JPH06112880A - 携帯無線機 - Google Patents
携帯無線機Info
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- JPH06112880A JPH06112880A JP4261199A JP26119992A JPH06112880A JP H06112880 A JPH06112880 A JP H06112880A JP 4261199 A JP4261199 A JP 4261199A JP 26119992 A JP26119992 A JP 26119992A JP H06112880 A JPH06112880 A JP H06112880A
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Landscapes
- Telephone Set Structure (AREA)
- Mobile Radio Communication Systems (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 携帯性に優れかつ人体の影響による送受信特
性の劣化のない携帯無線機を提供することを目的とす
る。 【構成】 筐体を、1つの変曲点を持つほぼ同じ長さの
2つの部分に分け、一方の筐体に送受信用のアンテナを
備え、もう一方の筐体にバッテリを備え、バッテリを備
える筐体に無線機全体の重心が存在する様な構成とす
る。 【効果】 持ち運びが便利で送受信特性が向上するよう
になる。
性の劣化のない携帯無線機を提供することを目的とす
る。 【構成】 筐体を、1つの変曲点を持つほぼ同じ長さの
2つの部分に分け、一方の筐体に送受信用のアンテナを
備え、もう一方の筐体にバッテリを備え、バッテリを備
える筐体に無線機全体の重心が存在する様な構成とす
る。 【効果】 持ち運びが便利で送受信特性が向上するよう
になる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、移動無線通信システム
で使用される携帯無線機に関する。
で使用される携帯無線機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、移動無線の普及に伴い携帯無線機
の小形化、薄型化、低価格化が重要な課題となってい
る。最近では、持ち運びに便利な様に、超小形の携帯端
末の開発が盛んに行われている。
の小形化、薄型化、低価格化が重要な課題となってい
る。最近では、持ち運びに便利な様に、超小形の携帯端
末の開発が盛んに行われている。
【0003】しかし、これらの携帯無線機は、持ち運び
に有利な小形化を優先した結果、無線機本来の性能、操
作性、使い勝手の点で幾つかの問題がある。以下にこれ
らの例について記述する。
に有利な小形化を優先した結果、無線機本来の性能、操
作性、使い勝手の点で幾つかの問題がある。以下にこれ
らの例について記述する。
【0004】通常、携帯無線機は、携帯時には鞄の中に
入れ持ち運んだり、胸ポケットに入れたりすることが多
い。従来の携帯無線機を図26に示す。図26(a)の
携帯無線機は形状としては、バッテリ1、アンテナ2、
スピーカ3、ディスプレイ4、キーボード5、マイク6
から成っている。この様な携帯無線機9を胸ポケットに
入れて持ち運ぶ場合、胸ポケット8の中に入れたとき
に、送受信時のアンテナ放射効率を向上させる為には、
図26(b) に示す様にアンテナ2を引き出す必要があ
り、非常に持ち運びにくいという問題がある。さらに、
容量が100ccを切る様な超小形の携帯無線機になる
と、アンテナに割り当てられた体積はごく限られたもの
となるため、通常の携帯電話で使用されていたモノポー
ルアンテナ2は非常に細いものとなり、物理的な強度が
保てなくなる恐れがある。従って持ち運び時にアンテナ
2を引き出したままにしていると、アンテナ2が折れる
という恐れが常につきまとうことになる。また、この様
な細いアンテナ2を、使用する度に引き出したりまた元
に戻したりすることは、アンテナ2の物理的強度の面で
かなりの無理がある。
入れ持ち運んだり、胸ポケットに入れたりすることが多
い。従来の携帯無線機を図26に示す。図26(a)の
携帯無線機は形状としては、バッテリ1、アンテナ2、
スピーカ3、ディスプレイ4、キーボード5、マイク6
から成っている。この様な携帯無線機9を胸ポケットに
入れて持ち運ぶ場合、胸ポケット8の中に入れたとき
に、送受信時のアンテナ放射効率を向上させる為には、
図26(b) に示す様にアンテナ2を引き出す必要があ
り、非常に持ち運びにくいという問題がある。さらに、
容量が100ccを切る様な超小形の携帯無線機になる
と、アンテナに割り当てられた体積はごく限られたもの
となるため、通常の携帯電話で使用されていたモノポー
ルアンテナ2は非常に細いものとなり、物理的な強度が
保てなくなる恐れがある。従って持ち運び時にアンテナ
2を引き出したままにしていると、アンテナ2が折れる
という恐れが常につきまとうことになる。また、この様
な細いアンテナ2を、使用する度に引き出したりまた元
に戻したりすることは、アンテナ2の物理的強度の面で
かなりの無理がある。
【0005】この様な問題を解決するために、アンテナ
2を外側に引き出さずに送受信を行う、いわゆる内蔵ア
ンテナを使用することも考えられるが、この場合にはア
ンテナ2が外部に露出しないため、胸ポケット8に入れ
たままの状態で送受信を行うような場合には、やはりア
ンテナ放射効率が劣化するという問題があった。小形の
携帯無線機では、アンテナの面積的・場所的制約もあ
り、内蔵アンテナのアンテナ放射効率に関しては従来の
大形の携帯無線機よりも厳しいものとならざるを得な
い。アンテナ放射効率の劣化は、例えば、受信に関して
は、着呼時、基地局からの同胞通信、制御信号等の受信
時の受信感度の劣化を招くことになる。また、送信に関
しても、端末電源ON時やゾーン切り替え時の基地局と
の制御信号のやり取りなどにおける端末からの送信時に
おける送信電力の減衰など問題を引き起こすことにな
る。また、図26の様に、携帯無線機アンテナ2が人体
7に接近していると、送信電波が人体に吸収されてしま
う為、送信電力の低下という問題も生じていた。以上の
様に、制御信号の送受信時には、使用者が携帯無線機を
使用しているという意識のない状態で送受信が行われる
ため、アンテナの放射効率の劣化を使用者自信の操作で
防ぐことは困難である。
2を外側に引き出さずに送受信を行う、いわゆる内蔵ア
ンテナを使用することも考えられるが、この場合にはア
ンテナ2が外部に露出しないため、胸ポケット8に入れ
たままの状態で送受信を行うような場合には、やはりア
ンテナ放射効率が劣化するという問題があった。小形の
携帯無線機では、アンテナの面積的・場所的制約もあ
り、内蔵アンテナのアンテナ放射効率に関しては従来の
大形の携帯無線機よりも厳しいものとならざるを得な
い。アンテナ放射効率の劣化は、例えば、受信に関して
は、着呼時、基地局からの同胞通信、制御信号等の受信
時の受信感度の劣化を招くことになる。また、送信に関
しても、端末電源ON時やゾーン切り替え時の基地局と
の制御信号のやり取りなどにおける端末からの送信時に
おける送信電力の減衰など問題を引き起こすことにな
る。また、図26の様に、携帯無線機アンテナ2が人体
7に接近していると、送信電波が人体に吸収されてしま
う為、送信電力の低下という問題も生じていた。以上の
様に、制御信号の送受信時には、使用者が携帯無線機を
使用しているという意識のない状態で送受信が行われる
ため、アンテナの放射効率の劣化を使用者自信の操作で
防ぐことは困難である。
【0006】また、小形化という観点からは、図26の
携帯無線機ではマイク6とスピーカ3の間の距離とし
て、使用者の口と耳の距離15〜20cmが必要である
ため、必然的に小形化には限界がある。
携帯無線機ではマイク6とスピーカ3の間の距離とし
て、使用者の口と耳の距離15〜20cmが必要である
ため、必然的に小形化には限界がある。
【0007】図27は、従来の携帯無線機のもう一つの
例である。これは、折り畳み型にすることによって、小
形化を図っているタイプの携帯無線機である。使用者が
通話をする際には、マイク6のある側の筐体を開き、マ
イク6とスピーカ3の距離を15〜20cmとしてから
使用する。この様なタイプの携帯無線機では、マイク6
を折り畳んで持ち運ぶため、長さ方向に関しては、コン
パクトな状態で携帯できるので、図26に示した携帯無
線機よりは持ち運びやすいという利点がある。しかし、
アンテナ2について考えるならば、図26に示した携帯
無線機と同様の問題点がある。すなわち、携帯無線機9
を胸ポケット8に入れて持運ぶ場合に、アンテナ放射効
率を向上させるためには、図27に示す様にアンテナ2
を引き出す必要があり、持ち運びにくいという点であ
る。
例である。これは、折り畳み型にすることによって、小
形化を図っているタイプの携帯無線機である。使用者が
通話をする際には、マイク6のある側の筐体を開き、マ
イク6とスピーカ3の距離を15〜20cmとしてから
使用する。この様なタイプの携帯無線機では、マイク6
を折り畳んで持ち運ぶため、長さ方向に関しては、コン
パクトな状態で携帯できるので、図26に示した携帯無
線機よりは持ち運びやすいという利点がある。しかし、
アンテナ2について考えるならば、図26に示した携帯
無線機と同様の問題点がある。すなわち、携帯無線機9
を胸ポケット8に入れて持運ぶ場合に、アンテナ放射効
率を向上させるためには、図27に示す様にアンテナ2
を引き出す必要があり、持ち運びにくいという点であ
る。
【0008】さらに、この様な携帯無線機を超小形化し
ていくと、操作キーがあまりにも薄く小さくなるため、
特にキーボード5の物理的強度の点で問題がある。超小
形携帯機では、キーボード5として、通常シート状のキ
ーボード5が使用されるが、この様な薄いキーボードで
は、キーの操作時に、薄いパネルが湾曲してしまうなど
問題点もある。
ていくと、操作キーがあまりにも薄く小さくなるため、
特にキーボード5の物理的強度の点で問題がある。超小
形携帯機では、キーボード5として、通常シート状のキ
ーボード5が使用されるが、この様な薄いキーボードで
は、キーの操作時に、薄いパネルが湾曲してしまうなど
問題点もある。
【0009】さらに、従来における携帯無線機電話機で
は、図26に示したようにスピーカ3、マイクロフォン
6,アンテナ2、キーボード5、ディスプレイ4が外部
に面している。従って、操作用スイッチは特に操作する
必要が無い場合にも外部に露出している。
は、図26に示したようにスピーカ3、マイクロフォン
6,アンテナ2、キーボード5、ディスプレイ4が外部
に面している。従って、操作用スイッチは特に操作する
必要が無い場合にも外部に露出している。
【0010】したがって、スイッチを操作する必要の無
い時に使用者の不注意などにより誤ってスイッチが押さ
れた場合、誤動作し、装置あるいは通信回線などに悪影
響を及ぼす可能性がある。
い時に使用者の不注意などにより誤ってスイッチが押さ
れた場合、誤動作し、装置あるいは通信回線などに悪影
響を及ぼす可能性がある。
【0011】また、ディスプレイ4の表示面やキーボー
ド5の表面も汚れやすく、特にディスプレイ4が汚れ、
表示された情報が読取りにくくなると、操作が行いにく
くなる。
ド5の表面も汚れやすく、特にディスプレイ4が汚れ、
表示された情報が読取りにくくなると、操作が行いにく
くなる。
【0012】さらに、無線機の小形化に伴い、表面積も
小さくなり、キーボード5やディスプレイ4に割り当て
られる面積も小さくなる。ディスプレイ4が矮小化する
と表示可能な文字数と文字の大きさが制限され、情報が
読取りにくくなる。また、スイッチも個々の大きさとス
イッチの間隔を十分にとることができなくなり、ある特
定のスイッチを押したつもりであるにもかかわらず、目
的のスイッチの隣接するスイッチを押してしまい、装置
を誤動作させるなどの課題を有していた。
小さくなり、キーボード5やディスプレイ4に割り当て
られる面積も小さくなる。ディスプレイ4が矮小化する
と表示可能な文字数と文字の大きさが制限され、情報が
読取りにくくなる。また、スイッチも個々の大きさとス
イッチの間隔を十分にとることができなくなり、ある特
定のスイッチを押したつもりであるにもかかわらず、目
的のスイッチの隣接するスイッチを押してしまい、装置
を誤動作させるなどの課題を有していた。
【0013】一方、携帯無線機は近い将来、胸ポケット
に収納する機会が多くなると考えらられる。しかし携帯
無線機においてはアンテナの人体に対する影響が比較的
大きくなることが知られている。またモノポールアンテ
ナまたは逆Fアンテナなどの電界的アンテナは、人体が
近付くと放射効率が下がることが本願発明者らの研究結
果などにより知られている(電子情報通信学会アンテナ
伝搬研究会A・P90−50)。したがって胸ポケット
などにいれて携行する携帯無線機は、人体の影響によっ
て特性が劣化するといった問題点があった。
に収納する機会が多くなると考えらられる。しかし携帯
無線機においてはアンテナの人体に対する影響が比較的
大きくなることが知られている。またモノポールアンテ
ナまたは逆Fアンテナなどの電界的アンテナは、人体が
近付くと放射効率が下がることが本願発明者らの研究結
果などにより知られている(電子情報通信学会アンテナ
伝搬研究会A・P90−50)。したがって胸ポケット
などにいれて携行する携帯無線機は、人体の影響によっ
て特性が劣化するといった問題点があった。
【0014】また人体からアンテナを離そうと考えても
胸ポケットに無線機が入れられている場合、無線機の向
きによっては、反って人体に近付いてしまうことが予想
される。よってアンテナの向きを一定に保つことが必要
だが、意識的にポケットに収納するときに無線機の方向
を選択させることを利用者に強いるのは比較的困難であ
った。このことは特に内蔵型アンテナにおいては非常に
困難となる。また携帯無線機が小形化することに伴って
通話時においては、アンテナが人体頭部に近接すること
になり、これによって人体の影響を大きく受けるように
なることが発明者らの研究結果により明らかになってい
る。
胸ポケットに無線機が入れられている場合、無線機の向
きによっては、反って人体に近付いてしまうことが予想
される。よってアンテナの向きを一定に保つことが必要
だが、意識的にポケットに収納するときに無線機の方向
を選択させることを利用者に強いるのは比較的困難であ
った。このことは特に内蔵型アンテナにおいては非常に
困難となる。また携帯無線機が小形化することに伴って
通話時においては、アンテナが人体頭部に近接すること
になり、これによって人体の影響を大きく受けるように
なることが発明者らの研究結果により明らかになってい
る。
【0015】またアンテナによっては、取り付け方によ
って人体とは逆の方向に強く放射するものもある。しか
し上記と同様に胸ポケットなどに収納すると収納の方向
によっては上とは逆に人体の方向に強く放射してしまい
反って放射特性を劣化させてしまうことになる。
って人体とは逆の方向に強く放射するものもある。しか
し上記と同様に胸ポケットなどに収納すると収納の方向
によっては上とは逆に人体の方向に強く放射してしまい
反って放射特性を劣化させてしまうことになる。
【0016】また携帯無線機のディスプレイを使って情
報をやり取りする場合、従来の携帯無線機では、図26
に示すように、ディスプレイ4が無線機の中央付近に取
り付けられることが多かったためディスプレイ4の表示
見るためには、いちいち無線機を胸ポケット8より取り
出さねばならなかった。このような動作は、比較的頻繁
に行うには難しく、さらにこれを習慣化して常に無線機
の位置を同じ方向に向けておくようにしておくのは困難
であった。
報をやり取りする場合、従来の携帯無線機では、図26
に示すように、ディスプレイ4が無線機の中央付近に取
り付けられることが多かったためディスプレイ4の表示
見るためには、いちいち無線機を胸ポケット8より取り
出さねばならなかった。このような動作は、比較的頻繁
に行うには難しく、さらにこれを習慣化して常に無線機
の位置を同じ方向に向けておくようにしておくのは困難
であった。
【0017】またアンテナ2が人体7に近付くことによ
ってアンテナ2の入力インピーダンスが変動することが
知られている(1990年電子情報通信学会春季全国大
会B−100)。これにより携帯無線機においては、ア
ンテナ2と給電線のインピーダンスとに不整合が生じ、
アンテナ2の放射利得が低下するといった問題があっ
た。
ってアンテナ2の入力インピーダンスが変動することが
知られている(1990年電子情報通信学会春季全国大
会B−100)。これにより携帯無線機においては、ア
ンテナ2と給電線のインピーダンスとに不整合が生じ、
アンテナ2の放射利得が低下するといった問題があっ
た。
【0018】また従来の無線機の中には無線機を折り曲
げてポケット8に収納するものもあったが、これらは、
アンテナの特性をなんら改善するものではなく、それを
展開した形で胸ポケット8に収納し、さらにその状態が
無線機のアンテナにとって最適な状態となっているよう
にするのには困難な形状であった。
げてポケット8に収納するものもあったが、これらは、
アンテナの特性をなんら改善するものではなく、それを
展開した形で胸ポケット8に収納し、さらにその状態が
無線機のアンテナにとって最適な状態となっているよう
にするのには困難な形状であった。
【0019】
【発明が解決しようとする課題】この様に、従来の携帯
無線機に於いては、超小形化を意識する余り、携帯時に
於ける送受信機本来の特性が犠牲になっていた。すなわ
ち、携帯無線機を胸ポケットに入れたまま、良好に送受
信を行うには、アンテナを引き出して使用する必要があ
るが、これは小形アンテナにとっては物理的強度の点で
問題があり、また、アンテナを引き出さずに使用する
と、アンテナ放射効率の劣化を招くことになる。これ
は、受信に関しては、着呼時、基地局からの同胞通信、
制御信号等の受信時の受信感度の劣化、送信に関して
も、端末電源ON時やゾーン切り替え時の基地局との制
御信号のやり取り時などの送信電力低下などの問題であ
る。従って、携帯性を損なうこと無く、しかも携帯した
ままの状態で良好な送受信を行うことの出来る携帯無線
機が必要とされていた。また、超小形化実現の為に、携
帯無線機の物理的強度を犠牲にしているという問題があ
った。
無線機に於いては、超小形化を意識する余り、携帯時に
於ける送受信機本来の特性が犠牲になっていた。すなわ
ち、携帯無線機を胸ポケットに入れたまま、良好に送受
信を行うには、アンテナを引き出して使用する必要があ
るが、これは小形アンテナにとっては物理的強度の点で
問題があり、また、アンテナを引き出さずに使用する
と、アンテナ放射効率の劣化を招くことになる。これ
は、受信に関しては、着呼時、基地局からの同胞通信、
制御信号等の受信時の受信感度の劣化、送信に関して
も、端末電源ON時やゾーン切り替え時の基地局との制
御信号のやり取り時などの送信電力低下などの問題であ
る。従って、携帯性を損なうこと無く、しかも携帯した
ままの状態で良好な送受信を行うことの出来る携帯無線
機が必要とされていた。また、超小形化実現の為に、携
帯無線機の物理的強度を犠牲にしているという問題があ
った。
【0020】更に、従来における携帯無線機では操作時
以外においても操作スイッチやディスプレイが表面に露
出しているので、誤動作を引き起こすという欠点があっ
た。
以外においても操作スイッチやディスプレイが表面に露
出しているので、誤動作を引き起こすという欠点があっ
た。
【0021】また、胸ポケット等に入れて携行する携帯
無線機においては人体の影響を受けてアンテナ特性が劣
化してしまうという欠点があった。
無線機においては人体の影響を受けてアンテナ特性が劣
化してしまうという欠点があった。
【0022】この発明はこのような従来の課題を解決す
るためになされたもので、その第1の目的は、携帯した
ままの状態で良好な送受信が可能な携帯無線機を提供す
ることである。
るためになされたもので、その第1の目的は、携帯した
ままの状態で良好な送受信が可能な携帯無線機を提供す
ることである。
【0023】また、第2の目的は、誤動作を防止し得る
携帯無線機を提供することである。更に、第3の目的
は、人体の影響を低減でき、安定した通信を行なうこと
のできる携帯無線機を提供することである。
携帯無線機を提供することである。更に、第3の目的
は、人体の影響を低減でき、安定した通信を行なうこと
のできる携帯無線機を提供することである。
【0024】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本願第1の発明は、2個の筐体が屈曲部にて接続さ
れ、当該屈曲部で折り畳み可能に構成された携帯無線機
において、一方の筐体に電源供給用のバッテリを配設す
るとともに、他方の筐体に送受信用のアンテナを配設
し、前記バッテリ側の筐体に重心が存在すべく構成とし
たことが特徴である。
め、本願第1の発明は、2個の筐体が屈曲部にて接続さ
れ、当該屈曲部で折り畳み可能に構成された携帯無線機
において、一方の筐体に電源供給用のバッテリを配設す
るとともに、他方の筐体に送受信用のアンテナを配設
し、前記バッテリ側の筐体に重心が存在すべく構成とし
たことが特徴である。
【0025】また、第2の発明は操作用スイッチ、ディ
スプレイを有する携帯無線機において、本体表面に開閉
蓋を有し、当該開閉蓋にて覆われる本体側、又は開閉蓋
の内面に前記操作用スイッチ、ディスプレイのうち少な
くとも一方を配設したことを特徴とする。
スプレイを有する携帯無線機において、本体表面に開閉
蓋を有し、当該開閉蓋にて覆われる本体側、又は開閉蓋
の内面に前記操作用スイッチ、ディスプレイのうち少な
くとも一方を配設したことを特徴とする。
【0026】更に第3の発明は、筐体の縦方向が横方
向、奥行き方向よりも長い直方体状に構成された携帯無
線機において、当該携帯無線機の縦方向の第1の面の上
側にディスプレイを配設し、前記第1の面と対向する第
2の面にアンテナを設けたことを特徴とする。
向、奥行き方向よりも長い直方体状に構成された携帯無
線機において、当該携帯無線機の縦方向の第1の面の上
側にディスプレイを配設し、前記第1の面と対向する第
2の面にアンテナを設けたことを特徴とする。
【0027】
【作用】上述の如く構成された本願第1の発明では、電
源供給用のバッテリを有する筐体と送受信用のアンテナ
を有する筐体とが屈曲部にて折り畳み可能となってお
り、バッテリ側の筐体が重くされている。従って、胸ポ
ケットに入れる場合には、バッテリ側の筐体を胸ポケッ
ト内、アンテナ側の筐体をポケット外とし、ポケットを
挟みつけるように装着すれば、ポケット内で無線機が安
定し、かつアンテナがポケットの外に出されるので送受
信の特性が向上する。
源供給用のバッテリを有する筐体と送受信用のアンテナ
を有する筐体とが屈曲部にて折り畳み可能となってお
り、バッテリ側の筐体が重くされている。従って、胸ポ
ケットに入れる場合には、バッテリ側の筐体を胸ポケッ
ト内、アンテナ側の筐体をポケット外とし、ポケットを
挟みつけるように装着すれば、ポケット内で無線機が安
定し、かつアンテナがポケットの外に出されるので送受
信の特性が向上する。
【0028】また、本願第2の発明によれば、操作行う
時にのみスイッチは外部に露出し、そのときのみスイッ
チからの入力を受け付けるため操作とないときに誤って
スイッチを操作することによる誤動作を防ぐことができ
る。
時にのみスイッチは外部に露出し、そのときのみスイッ
チからの入力を受け付けるため操作とないときに誤って
スイッチを操作することによる誤動作を防ぐことができ
る。
【0029】したがって、従来の携帯無線機に比べスイ
ッチのストロークを小さくすることができ、薄いスイッ
チ使用することができる。
ッチのストロークを小さくすることができ、薄いスイッ
チ使用することができる。
【0030】また、開閉部の内側を利用することによ
り、開閉蓋の面積の2倍の面積を利用することができる
ため、操作用スイッチおよびディスプレイの面積を大き
く取ることができより確実な操作を行うことができる。
さらに、操作用スイッチおよびディスプレイは操作時の
み外部に露出するために汚れにくくなる。
り、開閉蓋の面積の2倍の面積を利用することができる
ため、操作用スイッチおよびディスプレイの面積を大き
く取ることができより確実な操作を行うことができる。
さらに、操作用スイッチおよびディスプレイは操作時の
み外部に露出するために汚れにくくなる。
【0031】更に、本願第3の発明では、図13に示さ
れるように携帯無線機の先端付近にディスプレイがとり
つけてあり、これによって胸ポケットに収納していても
無線機全体を取り出すこと無くディスプレイの情報を確
認できる。従ってこのように容易な動作であることか
ら、習慣化しやすくさらにこれにより無意識のうちに無
線機の位置を確認している事になる。このときにアンテ
ナをディスプレイから離れた位置になるように無線機本
体に取り付けておく事によって、アンテナは常にアンテ
ナにとって最適である人体から離れた位置に置かれるよ
うになり、人体の影響は低減される。またさらには、図
14のように胸ポケットに入れたときに携行者がディス
プレイ上の情報を見易いように、無線機本体を反り返え
らせることによって、携行者は、さらに容易に上記の動
作を行わせることができる。またこのように表裏が容易
に判別できるような形状であり、かつディスプレイを逆
に向けて収納すると収まりが悪く異物間を携行者に与
え、ディスプレイを自然と顔に対面するように収納する
ことを携行者に促すような形状となっている。またアン
テナは、ディスプレイの延長線上付近に位置しているこ
とから、ディスプレイを携行者の顔に対面するように胸
ポケットに収納すれば、アンテナは人体胸部から離れて
位置することになる。しかも通話時においてもアンテナ
は人体からなるべく離れて位置するようになることか
ら、人体頭部の影響を低減するものと予想できる。
れるように携帯無線機の先端付近にディスプレイがとり
つけてあり、これによって胸ポケットに収納していても
無線機全体を取り出すこと無くディスプレイの情報を確
認できる。従ってこのように容易な動作であることか
ら、習慣化しやすくさらにこれにより無意識のうちに無
線機の位置を確認している事になる。このときにアンテ
ナをディスプレイから離れた位置になるように無線機本
体に取り付けておく事によって、アンテナは常にアンテ
ナにとって最適である人体から離れた位置に置かれるよ
うになり、人体の影響は低減される。またさらには、図
14のように胸ポケットに入れたときに携行者がディス
プレイ上の情報を見易いように、無線機本体を反り返え
らせることによって、携行者は、さらに容易に上記の動
作を行わせることができる。またこのように表裏が容易
に判別できるような形状であり、かつディスプレイを逆
に向けて収納すると収まりが悪く異物間を携行者に与
え、ディスプレイを自然と顔に対面するように収納する
ことを携行者に促すような形状となっている。またアン
テナは、ディスプレイの延長線上付近に位置しているこ
とから、ディスプレイを携行者の顔に対面するように胸
ポケットに収納すれば、アンテナは人体胸部から離れて
位置することになる。しかも通話時においてもアンテナ
は人体からなるべく離れて位置するようになることか
ら、人体頭部の影響を低減するものと予想できる。
【0032】また折り曲がりの位置やアンテナの給電点
からの送受話器の位置を四分の一波長程度とすることに
より、人体による給電点に位置する最大電流分布に対し
て直接の影響が低減されることになる、従って人体によ
るアンテナの入力インピーダンスの変動量を低減するこ
とができる。
からの送受話器の位置を四分の一波長程度とすることに
より、人体による給電点に位置する最大電流分布に対し
て直接の影響が低減されることになる、従って人体によ
るアンテナの入力インピーダンスの変動量を低減するこ
とができる。
【0033】また服装のデザイン等から無線機が折り曲
げられる場合と折り曲げられない場合がある。従って、
折り曲げ部が可動となっていると身に付けている服装に
よって無線機の状態を選択することが可能となる。しか
し上でも述べたように、無線機の本体のうち折り曲げ部
より下の部位は、人体の影響を受けることになる。従っ
てここでも折り曲げ部をアンテナ給電線から四分の一の
波長程度とすることにより、給電点付近の電流分布に
は、大きな変動が生じなくなる。
げられる場合と折り曲げられない場合がある。従って、
折り曲げ部が可動となっていると身に付けている服装に
よって無線機の状態を選択することが可能となる。しか
し上でも述べたように、無線機の本体のうち折り曲げ部
より下の部位は、人体の影響を受けることになる。従っ
てここでも折り曲げ部をアンテナ給電線から四分の一の
波長程度とすることにより、給電点付近の電流分布に
は、大きな変動が生じなくなる。
【0034】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1(a)〜(c)は本発明が適用された携帯無
線機の第1実施例を示す構成図である。同図(a)に示
すように、この携帯無線機の筐体は、1つの変曲点を持
つほぼ同じ長さの2つの部分、10と11に分かれてい
る。(b)は本携帯無線機を開いた状態、(c)は開い
た状態を上から見た図である。本携帯無線機は筐体11
側にバッテリー14を備え、筐体10側にアンテナ12
を備えている。すなわち、バッテリ14とアンテナ12
を異なる筐体に備えていることが特徴である。
する。図1(a)〜(c)は本発明が適用された携帯無
線機の第1実施例を示す構成図である。同図(a)に示
すように、この携帯無線機の筐体は、1つの変曲点を持
つほぼ同じ長さの2つの部分、10と11に分かれてい
る。(b)は本携帯無線機を開いた状態、(c)は開い
た状態を上から見た図である。本携帯無線機は筐体11
側にバッテリー14を備え、筐体10側にアンテナ12
を備えている。すなわち、バッテリ14とアンテナ12
を異なる筐体に備えていることが特徴である。
【0035】さらに図1の例で、バッテリ14のある筐
体側にスピーカ17を備え、アンテナ12のある筐体側
にマイク18を備えている。携帯無線機を開いた使用状
態ではマイク18とスピーカ17の距離は使用上都合の
良い口と耳の距離(15〜20cm程度)になる様にさ
れている。また、バッテリー14の上側にキーボード1
6を備え、さらに、ディスプレイ19,20などを備え
ている。2つの筐体は蝶番13で接続され適宜開閉され
るようになっている。また、送受信回路15は、電気的
には送受信アンテナ12の近くに実装されることが望ま
しい為、この例ではアンテナ側の筐体に含めている。
体側にスピーカ17を備え、アンテナ12のある筐体側
にマイク18を備えている。携帯無線機を開いた使用状
態ではマイク18とスピーカ17の距離は使用上都合の
良い口と耳の距離(15〜20cm程度)になる様にさ
れている。また、バッテリー14の上側にキーボード1
6を備え、さらに、ディスプレイ19,20などを備え
ている。2つの筐体は蝶番13で接続され適宜開閉され
るようになっている。また、送受信回路15は、電気的
には送受信アンテナ12の近くに実装されることが望ま
しい為、この例ではアンテナ側の筐体に含めている。
【0036】本携帯無線機をワイシャツの胸ポケットに
入れて携帯する場合の例を図2に示す。図2で11がバ
ッテリ14のある側の筐体、10がアンテナ12のある
側の筐体である。本携帯無線機を携帯する場合には、図
2に示す様にバッテリ14のある筐体11をポケット8
の内側に入れ、アンテナ12のある筐体10をポケット
8の外側に出して、ポケット8を丁度ホチキスで挟む様
にしておく。この様にする場合、本携帯無線機は、重量
の重いバッテリ14がポケット8の内側に入るため、携
帯無線機は安定してポケット8内に収まるという特徴が
ある。さらに、アンテナ12はポケット8の外側に露出
した状態になっているため、従来の携帯無線機の携帯時
よりもアンテナ12の放射効率を良好に保てるという利
点がある。さらに使用者の人体7からはアンテナ12が
離れているため、特に送信時に於ける人体への電波の吸
収が少ないという点も優れている。尚、携帯無線機を持
ち運ぶ場合には、通常ワイシャツか背広の胸ポケットに
しまうが、夏などの背広を着ない季節もあり、この点で
本携帯無線機の様にワイシャツの胸ポケットに携帯出来
る様な形状の物がより使い勝手が良い。
入れて携帯する場合の例を図2に示す。図2で11がバ
ッテリ14のある側の筐体、10がアンテナ12のある
側の筐体である。本携帯無線機を携帯する場合には、図
2に示す様にバッテリ14のある筐体11をポケット8
の内側に入れ、アンテナ12のある筐体10をポケット
8の外側に出して、ポケット8を丁度ホチキスで挟む様
にしておく。この様にする場合、本携帯無線機は、重量
の重いバッテリ14がポケット8の内側に入るため、携
帯無線機は安定してポケット8内に収まるという特徴が
ある。さらに、アンテナ12はポケット8の外側に露出
した状態になっているため、従来の携帯無線機の携帯時
よりもアンテナ12の放射効率を良好に保てるという利
点がある。さらに使用者の人体7からはアンテナ12が
離れているため、特に送信時に於ける人体への電波の吸
収が少ないという点も優れている。尚、携帯無線機を持
ち運ぶ場合には、通常ワイシャツか背広の胸ポケットに
しまうが、夏などの背広を着ない季節もあり、この点で
本携帯無線機の様にワイシャツの胸ポケットに携帯出来
る様な形状の物がより使い勝手が良い。
【0037】本携帯無線機は、図2の様に、何かに挟み
つけるような状態で携帯するため、閉じた状態ではキー
ボード16が入力を受け付けないか、もしくは図1の
(b)の開いた状態の時のみキーボードが入力を受け付
けるようにする手段を備えておけば良い。
つけるような状態で携帯するため、閉じた状態ではキー
ボード16が入力を受け付けないか、もしくは図1の
(b)の開いた状態の時のみキーボードが入力を受け付
けるようにする手段を備えておけば良い。
【0038】次に、図3に本発明の第2実施例に係る携
帯無線機を示す。同図は携帯無線機を、ポケットなどか
ら取り出して机の上などに置いて使用する場合の例であ
る。本携帯無線機は、バッテリの裏側が平坦な形状とな
っているため、ポケットや鞄などから取り出して、机上
に置いて使用することができる。この場合には図3の様
に、バッテリーを備えた筐体11側を下にして置き、ア
ンテナを備えた筐体10を折り曲げて机の面とほぼ垂直
に立てて使用する。この場合、本携帯無線機ではバッテ
リのある筐体11はバッテリの重量が重いため、これが
重りとなり、図3の様な状態を安定して保つことが可能
である。また、筐体11と筐体10の重量のバランスの
偏りを11側に大きく採ることによって、机などに置く
ときに自然に図3の様になることも可能である。しか
も、アンテナのある筐体10を机の面と垂直に保つよう
に置いておけば、たとえ、机が金属状であっても、アン
テナは机の影響を受けること無く、良好なアンテナ特性
を保つことが可能である。尚、この状態では、図3に示
す様に、本携帯無線機を立てた状態で、文字が読める様
な向きにディスプレイ19,20が備わっていると使用
しやすい。従って、図1に示す様に、少なくとも2つの
ディスプレイ19,20を備え、それぞれのディスプレ
イ19,20は、互いに直交した向きに文字を表示する
様に備え付けられていれば、図3の様に机の上に立てて
使用する場合に便利である。
帯無線機を示す。同図は携帯無線機を、ポケットなどか
ら取り出して机の上などに置いて使用する場合の例であ
る。本携帯無線機は、バッテリの裏側が平坦な形状とな
っているため、ポケットや鞄などから取り出して、机上
に置いて使用することができる。この場合には図3の様
に、バッテリーを備えた筐体11側を下にして置き、ア
ンテナを備えた筐体10を折り曲げて机の面とほぼ垂直
に立てて使用する。この場合、本携帯無線機ではバッテ
リのある筐体11はバッテリの重量が重いため、これが
重りとなり、図3の様な状態を安定して保つことが可能
である。また、筐体11と筐体10の重量のバランスの
偏りを11側に大きく採ることによって、机などに置く
ときに自然に図3の様になることも可能である。しか
も、アンテナのある筐体10を机の面と垂直に保つよう
に置いておけば、たとえ、机が金属状であっても、アン
テナは机の影響を受けること無く、良好なアンテナ特性
を保つことが可能である。尚、この状態では、図3に示
す様に、本携帯無線機を立てた状態で、文字が読める様
な向きにディスプレイ19,20が備わっていると使用
しやすい。従って、図1に示す様に、少なくとも2つの
ディスプレイ19,20を備え、それぞれのディスプレ
イ19,20は、互いに直交した向きに文字を表示する
様に備え付けられていれば、図3の様に机の上に立てて
使用する場合に便利である。
【0039】次に、本発明の第3実施例に係る携帯無線
機について説明する。この携帯無線機は図1に示す様
に、スピーカ17とバッテリ14を同一筐体に備え、マ
イク18とアンテナ12を同一筐体に備えている。図4
は第3実施例を説明するための図である。図4で、アン
テナは、筐体11表面に実装されるかもしくは内蔵され
ているが、通話時には12に示す様に、必要に応じて携
帯無線機の下側に引き出される形式とすることは容易で
ある。この様に、マイク18側の筐体11、すなわち手
で持った時に下側になる筐体にアンテナ12を備えれ
ば、スピーカ17側の筐体10にアンテナ備えるより
も、通話時にアンテナと人体(頭部)との距離が離れる
ため、人体(頭部)による電波の吸収が少なく、良好な
アンテナ放射効率を保つことが可能となり、良好な通話
品質が保たれる。
機について説明する。この携帯無線機は図1に示す様
に、スピーカ17とバッテリ14を同一筐体に備え、マ
イク18とアンテナ12を同一筐体に備えている。図4
は第3実施例を説明するための図である。図4で、アン
テナは、筐体11表面に実装されるかもしくは内蔵され
ているが、通話時には12に示す様に、必要に応じて携
帯無線機の下側に引き出される形式とすることは容易で
ある。この様に、マイク18側の筐体11、すなわち手
で持った時に下側になる筐体にアンテナ12を備えれ
ば、スピーカ17側の筐体10にアンテナ備えるより
も、通話時にアンテナと人体(頭部)との距離が離れる
ため、人体(頭部)による電波の吸収が少なく、良好な
アンテナ放射効率を保つことが可能となり、良好な通話
品質が保たれる。
【0040】また、アンテナ12をマイク18近傍に設
置するという例は従来よりあるが、通話時に使用者の手
がアンテナに接触し、これによってアンテナの特性が変
動し、放射効率が劣化するという問題があった。しか
し、この実施例の携帯無線機に於いては、使用者は無線
機を安定に保持する為に、必然的に無線機の重心のある
バッテリ側の筐体10手で持ち、スピーカ17を耳に押
し付けるような所作をとることになる。従って、使用者
の手は、自然にアンテナ側の筐体11から遠ざかり、人
体がアンテナ特性に与える影響はより少なくなり、良好
な通信が行えるようになる。
置するという例は従来よりあるが、通話時に使用者の手
がアンテナに接触し、これによってアンテナの特性が変
動し、放射効率が劣化するという問題があった。しか
し、この実施例の携帯無線機に於いては、使用者は無線
機を安定に保持する為に、必然的に無線機の重心のある
バッテリ側の筐体10手で持ち、スピーカ17を耳に押
し付けるような所作をとることになる。従って、使用者
の手は、自然にアンテナ側の筐体11から遠ざかり、人
体がアンテナ特性に与える影響はより少なくなり、良好
な通信が行えるようになる。
【0041】また、本発明による帯無線端末に於いて
は、アンテナを図4の12の様に引き出す形式としてい
ない場合にも、キーパネルを操作するために筐体を開い
た時点で、アンテナが引き出されたのと同じ効果にな
り、この場合はアンテナを引き出す手間を省くことがで
きる。
は、アンテナを図4の12の様に引き出す形式としてい
ない場合にも、キーパネルを操作するために筐体を開い
た時点で、アンテナが引き出されたのと同じ効果にな
り、この場合はアンテナを引き出す手間を省くことがで
きる。
【0042】また、超小形無線機は、物理的な強度の点
で問題があり、特に何回もキー操作をするキーボード周
辺が破損しやすい、もしくは薄いキーパネルが湾曲して
しまう等の問題があることは良く知られている。そこ
で、上記第1〜第3実施例では図1に示す様に、情報入
力のためのキーボード16と、前記情報を表示するため
の表示ディスプレイ20とを備え、少なくともキーボー
ド16とバッテリ14を同一の筐体に備え、さらに、同
図(b)に示す様に、キーボード16はバッテリ14の
上面に備えられている。従って、キーボード16を押し
た時に、重量の重いバッテリ14がキーボード16から
の圧力を支える形となり、キーボードパネル面は、操作
時にも湾曲することはなく、物理的に十分な強度を備え
ることが可能となり、キーボード16の破損を未然に防
ぐことが出来る。
で問題があり、特に何回もキー操作をするキーボード周
辺が破損しやすい、もしくは薄いキーパネルが湾曲して
しまう等の問題があることは良く知られている。そこ
で、上記第1〜第3実施例では図1に示す様に、情報入
力のためのキーボード16と、前記情報を表示するため
の表示ディスプレイ20とを備え、少なくともキーボー
ド16とバッテリ14を同一の筐体に備え、さらに、同
図(b)に示す様に、キーボード16はバッテリ14の
上面に備えられている。従って、キーボード16を押し
た時に、重量の重いバッテリ14がキーボード16から
の圧力を支える形となり、キーボードパネル面は、操作
時にも湾曲することはなく、物理的に十分な強度を備え
ることが可能となり、キーボード16の破損を未然に防
ぐことが出来る。
【0043】図5(a),(b)は本発明の第4実施例
に係る携帯無線機を示す構成図である。同図において、
スイッチ25は電源スイッチであり、21は開閉蓋であ
る。22は開閉部の内側に設置された操作用スイッチ、
また23はディスプレイである。開閉蓋21はこれらの
スイッチ22やディスプレイ23を操作するときに開け
られる。送信の場合、開閉蓋21を開け、ディスプレイ
23を見ながらスイッチ操作を行い、操作を終了した後
開閉蓋21を閉じて、マイクロフォン18、およびスピ
ーカ17によって通話する。通話終了時には開閉蓋を閉
じたまま無線機の上側面に配置されたスイッチ24を押
すことによってオンフックする。
に係る携帯無線機を示す構成図である。同図において、
スイッチ25は電源スイッチであり、21は開閉蓋であ
る。22は開閉部の内側に設置された操作用スイッチ、
また23はディスプレイである。開閉蓋21はこれらの
スイッチ22やディスプレイ23を操作するときに開け
られる。送信の場合、開閉蓋21を開け、ディスプレイ
23を見ながらスイッチ操作を行い、操作を終了した後
開閉蓋21を閉じて、マイクロフォン18、およびスピ
ーカ17によって通話する。通話終了時には開閉蓋を閉
じたまま無線機の上側面に配置されたスイッチ24を押
すことによってオンフックする。
【0044】また、待機時にも開閉蓋21を閉じてお
き、呼び出しがあった場合にはスイッチ24を押すこと
によってオンフックする。
き、呼び出しがあった場合にはスイッチ24を押すこと
によってオンフックする。
【0045】携帯無線機の上側面あるいは下側面は操作
を行う者に触れる確率が他の面に比べ低いので、操作の
便宜上開閉部内に配置を希望しないスイッチは上側面あ
るいは下側面に配置し、誤操作しにくくする。アンテナ
12は開閉面の回転軸の中心に配置することにより、特
に余分な体積を必要とせずに、伸縮可能なアンテナ12
を装備することができる。
を行う者に触れる確率が他の面に比べ低いので、操作の
便宜上開閉部内に配置を希望しないスイッチは上側面あ
るいは下側面に配置し、誤操作しにくくする。アンテナ
12は開閉面の回転軸の中心に配置することにより、特
に余分な体積を必要とせずに、伸縮可能なアンテナ12
を装備することができる。
【0046】アンテナ12は開閉蓋21を開き操作して
いる間は地面に対して平行になる。通常、無線機の電波
は垂直偏波であるので、この操作時には送受信特性の劣
化が生じる可能性がある。そこで、開閉蓋21内部にア
ンテナ26を内蔵し、開閉蓋21を開いて操作している
ときでも特性の劣化を押さえる。例えばアンテナ26の
高さは波長λに対し、λ/15以上あればモノポールア
ンテナの帯域特性とほぼ同等になる。(図11,12参
照)したがって、アンテナ26が無線機を横向きにし、
開閉蓋21を開けたとき、垂直偏波を有効に送受できる
位置に開閉蓋21に内蔵できるように、開閉蓋21の寸
法は定められる。
いる間は地面に対して平行になる。通常、無線機の電波
は垂直偏波であるので、この操作時には送受信特性の劣
化が生じる可能性がある。そこで、開閉蓋21内部にア
ンテナ26を内蔵し、開閉蓋21を開いて操作している
ときでも特性の劣化を押さえる。例えばアンテナ26の
高さは波長λに対し、λ/15以上あればモノポールア
ンテナの帯域特性とほぼ同等になる。(図11,12参
照)したがって、アンテナ26が無線機を横向きにし、
開閉蓋21を開けたとき、垂直偏波を有効に送受できる
位置に開閉蓋21に内蔵できるように、開閉蓋21の寸
法は定められる。
【0047】開閉蓋21が閉じている状態では、開閉蓋
21内のスイッチ22からの入力を受付けない。また、
ディスプレイ23の表示を消す。アンテナは12によっ
て送受信する。開閉蓋21を開いている状態では開閉蓋
21内のスイッチ22から入力が行え、ディスプレイ2
3に情報を表示する。また、アンテナは開閉蓋内蔵アン
テナ26により、送受信を行う。
21内のスイッチ22からの入力を受付けない。また、
ディスプレイ23の表示を消す。アンテナは12によっ
て送受信する。開閉蓋21を開いている状態では開閉蓋
21内のスイッチ22から入力が行え、ディスプレイ2
3に情報を表示する。また、アンテナは開閉蓋内蔵アン
テナ26により、送受信を行う。
【0048】図6にブロック図を示す。開閉の検出はス
イッチ31により行う。スイッチ31のオン・オフを開
閉検出回路32によって検出し、開閉状態を判定する。
判定結果の情報は開閉蓋内スイッチ制御回路33、ディ
スプレイ制御回路35、アンテナ切り替え回路37に送
られる。スイッチ制御回路33は開閉蓋21が開いてい
るならばスイッチ34からの入力を受けつけ、閉じてい
るならば入力を受けつけないように制御する。ディスプ
レイ制御回路35は開閉蓋21が開いている状態ならば
表示を行い、閉じているときにはディスプレイの電源を
オフにする制御を行う。アンテナ切り替え回路37は開
いているときには開閉蓋21内アンテナ26から送受信
を行い、閉じているときには、アンテナ12から送受信
を行うように制御する。
イッチ31により行う。スイッチ31のオン・オフを開
閉検出回路32によって検出し、開閉状態を判定する。
判定結果の情報は開閉蓋内スイッチ制御回路33、ディ
スプレイ制御回路35、アンテナ切り替え回路37に送
られる。スイッチ制御回路33は開閉蓋21が開いてい
るならばスイッチ34からの入力を受けつけ、閉じてい
るならば入力を受けつけないように制御する。ディスプ
レイ制御回路35は開閉蓋21が開いている状態ならば
表示を行い、閉じているときにはディスプレイの電源を
オフにする制御を行う。アンテナ切り替え回路37は開
いているときには開閉蓋21内アンテナ26から送受信
を行い、閉じているときには、アンテナ12から送受信
を行うように制御する。
【0049】開閉蓋21の開閉を検出するスイッチの例
を図7(a)〜(c)に示す。スイッチは導体片41を
具備したJ字形の絶縁体43と、導体片42を具備した
J字形の絶縁体44が開閉蓋21の回転軸47を中心に
組み合わし構成される。J字形絶縁体の内部には導線が
通り、導体片とJ字形絶縁体の他方を電気的に結合す
る。
を図7(a)〜(c)に示す。スイッチは導体片41を
具備したJ字形の絶縁体43と、導体片42を具備した
J字形の絶縁体44が開閉蓋21の回転軸47を中心に
組み合わし構成される。J字形絶縁体の内部には導線が
通り、導体片とJ字形絶縁体の他方を電気的に結合す
る。
【0050】開閉蓋21を閉じた状態では同図(b)に
示すように導体片41と導体片42は離れた位置にあり
電気的には絶縁される。蓋21を開け始めると同図
(c)に示すように導体片は回転軸を中心に動き、十分
開かれると導体片41と導体片42は接触し、電気的に
接続される。さらに、導体片の先がもう一方のJ字形絶
縁体に当たることにより、ストッパーの役目も果たし、
操作するのに適切な角度に開き、保持することができ
る。
示すように導体片41と導体片42は離れた位置にあり
電気的には絶縁される。蓋21を開け始めると同図
(c)に示すように導体片は回転軸を中心に動き、十分
開かれると導体片41と導体片42は接触し、電気的に
接続される。さらに、導体片の先がもう一方のJ字形絶
縁体に当たることにより、ストッパーの役目も果たし、
操作するのに適切な角度に開き、保持することができ
る。
【0051】本体と開閉蓋21内との電気的結合は図8
(a)のようにして実現できる。本方法により開閉蓋2
5の開閉状況にかかわらず、導体51と導体52は接触
し、常に電気的な結合を持つ。
(a)のようにして実現できる。本方法により開閉蓋2
5の開閉状況にかかわらず、導体51と導体52は接触
し、常に電気的な結合を持つ。
【0052】また、同図(b)に示すように導体51と
導体52との間に誘電体55を挿入することにより、交
流的な結合を作ることができる。
導体52との間に誘電体55を挿入することにより、交
流的な結合を作ることができる。
【0053】次に、上記した第4実施例の変形例につい
て説明する。本体内回路と開閉蓋内回路の電気的な結合
の手段としては、図9に示すように導線を開閉蓋の回転
軸中に通すこともできる。中空パイプ58,59,56
は継ぎ足すことで、1本の回転軸を構成している。ま
た、56,58,59とは独立に回転することができ
る。中空パイプはガイド付きの穴を開けておき、その穴
を通じて導線61を中空パイプの中に通す。導線の両端
はそれぞれ開閉蓋内回路と本体内回路に接続される。ま
た、導線は回転によって電気的接触が生じないようにそ
れぞれ絶縁体で覆っておく。
て説明する。本体内回路と開閉蓋内回路の電気的な結合
の手段としては、図9に示すように導線を開閉蓋の回転
軸中に通すこともできる。中空パイプ58,59,56
は継ぎ足すことで、1本の回転軸を構成している。ま
た、56,58,59とは独立に回転することができ
る。中空パイプはガイド付きの穴を開けておき、その穴
を通じて導線61を中空パイプの中に通す。導線の両端
はそれぞれ開閉蓋内回路と本体内回路に接続される。ま
た、導線は回転によって電気的接触が生じないようにそ
れぞれ絶縁体で覆っておく。
【0054】本手法は開閉蓋21と本体の結合部の防
水、防塵を行いやすい。さらに中空パイプ内にしきり6
0を具備することで電気的接続部の防水、防塵を高め
る。
水、防塵を行いやすい。さらに中空パイプ内にしきり6
0を具備することで電気的接続部の防水、防塵を高め
る。
【0055】またアンテナ12は回転軸と平行で位置を
ずらして配置し、図10に示すように回転蓋21にスト
ッパ62を具備することで、ストッパ62とアンテナ1
2の保護カバー63によって、操作するのに適切な角度
に開き、保持することができる。
ずらして配置し、図10に示すように回転蓋21にスト
ッパ62を具備することで、ストッパ62とアンテナ1
2の保護カバー63によって、操作するのに適切な角度
に開き、保持することができる。
【0056】次に、本発明の第5実施例について説明す
る。図13は第5実施例に係る携帯無線機を示す構成図
である。図示のように、アンテナ2は、送受話口4,6
とディスプレイ4とキーボード5が取り付けられている
面に隣接した面上でしかも先の面からなるべく離れた位
置に取り付けられている。さらにディスプレイ4はアン
テナの極近傍に置かれており、使用者の胸ポケットに収
まっているときにはこのディスプレイ4が使用者の顔と
対面するように収納されることになる。
る。図13は第5実施例に係る携帯無線機を示す構成図
である。図示のように、アンテナ2は、送受話口4,6
とディスプレイ4とキーボード5が取り付けられている
面に隣接した面上でしかも先の面からなるべく離れた位
置に取り付けられている。さらにディスプレイ4はアン
テナの極近傍に置かれており、使用者の胸ポケットに収
まっているときにはこのディスプレイ4が使用者の顔と
対面するように収納されることになる。
【0057】図14は本発明の第6実施例を示す構成図
である。同図において、アンテナ2は、λ/4程度の長
さのモノポールアンテナである。無線機の金属筐体65
は、受話口であるスピーカ3とディスプレイ4の間でく
の字に折れ曲がっている。この図に於ける折り曲げ角は
30度程度である。アンテナ2はディスプレイ4の取付
けられている金属筐体面に沿ってその延長線上に取り付
けられている。アンテナ2は弾力に富む誘電体例えばビ
ニールのレドーム66で覆い、中のモノポールアンテナ
の素子は、非常に径の細いばね67例えば、直径が百分
の一波長程度のばねによって作られるかまたは直径が百
分の一波長程度の線によって作られる。送受話口間の距
離は、15cm程度としている。
である。同図において、アンテナ2は、λ/4程度の長
さのモノポールアンテナである。無線機の金属筐体65
は、受話口であるスピーカ3とディスプレイ4の間でく
の字に折れ曲がっている。この図に於ける折り曲げ角は
30度程度である。アンテナ2はディスプレイ4の取付
けられている金属筐体面に沿ってその延長線上に取り付
けられている。アンテナ2は弾力に富む誘電体例えばビ
ニールのレドーム66で覆い、中のモノポールアンテナ
の素子は、非常に径の細いばね67例えば、直径が百分
の一波長程度のばねによって作られるかまたは直径が百
分の一波長程度の線によって作られる。送受話口間の距
離は、15cm程度としている。
【0058】図15は本発明の第7実施例を示す構成図
である。この場合無線機筐体65全体が湾曲している。
アンテナ2は逆Fアンテナ69を用いている。アンテナ
2は直径が百分の一程度の太さの導体線によって作られ
るかまたは誘電体基板上にエッチングなどで作られる。
これに誘電体のレドーム68を被せて構成されている。
である。この場合無線機筐体65全体が湾曲している。
アンテナ2は逆Fアンテナ69を用いている。アンテナ
2は直径が百分の一程度の太さの導体線によって作られ
るかまたは誘電体基板上にエッチングなどで作られる。
これに誘電体のレドーム68を被せて構成されている。
【0059】図16は本発明の第8実施例を示す構成図
である。この場合無線機筐体65の上部が斜めに削られ
ており、この部分のディスプレイ4が設置されている。
アンテナ2はレドーム68を被せたノーマルモードのヘ
リカルアンテナで、この場合無線機筐体の長軸に平行に
取付けられている。
である。この場合無線機筐体65の上部が斜めに削られ
ており、この部分のディスプレイ4が設置されている。
アンテナ2はレドーム68を被せたノーマルモードのヘ
リカルアンテナで、この場合無線機筐体の長軸に平行に
取付けられている。
【0060】図17,18は本発明の第9実施例を示す
構成図である。この場合無線機筐体は折り曲げが可能で
あり、展開したときの下部にあたる部分の両端にあたる
円柱型の膨みはバッテリボックスである。無線機の送受
信部は、集積化技術によって小型軽量化が進むが電源部
であるバッテリは集積化が困難であることから現在の状
態のそのままの大きさと重量を持って残ることが予想さ
れる。この時にこの様バッテリを無線機下部に配置した
ことで、展開して平面に無線機を配置したときに無線機
が安定して立っていることが可能となる。このとき無線
機は、その上部にアンテナ2が配置されていることか
ら、この様に安定して立っていられることは、アンテナ
2で電波を送受するのに都合が良い。また無線機を手で
保持して通信を行っているときにバッテリがある側を持
ったほうが無線機が安定するため、無意識のうちに無線
機下部を手で保持することからアンテナ2から手が離れ
ることからアンテナ2にたいする手の影響が低減され
る。
構成図である。この場合無線機筐体は折り曲げが可能で
あり、展開したときの下部にあたる部分の両端にあたる
円柱型の膨みはバッテリボックスである。無線機の送受
信部は、集積化技術によって小型軽量化が進むが電源部
であるバッテリは集積化が困難であることから現在の状
態のそのままの大きさと重量を持って残ることが予想さ
れる。この時にこの様バッテリを無線機下部に配置した
ことで、展開して平面に無線機を配置したときに無線機
が安定して立っていることが可能となる。このとき無線
機は、その上部にアンテナ2が配置されていることか
ら、この様に安定して立っていられることは、アンテナ
2で電波を送受するのに都合が良い。また無線機を手で
保持して通信を行っているときにバッテリがある側を持
ったほうが無線機が安定するため、無意識のうちに無線
機下部を手で保持することからアンテナ2から手が離れ
ることからアンテナ2にたいする手の影響が低減され
る。
【0061】図19は本発明の第10実施例を示す構成
図である。この場合も第9実施例と同様に無線機筐体6
5は折り曲げが可能であり、キーボード5の横の膨みは
バッテリボックスである。第9実施例とは、マイク6お
よびスピーカ3の位置が逆になっている。またこの場合
ダイヤルをするときには、折り畳んだ状態において行
う。アンテナ2は、逆Fアンテナであり、プリント基板
のうえにエッチングによって作られている。
図である。この場合も第9実施例と同様に無線機筐体6
5は折り曲げが可能であり、キーボード5の横の膨みは
バッテリボックスである。第9実施例とは、マイク6お
よびスピーカ3の位置が逆になっている。またこの場合
ダイヤルをするときには、折り畳んだ状態において行
う。アンテナ2は、逆Fアンテナであり、プリント基板
のうえにエッチングによって作られている。
【0062】図20は本発明の第11実施例を示す構成
図である。アンテナ2の実装形式は2つ考えられる。ま
ず図中の(b)では金属シャーシ71は、内部の無線機
の無線回路部を有してあり、これらのシールドを行う目
的で筐体65内部に収められているものである。この場
合マイクロストリップアンテナ72は、誘電体73を挟
んでこのシャーシ71に取り付けられている。また
(c)では、アンテナは他の部品76などが実装されて
いる基板77に実装されているものである。またこれら
のアンテナは、無線機が組み上がった状態では送受話器
3,6と相対する面に取り付けられる。
図である。アンテナ2の実装形式は2つ考えられる。ま
ず図中の(b)では金属シャーシ71は、内部の無線機
の無線回路部を有してあり、これらのシールドを行う目
的で筐体65内部に収められているものである。この場
合マイクロストリップアンテナ72は、誘電体73を挟
んでこのシャーシ71に取り付けられている。また
(c)では、アンテナは他の部品76などが実装されて
いる基板77に実装されているものである。またこれら
のアンテナは、無線機が組み上がった状態では送受話器
3,6と相対する面に取り付けられる。
【0063】図21は本発明の第12実施例を示す構成
図である。この場合アンテナ78は、板状逆F型アンテ
ナであり、送受話器と相対する面に取り付けられる。実
装方法は図20と同様である。同図(b)では金属シャ
ーシ71は、内部に無線機の無線回路部を有しており、
これらのシールドを行う目的で筐体65内部に収められ
ているものである。この場合逆Fアンテナ78は、誘電
体73を挟んでこのシャーシ71に取り付けられてい
る。このとき短絡線74と給電線75は、スルーホール
によって各々金属シャーシ71及び給電点79と接続さ
れている。また同図(c)では、アンテナは他の部品7
6などが実装されている基板77に実装されているもの
である。またこれらのアンテナは、無線機が組み上がっ
た状態では送受話器3,6と相対する面に取り付けられ
る。また同図(b),(c)ともにアンテナの給電点7
9と短絡線74は図中の無線機のなるべく上の方に取り
付けている。
図である。この場合アンテナ78は、板状逆F型アンテ
ナであり、送受話器と相対する面に取り付けられる。実
装方法は図20と同様である。同図(b)では金属シャ
ーシ71は、内部に無線機の無線回路部を有しており、
これらのシールドを行う目的で筐体65内部に収められ
ているものである。この場合逆Fアンテナ78は、誘電
体73を挟んでこのシャーシ71に取り付けられてい
る。このとき短絡線74と給電線75は、スルーホール
によって各々金属シャーシ71及び給電点79と接続さ
れている。また同図(c)では、アンテナは他の部品7
6などが実装されている基板77に実装されているもの
である。またこれらのアンテナは、無線機が組み上がっ
た状態では送受話器3,6と相対する面に取り付けられ
る。また同図(b),(c)ともにアンテナの給電点7
9と短絡線74は図中の無線機のなるべく上の方に取り
付けている。
【0064】図22は本発明の第13実施例を示す構成
図である。図に示されている通り、スピーカ3は、ノー
マルモードのヘリカルアンテナ101が取り付けられて
いる面から四分の一波長離れているところに取り付けら
れている。
図である。図に示されている通り、スピーカ3は、ノー
マルモードのヘリカルアンテナ101が取り付けられて
いる面から四分の一波長離れているところに取り付けら
れている。
【0065】図23は本発明の第14実施例を示す構成
図である。この例は図22の例と同様にスピーカ3は、
モノポールアンテナ2が取り付けられている面から四分
の一波長離れているところに取り付けられ、さらにこの
例では、筐体65は、スピーカ3の真上で折れ曲がって
いる。
図である。この例は図22の例と同様にスピーカ3は、
モノポールアンテナ2が取り付けられている面から四分
の一波長離れているところに取り付けられ、さらにこの
例では、筐体65は、スピーカ3の真上で折れ曲がって
いる。
【0066】図24は本発明の第15実施例を示す構成
図である。この例においても図22の例と同様に、スピ
ーカ3は、逆Fアンテナ69が取り付けられている給電
点から約四分の一波長離れているところに取り付けら
れ、さらにこの例では、筐体65は、スピーカ3の真上
で傾斜構造となっている。
図である。この例においても図22の例と同様に、スピ
ーカ3は、逆Fアンテナ69が取り付けられている給電
点から約四分の一波長離れているところに取り付けら
れ、さらにこの例では、筐体65は、スピーカ3の真上
で傾斜構造となっている。
【0067】図25は本発明の第16実施例を示す構成
図である。この例では、無線機筐体65aと65bは、
蝶番い部80によって折り曲げが可能となっている。さ
らに蝶番い部80は逆Fアンテナ69の給電点79から
約四分の一波長離れているところに設置され、さらに無
線機筐体65b内には、高周波回路部を内蔵させること
により、蝶番い部80内に高周波線を通す必要がなくな
り、折り曲げによる無線機の性能劣化が低減される。
図である。この例では、無線機筐体65aと65bは、
蝶番い部80によって折り曲げが可能となっている。さ
らに蝶番い部80は逆Fアンテナ69の給電点79から
約四分の一波長離れているところに設置され、さらに無
線機筐体65b内には、高周波回路部を内蔵させること
により、蝶番い部80内に高周波線を通す必要がなくな
り、折り曲げによる無線機の性能劣化が低減される。
【0068】
【発明の効果】以上説明したように、本願第1の発明で
は、携帯無線機を構成する筐体が1つの変曲点を持つほ
ぼ同じ長さの2つの部分に分かれており、一方の筐体に
送受信用のアンテナを備え、もう一方の筐体にバッテリ
を備えていることによって、携帯性に優れ、アンテナ放
射効率の高い、超小形ながらも良好な送受信特性を備え
た携帯無線機を実現することができる。また、携帯時以
外でも、例えば机の上に置いて使用する時でも使い勝手
が良い携帯無線機を実現できる。
は、携帯無線機を構成する筐体が1つの変曲点を持つほ
ぼ同じ長さの2つの部分に分かれており、一方の筐体に
送受信用のアンテナを備え、もう一方の筐体にバッテリ
を備えていることによって、携帯性に優れ、アンテナ放
射効率の高い、超小形ながらも良好な送受信特性を備え
た携帯無線機を実現することができる。また、携帯時以
外でも、例えば机の上に置いて使用する時でも使い勝手
が良い携帯無線機を実現できる。
【0069】また、スピーカとバッテリを同一筐体に備
え、マイクとアンテナを同一筐体に備えることによっ
て、通話時にアンテナと人体(頭部)との距離が離れる
ため、人体(頭部)による電波の吸収が少なく、良好な
アンテナ放射効率を保つことが可能となり、良好な通話
品質が保たれる。又、バッテリ側の筐体に重心を持たせ
ることにより、使用者の手が自然にアンテナ側の筐体か
ら遠ざかるため、人体がアンテナ特性に与える影響を少
なくすることが出来る。
え、マイクとアンテナを同一筐体に備えることによっ
て、通話時にアンテナと人体(頭部)との距離が離れる
ため、人体(頭部)による電波の吸収が少なく、良好な
アンテナ放射効率を保つことが可能となり、良好な通話
品質が保たれる。又、バッテリ側の筐体に重心を持たせ
ることにより、使用者の手が自然にアンテナ側の筐体か
ら遠ざかるため、人体がアンテナ特性に与える影響を少
なくすることが出来る。
【0070】更に、情報入力のためのキーボードとバッ
テリを同一筐体に備えていることによって、キーボード
を押した時にも、重量の重いバッテリがキーボードから
の圧力を支える形となるため、携帯無線機として物理的
に十分な強度を備えることが出来る。
テリを同一筐体に備えていることによって、キーボード
を押した時にも、重量の重いバッテリがキーボードから
の圧力を支える形となるため、携帯無線機として物理的
に十分な強度を備えることが出来る。
【0071】また、本願第2の発明では携帯無線機の面
のすべてもしくは一部を開閉可能な面にしその内側に操
作用スイッチの一部、あるいはディスプレイもしくはそ
の両方を配置することによって、操作時以外は外部に露
出しないため、誤操作を防ぐことができ、また、操作用
スイッチの表面やディスプレイの表示面が汚れにくくな
り、さらに、開閉部の内側を利用することにより、開閉
蓋の面積の2倍の面積を利用することができるため、操
作用スイッチおよびディスプレイの面積を大きく取るこ
とができ、より確実な操作を行うことができる。
のすべてもしくは一部を開閉可能な面にしその内側に操
作用スイッチの一部、あるいはディスプレイもしくはそ
の両方を配置することによって、操作時以外は外部に露
出しないため、誤操作を防ぐことができ、また、操作用
スイッチの表面やディスプレイの表示面が汚れにくくな
り、さらに、開閉部の内側を利用することにより、開閉
蓋の面積の2倍の面積を利用することができるため、操
作用スイッチおよびディスプレイの面積を大きく取るこ
とができ、より確実な操作を行うことができる。
【0072】また、開閉蓋にアンテナを設置することで
開閉蓋内の操作用スイッチの操作時にも、垂直偏波アン
テナを用いることができるため、操作しているときでも
特性の劣化を押さえることができる。
開閉蓋内の操作用スイッチの操作時にも、垂直偏波アン
テナを用いることができるため、操作しているときでも
特性の劣化を押さえることができる。
【0073】更に、本願第3の発明では、アンテナをデ
ィスプレイから離れた位置になるように無線機本体に取
り付けておく事によって、アンテナは常にアンテナにと
って最適である人体から離れた位置に置かれるようにな
り、人体の影響は低減される。また、胸ポケットに入れ
たときに携行者がディスプレイ上の情報を見易いよう
に、無線機本体を反り返えらせることによって、携行者
は、容易に情報を認識することができるという効果が得
られる。
ィスプレイから離れた位置になるように無線機本体に取
り付けておく事によって、アンテナは常にアンテナにと
って最適である人体から離れた位置に置かれるようにな
り、人体の影響は低減される。また、胸ポケットに入れ
たときに携行者がディスプレイ上の情報を見易いよう
に、無線機本体を反り返えらせることによって、携行者
は、容易に情報を認識することができるという効果が得
られる。
【図1】本発明の第1実施例に係る携帯無線機の構成図
である。
である。
【図2】第1実施例に係る携帯無線機を胸ポケットに入
れたときの状態を示す説明図である。
れたときの状態を示す説明図である。
【図3】本発明の第2実施例に係る携帯無線機の構成図
ある。
ある。
【図4】アンテナをマイク側に取り付けた例を示す説明
図である。
図である。
【図5】本発明の第4実施例に係る携帯無線機の構成図
である。
である。
【図6】第4実施例に係る携帯無線機の概略的な構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図7】開閉蓋の開閉検出スイッチの例を示す構成図で
ある。
ある。
【図8】開閉蓋と本体との電気的な接続を示す説明図で
ある。
ある。
【図9】第4実施例の変形例を示す構成図である。
【図10】開閉蓋の開く角度を好適とする例を示す説明
図である。
図である。
【図11】アンテナの帯域特性を示す説明図である。
【図12】アンテナの帯域特性を示す説明図である。
【図13】本発明の第5実施例に係る携帯無線機の構成
図である。
図である。
【図14】本発明の第6実施例に係る携帯無線機の構成
図である。
図である。
【図15】本発明の第7実施例に係る携帯無線機の構成
図である。
図である。
【図16】本発明の第8実施例に係る携帯無線機の構成
図である。
図である。
【図17】本発明の第9実施例に係る携帯無線機の構成
図である。
図である。
【図18】第9実施例の変形例を示す構成図である。
【図19】本発明の第10実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図20】本発明の第11実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図21】本発明の第12実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図22】本発明の第13実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図23】本発明の第14実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図24】本発明の第15実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図25】本発明の第16実施例に係る携帯無線機の構
成図である。
成図である。
【図26】本発明が適用されない従来の携帯無線機を示
す構成図である。
す構成図である。
【図27】本発明が適用されない従来の携帯無線機を示
す構成図である。
す構成図である。
1 バッテリ 2 アンテナ 3 スピーカ 4 ディ
スプレイ 5 キーボード 6 マイク 7 人体 8 ポケット
10,11 筐体 12 アンテナ 13 蝶番 14 バッテリ 21
開閉蓋 65 筐体 66,68 レドーム 67 ばね 69 逆F字形ア
ンテナ 71 金属シャーシ 72 マイクロストリップアンテ
ナ 73 誘電体
スプレイ 5 キーボード 6 マイク 7 人体 8 ポケット
10,11 筐体 12 アンテナ 13 蝶番 14 バッテリ 21
開閉蓋 65 筐体 66,68 レドーム 67 ばね 69 逆F字形ア
ンテナ 71 金属シャーシ 72 マイクロストリップアンテ
ナ 73 誘電体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 農人 克也 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝総合研究所内 (72)発明者 関根 秀一 神奈川県川崎市幸区小向東芝町1 株式会 社東芝総合研究所内
Claims (3)
- 【請求項1】 2個の筐体が屈曲部にて接続され、当該
屈曲部で折り畳み可能に構成された携帯無線機におい
て、 一方の筐体に電源供給用のバッテリを配設するととも
に、他方の筐体に送受信用のアンテナを配設し、前記バ
ッテリ側の筐体に重心が存在すべく構成としたことを特
徴とする携帯無線機。 - 【請求項2】 操作用スイッチ、ディスプレイを有する
携帯無線機において、 本体表面に開閉蓋を有し、当該開閉蓋にて覆われる本体
側、又は開閉蓋の内面に前記操作用スイッチ、ディスプ
レイのうち少なくとも一方を配設したことを特徴とする
携帯無線機。 - 【請求項3】 筐体の縦方向が横方向、奥行き方向より
も長い直方体状に構成された携帯無線機において、 当該携帯無線機の縦方向の第1の面の上側にディスプレ
イを配設し、前記第1の面と対向する第2の面にアンテ
ナを設けたことを特徴とする携帯無線機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4261199A JPH06112880A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 携帯無線機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4261199A JPH06112880A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 携帯無線機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06112880A true JPH06112880A (ja) | 1994-04-22 |
Family
ID=17358523
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4261199A Pending JPH06112880A (ja) | 1992-09-30 | 1992-09-30 | 携帯無線機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06112880A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7010334B2 (en) | 2001-08-23 | 2006-03-07 | Nec Corporation | Folding portable radio communication device |
US7031744B2 (en) | 2000-12-01 | 2006-04-18 | Nec Corporation | Compact cellular phone |
JP2006121373A (ja) * | 2004-10-21 | 2006-05-11 | Kyocera Corp | 無線通信端末 |
US8121657B2 (en) | 2008-02-27 | 2012-02-21 | Kyocera Corporation | Portable electronic device |
USRE43370E1 (en) | 1995-11-24 | 2012-05-08 | Nokia Corporation | Communication device with two modes of operation |
-
1992
- 1992-09-30 JP JP4261199A patent/JPH06112880A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
USRE43370E1 (en) | 1995-11-24 | 2012-05-08 | Nokia Corporation | Communication device with two modes of operation |
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JP4689229B2 (ja) * | 2004-10-21 | 2011-05-25 | 京セラ株式会社 | 無線通信端末 |
US8121657B2 (en) | 2008-02-27 | 2012-02-21 | Kyocera Corporation | Portable electronic device |
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