声信号はその振幅が極めて広いダイナ
ミックレンジを有しているために著しく大きな周波数偏
移の変調が発生することがあり、IDC回路32はこの
変調波の電力スペクトルが広がるのを防ぐ。
【0017】データ変復調部27Aの送信系は、シリア
ルデータ信号の音声帯域内のサブキャリアに対して一次
変調としてMSK変調を行うMSK(最小周波数シフト
キーイング)変調器35と、二次変調として周波数変調
を行うFM変調器33bとから構成される。送信部28
Aは、FM変調器33aおよび33bでそれぞれ変調さ
れた音声信号とシリアルデータ信号とに基づいて所定の
周波数の送信信号を発生する発振器36と、発振器38
より発生された送信信号におけるスプリアス信号の抑圧
を行うBPF(バンドパスフィルタ)37とから構成さ
れる。
【0018】図3は拡張部分10Bの受信系の詳細構成
を示す。図3に示すように、受信部24Aは、アンテナ
25Aで受信した受信信号からスプリアス信号を除去す
るためのBPF(バンドパスフィルタ)40と、受信信
号を中間周波信号に変換するミキサ(混合器)41と、
所定の選択度を得るためのIFフィルタ42と、中間周
波信号のAM(振幅変調)成分を除去するためのリミッ
タアンプ43とから構成される。音声変復調部26Aの
受信系は、リミッタアンプ43からの中間周波信号を検
波して音声信号を復調するFM検波器45aと、FM検
波器45aにより復調された音声信号の高域周波数成分
を減衰させて周波数特性を平坦に戻すディエンファシス
46と、ディエンファシス46より出力される音声信号
を増幅するバッファアンプ47とから構成される。デー
タ変復調部27Aの受信系は、リミッタアンプ43から
の中間周波信号を検波してシリアルデータを復調するF
M検波器45bと、サブキャリア周波数においてMSK
信号の検波、復調を行うMSK検波器48と、識別回路
49と、クロック再生回路50とから構成される。識別
回路49とクロック再生回路50はシリアルデータ信号
を再生する。
【0019】次に、車載無線装置11を図1に基づいて
説明する。この車載無線装置11は、無線機11A、送
受信アンテナ54および受信アンテナ55の他、上記拡
張部分10Bと同一の構成要素からなる拡張部分11B
を有している。ここで、拡張部分10Bと共通する部分
の符号を拡張部分10Bにおける符号”A”に代えて”
B”と置き換えて示す。
【0020】無線機11Aには、受信アンテナ25Bを
介して受信部24Bにて受信され、さらに音声信号処理
部26Bにて復調された音声信号が入力されると共に、
受信部24Bにて受信されてデータ変復調部27Bで復
調されたシリアルデータ信号が入力される。そして無線
機11aは、これら音声信号およびシリアルデータ信号
によって移動電話で使用される周波数の搬送波を変調
し、さらに電力増幅した後、送受信アンテナ54を介し
て空中へ放射する。
【0021】また、無線機11Aは、受信アンテナ55
を介して受信した高周波信号から音声信号およびシリア
ルデータ信号を復調して出力する。復調された音声信号
は音声信号処理部26Bにて変調された後、送信部28
Bから送信アンテナ29Bを介して空中へ放射される。
また、復調されたシリアルデータ信号はデータ変復調部
27Bにて一次変調された後、送信部28Bで二次変調
されて、送信アンテナ29Bを介して空中へ放射され
る。なお、図4に示すように、車載無線機11Aはケー
ブル6で車載バッテリ3と接続されており、内蔵バッテ
リから給電される携帯電話10よりも送信出力は大き
く、通信エリアは広い。
【0022】次に、上記構成の車載携帯電話装置の動作
について説明する。使用に際して切換スイッチ55をオ
ンすると、制御部12は拡張部分10Bとの間でのみ信
号の授受を許容する。したがって、アンテナ19を介し
た無線電話は非作動状態となり、車載無線装置11を介
した無線電話が可能となる。 −発信時− 操作部13にて通話を行うための操作、すなわち通話開
始ボタンを押し、次いで押ボタンダイヤルを押して相手
先の電話番号を入力すると、制御部12にて接続要求を
示すシリアルデータ信号が作成される。作成されたシリ
アルデータ信号はデータ変復調部27Aに供給され、こ
こで一次変調された後、送信部28Aに供給される。そ
して、送信部28Aにて二次変調された後、送信アンテ
ナ29Aを介して空中へ放射される。
【0023】空中へ放射された送信信号は、無線機11
の受信アンテナ25Bを介して受信部24Bにて受信さ
れ、ここで中間周波信号に変換された後、データ変復調
部27Bに供給される。データ変復調部27Bにてシリ
アルデータ信号が復調され、無線機11Aに供給され
る。無線機11Aに供給されたシリアルデータ信号は、
所望の周波数の搬送波に重畳された後、電力増幅されて
送信アンテナ54を介して空中へ放射される。放射され
たシリアルデータ信号は基地局にて受信された後、交換
・制御センタ(図示略)に供給される。交換・制御セン
タでは加入者管理ファイルを用いたチェックが行われ、
問題がない場合に通話チャネルの割り当てが行われ、公
衆電話回線網への交換接続が行われる。
【0024】公衆電話回線網の交換接続が行われた後、
発信者がマイクロホン15に向って話しを始めると、マ
イクロホン15から音声信号が出力されて制御部12に
入力される。この音声信号は音声信号処理部26Aに供
給され、ここで増幅,変調された後、送信部28Aで搬
送波に重畳されてからアンテナ29Aを介して空中へ放
射される。
【0025】空中へ放射された送信信号は、無線機11
の受信アンテナ25Bを介して受信部24Bにて受信さ
れ、中間周波信号に変換された後、音声信号処理部26
Bに供給される。音声信号処理部26Bにて音声信号が
復調され、無線機11Aに供給される。無線機11Aに
供給された音声信号は、所望の周波数の搬送波に重畳さ
れた後、電力増幅されて送信アンテナ54を介して空中
へ放射される。その後、基地局から公衆電話回線網を介
して相手方の電話機に音声信号が送出される。
【0026】−着信時− 公衆電話回線網側の加入者がオフフックし、そして、携
帯電話10の電話番号をダイヤルすると、公衆電話回線
網における通常の交換接続手順にしたがって交換・制御
センタに対して交換接続が行われる。そして、交換・制
御センタから複数の基地局を介して一斉呼び出しが行わ
れる。すなわち、呼出し信号よりなるシリアルデータ信
号の送信が行われる。
【0027】受信アンテナ55を介して無線機11Aに
てシリアルデータ信号が受信されると、その受信信号は
データ変復調部27Bに供給されて一次,二次変調され
た後、送信部28Bに供給される。そして、送信部28
Bから送信アンテナ29Bを介して空中へ放射される。
空中へ放射された送信信号は携帯電話10の受信アンテ
ナ25Aを介して受信部24Aにて受信され、ここで中
間周波信号に変換された後、データ変復調部27Aに供
給される。データ変復調部27Aにてシリアルデータ信
号が復調され、制御部12に供給される。
【0028】制御部12はシリアルデータ信号が入力さ
れるとスピーカ14から呼出し音を発生させ、次いで表
示部16の着信表示の発光ダイオードを点灯させる。そ
の後、応答信号を示すシリアルデータ信号を作成してデ
ータ変復調部27Aに供給する。以後、上記接続要求信
号の送出と同様の過程を経て交換・制御センタに対して
送出される。これにより回線が設定され、通話が開始さ
れる。
【0029】以上の実施例の構成において、上記携帯電
話10の受信部24A、受信アンテナ25A、送信部2
8Aおよび送信アンテナ29Aは第1の微弱電波送受信
手段100を、さらに携帯電話10の音声信号処理部2
6Aおよびデータ変復調部27Aは第1および第2の信
号処理手段101,102をそれぞれ構成する。また、
無線装置11の受信部24B、受信アンテナ25B、送
信部28Bおよび送信アンテナ29Bは第2の微弱電波
送受信手段201を、さらに無線装置11の音声信号処
理部26Bおよびデータ変復調部27Bは第3および第
4の信号処理手段201,202をそれぞれ構成する。
【0030】なお上記実施例では、音声信号処理部26
Aと制御部12およびデータ変復調部27Aと制御部1
2を信号線によってそれぞれ接続するようにしたが、コ
ネクタを使用して接続するようにしても良く、この場
合、基本部分10Aと拡張部分10Bが着脱自在にな
り、故障等の対処がしやすくなる。さらに上記実施例で
は、アナログ変復調方式を採用したが、デジタル変復調
方式を採用しても良い。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、携
帯電話と車載無線装置との間を無線で接続し、この車載
無線装置を介して携帯電話と基地局との間で回線を設定
するようにしたので、従来から市販されている携帯電話
を用いて車載電話装置を構築する場合のように携帯電話
にケーブル等を介してアンテナを接続する必要がなく、
通話時の操作性が向上するとともに、車載無線装置との
間で交信できる範囲であれば車両から降りても通話が可
能である。さらに、車載無線装置の送信出力は携帯電話
に比べて大きくできるから、安定して回線を設定できる
通話エリアを広くできる。さらにまた、携帯電話を自動
車に搭載する際、自動車電話用のハンドセットを新たに
購入する必要がないので、全体としての価格を従来より
も低く抑えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る車載携帯電話装置の一実施例を示
すブロック図である。
【図2】同実施例の送信系を示すブロック図である。
【図3】同実施例の受信系を示すブロック図である。
【図4】同実施例の車両への搭載例を示す図である。
【図5】従来の車載携帯電話装置の車両への搭載例を示
す図である。
【符号の説明】
10 携帯電話 10A 基本部分 10B 拡張部分 11 車載無線装置 11A 無線機 17 電話機部 24A 受信部 25A 受信アンテナ 26A 音声信号処理部 27A データ変復調部 28A 送信部 29A 送信アンテナ 100 第1の微弱電波送受信手段 101 第1の信号処理手段 102 第2の信号処理手段 200 第2の微弱電波送受信手段 201 第3の信号処理手段 202 第4の信号処理手段

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 公衆電話回線網に接続された基地局との
    間で無線で電話回線を設定して通話を行なう電話機部を
    有する携帯電話において、 微弱電波を送受信するアンテナを含む第1の微弱電波送
    受信手段と、 前記電話機部から送出される信号を前記第1の微弱電波
    送受信手段から発射するために前処理する第1の信号処
    理手段と、 前記第1の微弱電波送受信手段で受信した微弱電波を前
    記電話機部に送出するために前処理する第2の信号処理
    手段とを備えることを特徴とする携帯電話。
  2. 【請求項2】 公衆電話回線網に接続された基地局との
    間で車載送受信アンテナを介して無線で電話回線を設定
    して通話を行なうための無線機を有する車載無線装置に
    おいて、 請求項1の前記第1の微弱電波送受信手段から発射され
    た微弱電波を受信するとともに、前記第1の微弱電波送
    受信手段へ微弱電波を発射するアンテナを含む第2の微
    弱電波送受信手段と、 前記第2の微弱電波送受信手段で受信した信号を前記無
    線機を通して前記送受信アンテナから発射するために前
    処理する第3の信号処理手段と、 前記送受信アンテナで受信した基地局からの電波を前記
    無線機を介して受信し、前記第2の微弱電波送受信手段
    から発射するために前処理する第4の信号処理手段とを
    備えたことを特徴とする車載無線装置。
  3. 【請求項3】 公衆電話回線網に接続された基地局との
    間で無線で電話回線を設定して通話を行なう電話機部を
    有する携帯電話と、前記基地局との間で車載送受信アン
    テナを介して無線で電話回線を設定して通話を行なうた
    めの車載無線装置とを備えた車載携帯電話装置におい
    て、 前記携帯電話は、 微弱電波を送受信するアンテナを含む第1の微弱電波送
    受信手段と、 前記電話機部から送出される信号を前記第1の微弱電波
    送受信手段から発射するために前処理する第1の信号処
    理手段と、 前記第1の微弱電波送受信手段で受信した微弱電波を前
    記電話機部に送出するために前処理する第2の信号処理
    手段とを備え、 前記車載無線装置は、 前記第1の微弱電波送受信手段から発射された微弱電波
    を受信するとともに、前記第1の微弱電波送受信手段へ
    微弱電波を発射するアンテナを含む第2の微弱電波送受
    信手段と、 前記第2の微弱電波送受信手段で受信した信号を前記無
    線機を通して前記送受信アンテナから発射するために前
    処理する第3の信号処理手段と、 前記送受信アンテナで受信した基地局からの電波を前記
    無線機を介して受信し、前記第2の微弱電波送受信手段
    から発射するために前処理する第4の信号処理手段とを
    備えたことを特徴とする車載携帯電話装置。
JP4261830A 1992-09-30 1992-09-30 携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置 Pending JPH06112891A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261830A JPH06112891A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4261830A JPH06112891A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06112891A true JPH06112891A (ja) 1994-04-22

Family

ID=17367331

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4261830A Pending JPH06112891A (ja) 1992-09-30 1992-09-30 携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH06112891A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005184818A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Palo Alto Research Center Inc 車両利用型ネットワーク
US7245873B2 (en) 2003-03-28 2007-07-17 Fujitsu Limited Portable terminal, portable telephone and master slave portable telephone system using the portable terminal

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7245873B2 (en) 2003-03-28 2007-07-17 Fujitsu Limited Portable terminal, portable telephone and master slave portable telephone system using the portable terminal
US7920828B2 (en) 2003-03-28 2011-04-05 Fujitsu Limited Portable terminal, portable telephone and master slave portable telephone system using the portable terminal
US8050626B2 (en) 2003-03-28 2011-11-01 Fujitsu Limited Portable terminal and portable telephone
JP2005184818A (ja) * 2003-12-19 2005-07-07 Palo Alto Research Center Inc 車両利用型ネットワーク
JP4611729B2 (ja) * 2003-12-19 2011-01-12 パロ・アルト・リサーチ・センター・インコーポレーテッド 車両利用型ネットワーク

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6216017B1 (en) Separable cellular telephone and method for operating the same
US5930729A (en) Range extension accessory apparatus for cellular mobile telephones
JP4018211B2 (ja) 移動電話通信網と無線通信するための装置及び無線電話
US5422934A (en) Cordless range extension accessory apparatus for radio telephones
US20040038716A1 (en) Hands free mobile phone communication system as well as a mobile terminal and an audio system therefore
US5553117A (en) Vehicular communications system
WO1989004569A1 (en) Communications apparatus
JPH09186620A (ja) 通信用機器および通信方法
JPH02252329A (ja) 無線電話装置
JPH06112891A (ja) 携帯電話、車載無線装置および車載携帯電話装置
MXPA03004265A (es) Metodos y aparatos para simultaneamente comunicar voz y datos en un sistema de telefono inalambrico analogo.
JP2752994B2 (ja) 無線電話装置
KR100257202B1 (ko) 라디오수신기를내장한이동통신단말기
JPH07288566A (ja) コードレス電話装置および通信装置
EP1069753A2 (en) Communication terminal
KR100545079B1 (ko) 자동차원격시동기능이내장된휴대폰
KR100247045B1 (ko) 통화장치와 무선 송,수신장치로 분리된 이동통신 단말기
JPS5824059B2 (ja) 自動車電話不在時着信方式
JPH04335723A (ja) 無線電話装置
JP2001502870A (ja) テレコミュニケーションユニット
KR0148811B1 (ko) 주파수 공용 통신시스템의 단말기 및 그 제어방법
JP3499771B2 (ja) コードレス電話装置
JP2763713B2 (ja) 無線電話機によるモデム自動選択システム
JPH0371819B2 (ja)
KR100238523B1 (ko) 무선 전화기에서 휴대장치 이용 고정장치 제어방법